二次創作小説(紙ほか)

終わりの始まり(その1) ( No.331 )
日時: 2017/07/20 22:04
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

今回でついにブタのヒヅメ編最終回!執筆期間1年ぐらいと長かったです。






その翌日のチェリーワールドの日本の港。ブタのヒヅメのスパイであったローレンはSMLのローレンの本国の船の牢屋に放り込まれていた。


ローレン「うわぁ!!!」


港では筋肉とお色気とがローレンの今後のことについて話し合っていた。


筋肉「あの不届き者には本国に強制送還する。12人の兄にも話しておく」
お色気「黄泉は生きてるかどうかはわからないけど、大半のブタのヒヅメは逮捕したし、一件落着ね」
ユーリ(ぷよクエ)「ありがとうございます!」


すると、三人の隣にはブタのヒヅメのスパイであった首藤が騒いでいた。首藤は言う。


首藤「覚えてろ!私が出たら吹奏楽界に新たな伝説を響かせるからな!」
筋肉「あー、首藤、そのことなんだが・・・(巻物を開く)吹奏楽界は首藤壮平を今後出所してきても吹奏楽の指導に携わらせることは一切ありません」
首藤「嘘だ!!コラー!!!」


首藤が逮捕される中、一方、ツキノはレガと話していた。ツキノは聞く。


ツキノ「レガさんはやっぱりツキノが嫌いなの?」
レガ「!?・・・いや、嫌いとかはそういうわけではなく・・・」
ツキノ「・・・ツキノね、あの岩からツキノ達を守ってくれたレガさん達、カッコいいと思ったの」
レガ「!?」
ツキノ「だから、ツキノ、決心したの」
レガ「いや、それは・・・」
ツキノ「レガさんみたいに強くなるって!」
レガ(ガクッ;多分俺のあの言葉は深く考えてないだろうな)
ツキノ「だから、それまでツキノの天騎士としてそばにいて欲しいの!約束なの!」
レガ「!・・・了解した」


レガはツキノの反則級の耳打ちに顔を赤くなりながらツキノの隣にいた・・・。一方、ミイは目隠しをしたパトリについて来てもらっていた。


ミイ「パトリ君、こっち!早く!」
パトリ「おーい、そんなに走るとこけますよー」


そしてある場所にたどり着き、ミイは言う。


ミイ「もういいよ」
パトリ「?」
ミイ「じゃーん!」


すると、パトリが見たのはヴァイオリンの名器の一つのトマソ・エベルレだった!ずっと自分が欲しかったものにパトリは聞く。


パトリ(裏)「ミイ、これはどうしたんだ!?」
ミイ「紅葉姐さんが一応のお礼にって。本当はアマーティの方が良かったんだけど、紅葉姐さんが男のパトリにはちょうどお似合いだって」
パトリ(裏)「あの女、問題児嫌いだけど最後までカッコよすぎる・・・!じゃあ、今度お礼するぞ!何がいいんだ?」
ミイ「うーん、そうだなぁ・・・」
パトリ(裏)「新しいチェロか?」
ミイ「ううん。ーーー」


ミイはパトリに耳打ちをする。その内容は・・・






「パトリ君の心を一つだけ下さい」






これが赤面したパトリとケロッと顔をするミイの秘密であった・・・。






一方、王ドラが担当する病院。西恋歌の人々はブタのヒヅメとの交戦で入院していたものの全員生きてました。


紅葉「バカかお前らは!!理事長の頼みだからって本当に危険な奴らに立ち向かうな!!4代目春風梨衣子!!!」
梨衣子「いやー、先輩の恩師の話を聞いてこれは立ち向かわないとダメだなーって思ったんすよ!」
すみれ「・・・子供と女子はちゃんと守ってる?」
梨衣子「はい、先輩の伝統を受け継いでちゃんと悪いテロ組織などを倒してるっす!でも、先輩ほどの功績は・・・」
紅葉「何を言ってるんだ。ブタのヒヅメを倒して生きて帰れたことが今回で一番の功績だろう。仲間のサポートがあれば西恋歌が壊滅されることはないんだ」
梨衣子「・・・はいっす!」


