二次創作小説(紙ほか)
- さようなら、ありがとう(その1) ( No.324 )
- 日時: 2017/07/18 19:39
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
今回からはブタのヒヅメ編クライマックスです!最近、毎週土曜日に時間がある時は設定集を更新してます。
ゼオ達がそれぞれの光の楽器を持ち異空間に入り、ゾーアの前に立ちはだかる!アイオーンはゼオの方を見る。
アイオーン「ゼ、オ・・・」
ゼオはスターフルートで子犬のワルツを吹きながら4バンドを異空間とゾーアの魔力から解放する!解放された4バンドは元の空間に戻った。
レガ「ツキノ!」
ツキノ「痛かったの・・・」
ユーリ(ポップン)「みんな、無事か!」
クロウ「大丈夫だ・・・それよりもゼオ達は!?」
ユーリ(ぷよクエ)「この空間テレビにゼオ達がいます」
異空間の中でゼオ達はそれぞれの星の楽器を持ってゾーアの前に立ちはだかる!ゾーアは言う。
空(ゾーア)「キミ達・・・どこまで僕の邪魔をすれば気がすむんだ・・・」
ゼオ「星の楽器を甘くみんなよ!まあ、俺の相棒はこのフルートだけだがな!」
勇飛「俺は必ずあんたから空を奪還する」
クルミ(クルーク)(深い闇のオーラが・・・;)
ププル「よーし!ボクのスターヴァイオリンで!」
ポワン「私のスターポワンで!」
ゼオ「俺のフルートで!お前を空から解放す・・・「ぴしっ」えっ?」
しかし・・・
その星の楽器三つが浄化魔法の反動で壊れた!!!
ゼオ&ププル&ポワン「!!?」
チュチュ「そ、そんな・・・!!どうして!!?」
ハルトマン「おい、赤の吸血鬼さん、どういうこと!?」
ユーリ「・・・これまで浄化が積み重なってたからな。その老朽化でもう耐えれなくなったのだ・・・」
リク「そんな・・・!!」
ポワン「」←唖然
ププル「ボク゛の゛ヴァ゛イ゛オ゛リ゛ン゛があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ー!!!!!」
ゼオ「フルート・・・?俺のフルートぉぉぉぉぉー!!!」
空(ゾーア)「あはは。情けないなぁ。少しは楽しませてくれると思ったのに・・・エンジェルタイムスピア!」
クルミ(クルーク)「!危ない!!」
クルミと勇飛が茫然自失となった三人を一緒にいた勇飛と共に抱え、ゾーアの攻撃を避ける!
勇飛「チッ。異空間のここに隠れればしばらく大丈夫だろ」
クルミ(クルーク)「この三人をどうにか元気づけませんと・・・」
すると、雪が降ってきた。異空間なのに・・・!?
クルミ(クルーク)「雪!?まさか!?」
空(ゾーア)「ククク・・・聞いたはずだろ?僕は史上最悪の天使族。この異空間にいる限り、誰も僕から逃れることなどできんわ!!」
クルミ(クルーク)「わー!!!見つかっちゃいましたー!!!」
勇飛「おい、この雪から逃げれる魔法はあるか!?」
クルミ(クルーク)「ムリムリムリー!!!」
絶体絶命の大ピンチ。その時・・・異空間の空から光り、そしてゾーアに魔法を放った!ゾーアは避けるが、魔法を放った人物の正体は・・・
旅から帰ってきたエターニャだった・・・!
エターニャ「お待たせしたな」
アッシュ「!エターニャさん!」
ダル太夫「待ってたでありんす!エターニャ!」
エターニャはあるものを魔法で操作する。それは・・・
ようやく見つけたメロディシアンアルマースだった・・・!
ユーリ「それは・・・メロディシアンアルマースか!」
エターニャ「みな!わしはメロディシアンアルマースで光の楽器を元に戻すから、その前にお前らはこのメロディシアンアルマースに合奏で注ぎ込め!」
ユーリ「よし!みな、メロディシアンアルマースに合奏の音を注ぎ込むぞ!デデェェェェェーン!!!!」
すると、ポップンのユーリがホーリーアークに憑依する!アイオーンはこれに嬉し涙を浮かべた。
アイオーン「ユーリさん!」
ユーリ「シアン!みな!行くぞ!」
シアン「にゃ!」
すると、シアンのギターの音が鳴った。これにクロウは応えるかのようにニヒッと笑い、5バンドは合奏する!
