二次創作小説(紙ほか)

吸血鬼の赤き洗礼(前編)(その1) ( No.257 )
日時: 2017/05/26 20:28
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

今回の前後編はあの方が初登場のお話。裏を返せば遅くなってごめんねという話です;






ある日の夜。アイオーンはある夜からよく目を覚ましてどこかに出かけるようになった。それはレガがやってきた後日のある日のフレッドの海賊船におじゃました時のことだ。


アイオーン「ほう・・・綺麗だ」
フレッド「アイオーン。その海賊の指輪未だに解析中なんだから触るなよ。ロムからも言われてるんだ」
アイオーン「わかっている。見るだけだ」
フレッド「ならいいけど」


その時からだ。アイオーンが夜な夜なでかけるようになったのは。しかし、そのことはアイオーン自身も覚えていなかった・・・。






その翌日の昼。アイオーンはスマブラ屋敷で寝ていた。寝顔も美しいが、問題はなぜ寝不足だったのかだ。ゼオはアイオーンを起こすためにポスターを丸めて彼の頭を叩く。


アイオーン「ヴッ!?(起きた」
ゼオ「ロムから聞いたけど、お前ふざけてんのか?」
アイオーン「ヴッ?神は通常どおりに寝ているぞ」
ゼオ「昼も寝てる限り全っ然夜に眠ってねーじゃねーか(^ω^#)」
クルーク「まあまあ;」


すると、アミティがその記事を見て驚く。


アミティ「ちょっと!またケモナーの吸血鬼出たんだって!!」
シグ「女性が軽傷で倒れていたところの記事」
ラフィーナ「絶対今話題のケモナーの吸血鬼ですわよ!?」
ププル「あー、はいはい。桜サイドにも吸血鬼はいるからその人達が解決してくれるからやめようね;」
クルーク「ポップンのユーリやオリキャラのハウルだっけ?」
アイオーン「ハウル?」
アミティ「でも、あたし達は結局釈放されたとはいえクロードを捕まえたことがあったし、ケモナーの吸血鬼の真相をあたし達で解決すればいいと思うんだけど?」
ププル「それはそうかもしれないけどさー」
ゼオ「とにかくアイオーンの寝不足を何とかしないとなー。そうだ」


すると、ゼオがあることを提案した。


ゼオ「リデルがアイオーンの添い寝してくれたらどうだ?」
大半の全員「はぁっ!!!?お前、何言ってるの!!?(顔真っ赤」
ゼオ「えっ?別に寝てたは寝てたでいいんだが・・・」
大半の全員「なんだそういう意味かー・・・」
ゼオ「ついでにアイオーンはデリバリーが多いからリデルが今日の夕飯を作って来い」
リデル「いいんですか!?」


すると、何かに気付いたあやクルは読んでいた本を閉じながら言う。


あやクル「お前達。ゼオの提案は採用するが、調査はやめとけ」
大半の全員「えっ!?」
あやクル「今回の調査は大人組だけでやらせとけばいい」
クルーク「えー・・・;」


調査を止められブーイングする大半の人達だったが、リデルはアイオーンについて来ていた。アイオーンは聞く。


アイオーン「保護者に話さなくて良いのか?」
リデル「おじいちゃんとおばあちゃんにはちゃんと言いましたし、ちゃんと許可を取りました。タルタルさんと同じような理由でアイオーンさんなら安心だろうって」
アイオーン「・・・。それはそれで・・・;・・・」
リデル「?なんですか?(きょとん」
アイオーン(そんな可愛い顔で見つめないでくれ・・・)


リデルは手には夕飯で作るブイヤベースとシーフードサラダの材料を持ってきていた。調理器具も。


リデル「調理器具もないと聞いたのでちゃんと持ってきました」
アイオーン(危機感がないのか・・・)


そしてリデルはアイオーンの自宅の高層マンションの一室に入る。リデルは早速キッチンに向かう。


リデル「じゃあ、ブイヤベースとシーフードサラダを作りますね。アイオーンさんも手伝って下さい」
アイオーン「ヴッ!?」
リデル「アイオーンさんも手伝うようにとペイペインさんからも言われてるんです!」
アイオーン「・・・。分かった(襲いそうになるからなるべく離れたかったのに・・・」


