二次創作小説(紙ほか)

オルガンストレッタ(後編)(その1) ( No.356 )
日時: 2017/08/09 17:30
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

後編です。これから数日後にお盆のバイトがありますので早めに書きました。






その夜、あいりは野菜王国の王子であるクルストと会ったこと、切り裂きオルガンのこと、そしてそのクルストと一緒にいるボーンをスマホで許可を取った上で撮った写真があることをその写真を証拠にして話した。ツーストは言う。


ツースト「野菜王国に切り裂きオルガンの噂が関係してるみたいだな。野菜王国にそんな怪談があったとは・・・」
あいり「私も切り裂きオルガンの話は何事かと思いましたけどね;」
ラフィーナ「切り裂きオルガンの噂を確かめるためにわざわざ王家に来たんですのね。あいりさんらしいですわ」
クルーク「あれ?」


クルークは自分が気付いたことを言う。


クルーク「これ、ポケモンのサボネアじゃない?」
ププル「ほんとだー。あの土地にポケモンはあまりいないって聞いたけど」
あいり「この子、ペットのボーンですわ。野菜王国の人々からは新種の動物だと思ってるみたいですわ」
ゼオ「えっ?なんでそのサボネアがポケモンなのになんで新種の動物だと思い込んでんだ?ステラもまだ力のコントロールは効かないけど俺が仕事の時は他のポケモン組に水を使う技や力のコントロールを教えてもらってるポケモンだし」
あいり「多分ボーンが1匹で野菜王国に来たから、新種の動物だと思い込んでると思いますわ」
ゼオ「じゃあ、なんであのとき言わなかったんだ?」
あいり「ラビが今は言うべきじゃないですって。・・・」


ルドヴィカ『今後はツースト殿に守られて下さい。私もあの王家に何も負い目はーーー(中略)』


ルドヴィカ『愛紗様がまだ休養中ですので今は言えませんが、その休養を終えたら二人にもガスパのことを話します』


あいり「・・・。あの」
ツースト「?」
あいり「その野菜王国の執事はーーー・・・」
ツースト「あいり、どうした?」
あいり「いえ、何もありませんわ!ボーンのことはクルスト王子にまた会ったら言いますので!」


その翌日、スマブラ屋敷ではいつもと変わりない日常を過ごしていた。あいりも夏休みのためにスマブラ屋敷に遊びに来ていた。一部以外のみんなと同じように夏休みの宿題していた。一緒にいるツーストは言う。


ツースト「宿題って大変だなぁ。まあ、俺は通信制の高校だがな」
あいり「そりゃあ、ツーストは元人間不信でしたからね・・・;でも、夏休みが終えるとちょっと残念ですわね。私の通う製菓学校は馴れ合えない感じですから、ちょっと心細いですわ。まあ、いじめとかではありませんし、クロードやレイト、友達がいてくれますけど」
ツースト「・・・」


すると、ツーストはあいりを背中から抱きしめる。あいりはこれに頬を赤くなりながら気づく。


あいり「ツースト!?」
ツースト「休日の時ぐらいちゃんと馴れ合ったりはいいと思うよ。スマブラ屋敷は公式の敵味方関係なく平等にできる場所だからな。それにあいりはめっちゃ可愛いしv」
あいり「ちょっ、ツースト///!?」


ツーストがあいりにいちゃつく中、それを見ていた生き物がいた。その生き物は声をかける。


ボーン「ふーん。キミがあいり殿の彼氏かぁ〜」
ツースト「うあっ!!?」
あいり「ボーン!!?今の見て・・・!!(顔が真っ赤になる)つか、どうして早く来たんですの!?」
ボーン「ご主人様の日本の勉強をしにここに来たんだ。今ご主人様、怯えながらガスパ様に隠れているけど女性にちやほやされてるよ」
あいり「えっ!?来てますの!?」


すると、あいりとツーストはそのクルストのところに向かう。すると、そこにはスマブラ屋敷屋敷に来ていた黄色い声を上げている女性達に囲まれているガスパと彼に隠れているクルストがいた。ガスパは言う。


ガスパ「こんにちは」
あいり「あっ・・・ガスパさん・・・!」
ガスパ「王子の日本の勉強のついでで近くまで来たものですから。スマブラ屋敷に来て下さいというのを真に受けてしまいましたが・・・迷惑でしたら、すぐに帰りますので」
あいり「いえ、迷惑ではありませんので・・・」
ツースト(昨日、あいりが野菜王国の執事はみたいなこと言ってたけど・・・もしかして、こいつが関係してるのか?こいつ・・・まさか、あいりのことを・・・!?)
あいり(わざわざ調べて来たんですの・・・?)


