二次創作小説(紙ほか)

第三章:目には目を、口撃には口撃を(その1) ( No.500 )
日時: 2018/05/01 18:25
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

今回はシグレの真っ向から誠之介との口撃バトルです!フルートカービィ漫画の制作も新作のフルートぷよクエ漫画の制作もちゃんと進んでます。






シグレがまほろ達の実家のインターホンを鳴らして雨季が出た。


雨季「シグレ?」
シグレ「ああ」
雨季「入って」


シグレは雨季の許可をもらい、まほろ達の実家に入った。出迎えた雨季は言う。


雨季「その様子だと少し揺らぎはしたけど揺らがなかったみたいね」
シグレ「ああ。ひとまず頑張ってくる」
雨季「ええ。行ってきて」


そしてシグレは誠之介と真っ向から口撃で戦うために歩いた・・・。






日常日和。特別編6 ーーーオーボエを巡るエールーーー 第三章

第三章:目には目を、口撃には口撃を(その2) ( No.501 )
日時: 2018/05/01 18:27
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

シグレ「ここか・・・」


シグレはようやくその部屋にたどり着く。中には花の怒声が聞こえた。


花「何度来てもお断りよ!帰りなさい!」
シグレ(まほろさんの父親ともめてんのか・・・)


すると、金城の怒声が聞こえた。


金城「なんでそこまでしてまほろ達を苦しめるんだ!?自分の妻を悪者にしてヒーローを演じてまほろ達をも捨てたくせに!」
シグレ(金城の声?とうとうまほろさんに知られたのか・・・)


すると、誠之介の調子いい声が聞こえた。


誠之介「だから、俺の新しい家族と一緒に暮らしたいんだってば!根拠もないのにわからない子だな〜」
シグレ「・・・」


すると、シグレが資料を持ちながら入った。


シグレ「根拠ならあるよ」
誠之介「!キミはいつかの・・・」
金城「シグレ!」


数日前のフラウトと話したその翌日、シグレは各地のハッカー組に誠之介に関する情報提供を頼んでいた。


あおい「弓岡誠之介という人に関する情報?いいですよ、調べてやっても」


ぽぽか「いいですよ。まずはSNSから調べますね」


レトリー「ああ、情報なら細かいところまで調べはできるよ。すぐに検索するね」


クルル「弓岡誠之介という奴の情報?いいぜ。ただし調べ料の1000円でな」


サブロー「いいけど、今度はキミに関する詩を書かせてよ」


五人のハッカー達が弓岡誠之介という情報を調べる中、すると、あることを発見する。


レトリー「あー、出てきたよ」
シグレ「本当か?」
レトリー「他の奴が調べた情報を繋ぎ合わせるから資料のコピーを送るよ。でも、繋ぎ合わせるまで時間がかかるから今弓岡誠之介に関する情報を言うね。まず・・・」






レトリー「弓岡誠之介は当時の勤務先の書店で新たな不倫騒動を起こしてその書店の家族寮の期限が迫ってて今の奥さんが二人目を妊娠しててその奥さんとの間に生まれた娘と一緒に路頭に迷いかけてるんだよ・・・!」






シグレ「あんたは今の家族のためにまほろさん達をこの黄の鳥から追い出そうとしていたんだ。情報はまだあるが・・・」
誠之介「ーーーだったらなんだって言うんだ!」


すると、誠之介はシグレの正論にブチ切れだ。


誠之介「これは俺と家族の問題なんだからキミには関係ないだろうが!」
シグレ「関係ある」






シグレ「金城とまほろさんは俺の大切な友達だから、だから他人事なんかじゃないんです!」






シグレの言葉に金城とまほろは驚く。シグレは言う。


シグレ「これ以上居座るようだったら、さらに情報を言いますので」
誠之介「ーーー今日はもういいよ!」


すると、誠之介はひとまず立ち去っていった。帰った後の金城は言う。


金城「シグレ、ありがとう。でも、演技とはいえあそこまで・・・」
シグレ「演技じゃない。本当に友達だと思ってるから言ってるんだ」
まほろ「シグレ君・・・」


すると、花がブワっと嬉し泣きをする。


シグレ「!?」
花「景吾、まほろ、いい友達を捕まえたじゃない!こんな人のために考えてくれる子、他にいないわ!大事にしなさいよ!」
金城「わかってるよ花さん・・・;」
まほろ「わかってるよ!」


その数日後、吟遊月華は遠方でライブがあり、プラズマジカとクリティクリスタも一緒だった。シグレとレトリー、そしてライブ観覧に来たクルル曹長、サブロー、月島あおい、丹波橋ぽぽかが舞台裏で集まっていた。

第三章:目には目を、口撃には口撃を(その3) ( No.502 )
日時: 2018/05/01 18:30
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

レトリー「どうにかはボク達が持ってきた資料でひとまずシグレの口撃はできたけど、やっぱりまほろさんの父親は諦めてないみたいだねぇ」
あおい「・・・まあ、まほろさん達はシグレの手引きで伯母のところに行かせましたが、こうしてる間にもこの時をあの妻子捨男(誠之介のこと)はこの時を狙っていくでしょうね」
クルル「妻子捨男って・・・奴にピッタリのあだ名だな」
サブロー「まあ、妻子捨男さんに淡々と切り返せばいいんじゃない?」
ぽぽか「少なくともこれは序の口です!」
シグレ「ああ。ありがとう・・・」


すると、スタッフが吟遊月華をステージのスタンバイで呼ぶ。


スタッフ「吟遊月華のみなさーん!そろそろスタンバイして下さーい!」
シグレ「はい。じゃあ、行ってくる」
レトリー「うん。派手にやってよ。シグレの龍笛の間奏のソロを!」


シグレは頷き、そして他のメンバーと一緒にステージに上がる。そして新曲を披露する!


