二次創作小説(紙ほか)

Re: 【東方】霊夢の声が出なくなった ( No.4 )
日時: 2016/09/14 16:23
名前: 鈴苺 (ID: G0MTleJU)

ガチャリ

家に着くと同時に、魔女がよくかぶっているとんがり黒帽子と、今まで乗っていた箒を、適当に床に放り投げた。


「ただいまだぜー、私の家ー」


一人でそんなことを呟き、床に散乱している本やらフラスコやらを避けつつ、リビングから自分の部屋へ向かった。


「ふうぅぅ……なんか疲れたぜ…」


部屋に入ると、即自分のベッドに、倒れるようにダイブした。

勢いよく行ったため、トランポリンのように少し刎ねたが、疲れている私にとって、どうでもいいことだ。

…それより、気になるのは霊夢のことだ。

喋らなくなっただけで、行動は普段とあまり変わりない。

むしろ、少しだけ優しくなった気もしなくもない。

ゴロンと仰向けになり、頭の後ろで両手を組む。

…何か事情があるのか?

でもなあ…一言も喋らなくなるほどの事情って何なんだ?

ううぅむ………。


「……だああぁ!全ッ然わかんねえ!」


両手で頭をかき乱し、ベッドの上でゴロゴロする。


「あい"でっ」


ドシン!という鈍い音と共に、ベッドの上から思いきり落ちた。

イテテ……頭打っちまったぜ…。

左手で打った方の頭を押さえ、床にあぐらで座った。

はあ……飯食う気にもならねえし、もうこのまま寝るか……。

一分もたたない内に頭の痛みは引いてきたので、手を離した。

とりあえず、どうして急に喋らなくなったかは、明日霊夢に問いただしてみるか。

…ま、とりあえず寝るかあ。

おやすみなさ

ゴスッ


「痛ってええええ!!同じトコ打ったぜええええぇぇ!!」