二次創作小説(紙ほか)
- フルートのショコラティエ(前編)(その1) ( No.151 )
- 日時: 2017/02/14 19:18
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
今回のバレンタイン前後編はチームクロードと双子怪盗アリス団の正体とツーストとクロスとサンがメインの物語です。チームクロードと双子怪盗アリス団が目的のために共闘することに・・・?
サン「じーっ・・・」
とある日。サンはあおいの書類を手伝う中、あおいの顔をじーっと見る。あおいはこれに気付く。
あおい「・・・なんですか?」
サン「あおいって本当にあいりに似てるアルねー」
あおい「当たり前です。僕達は無敵の双子怪盗ですから」
サン「でも、そっくりなことが災いして間違える人もいるアルね?」
あおい「そんなバカいますか;(あのヘタレオンには思いっきり間違えられましたけどね・・・;」
クロ(クロード)「やあ、あいり殿。髪を切ったのか、ご機嫌はいかがかな?」
あおいΣ(・ω・#)
サン「ク、クロード・・・;」
はい、あおいをあいりと間違えるバカがいました(爆弾投下)あおいはサンに聞く。
あおい「誰ですかあの胡散臭い男は!?」
サン「クロことクロード、魔界から来た怪盗アルよ。ちなみにあいり(+クロス)にちょっかいかけてるアル」
あおい「な ん だ っ て!!?」←シスコン同盟の一人
クロ(クロード)「?なんだ、あいり殿、戸惑わないで行くぞ(あおいの手を掴む」
あおい「僕は姉さんじゃ・・・」
クロ(クロード)「・・・(じーっ」
あおい「?」
クロ(クロード)「この娘、いつにも増して瞳が潤って!(あおいを連れ出そうとする」
あおい「僕は姉さんじゃありません!!あなた、間違えてるでしょう!?」
あおいの問いにクロードはこう答える。
クロ(クロード)「私は目利きには自信がある。私があいり殿と間違えるわけないだろう」
あおい「そう言って、結局間違えるんじゃ・・・!?」
クロ(クロード)「あいり殿の髪質だ(あおいの髪をすくう」
あおい「ーーーーーっ!!!?」
ドカッ!バキッ!ドゴッ!ベキッ!バッキャーン!
クロ(クロード)「あ、あいり殿が、私を殴った・・・?」
あおい「だから僕は姉さんじゃなあああああーい!!!(怒りと恐怖で号泣」
サン「こっちアルよ!」
すると、事態の危険性を感じたサンが他のチームクロードのメンバーとあいりとツーストとクロスを連れてくる。クロードはあいりの姿を見た途端に驚愕してあいりとあおいの姿をキョロキョロと見る。
クロ(クロード)「!!?じゃあ、この娘は・・・!?」
ツースト「「娘」じゃなくて「男」。こいつはあいりの双子の弟の月島あおい」
クロ(クロード)「よろしくお願いする弟君!(ころっ」
あおい「おいふざけんな(^ω^#)」
すると、ヒショウが何か思い出したように言う。
ヒショウ「そういえば、俺達に依頼があったのを思い出した。これ」
クロ(クロード)「?これは「フルートのショコラティエ」?」
ヒショウ「ああ。依頼人のフルートのショコラティエと呼ばれるフルート奏者がたくさんのプラチナのフルートが送られてきたからそれをたくさん盗んで欲しいって自らお願いしたんだ。盗みならバレないだろうって」
ツースト「っ!ちょっと待て!それならそのプレゼントはどうすんだ!?せっかくのプレゼントだぞ!?」
ロゼ「わかってないなツースト殿。きっといらなくなった事情があったのだろう」
ツースト「そりゃあストーカーなら別だが、この依頼はどう考えても悪だとは思えねえ;この依頼を事情も決めつけてそのまま遂行だなんて見過ごさんぞ」
アクセス「・・・」
杏「えー;」
氷「でも、依頼人の気持ちもありますから・・・」
あいり「普通は決めつけたあとにスルーですわね。でも、私達はなんだかんだ言ってほっとくことはできませんわよ」
クロ(クロード)「!・・・」
あいりの言葉にクロードはようやく折れ、その場にいた全員をその依頼人がいる場所に連れ出す。それに向かう機関車の中でクロスは言う。
クロス「いいのか?勝手に」
クロ(クロード)「表向きにはアリス団とチームクロードが協力ということでいいからな。まあ、それなりの報酬を分け与えるが」
ツースト(あっ、そういえば、あと三日後でバレンタインデーだっけ!!?)
