二次創作小説(紙ほか)
- ゾーアの覚醒(その1) ( No.307 )
- 日時: 2017/07/07 19:34
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
今回はついに・・・リクエストや依頼をくださった方々、ブタのヒヅメの決着後に書きますんでしばしお待ちを!
一方、エターニャはメロディシアンの鉱山についにたどり着いた。ここにメロディシアンアルマースがあるのだ。
エターニャ「ついに来た・・・かれこれ数ヶ月、長い旅であった・・・。みな、すぐにメロディシアンアルマースを見つける!」
エターニャはメロディシアンアルマースを探し始める。一方、ブタのヒヅメは空がいないことに気付き、慌ただしくなっていた。
ブレード「ボス。天川空がいない・・・」
マウス「すぐに探し出せ。きっとすぐに見つかるはずだ」
ママ「ハッ!」
バレル「・・・」
一方、空と勇飛達は透明マントで隠れていた。ミイは言う。
ミイ「慌ただしくなってる・・・私達が逃げたのがバレたみたい。しばらくここでやり過ごそう」
クロウ「空、大丈夫か?」
空「うん・・・。しんどいのは無くなった。元気みたい」
シアン「よかったにゃ!」
空「でも・・・多分、私はもう・・・」
アイレーン「そんなこと言うなのだ!王ドラに診てもらうか、桜に祈祷して貰えば大丈夫なのだ!」
空「・・・。ヤイバ・・・今のうちに謝らせてよ」
ヤイバ「故?」
空「実は私はウサギランド騒動前のキミ達に黙ってあのライブに来たんだ」
ヤイバ「そんなことか?もう過ぎたことだから・・・」
空「違う!私はライブに来て盛り上がっても感動したことなんてなかった。だけど・・・キミ達の曲を聴いて・・・小さな身震いをしたんだ・・・」
あの時シンガンクリムゾンズは輝いてた。どんな辛いことがあっても、解散しようだなんてことはなかった。
ヤイバ「だが、あのライブは故にマスコミを黙らせるためのものであるからなぁ」
空(うん、全く気付いてない)
クロウ「それに小さな身震いをしようがしまいが俺達のライブで出荷できればそれでいいんだ。悲しいことよりも嬉しすぎて泣く方がいいだろ?」
空「うん。そうだね・・・」
アイオーン「空は?」
空「えっ?」
アイオーン「空はチェロを弾く時相当いい顔をしていた」
アイオーン「それは誰よりもチェロを弾くのが楽しいってことではないか?」
アイオーンの言葉に空は何かに気付く。空は少し沈黙を置いて言う。
空「・・・。うん・・・そうだよ・・・」
空はそう答えた後に目から涙が溢れた。
私がチェロを弾くのは、「あの子のために」「あの子のために」って、思ってた。でも、違った・・・。チェロは私が一度プリンプから帰った後に心の傷を癒してくれた一番の「友達」。私の・・・一番の「親友」だったんだ・・・。
空が声を上げながら泣く中、勇飛は自身の目から浮かんだ涙を拭い、言う!
勇飛「行こう、空!絶対ここから出るんだ!」
クロウ「おい、ヤイバ。お前、ブタのヒヅメがいないか見に行ってこい」
ヤイバ「故に!」
ヤイバはそーっと辺りを見回す。そこには誰もいなかった。ヤイバはこれに安心する。
ヤイバ(誰もいないな・・・。見つからないうちに行った方が良いだろうか?)