すると、クルストと一緒にいるボーンを見たシェゾがやってきた。


シェゾ「あいり、ダメじゃないか、可愛いからって生き物を許可なしに連れてきたら・・・」
あいり「あ、シェゾ・・・」
ボーン「オレはクルスト様のペットだよ!」
シェゾ「あれ・・・?こいつ、あんたのペット?」
クルスト「ああ、そうだが・・・」
ガスパ「王子に向かって無礼ですね。それとこの生き物はボーンと言います」
シェゾ「ごめんごめん;へー!よく見れば可愛いなぁ(ボーンを抱っこする」
ボーン「オレはトロンボーンを吹けるんだよ!」
シェゾ「へー!すげーな!コンテストでダンスのマーチングを混ぜ合わせることができないかなぁ?」
クルスト「コンテスト?」
シェゾ「ああ、ポケ・・・むぐっ!?」
あいり「あー、ガスパさん?今日よかったら夕方、ちょっと話したいことがありますけど・・・」
ガスパ「構いませんよ。日本には別宅がありますからね。急にお邪魔してすみませんでした。また来ます。行きますよ、王子、ボーン」
クルスト「ああ・・・」
ボーン「わかった!」


三人(二人+一匹)はガスパがそう言って立ち去る。ツーストは言う。


ツースト「あいつのこと、ほっとけよ」
あいり「!ーーー・・・「と言っても、あいりは行くんだろ」・・・!」
ツースト「しょうがねーから、俺も行く。命をかけてもな」


ツーストが付き添ってくれることにあいりは安心感を覚えると同時にさらに本気でツーストが好きになってしまう。あいりは微笑む。


あいり「ありがとうございます」


一方、これを見ていたクロことクロード、レイト、クロスはあいりに近づくガスパを見ていた。クロードは言う。


クロ(クロード)「あのメガネ執事、私と同じあいり殿好き好きオーラを感じる・・・」
レイト「絶対クロードさんや僕と同じようにあいりちゃんが好きだよね」
クロス「・・・」
クロ(クロード)「クロス殿、どうした?」
クロス「あのサボネア・・・野菜王国の土地に一匹でどうして・・・ちょっとあのサボネアのことを調べてくる。どうしてもあいりに付いて行きたいなら勝手にしろ」
レイト「ちょっ、クロスさん!?」


あいりはツーストと一緒にいる中で思う。
私のことが嫌いなら私にぶつければいいですけど、スマブラ屋敷に来たんだとしたら話は別ーーー、






聞きたいこと知りたいことまとめて全部、これっきりで最後にしなければ・・・。






そしてその夜、ツーストとあいりとラビは野菜王国の王家の別宅に向かっていた。チームクロードとレイトとショコラーナを付いて・・・


ツースト「ラビはいいけど、なんでお前らも来てんだよ!ふざけてんのか!?」
クロ(クロード)「しょうがないではないか。友達が心配だからな」
レイト「これから同じクラスになる子が心配ですし・・・」
ツースト「約2名はその心配にNTRしようとすることに関する下心があるならケツバットだからな(^ω^#)」
あいり「ちょっとツースト、キツすぎですわよ;」
ツースト(いや、あいりに関することで言ったんだけど・・・;)
ロゼ「あいり様、クロードはこんな性格だが、自分なりにあいり様のことを心配しているんだ。だから、私達も一緒に行かせて欲しい」
あいり「ロゼさん・・・!(優しい・・・!」
ショコラーナ「何かあるんだとしたらそのガスパという男、殴りつけないとね!」
ヒショウ「いやいや、殴りつけるというよりも精神的に追い詰めた方がいいと思うぞ。今奴に関するデータ集めてるし」
ツースト「おいおいおいおい;」
あいり「インターホン押しますわよ」


あいりがインターホンを押すと、ガスパが出てきた。ガスパは言う。


ガスパ「あいり殿ですか?」
あいり「はい」
ガスパ「ではお入り下さい」

オルガンストレッタ(後編)(その2) ( No.357 )
日時: 2017/08/09 17:44
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

ガスパは一同を招き入れる。そこにクルストがボーンを抱っこしながらそれを見ていた。


杏「あなたがクルスト王子とボーンですん?初めましーーー」
クルスト「どうしてボクを知っている!?ボクに近づくんじゃない!!」
杏「ガーン・・・OTL」
ボーン「ご主人様、この人、変な口調をしてるけど悪い人じゃないよ」
クルスト「そうだったのか?・・・誤解してすまなかった」
氷「いいんです、クルスト王子。いきなり近づいた兄さんが悪い」
クルスト「・・・」
氷「どうしたんですか?」
クルスト「・・・そこのウェーブの忍者、オネエだったのか・・・」
杏&氷「えっ!!?」
氷「いや確かに兄さんは女装をしてるけど、あれはナニが付いてるだけでオネエじゃないんだよ;まあ確かにオネエみたいな口調をしてるけどオネエじゃないよ;」
アクセス「落ち着いてよ二人とも、そっちの方が変だよ(四人とも、クルスト王子のことはラビさんや俺達に任せて」
あいり「・・・(コクリ」


あいり、ツースト、クロード、レイトの四人はガスパとは向かいのソファーに座る。ガスパは言う。


ガスパ「ああ、そんなにかしこまらなくていいですよ。あいり殿にとって一応二度目の来訪ですしね」
あいり「・・・。切り裂きオルガンの話はあの斧を持った騎士がいましたわよね?」
ガスパ「ああ、そうでしたね」
あいり「その斧を持った騎士は、最初で最後の子供を助けたんです」


