二次創作小説(紙ほか)

“願い”の先(その1) ( No.238 )
日時: 2017/05/16 17:43
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

今回で闇天使主体編最終回!少しずつ解決していきます。






一方、捕まったレトリーは鎖で手を縛られたままウサギウイルスに侵された人達に連れられて、黒幕のところに向かっていた。しかし、黒幕との対面はレトリーにとっては好都合だった。


レトリー(いよいよ今回の黒幕とご対面、か・・・)


すると、真上から見知った声がした。


???「レトリー、連れてきたんですね」


その声にレトリーは上を向きそしてその姿に驚愕した。そう、その人物こそ今回の黒幕のランによく似た少女だった。


レトリー(そんな・・・まさか・・・いや・・・そんな・・・!!)
ランによく似た少女「ウサギウイルスになって前の記憶を忘れた人もいちゃって・・・捕まえた人はレトリーファンでしたのに覚えてなかったんですから」
レトリー(ウサギ・・・ラン・・・か。ちょっと様子は違うみたいだけど)
ランによく似た少女「どうしてウサギランドを造ったのかと思いますか?」


ランによく似た少女は普段とは似ても似つかぬ三日月笑いになりながら言う。


ランによく似た少女「だって、ミューモンが最初から面白く思わなくならないと面白くないでしょう?」


ランによく似た少女は怯えるレトリーを見て嗤っていた・・・。






一方、無事だった人達はレトリーを探しながらドラミから話を聞いていた。ファルコは言う。


ファルコ「ランは・・・どうしてこんなことを?」


ファルコは問いにドラミは答える。


ドラミ「・・・ドラえもんズがこのタワーに侵入した時、ウサギウイルスに侵された人達はそれほど執着を見せなかった。ということはランさんの目的は世界征服ではなく、別の目的があった」


ドラミはその目的を言う。


ドラミ「私は調べている最中にモーリスさんとかリゼットさんとかいう人達に捕まってそれから全く覚えてなかったんだけど、ノワールランさん・・・ということにしましょうか、ノワールランさんの目的はレトリーさんを捕まえてヤイバさんを絶望させることだった」


ドラミの証言にギロロは舌打ちをする。


ギロロ「確かにあいつは世界征服を望まんが、それでなくともこんなのは悪戯の域を超えている!ありえない」


自分の恋人がこんなことをしたことを聞いたことでドラリーニョは震えていた。すると、ヤイバが何かに気付く。


ヤイバ「!?レトリー!?」
ロム「ヤイバ!?」
ヤイバ「レトリー!!!」
クロウ「ヤイバ!?」


ヤイバはレトリーの匂いがしないことに気付き走る。桜サイドのレトリーは身体からアスターのほのかな匂いがしているのだ。しかし、その匂いがない。


ヤイバ「レトリー・・・!!!」


助けるからどうか無事でいてくれ・・・!






ノワールランはレトリーをタワーの最上階に連れて行った。そこには闇天使であるモーリスとリゼットがいた。レトリーはノワールランに聞く。


レトリー「・・・ボクをどうするつもりなの」


この問いにノワールランはクスッと笑いながら答える。


ノワールラン「決まってるじゃないですか。思い出させてあげるんですよ」
レトリー「!?」


レトリーは突如謎の空間に閉じ込められた。ランは奇しくふふっと笑った・・・。






・・・ここはどこ?BRRの事務所。戻って来たのか・・・。あっ、あそこにシアン達がいる。


レトリー「シアン。ボク・・・」
シアン「あれ?」






シアン「今誰かにゃんか言ったにゃ?」






チュチュ「言ってませんわよー!」
モア「もー!シアンったらー!」
シアン「そうか、ごめんにゃーん!」


突如思い出されるトラウマ。すると、クリティクリスタがボクの頭に水をかけてきた。


ロージア「ごめんなさーい、手が滑ったんですー」
ツキノ「もー、ロージア、天然なのー」
ジャクリン「ほんまになー」
ホルミー「ぷっ、クスクス」


また思い出されるトラウマ。そうだ、ボクはあの学校で・・・。
すると、シンガンクリムゾンズとガウガストライクスがボクの顔や身体を密かに撮っていた。彼らはボクを見て陰湿に笑う。ボクは昔、その学校では学校中を巻き込んだいじめを受けていたから。誰も助けてくれなくてそこで引きこもったんだ。きっと、BRRの仲間達も・・・


レトリー「・・・ヤ・・・イ・・・」


ボクは無意識にヤイバの名前を呼びかけた。しかし、誰も助けてくれない。きっとこのヤイバだって・・・。


レトリー(怖い・・・いやだ・・・助けて・・・なんでこんな酷いことをするの?どうして、どうして誰も助けてくれないんだ!いやだよ。悲しいよ。ここにいたくない)






レトリー「ここにいたくない!!!」

“願い”の先(その2) ( No.239 )
日時: 2017/05/16 17:49
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

すると、誰かがレトリーをいじめたクロウを殴った。その瞬間、クロウ達は空間とともに消えた。そう、この最低なBRR組と空間はレトリーのトラウマから生み出した幻影。すると、レトリーの後ろから聞き覚えた声が聞こえた。


ヤイバ「遅れてすまなかった・・・レトリー」


そのレトリーを抱きしめる優しい手に彼女は涙をポロポロと流した。


レトリー「ヤイ・・・バ・・・」


ヤイバは聞く。


ヤイバ「レトリー。立てるか?」


レトリーは首を横に振る。さっきのトラウマを思い出したからだ。


ヤイバ(社長から聞いたレトリーのトラウマとはいえそれを思い出されたのだろう・・・酷いことを。拙者の魂が目的とはいえこのやり方はなかろう・・・!)