ぐいっ
すると、誰かがヤイバのなりきりプレートを取った。その人物はヤイバの種族の名称を言う。
バレル「久しぶりだね。狐君」
ヤイバ「バレル!!!(あっ、しまった!」
バレル「やっぱり狐君達だったんだね・・・最初から分かっていたよ。こういう手の込んだものは普通に気付かないものだが・・・なんで気付いたか分かるか?それの類に詳しい魔導師が俺達に付いているからだよ」
ヤイバ「(!!)離せ!!誰が貴様の言うことなど!!」
クロウ「ヤイバ!?」
すると、空以外の一同が出てきて、一同はブタのヒヅメに見つかってしまう!マウスが出てきた。
マウス「私達のシマに入ったのが気に食わんな。私はブタのヒヅメのリーダー、マウスだ。さぁ、大人しく私の捕虜となってもらおうか」
アイオーン「断る」
アイレーン「そうなのだ!貴様など地獄に落ちれば良いのだ!」
マウス「おやおや、そんな吠え方をしていいのか?」
すると、マウスの指示でブレードがミイを人質に取った。
マウス「私はキミ達の仲間に、ダークチェロを弾かせることもできるのだよ」
チュチュ「!ミイちゃん!!」
勇飛「なんでこんなことするんだ!こいつは普通の人間であって、お前らとは何も関係ないだろ!?」
マウス「何も関係ない・・・?だから、なんだと言いたいんだ。これは天川空や三軒屋紅葉と同じように天使族のゾーアの血を受け継いでいる者だ。いわば私の手駒に過ぎないのだよ。ついでに私達が暗躍し続けた理由を教えてやろう」
◆マウスの回想◆
私達はブタのヒヅメが壊滅された後に壊滅した張本人であるSMLとあのジャガイモ小僧共に復讐をしようかと思案していたその時、赤猫を連れた魔導師三六黄泉がこう言った。
「私の目的を手伝うならば、お前達に協力し、闇の楽器とゾーアのことを教えてやろう」
黄泉はその時、ペールノエルに七番目として所属していたが、手紙やとてもすごいネギという変わったネギを通して彼女に闇の楽器やゾーアのこと、そしてその時、美しいものばかりを盗んでいるチームクロードや姉を生き返らせる方法を探し求め旅しているエルマ達や生物学の賢者である変人のネロの噂を聞いた。彼らを言葉巧みに勧誘したところを彼らはなんとそれぞれ理由は違えど飲み込んでくれた!星ノ宮学園に バレルを教師として紛れ込ませたりな。だが、あの怪盗やcantabile、お前達ミューモン、天川空達のせいで彼らは離反してしまった。戦力も明らかにお前達のせいで落ちてしまった。だから、天川空の身体を依り代にして、
ゾーアを復活してSMLやジャガイモ小僧共に復讐してやる。
ブタのヒヅメの衝撃の告白に一同は驚愕を隠せなかった。レトリーは言う。
レトリー「ブタのヒヅメ・・・あんたらは狂ってる」
そう言わなきゃレトリーは自分を保てなかった。マウスは言い返す。
マウス「なんとでも言え。私は元から子供と平和や正義という言葉が大嫌いだったしな。それとも、犬っ娘よ、お前の過去も今もそう考えているのではないか?」
ヤイバ「レトリーを侮辱するな。わざと触れないようにしているのだ。喋るな」
マウス「そんな口、もう叩けなくなるよ」
ブタのヒヅメの幹部と構成員が一同を攻撃しようとするが、ナイフが飛んできた!その反動で一同は咄嗟に解放される!その人物はブタのヒヅメを睨みつける。
ロゼ「もうこれ以上お前らの勝手にはさせん・・・」
クロウ「ロゼ!あっ;(ようやく気付く」
ロゼ「ったく!分かってて自ら危険に飛び込むな!こいつが連れてきてくれたからな」
すると、アークさんのルナルガが来ていた!
ルナルガ「全く、ブタのヒヅメは勝手な人達ばかりですねぇ。ブタのヒヅメ側が天川空を連れて行ったというのに」
勇飛「連れて行った・・・!?空がいない!俺達、空を探しに行ってくる!」
ミイ「うん!」
バレル「ママ、こいつらを追え!一人も逃すな!」
ママ「オーケイ!」
ロゼ「させない!」
ロゼの前にママが立ちはだかり、両者は互角の戦いを繰り広げる!ルナルガも空を探すのを手伝おうとするが、黄泉が立ちはだかる。
黄泉「甘いものは好きか?」
ルナルガ「フン。分かりませんねぇ」
両者の戦いが繰り広げられる中、一同は空を懸命に探す!
- ゾーアの覚醒(その2) ( No.308 )
- 日時: 2017/07/07 19:38
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
勇飛「空ー!空ー!」
カイ「向こうを探せ!」
すると、マウスとバレルとブレードが空を連れて現れた!一同はこれに気付く。
ミイ「空姉!」
マウス「空は帰そう。もう用はないしな」
モア「ホントぴゅる!?」
バレル「ああ。ほら、とっとと行けよ」
バレルが空の身体を押す中、勇飛は駆け寄ろうとするが・・・
勇飛「空、無事で良かっ・・・(アイオーンに止められる」
アイオーン「妙だ。空の様子がおかしい・・・」
勇飛「え?」
空?「ふふふふ・・・」
すると、空?は高笑いをしながら上に降り立つ!勇飛は聞く。
勇飛「空・・・?」
空?「僕は天川空ではない」
空(ゾーア)「空の意識を消し、ブタのヒヅメにより覚醒したゾーア・アンダーソンだ!」
一方、ロゼはママとの戦いを繰り広げていた。互角ではあるが、スピードで言うならロゼの方が上だ!