アイオーンは野菜の皮むきで手伝うことになった。しかし、アイオーンは料理は初心者のために指に切り傷をついてしまう。


アイオーン「ヴッ!!」
リデル「アイオーンさん、大丈夫ですか!?はむっ(傷の痛みを和らげるように指を口にはめる」
アイオーン「!!!」


すると、顔が真っ赤になったアイオーンは急いでリデルから離す。リデルはこれに驚きながら謝る。


リデル「あ・・・ごめんなさい・・・」
アイオーン「いや、リデルは悪くない・・・(そんな困ってるような顔するな・・・」


そしてごはんを食べ、風呂は男女別々で入り、リデルはベッドにいながら言う。


リデル「さぁ、一緒に就寝しましょう!」
アイオーン「何故にベッドの隣で?(普通のパジャマ姿」
リデル「アイオーンさんが夜中にどこかに行かないか見張るんです!」


しかし、リデルはアイオーンの隣で就寝してしまった。これにアイオーンはリデルとの距離が近すぎて眠れなかった。かと言って襲わずに。


アイオーン(リデルには俺に対する危機感が本当にないのか;かと言ってあと一歩ふみだせん俺も俺だが、いや、リデルが成人してからが良いのか。本当にどうしたら良いものか・・・)


「こんな時こそ自分の理性を殺せば、その娘はお前の本当の伴侶となる」


アイオーン(誰・・・!!?)


すると、アイオーンは意識を誰かに乗っ取られた。アイオーンはリデルに近づく。


アイオーン「・・・この娘は本当に「この男」に対して無防備なのか・・・」


アイオーンはリデルの頬に触れようとするが・・・






あやクル「そこまでだ」






すると、いつの間にか合鍵を使って部屋に浸入していたあやクルがいた。あやクルは言う。


あやクル「やっぱり、そなただったのだな。ケモナーの吸血鬼よ」
アイオーン(?)「・・・」
あやクル「いや、アイオーンの身体に入ってそれを使って夜な夜な吸血行為を繰り返していたということが正しいのか。この方法だと赤の吸血鬼一族の長のユーリにはバレないからと思ったのか?」






あやクル「赤の吸血鬼一族の一人のドラウド3世」






あやクルの推理にアイオーンの身体を乗っ取ったドラウドはようやく認めた。


アイオーン(ドラウド)「ああ、そうだ。この男は興味津々でワタシを見てきてな。それでようやく封印を解くのが成功してこの男に取り憑いたのだ」
あやクル「他の女を襲って、リデルまでも襲いかけたとしても?」
アイオーン(ドラウド)「じゃあ、何故に血を吸うだけで済んだのかって?それはな・・・人を困らせて血を吸いたかったからなのだよ!!!」


すると、ドラウドはあやクルを襲おうとするが、あやクルはマントでそれをかわす。


あやクル「効かんな」
アイオーン(ドラウド)「何!?」
あやクル「お前、私が誰だか忘れたか?私は半分の魔力をあの封印のきろくに残したが、それでも大分魔力がある。つまり、今の魔力はーーー300%のうち150%」
アイオーン(ドラウド)「!?」
あやクル「さぁ、アイオーンを返してもらおうか」


すると・・・






エミリア「うるさいわね!!!(あやクルとドラウドを同時に攻撃する」
あやクル「ペペロンッ!!!(クリーンヒット」
アイオーン(ドラウド)「チーノッ!!!(クリーンヒット」






エミリア「下でマルスちゃんやレガムントちゃん達が眠れないじゃないの!!(怒りながら高層マンション内の部屋に帰る」
あやクル「そういえば、他の天騎士もこのマンションに住んでいたな・・・;?アイオーン?」
アイオーン「」←あまりの分離のショックで気絶
あやクル「ドラウドの魔力がしないな・・・つまり、逃げたのか・・・!!!」


一方、ドラウドは☆6形態で街を彷徨いながら飛んでいた。


ドラウド「不本意だったが、あのあやしいのに倒されなくて助かった。まさかワタシがあのライオン族の男に憑いてたのはあやしいの以外に誰も思うまい」


すると、ドラウドはフレッドの船を見つける。彼は思いついたように言う。


ドラウド「とはいえ気づかれるのも時間の問題・・・早くワタシを解析していた船の船長に取り憑かなければ」


ドラウドはフレッドの船に浸入し、そこに部屋で寝ているフレッドを発見する。


ドラウド「こっちに来い・・・ワタシを受け入れろ。人々を混乱に陥れる奴はお前しかいまい・・・」


ドラウドはフレッドに取り憑き、取り憑いたドラウドは自分の誇り高さに微笑(わら)っていた・・・。






今回はドラウド様が満を持して登場!