そのヤイバの姿を見たノワールランとモーリスとリゼットの顔に驚きが隠せなかった。ノワールランは聞く。


ノワールラン「どうして・・・ここが分かったんですか?誰にも見つからないようにしていたのに・・・」
ヤイバ「愛の力だ(キッパリ)ここは匂いを制御できるようにしているのだな。最上階の空間だけの匂いを制御するのはどういうことかわかっているな?」


つまり、そこにレトリーがいるのを導く。ヤイバはそう語った。彼は言う。


ヤイバ「それぐらいのことも気付けなかったのか?所詮月の巫女とはいえまだまだだな」
ノワールラン「まさかあなたに気付かれるとは思いませんけ「ランちゃん!!」


すると、ヤイバを追ってきたドラリーニョと王ドラが来た。これにノワールランは言う。


ノワールラン「・・・何」
王ドラ「ランさん」






王ドラ「あなた、誰ですか?」






王ドラの問いにノワールランは一瞬沈黙し、そして三日月に笑った・・・。






ハマル「青のヴァイオリン。狐を置き去りにして、平気かい?」
パトリ「・・・?どういうことですか・・・?」
ハマル「狐を捕まえるということは、好きなもので誘き寄せるということだ。比喩的表現は嫌いかい?」






ハマル「全て罠だよ。キミの会長、エドガーの」






ノワールラン(エドガー)「おや?バレちゃったんですか?正確に言えば、赤いカワウソのゾフィスの姿でおびき寄せて月の巫女の身体を乗っ取ってるだけなんですけどねぇ」
レトリー「どういうこと?だって、パトリ達がヤイバの名前を死期名簿から消すってミイから・・・!」
ノワールラン(エドガー)「気付いてなかったんですか?あれはパトリ達の目をそらさせるために彼女が提案したことですよ。現しなさい」


すると、ある人物が現れる。そう、彼女が今回のことでパトリ以外のエドガー達と組んだニナだった。


王ドラ「ニナさん・・・!!」
ノワールラン(エドガー)「もっと早くにこうすべきでした。慎重さも時に後悔の種となります。ヤイバさんの魂はボクたちによって狩られるべき運命なのです!」


すると、ヤイバと王ドラはスキルを発動させながら言う。


ヤイバ「そんな運命、故に知ったことではない!」
王ドラ「運命は自分の力で切り開くものですよ」


そしてレトリーはドラリーニョが診て戦いが始まる中、一方のパトリはハマルから五人の光の天使の牢屋の鍵を渡される。


ハマル「少年と少女達の牢屋の鍵だ。名簿には私でさえ手を加えることはかなわない。それでも見極めたいのなら人間界に急ぎなさい」
パトリ「どうして・・・」
ハマル「私も、天界人だからだ」


ハマルの神の啓示のような微笑みにパトリはペコリと頭を下げて行った。一方、光の天使達が閉じ込められた牢屋で打撲音がした。


シエル「!?」
ルクス「パトリ!待ってたよ!」
パトリ(裏)「早く出ろお前ら!!逃げるんだ!!早く!!」


パトリはこれまでの事実を飛びながら光の天使達に話した。


フローレ「エドガー達がヤイバの魂を奪うために人間界に降りた!!?」
パトリ(裏)「ニナを引き込んでいたんだ!!俺達にこの計画を提案したのもあいつだった!操られていたのかもしれない!!」
アビス「あんのバカ女風紀委員ーーーーー!!!」


そして扉の前に行くと、結界はまだ開いていた。


パトリ(裏)「よかった・・・!まだ結界は開いてる!」


バササッ


人間界に駆けつけようとする全員「!?」


すると、下っ端の闇天使達が弓を持ちながらパトリ達を捕まえるために向こうから飛んでいた!


ロコ「追っ手!?」
フローレ「ハマル様が行けって言ったんじゃないのか!?」
パトリ(裏)「この短時間で下っ端まで伝達が届くわけねーじゃねーか!今の俺達はただの脱獄犯だ!!」
アビス「畜生がーーーーー!!!」
パトリ(裏)「・・・」


すると、パトリは光の天使達を結界の外に逃す!これに光の天使達が驚き、パトリは言う。


パトリ(裏)「ここは俺が食い止める!!早く行け!!」
アビス「何言ってんだバカ!!あんな数の闇天使を相手にできるわけないだろうが!!」
パトリ(裏)「バカなのはお前らの方だろうが!!大体一人で十分なのにノコノコと付いてきやがって!!」
アビス「なんだと!?ミイのために付いてきたんだろうが!!」


パトリとアビスの口喧嘩の後、パトリは結界の檻越しに言う。


パトリ(裏)「・・・アビスの言う通りだった。俺は・・・ミイが好きなんだ」
アビス「!」
アビス以外の光の天使全員「えっ!!?」
パトリ(裏)「だから・・・大切な友達であるニナにこれ以上酷いことをさせるな・・・!止めてやれ!」


父の背中を、追い続けた、昔には戻らない。「ボク」だって、「俺」だって変わるんだ。


パトリ(裏)「ヤイバを・・・死なせるな・・・スマブラ屋敷の奴らは生と死の匂いを連れて迷う俺達の唯一の光(だから、これは強がりだ)あいつを生かすことができたなら、光の天使と闇天使が共和できると思わないか?(気付くな光の天使)だから、絶対に離すな!死なすなんて行けない・・・!行け!お前ら!あいつはシンガンクリムゾンズやレトリー達のために生きるって言った!!」


パトリの迷いなく見える決意に光の天使達は向こうに行こうとする。そして下っ端の闇天使が近づいた時、彼らは矢を放ち、パトリは鎌のヴァイオリンのスキルを発動する!


パトリ(裏)「これはボク(俺)の意地だ!!最後まで張り通す!!!」


すると、パトリの前にある人物が矢からかばった。それは・・・






パトリを助けるために戻ってきた光の天使達だった・・・!