あいりの問いにガスパは答える。


ガスパ「最初で最後の子供を助けたんですか・・・まあ、私の記憶にはそのようなことを記憶していましたが、取りちがえましたね」
あいり「(この人・・・ぬけぬけと・・・)その子供と斧を持った騎士や切り裂きオルガンが出会ったきっかけを知りたいんです」
ガスパ「ーーーそれはつまり・・・」


すると、ガスパはメガネを取りながら言う。






ガスパ「私があなたをさらった“切り裂きオルガン”だから、知っていると・・・?」
あいり「・・・!」






すると、あいりはガスパの素顔を見たことであることを思い出した。それはあの時に出会った10歳頃の少年のこと・・・。


あいり(私・・・この人、知ってる・・・?)
ガスパ「あの斧を持った騎士はまだ幼く小さな怪我で痛くて偶然あなたに近づきました。つまり・・・」






ガスパ「6歳のあなたと10歳の私をあの騎士が出会わせたことが始まりです」
あいり「ーーーあ・・・!」






あいり「その騎士を助けたのが・・・ガスパさん・・・だったんですのね」


あいりは自分が出会った斧を持った騎士を思い出した。


あいり(そうでした、私はあの時野菜王国の首都にあるストリートで遊んでましたわ。その時・・・)






あいり『あなたはだあれ?どうして泣いてますの?』


振り向くと、そこには小さな怪我を負った斧を持った騎士がいた・・・。






その騎士はあの時城に連れて行かれ簡単な食事を食べていた。ガスパは言う。


ガスパ『幸いにも怪我は大したことはありませんし、大丈夫でしょう』
あいり『ほんと!?よかったー!』


ガスパ「あの騎士は怪我のせいで弱ってたんじゃない。お腹が空いていたから偶然近くに来たあなたに甘えていたんでしょう。それに・・・」


あいり『ねぇ〜、お兄ちゃん、あれは何をやってますの?』
ガスパ『ああ、あなたは見なくていいんですよっ;こらっ、大木を斧で斬る練習をするのはやめなさいっ』


ガスパ「大木を斬る元気があり、まだ立ったばかりの子を無意識に泣かす勇気はありましたからね・・・」
あいり「じゃあ・・・その立ったばかりの子って・・・」
ガスパ「間違いなくその時の子が今のぼっちゃま(クルスト)です。それ以外考えられません。今はその騎士は野菜王国の騎士なんですよ。ですが、あいり様とラビ殿が訪ねて来た時は彼は王様とポターリエ王女の公務に護衛で付いてきたというわけです。彼は一介の騎士ですから、最初は騎士のことなどどうでもよかった。ですが、騎士の血を見て泣いているあなたを見た時はーーー」


あいり『この子・・・血が出てますの・・・お兄ちゃん、助けて・・・』


ガスパ「ほんっとうに、可愛かったです!傷薬で騎士の怪我を塗っているところもーーー」


ガスパ『そこを傷薬で塗るんです』
あいり『ぬりぬり』


ガスパ「ご褒美のアイスを食べていた時もーーー」


ガスパ『ほら、アイスです』
あいり『おいしーv』


ガスパ「本当に可愛かったから、それならいっそのこと飼い慣らしてしまおうかと考えていました・・・」
あいり「そんな・・・」
ガスパ「でも、置き去りにした時に何か違うと思いましたが、気付いた時にはすでにその騎士があなたを見つけ出した後だったーーー・・・その恩赦で彼は野菜王国の騎士の座に就きました。私にとっては皮肉な結果になりましたけどね」
クロ(クロード)「・・・貴殿はなぜ、あいり殿なのだ?」
レイト「そうだよ。女の子なら他にだって・・・」
ガスパ「変な趣味があったわけじゃないんですよ。ただ・・・女子という生き物に幻滅してましてね」
クロ(クロード)「幻滅?」
ガスパ「私には女子の幼なじみがいたんです。結婚の約束をしていたぐらい仲がよかった。それが・・・思春期になり始めて、私以外にも彼氏を作るようになって、私は単なる地位目当てでしかなかったんです。それから他にもそういう類の女子が近づいてくるようになって・・・そこで初めて悪意もない女の子であるあいり殿と出会いました。ですが、もう近づくわけには行きませんでしたから、ニュースや雑誌で彼女のことを見てました」
レイト「ストーカーの始まりじゃないのかい?」
ガスパ「ええ、ストーカーですね。でも、こうしてあいり殿に再び会うことができて、そして私は自分の気持ちに気付きました。私はやっぱりーーー「ダンッ」


すると、ガスパの話からこれまで一切口を開かなかったツーストが机を叩く。ツーストは言う。


ツースト「あんたには聞きたいことが山ほどあるが、あいりが狙いなら俺に話を通すべきだ。それにスマブラ屋敷の奴らまでを利用したらーーー俺はあんたを殺してしまうかもしれねえな」
ガスパ「おや。喧嘩なら外で買いますよ。人見知りなぼっちゃまが怯えますので。ぶち壊さないで下さい」
ツースト「・・・」
ガスパ「それにあいり殿を来させた理由はこれだったんです」


すると、ガスパはある小さな箱を出す。それは指輪だ。あいりはこれに驚く。


ガスパ「よく似合いますね」
あいり「ゆっ、指輪!?いりません、こんなのは好きな人からもらいますわ・・・!(指輪が外れて飛ばしてしまう」
ツースト「あ!」


すると、その指輪はクルストと一緒に遊んでいたアクセスの口に放り込まれ、そしてそれを飲んでしまう!