BGM:月の中の輝夜姫


吟遊月華はミヤビが難なく歌いながら踊り、他のメンバー達も難なく演奏する中、シグレは最後の間奏の龍笛ソロでミスなく吹き切った。緊張は完全に克服できなかったが、シグレのプロ魂に曲が終わった後に大拍手した。


ナルカミ(シグレの間奏ソロ、すごいですね・・・)
ヤマト(短い間にこんなに成長するなんて・・・(ジーン)


そしてプラズマジカの番になる中、シグレは準備をして一人だけ帰ろうとする中でロージアが見かける。


ロージア「どこに行くんですかぁ?」
シグレ「帰るんですよ。こうしてはいられないから」
ロージア「泊まっときゃいい話ですよね、なんでそんなに帰りたがるんですか?」
シグレ「今一大事なのでな」


すると、これにムカッと来たロージアが声を荒らげる!


ロージア「こーんのクソ男がぁ!!!先輩との交流が要の打ち上げよりも大事なことがあるの!!?」
シグレ「友達にストーカーが付きまとってるんだ!!今こうしてる間にも彼らの身に何かあったらどうするんだ!?」


シグレの友達発言に大半の一同はびっくりして中には飲んでいたドリンクを噴き出す人もいた。つか、シグレ君にみんなが知らない間に友達がいてますよね;ロージアはシグレに問い詰める。


ロージア「それはどんなの?男の人?女の人?友達になったのはいつから?シグレさんの方から?それともその人の方から?ちゃんと遊びに行ったりした?荷物持ちになったりされたらそれはもう下僕みたいなものよ。それは友達じゃなくて下僕なのよ。わかってるの?」
シグレ「???」←何を言ってるのかさっぱりわからないらしい
チュチュ「ああ、ロージアちゃん、それは自分達の前の事務所の体験談では(ブワッ」
エニシ「言うな!言ったらダメだ!」


散々問い詰めた末にロージアは言う。


ロージア「今度のライブの時にその友達を連れて行ってよ」
シグレ「あ、ああ、わかった・・・」


そしてシグレだけが東京のある街に帰る中、ようやくまほろ達の実家の安全確認をしようとする。


シグレ(まほろさん達は・・・いないな。花さんのところに行かせたからなあ)


そしてシグレの思惑通り、黄の鳥の近くの居酒屋にいた誠之介を発見した。やはりシグレのいない隙に誠之介はまほろ達を言いくるめようとしていたらしい。


シグレ(やはり来ていたか・・・)


そしてその翌日、まほろ達が帰ってきてシグレと合流した矢先に誠之介が訪ねてきていた。誠之介はニコニコと笑い、シグレは聞く。


シグレ「・・・何ですか?」
誠之介「いやー、聞いたよ。シグレ君、今人気の雅楽師バンドで兄と同じ龍笛なんだって!?兄を超えようとするなんて、すごいなあ。ほんとまほろはいい人と友達になったなあ。俺も応援するよ。キミのこと。これからはさ、みんな一丸となって、協力しない?一緒にさ」


すると、シグレは誠之介のマシンガントークに淡々と切り返して行く。


シグレ「それでどうするんですか?俺に全員分を養わせるお金を稼がせて、今度は何に逃げるつもりなんですか?さらに入手した情報を言わないとわからないみたいですね」


すると、シグレは言う。


シグレ「あんたの今の妻、実は病気なんですよね?それでその妻とまだ幼い娘をまほろさん達に押し付けてあんたは今の不倫相手と新しい生活を送ろうとしているんですよね?」
みちる&まほろ&金城「!?」
シグレ「これ以上長引くようでしたらこちらも前向きに面倒な方へ持って行きますので」
誠之介「・・・わかったよ」


誠之介は一旦引き下がる中、金城はシグレにお礼を言う。


金城「シグレ、すまないな。あいつに口撃で対抗するなんてすごいな」
宮島「俺なら激怒したりおだてられたりしてるぞ」
シグレ「そろそろもうあと一息だな。雨季さん、まほろさんを連れて休ませて下さい」
雨季「わかったわ。まほろ、行こう」
まほろ「・・・うん」


そしてシグレが紅葉に連絡を入れて黄の鳥に泊まる中、その翌日に一同と朝食を食べていた。

第三章:目には目を、口撃には口撃を(その4) ( No.503 )
日時: 2018/05/01 18:32
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

雨季「マネージャーさんには連絡した?」
シグレ「ああ。そろそろ強打でも壊れないグランドピアノを担ぎながら怒りそうなんだけど・・・;」
金城「シグレ達のマネージャー、今も語り継ぐ伝説の元ヤンだからな;」
宮島「ところでそのマネージャー、数年前に俺達の学校の高等部を卒業してからリトルモンスターにマネージャーとして入社したんだろ?元ヤンとはいえ美人だよなv」
シグレ「やめた方がいいよ、あの人は男と問題児嫌いだ」
宮島「・・・;」←性格は良いが見た目問題児
まほろ「あははっ」


楽しそうに食事をする中、すると、みちるが何かに気付く。


みちる「あら!卵が切れてる」
金城「じゃあ、食事の後に買いに行くか」
まほろ「いいね!花さん、ちえりをお願いね」
花「任せなさい!」


花とちえり以外の全員が買い出しに行く中、すると、宮島は何かに気付く。


宮島「あっ!あれ・・・」
シグレ「えっ?」


すると、そこに現れたのは誠之介と・・・






彼と手を繋いでいる誠之介の今の妻との間にできた幼い娘だった・・・!!






今回はここまで。次回、第四章は全てが決着します。






では残りのGWのバイトに行ってきます。感想OK