サン「飛行機ならマジブッコロアルが、機関車で良かったアル〜」←飛行機嫌い(高いところが苦手)
あおい「えーと、フルートのショコラティエがいる場所は・・・ショコラパ王国の首都ショコランというところですね」
あいり「早く会いたいですわー!」
そして機関車はショコラパ王国にたどり着く。その駅に降りる中、あいりは地図を見る。
あいり「えーと、確かここらへんでは・・・」
ツースト「あいりー。あいりのバレンタインチョコ・・・」
クロ(クロード)「あいり殿、こんなのより私に本命のバレンタインチョコを・・・」
???「あの・・・」
あいり「あっ、いましたわ!って、えっ!?」←二人の話を聞いてない
すると、その人物にあいりは驚く。そう、その人物が一人ではないのだ。その人物は・・・
ショコラーナ「私がフルートアンサンブルのショコラティエの片方の女子、ショコラーナです」
レイト「同じくパートナーの男子、レイトです」
サン「ま、まさかのぷよクエキャラ!!?」
ヒショウ「そっちか;」
杏「ショコラティエって・・・」
レイト「アンサンブル名です。チョコ繋がりで」
クロード達はレイトとショコラーナから事情を聞く。クロードは言う。
クロード「で、つまり自作自演で盗んで欲しいというところだな」
レイト「いや、理由はそれだけじゃないです。実は・・・この王国でプラチナのフルートを吹くと、幻聴が聞こえてくるんです」
あいり「!?」
サン「幻聴アルかー」
ショコラーナ「そのたくさんの人が私達にプラチナのフルートを押し付けてくるんです。プラチナのフルートは嬉しいですが、たくさん送られるとちょっとおかしいな?って思って・・・」
あおい「確かにおかしいですね」
ツースト「お前ら、なんか心当たりはないか?」
レイト「あります」
ツースト「!」
レイト「僕達共通の友人でソリストのフルート奏者なんですけど・・・その友人がちょっと妬まれて義理の母の家族からいじめられてて・・・」
その数分後、ショコラーナはその友人のところをあいりに案内する。ショコラーナはその友人のことについて言う。
ショコラーナ「その友達はフルートの腕前が私達よりもすごく上手くてプロの楽団の奏者候補にも入ってるの。名前はジャクリーヌなんだけどね、その子はすごく優しくて明るくて・・・」
あいり(最初はショコラーナが犯人かと思いましたが、こんな本当に嬉しそうな顔されたら違いますわね・・・ん?)
