二次創作小説(紙ほか)
- 龍笛を巡る運命(さだめ)(その1) ( No.434 )
- 日時: 2017/12/22 11:53
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
今回はいよいよフラウト(理人)の正体がみんなに・・・!?前回の話は調べてみたらマジで長かったです(震声)
やあ!僕は笛吹理人!一見普通の10歳の子供の日本人なんだけど・・・その正体はなんとヴィラリン軍の最年少である少佐のフラウト=ウーンドパール!実は天空の城レビアッタにある古文書の捜索とその解読の任務のためにヴィオロン大佐こと新堂弦とともにレビアッタが飛んでいるとされる日本に来てるんだ。僕がこの任務を兼ねての目的は僕の感情を動かしたシグレに会うため!・・・できれば、本当の姿でシグレに感謝を言いたいのだけれど・・・。
シグレ「ーーーーー」
理人(フラウト)「!?(目を覚ます」
すると、星ノ宮学園初等部のフラウト&ビャッコ&ベルナールのクラスである(クルスト王子は年齢が一つ違うので別学年の3年2組のクラス)4年3組ではフラウトが簡単に問題を解けてしまうつまんなさから寝ぼけ眼になっていたところを目を覚ました。4年3組の担任である美人なジャージ姿の音楽教師である日影未知子先生がフラウトに注意する。
未知子先生「こらー、授業中で寝るな理人ー」
理人(フラウト)「・・・はい、すみません;(なんだあの夢は・・・今シグレさんが出てきたような?何かびっくりしたような顔で・・・;」
その日の帰り道、合流したクルストを含めた四人のうちビャッコはフラウトが叱られたことに意外に思った。
ビャッコ「理人がいつものように寝てそれで怒られるなんて珍しいなー」
ベルナール「・・・♪」
理人(フラウト)「うう・・・;変な夢を見ちゃって・・・;」
クルスト「変な夢?」
理人(フラウト)「いや、なんでもない;(なんであの夢を見たのかは分からないけど・・・正体は察知されてないし、僕は普通の日本人として上手く行ってる。今はそれだけを思おう」
一方、シグレはあれからフラウトについて何か疑問を感じていた。シグレは考える。
シグレ「あの時のパトリさんがパトリさんじゃないとすれば・・・あれはなんだったんだ・・・?(理人・・・?」
シグレは途端に自分の目で見てきた「笛吹理人」を思い浮かぶ。シグレはそれを思い浮かんでため息を吐く。
シグレ(バカらしい・・・顔が似てて礼儀正しい子供はいくらでもいる・・・でも、あの服装は普通の素材じゃなさそうだな・・・?)
シグレは「笛吹理人」を思い浮かんだままクルークに相談する。クルークはシグレからの相談内容を聞く。
クルーク「へー、変身か変装の使い手・・・」
シグレ「お願いだ。大事なことなんだ」
クルーク「ボクは変身や変装のことはよく分からないから変装の達人のクロードに相談すればいいかも」
シグレ「そうか。それがいいかもな」
シグレは早速クロードに相談しに彼を探す中である部屋からクロードの声がした。
シグレ「クロードの声・・・ここか・・・失礼する」
すると、見たのは・・・
あいり関係で肉塊にされたクロードとあいりの恋人のツースト(曲刀装備)と彼の式神のクロス(天羽々斬)がいました(爆弾投下)
クロ(クロード)だったもの「」
クロス(▼益▼#)
ツースト「お前も俺のあいりに近づきに来たのか・・・?(大激怒」
シグレ「ちっ、違う!クルーク・・・さんが変装の達人のクロードさんに相談すればって・・・「シュバッ」あ」
すると、ツーストとクロスが行ってしまったことに危機を感じたシグレはクルークに電話する!
シグレ「クルークさん!」
クルーク「どしたの?」
シグレ「ごめん今すぐ逃げ」
ラシャーン!!!