アクセス「???」
クルスト「何か飲んだのか!?」
クロ(クロード)「アクセスーーーーー!!!有名な占い道具を買うから出せ!」
アクセス「もう飲んじゃったよ;」
クルスト「つまり・・・その式神の方からあいり殿に指輪を渡せということですね」
レイト「違いますよ!!もう帰ります!!クルスト王子、すみません、また機会があれば」
クルスト「ああ、またな」
ボーン「また明日ー」


一同が帰る中、クロードは言う。


クロード「信じられぬな、あやつ」
レイト「うんうん」
あいり「・・・」


すると、リムジンがやってきた。ガスパ達が乗るリムジンだ。


ロゼ「げ;」
ガスパ「こんな時間に出かけてたら危ないですよあなた達。送りますので乗って行きませんか?」
ツースト「いいから!強い式神も付いてるし・・・」
ガスパ「ではぼっちゃまもボーンもリムジンに乗っているのにあなた達を尾けてきてもいいのですか?」
ツースト「・・・」


結局、一同はガスパの運転するリムジンに乗る。ガスパは言う。


ガスパ「勘違いはしないでいただきたいですね。私は別にあいり殿を力づくで奪おうとしているわけではありません。ただーーー私はあいり殿の心が欲しいのです・・・」
ツースト「・・・」
ガスパ「せっかくですのでこのまま少しドライブに行きませんか?」
ツースト「っ!別にいい!降りるぞ!」


一同が降りる中、ツーストは思う。

オルガンストレッタ(後編)(その3) ( No.358 )
日時: 2017/08/09 17:47
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

ツースト(クッソ。ガスパの奴、俺がクルスト王子みたいな子供やポケモンなどに弱いと知ってて・・・!)


すると・・・






そのリムジンに小さな爆発がした!


一同全員「!!?」






そのリムジンの小さな火が上がる中、ラビは慌てる。


ラビ「どうして・・・!?まさか、クラーリィの記憶の私がしでかして」
あいり「私が見てました!それは絶対にありませんわ!」
ツースト「ボーンはくさタイプだ!火が回る前に三人を救出しないと!」
ショコラーナ「消防隊を呼べばいいんじゃないの!?」
ツースト「ここまでじゃ遠いし、自力で助けるしかねーだろ!!あいつらを見殺しになんかできるかよ!!」


ツーストは最前線でその少しずつ燃え上がるリムジンの中に飛び込む!そこにはクルストとボーンがいた。


ツースト「クルスト王子!!ボーン!!」
ボーン「!キミはあいり殿の彼氏の・・・!」
クルスト「バカ!ガスパを連れて自力で行くからお前は・・・」
ツースト「バカ王子!ガスパは後で助けるから、ボーンを抱えてこの手を取れ!」


ツーストの本気で助けようとした優しさに内心ではリムジンが火事になって怖かったクルストとボーンは彼の手を取る。そしてツーストはクルストとボーンを救出した!


あいり「クルスト王子!ボーン!」
ツースト「次にガスパを救出する!ロゼとヒショウは消防隊に連絡!アクセスと杏と氷は近くに消火器がないか確かめろ!ショコラーナとラビとあいりはクルスト王子とボーンの火傷の具合を見てやってくれ!」
レイト「ちょっと、僕とクロードさんは!?」
ツースト「お前らは俺と一緒にガスパ救出をしてもらう!」


ツーストとクロードとレイトはガスパを救出するためにリムジンの中に飛び込む!すると、そこには気絶していたがついさっき目を覚ましたガスパがいた。


ツースト「ガスパ!!」
ガスパ「あなた達ですか。古いリムジンを借りたことは失敗でしたね。私がいないと楽でしょう。さぁ、元の場所に戻りーーー」
クロ(クロード)「バカ者!死ぬつもりか!たとえストーカーだろうと、クルスト王子とボーンは貴殿がいなきゃダメなのだよ!」
レイト「こんな方法で僕達の勝ちなんて、きっとあいりちゃんも望んでないよ。せめてーーーどちらかが身を引いた方が負けじゃないのかい?」


三人の言葉にガスパはようやく観念して三人の手を取る!すると、リムジンで小さな爆発が起きた!


