二次創作小説(紙ほか)
- 棟梁と魔人と黒音と(その1) ( No.587 )
- 日時: 2018/08/10 23:40
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
- プロフ: http://sp.nicovideo.jp/watch/sm33308723
今回は対黒音学園決戦前!その時、宮島が・・・!?
とある日の星ノ宮学園。セミファイナルに向けてさらなる実力の向上のためにゼオの指導を受け、星ノ宮学園のアンサンブルメンバーはかなり演奏技術も上達していた。ゼオは意気揚々と褒める。
ゼオ「うん。前よりもよくなってる」
堀本「だからって油断は行かねえぞ。決して自分達が上手いと思い上がらねえようにな」
星ノ宮学園のアンサンブルメンバー全員「はい!」
堀本「よろしい」
シグレ(あれから四葉宮高校のアンサンブルメンバーも準備の手伝いのために星ノ宮学園に残ってるけど、大丈夫かな・・・?)
すると、宮島が練習が終わった途端にある場所に行こうとすると金城が聞く。
金城「宮島、どこに行く気だ」
宮島「秘密の部屋のところ」
金城「そうか、棟梁と呼ばれるお前の育ったのがようやく実ったか」
シグレ「えっ、どういうこと?」
宮島がシグレの問いにふふんと鼻が鳴り、ゼオを含めた彼らに暖炉を指す。
宮島「このレッスン室の暖炉はさ、なんと!」
すると、宮島が暖炉の中にあったドアを開け、シグレとゼオが驚く。
ゼオ「すっげぇー!暖炉の中にドアがあった!」
シグレ「なぜ暖炉にドアが・・・!?」
金城「モタモタしてると置いとくぞ」
ゼオを含めた七人はドアの中の階段を降りながら言う。この階段は安全だが、少しばかりは暗かった。
宮島「ここ、地下に繋がってるから暗いんだよ」
ゼオ「こんなところに階段があるのか・・・」
雨季「着いたわよ」
宮島がその部屋のドアを開けるとそこには・・・
よく完備された野菜室だった!
ゼオψ(`∀´)ψフーーーーー!!!!!←野菜室に大歓喜
なんとよく育てている野菜を見てゼオが大喜び!シグレは野菜室のすでに実ったトマトを持ちながら言う。
シグレ「ここが秘密の部屋?」
宮島「ああ。理事長には許可済みでな。他の生徒や他の先生達には内密だけど、くれぐれも天川達や柴ちゃん先生達には言うなよ」
シグレ「うん、わかってる」
ゼオ「しっかしなぁ〜、クルークがてっきり宮島はえろ本を持ってそうみたいなこと言ってたからちょっと残念な気分(きゅうりもぐもぐ」
金城「よし、クルークを呼んで来い。メガネ叩き割ってやろう(^ω^#)」
まほろ「景吾君、それはダメだよ!仮にも年下で私と同じメガネなんだし!」
雨季「まほろの厚底メガネは伊達眼鏡なんだから同じじゃないでしょ;」
すると、シグレがダンボール箱を持ちながら宮島に聞く。
シグレ「宮島、この野菜、クルークさん達に差し入れるから持ち帰っていいか?」
宮島「ああ、いいぞ。俺の作った野菜はうめーぞ」
金城「宮島、そろそろ礼二が帰って来るんじゃないのか?」
宮島「あっ、そういえば!」
シグレ「礼二?」
金城「宮島の3歳下の弟だ。チェロをやってる」
シグレ「弟!宮島さん、弟がいたのか」
宮島「ああ、礼二を含めて二人」
シグレ「へー!じゃあ、ご両親は共働きなのか?」
すると、大半の全員が沈黙を覚えた。シグレはこれに気付く。
シグレ「えっ、どした!?」
まほろ「・・・あのね、シグレ君。宮島君のお母さん、美人だったけど、宮島君の一番下の一太君を産んだ後に病気で亡くなったの」
シグレ&ゼオ「えっ!?」
まほろ「それからは宮島君のお父さん、プロの打楽器奏者だったけど、宮島君達を養うためにやめてがむしゃらに働いて・・・宮島君がずっと二人の弟の面倒を見てたんだ。つまり、宮島君の打楽器はお父さんから受け継いだお古と礼二君のチェロと一太君がやってるオーボエはお父さんの知り合いから譲ってもらったお古!」
