二次創作小説(紙ほか)
- オルガンストレッタ(前編)(その1) ( No.348 )
- 日時: 2017/08/06 21:06
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
大事な用事から帰ってきました!今回は前後編!そしてブタのヒヅメ編ラストに出てきたあの執事と王子が登場します!
「切り裂きオルガンの怪談」
野菜王国には子供を切り裂いて食べたりする切り裂きオルガンが存在していた。その昔、普通のオルガンが魂を宿し、子供好きだった彼は子供を餌にして食べようとしていた。最初の子供が食べられた時、それ以来大人達や魔導師達は切り裂きオルガンに近づかないようにと連携を強化した。
もし、切り裂きオルガンを見た子供は、
永遠に帰る場所には戻れないとされるーーー・・・。
意味深すぎる冒頭ですが;
- オルガンストレッタ(前編)(その2) ( No.349 )
- 日時: 2017/08/09 18:46
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
ツースト「ふぁ〜・・・(起きたらしい)あいりー。起こせと言ったんだが・・・」
ツーストのヴェルサイユでの別荘。ツーストはバスローブ姿であいりを探すが、あいりはいなかった。ツーストはこれに気付く。
ツースト「えっ、あいりは?」
ピラッ
ツースト「ん?」
「ツーストへ、私は今から両親とあおいと美貴とルドヴィカ達と一緒に野菜王国に三泊四日で旅行に行きます。ご飯は私が事前に作った料理を食べて下さい。勝手ですみません。あいりより」
ツースト「・・・え?」
一方、月島一家とルドヴィカ達使用人とラビを連れて野菜王国に旅行していた。あおいは言う。
あおい「家族水入らずですよ。冥利が尽きるでしょうが」
あいり「・・・。あおいにはどうせわかりませんわよ・・・」
圭一郎「そういえば、野菜王国に来たからにはあれが心配だな」
あいり「えっ?」
愛紗「切り裂きオルガンの話よ。野菜王国に出るっていう怪談なの」
あいり「切り裂きオルガン・・・(なんだか調べ甲斐がありそうですわ」
そして野菜王国の宿泊先である高級ホテルにたどり着く。ラビはある写真を見ていた。あいりは聞く。
あいり「ラビ、その写真は・・・?」
ラビ「ああ。かつての娘の私が愛した人間の男らしい。その男は有名なトロンボニストで、みんなから愛された人だったんだ」
あいり「へー。その人に会えればいいですのにね」
ラビ「簡単なものではないぞ?多くの奴は前世の記憶を持ってないし・・・」
すると、リムジンの音がした。ラビとあいりはそのリムジンに乗っていた小さな男の子に気付く。
ラビ&あいり(ーーーーーえっ!!?)
その男の子はラビが愛していたかつてのトロンボニストを幼くしたみたいにそっくりだった。ルドヴィカは聞く。
ルドヴィカ「あいり様、ラビ殿、どうしたんですか?」
あいり「・・・いえ」
ラビ(まさか。あの人によく似た男の子がいるわけがないよな)
その夜、あいりは切り裂きオルガンのことをネットで調べようとしていた。すると、数多くの切り裂きオルガンのイラストが出てきた。
あいり「・・・ほとんどがイメージイラストばかりですのね。ウェブでもほとんどが真相は明確にされてませんし・・・。・・・。・・・パイプオルガンかしら?」
その翌日、月島一家達は圭一郎の親友がやっている野菜王国でのヴァイオリン工房を訪ねていた。その親友でありヴァイオリン工房の職人であるセヴァンは喜んで迎え入れてくれた。
セヴァン「やあ、圭一郎ちゃん、久しぶり!聞いたよー、上のお嬢様、知らない男に抱かれたって?」
圭一郎「その話はやめてくれ・・・;」
