二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【東方二次創作】幻想復興録 ( No.5 )
- 日時: 2016/10/03 20:31
- 名前: 孤独人 (ID: .Vo2i2Gg)
翔「それにしても、能力の使い方かぁ・・・」
特殊な能力と無縁だった俺からすれば、ここから先は未知の領域だ。
果たして、どんな厳しい練習が待っているのか・・・
翔「能力って、どうやったら使えるようになるんだ?」
霊夢「そうね・・・個人の能力によって多少は違うけど、基本はイメージね」
翔「え?それだけ?」
意外に簡単だった・・・
霊夢「そうよ。 イメージの仕方も能力によって違うわ。
貴方の《創造を司る程度の能力》は比較的簡単な部類ね」
翔「そうなのか?」
霊夢「【創造】っていうのは、簡単に言うと【何かを作る】ことだから、 能力を使うには、好きな場所に自分の作りたいものを置くイメージで使用するの」
翔「作りたい物を置く、ねぇ・・・」
霊夢「難しく考える必要はないわ、ゆっくり体得していけばいいのよ」
それもそうか・・・
翔「じゃあ今日はこれぐらいに・・・」
そう言った瞬間、霊夢の形相が変わった。
え?俺なんかまずいこと言っちゃった?
霊夢「伏せてっ!」
翔「っ!?」
そう言われて伏せた瞬間、頭の上を何かが通過した。
どうやら俺ではなく、俺の後ろを睨みつけていたようだ。
霊夢「誰?そこに居るのは」
???「おいおい、そんなに睨みつけなくていいじゃないか」
霊夢「・・・なんだ、魔理沙か」
霊夢がそう言うと、草むらの中から人が出てきた。
金髪の魔女の様な格好をした少女だ。
霊夢の口調から察するに、さっき言っていた知り合いだろうか?
魔理沙「私じゃ不満か?」
霊夢「いいえ、むしろ安心したわ」
魔理沙「そうか。ところで、そこにいる奴がお前の言ってた助っ人か?」
霊夢「ええ、【水井 翔】っていうの」
魔理沙「こんな鈍い奴が今の幻想郷で生きていけるのか?」
翔「鈍いってなんだ鈍いって」
霊夢「しばらくは神社に居てもらうけど・・・心配なら試してみたら?」
え?
魔理沙「それもそうだな」
翔「ちょ、何で勝手に話を進めてるんだよ」
霊夢「いいじゃない。能力の会得にはちょうどいいと思うけど?」
翔「・・・はぁ。そうだな」
魔理沙「よし!そうときまれば勝負だ!」
翔「宜しくな。えーと・・・」
魔理沙「【霧雨 魔理沙】〔きりさめ まりさ〕だ。」
翔「魔理沙か。よし覚えた」
魔理沙「よし!手合わせ願うぜ!」
これで能力が上手く使えるようになるといいなぁ・・・
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