BGM:My Resolution〜未来への絆〜
王ドラ(始まりましたか・・・)
ママ「お、お前・・・」
王ドラ「私の存在に気づいてなかったんですか?私はカナタとして未来のブタのヒヅメに攻撃した反動で22世紀に飛ばされて、そこでカナタとしての記憶を失ってしまったこと、私は王ドラとして長い間生活して星の楽器の修理者(スターリペアマン)として自分の中に眠っていたこと、そしてあなた達のスパイの一人にアイオーンさんをかばって肩を撃たれたことで真実の記憶を思い出したんですよ。私の中のスターピアノを発動して外に出した上でね。ブタのヒヅメに記憶を思い出されるのは少々好きませんが」
ママ「あ・・・あ・・・」
王ドラ「その私の力を目覚めさせたということはどういうことかわかりますか?」
四人「ぜぇ・・・ぜぇ・・・」
ブレード「!始まってしまったか。止めなくては」
ラグナス「待て!シェゾには剣術の他に魔力もあるんだ。その魔力がある限り、私達に敗北はないんだよ」
ブレード「何!?」
シェゾ「(いい挑発だなラグナス)アレイアード!」
黄泉「始まったか。邪魔しなくては」
クロード「それ以上行かせるかあああああー!!!(黄泉を羽交い締めして動きを止める」
黄泉「何!?」
クロード「クロス殿!黄泉の動きは止めた!私の声をめがけて魔法を放てーーーーー!」
クロス「クロード!行くぞツースト!(金の狼に変身する」
ツースト「オッケー!(金の狼の姿のクロスの上に跨る)サンダーボルトソード!」
他の人達も応戦する中、ゾーアはメロディシアンアルマースが合奏の光に注ぎ込まれることに苛立っていた。
空(ゾーア)「何が音楽の力だ!天使族の闇こそ真の力!それを越えることなどありゃしない!」
クルミ(クルーク)「!」
すると、クルミは光る物を見る。それはスターピアノだ!スターピアノとメロディシアンアルマースの力でスターフルート・スターヴァイオリン・スターポワンは元の姿に戻る。
ポワン「星の楽器の力が元に戻ってく・・・!」
ププル「スターヴァイオリン〜!(号泣」
ゼオ「俺の相棒〜!」
クルミと勇飛はそのスターピアノを見る。どうやら王ドラが二人にスターピアノを託したようだ・・・。
クルミ(クルーク)「スター・・・」
勇飛「ピアノ・・・」
すると、ダークチェロの音色が聞こえた。しかし、それは闇の音色ではない。きらりサイドの星空の楽器であるスタースカイハープも奏でていたからだ・・・。これまでたくさん操られてきたきらりサイドが奏でる光と闇の音色・・・。その音色とともに勇飛に空の声が聞こえた。
空(ゆ・・・う・・・ひ・・・!)
勇飛「!」
その空の精神体は鎖に縛られた天使の姿で顔を隠して泣いている姿だった。勇飛は空の名前を呼ぶ。
勇飛「・・・空・・・?」
空(お願い・・・!勇飛・・・!)
その空は泣きながら勇飛に初めて助けを求めた。
空「私を・・・私を助けて・・・」
助けを求めながら泣いていた空だが、勇飛の姿を見て泣き止む。その勇飛の顔は・・・
今までにないくらい優しい笑顔だった・・・!