セヴァン「あいりお嬢様、ここは前にも来たことがあったから何も変わってなかっただろ?」
あいり「えっ?前にも来た・・・?」
あおい「覚えてないんですか姉さん。まあ、僕達が6歳の時に父様と美貴と来たんで覚えてないかもしれませんが」
あいり「今思い出しましたわ。確か、似たような工房があるなーとは思いましたが、ここでしたのね」
あおい「まあ、6歳の時ですからね。僕はルドヴィカと一緒にピアノ店に行きますね」
あいり「はーい」
あおいがお付きのルドヴィカと一緒にピアノ店に行く中、セヴァンは言う。
セヴァン「そういえば、野菜作りの他に今は楽器作りが盛んなんだけど、ちょっとその写真を見てかない?」
あいり「見たいですわ!」
あいりはその写真コーナーを見る。どれも子供達は楽しそうだった。
あいり「野菜作りの写真もありますわ・・・楽しそう・・・?」
セヴァン「この街の企画でさー、まあ、町おこしみたいなもんだよ。子供達は本当に野菜作りと楽器作りが大好きでねー、進路に迷ってる子も多いんだよ」
あいり(ラビ。写真にあなたの愛した人の幼くした子が・・・)
ラビ(まさか、昨日の・・・!?)
その男の子の姿を写真で見たラビはセヴァンに聞く。
ラビ「おい。この仏頂面の子は・・・」
圭一郎「おい、ラビ殿」
セヴァン「いいんだよ圭一郎ちゃん。・・・ああ!クルスト王子のことだね!」
あいり「クルスト・・・王子?」
セヴァン「クルスト王子もこの企画に参加してたんだ。結果はトロンボーンの演奏する方が似合っちゃったけどね。まあ、彼が決めたことなら・・・」
あいり「そのクルスト王子に会いにいけますか?」
セヴァン「ああ、会いに行けるけど・・・翌日は国王のサルザーゾ様は娘のポターリエ様と公務に行くから、翌日の方が多分通してくれるよ」
あいり「会いに行きます?(もしかしたら、切り裂きオルガンと関係あるかもしれませんし」
ラビ「クルスト王子ねえ・・・(まあ、私が付いていくぐらいは・・・」
その夜、月島一家は高級な夕食を食べていた。楽しそうに食べる中、あいりはあおいとルドヴィカに聞く。
あいり「あのー、あおい、ルドヴィカ」
あおい「なんですか?」
あいり「明日、切り裂きオルガンの真相を聞きにラビと一緒に野菜王国の王家に行こうと思ってますの」
あおい&ルドヴィカ(あの王家!!?)
その言葉を聞いてあおいとルドヴィカは顔が一瞬真っ青になった。あいりはそれに気付く。
あいり「どうしました?」
ルドヴィカ「いえ・・・ちょっと・・・」
あおい「そんなことよりもみんなへのお土産を選びますか?なんなら僕が荷物持ちになっても・・・」
あいり「ダーメですわ。切り裂きオルガンの真相をどうしても知りたいんですの」
圭一郎「なんだ。じゃあ、私達も一緒に行くぞ。なぜか王家から私の会社側に巨額の融資をもらったし」
あいり「別にいいですのに・・・」
圭一郎「ダメだ!お前は可愛いからバカな男達にさらわれたらどうする!?くどいようだが、私はお前の彼氏との交際は認めていない!」
あいり「別に私やラビのスキルでなんとかしますのに・・・」
圭一郎「ダメダメだっ。父さん達も一緒だ!」
あいり「本当に別にいいですのに・・・」
その翌日、あいりは切り裂きオルガンのイラストを見ていた。あいりはその中で舌を出す切り裂きオルガンを発見する。
あいり(やっぱりあれじゃないかしら・・・)
ルドヴィカ「あいり様」
あいり「?なんですの、ルドヴィカ」
ルドヴィカ「あの・・・本当に野菜王国の王家に行くのですか?」
あいり「えっ?切り裂きオルガンの真相を確かめられるならいいですし・・・」
ルドヴィカ「・・・。そうですか・・・」
ルドヴィカはそう言って、立ち去る。あいりはこれにクエスチョンマークを浮かべた・・・。