あいり「!!みんな!!」
ラビ「!大丈夫だ!タイヤのパンクが破裂しただけだ!その証拠に見ろ」
あいり「えっ?」


すると、リムジンの中に飛び込んだ三人はガスパを救出する!これにあいりは涙を流しながら言う。


あいり「みんな!」
杏「消火器持ってきましたん!」
ツースト「よっしゃ!一斉に火を消せー!」


アクセスと東雲兄弟は急いでリムジンの火を消す!そしてみんなの願いも届き、リムジンは全焼したが鎮火した。近くには民家も存在していたために唯一の救いはその火がその民家に移らなかったこと・・・。






そして消防隊や救急隊、リムジンの火事の原因を調べるための警察や騒ぎを聞きつけた人々が来ており、その警察関係者であるタイムパトロールの一員であるキッドが事情を話したツーストに泣きつきながら言う。ちなみにリムジンの火事の原因はリムジンの故障のショートらしい。


キッド「あのなおめーがそういう奴だって知ってたけどなんで火の中のリムジンに飛び込んだんだ!!!?もう少し遅かったらおめーら死んでたぞ!!?」
ツースト「怒ると思った;」←クロードやレイトと同様に軽い火傷で済んだ
王ドラ「まあ、五人とも状態がそれぞれとはいえ軽い火傷だけで済んでよかったですよ;それにーーーあのくさタイプのサボネアもあんな火の中でほんの軽い火傷で済んで無事でよかったですよ。今ポケモンセンターのジョーイさんを呼んできましたから」←こう見えても本業は医者の助手
ツースト「えっ!?ボーンには野菜王国の有名な医者が来るってクルスト王子からーーー」
王ドラ「ポケモンセンターの方が早いんでそっちは断りましたよ。ん?ツーストさん、どうしたんですか?」
キッド「お前どうしてかなり重いため息なんか吐くんだ?」


そしてジョーイが来た。ジョーイはクルストを守ったボーンを褒め称える。


ジョーイ「よくクルスト王子を守りましたね!あなた、くさタイプなのに・・・」
クルスト「・・・?くさタイプ・・・?どういうことだ・・・?ボーンは変わった動物なんだろ?」
あいり「・・・;」
ジョーイ「えっ?あなた、もしかして気付いてないんですか?その子、動物じゃないですわ」
クルスト「えっ・・・?まさか・・・?」






ジョーイ「そう。その子はポケモンのサボネアですよ」






ジョーイから発せられた衝撃の事実にクルストとボーンは驚く!ボーンは言う。


ボーン「嘘だよ。オレが変わった動物じゃないなんて・・・」
ジョーイ「証拠に見て下さい(ポケモン図鑑を見させる)ほら、このサボネア!ボーンはポケモンのサボネアなんですよ」
ボーン「・・・」
クルスト「ボーン・・・?」
ジョーイ「だからと言って引き離すわけじゃないけど、あなたがどうして野菜王国の土地に来たのかーーー」
ボーン「そんなの認めん!!(逃走」
クルスト「ボーン!(ボーンの後を追う」


クルストがボーンを心配しながら追いかける中、ガスパもボーンがポケモンのサボネアであることを知る。


ガスパ「えっ・・・?ボーンがポケモン・・・?」
クロード「つか、お前もポケモンのサボネアだと気付いてなかったではないか。気付かないなんてボケすぎ!」
ガスパ「ガーン・・・OTL」


そしてクルストがボーンを捕まえて連れ帰る中、みんなはそれぞれ帰路につく。あいりはボーンの様子を確かめるためにツーストも流石に空気を読んで今夜の情事はなしで一緒に寝てるは寝てることになった。あいりはガスパにLINEする。


あいり「ガスパさん、ボーンの調子はどうですか?・・・と(送信する」


ピピッ


ツースト「返信早いな;」
ガスパのLINE「今はボーンはぼっちゃまに励ましてもらってぼっちゃまと一緒に寝ています。ぼっちゃまはジョーイ殿にポケモンの知識の本を与えてもらってますのでその勉強を寝る前に少ししてました。問題はボーンとぼっちゃまがどうするかですね」
あいり「そうですか、本人の気持ちを大事にしたいですし・・・と」


ピピッ


ガスパのLINE「こんなに不安な夜は初めてですよ。いや、ボーンが危険ということではなくて、ボーンの不安な気持ちに。ぼっちゃまは大丈夫と言ってましたけど、これはやはり私が解決すべきですか?うんたらかんたら」
ツースト「うわぁ・・・;あいり、無視しとけよ;」
あいり「は、はい」


すると、ガスパから電話が来た!あいりは出る。


あいり「は、はい。どうしましたの?」
ガスパ「ボーンの気持ちを考えたら色々思い出しましてね・・・聞いてくれますか?」
ツースト「もう勝手にしろ;」
ガスパ「ぼっちゃまが人見知りなのは知ってますよね?」
あいり「はい」
ガスパ「ぼっちゃまは・・・根はとても優しい性格ですけど、極度の人見知りのせいでいつも人を傷つけてしまう・・・そんなぼっちゃまと友達になれる人はいなかった・・・」