アビス「・・・お前一人、置いてなんか行けるか。たとえどんなに偉い神様が許さなくても・・・ボク達にとってはお前も仲間だ。それじゃダメなのか?」


パトリはアビスの溢れんばかりの思いにパトリは涙を流した・・・。
もし、神様がボク達を許さなくても構わない。だって一生分かり合えないと思った人達が俺を許してくれたから。消せない過ちを許してくれたんだから。


パトリ(裏)「ありがとう、お前ら・・・戻って来てくれて・・・俺はこれで終わりにできる。何が何でもみんなで帰ろう!」


そしてパトリを含めた六人はそれぞれの武器を構えながらパトリは言う。


パトリ(裏)「俺達、やっと解放されるんだ!」


父の背中はもういない。だけど、ボク(俺)はもう一人じゃない。

“願い”の先(その3) ( No.240 )
日時: 2017/05/16 17:55
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

一方、ノワールランことランの身体を乗っ取ったエドガーと交戦の中、両者とも互角でなかなかエドガーからランを引き離すことができなかった。


王ドラ(相手は飛行能力スキル持ちですか・・・ならば、それ以上のジャンプで飛べばいいだけですね)


すると、王ドラはエドガー以上のジャンプで飛ぼうとするが、そこにリゼットのファゴットを模した吹き矢で王ドラの足に命中する!


王ドラ「!!」
ヤイバ「王ドラ!!」


ヤイバが王ドラに駆け寄る中、エドガーは二人に攻撃しようとする!


ノワールラン(エドガー)「これで最後ですヤイバ!」
ヤイバ「くっ・・・!!」


すると・・・






青の手品の波動と赤の月の剣の波動がエドガーに攻撃してきた!






ノワールラン(エドガー)&ヤイバ&王ドラ「!?」


その姿にヤイバと王ドラは見覚えがあった。エドガーはその姿に驚きを隠せなかった。


ノワールラン(エドガー)「くっ・・・!お前達がいましたか・・・!」
王ドラ「・・・来るのが遅いですよ・・・」


その姿はぷよクエ亜種の姿とラピストリアの時の衣装。そう、その正体は・・・!


クロード「遅れてすまなかったな、オレンジの悪魔殿、ヤイバ殿(変装のクロードの姿で登場」
ユーリ(ポ)「王ドラとヤイバはお前に言われたかないがな」
王ドラ「まあ、ギリギリセーフということにしてやります・・・」


強力すぎる助っ人の登場に驚きを隠せないヤイバは聞く。


ヤイバ「どうしてお主らがここに・・・!?」
ツースト「助けを求めて来たんだよ。クロードやツアー中だったdeuilに」
王ドラ「ツーストさん!?それにチームクロードや月島姉弟やクロスさん、サンさんも・・・!」
あいり「私の後ろにいるバカ花の魔導師と悪魔族がね」


すると、現れたのはカレンとランリだった。そう、彼らがランのことでクロードやdeuilに助けを求めた人達・・・。


ヤイバ「カレン、ランリ。どうして・・・」
カレン「・・・実は・・・」






クロ(クロード)『貴殿が花の魔導師か。なぜランリが付いてきているのに私に頼むと?』
カレン『・・・と、友達の同居人がヤバい奴にやられてるの・・・正直今の私達じゃどうにか奴からあの子を引き離す術を持ってない・・・でも、あなたにはそれぐらいの力がある!ユーリも頼んだらクロードと一緒に戦うと!ユーリと一緒に戦えるのはあなたしかいないの!だから・・・お願い・・・!』
クロ(クロード)『・・・わかった。その代わり、条件がある』
ランリ『?』
クロ(クロード)『ストルナムの衣装を貸してもらうよう彼に頼め。彼はすでにウサギランドにーーー』






ランリ「ーーーって、ストルナムにカレンが頼んだらあいつ、半裸になって承諾してくれたよ」
王ドラ「クロードさんの衣装、よく見たらストルナムさんの衣装じゃないですかぁ!!!」


ちなみにクロードがストルナムの衣装を着ているのは公式にそうです(本当です)杏は言う。


杏「ヒショウはクルルさんのサポートをするために向かわせましたし、私達と一緒に来たサタン様とギガディス様は今レトリーさんを診てますし、他の一同は後から来たアッシュさんやスマイルさんやタイマー兄妹、パワえもんさん達がゼオさん達を率いてウサギウイルスに侵された人達を威嚇して一面に囲んでますん。ギガディス様は流石に今のレトリーさんに手を出さないでしょうし、多分大丈夫ですん」
ドラリーニョ「杏ちゃんの言う通りだよ!」
王ドラ「!ドラリーニョ!」
ヤイバ「・・・お主ら・・・」
ロゼ「それにな」


すると、ロゼは投げナイフで再度吹き矢を放とうとしたリゼットの吹き矢を打たれた反動で微傷ながら命中する!


リゼット「!」
ロゼ「あおい様がパソコンで調べてくれたのでな。わざわざオレンジの悪魔に吹き矢で足を命中させるようにしたのか。賢いがフェアじゃない」
リゼット「・・・」


すると、モーリスが電力室に駆けつけ、そして暗く消す!


エマ「!?何!?」
クロス「この原因はなんだ・・・?」
王ドラ「あれっ!?ドラリーニョは!?」
ツースト「コラーッ!!!王ドラ、走るなー!!!」
ノワールラン(エドガー)(よくやりましたよモーリス・・・もらいました!)


すると、エドガーは先手を打たれて見きったクロードとユーリに攻撃された。


ノワールラン(エドガー)「・・・なっ・・・!?」
ユーリ「・・・その程度の闇では私は惑わされんぞ」
クロード「ついでに言えば、その程度の闇の対策は習得済みだ」


すると、エドガーは自分は擦り傷だけで傷ついていないことに気付く!下を見ると、そこにはサッカーボール。そう、これは・・・!