クルーク「・・・れないよね・・・(背後の気配を感じて号泣」
シグレ「ああ・・・本当にごめん・・・;」
そして一方的に二人に袋叩きにされたクルークに責任を感じたシグレに呼ばれたゼオとププルとラフィーナ達が気付き、ラフィーナとあやクルは二人を叱責する。
ラフィーナ「なんてことするんですの!?」
あやクル「一方的にクルークを痛めつけるとは・・・!!」
ツースト「だってクルークがあいりを盗るんだと思ったんだもん・・・(号泣」
クロ(クロード)「悪気はなかったんだ許してやれ」←復活した
ププル「あんたが言う資格なし!!」
シグレ「まあまあ;」
すると、シグレはクロードに相談する。
シグレ「あの、クロードさん。ちょっと相談なんだが・・・(変装か変身の使い手がいるかで相談する」
クロ(クロード)「うーむ、変装か変身の使い手か・・・まあ、私以外の変装の達人はないとして、もしかしたら変身魔法の使い手が近くにいるかもしれぬな」
アミティ「変身魔法?」
クロス「変身すればそやつに成りきれる魔法だ。変身魔法は一見役立つが・・・その分の食い違いなどのリスクは大きい。場合によっては変身魔法が傷になる使い手もいるからな」
シグレ「変身魔法、か・・・」
一方、三人と別々に別れたフラウトはレビアッタの暗号の本を探すために何かを考えていた。
理人(フラウト)「さて、どうやってレビアッタの暗号の本の情報を探すか・・・そうだ!あいつになりきって聞いてみようっ」
すると、フラウトはある人物に変身する!シグレだ。
シグレ(フラウト)「やっぱり完全なる着物だと動きにくいなぁ・・・;でも、この姿だったら探せるかも。シグレは背が高いしー」
フラウトがシグレになった自身を窓の鏡で見る中、すると、ある人物に遭遇する。王ドラだ。
王ドラ「あれ?シグレさんっ?」
シグレ(フラウト)「(ドキッ;こいつ、こないだの・・・!)わっ、王ドラさんっ;どうしたんだ?」
王ドラ「私は医師の本をスマブラ屋敷にある図書室で探しに行くんです。シグレさんこそ鏡を見てどうしたんですか?」
シグレ(フラウト)「(ギクッ;)こ、こないだ紅葉さんに殴られて傷ができてないか見てて・・・」
王ドラ「またやらかしたんですかー?ちょっくら医師の本を探すから私からの罰として一緒に探してくれます?」
シグレ(フラウト)「・・・;」
そして二人が図書室に行って医師の本を探す中、ようやく全部見つかり王ドラは感謝の意を伝える。
王ドラ「ありがとうございます!これで難しい医師の論文を解読できます!」
シグレ(フラウト)「いやー・・・;」
王ドラ「あ、理人君にもこの本の解読が分かりますかねー?あ、あなたがいるからできないか・・・」
シグレ(フラウト)(?)
すると、王ドラはフラウトを初めて見た時に感じたことを言う。
王ドラ「理人君は小さい子供の割には礼儀正しくてしっかりしてて、本当に隙がなくってねー・・・それが逆に心配だったんですよね・・・」
シグレ(フラウト)(!)
王ドラ「でもね、あなたの前だと理人君は子供らしい顔を見せるようになりました。今はみんなの前ではできないかもしれませんが、私は今はシグレさんがいてくれて嬉しいんですよ」
そして王ドラは笑顔でフラウトを見送る中、フラウトは自分の中である変化が起こった。
シグレ(フラウト)「(そうだったんだ・・・人によってちゃんと気付いてたんだ。なんかシグレに変身したことで、罪悪感を抱くようになった・・・)戻そ」
すると、フラウトは元に戻ろうとする中、戻れなかった。これにフラウトは顔を青ざめながら気付く。
シグレ(フラウト)「!!な、なんで〜!!?罪悪感で魔力が薄れたから〜!!?」
一方、笛吹理人の執事の新堂弦ことヴィラリン軍の大佐のヴィオロンは総帥のトリルに呼び出された。それは・・・
ヴィオロン「えっ?」
トリル「だーかーらー、フラウトの正体に気付いた人がいたんだよ。もちろんそれが露見した場合はフラウトとキミは即時に任務を中止し帰らせてもらうよ」
ヴィオロン「気付いた人って・・・どういうことですか?」
トリル「・・・。フラウトの今一番身近にいる奴だよ。まあ、あいつがそいつに無機質な心を動かされたことは納得できる。つまりーーー」
トリル「そいつがフラウトの正体に気付いた奴だよ」
一方、シグレの姿から戻れなくなったフラウトは慌てながらヴィオロンに連絡をかけようとする中、繋がらなかった。
シグレ(フラウト)「ヴィオロン大佐ーーーーー!!!どうしよどうしたら元に戻れるんだろう!?ひとまずヴィラリン軍の魔導師に・・・「ガチャ」
すると、ある人物がドアを開けてフラウトは後ろを見る。そこには本物のシグレがいた!