ショコラーナ「あっ、ジャクリーヌ・・・!?」
すると、ショコラーナが驚愕する。ティアラが何者かにいじめられていたからだ。きっと義理の母の家族の子供なのだろう。
義理の母の家族の子供A「お前みたいなバカどうせ成功しないんだから諦めろ!」
義理の母の家族の子供B「そうよ!私達には権力者のおばあちゃんがいるんだからね!」
ジャクリーヌ「ごめん・・・なさい、ごめんなさ・・・」
あいり「(あいつら!)雪薔薇!」
すると、あいりは軽い雪薔薇を気付かれないようにその子供に当たる。幸いにも気付かれておらず、その子供は戸惑っていた。
義理の母の家族の子供A「なんだ!?またレイトか!?」
義理の母の家族の子供B「逃げましょ逃げましょ!」
義理の母の家族の子供が逃げる中、あいりとショコラーナがジャクリーヌに手を差し伸べる。
ショコラーナ「ジャクリーヌ、大丈夫!?」
ジャクリーヌ「はい。大丈夫です。この人は・・・?」
あいり「月島あいりですわ。一体何がありましたの・・・?」
あいりの問いにジャクリーヌは事情を話す。
ジャクリーヌ「実はお父さんの再婚相手やその家族が音楽家に対して差別感情を抱いてたみたいで、私がそのいじめの対象になってたんです」
あいり「音楽に対して差別感情を抱くなんて間違ってますわ!」
ジャクリーヌ「いや、人によってはそうですよ。私もいずれプロの楽団に入るわけですし。だから、もう少しの辛抱です」
ショコラーナ「・・・。そっか・・・」
あいり「ショコラーナ!?」
ジャクリーヌ「じゃあ、私はこれから練習がありますので!」
ジャクリーヌが立ち去る中、あいりはショコラーナに対して叱る。
あいり「本当は助けたいと思いますのに、どうしてあなたは助けませんの!?」
ショコラーナ「いや、口出ししないでって本人に言われたわ」
あいり「・・・;」←自分で考えて決められたならぐうの音も出ない人
そしてあいりとショコラーナはツースト達と合流し、高級そうだが安い宿に宿泊することになった。
今回はバレンタイン前後編
- フルートのショコラティエ(前編)(その2) ( No.152 )
- 日時: 2017/02/14 19:22
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
サン「やっぱ、高級そうだけど安いアルねー」
レイト「ここは料理も美味しいですし、何よりケーキもボクが認めるほど美味しいですよ!」
ヒショウ「認めるって?」
レイト「こう見えてボクは本業はチョコ専門のパティシエなんです。まだまだですけど」
あいり「へー!実は私もチョコ専門のパティシエを目指してますの!」
レイト「本当ですか!?ボク達、気が合いそうですね!」
ツースト&クロ(クロード)(フラグは一本までにしとけ!!!)
すると、レイトとあいりが雑談する中でレイトはある人物を見つけて驚愕する。彼は言う。
レイト「隠れて!」
大半の全員「!?」
義理の母の家族の子供A「おい!!ロベルトだ!!レイトはどこだー!!」
義理の母の家族の子供B「クララよ!!出てきなさい!!」
ロベルトとクララが探す中、レイトはなんとか彼らの視界をそらすことに成功した。レイトは言う。
レイト「・・・行ったみたいだね」
ツースト「おい、どうした?」
あいり「・・・あのね、ツースト。実は・・・」
あいりはこう事情を話す。
ツースト「あいつらが音楽家をいじめてる!!?」
あいり「しっ!しかも、ジャクリーヌが本人でなんとかするから口出ししないでって言ってて・・・」
ツースト「レイト!お前、ジャクリーヌの友達だろ!?なんとかならんのか!?」
レイト「いや、これは口出ししないでって言われてて・・・」
すると、クロスがバンと壁を叩く。彼は言う。
クロス「レイト、貴様男だろう?なんとか収まらんのか?」
レイト「いや、本人がすぐ収まるよって言ってて・・・」
クロス「・・・ほう」
すると、プラチナのフルートの音がした。杏が試しに吹いているからだ。
氷「杏兄さん!」
杏「大丈夫ですん。私達はこの国の住民ではないのですからんv」
クロ(クロード)「(だといいんだがな・・・)今日はとりあえずお開きにしよう」
部屋は男女別に分けられ、一同はその部屋で寝る。例のプラチナのフルートを吹いた杏は寝ている間にある音が聞こえた。
杏(・・・?狼の遠吠え・・・?とりあえずこんな遠吠えは慣れてますん)
すると、狼がどんどん近づいてくる音がした。その狼は杏のシーツまで登り、そして・・・
杏「!?」
ーーーグアッ
杏「うわあああああー!!!!」
氷「杏兄さん!杏兄さん!」
杏「!?」
氷「杏兄さん、大丈夫!?」
すると、杏は我に返る。その狼はいない。ということは・・・
クロ(クロード)「幻聴・・・」
一同の中で幻聴の被害者となった杏を氷が看病する中、残りの一同は幻聴が聞こえるプラチナのフルートについて話し合う。
クロス「だから、こんなことが起こる予感をしたのだ」
クロ(クロード)「杏は忍としての能力は高いが、隙が多いからな;」
あいり「プラチナのフルートをなるべく触るなってことですわね・・・」
一同が話し合う中、すると、あおいがあるPCを見る。それは・・・
あおい「!!姉さん、これ・・・!!」
あいり「!!?」
その文字には「ジャクリーヌのプロオケのオーディション不合格」という文字が書かれていた・・・!
