二次創作小説(紙ほか)

Re: 【東方二次創作】幻想復興録 ( No.18 )
日時: 2016/10/27 23:31
名前: 孤独人 ◆ynfKNAqpLQ (ID: .Vo2i2Gg)


翔「それで・・・これからどうする?」

作戦会議パート2である。
今は朝で、吹いてくる冷ややかな風が心地いい。
何故か霊夢だけはボーッとしていたが、まぁ大丈夫だろう。

魔理沙「う〜む・・・とにかく、情報が必要だな」

翔「情報・・・か。なるほどな」

確かに魔理沙の言う通りだ。
こっちに来てからまだ異変が起きたということぐらいしか・・・ん?

翔「魔理沙も何も知らないのか?」

異変が起きたのが最近だとしても、さすがに何か知っているはずだ。

魔理沙「ああ。お前を探すのに必死だったからな。なぁ霊夢?」

霊夢「ん〜」

魔理沙「だめだこりゃ。まぁそういうことだ」

翔「なるほど、そういうことか」

それなら仕方がない。問題はどこで情報を集めるのかだ。

翔「どうやって情報を集めるんだ?誰かに聞こうにも、人はいないんだろ?」

魔理沙「そうなんだよなぁ、人は皆死んだし・・・あ、そうか」

翔「どうした?」

魔理沙「冥界にいけばいいんじゃないか?」

翔「冥界?」

霊夢「この世界とはまた違う時空にある世界よ。普通、この世界の人間は
死んだら三途の川を渡り、閻魔によって白か黒かを裁かれるの
だけれど、数が多い場合一時的に冥界に送られることがあるのよ」

翔「お前起きてたのかよ・・・」

魔理沙「その冥界には死を操る大食い悪魔と霊と話せる白玉がいるんだぜ!」

翔「???」

霊夢「霊と話せるなら、死んだ人達から情報を集められるでしょ?」

翔「なるほど。で、別の次元にあるって言ったけど、どうやって行くんだ?」

魔理沙「ひたすら高く飛べば、どこかに入り口があるぜ!」

霊夢「そういうこと。さ、行きましょうか」

翔「わかった」

こうして俺達は博麗神社から飛び立った。
入り口探して飛行していると、
霊夢からどうやって空を飛んでいるのかと質問された。

翔「これはな、飛んでるんじゃなくて透明の板を造ってるんだ」

霊夢「透明の板?」

翔「そう。その上を走ってるってわけだ」

霊夢「疲れないの?」

翔「板の上に乗ると自動的に前に進むようにしてるからな」

霊夢「なるほどねぇ・・・」

翔「・・・あれか?」

しばらく空を飛んでいると、黒い穴の様なものが見えた。

魔理沙「お、見つかったみたいだな」

霊夢「突入するわよ!」

翔「ああ!」

俺達は、黒い穴の奥へ進んで行った・・・