ノワールラン(エドガー)「!!サッカーボール!あの黄緑色ダヌキが月の巫女を傷つけないように頼んだのですか・・・」


そしてノワールランからエドガーは引き離され、そして通常のランに戻る。そして光が明るくなり、ドラリーニョは気付く!


ドラリーニョ「ランちゃん!」
ラン「いたた・・・」
カレン「怪我はない?」
ラン「平気です。ちょっとエドガーさんに乗っ取られた時のことは覚えてないんですけど・・・」
カレン「ラン!よかった!」
ユーリ「ところで・・・」


ユーリは聞く。


ユーリ「一緒にいたプリンスは実は操られてないんだな?」
クロード「えっ!?」
ラン「うん。プリンスはただ一緒にいたいという思いで付き合ってくれたんだと思うよ」


すると、エドガーが高笑いをする。これに全員は気付く。


エドガー「いやー、騒ぎましたねー」
ヤイバ「ゆえっ!?あれが正体か!?」
エドガー「月の巫女から出て行かれましたけど・・・花の魔導師。今度はあなたの身体で遊ばせなさい。月の巫女よりは具合が良さそうですねぇ」
カレン「!?」
ランリ「デビルサンダー!」


カレンに近づくエドガーにランリは悪魔魔法で攻撃する!エドガーの目論見は失敗し、エドガーは笑う。


エドガー「ははっ。言っとくけど、ボクは悪魔族なんて怖くもないんですよ」
ヤイバ「(エドガーを変えるには・・・)ニナ!!お主に何があったか、教えろ!!」


ヤイバの問いにニナは目を微かにそらす。モーリスは言う。


モーリス「無駄だ。これも全てニナが望んだことだ」
大半の全員「!」
リゼット「可哀想な子よ・・・綺麗過ぎるあなた達に触れるたびに自分が汚いと心で泣いている。純粋なあなた達の心を知るたびに、自分の醜さを思い知り、ずっと・・・」
ヤイバ「嘘だ!ニナはあの時拙者に言ったのだ!“行かないで”とな!」


ヤイバはあの時のことを思い出す。それと同時にニナが大事そうに瓶を持っているのに気付く。


ヤイバ(ニナが大事そうに持っているあの瓶は何なのだ?だが、不気味な感じがする・・・まるで囚われ人を縛る鎖のように)


一方、ニナは思う。


ニナ(所詮この世界に綺麗なものがあるものか。だから、紛らわしい人達(もの)は消さないと。あたしの思い出に救いなどなかった。最後の一つにも、絶対。あたしの前に安っぽい希望をちらつかせるのはやめて。あたしはもう疲れた。もう傷つきたくない)


ヤイバは聞く。


ヤイバ「どうして、天界は縦社会なのだ?」
エドガー「強いものが生き残り、弱いものが切り捨てられる天命です」
ヤイバ「強いもの・・・」


一方、ハマルは水晶玉の上で静かに眠ろうとしていた。すると、水晶玉がフルートの音楽から現場の映像に映された。


ヤイバ「拙者らは・・・ずっと気になっていたことがあるのだ」






ヤイバ「誰がお主らの天界の縦社会を決めたのは」
ハマル「!」






エドガー「天界の星座の宮廷の奴らです。ボク達よりもずっと強大な力を持っている上司です。今はそれぞれに名がありますが」


違うよエドガー。我らをそう決意させたのは名前も知らないフルーティストの音色。彼が吹いた「マタイ受難曲」は私達にそう言った。だから、私達はーーー。


ハマル「私達は天界の星座の宮である。生きるべきなら上である私達に従った方が良い。生きたいのならそう従うんだ」


エドガー「あなた達を頂点とし上司とし、一生服従し祀ることを誓いましょう」

“願い”の先(その4) ( No.241 )
日時: 2017/05/16 18:09
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

これに対し、ヤイバは・・・


ヤイバ「違うのではないか・・・?」


ヤイバの問いにエドガーは微かに驚く。ヤイバは言う。


ヤイバ「拙者は・・・違うと思う・・・大切に思い、分け隔てなく生きるその姿は、それこそが天界の証・・・」


涙を、携えて、進むなら、






ヤイバ「拙者らの人間界はみな縦社会ではないぞ!」






ヤイバの宣言に大半の人達は首を縦に振り、エドガーとモーリス、リゼットが驚く。すると、同じく驚いていたニナが瓶を落ちる!


ニナ「あ・・・」
ヤイバ「!(この瓶!ニナの!」
ニナ「!!それを離して!!触るな!!!」
ヤイバ「いやだ・・・いやだ!!」


ヤイバはその瓶を手にし、彼は言う。


ヤイバ「ニナが苦しいのは息ができないからではない。自分達と違う世界にいることに戸惑っているから」


拙者らは綺麗じゃない。だが、綺麗でいたいと思っている。どんな傷が付けられようとも。


ヤイバ「本当に欲しいものはそれに見合う気持ちをかけなくてはいけない。素敵なことだろう・・・?だから、今は堪えろ」


そして瓶はパキンと割れ、周りに光が集った・・・。






気付けば、ニナはあの日の踏切にいた。彼女はこれに気付く。
ああ・・・やっぱり、最後も・・・あの日の記憶か・・・。やっぱりあたしに救いなどなかった。最後の思い出にも・・・。
・・・。
だけど、あたしはみんなと一緒に楽しく強く生きる日々が欲しい。そのために、僅かに残る希望をかけよう。
すると、ニナは踏切の中にいる兄を見る。そこには・・・。