ゼオ「そうだったのか・・・シグレ」
シグレ「ご、ごめん!俺・・・!」
宮島「いや、いいんだ。あんな顔のバカ親父だけど、俺達のためにちゃんと働いてるから別に気にしてない。欲を言えば親父が幸せになれればな・・・」
金城「そうだな、あんな顔して俺達のことを見守ってくれたもんな」
宮島「まあ、あんな顔でまた幸せ掴むのかわかんねーけどw」
ゼオ(よく自分の親父にあんなこと言えるなあ。それだけ慕われたってことか)
その翌日、宮島の一日は朝早く起き、朝食の準備をするところから始める。今日は礼二も一太もお弁当の日のために張り切っていた。すると、そこに宮島の父親である宮島達彦(以下宮島父)が起きた。
宮島父「清史郎ー!今日は魚の丸焼きか?」
宮島「すぐできるから着替えながら待ってろ。今日も仕事だろ?」
宮島父「へいへい」
礼二「兄ちゃん、おはよー」
一太「清兄ちゃん、おはよー!」
宮島「おー、おはよー。一太、どうすんの?結局、黄田んとこのちえりにオーボエ教えんの?(実は一太とちえりは同じ保育園」
一太「うん、ちえりちゃんがまほろ姉ちゃんみたいにオーボエを吹きたいって言うから!先生にも連絡する!」
宮島「あー、親父の知り合いか。さてご飯食うぞー。あ、母さんにもちゃんとおはようって言わないとな」
宮島は母の遺影の前に弔った後に四人全員で朝食を食べ、それから宮島は登校する。
宮島「じゃあ、学校に行って来るから弁当忘れんなよ。行ってくる!」
宮島が登校した後に宮島父は何やらバツが悪そうな顔をしたことを礼二は見抜いた。
礼二「・・・まだ言わないの?」
宮島父「・・・ああ。だって、大事なセミファイナルに水を差すようで怖いんだよ・・・;」
そのアンサンブル練習の後にシグレ達はそれぞれの帰路に着く。
シグレ「宮島さん、またな」
金城「あ、宮島、最初のところ、まだテンポがずれてるから明日までにしっかり練習しろ」
まほろ「じゃあ、またね宮島君」
夏目「わかんないところがあったら連絡を待ってるよ」
雨季「くれぐれも逃げたりするんじゃないわよ」
宮島は同じく部活動を終えた生徒達が帰る中で今日の夕飯の支度をするために急いで帰ろうとしていた。
宮島「やっぱりアルルの女のファランドールの冒頭部は有名だから大変だ・・・;なんであそこで失敗するかなあ;」
すると、宮島は星ノ宮学園の校門前の一つに外車が止まっていることに気付く!この校門前を利用していた生徒達も気付いていた。
体育科の生徒「外車だー!初めて見たー!」
英語科の生徒「誰の車ー?」
すると、車から三人の着物を着た男達が降りた。明らかに怪しかった人達を生徒達は「マフィアだ!マフィアだ!」と騒ぐ中で宮島に近づく。
着物を着た男「宮島清史郎様、ですね?」
宮島「!?!!?!!!?」
着物を着た男「お待ちしておりました。ご一緒願います」
宮島「えっ、ちょっ、待て!!!」
宮島が着物を着た男達に連れて行かれたのを東太陽が目撃していた・・・。
太陽「宮島先輩・・・あんた何になったんすか・・・;」
- 棟梁と魔人と黒音と(その2) ( No.588 )
- 日時: 2018/08/10 23:46
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
- プロフ: http://sp.nicovideo.jp/watch/sm33308723
中等部音楽科3ーA担任「宮島ー。宮島は今日休みかー?」
その翌日、宮島と同じクラスで後ろの席である金城は彼の欠席に珍しく感じていた。
金城(意外。宮島、小学校は皆勤賞で風邪も引いたこともないのに。後でりんごとかを持って見舞いに行ってやるか)
その放課後、シグレは金城からそのことを聞かされて驚いていた。