その翌日、愛紗は野菜王国王家に会うための服を選んでいた。美貴の服も選んでいる。
愛紗「どれにしようかしら・・・」
美貴「これ、似合う?」
愛紗「うーん・・・」
一方、圭一郎は王家に似合う振る舞いを練習していた。
圭一郎「うーん、やっぱり違うなー・・・」
あおい「・・・。姉さん、やっぱり今日は僕と・・・」
すると、あおいが部屋に入ると、そこにあいりとラビはいなかった。みんなに秘密で先に行ってしまったらしい。
あおい「父様、母様、美貴!!姉さんがいません!!」
愛紗「えっ!?」
圭一郎「なっ、なんだと!?まさか、あの子、ラビ殿と二人でーーー」
一方、あいりはラビと一緒に野菜王国の王家の城の前に来ていた。あいりは聞く。
あいり「秘密で来ちゃいましたが・・・多分大丈夫ですわよね?」
ラビ「まあ、時間の問題だが多分大丈夫だ」
あいり「じゃあ、言いますわよ?警備員さーん」
あいりが事情を話すと、警備員はすぐに二人を通してくれた。ラビは言う。
ラビ「城に入るぞ」
あいり「はい」
二人は城に入る。すると、そこには写真と変わらず仏頂面になっているぷよクエのクルストと・・・
メガネの執事の男がいた。
???「初めまして、私は野菜王国の執事、ガスパと申します」
ラビとクルストは互いにじーっと目を合わせる。あいりは言う。
あいり「あの、初めまして。私は日本の東京都知事の娘、月島あいりと申します。昨日、セヴァンさんからお電話でお伝えいただいてます」
ぷよクエのガスパはにこりと笑いながら言う。
ガスパ「ああ、聞いておりますよ。王子、何をしているんですか?挨拶しなさい」
クルスト「・・・こ、こんにち、は」
あいり「クルスト王子、こんにちは」
ラビ「こんにちは」
クルスト「・・・」
ガスパ「私はずっと、こんな日が来るのを待っていましたよ・・・」
あいり「えっ?ああ、クルスト王子がちゃんと人を拒絶しなかったこと?セヴァンさんからクルスト王子は人見知りだと聞いて・・・でも、いきなり近寄らなければ挨拶はしてくれますし・・・本当に少しは嬉しいですわ」
ガスパはあいりとラビを広間に案内する。ガスパはあいりから切り裂きオルガンのことを聞く。
- オルガンストレッタ(前編)(その3) ( No.350 )
- 日時: 2017/08/06 21:22
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
ガスパ「ほう、切り裂きオルガン・・・野菜王国ではそのような噂が広まっていたのですか」
あいり「いけませんでした?」
ガスパ「いえ、私のパイプオルガンを見せましょう」
あいりはガスパ所有のパイプオルガンに案内される。そのパイプオルガンがある部屋は不思議なくらいに神秘的だった。
あいり「わぁ・・・」
ガスパ「今は私しか触れないですが、ちゃんと動きますよ。切り裂きオルガンの話を聞きたくないですか?」
あいり「聞きたいですわ!」
ガスパは切り裂きオルガンの話をする。
ガスパ「切り裂きオルガンには弱点がありました。それは斧を持った騎士。彼はその騎士により魂は大掛かりなダメージを受けました。続きの話ですが」
あいり「斧を持った騎士・・・?」
ガスパ「そう。その騎士が最初の子供を助けたのです。どんなに強くても弱点があるということです」
あいり「へぇ・・・」
ガスパはパイプオルガンでバッハのマタイ受難曲を弾く。この音色にあいりは思わず引き寄せられそうになる。弾いている中、ラビはクルストと話していた。
ラビ「キミはそんな仏頂面で私達のことが嫌い?」
クルスト「・・・嫌いじゃないけど、こいつがいるからな。おいで、ボーン」
すると、そのボーンが入る。そのボーンはなんとポケモンのサボネアだった・・・!