微笑みながら涙を流すニナの兄の姿があった・・・。






涙・・・?どうして・・・。
ニナ。ニナ。キミもこっちにおいでって叫ばないように頑張らなくちゃ、僕。僕は僕からあの子を離してあげなくちゃ。だから、叫ばないように。


「ごめん・・・ニナ。ごめん」






辛いことを見せて、ごめんねーーー・・・。






ニナは涙を流しながらヤイバを抱きしめる中で言う。


ニナ「お兄ちゃんはバカだよ・・・。でも、あたしはもっとバカだ。(こんなになるまで・・・あたしを連れて行かなかったなんて」


あたしはもうあたしは裏切らない。迷いはどうやっても無くならないし、叫びたいほど声は枯れる。辛いことは一生セットで付く。だけど、あたしを見てくれる人がいるなら、ちゃんと悲しんでくれる仲間がいるのなら・・・。大好きなんだって何度でも叫ぼう。あたしはもう人がくれた勇気を無下になんかしない。
ニナは涙を流しながら言う。


ニナ「ありがとう。ヤイバ君達。ずっと、ずっと言いたかった。あなた達が本当に大切、だから、あたしは何があってもあなた達を守るよ」


すると・・・


これから空から降りる人達全員「ちょっと待ったぁーーーーー!!!」
大半の全員「!!?Σ(;°Д°)」


そしてタワーの天井を突き破って降りたのは光の学園生徒会と・・・


パトリ(裏)「待たせたな!」
王ドラ「パトリさん!」
パトリ(裏)「あれっ、ミイは?まあいいや、どうせすぐここに来るし」


すると、パトリとニナ、光の学園生徒会はエドガー達に立ち向かう!


パトリ(裏)「どうやら間に合ったようだな!さっすが下剋上!」
アビス「いくら強いからって!ヤイバ達に何かしたら許さんからな!ぶっ殺す!」
ニナ「あんたらと手を組むのはもうごめんよ!ヤイバ達には触れさせない!」
大半の全員「行くぞー!!」


パトリ達が加わったヤイバ達はエドガー達に立ち向かう!戦う中でエドガー達は次第に苦戦し、エドガーは舌打ちをする。


エドガー「小賢しい・・・!・・・ハマル様!」


呼ばれたハマルはフッと笑いながら言う。


ハマル「奥床しい闇天使よ・・・何億何千とも魂を死に誘ってきたのに、教えた子に手を上げるのはプライドを捨てても嫌か・・・いいだろう」


すると、ハマルは人間界のウサギランドのタワー最上階にテレポートし、ヤイバ達の前に現れた!


大半の全員「!!」
エドガー「ハマル様!」
ハマル「随分と手間取っているな。ローズ・バイラ」


すると、薔薇の茨でヤイバ達を縛る!ハマルは言う。


ハマル「あのフェスティバルの演奏からは何か痛い思いがヤイバから伝わってきた。何か痛くて強い思いをな。それが本当ならば名簿からキミの名前は消えるだろう」
ユーリ「!ヤイバ!」
ハマル「あの演奏に何を込めたんだ・・・?」


そのハマルの問いにヤイバはこう答えた・・・。






ヤイバ「“天界の人達の全てが平等で幸せに暮らせるように”」






そのヤイバの思いにハマルは驚く。ヤイバは言う。


ヤイバ「拙者は・・・レガから聞いて天界が縦社会であると気付いたのだ・・・だから、放っておけなくなって・・・なぜなら・・・楽しかったのだ。パトリ達との日々が・・・」


ヤイバの本心がハマル達をその重責から解放し、死期名簿からヤイバの名前が消えた・・・。


ハマル「・・・ヤイバの名前が・・・消えた・・・ということは私は天界の内部調整に携わるために去らないと行かんな。キミ達はどうするのだ?」
アビス「・・・。ボク達は人間界の調査を続ける。少しの間天界から離れて、変わってくれるならそれでいい」
パトリ「闇の学園生徒会は打倒ブタのヒヅメのために人間界に残ります」
ハマル「そうだな。それに彼らもいるからな・・・」


すると、斬撃が薔薇の茨を斬った!やってきたレガを含めた天騎士達だ。


クロス「天騎士!」
レガ「随分と騒いだな。ウサギランドの機能も停止した。そういえば、ツキノはどこだ?」
ハルトマン「レガムント君・・・;」


そして他の無事だった人達がタワーにやってきた!サタンとギガディスと彼らが診たレトリーもだ。


ツースト「お前ら!」
サタン「レトリーはちゃんと診といたぞ。あ、安心しろ手は出してはいないから」


すると、元気を回復したレトリーがヤイバに抱きつく!レトリーの目には涙が溢れていた・・・。


ヤイバ「レトリー!?」
レトリー「ヤイバ、よかった・・・あの時助けに来てくれなかったら、ボク、一生キミを恨んでたんだからね・・・」
ヤイバ「レトリー・・・」
シアン「レトリー!」


シアンが泣きながらレトリーに抱きつく中、ハマルの命を受け取ったエドガーは言う。


エドガー「・・・死期の近い人間はみなボク達を見ては迫害していましたよ。だから、ヤイバ達が優しく迎え入れた時は天界は変えるべき運命だと気付きました」
パトリ「じゃあ、さっきの戦いでヤイバ達がマジで死んだらどうするんですかっ?」
リゼット「それはそれとして」
モーリス「魂を回収するだけ」
エドガー「うんうん」
パトリ(裏)&ニナ&王ドラ&ユーリ&クロード「なんだとおおおおおー!!!?」
パトリ(裏)「人でなし!!」
王ドラ「ろくでなし!!」
ユーリ「陰気!」
クロード「根暗!」
ニナ「ゾフィス!!」
エドガー「いい加減にしやがりなさい!!お前ら、それが闇天使の仕事だって分からねーのですか!!?ゾフィりますよ!!(▼益▼###)」


第2Rが始まる中、モーリスは言う。


モーリス「そうでなければいいと、俺達も願っているがな・・・」


第2Rがブチ切れたロムとダイシゼンによって終了する中、カレンは言う。


カレン「そういえば、ウイルスにはワクチンが必要だって言ってたわよね?王ドラ、ワクチンは?」
王ドラ「ウサギ草があればあのウサギウイルスのワクチンは作られますよ。今探しますから・・・」
ツキノ「ごめんなの王ドラさん;ウサギ草が食用だって知って食べちゃったの;」
王ドラ「」


すると、ブチ切れた王ドラがミューモン姿のツキノを掴みながら叫ぶ!


