二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【ポケスペ】あなたとわたし ( No.1 )
- 日時: 2016/09/09 23:40
- 名前: Orchid (ID: jxbxTUdV)
第1章 すべてはここからはじまった
プロローグ
俺の名前はゴールド。
ジョウト地方のワカバタウンに住んでるんだが、この田舎の中では結構裕福な生活を送っている。
それはもちろん無駄にデカい家とかだけじゃねえ、ポケモン達と過ごせる意味でも裕福だと思う。
そんな俺の毎日は、ポケモン達と街に出ては遊びまくる毎日。
3年前くらいだったかな。ジョウト地方で知らねえ奴はいなそうなウツギ博士のところに引き取られた女の子が来た。
その女の子の名前は”マイ”
これまた小柄で身体も弱いと来た。
まあ、たまたま! たまたま! 暇してる俺が構ってやってるわけだが。
マイが今日で10歳になる。
10歳っつーと、ポケモントレーナーのお前らならわかるな?
そう! ポケモンを捕獲できる権利をもらえる!
マイより3つ年上の俺がサポートして、マイのはじめてのポケモンを捕獲してやろうと思って、いつも通りマイの家の前にいるわけだ。
◆◆◆
「マーイッ! 遊ぼうぜー!」
……。
…………。
出てこねえ。うん、まあわかってた。
7割の確率であいつは寝ている。寝るのが趣味なんじゃねえかな。
仕方ねえ、インターホン鳴らすか。
「オイコラ。なんで出てこねえんだよ」
結局インターホンを鳴らしても出てこなかった目の前にいるこいつ。
ベットから上半身だけ起こして、肩に届くくらいの茶髪がアホみたいにハネてやがる。
そのハネている髪、寝癖だよな。それを直してやるのを察しられねえように荒い手つきで触りまくる。
「んあ……。ゴールドさん。おはようございます」
「言ってるそばから寝るんじゃねえ。その机に置いてあるモンスターボールはなんだ? 博士からもらったんじゃねえのかよ」
布団に潜り込もうとするマイから布団をはいでやるとしぶしぶ起きて、カーペットに座る。
ほらよ、とモンスターボールを手渡してやると不思議そうに顔を傾けるこいつは天使か。いやいや、天使と書いてアホと読むまさにこれだな。
「さっさと着替えてポケモンゲットと行こうぜ!」
「あ、あのポケモンのゲットならクリスさんと行った方が」
「あ”?」
「ごめんなさい」
クリス。そいつは俺が苦手な委員長タイプの同い年の女。
捕獲のプロとして仕事を13歳でしているという、俺からしたら信じられない話の女。
まあ別に嫌いじゃねえけど、マイといるとマイの性格が悪くなる! とか言ってくるからな、なるべく距離をとっている。
あっちはあっちで忙しいみたいだけどな。助手でも雇えばいいものを。真面目委員長だな。
「いやでもなァ」
「なんですか? ゴールドさん」
もしポケモンの捕獲に失敗したら恥ずいのは俺だよな。
ここは保険としてクリスと同行するべきか。
「クリス、呼ぶか?」
「はい!」
そんなまぶしい笑顔を見せるんじゃない! 俺にはまぶしすぎて直視できねえ!
「もしもし、クリスか? 今すぐ来てほしいんだけどよォ……あ? 切られた」
「え? な、なんでですか?」
「さあな、ってオイオイ。窓見てみろ。クソ怖え顔したクリスがこっち来てんぞ」
電話した途端に切られたから、どういうことかと思ったがすぐそばにいたとはな。
しかし、なんだよ。鬼の顔してるわ、あいつ。
外まで来いって合図してるな、仕方ない行ってやるか。
「よークリ「ゴールド! あなたの電話のせいで目の前に出てきたポケモンに逃げられたじゃない!」知らねえよ! だったら常にマナーモードにしとくか、今からポケモン捕まえるとか言えよな!」
「なんですってぇ!」
(ど、どうしよう! 外でゴールドさんとクリスさんがケンカしちゃってるよ!)
ダーッ! くそせっかく良い案だと思ったのにこのクリスの調子じゃポケモンゲットに協力してくれなさそうだ。
でもここで食い下がるわけにはいかねえし。
ってオイ。
「シルバー!? なんでオメーここに」
「なんでもなにもない。マイに助けを求められた」
「マイが? なんでだよ」
「お前はまだ気づいていないのか……。まあいい、お前はクリスとくだらん喧嘩でもしているんだな」
俺が気づいていない? わかんねえけど腹立つ。でも今はクリスが先だ!
「マイ、行くぞ」
「はっはい!」
ハ? オイオイ、なんでマイのやつシルバーのヤミカラスとどっかに行ってんだ?!
喧嘩に夢中で全くあいつらの話聞いてなかった!
「くそ〜……俺としたことが」
いや本当に俺としたことが。マイとシルバーを2人にさせちまった。
しかもどこにいくのやら。
俺も空を飛べるポケモンがいれば追いつけるのに!
今はマイをここで待つしかねえ、か。
はあ。