一方、これを見ていたドラケロ防衛隊は紅葉とすみれの過去に呆然としていた。


キッド「す、すごい奴らだったんだな;2組のバンドのマネージャーって;」
ギロロ「相当ヤバイ過去だな;」
王ドラ「そりゃあ紅葉さんの父親を私が鍛え上げたんですから。さて、私は医師の仕事があるんです。覗きをしたいのならご勝手に〜」
ドラえもん「待って!王ドラ!」


ドラえもんが引き留めた王ドラはいつもの様子で振る舞う。


王ドラ「なんですか?あなた達の覗きに私を巻き込まな「ごめん!!!」は?」
マタドーラ「いや・・・お前、記憶が戻ったんだろ!?」
王ドラ「そのことですか?悪い記憶ではなかったから安心し「違う!」
ドラメッド「王ドラがもしも記憶を取り戻した時に悪い奴だったら、寺尾台校長からその時はお主を殺せと命令されたのであーる
ドラリーニョ「でも、一番にまとめてくれた王ドラを殺すことはできなくて・・・その記憶がいい記憶だったから・・・本当にごめん」
ドラニコフ「ガゥゥ・・・」


王ドラ以外の泣いたドラえもんズをしんのすけが励ました。


しんのすけ「大丈夫だゾ」
王ドラ「は!?」
風間「だって、王ドラさんは性格悪くても根は悪い人じゃないですか!」
ネネ「そうよ!王ドラさんはちゃんと戦ってきたわ!」
マサオ「ボクも王ドラさんがいないと寂しいよ!」
ボー「ボ!」
王ドラ「・・・」
ケロロ「子供には分かるでありますよ。王ドラ殿が根は優しい人だって」
タママ「あんな性格ですけど、ちゃんとボク達のことを守ってくれたですぅ!」
クルル「まあ、今までの功績はお前のおかげってことで」
ドロロ「クロス殿にはちゃんと話した方がいいでござるよ」
王ドラ「・・・」


すると、王ドラはマタドーラにげんこつをした!マタドーラはこれに泣き止む。


マタドーラ「テメェ!誰のために泣いたと・・・」
王ドラ「私は医師の仕事があるんですよ(スタスタ」


すると、王ドラが照れ隠しで小声で言う。


王ドラ「クロスさんにはちゃんと話しますから、バカな心配はしないで下さい」
王ドラ以外のドラケロ防衛隊「!うん(はい)(ああ)!」


一方、その病院ではヘドがマオのオーボエを持ってマオの病室を訪ねていた。今日はマオの誕生日だからだ。


ヘド「7月21日。お前の誕生日だな。マオ。リペアしたオーボエはやる。俺はずっとずっと待ってるから」


ヘドが立ち去ろうとする中、ある声が聞こえた。その声は・・・


マオ「・・・ヘ、ド・・・?」
ヘド「!マ、オ・・・?マオ・・・?」


すると、奇跡みたいに記憶に異変はなく目を覚ましたマオをヘドが抱きしめる。そのヘドの顔はマオが帰ってきたことに涙を流していた・・・。これをアイオーンとストルナム達は涙ながらに見ていた・・・。






一方、ロゼはクロことクロードを追ってきた。ロゼはなんで自分を女だと知ってもクビにしなかったのかをクロードに聞くためだ。


ロゼ「おい!お前、なんであの時、私をクビにしなかったんだ!私は女だぞ!?せっかく、あの時、私をクビにすれば・・・私は幸せに・・・」
クロ(クロード)「・・・」


すると、クロードはロゼの方に振り向きながら言う。


クロ(クロード)「いいか?一度しか言わんから、よく聞け!」
ロゼ「・・・?」


すると、クロードは自分の本心を言う。


クロ(クロード)「・・・寂しい・・・」
ロゼ「えっ?」
クロ(クロード)「あのときもお前がいなかったら死んでいたし、お前が来てくれなかったら今も、ずっと・・・一人ぼっちだった」


すると、クロードはロゼを抱きしめながら言う。


クロ(クロード)「男でも女でも、貴殿は私の大事な執事だ。貴殿は私だけの大事な執事だ」


クロードが自分の素性も受け入れてくれた時、ロゼは今までの苦しかった気持ちを吐き出すかのようにわんわんと泣き叫んだ・・・。






そしてBRRのライブ。これを他のバンドも仲間も見ていた。そしてトップバッターとしてシンガンクリムゾンズがステージに出る!


