二次創作小説(紙ほか)
- Re: 探偵チームkz事件ノート * 第一話 * ( No.50 )
- 日時: 2016/11/12 20:06
- 名前: ミカン ◆v14FA1Ogmc (ID: 98AXyywb)
参照600行きました!
ちなみに、最初に気づいた時の反応は。
「ああ、600ね、うん600…600?!」
という感じです。
これからは、ちゃんと更新するつもりです(`・ω・´)
では本編だぜ
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【黒木side】
早めに席をとることも大事だけど、アーヤの動きを見るようにしなきいとどこにすわるかわからない。
座った瞬間、隣に行けるように。
アーヤが座った瞬間、怪しまれないように隣に座る、と同時に反対側は上杉が座った。
俺の横には、若武が座った。
いつもなら、いろいろ言ってくるのに、どんだけお腹減ってんだと思って苦笑した。
「小塚くーん、はやくはやく!!」
アーヤの笑顔の方向には、小塚が一人とぼとぼ歩いていた。
アーヤ…その笑顔、思いっきり俺達には逆効果なんだけど…。
そして、小塚が戻ってくる前に、サンドウィッチを皿に一つずつ…あれなんで一皿だけ二つ?
皆の顔を盗み見ても、みんな頭にはてなマークを浮かべるばかり…。
まぁいいや。
「はいどーぞ」
一皿ずつアーヤが渡していく。
その時に落ちてくる髪の毛をうっとうしそうに耳にかける姿が女子でかわいい。
「上杉くん」
「ありが…あ」
上杉に配られたのは、一つだけ二つ入ってたお皿。
どういうことなんだろう。
にっこりと上杉に笑みを浮かべると、眼鏡をかけ直したりして気づかないふりをしていた。
そこで声を上げたのは若武先生。
「おいアーヤ。なんで上杉だけ二つなんだよ、ずりーよ」
ふてくされてるけど、ただ単純に食べたかったって感じだなこれ…。
でも、こういうときは若武先生の大胆さが案外役に立つ。
「え?特に大きな理由はないけど、さっきパン買ってくれたからそのお返し!!」
えへへ、と笑うアーヤ。
俺たちは、その笑顔を見ると動けなくなってしまうのが残念なところ。
でも、こりゃ、一本取られたな。
「上杉やるじゃん」
「まぁな」
ニヤリと笑った。
計算済みってところかな?数の上杉。
「え、ねぇねぇ何をやったの?」
俺たちの中で意味が分からなそうに首をかしげるアーヤ。
無意識にやってるところがすごい…そして怖い…。
「なーなー、食おうぜ!!」
若武は目をキラキラさせていった。
いや、こいつもう本当になんなんだろう…。
でも、俺もちらっとサンドウィッチを見るとくぎ付けになってしまった。
「食べよっか!!」
「そうだね」
小塚が、言ってアーヤが肯定する。
ちょっと距離が縮んだように見える。気のせいか?
「いただきまーす!!」
そういって先陣を切って食べる若武を見ると、ガキみたいだ。
でも、誘惑にはみんな勝てない。
そしてみんなも静かに「いただきます」と言って手に付けた。