シグレ(フラウト)「(シグレ!!)あ・・・(逃げようとする」
シグレ「!待て!」
シグレは必死に逃げようとするフラウトの手を掴む!本物のシグレは聞く。
シグレ「お前・・・」
シグレ「理人か?」
シグレ(フラウト)(な・・・なんでバレてるの!?)
すると、ドアが蹴った音がした!もう一人のフラウトだ。
理人?(フラウト?)「シグレさん!」
シグレ(フラウト)&シグレ「!?」
理人?(フラウト?)「そいつ、僕に変装した人なんで、今から大人の人に頼んで警察に突き出しますね」
シグレ「あ、ああ・・・」
二人が立ち去る中、シグレは思う。
シグレ(なんであそこに理人が・・・。・・・ますます・・・諦めきれん!)
一方、シグレに変身したままのフラウトはもう一人のフラウトに言う。
シグレ(フラウト)「あ、あの、ありがとうございます!ヴィオロン大佐!」
ヴィオロンと呼ばれたもう一人のフラウトは元の姿に戻る。ヴィオロンは言う。
新堂(ヴィオロン)「全く・・・困った小さな少佐ですねぇ」
ヴィオロンの姿を見たフラウトは安心したのか次第に涙を流し、ヴィオロンに泣きながら抱きついた!エルフーン♂のエルフも加わってフラウトが泣き止んだ後はヴィオロンはフラウトにこれまで起こっていることを話す。
理人(ヴィオロン)「シグレが・・・僕の正体を知ってる!?」
新堂(ヴィオロン)「ええ。どうやらこないだあなたが変身した人の意見に食い違いがあったことから気付いたみたいです。完全にシグレ君に気付かれたくなければシグレ君が忘れるまで変身魔法はしばらく使わない方がいいです」
理人(フラウト)「・・・分かりました・・・」
その翌日、あるショッピングモールでシグレは兄のナルカミと一緒にいる中でフラウトのことで考え事をしていた。ナルカミはそれに気付き声をかけようとする。
ナルカミ「シグレー」
シグレ「・・・(ボーッ」
ナルカミ「シグレー?」
シグレ「・・・(ボーッ」
ナルカミ「むぅ;シグレ!お兄ちゃんの声を聞きなさい!」
シグレ「うおっ;」
ナルカミが気付いたシグレを叱る中で聞く。
ナルカミ「シグレ、なんかアイオーンさんと出会う前のシグレに戻ってませんか?せっかく今日はオフで桜都さんに扮したアイオーンさんも一緒にショッピングモールに来てるのに・・・」
シグレ「それは・・・」
ストルナム「おや、シグレ、ナルカミ!」
ナルカミ「ストルナムさん」
ストルナムは二人をショッピングモール内のフードコーナーに行く中、ストルナムは言う。
ストルナム「今日は俺の奢りだからどんどん頼みなよ」
ナルカミ「いいんですかねぇ・・・;」
ストルナム「つむぎ社長に給料は振り込まれたし、まだ余裕はあるからいいよ。でも・・・」
シグレ「?」
ストルナム「シグレのそばに理人がいないなんて珍しいね」
シグレ「え?」
ストルナムの言葉にナルカミは聞く。
ナルカミ「どういう意味ですか?」
ストルナム「いや、特に深い意味はないよ。理人、シグレに懐いててシグレが好きなんだなーって思ったよ。実際にシグレの龍笛を一度も悪く言ったことがないしね」
シグレ「え・・・?(理人が俺の龍笛を一度も悪く言ってない・・・?」
すると、シグレはストルナムの軽い気分で言った言葉からあることに気付く!
シグレ(じゃあ、あの時のポケモンコンテストの日に俺の練習を聞いていたのは、理人・・・?そう思えば辻褄が合う。理人は人前では作り笑いしか浮かべないだろうと思ったけど、俺の前ではそんなことなかった。じゃあ、理人は・・・)
シグレ(理人の無機質な心が、俺の音で動かしたから、俺に感謝の言葉を言おうとしてた・・・?)