ラビ(ポ、ポケモンのサボネ・・・ア!?確か、ここの土地はポケモンはそんなにいないはず・・・)
ボーン(サボネア)「ご主人様、何の用?」
クルスト「何かボクと話がしたいって。挨拶しろ」
ボーン「初めまして、オレはボーン!ご主人様のペットなんだ。ご主人様は小さいトロンボーンを作ってくれたんだよ」
ラビ「そうか。なぜキミとクルスト王子は出会ったんだ?」
クルスト「ボクが三年前にある農園にガスパと視察に行った時に偶然迷い込んだボーンと出会ったんだ。理解も早いし何か面白そうで新種の動物だなって城に連れてきたんだよ」
クルストはおろか野菜王国の王家の人々はボーンがポケモンのサボネアであることを知らないことをラビは気付く。ボーンは言う。
ボーン「でも、ご主人様も王家の人達もみんなオレのことを可愛がってくれたんだ!ボーンもトロンボーンにちなんで付けられたんだよ。なんかオルガンの音が聞こえる!」
クルスト「ガスパがまだ弾いてるのか・・・」
ボーン「吹こうよ!オレはこの時のために練習したんだ!(サボネア用の小さなトロンボーンを持つ」
クルスト「ああ。そうだな」
クルストとボーンはトロンボーンでガスパが弾いている曲を吹いて合わせる。ラビは音を聞いて思う。
ラビ(・・・ボーン自身も自分がポケモンのサボネアであることは知らないようだ。今は言うべきじゃないかもな・・・)
すると、曲を終え、ガスパとあいりは戻ってきた。
ラビ「おかえり」
あいり「ただいまですわ。それにしても、執事のあなたがパイプオルガンを弾けるなんて意外ですわね」
ガスパ「いえ、パイプオルガンは元々教育として習わされたものですよ。それにしても、あのウサギの娘が王子の心を少しずつ開かせるとは意外ですね」
あいり「クルスト王子はラビとの対話で生物学に興味を示し始めてますわね。あら?なぜにサボネアがいますの?」
ガスパ「王子の大切なペットのボーンですよ。変わった動物ですが、トロンボーンを吹けてて聡明で最初は驚いていたみんなから愛されてるんです。なるほど、あいり様が言った情報ではサボネアという種類の動物ですか・・・。興味深い情報をいただきましたね」
あいり「えっ?サボネアはーーー「ピンポンピンポン」
すると、あおいを含めた他の月島一家とルドヴィカが来た!圭一郎は怒る。
圭一郎「おい、あいり!すぐにいなくなるから心配したじゃないか!」
あいり「父様っ;来なくていいって言いましたのに・・・;」
愛紗「すみませんね、うちの娘がおてんばで・・・」
ガスパ「いえ、いいんですよ。今王妃様を呼びます」
あおい「・・・姉さん、あの人に何かされませんでした?」
あいり「いえ、オルガンの音色を聴いただけで・・・」
あおい「じゃあ、もう行きますよ・・・」
あいり「えっ、王妃様が来てくれますのに・・・」
王妃のぷよクエのミラスやクルストと月島一家が話す中、あおいとルドヴィカは何かに微かに震えているガスパを見る。そして帰る時間となり、ミラスは月島一家を見送ろうとする。
ミラス「ではまた、ーーー」
ガスパ(あいり殿)
あいり(なんですの?)