BGM:My Resolution サビ前の間奏(TVver)〜
勇飛「今迎えに行くから、そこで待ってろ」
勇飛の言葉に空は涙を浮かべながら笑顔で応えていた・・・。その空の目から涙が落とされた・・・。
ピチョン・・・
エターニャ以外の異空間にいる人達全員「らぁぁぁぁー!!!」
大半の一同はスターピアノ・スターフルート・スターヴァイオリン・スターポワンが一時的に融合した大剣を持ち、空からくれた魔力が纏っていた。ゾーアは気付く。
空(ゾーア)「(大剣になった・・・?でも)何をしても僕の攻撃には効かないって・・・」
しかし・・・
ポゥ・・・シュッ
空(ゾーア)「・・・え」
エターニャ以外の異空間にいる人達全員「らぁぁぁぁー!!!!!」
その大剣でゾーアの身体は貫かれた。まるでDグレのアレンのイノセンスの退魔ノ剣のごとく・・・!そしてその反動で異空間の崩壊は元の空間まで影響があった。その反動で崩れ落ちた岩を天騎士達が5バンドを守った・・・。その数分後、岩の崩壊は止んだ。
阿「うう・・・けほっ・・・!」
マルス「星の楽器の力は本当にすごくてヤバイですよ・・・!(他の天騎士と一緒にボロボロの姿」
モア「みんな・・・!大丈夫ぴゅる・・・!?」
ホルミー「私達をかばって・・・!」
エミリア「・・・私達のことより先にあの子達の心配をしたらどう?」
アイオーン「!cantabile・・・!」
クロウ「勇飛・・・!」
ダル太夫「エターニャ・・・」
シアン「ポワンちゃん・・・」
大半の一同はその空間テレビでその崩壊した異空間を見る・・・。一方、ゾーアは空の身体から引き離され、ゾーアの姿は銀髪の先の髪だけを伸ばした男の姿になっていた・・・。
- さようなら、ありがとう(その2) ( No.325 )
- 日時: 2017/07/18 19:44
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
ゾーア「・・・」
僕が・・・負けた?そんな馬鹿な・・・。僕は元は闇の楽器の修理者(ダークリペアマン)・・・いわば最強の力を手に入れた者・・・。子孫である空の中に入り込んで支配したはずが・・・あんなちっぽけな人間なんかになぜ・・・。
すると、ゾーアは意識を失っている空と手を繋いでいる勇飛とその仲間を見る。これに全てを諦めたような微笑みをゾーアはしていた・・・。
ゾーア「・・・!・・・ねぇ、勇飛。少しだけいいかな?キミは今まで空と過ごしてきて、彼女のことをどう思った?」
勇飛「・・・空は・・・はっきり言うけど優しすぎて甘いし、男の俺達も出番がないほど男らしいし!正直男の俺達の気持ちも分かれってぐらいの奴だ」
ゾーア「・・・そうだね。確かに空は強くて無敵でみんなからも好かれていて・・・すごく周囲の出番がないぐらいの子だね。でも、それでいて・・・本当は誰よりも大きな傷を抱えていて寂しがり屋で・・・そのくせその隙間を決して人に見せようとしないとっても面倒くさい子なんだ。ねぇ、勇飛。空は僕を追い出せば普通の身体になれるって言ってたよね。でも・・・でももし・・・空が普通の人間でも半分人間でも・・・キミは空を愛することができるかい?」
勇飛「・・・当たり前だ」
勇飛「俺は空のことを今までもこれからも誰よりも大事に思ってるんだからな!」
ゾーア「・・・ありがとう。それを聞けて良かった・・・」
すると、ゾーアの身体は消えようとしていた!勇飛達が気付く。
勇飛「おい!お前、身体が・・・!」
ゾーア「ああ、もうお別れだね。ごめんね、僕が間違ってた。キミ達にもミイにも迷惑をかけてしまった・・・。もう存在する理由も意味もない僕は輪廻の輪に行くことにするよ」
勇飛「おい!ちょっと待てよ!あんたは・・・あんたは一体何者なんだ?」
ゾーア「・・・僕かい?ふふっ・・・」
ゾーア「僕は星の楽器の修理者(スターリペアマン)であるカナタとは対照的な「闇の光」。それ以外の何者でもないよ」
ねぇ、空・・・。キミはまたキミを苦しめる試練に立ち向かうかもしれない。でも、今はもう一人じゃなくて、キミを大事に思う仲間がいるから、そんな存在がいたからこそ試練を乗り越えることができたらいいね。
勇飛「・・・」
ゼオ「消えちゃった・・・」
すると、空が目を覚ました。空は勇飛の名を呼ぶ。
空「ゆ・・・う、ひ・・・」
勇飛「!空!気が付いたんだな!?」
空「・・・」
勇飛「良かった!目を覚まさなかったらどうしようかと・・・」
空「ごめん・・・勇飛・・・!」
すると、勇飛は空が涙を流していることに気付く。空は言う。