真相に気付いたシグレは自分の音が、まだまだ発展途上だけどその人間らしい音が理人の心を動かしたことに嬉しさと罪悪感の間に彷徨って涙をポロポロと流した・・・。
ナルカミ「シグレ!?」
シグレ「俺・・・あいつに何てことを・・・!」
ストルナム「えっ!?」
一方、ヘドと一緒にいるマオはレディース服店でヘドにどちらの服がいいか選ばせていた。
マオ「ヘドならどっちの方がいいと思うんだい?」
ヘド「うーん・・・;俺は女の服とかよくわかんねーし、ペルヴィスなら選んでくれるんじゃないか?」
マオ「それもそうだね。じゃあ、ペルちゃんを呼ぶよ」
マオがヘドから離れてペルヴィスを電話で呼ぼうとする中、すると、ある男二人がマオに声をかける。
男A「すみません。このショッピングモールにある靴屋は知ってますか?」
マオ「ああ、知ってます。分からないんだったら案内しますよ」
男B「お願いします・・・(ニヤ」
一方、ヴィオロンとエルフと一緒にいるフラウトは和楽器店で自分の教本を選んでいた。フラウトがシグレと一緒にいることに気まずさを感じたからだ。
理人(フラウト)(うう・・・;シグレと一緒にショッピングモールなんて気まずい・・・;)
新堂(ヴィオロン)「理人様・・・」
エルフ「・・・」
すると、人を探しているかのようなある声がした。ヘドだ。
理人(フラウト)「ヘドさん、どうしたんですか!?」
ヘド「理人!」
ヘド「マオがいなくなったんだ!!」
理人(フラウト)&新堂(ヴィオロン)「!!?」
桜都に扮したアイオーンと彼らのマネージャーの三軒屋紅葉と石森すみれと松田大樹も含めて2バンドとフラウトと新堂とエルフが集合する中、ペルヴィスは慌てる。
ペルヴィス「こんな短い時間でいなくなるなんて・・・ゆ、誘拐!!?」
バーテブラ「ペルヴィス、落ち着け;」
松田「とにかくショッピングモール中探さないとなぁ・・・;」
すると、アイオーンは言う。
桜都(アイオーン)「大した証言にはならんが、さっきマオを見かけたことがある」
ヘド「本当か!?」
桜都(アイオーン)「ああ。なんか強面らしきサングラスをかけた男二人がマオに声をかけていたような・・・確か、深緑のスーツで・・・」
紅葉「深緑のスーツだと・・・!?」
紅葉の何かを知っているような発言にエニシは聞く。
エニシ「知ってるのか?」
紅葉「知ってるも何も!昔西恋歌の総長と副総長だった私とすみれが倒した組織の一つだ!あいつら・・・強姦とか売春なんたらで繰り返していたらしい」
すみれ「それで私と紅葉がブチ切れて仲間を引き連れてぶっ倒したのよね。多分あいつら、私が倒した下っ端の奴らみたいね。二人ということはまさかあの組織の幹部も関わってたりして」
ヘド「おい!マオはどこに連れて行かれたんだ!?」
すみれ「あいつらは最近この近くの廃ビルに潜伏してるって聞いたからきっとそこよ!私達が案内してあげる」
紅葉「みんな、ついてこい!」
一方、マオは怯えながら幹部の男を見て幹部の男は言う。
幹部の男「いいか?大人しく言うことを聞いたら痛いことはしないからな。いい子にするんだぞ?」
マオ「ヘ・・・ヘドぉ・・・;」
そして一同が廃ビルの前に着く中、紅葉は言う。
- 龍笛を巡る運命(さだめ)(その2) ( No.435 )
- 日時: 2017/12/22 11:57
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
紅葉「ドアの鈴を鳴らせばちゃんと奴らはうっかり出るかもしれんからな、だから私が言うまで姿を奴らに見せるなよ」
ヤマト「あいあいさー!」
紅葉がドアの鈴を開けると、そこに幹部の男の部下らしき人物が開けた。
幹部の男C「入れや」
すると、紅葉が一瞬で幹部の男Cを殴って気絶させる!紅葉は他の一同に合図をし、廃ビルの中に入っていく。一方、幹部の男はマオを見ながら言う。