すると、ガスパはこっそりと自分のLINEのアカウントが入った紙をあいりに渡す。ガスパは言う。
ガスパ(また何かあれば連絡して下さいね)
あいり「(LINE・・・)はい」
月島一家が去る中、あいりはずっと切り裂きオルガンの標的としていた最初の子供を助けたその斧を持った騎士のことを考えていた。
あいり(間違いありませんわ・・・切り裂きオルガンはちゃんと弱点がありましたわ。真相は突き止められませんでしたが・・・)
その夜、あいりはその騎士の絵画のラフを描いていた。
あいり「まだイメージイラストですが・・・(最初の子供を助けた騎士は・・・どんな方何でしょう・・・ツーストが大好きなことは変わりませんが、あのオルガンの音色もその騎士もーーー懐かしく感じますわ。なぜにサボネアことボーンが変わった動物と思われているのか不明ですけど;ガスパさんにLINEを送りましょう」
すると、ドアのノックが鳴った。ルドヴィカだ。
ルドヴィカ「あいり様」
あいり「ルドヴィカ?どうしましたの?」
ルドヴィカ「いえ・・・何も。お茶を淹れますね」
ルドヴィカは自分とあいりに紅茶を淹れる。ルドヴィカは紅茶を淹れるのが上手いが、今日はいつもと少し違う。あいりはこれに気付いたかのようにルドヴィカを見る。
あいり「ルドヴィカ・・・?」
ルドヴィカ「・・・。ーーー今日会ったガスパという男は・・・」
ルドヴィカ「「切り裂きオルガン」の正体であり8年前に6歳だったあなたを誘拐した張本人です・・・」
あいり「ーーーえっ・・・(ガスパさんが私を・・・!?」
ルドヴィカから聞かされた切り裂きオルガンの真実にあいりはガスパの言葉を思い出す。
ガスパ『ーーー私はずっと、こんな日が来るのを待っていましたよ・・・』
ルドヴィカ「あいり様、あの城に行っても何も思い出さなかったんですね・・・まあ、城も立て直してますしね・・・」
あいり「えっ?私、あの城に行ったことありましたの?」
ルドヴィカ「そうです・・・連れて行かれたんです。あの少年だった男ーーーガスパにーーー・・・。身代金や性的な目的ではなく、ただ可愛くて連れて行ったと言いますが。夜になってあいり様が泣きだしましたので他の使用人に気付かれるのを恐れてある場所に連れて行きました。ですが、それを見ていた人がいた・・・」
- オルガンストレッタ(前編)(その4) ( No.351 )
- 日時: 2017/08/06 21:26
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
斧を持った幼い騎士は野菜作りをしていた少年達の野菜を持ってある場所に逃走。そしてそれを追いかけた少年達に車のトランクを開けろと言った。そして少年達は車のトランクを開けて驚く。
あいりは生存している状態で手足を縛られた状態で発見されたからだ・・・。
あいり「じゃあ、私、そんな風に助けられましたのね・・・じゃあ、なんで事件にはならなかったんですの?」
ルドヴィカ「・・・。この事件の犯人を知らされたのは私とあおい様だけなんです。事件にならなかったのも・・・ある事情がありましてね・・・」
あいり「事情?」
ルドヴィカ「あいり様とあおい様がまだ幼かった頃・・・月島家の会社は不景気に陥っていて、愛紗様がいなくなってしまったことで圭一郎様は仕事に打ち込めずにいました。このままではあおい様は会社を継ぐことができない。そんな時の野菜王国に出かけた日に野菜王国の王サルザーゾ様と幼いガスパがあおい様の元に現れて・・・」
サルザーゾ『うちの執事が・・・キミのお姉さんを連れ出した。本当に申し訳なかった』
