二次創作小説(紙ほか)
- 第四章:絆(その1) ( No.121 )
- 日時: 2017/01/24 16:54
- 名前: 桜 (ID: SqYHSRj5)
今回は第四章です!何気に演奏描写が多いですが、それでよければどうぞ!
ヤマト「香宮さん・・・?」
香宮「そんな絆があるものか!断ち切ろうとしても断ち切れない絆が!天川君だってそうだろう!?」
本性を現した香宮の問いに空の答えは・・・
空「・・・」
日常日和。特別編5 ーーーCello Eccentric Nocturneーーーー 第四章
- 第四章:絆(その2) ( No.122 )
- 日時: 2017/01/24 16:57
- 名前: 桜 (ID: SqYHSRj5)
空「・・・」
空の答えは・・・
空「なんですか!やっぱり八奇人もちゃんと裏があるじゃないですか」
零以外の八奇人「は!?」
零「?」
空の答えに零以外の八奇人が呆気ない声を上げる中、空は言う。
空「綺麗事ばかり言ってやっぱり上辺だけなのかなーと思ってたんですよ。今日それを見てびっくりしましたが、ちゃんと安心しました。ですが、裏表がどうであれ音楽が好きな気持ちは変わらないから、演奏以外で妨害した上でわざと点数の不正やコンクールの演奏の邪魔はしなかったんですよね?」
零以外の八奇人「!!!」
空の言葉に洗脳を免れた零以外の八奇人の心は動いた。空は続けて言う。
空「それはもう音楽が好きってことでいいんですよね?それも大好きで仕方ないくらい。香宮会長は家族関係とかで問題があったとしても根は音楽を愛している優しい会長ですよ」
香宮「!!!」
空の言葉に零以外の八奇人は有明の洗脳からようやく目覚める。零は言う。
零「うん!ボクの会長は根は音楽を愛するちょっと素直になれないだけのいい人なんだよ」
空「そうなんですか」
空と零が意気揚々と談笑する中、香宮はボソッと言う。
香宮「・・・そうだ。たとえ母上の愛情は知らなくても音楽を愛する気持ちは変わらなかったんだ・・・」
香宮の完全敗北を認める言葉に他の八奇人全員は微笑む。これを見た有明は舌打ちをし、その場を走り去った・・・。
そして最終セレクションの時間が鳴った。八奇人の出番を終えた後、空はメンデルスゾーンのチェロソナタ第1番を弾く。
BGM:空版メンデルスゾーンのチェロソナタ第1番
空の演奏はキラキラと眩しい演奏であり、欠点はどこにも見当たらない美しい音色だった。それだけにチェロや音楽が大好きな気持ちが彼女をそうさせたのだろう・・・。
クルーク「空、チェロを弾いてる時もカッコイイね」
アイオーン「ああ」
そしてその演奏を終え、次はパトリの出番となった。パトリはベートーベンのヴァイオリンソナタ第9番「クロイツェル」第一楽章を弾く。
BGM:パトリ版ベートーベンのヴァイオリンソナタ第9番「クロイツェル」第一楽章
パトリはアイオーンに負けないために血の滲む努力をした見事な演奏でアイオーンを驚かせる。パトリの演奏は格段に上手くなっていた。クルークは言う。
クルーク「パトリ、出会った時よりもいい意味で変わったね」
アイオーン「・・・そうだな」
アイオーンが見事驚く中、パトリの演奏が終わり、次にミイの出番となった。ミイはサン=サーンスのチェロソナタ第2番を弾く。
BGM:ミイ版サン=サーンスのチェロソナタ第2番
ミイの演奏は今までとは違い、むしろ正確無比よりも美しい音色だった。クルークは言う。
クルーク「・・・ミイ、あれからちょっと変わったんじゃない?」
アイオーン「前までは失敗を許さない感じだったのに・・・変われたな」
ミイの演奏が終わり、次にビャッコの出番となった。ビャッコはブラームスのチェロソナタ第1番を弾く!
BGM:ビャッコ版ブラームスのチェロソナタ第1番
ビャッコの演奏は気持ちが込められて音量も大きすぎず小さすぎずはっきりしていた。ビブラートも多彩で強弱も自分なりに付けていた。クルークは言う。
クルーク「ビャッコ、うっかり師匠を越えちゃったね」
アイオーン「ああ。だが、空はかなり嬉しそうである」
そして全出場者の演奏が終わり、結果発表となった。そして表彰式となった。
ライオン兄妹のおばあちゃん「ただいまより表彰式を行います。まずは星ノ宮コンクールの理事よりご挨拶を・・・」
クルーク「ねえ、ビャッコ、あれどんな顔?」
アイオーン「うーむ。「無」か」
ビャッコ(°ω°)←無
クルーク「他の人達はいつも通りだね;」
コンクール理事「えー、それでは審査結果の発表に移ります。それではーーー」
すると、勇飛は有明の姿に気付く。勇飛は彼の正体や目的に気付く。
勇飛(そういうことか)
勇飛(有明ラバブもといブタのヒヅメの幹部のリーダー、バレル!!)
有明もといバレルが逃げる中、コンクール理事は言う。
コンクール理事「読み上げますーーー」
次回、終章!
終章を投稿するから感想はちょっと待ってて下さい