幹部の男「・・・ったく、あんな分かりやすい手口に引っかかるなんて、お前はそれほど優しいんだな。悪いがその優しさが命取りにもなるんだ」
マオ「ひーん・・・;ヘド・・・;(泣」
幹部の男「まあ、お前は経験はなさそうだが、まずは私が相手にしてや「そこまでだ」!!?」
すると、一同が幹部の男とマオがいる部屋に入ってきた!マオはヘドの姿に安心したのか涙する。
マオ「ヘド!」
幹部の男「お前らどうしてここに・・・!!お前らは西恋歌の三代目総長と副総長の紅葉とすみれ!!」
紅葉「もう廃ビルの前には4代目の奴らが囲んでるからな。逃げられると思うなよ?」
そして大半の一同と幹部の男とその部下の乱闘が始まる中、シグレはフラウトに言う。
シグレ「理人!お前はまだ子供だから新堂さんとエルフと一緒に待ってろ。できるな?」
理人(フラウト)「ーーーーーっ・・・(コクンと頷く」
新堂(ヴィオロン)「理人様は私がお守りしますね」
エルフ「守る!」
シグレはそう確認して乱闘に参加する中、幹部の男の部下達を次々と倒す中で幹部の男は何かに思いついたかのように言う。
幹部の男「やめろ!この女がどうなってもいいのか!(ミヤビの手を掴む」
ミヤビ「離して下さい!!」
ペルヴィス「!!ミヤビ!!」
理人(フラウト)「!!」
その様子を見たフラウトは自分の手を震えて握りながら言う。
理人(フラウト)「ヴィオロン大佐・・・僕、変身魔法を使います・・・」
新堂(ヴィオロン)「!よしなさい!今ここで変身したらシグレ君にもバレてあなたもどうなるか・・・」
理人(フラウト)「でも・・・シグレ達が死ぬ方が嫌だもん!!」
フラウトが涙ながらに強く言う中、彼はある人物に変身する!一方、幹部の男は笑いながら言う。
幹部の男「天下の西恋歌の三代目総長と副総長ともあろう女が・・・所詮は情に流される人の子だな」
紅葉「チッ!」
???「ヘド!」
すると、大半の一同がその姿に驚愕する中で現れたのは・・・
マオの姿に変身したフラウトだった・・・!
シグレ(理人!)
幹部の男「な、なんだよこれどうなってんだよ!!?ドッペルゲンガーかなんだか知らねーがそれがなんだってもんだー!!!」
マオ(フラウト)「!!」
すると、マオの姿のフラウトは幹部の男にラリアットを食らわせる!
マオ(フラウト)「らぁぁぁぁぁー!!!」
幹部の男「グフゥッ!!!」
幹部の男がフラウトの渾身のラリアットの痛みで倒れ込むが、すぐに体勢を整え直す!
幹部の男「チッ!こうなれば!(手にはマシンガン」
バーテブラ「げっ!!マシンガン!!」
幹部の男「死ねぇぇぇぇぇー!!!」
一同が絶体絶命になったその時・・・
王ドラ「そこまでですよ(後ろから装備していた最新のマシンガンの銃口を幹部の男の頭に突く」
幹部の男「!!?」
すると、ドラケロ防衛隊を含めた一部のCOMの人達が幹部の男とその部下の身柄を確保した!そして王ドラの通報により警察も来る中、王ドラはその幹部の男と部下の顔が描かれた指名手配書の写真を一同に見せながら言う。
王ドラ「こいつらは私達に発覚してはすぐに逃亡する奴らなんでね、あなた達のおかげで逮捕にこぎつけました!」
コスタ「ああ、そうかい・・・;」
王ドラ「じゃあ、私達はこの事件を含めての複数の事件の後処理をしに向かいます。チャオ!」
そしてCOMの人々が事件の後処理にどこかに立ち去った中、シグレはマオの姿のフラウトを見る。
シグレ「理人」
マオ(フラウト)「あ、あたしはドッペルゲンガーですた・・・」
すると、シグレはフラウトを安心させるかのように抱きしめる。シグレは言う。
シグレ「やっと見つけた・・・パトリさんの件も俺達を助けようとしてくれたんだな・・・ごめん・・・」
シグレの言葉を聞いたフラウトは変身魔法を解きながら涙ながらに言う。
理人(フラウト)「ごめんなさい・・・ごめんなさぁい・・・」
フラウトがシグレの腕の中で泣き叫ぶ中、一方、ヴィラリン王国ではフラウトとヴィオロンの処分をどうするかを軍人や大臣や皇家の一族などが集まる会議室で議題にしていた。
