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二次創作小説(紙ほか)
- Re: 暗殺教室 -銀魂の神威の赴任- ( No.1 )
- 日時: 2016/09/14 22:43
- 名前: とらうち。 ◆nLcD4EBUGw (ID: rtyxk5/5)
■プロローグ*神威通勤
胸内ポケットからガラケーを取り出した烏間は、誰かに電話を掛けていた。
「もしもし、私だ。今どこにいる?」
「————……、——……——」
しかし、スピーカーから流れてくるのは「ゴゴ——ッ」と風の鳴る音だけで、返事は聞こえない。
精鋭部隊出の烏間には雑音の中で1つ分かった事があった。
「空からか、、、、、」
* * *
夏休み明けの新学期。
未だ3年E組の皆は休みボケが抜けてないのか、校庭ではあまり活気の見慣れない生徒のナイフ刺殺練習が行われていた。
「よし、今から休憩に入るとしよう。各自、水分補給が終わり次第、10分後には校庭中央に集合だ」
「「はーい」」
烏間がそう告げると、汗を流していた皆がそれぞれ雑談をしながら校庭を離れていく。
それを見送った烏間は上空を見つめ数え始めていた。
「————……に、いち…」
直後、山中に耳をつんざくような轟音と土煙が大きく立つ。
「な、なんだ!?」
校庭の少し離れたところでくつろいでいた渚を含めた生徒たちが、驚いたように烏間のいる方へと視線を投げた。
「っと、さてさて、ここかなー」
烏間が頭を抱えてやれやれとため息をついている。
風が煙を連れ去った跡には、盛大にヒビの割れた地面。陽気な声と衝撃すらみじんも感じさせないにこにことした笑顔は、どこか不気味さを漂わせている。
煙の中から顔を出したのは、映えるような唐傘と、赤い三つ編みをたなびかせた、成人男性の身長のそれと同じくらいの青年だった。
「椚ヶ丘中学校って、ここであってるかな。
ねえ、君たち、教えてくんない?
『殺センセー』って、どこにいるの」
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