シグレ「えっ!あの人、そういうのは無縁だと思ったのに!」
金城「ああ。だから、今日は練習休みだ。俺だけでも宮島の見舞いに行くから、安否が確認次第呼ぶから」
シグレ「うん」
ちなみに金城と宮島は音楽科3ーA、まほろと雨季は3ーBのクラスです。
その翌日、空は勇飛を呼んで朝食を作っていた。勇飛は言う。
勇飛「お前、こんな歳に無防備だなー」
空「えっ、どういうこと?」
勇飛「バカには教えねーよ」
空「何それー」
すると、空のスマホに電話が鳴った。雨季からだ。
空「雨季先輩?元気ですかー?どうしたんですか?」
雨季「天川さん。宮島とその家族、そっちに行ってない?」
空「・・・えっ?」
すると、雨季から話を聞いた空と勇飛は駆けつける!すると、そこに珍しくオフだった春陽が聞く。
春陽「あれっ、空、勇飛君、どこに行くの!?」
空「ごめんなさい、帰ったら説明する!」
勇飛「一体何が起こったんだよ・・・!」
一方、全てを白状した太陽は金城に頭を下げた。
太陽「本当にすみません!」
金城「そんな過ぎたことはいいから!どこにもいないってどういうことだ!ちゃんと探したのか!?」
クルーク「金城!宮島は?見つかった?」
金城によれば宮島達のアパートの部屋のチャイムを鳴らしたらしいが、誰も応答しなかったらしい。そしたらそのアパートの大家さんに聞いたところ、宮島達はそのアパートを引き払ったらしい。これに事の重大さに気付いた金城は片っ端から電話し、今に至ったそうだ。
アイオーン「そんなに騒がなくとも大丈夫だ。そのうち帰路に着く」
リデル「そのうちじゃ困るんですよ・・・さっさと探しに行かないと金城さん達は間に合わないじゃないですか(泣」
ププル「つか、明日にはセミファイナルの説明会があるんだから!」
金城「宮島は約束をすっぽかすような無責任な奴なんかじゃない!今はニートもどきでコミュ障のお前と一緒にするな!」
アイオーン「ヴッ・・・;」
ラフィーナ「今ここで揉めても仕方ないですわ」
あやクル「そうだな、捜索範囲を広げてーーー」
すると、クルークは持っていた赤いルビーを見ていた。クルークはタオルで少し磨く。
クルーク(あーあ・・・もし赤いルビーが力になってくれるなら・・・)
すると、赤いルビーが光った!これに大半の全員も気付く。
アミティ「何!?なんなの!?」
琴「クルーク君、何したの!?」
樹「メガネがこんな時にやらかさないでよ!」
クルーク「違うよ!僕はさっぱり・・・!」
すると、光の中から口元にマスクを被ったある男が出現した。その男は目を開ける。
???「我が名はカーン。貴様が我が主となる者だな?」
クルーク(°д°Ⅲ)コクコク
カーン「お前の望みはいくらでもなんでも叶えてやろう。最初の願いは?」
クルーク「えっと・・・;」
空「みんな!なんで光が・・・!」
すると、空と勇飛もカーンの姿に驚く。
空「えーっ!?魔人だ!」
勇飛「誰が召喚した!?」
アミティ「クルークだよ!」
シグ「メガネー」
シグレ「クルークさんです」
クルーク「ちょっ!?」
空「いいなー!私も魔人を召喚したーい!」
金城「お前にしては叶わぬ夢だな」
話し合う大半の全員の姿にカーンは黒板で引っ掻く!
カーン「静かにしなかったら再度やるぞ」
ゼオ「はい・・・;」←耳がいい分キツイらしい
カーン「主よ。貴様の最初の願いはなんだ?」
クルーク「あ・・・じゃあ・・・」
クルークはその願いを言う!
クルーク「宮島清史郎とその家族の居所を教えて!」
カーン「居所・・・?今ならこの小僧達の願いも叶うことができるが?」
クルーク「それは金城達で叶うから大丈夫だよ!とにかく宮島達の居所を教えてお願い!」
カーン「・・・。わかった」
そして全員はカーンに宮島達の居所を案内される。そこには大きな屋敷だった!