子供A『クルストはなんかおかしいな』
子供B『あいつ、オレが近づいたら叫んだりするんだぜ!』
子供C『あの威嚇、作ってんのかな』
子供D『ウザ(笑)』






クルスト『ぐすん・・・』


もう、誰とも話したくない。それでも・・・。


サボネア(後のボーン)『キミ、どうして泣いてるの?オレも一人ぼっちでこの国に来たから大丈夫だよ』






ボーンは何らかの理由でたった一匹で野菜王国に・・・。だから、ぼっちゃまの寂しさをわかってあげたいと同時に友達になりたいと思ったのでしょう・・・。






あいり「じゃあ、本当は・・・ボーンも今も一人ぼっちだったかもしれなかった・・・?」
ガスパ「・・・そういうことになりますね」
ツースト(なんかガスパの奴、詐欺師っぽくないか?)
ガスパ「・・・ボーンは、可哀想なものを見るとどうしてもほっとけない優しい子ですがね・・・」


そのガスパの発言にツーストはクルストとボーンの出会いは詐欺ではないことに気付く。


ツースト(可哀想なものをほっとけないなんて・・・)
あいり(なんかクルークやカレンに似てますわ・・・やっぱり、ガスパさんもボーンを大事に思ってますのね・・・)
ツースト(つか、話がなげーな;)


その翌日、ボーンが起き上がると、何かの書き置きを置いて別荘を出る。その数分後、クルストもガスパもようやく起き上がった。

オルガンストレッタ(後編)(その4) ( No.359 )
日時: 2017/08/10 13:26
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

クルスト「あれ?ガスパ、ボーンは?」
ガスパ「何か散歩に行くって書き置きを残してましたよ。多分すぐにぼっちゃまを探して戻ってくるでしょう」
クルスト「ふーん・・・」


一方、スマブラ屋敷では一部のドラケロ防衛隊隊員がひみつ道具を使ってアクセスが飲み込んだ指輪を取っていた。クロードに理由を伏せた上で頼まれたからだ。そして一部のドラケロ防衛隊隊員が戻ってきた。その指輪を持って。


王ドラ「ただいまー」
風間「おかえりなさい!どうでした?」
キッド「なんとか指輪は取ったぞ。幸いにも解けてねーみてーだな」
クロ(クロード)「よかった・・・;元の持ち主には返しておく」
クルル「?お前があげたやつじゃねぇのか?」
クロ(クロード)「こんな趣味の悪い大きな宝石の指輪、誰があげるか!」


一方、あいりとツーストはガスパの長話で眠れないまま屋敷を歩いていた。ツーストは言う。


ツースト「アクセスの奴、あいつらがちゃんと指輪を取れたかなー・・・;」
あいり「たまたま飲んだ姿がシベリアンハスキーの姿でしたから、よかったもののどうなっていたことか・・・;それより眠いですわ;」


すると、あいりとツーストが見たのはシェゾと話しているガスパと彼に引っ付いているクルストだった!ツーストはこれに顔を青ざめる。


ツースト(ちょっ、シェゾ!!?そいつ、あいりを誘拐した奴だって・・・;)
シェゾ「そうか・・・それはボーンにとってよかったことなんだろうけど、辛いのもあるな」
ガスパ「はい・・・まぁ、1匹で散歩に行ってますからすぐに戻ってくるんでしょうけど」
シェゾ「そうか・・・夜に帰ってなかったら俺達COMに連絡しろ」
ガスパ「よろしくお願いします」


シェゾが立ち去る中、ガスパはツーストとあいりを見る。あいりは言う。


あいり「ガスパさん・・・」
ガスパ「おや、あいり殿。ぼっちゃまとボーンはあなたの恋人のおかげで助かりました(何かを取り出す)ですから、助けてくれたツースト殿にこれを・・・」


ガスパが差し出したのは超有名メーカーのギブソンの古いかつ超高級なギターだった!ツーストは驚きかつそれを拒否する。


ツースト「はぁ!!?いらねーよこれは!自分のギターがあるから・・・!」
ガスパ「いいえ、助けられた時に恩を返すのは当然のことです。本来私はロックは好きではないのですが・・・」


すると、インターホンが鳴った!ツーストが出ようとする。


ツースト「(チッ!どいつもこいつも・・・!)はい!(ドアを開ける」
???「やあ!初めましてですね、ツースト」
ツースト「!?」


すると、来たのはボーンとは別個体の・・・






サボネア「初めまして。ナタネさんから譲られたサボネアと言います」






サボネア「先日ボクとは違う別個体のボーンがボクと交換して欲しいと自ら言ってきたので代わりにと来たのですがーーー」
クルスト「!!ちょっと待て!!ということは散歩って・・・!」
サボネア「えっ?もしや、聞いてなかったんですか・・・?」


それを知ったクルストは顔を青ざめながらボーンの名を呼ぶ。


クルスト(ボーーーーーンーーーーー!!!!!)






一方、ボーンはハクタイシティのナタネのジムにいた。ナタネは言う。


ナタネ「で?ご主人様は気にしなくていいって言ったのに本当にいいの?あなたは磨けばまだまだ強くなれる素質があるのに?」
ボーン「ああ・・・これまで城の侵入者から技を使ってご主人様達を守ってきたけど・・・それがいけなかったのかな・・・(シクシク」
ナタネ「・・・;」


すると、ナタネを慕うハクタイシティの子供が慌てながら駆けつけてきた!