吸血鬼の赤き洗礼(前編)(その2) ( No.258 )
日時: 2017/05/26 20:30
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

その翌日。リデルはアイオーンがちゃんと寝ていたことをゼオ達に報告していた。


ゼオ「ちゃんと寝てたんだー。じゃあ、なんで昨日まであんなに眠そうなんだ?」
アイオーン「我もわからん・・・」
あやクル「・・・」
アミティ「ゼオの提案が失敗なら、あたし達だけでケモナーの吸血鬼を調査しようよ!」
クルーク「いいねー」
あやクル「いや、それは・・・」
ププル「あやクルも協力してくれるでしょ?」
あやクル「ーーー〜〜;わかった。保護者として協力する」
ラフィーナ「オッケーですわ!」


ゼオ達はケモナーの吸血鬼を秘密裏で調査することになった。シグは言う。


シグ「まずは聞き込みー」
アイオーン「そうだな。とりあえずは・・・」


ゼオ達はまずはケモナーの吸血鬼の被害者の話を聞くことにした。しかし、どの被害者もケモナーの吸血鬼を覚えてはいなかった。


クルーク「どの被害者も覚えてないそうだよ;」
ゼオ「ということは人の記憶を操れるかそれとも記憶を操作しているかだな。次にハウルっていう奴に会ってーーー」


すると、ガサガサと動く影があった。それに全員は気付く。


ラフィーナ「えっ!!?」
ププル「ケモナーの吸血鬼!?」
アイオーン「来い!ロムの見よう見まねで喧嘩を覚えたのだぞ!」
あやクル「生兵法は大怪我のもとだぞ;」


すると、動く影の正体は・・・






ジャイアン「俺様だ」
アイオーン「ぎゃあああああー!!!」






のび太「あの・・・その人、大丈夫ですか;」
クルーク「な、なんだ、同じ町内四人組か;びっくりさせないでよ;」
スネ夫「シグさんのところに行く途中だったんです。夏休みに向けての大きな昆虫採集を教わろうと思って」
シグ「いいよ。でも、今はできない」
しずか「えっ、どういうことですか?」
ププル「実は・・・」


ププルはケモナーの吸血鬼のことを話す。これにのび太は興味を持つ。


のび太「ケモナーの吸血鬼!?いい調査じゃないですかそれ!」
ジャイアン「信じるけどよ、だが、保護者がいない状況で心配じゃねーか?」
ラフィーナ「あやクルが付いてますわ」
スネ夫「なるほど」
しずか「私達もそのケモナーの吸血鬼を見たいです!もちろんずっと冒険してきたので覚悟はしています!」
クルーク「オッケー。付いてきて!ところで・・・」


クルークは木の後ろに隠れているアイオーンを見る。


クルーク「アイオーン。いつまでそこに隠れるつもりだい?こいつら、癖はあるけどいい子だよ」
アイオーン「純粋な子供の視線がこの神を聖域へと誘う(訳:聖域に帰りたい」
あやクル「アイオーンがヘタレ出した;」
スネ夫「(何なんだろうこの人;)終わったら、キャビアでもご馳走しますんで・・・」
アイオーン「いらん」
クルーク「アイオーン、スネ夫の家を越えるすごいが三つつくほど金持ちなんだよ」
ジャイアン「へー」
スネ夫「おいそこ感心するな(^ω^#)」
しずか「私の家にあるピアノを触らせますんで付いてきてくれますか?」
アイオーン(・Д・)ぴくっ
クルーク「アイオーンは他のミューモンと同様に音楽が大好きだ」
のび太「なるほど」


同じ町内四人組もケモナーの吸血鬼調査に参加する中、一同はハウルに会うために彼の居候しているポップンのメルヘン王国のユーリ城に行こうとするが、そのための移動手段を考えていた。


ゼオ「メルヘン王国への移動手段はどうする?」
のび太「どこでもドア!」
アミティ「テレポート!」
アイオーン「おばあちゃんに頼んで大人数用の自家用ジェットを呼び出すことはできるが?」
ププル「三つの案があると流石に無理だよ;でも、これはのび太の案を参考にして・・・」
???「お前ら、何してんだ?」
大半の全員「!?」


すると、フレッドが現れた。フレッドの姿に安心した大半の全員だったが、何か違和感があった。


ププル「あっ、マルチウスさん達は?」
フレッド「さぁな、どっか遊びに行ったんだろ。その紙は調査書だろ?正直お前らだけでは危ないから先に帰れ」
アミティ「でも、その解決のためにハウルに会いに・・・」
フレッド「ハウルという奴ならDeuilのマネージャー的な役割で付いてきてる。忙しいから今日はもう無理だろうな」
ゼオ「・・・」


すると、ゼオがフレッドの左腕を握る。


フレッド「いだっ!どうしたんだよ急に・・・」
ゼオ「ーーーお前」






ゼオ「誰だ?」






そのゼオの問いにフレッドは怪しく笑い、そして木の上に飛ぶ!


大半の全員「!?」


そしてフレッドことドラウド3世は自分の正体を告げる!






フレッド(ドラウド)「ワタシが「ケモナーの吸血鬼」であるドラウド3世!」






後編に続く・・・!






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