空「なんでこんなことになったのか分からない・・・だけど、こんなことになったのは全部私のせいだ・・・勇飛達が懸命に戦ってたのに・・・私は何もできなかった・・・!勇飛に・・・みんなに・・・酷いことをしたよ・・・!」
勇飛「空・・・」
空「ごめんなさい・・・本当にごめんなさい・・・!」
クルミ「・・・。やめて下さいよ空さんは何も悪くないのに」
空&勇飛「!?」
ゼオ「そもそも本当に悪いのはブタのヒヅメだしな」
ププル「うんうん!」
ポワン「本当に悪いと思うなら、いつもみたいに振舞って下さい。ね、空さん?」
仲間が自分を許してくれたことに空は涙を拭いながら笑う。
空「・・・うん!ありがと!みんな」
勇飛「・・・ああ!」
すると、エターニャがやってきてみんなに言う。
ププル「エターニャ!」
エターニャ「いいタイミングだったな。ではそろそろ帰るか。元の空間に!」
そして白い異空間にいた全員は元の空間に帰る。待っていた人達は彼らを出迎えた。
シアン「おかえりにゃさーい!」
クロウ「空!元に戻れたんだな!」
空「みんな!ん?」
すると、ブタのヒヅメの大半の幹部や構成員全員と戦って勝った一同が来た!ラグナスは言う。
ラグナス「いいタイミングだったな」
空「ラグナス!みんな!ありがとう・・・!ところで、アークさん・・・」
アーク「・・・負傷した黄泉と一緒に奴の本体だった赤猫をツーストとクロスで破壊したよ。ただし黄泉が生きてないかどうかは・・・」
空「ーーーそっか・・・」
すると、疲れて座り込んでいた王ドラの後ろにエターニャを連れてきたイブとハヤテが現れた。イブは言う。
イブ「あなた・・・強くなったわね」
王ドラ「そりゃあ、私はあなたと違って努力家ですもん」
ハヤテ「天川空の中のゾーアは消えた。ブタのヒヅメの幹部やマウスを逮捕して引き上げるぞ」
王ドラ「はいはい」
すると、ある声がした!一同を追ってきたバレルだ。
バレル「おおっと、待ったー!」
大半の全員「!?」
バレル「てめーらまとめてぶっ殺す!まずは狐君と犬っ娘ちゃんだー!」
疲れ果てた一同が絶体絶命になる中、すると、BVLがバレルの靴を脱がせ、それをハンドレッコが破壊した!
アイレーン「なのだ!」
バレル「!!!!?あーっ!!!!あの靴がないと俺はダメなんだ!!まいったよぉ〜!!降参するよぉ〜!!」
ヤイバ「こいつ、こんな奴だったのか・・・」
レトリー「ぷっ」
すると、力を抜かしたマウスが一同の前に現れてあることを教えた。
マウス「いいことを教えてやる」
大半の全員「!?」
マウス「椿美夜をルクアール家の別荘に連れて行くことはどういうことかわかるか?つまり、ブタのヒヅメのもう一人のスパイの元に差し出すのと一緒・・・」
シェゾ「!?」
マウス「天川空よ、椿美夜を亡くした罪を思い知るがいいわ。ははははは・・・」
すると、最後まで卑劣と冷徹を貫いたマウスをセイリュウが殴りつけた!セイリュウは吐き捨てるように言う。
セイリュウ「くそったれ!!!」
空「クロード!」
クロード「なんだ!?」
空「お願い!ミイを連れて行ったルクアール家の別荘がある町に連れて行って欲しい!ミイが危ない!」
一方、男の天使と闇天使、リトルモンスターの車はミイのところに向かおうとしていた!アビスはフローレの連絡を聞いていた。
フローレ「私だ。後から調べたが、ローレンは名家の本家の一つである天川家の資産や地位をミイを利用して手に入れようとしているらしい」
アビス「やっぱりそうだったのか・・・」
フローレ「さらに言うならば名家の一つの三軒家家と椿家と栄家などは名家の本家の天川家と親戚関係になったものだから、特に栄家は12人の子供がおり、孫が20人以上はいるらしい。そのうちの子供と孫が栄春陽と空らしい」
アビス「じゃあ、ミイの家は有名な財団だから、ローレンはそれをも利用しようとしたと!?」
フローレ「そういうことになるかな。ローレンのことをブタのヒヅメに通報すればいいのだが・・・」
すると、夏なのにゾーアの余られた力で吹雪が降り、一同は車ごとこける!しかし、車は破壊しても一同は無事だった。パトリが駆ける。
パトリ「みなさん!!」
エニシ「俺達のことはいい。だから、ミイのところに行くんだ!」
パトリ「でも・・・!」
紅葉「行け!お前がミイを救えるのなら私はお前に託す・・・!」
パトリ「・・・はい!」
パトリは単身でミイのところに駆け出そうとする!一方、ミイはリゼットとニナと一緒にパトリを探しながら吹雪の中を歩いていた。
ニナ「もー!!なんで夏なのに吹雪なのー!!」
リゼット「ミイ、あなたがパトリの名を呼んで。それだけでも手がかりになるわ」
ミイ「うん・・・!」
すると、ミイがパトリを呼ぶ!