ママ「!」
ロゼ「もらった!」
しかし、ママはこれを避け、ロゼの攻撃はかわされた。
ロゼ「!?」
ママ「隙あり!」
ママは自慢の蹴り技でロゼの腹を蹴り、ロゼは避けたが擦り傷を負う!しかし、ロゼはなぜか顔を青ざめ、目を下に動かし、ママは何かに気付く。そう、それは・・・
執事服から隙間が開いて見えたバストホルダーだった・・・!
ママ「!!お前・・・!」
ロゼ「っ!マントカプセル!」
ロゼは魔法でマントでそれを隠し、涙を流しながら走った。見られたからじゃない。破れていないバストホルダーを見て自分が「女」であることを改めて嫌というほど思い知ったから・・・。一方、ママはロゼの秘密を知り、いいものを見つけたかのように高笑いをしていた・・・。
一方、ルナルガは黄泉の魔力の強さに苦戦していた。
ルナルガ(こいつ・・・火の魔法の使い手ですか。それにしては火の魔法が最上級・・・まるで天災そのものではないですか・・・)
黄泉「終わりか?ならば、こっちからトドメを刺そう」
ルナルガ(!ヤバいですね!)
すると、どこからかマジックショーの音が聞こえた。それをブタのヒヅメ構成員を誘い、その敵が飛ばされている。ルナルガはこれに気付く。
ルナルガ「あれは・・・きらりさんのところのマジックショー!?」
黄泉「!ヤバいな。引き上げるか(立ち去る」
ルナルガ「待ちなさい!」
ルナルガが引き止めようとするが、黄泉はすでにテレポートで逃げていた。ルナルガはきらりサイドのところに向かう!
ルナルガ「きらりさん!って、その格好は・・・」
きらり「これですか?超ドラゴン魔獣ですよ」
スターライトG「マジックショーで誘き寄せてブタのヒヅメ構成員をやっつけたの」
PFシーフ「まあ、幹部はどこかに逃げたっぽいけどね」
トリクシーRM「とりあえず私達も一緒に戦うわよ」
ルナルガ「はい。人数は多い方がいいので」
二人の他作者サイドが桜サイドに協力する中、一方、覚醒したゾーアを見てクロウは聞く。
クロウ「マウス!!お前、空に何をしたんだ!!」
マウス「ただ選択を迫っただけだ。天川空がダークチェロを弾くか、椿美夜がダークチェロを弾くかという究極の選択をな。それをその天川空が自ら弾くことを選んだのだよ」
ウンディーネ「空ノ優シサヲ利用シタンダネ!?」
マウス「そういうことだ」
空(ゾーア)「ブレード。僕の前でつまらんダジャレで笑わないと誓うなら・・・お前らを殺しはしない」
ブレード「ありがたき幸せだ・・・;」
ミイ「空姉を返して!!」
ミイが空を解放するためにゾーアに引っ付くが、ゾーアは払い退ける!
空(ゾーア)「うるさい!エンジェルグラソンハート!」
ミイ「きゃっ!!」
ヤイバ「ミイ!!(ミイの身体を受け止める」
空(ゾーア)「さらばだ。桜サイド」
シアン「ま・・・!」
ブタのヒヅメはゾーアを連れてアジト本部に戻った。アイレーンは言う。
アイレーン「・・・ブタのヒヅメの復讐・・・」
レトリー「だから、ゾーアやダークチェロ、空の優しさをも利用したんだ・・・」
嘘だ。嘘だ。嘘だ。嘘だ。いや、違う。あれは違う。あれはそうじゃない。あの先の伸ばした髪はそうじゃない。あれは違う。あの三日月に笑った顔はそうじゃない。あれは知っている人なんかじゃない。あのブタのヒヅメに加担した人はそうじゃない。あれは俺の知っている人なんかじゃない。あれは俺の空じゃない。俺の愛している空じゃない。違う。違う。違う。違う。違う違う違う違う違う違う違う違う空じゃない違う違う違う違う違う違う違う違違う空じゃない違う違う違う違う違う違う違う違う違う・・・
勇飛はあまりの精神的ショックで叫ぶこともできずに倒れた・・・。これにヤイバが気付く。
ヤイバ「勇飛!!」
クロウ「しっかりしろ!!勇飛!!」
ヤイバとクロウ達が彼に必死に呼びかける中、勇飛は薄れゆく意識のなかで思う。
空・・・。
続く・・・!
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