雨季「うわっ、こんなところに宮島がいるの?」
金城「とにかくチャイム鳴らすぞ」
すると、金城はチャイムを鳴らすと、そこには着物を着た女性が出た。
着物を着た女性「はい」
金城「宮島はいますか?電話も出ないんですけど・・・」
着物を着た女性「ホントですか?すぐに清史郎様が迎えに上がります」
シグレ「清史郎・・・」
まほろ「様?」
そして全員がその屋敷内に入り、その玄関にたどり着く中で宮島がいた。
宮島「金城!みんな!」
金城「ったく、心配かけさせて!親父さんも礼二達も連れて一緒に帰るぞ!」
宮島「あ・・・それが・・・」
すると、着物を着た若そうな女性が金城達を出迎えてくれた。
着物を着た若そうな女性「あら!清史郎君のお友達?」
金城「ん!?」
着物を着た若そうな女性「賢そうな顔をしてるわね」
金城「えっ、そうですが、宮島の親父さんは・・・?」
着物を着た若そうな女性「今礼二君達と遊んでるわ。私はちょっと箏の練習をしてて・・・」
雨季「あ、あんた、一体誰なのよ!?」
すると、宮島父が礼二達を連れながら言う。
宮島父「一緒に暮らしてる一条さとわさんだ」
金城「一緒に暮らしてる?」
まほろ「じゃあ、同棲ですか?」
宮島父「誰が同棲なんかするか!!ちゃんと籍を入れてるぞ!!」
シグレ「えっ?それじゃあ・・・」
シグレ「宮島さんの親父さん、再婚したの!!?(驚愕」
宮島父「そうだ文句あるのか!?」
宮島父がさとわと再婚したことにとりあえず屋敷に上がり込み、座り込んだ金城は宮島に言う。
金城「再婚したならしたで連絡くらいしろよ」
宮島「あの顔で再婚だなんて恥ずかしくて言えるかよ!」
クルーク「あのー、すみません。ちょっといいですか?」
さとわ「はい」
すると、クルークはさとわから話を聞かされ驚愕する!
クルーク「えっ!?じゃあ、箏の大組織の「一条会」の当代家元の娘さん!!」
さとわ「はい」
クルーク「じゃあ、宮島達は大金持ちの息子!!宮島の親父さんは逆☆玉!!」
あやクル「こらっ;」
さとわ「いいのよ。こんな箏の家で、小中高大も女子校でねー、今まで一度も学校以外の外に出たことがなかったのよ。ある日、監視の目をすり抜けて外に逃げ出して・・・男に絡まれて困っていたら・・・」
宮島父『彼女、嫌がってるみたいだが』
さとわ(えっ、こんな私を・・・助けてくれた・・・!)
さとわ「それでお礼を言いたかったところに達彦さんが私の車の運転手として来てね、これは運命だと思って強引に猛アタックをしてようやくお母さんにも認めてもらえて結婚したのよ。記念に清史郎君を連れ出して記念に歓迎パーティーをしたわ、ついさっき終わったところよ」
空「そうか、それで電話してもいなかったんだー」
すると、宮島父と宮島が再婚について否定する!
宮島父「何ジロジロ見てんだこいつがあまりにもしつこくてな渋々承知したんだ!」
宮島「そうそう!俺はまだ認めてねーしな!」
太陽「よかったな宮島先輩、親父さんの式はいつ?」
宮島「式なんかするかよあの顔で恥ずかしい!」
宮島父「悪かったなこんな顔で!」
宮島と宮島父がいつものように言い合いになる中でシグレは宮島達の歯磨きブラシがさとわの物と一緒にコップの底に置かれるのを見て安堵したかのようにため息を吐く。すると、誰かが来た。18歳ぐらいの美人女子高生だ。
???「なんの騒ぎだ」
さとわ「あっ、みっちゃん!清史郎君のお友達が来てくれてね、清史郎君のこと心配してくれたみたいよ。清史郎君、いい友達を持って幸せね!」
???「ふーん。くれぐれも騒ぐなよ私はヴァイオリンの練習がある」
女子高生が去る中でアミティが聞く。
アミティ「誰なんですかあのすごくキレイな人は?」
さとわ「私の妹よ。みっちゃんこと美代ちゃん」
さとわ「東京黒音学園の室内楽部の部長のヴァイオリニストよ」
大半の全員「えっ!!?」
その後にみんなが帰る中でゼオは聞く。
ゼオ「ところでカーン。一体いつまでクルークのそばにいるの?」
カーン「言っただろう?願いはなんでも叶えるまでそばにいると」
クルーク「や め て く れ」