王ドラ「ツキノさーーーーーん!!!」
ツキノ「ごめんなさいなのーーーーー!!!」
ユーリ「ったく、普段からちゃんと管理しなかったからだ!」


その後、王ドラは探し回ったウサギ草を使ったワクチンを作り、そしてワクチンを打たれた人々は元に戻ったことは言うまでもない。






風が聞こえた。そう、これはパトリの父親が魂の中で微笑んでヴァイオリンを弾いている音・・・!パトリの父親は「もういいよ」とパトリに言っているかのように弾いていた・・・。


おしまい

“願い”の先(その5) ( No.242 )
日時: 2017/05/16 18:08
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

「キャラデータ(闇天使&光の天使&天騎士)」


・「青の闇天使」パトリ
闇の学園生徒会で会計を担当している闇天使の男の子。鎌のヴァイオリンを装備している。
性格はちょっぴり泣き虫で仕事もそつなくこなすが、実はキレると口調も粗暴に変わる二重人格者。彼は仕事は闇の学園の中でも特に優秀なためヤイバ関連がなければ、上への昇進の話もあったらしい。昇進のためヤイバの魂を狙うために彼に近づいて鎌のヴァイオリンの演奏で危うく合同文化祭をめちゃくちゃにしかけたが、アイオーンの演奏を前にして敗北した。以来アイオーンを越えるためにスマブラ屋敷に出入りするようになる。その中でミイとも交流を持つようになり、彼女の演奏のパートナーとなると並行してやがて好意を持つようになる。また幼なじみであるニナからは好意を持たれているが、本人は鈍感で全く気付いてない。エドガー達が人間界に降りた際は彼に操られたニナを助けると同時にエドガーを止めるために光の学園生徒会とともにウサギランドのタワー最上階に駆けつけた。一人称は表はボク、裏は俺。


・「紫の闇天使」ニナ
闇の学園生徒会で風紀委員を担当している闇天使の女の子。鎌のコントラバスを装備している。相棒に赤いカワウソのゾフィスがいる。のだめ組のニナ・ルッツとの区別は話し方である。
性格は流行りや新しいものに弱く、アビスとは違い明るく楽天的な性格。また自分よりも可愛い小物を着けているキャラがいると、思わずヤキモチを妬いて注意してしまうことも。ドーナツが大好き。踏切事故により亡くなった兄がいた。エドガーから幼なじみのパトリを監視命令でレガことレガムントとともに人間界に降りた。その最中でレガと別行動をし、空を見つけて情にほだされたレガや空を八奇人に加入させることに躍起になる高等部の生徒会長の香宮碧音(あおと)を利用して空達を陥れるように仕向けたが、彼女はそれにブタのヒヅメのバレルが関わっていたこと、その行動がバレルを助長させたことは知らなかった。その後、レガの話を聞いたヤイバに会い、彼の魂を奪おうとするが、駆けつけたパトリ達によって止められる。その際に「ヤイバの魂が奪えない原因」であるアイオーンの魂を奪おうとするが、ある出来事から考えを少しずつ改めるようになる。かつては教師である母親から虐待を受けて育ち、パトリとともに闇の学園に勧誘された際は親の反対を押し切って闇の学園に入学するために家を出た。そのために「兄は自分を苦しめている」と思い込み、変わることを恐れていたためそこをエドガーにつけ込まれる形で彼と手を組んでしまうが、そこをヤイバに諭されたことで兄の本当の思いを知り、その呪縛から解放されたことをヤイバ達に感謝し、ヤイバ達に加勢する形でエドガー達から寝返った。一人称はあたしで少し女口調。


・「赤の闇天使」エドガー
闇の学園生徒会で生徒会長をしている闇天使の男の子。他の闇天使が楽器を模した武器を装備している中で彼のみ武器である魔法の懐中時計を装備している。
性格は丁寧な口調だが、どこか高圧的。彼が絶対的な支配者として闇の学園の頂点に君臨している。しかし、パトリとニナがヤイバ達に寝返った際に彼らに手を上げることをプライドを捨てても嫌がったり、上司のハマルから命を受けた際には嫌な顔を一つせずにそれに応じるなど根っからの悪人ではない。実は赤いカワウソのゾフィスの正体であり、ニナにゾフィスとして相棒で付いてきたのはパトリに手間取らせたヤイバ達を観察するためであった。その際にランの身体を乗っ取り、ノワールランとしてウサギランドを造り、レトリーを捕まえるように人間界の人々にウサギウイルスを仕掛けた。しかし、パトリとニナの裏切り、下の格であったはずの光の学園生徒会の下剋上もあってヤイバの本心により彼の名前が死期名簿から消えたことによってそれを諦める形でハマルから打倒ブタのヒヅメを命じられた。その際には全員の魂を回収すると言い一部の人の怒りを買ってしまうも前ほどの執着心は薄らいでいた。一人称はボクで敬語口調。


・「緑の闇天使」モーリス
闇の学園生徒会で書記を担当している闇天使の男の子でエドガーの幼なじみ。チューバを模した武器を装備している。
性格は比較的温厚で個性が強すぎる闇の学園生徒会の中では一番の常識人に当たる。書記ではあるが、実は字が下手で読めないほど汚い。本人も自分の字は読めないほどらしい。エドガーに従う形でウサギランド事件に司令塔として加担するが、パトリのことは本人も内心ではびっくりしていた。エドガーのためにタワーの電気を全て消すなどの行動に出るが、この暗闇の中でクロードとポップンのユーリに見抜かれ、自身はチームクロードの一人であるアクセスに捕まった。ヤイバの名前が死期名簿から消された際はヤイバが死ぬことはないようにリゼットとともに願っていた。リゼットからはエドガーのことで一方的に恋のライバルだと決めつけられている。一人称は俺。