クロウ「家畜共、ブタのヒヅメの件は心配かけて悪かったな。新曲行くぞ家畜共ぉぉぉぉぉー!!!」


そしてシンガンクリムゾンズは新曲「Re:Climb」を奏で出した・・・!これを聞いた空は事前にきらりサイドから譲り受けられたスタースカイチェロを持って満足そうに微笑んでいた・・・。


おしまい

終わりの始まり(その2) ( No.332 )
日時: 2017/07/20 22:07
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

「オリキャラ紹介スペシャル(データ3+紹介1」


・「純粋な一流チェリスト」椿美夜(ミイ)
空の従妹で空の父親の兄の娘。ドイツ留学から帰国したチェリスト。泣きぼくろが特徴な美少女。愛称はミイ。
性格は純粋無垢で無邪気な性格でのだめと同じように「音楽は楽しむもの」だと考えている。ドイツから帰ってきた後に星ノ宮学園中等部1年生として同学園に編入してきた。空とは従姉妹同士で空を含む子孫五人組とは幼なじみ。同じ子孫五人組のことは名前の漢字が二文字の場合は前者か後者のどれか一文字を使って「〜兄」「〜姉」と付けて呼ぶ(例えば、勇飛の場合は勇兄、太陽の場合は陽兄)フレンドリーなところもあり、相手が闇天使であっても色眼鏡で見ることはなく、分け隔てなく接している。なぜかパトリと意気投合し、彼と弦楽デュオを結成する(その弦楽デュオはミイのネームバリューもあって演奏も含めて評判は良かった)反面、割と騙されやすいところはあり、それが災いしてローレンに利用された。しかしながら、チェリストとしての腕前は一流で彼女の同等以上のチェロの腕前を持つ空も認めるほど。ドイツの国際コンクールで1位なしの2位になったもののドイツの音楽学校では音楽関係で何か問題があった様子、シンガンクリムゾンズの演奏と歌を聞いて「来るんじゃなかった。ここにも日本にも」と考えるが、恋愛禁止で無自覚ながら苦しんでいたことからその決まりから解放されていたビャッコのチェロの音色を聞いて音楽を、そしてチェロを本当に楽しむ心を取り戻した。ゾーアの呪いにより一時は氷像になるが、空の人を思いやる心により呪いを解け、パトリへの想いを自覚することができた。一人称は私。


・「史上最悪の天使族」ゾーア
昔に数々の国を滅ぼしたとされる史上最悪の天使族で闇の楽器の修理者(ダークリペアマン)。空達の先祖に当たる。
性格は穏やかな口調だが、どこか残酷な性格。その力と闇の楽器の修理者の力で数々の国を滅ぼしてきた。そしてチェリーワールドの創造主である桜に倒されるが、その魂は現代に入って生まれたばかりの赤ん坊だった空の身体に乗り移った。そのために空の不老不死の身体はゾーアの能力であったらしい。その後は空の人格の中で眠り続けていたが、ブタのヒヅメに無理矢理目を覚まされるという形で空の身体を依代として覚醒し、ミイにも呪いをかけた。その後はシンガンクリムゾンズ、プラズマジカ、クリティクリスタ、トライクロニカの演奏を妨害するが、彼らを助けたcantabileと勇飛達、そしてエターニャが見つけたメロディシアンアルマースと壊れた三つの星の楽器に徒然なる夢幻庵を含めた5バンドがある曲を合奏をして注ぎ込み、ある音色でそれに伴って出てきた空の力、そしてそれを受けて大剣と化した四つの星の楽器で貫かれて浄化された。そして勇飛に「空の普通の身体でも不老不死の身体でも愛しているか」と問い、勇飛が「空は俺の大事な人」と答えが返ってきたことから改心し、勇飛の問いに「星の楽器の修理者とは対なる存在」とだけ答えて輪廻の輪に返っていった。一人称は僕。