レイト「これ・・・!!いつから!?」
ショコラーナ「上手かったのに・・・!!?」
ジャクリーヌ「あっ」
すると、ジャクリーヌが現れた。彼女はあっさりと白状する。
ジャクリーヌ「なんだ、見られちゃったんですか。なるべくPCを見せないようにしたのに・・・」
クロス「(エスカレートしてるではないか)ジャクリーヌ。お前の義母と義祖母はなんだ・・・?」
クロスの問いにジャクリーヌは自分の義母と義祖母について答える。
ジャクリーヌ「今のお母さんであるヒラリーさんと今のおばあちゃんであるユスティナさんは政府の有名議員一族の人なんです。おばあちゃんは議員でお母さんは事業家なんです。だからでしょうね。音楽をかなり嫌って介入しているのは」
クロス「・・・」
ジャクリーヌは「でも」と屈託のない笑顔ながらに答える。
ジャクリーヌ「いつか私や音楽をきっと好きになってくれるって信じてますから!私のお父さんは優しいし、今のお母さん達は家族になったんですし」
クロス「・・・。・・・そうか・・・」
ジャクリーヌ「じゃあ、私はこれから練習があるので!」
ジャクリーヌはそう言って立ち去る。クロスは言う。
クロス「これはエスカレートしているな・・・」
ヒショウ「ああ、あまりにも度が過ぎてるな。それでもジャクリーヌは負けないだろうけど・・・」
サン「とにかくジャクリーヌのお父さんの足取りを掴まなきゃアル!」
残りの一同はジャクリーヌの父親のいるところを探す中、ロゼはようやくジャクリーヌの父親を見つける。それをテレパシーで伝える。
ロゼ“ジャクリーヌの父親、ハンスを見つけたぞ!”
クロ(クロード)「よし!向かおう!」
残りの一同が集合する中、ジャクリーヌの父親のハンスはちょっとジャクリーヌのことを心配しながら言う。
ハンス「ジャクリーヌ、もうきっとフルートでプロ入りしているだろう。私が大事に育て上げたし、ヒラリーやお義母さん、ヒラリーの子供達がジャクリーヌの面倒を見てくれているからな・・・」
アクセス「!考えてみれば、ハンスさんは悪い人じゃなくてただ誤解してるし知らないだけなんだよね・・・」
レイト「今伝えたらショックなんだろうし、ひとまずは本題に戻りましょう・・・」
残りの一同は宿に帰る。レイトとショコラーナは帰り際に挨拶をする。
レイト「ではボクは本業の仕事に戻りますので」
ショコラーナ「おやすみなさーい」
レイトとショコラーナが帰る中、その数分後、あいりは何か思い出したように言う。
あいり「私、ちょっと用を思い出しましたわ!ごめんあそばせ!」
ツースト「あいり・・・?」
あいりが立ち去る中、ヒショウとあおいがPCで幻聴の原因を解析しながら調べる。サンは言う。
サン「そういえば、聞いたり吹いたりの他に聞きながら食事をした人も幻聴を聞いてるアルね」
クロ(クロード)「それはそうだな。ましてや食を携わる人物が犯人ということは・・・!!?」
すると、ツーストとクロードとあおいが何かに気付く。それは・・・
あおい「犯人はレイトです・・・!!!」
ツースト「じゃあ、レイトがあいりを唆してプラチナのフルートを吹かせたりしていたら・・・!!」
クロ(クロード)「すぐに向かうぞ!」
ヒショウ「あっ、待てー!!」
残りの一同はすぐにレイトのいるパティスリーに向かう!果たして本当にレイトが犯人なのか!?
後編に続く・・・!
某Kらりさんプリーズ!感想OK