・「黄の闇天使」リゼット
闇の学園生徒会で副会長をしている闇天使の女の子。吹き矢にも変化することができるファゴットを模した武器を装備している。
性格は常にクールで無愛想だが、想い人のエドガーのこととなると、周りが見えないことも。そのため一方的に彼の幼なじみであるモーリスを恋のライバルだと決めつけている。しかし、家を出たいというニナに自分が住む闇の学園の女子寮の一室を紹介するなど根は優しい。モーリスと同じくエドガーに従う形でウサギランド事件に女司令塔として加担する。その際に王ドラの足をファゴットを変化させた吹き矢で打ち動けなくしてエドガーに金星を上げかけるもチームクロードの一人であるロゼに見抜かれて投げナイフでその武器を壊される。その後、エドガーがハマルから打倒ブタのヒヅメを命じられた際にはそれに応じて他の闇天使共々人間界に移住することを決める。一人称は私。


・「紫の光の天使」アビス
光の学園生徒会で風紀委員を担当している天使の男の子。
性格は厳格で頭が固く、常に厳しい表情を崩そうとしない。光の学園に厳しい規律を作っており、生徒達もそれを守っている。潔癖性。しかし、ヤイバとレトリーが文化祭の演目で聞かれた際にはそれに答えるなどイベントには警備が必要だと考えているも生徒達が楽しめるよう全力で注いでいる一面もある。つまり、ツン8:デレ2。修学旅行などのイベントの下見のために他の天使と人間界に訪れたが、圭一郎に頼まれあいりとツーストを引き離そうとしたが、間違ってカービィとメタナイトの仲をこじれさせてしまう。その騒動を解決した後に人間界の人々と行動を共にするようになり、その際に敵対しているはずの闇天使であるパトリやニナとも交流を持つようになる。パトリがミイに好意を寄せていることに気付いた最初の人物。一人称はボク。






最後はぷよクエキャラのデータです!

“願い”の先(その6) ( No.243 )
日時: 2017/05/16 18:11
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

・「赤の光の天使」フローレ
光の学園生徒会で生徒会長をしている天使の女の子。
性格は気高く冷たい印象を与えるが、実はどこか抜けている一面がある。光の学園生徒会最大のボケキャラでもある。滅多に笑わないが、笑った方が意外と可愛いらしい。成績優秀ではあるのだが、ボケ解答や珍解答がすごい。ポイズンクッキングの達人で被害者はロコとルクスとアビスの三人。主要教科と音楽と体育の成績はいいのだが、美術と家庭科が苦手で特に美術は知識も全くない。カービィとメタナイトの仲違いが解決した後に人間界の人々と交流を持つようになる。ちなみに闇天使のパトリやニナにも色眼鏡で見ることはせず分け隔てなく接している。一人称は私で厳粛な男口調。


・「青の光の天使」シエル
光の学園生徒会で会計を担当している天使の女の子。
性格は無機質で寡黙で何を考えているかはわからない。しかし、その性格に反して仕事はそつなくテキパキとこなす。滅多に笑顔を見せず、まるでロボットのようだが、ちゃんと彼女にも微弱だが感情はある。ちなみに彼女の感情を見るのはメタナイトの素顔と同等以上のレアでフローレが写真を連写することもある。しかし、審査員のためにルールに沿った上でだがちゃんと料理を作るなど意外と優しいところもあるらしい。言うまでもなく純粋組。無自覚に人を誘うところがあるらしい。作戦はちゃんと計算した上で細かく書かれた案を提出するなど光の学園のプレーンでもある。成績は光の学園の中でも頂点に君臨するが、唯一苦手なものは体育である。一人称は私で敬語口調。


・「緑の光の天使」ロコ
光の学園生徒会で書記を担当している天使の女の子。
性格は常に笑顔で個性が強すぎる光の学園生徒会をまとめる和やかなしっかり者。天然の癒し系でもあり、密かなファンも多い。常に笑顔でいるが、その笑顔は素であり決して裏があるわけではない。しかし、自分が怒ったことに関しては表情が変わり、目つきも少し悪くなりチョーク攻撃を繰り出すことも。ある種HS。言うまでもなくオシオキ組で裸族騒動の時は他のオシオキ組と一緒にオシオキに加担することもある。ちなみに怒ると光の学園の中で一番怖いらしい・・・;その表情はロムも怯むほどである。一人称は私で軽いお嬢様口調。


・「黄の光の天使」ルクス
光の学園生徒会で副会長をしている天使の男の子。
性格は常に神々しい笑顔でみんなを見守る穏やかな性格。どんな時でもみんなから一歩引いた場所で見守るが、それゆえに脱走騒動や生徒会にお菓子を持ち込むなどの校則違反にも出ることもある。しかし、持ち前の要領の良さでそれを上手くかわしている。しかし、本当に危機が迫った時は人並みに動揺もする。紅茶やそれに合う洋菓子が大好き。調査で人間界に訪れた際に圭一郎に頼まれあいりとツーストと間違ってカービィとメタナイトを仲違いをさせる原因を作った。それが解決した後は人間界の人々と行動を共にするようになる。一人称は僕。