中将「フラウトとヴィオロンの処分はどうするつもりだ?」
大臣「任務を中止するしかないな・・・」
皇太子「フラウトには可哀想だが・・・トリル総帥もそれでいいですよね?」
トリル「・・・」
すると、ドアが開いた。そのドアを開いたのは部下のルイとユラを連れたアルフォンスで彼は言う。
アルフォンス「フラウトと一緒にいた奴は私の知り合いの関係者だ!」
大将「なっ・・・アルフォンス!?」
大臣「いくら優秀なお前とはいえこの会議は・・・」
すると、アルフォンスはピラッとある書類を見せる。アルフォンスは言う。
アルフォンス「私の知り合いやその関係者のリストをあらかじめ作りました。これを見て私達のことを知っている奴らもいると思います」
トリル「・・・」
すると、トリルはため息を吐きながら言う。
トリル「・・・わかった。これを証拠として検討するよ」
一方、フラウトから自分の正体とここに来た目的を聞かされた一同のうちシグレは聞く。
シグレ「じゃあ、レビアッタの任務のことを俺達にバレたから場合によってはヴィラリンに帰らなくちゃいけないということだよな?」
理人(フラウト)「・・・うん。シグレさん達と一緒にいる日常は楽しかったな」
すると、通信が入った!トリルからだ。
新堂(ヴィオロン)「トリル総帥!」
トリル「・・・二人に処分を言い渡す」
大半の全員「ゴクリ・・・;」
すると、トリルは処分の内容を言う!
トリル「二人は給料三ヶ月の減俸。つまり任務続行だ」
理人(フラウト)「ーーーえっ・・・?」
トリル「給料は三ヶ月減らすが、まだマシな方だ。国外に知り合いが大勢いるアルフォンス達に感謝しろよ?じゃあ、僕は彼女のしーちゃんとデートに行ってくるから、あばよ」
トリルが通信を切る中、一瞬の沈黙を破った後に大半の全員が大歓喜を上げた!
シグレ「よかったよかったなぁ!アルフォンスさん達のおかげだな」
理人(フラウト)「(じわっ)シグレさん・・・あの・・・」
シグレ「シグレ」
理人(フラウト)「えっ?」
すると、シグレは言う。
シグレ「本当に大人として振る舞いたいんなら、さん付けではなく呼び捨てで呼べ。いいな。理人」
理人(フラウト)「は、はい!」
シグレ「・・・」
理人(フラウト)「う、うん!」
すると、桜都の姿のアイオーンが言う。
桜都(アイオーン)「・・・俺も正体を隠している場合ではないな・・・(カツラを取り元の姿を見せる」
理人(フラウト)「!!??(驚愕」
新堂(ヴィオロン)「気付くの遅すぎますね」←最初から桜都の正体に気付いていた
アイオーン「お前達も正体を隠していただろう。安心しろ神はおあいこという言葉を理解している」
理人(フラウト)「〜〜〜〜〜っ;ふざけないでよー!!!」
一方、それを双眼鏡で遠くから見ていたニンアは涙ながらに安心する。
ニンア「よかったなぁ、よかったなぁフラウト!任務の合間に見守りに来たが、アルフォンス様、やっぱりマジイケメンすぎる・・・vvv」
すると、ニンアは何かの気配を感じ取った!
ニンア「!今何か気配を感じた。ただならぬ騎士・・・何者だ・・・?」
一方、その気配の主であるエルドゥールとフリードは空を舞い飛びながら遠くからニンアを見ていた。
フリード「・・・勘がいい女性ピョン★ボク達の気配に気付くなんて・・・ピョン★」
エルドゥール「・・・」
今はまだわからないが、戦いはほんの少しずつ近づいていた・・・。
FIN
「後書き」
今年最後の更新はラストはかなり意味深なほのぼのギャグでした。私は呪騎士の中ではエルドゥール派です(フリードと黄色の呪騎士ももちろん大好きさ!)
やはりどんなゲームも製作元によってはかなり個性的なキャラを作ることが多いみたいですね(ぷよぷよやぷよクエはその代表格)
では私は年末年始のバイトに行ってきますんで一応の留守です。年末年始のバイトが終わったら必ず戻ってきます!そしてみなさんよいお年を!
よいお年を!感想OK