子供E「ナタネさーーーーーん!!!」
ナタネ「どうしたの!?」
子供E「ボーンの飼い主?だった野菜王国の王子とその使いが、武器を持ってそのサボネアとは別のサボネアを連れて来たんだ!」
ナタネ「は!?なんで場所がわかったの!?・・・どうするの、ボーン」
ボーン「オレじゃご主人様を守れる自信はないし、ましてや嫌われたし合わせる顔も・・・」
ナタネ「・・・それはそのご主人様が決めることよ。ボーンはここで待機!」
ボーン「えっ、何!?」


ナタネが駆けつけると、そこには武器を持ったクルストやガスパ、あいりやツーストやラビとそのクルストの剣に脅されたサボネアがいた。ナタネは言う。


ナタネ「サボネア・・・あれほどボーンの居場所を教えるなと言ったのに・・・」
サボネア「脅されて案内させられたんです〜;」
クルスト「ボーンはどこだ!?」
ナタネ「ラビさん!あんた、裏切ったわけ!?」
ラビ「私は人の感情に応える主義なのでな;」
クルスト「ボーンを返せっ!こんないい子ぶりっ子みたいなサボネア、いらん!!」
サボネア「ガーンっ!!!」


すると、クルストは泣きながら今の気持ちを伝える。


クルスト「バカでおせっかいでお人好しだけど・・・ボクは・・・何があっても、サボネアのボーンがいいんだ・・・」
ナタネ「・・・。わかったわ」


クルストの気持ちを汲み取ったナタネは言う。


ナタネ「ただ・・・ボーンはあなたの元に戻ることを希望してないの。だからーーー」


すると、ナタネはドアを開けると、そこにはたくさんのサボネア達がいた!


ナタネ「このサボネア達の中にいるボーンを見つけたら連れ帰っていいわよv」←重度のサボネア愛好家
クルスト(うっ;不安だけど・・・;)


クルストはたくさんのサボネアを見ながら歩く。
あの時ボーンがボクを見つけてくれた。だから、今度はボクがボーンを見つける番。その気持ちを忘れなければ思い出せば、きっとーーー。


サボネア(ボーン)「・・・」


見つけられるはずーーー。
すると、クルストはサボネアのボーンを見つけて抱きしめた・・・。


クルスト「帰ろう・・・ボーン・・・」
ボーン「・・・うっ、ごめんなさい〜〜〜(泣きながらクルストに抱きつく」
クルスト「痛いって;」


ガスパ「ぼっちゃまがあれほどのボーンとの絆があったとは・・・」
ラビ「なんか複雑だな;」
あいり「まあまあ」


ナタネ「・・・(少しのため息」
サボネア「OTL」
子供F「元気出してよサボネア;」


こうしてクルストは本当にボーンというサボネアをゲットした・・・。その夕方、スマブラ屋敷に帰ると、ガスパ達も帰路に着こうとするところにツーストやあいり、クロードやレイトに引き止められる。


ツースト「ガスパ!」
ガスパ「なんですか?また来ますよ」
ツースト「そうじゃなくて!もうこの屋敷には来ないでほしい。このスマブラ屋敷はあいりの過去を知らない奴だっているんだ。人によってはそれが傷になる奴もーーー(言ってしまった・・・だが、本当のことだし・・・」


すると、ガスパはふっと笑いながら答えを出す。


ガスパ「それは無理な相談です・・・」
ツースト&クロ(クロード)&レイト「ゑ?」


すると、ツーストはあいりを自分の方に向かせて耳をガードする。ガスパは言う。


ガスパ「あいり「サマ」に再び出会った時から成長したあいりサマを見て・・・今まで以上に・・・あいりサマのことが好きになってしまったようです・・・」
ツースト&クロ(クロード)&レイト(えぇーーーーーっ!!?)
ガスパ「あいりサマが年頃の少女に成長した時はあいりサマは犬じゃありませんでした。あいりサマは犬ではなく・・・私の太陽です!もう私はあいりサマなしでは生きていけないんです」
ツースト「(だっ・・・ダメだこいつ!!)俺のあいりが可愛いからってわけわかんねー!!とにかくここにはもう来んな!!」
ガスパ「ああ、待って下さい」

オルガンストレッタ(後編)(その5) ( No.360 )
日時: 2017/08/09 17:55
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