・「六人目の天騎士」レガムント
六人目の天騎士でそれ相応の実力を持っているが、あまり人と馴れ合わない。一部の人以外からは「レガ」という愛称で呼ばれている。
性格は無愛想に見えがちだが、本来は真面目で気持ちの表現が下手な性格。気持ちをつい遠回りしてしまうこともあるが、本当は優しい性格。サックスの名手。あることでニナと連絡が取れなくなり、偶然居合わせたツキノと「友達になる」という契約を交わしてしまう。ツキノに振り回されながらもやがて彼女に好意を持つようになる。ニナと手を組み香宮を扇動した際に罪悪感を感じてそれをヤイバに泣きながら打ち明けた。かつては前の主人でありツキノの前世でもあるサリアに好意を寄せていたが、サリアの事故死を自分のせいだと思い込み、それゆえにツキノのことで後一歩踏み込むことを恐れていた。しかし、ツーストの説得により考えを改めツキノに想いを伝え、ヤイバの魂を奪わないよう上に直訴するために他の天騎士達と共に天界に帰って行った。その後、その願いが叶った後に人間界に戻った。一人称は俺。


・「緑の天騎士」ハルトマン
天界の治安を守る緑の天騎士で性格を除けば最強と言われる人物。カービィ組のハルトマンとの区別は話し方である。
性格は端正な見た目とは裏腹に女性関係にだらしがなく、面倒なことが嫌いな性格。書類仕事も嫌い、ぷよクエのユーリに報告書を書くように命じられるも数々の巧みな手口で逃亡している。しかし、ここぞという時は頭の回転が働き、事態を解決に導く。レガの同期でもあり、彼の過去を知る数少ない人物でもあった。レガがある出来事で訪ねてきたことをきっかけにレガに起こった出来事を知り、他の天騎士達と共にレガを連れ戻すために人間界に襲撃する。しかし、王ドラの策略やゼオ達などの機転を前に自分を含めた天騎士全員が捕まってしまうが、ツキノに許してもらえた。その後、人間界の人々と行動を共にするようになる。一人称は俺。


・「赤の天騎士」マルス
天界の治安を守る赤の天騎士。スマブラ組でFE組でもあるマルスとの区別は話し方である。
性格は早とちりだがとてもいい人でかなりの天然である。任務ではまだまだ新米で失敗も多いが、そこが可愛いと女子達からは大人気である。性格故にエサリー号事件ではクロードにそこを利用されかけるが、実際はヴィオラがクロスとクロードの会話を聞き、エミリアが長身であるアイオーンの姿を見たことから阻止されている。そのエサリー号事件の解決後は人間界の人々と行動を共にするようになる。エミリアには好かれている・・・?裸族を見ても動じないタイプ。一人称はボクで敬語口調。


・「青の天騎士」ユーリ
天界の治安を守る青の天騎士。ポップン組のユーリとの区別は話し方である。
性格は規律を愛する生真面目な性格。ハルトマンから言わせればクソ真面目で融通がきかないらしく、冗談も通じない。しかし、他の天騎士が騒動を起こした際は彼らの暖衛役を担うこともあり、厳しい性格なのだが、根は優しい。薄情に見えることもあるが、それも自分の役目を忠実に生きてきたからこそである。後輩の天騎士の指導役も担っており、その縁でヴィオラと仲がいい。また後輩キャラや純粋組には甘く、オシオキ組でもある。ぷよクエのマルスとは同期である。エサリー号事件の解決後に人間界の人々と行動を共にするようになり、またヤイバの魂を奪わないよう上に直訴するためにレガと共に天界に帰ることをツキノにレガの過去を話した上で告げ、「好きじゃないならもうそっとしといて下さい」と忠告した。一人称は私で敬語口調。


・「黄の天騎士」エミリア
天界の治安を守る黄の天騎士。ぷよクエのハルトマンからは「女史」と呼ばれている。
性格は明るく誰かが弱気になると特訓したがるなど強引で少し好戦的な性格。巨乳の美人だが、性格は男前でその人柄に惹かれる女性ファンも多い。どちらかといえば男子よりも女子の方に大人気である。ぷよクエのユーリと共に後輩の天騎士の指導役も担っており、彼女の指導は豪快でありその指導は一部の人からは好評である。また一番の後輩であるヴィオラのことを可愛がっている。ぷよクエのマルスのことが好き・・・?また実力はトップクラスでハルトマン、レガに次ぐ実力である。エサリー号事件解決後は人間界の人々と交流を持つようになる。天界に帰る際はレガの背中を後押しした。一人称は私。






次が最後です!

“願い”の先(その7) ( No.244 )
日時: 2017/05/16 18:16
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

・「紫の天騎士」ヴィオラ
天界の治安を守る紫の天騎士で見た目とのギャップがある訛りが強い田舎口調が特徴。上位の天騎士の中では一番の後輩天騎士である。
性格は口調とは裏腹に心優しく純粋な性格。また彼女は天騎士ではなく女神に昇格した方がいいとみんなからは言われているが、本人はそのことも訛りの強い口調も特に気にしてない様子。また耳がよく、エサリー号事件ではクロードとクロスの会話を聞いてそれをエミリアに伝えている。先輩の天騎士達のことを、特にぷよクエのユーリのことを尊敬しており、彼とは特に親しい。言うまでもなく純粋組。田舎育ちのためオシャレには無頓着だが、カレンに言わせれば「磨けば光る存在」。エサリー号事件解決後は人間界の人々と行動を共にするようになる。一人称はおらで訛りの強い田舎口調。


「後書き」
今回は闇天使主体編でした。やっと終わったー;特に最後はキャラのデータもあって長かった・・・;まあずっとずっと書きたかった話やデータも書けましたので満足です。残りのデータはまたの機会に。
うちのレトリーは学校でいじめを受けて今の人見知りが激しい性格になったという設定です。そこでプラズマジカに加入してシアンと出会い、世界が変わっていったということですね。シアンには感謝してますけど、自分を助けてくれたヤイバを放っておけないし・・・複雑な心境ですね。
さてさて、ヘドの過去(桜オリジナルの大義名分で悪く言えば捏造;)、そしてブタのヒヅメ決着はいつになるのか・・・。・・・きらりさんとの2年待たせたコラボもあるし、多分まだまだ分かりませんね;ではこれからのお話をお楽しみに!






長かった・・・;感想OK