ルドヴィカ「当然・・・謝って済むことじゃないと思いましたけど・・・サルザーゾ様は月島家に対して新事業の斡旋と巨額の融資を申し出ました・・・その代わり、このことは不問につけてほしいと、頭を下げてきて・・・野菜王国の王家は懐が寂しくないですから、圭一郎様の会社が・・・主人が壊されることの何よりも・・・ね。あおい様は何年かして切り裂きオルガンの怪談を作って、ただあいり様がちゃんと今をやってくれるなら、そのまま知らなかった話にしようとーーーこれまでやってきたんですが・・・今日・・・あなたとラビ殿があの城に行ったことで黙っているわけには行かなくなりました・・・ごめんなさい・・・」
ルドヴィカの涙にあいりは気にかける。あいりは聞く。
あいり「じゃあ、私は今まで通りに生きればいいということですわよね?」
ルドヴィカ「はい、一応は・・・ガスパには何もされませんでした?」
あいり「はい」
ルドヴィカ「そうですか・・・ですが、今後はあなたの大切なツースト殿に守られて下さい。私も・・・あの王家に何も負い目はありません」
あいり(そういえば、さっきガスパにLINEしてしまいましたわ・・・まあいいですか・・・)
一方、ガスパはあいりからのLINEを見ていた。ガスパは言う。
ガスパ「・・・月島あいり・・・まさかこんな形で再会できるとは・・・あの頃と何も変わらないままです。ん?」
あいりからのLINE「私達は明日日本に帰りますが、暇ができればぜひクルスト王子とボーンと一緒にスマブラ屋敷にいらっしゃって下さい。クルスト王子とボーンをきっとみんなは分かってくれると思いますーーー」
ガスパ「ーーースマブラ屋敷、ねえ・・・」
その翌日、月島一家が帰ってきた後、あいりとあおいはお土産を持ってスマブラ屋敷に立ち寄った。
あおい「ただいまです!」
ゼオ「おかえりー、旅行は楽しかったか?」
あいり「楽しかったですわ。あなた達の調子はどうですか?」
アイオーン「神は普通だ」
アイオーン「俺のおばあさまがあいりとあおいが行っている間にディズニーランドとディズニーシーに俺達(フィーバー五人組とゼオとププルとシンガンとBVL)を連れて行って、その後、そのディズニーホテルに泊まりで食事と全身マッサージとエステ。神らは泊まらなくていいと思ったがな」
あいり&あおい(アイオーン王子!!!それはあのおばあさまがいる限り普通なんですか!!?)
すると、走る足音が聞こえた。ツーストだ。ツーストがあいりを抱きしめる。
ツースト「あいりーーーーー!!!」
あいり「きゃあっ///!!」
ツースト「よかった・・・戻ってきてくれたんだな・・・」
あいり「大げさですわよ」
ゼオ(三日間サンに悩みを愚痴ったらしい)
アイオーン(あの悪魔(ツースト)は乙女か)
すると、クロことクロードとレイトが現れた。クロードはあいりとあおいに挨拶する。
クロ(クロード)「やあ、あいり殿、あおい殿。ご機嫌は如何かな?」
あいり「クロード!エマちゃんはちゃんとピッコロの練習をしてますの?」
クロ(クロード)「ああ、楽しそうに練習している。貴殿によろしくと言っていた」
レイト「ちょっとー。ボクも帰れるまでに9月からあいりちゃんの通う製菓学校に転入するんだから」
あいり「えっ!?じゃあ、レイトも・・・」
レイト「同じクラスだけどね」
あいり「やりましたわー!」
ツースト(複雑・・・;)
アイオーン(・・・レイトに純粋な下心が・・・?)
ゼオ(さぁ?)
ヤイバ(レイトの奴、故に絶対あいりのことが好きだぞ)←通りかかった
ゼオ(ヤイバ?来てたんだ。・・・えっ?そうなの?)
ヤイバ(そうだぞ)
スマブラ屋敷がいつもの日常で騒がしくなる中、その屋敷を自家用ジェットの窓越しで見ている人物がいた。そう、その人物は・・・
一緒にいるクルストとボーンを日本の勉強で連れてきたという名目でやってきたガスパだった・・・。しかも三人ともに悪いオーラは感じられない・・・。
続く・・・!
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