その翌日、セミファイナルの説明会の日の中で星ノ宮学園のアンサンブルメンバーがその説明会に行くことになった。
曲山「おい」
シグレ「なんですか?」
曲山「忘れ物だ」
すると、曲山が投げたのはアクエリアスだった!シグレがキャッチする。
曲山「暑いから水分補給は取っておけ」
シグレ「!はい」
そしてセミファイナルの説明会会場では案の定黒音学園と同じ日で競うことになった。
金城「案の定黒音学園と当たることになったな」
雨季「ちょうどいいわ。黒音学園と対決したいところだったの」
すると、一条美代が同じアンサンブルメンバーである和泉東一郎と樫野智紀とともに星ノ宮学園のアンサンブルメンバーの前に現れた。
美代「まさかお前達と当たることになるとはな」
宮島「美代・・・」
美代「ああ。地方大会の演奏は悪くなかったぞ。・・・地方大会の演奏としてな。本当の演奏は技術だけでなく、花も添えなければならない。それでもこのメンバーで行く気か?お前らのところの副顧問も見る目がないな」
まほろ「違うよ!堀本先生はーーー」
美代「うるさい。外部は黙ってろ」
すると、樫野が美代が星ノ宮学園のアンサンブルメンバーを侮辱したことについて謝る。
樫野「ごめんね。美代さんはこういう奴だから」
金城「そうだな・・・一条。うちのアンサンブルメンバーはしっかり吹けてるメンバーだ。侮辱するのはやめてもらおう」
美代「なんだ。花を添える演奏をする奴がいるのか?」
金城「ああ、お前の目の前にいる」
すると、黒音学園のアンサンブルメンバーはおろか他の黒音学園の室内楽部員もシグレを見る。シグレは一瞬戸惑ったが、金城から信頼されたために頷く。
美代「ほう。技術はもちろん持っているが、ただ無意識に演奏で表現力を出している奴とは話にならない。この地味男には演奏者として大事なものが一つ欠けている。まあ、よいさ。セミファイナルまではまだ猶予がある。それまでせいぜい足掻くがいい」
樫野「じゃあ、またねシグレ君」
和泉「ですが、その銀のトロフィーを手にするのは僕達黒音学園です」
黒音学園のアンサンブルメンバー達はそのまま去っていった。雨季は美代の傍若無人な態度に腹が立っていた。
雨季「噂に違わぬ傍若無人な奴らね。絶対に勝ってみせるわ!」
金城「シグレ!帰ったらまずは表現力を意識的に出す練習だ!」
シグレ「わかった!」
一方、美代は室内楽部の副顧問の錦戸昼子に変装した呪われた五英雄の一人であるヒルダに聞かれる。
昼子(ヒルダ)「いいのー?あんなことしておいて」
美代「いいのだ。まさか星ノ宮学園のアンサンブルメンバーの一人の義理の叔母になるとはな」
昼子(ヒルダ)「そんなこと気にしてたんだ。ふふっ」
美代「甥だと呼ばんぞ絶対に!」
ヒルダは美代の様子を見てただ嗤っているかのように笑っていた・・・。
- 棟梁と魔人と黒音と(その3) ( No.589 )
- 日時: 2018/08/10 23:50
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
- プロフ: http://sp.nicovideo.jp/watch/sm33308723
タクト「セミファイナルではカタリーナ女学院の管弦楽部と当たるんか・・・。可愛い女の子いっぱいやなあ」
一方、月宮学院高校ではタクトがセミファイナルでの相手のことをみくるに話していた。みくるは言う。
みくる「ふん。セミファイナルの相手としてなら恐るるに足らん。月島あいりはファイナルである全国の頂点で観客として待っているのだから・・・」
すると、月宮学院高校の管弦楽部の副顧問である鳩宮千次郎扮したヴァハトが書類を持ってやってきていた。
鳩宮(ヴァハト)「失礼しまーす・・・って、眠い・・・」
美雨「遅いですよ。今までどこにほっつき歩いていたんですか」
すると、涼宮楽我と一緒にいた長嶺吉良がヴァハトをかばう。
吉良「まあまあ。彼は新しく就任した副顧問の先生なんだから」
楽我「そうそう」
みくる「で?月島あいりについてわかったか?」
すると、ヴァハトがかけた瓶底伊達眼鏡が光っていた・・・。
続く・・・!
感想OK