すると、ガスパはあることを言う。






ガスパ「斧を持った騎士の話を・・・知りたくはないですか?」
四人「!?」






あいり「斧を持った騎士の話!?」
ガスパ「ええ。あなたにぜひ耳に入ってもらいたい話ですので」
クロ(クロード)「そう言ってあいり殿を引き止めるなっ」
ガスパ「待ちなさい。その斧を持った騎士のその後はどうなったか・・・あなたは知ってますか?」
あいり「それならルドヴィカに聞いたことがありますわ。私はその後は病院に、あの騎士は野菜王国の王家に保護されたんです。ですが、あの騎士は全く喋らなかったーーー」
ガスパ「なるほど。そういう呪いがあったんでしょうね」
あいり「えっ?」
ガスパ「あの騎士を含め、騎士隊長の騎士五人はそれぞれ何らかの武器を装備して呪いがかかっているーーー」
あいり「!」
ガスパ「ですが、彼らはそんなことになってもへこたれずに人を助けて野菜王国の人々は彼らを呪われた五英雄として祀りました。呪われた五英雄のプライベートは何をしているのかわからない・・・ですが、彼らは楽器を嗜みつつある。もしかしたらその楽器のヒントがあれば、あの騎士はあいりサマに気付くかもしれない!そしてあの騎士があいりサマを覚えていることもーーー。ーーーまあ、ここから先は機密事項ですので私から言えるのはここまでですけどね」
レイト(結局自分が知らないふりをしてるんじゃ・・・;)
あいり「わざわざ貴重な情報をありがとうございました」
ガスパ「いいえ、私もあの騎士については興味を持っているので・・・また情報が入ったらすぐにあなたに知らせますよ。おや、もうこんな時間です。じゃあ、今日はこの辺で・・・」
ツースト(もう来なくていいって言ったのに・・・)


すると、ツーストは自分が返そうと思っているギブソンのギターを思い出す!


ツースト「おいぃぃぃぃぃ!!!これはいらん!!持って帰れー!!!」


ツーストがガスパの運転する新しいリムジンを追いかける中、クロスが帰ってきた。


クロス「あんなストーカーに狙われて大変だな;」
あいり「クロス!昨日どこに行ってましたの!?みんな、心配してーーー」
クロス「あのボーンについて調べてきたんだ。ほら」


すると、クロスが持ってきた資料の中から察するにあいり達はボーンがポケモンハンターから命からがら逃げてきて野菜王国に迷い込んできたサボネアであることを知る。あいりは言う。


あいり「ボーンはクルスト王子を助けたって言ってましたけど・・・救われたのはボーンも一緒だったんですのね・・・」


あいりはその資料を持ちながら今日もうすぐ終わる綺麗な夕焼けを見ていた・・・。






その翌日、スマブラ屋敷ではいつもと変わりない日常を過ごしていた。ちなみに火傷を負った人々やそれを見ていた人は関係者からお叱りを受けたり、心配されたりしたという・・・。すると、ガスパ達がお礼の品を持って屋敷に訪ねてきた。


あいり「ガスパさん!クルスト王子やボーンも・・・」
ガスパ「この度は本当にお世話になりました」
ツースト「いや、人として当然だろ」
ガスパ「あいりサマに再会したことで、私の人生がまた大きく変わりました・・・」






ガスパ「私はあいりサマの、下僕です」
ツースト&クロ(クロード)&レイト「ーーーは!!!!?」






すると、ツーストがあいりを一張羅で隠し、クロードは慌てる。


クロ(クロード)「おい、やめよ!!キモいぞ!!」
ガスパ「そうですね・・・私は変質者ですから」
レイト「開き直らないで下さい!!」
ガスパ「ーーーあなた達。この世で一番愛があるのは主人と下僕の関係だけです・・・親子・夫婦・恋人・兄弟・・・そんな人間関係はどうでもいいーーーそうでしょう?」
ツースト「俺もあいりもわっかんねーよ!!」
ガスパ「ーーー嘘おっしゃい。ツースト殿みたいな色ボケなら分かるんじゃないですか?私にはあいりサマしかいないんです」


ーーー今回の月島一家の旅行で得られたものは・・・呪われた斧を持った騎士のさらなる謎と、面倒なアホが王子とポケモンを付けて三人(約1名はアホ)増えたことーーー。


ツースト「全っ然わけわかんねー!!クルスト王子とボーンを一旦置いて早く帰れ!!」
ガスパ「なら、納得の行くまで説明しますよツースト殿」


シェゾ「・・・」
アルル「シェゾ、どうしたの?」
シェゾ「あいつら、美男同士で楽しそうだなー。美少女のあいりもいるけど」
アルル「ふふっ、そうだね!」


一方、ハクタイシティでは・・・






サボネア「・・・ボクもあのボーンよりもちゃんと強くなれるでしょうか・・・(´;ω;`)」
ナタネ「気長に強くなりなさいな」






ナタネ「最初は弱くても大切なパートナーと一緒にいつか必ず磨いて強くなれるポケモンもいるんだから」


おしまい






「後書き」


今回は怪談を交えてややギャグかつちょっぴりシリアス風味のお話にしました。呪われた斧を持った騎士は後ほど登場させる予定です。ガスパとクルストとボーンのデータもまたの機会に・・・。
しかし、我ながら前編は短かったのに後半は詰め込みすぎたせいか文字数が多い(つまり長い)・・・;サボネアはルリリやチリーンと同様に好きですね。スマブラのポケモン組も好きですが、こっちのポケモン第三世代に登場した彼らも好きですね。特にルリリがめっちゃくちゃ可愛いです。懐かれたい。






長かった・・・;感想OK