ミイ「パトリ君!!」
パトリ「!ミイーーーーー!!」
一方、クロードの転移魔法で空と勇飛は例の町にたどり着いた!勇飛は言う。
勇飛「ったく、ゾーアの奴、知らなかったとはいえまだ力が残ってたのか!」
すると・・・
ザ・・・
空「ミイ!?」
しかし、現れたのはミイではなく、剣を持ったローレンだった!呆然とする空だが、勇飛が支える。
勇飛「行こう」
ローレン「ミイは死んだ!」
空&勇飛「!?」
ローレン「ミイは空の名を呼んで憎しみを込めながら息を引き取った!空に・・・殺されたんだ!」
私が、ミイを殺した?
すると、空にあの子に関するトラウマが蘇る。自分が「あの子」を、大事な「あの子」を殺したんだ。ローレンは剣を抜く。
- さようなら、ありがとう(その3) ( No.326 )
- 日時: 2017/07/18 19:50
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
勇飛「やめろ!!」
その数十秒前、ミイとパトリは互いの名前を呼びながら吹雪の中で少しずつ近づいていた。しかし、ミイが呆然自失となった空を守ろうとしている勇飛、それを斬ろうとしているローレンの姿を見た!ミイは二人を助けるために力を振り絞って走る!
ミイ「ダッ、メえええええーーーーー!!!!!」
ミイは少しずつ氷像になりながらローレンの剣の動きを止め、それを弾き返した!
ローレン「うわぁ!!!」
しかし、ミイはゾーアの呪いの影響で氷像になってしまった。大好きな二人を助けるために最後の力を振り絞って・・・。空は気付く!
空「ミイ・・・!?ミイ!!!うわあああああー!!!!!」
空は氷像となったミイを抱きしめながら泣いていた。吹雪が止み、他の一同も駆けつける中で泣きそうになっていた・・・。
しかし、そんな時、ある魂が二人を寄り添っているのを勇飛だけが見た。
勇飛(ショコラ・・・!?)
勇飛(空が・・・未来を見据えて前に歩くのを・・・お前は受け入れてくれるのか・・・?)
勇飛の問いにショコラの魂は微笑み、魔法をかける。すると、ミイの氷像が光り出した!
キラキラキラ・・・
そして氷像が解けたミイは元の姿に戻り、空は気付く!
空「ミイ!ミイ!」
ミイ「・・・空姉?」
空「ミイ!ごめん!ごめんね!」
ミイ「ううん、いいの。空姉達を守ることが私の正義だから」
空「守る・・・?正義・・・?そうだ・・・」
ミイ「えっ?」
空「私の正義はきっと、敵を倒すんじゃなくて、みんなを守ることだったんだ」
真の正義の意味を見出した空の髪の色は本来ならばなるはずだった青空色の髪になる・・・。それは普通の人間になった証拠だ・・・。これに大半の一同は少し驚いていたが、驚愕することなくその姿を見守った・・・。
パトリ「あー・・・人間はいいですね」
すると、パトリはミイを救える出番がなかったことに拗ねていた。
パトリ「どうせボクは命取り専門の闇天使ですよ・・・つか、この姿じゃ無理ですし・・・」
クロード「パトリ殿。私に任せろ。ブルーイリュージョン!」
パトリ「!?」
すると、パトリ達闇天使とルクスとアビスは人間と天使の交互に変身する能力をクロードから譲り受けた。驚く一同にクロードは言う。
クロード「後の天使は私がかけてやろう。ただし、くれぐれも私から譲り受けたと言うのではないぞ」
パトリ「・・・!はい!」
すると、ローレンが起き上がる!これを見た大半の一同は呆れたような顔をしてパトリは鎌のヴァイオリンでローレンに殴り付けようとしていた。
パトリ(裏)(#□益□)
ミイ「待って、パトリ君!(ローレンの前に立つ」
ローレン「ミイ!キミは氷から目を覚ましたのかい?」
ミイ「心が凍っているのキミの方でしょ?」
ローレン「えっ?」
すると、ミイはパンチでローレンを殴りつけた!ローレンは吹き飛ばされ、他の一同はミイの強さを見て感嘆し、ミイと空は互いに抱きしめる。すると、勇飛は輪廻の輪もとい伝説の虹の橋に旅立っていくショコラの魂を見る。勇飛はショコラにみんなには聞こえないように言う。
勇飛「ありがとう・・・」
ブタのヒヅメ編最終回に続く・・・!
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