・「音楽貴族のブタのヒヅメスパイ」ローレン・ルクアール
ある王国から日本にやってきた音楽貴族のルクアール家の13人兄弟の末っ子。ミイと仲良くなる。
性格は紳士的で誰から見ても好感が持たれる好青年。ミイを通じてパトリとも仲良くなっていた。一見紳士的で善人に見えるが、その正体はミイを利用して天川家の財産と地位を手に入れようとしたブタのヒヅメのスパイである。その本性は残忍で冷酷で空を抹殺するだけでなくミイをも抹殺しようと野心を燃やしている。その本質はある意味では中世ボカロ世界のプリムを表していると言える。本性を現した後はゾーアの呪いが進んでいたミイを寒い部屋に閉じ込めて放置し、使用人達には「ミイは死んだ」と伝え、空を反逆罪で処刑すると宣告する。あと一歩のところで普通の身体になりかけた空を斬りかかろうとするもミイが最後の力を振り絞って弾き飛ばされ、最終的には呪いが解けたミイに「心が凍っているのはキミの方でしょ」と殴り飛ばされ、その後に逮捕されてSMLにより本国に強制送還された。ちなみにこれまでの敵は一目見ただけで悪役と分かったり、途中から不可解な行動をするキャラが多かったが、彼は珍しく終盤まで本性が明かされなかったキャラである。一人称は僕。


・首藤壮平
マスティアコンクールの審査員の一人で吹奏楽界の有名な指導者でブタのヒヅメのスパイ。ゼオを何かと目の敵にしており、ブタのヒヅメのために彼を爆弾で殺そうとするが、それに気付いたシグレとサゴに止められ、さらにロムやシュウ☆ゾーと分かり合えたアイオーンを撃ち殺そうとするが、王ドラがかばう形で肩を撃たれ、脅していたサキュバスに王ドラを殺すよう命令したが、王ドラの肩が撃たれたことでぶちぎれたサキュバスに攻撃され、それに畏怖して逃走するが、これが王ドラの記憶を取り戻すきっかけの一つになった。その後、吹奏楽界から指導停止を突き付けられ、SMLに逮捕されるという哀れな末路を迎えた。


「後書き」
今回はブタのヒヅメ編決着でした。ここまで来るのに長かったなー・・・;実は勇飛・王ドラ・クルミ(クルーク)・あいり・ロゼ・エルマにも命の危機はあったのですが、それを乗り越えた今は彼・彼女達は自分の弱さと戦っていきながら成長していくことでしょう。
守ることも変えることも正義・・・。それが空自身が出した正義の答えです。実は空の髪の色が薄い茶髪から青空色になるエピソードはこの話を書く時に浮かんだ一つでそれがブタのヒヅメ決着後に実現するのは感慨深いです。守ることも変える(その業界に革命する)ことも正義だから、私も音楽や動画、小説でそれを守りながら変えなきゃね。あ、あとのピクシブでの1ページがありますね。では見ていきましょう。どうぞ!
















「・・・?」


ある地にある野菜王国。シンガンクリムゾンズのライブが放映しているTVをある執事が消した。


???「ロックですか・・・ギターが弾けることのどこがすごいんだか。私のオルガンもそうですが・・・王子、あなたのトロンボーンの方もよほどすごいですね・・・」
???2「?なんか言ったか?」
???「いいえ、何も」


そして野菜王国の騎士のある部屋では言葉を発するのが遅れてしまう呪いにかかっていた騎士が水晶玉である少女の様子を見ていた。その少女は・・・


???3「・・・・・・ない」






???3「・・・・・・月島あいり・・・俺があの時助けた時から・・・・・・何も、変わってない・・・・・・」






Next Chapter a Storia・・・






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