二次創作小説(紙ほか)
- 月下の明かりの下で(その1) ( No.607 )
- 日時: 2018/09/20 16:58
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
- プロフ: http://sp.nicovideo.jp/watch/sm33810649
今回はクロードさんが月下の明かりの下でポップンキャラ、エージェントに会うお話。エージェントとアリシア、久々に登場です!フルートぷよクエ漫画第一話投稿しました!
クロード「今宵も月下の明かりの下で怪盗クロード、参上!」
クロードは今日も彼を狙う謎の組織が探していたどんな世界征服も叶うという月のフルートを探して発見・破壊するために怪盗の仕事をこなしていた。ちなみに月のフルートは宝石か絵画に姿を変えたと思われたためにどこにあるかは謎の組織も知らないという。そしてクロードは無事に怪盗の仕事をこなして盗んだ宝石を見たが、今回もハズレだった。
クロード「今回もハズレか。これは即時返却しなくては」
ヒショウ「月のフルートは今や宝石か絵画に姿を変えていたからなー。詳しくは分からんけど(通信機を通じて話している」
クロード「まあよい。謎の組織に潜入している「あいつ」が調べてくれてるからな。今夜仕事を終えた後に待ち合わせている」
クロードは人間の姿クロに変えて行きつけの「組合」と呼ばれる表向きはキノコ料理店に行く。そこにはシェフであるぷよクエキャラであるジョゼに会う。
ジョゼ「よう、いらっしゃい!今日は食べに行くか?」
クロ(クロード)「地下で人が待っているのでな」
ジョゼ「ああ、「ナオキ」の方か。まあ、ゆっくり報告を片付いとけ。タンスの後ろにあるドアを辿ればいけるから」
ジョゼはそう言ってピアノできらきら星を弾き、タンスの後ろのドアが開くように操作した。
ちなみに「組合」は世界の各地に密かに存在し、それぞれの支部長はみんな「クリム」と呼ばれている。彼らの仕事は目的を持ち「理由のある悪」=正義として密かに裏社会で活動している者たちへの手伝いをすることだった(彼らとは違う正義側として活動しているアリス団やドロッチェ団、怪盗ドラパンなどは例外)。組合はCOMとも活動は似ているが、裏社会ということを含めば違う。そしてクロードがタンスのドアからの階段から降りて地下に入ってある部屋に入ると、そこには男達がトランプのポーカーを使って賭け事をしていた。
男「ん?誰だてめえ!」
クロードに気付いた男の一人がトランプを投げ捨てて剣の鞘を抜こうとするが、別の謎の男が笑みを浮かべながら止める。
謎の男「いいんだ。彼はいつもの客だよ」
クロ(クロード)「クリム」
クリム「「ナオキ」に用があるんだろう?もちろんあいつが待つ部屋に入るだけの金は用意してあるんだろうな?」
クロ(クロード)「ああ、ここにな」
クロードは自身が持っていた宝石から持っていたものを出す。そこには数十枚の札束だった。
クリム「いいだろう。部屋に行け」
クリムが指差した部屋にクロードは入ると、そこにはポップンのエージェントことナオキがいた。
エージェント「久しぶりだな。まさかこんなに小さくなって」
クロード「元々は小さいのだ!貴殿は本当に相変わらずだな;」
エージェント「まあ、そう言わずに。お前が追っていた謎の組織のことだろう?報告してやるよ」
エージェントは謎の組織についてクロードに報告する。どうやらクロードに頼まれたスパイであることは謎の組織にはバレていないが、ある刺客がクロードに接近しようとしていることを話した。
クロ(クロード)「刺客だと?」
エージェント「ああ。お前の命を狙おうとお前の周囲に接近を始めている。まあ、お前の実力を見込んだ上で言ってるんだけど、油断禁物だぞ?」
クロ(クロード)「バカを言うな。その程度の刺客などーーー倒せないことはない」
そう言って、クロードがエージェントが渡した謎の組織についての報告の書類を持って立ち去る。その翌日、クロードは学校で今日も男女問わずクラスメイトたちにちやほやされていた。
女子クラスメイトA「ねー、クロ君っ。前の学校は有名なお坊っちゃまの男子校だったってマジで?」
男子クラスメイトA「男子校でもモテたりしていたか?」
クロ(クロード)「いや?それほどモテたりしていなかったな」
女子クラスメイトB「でも、彼氏とか他校にも彼女がいたりしたんでしょ!?」
男子クラスメイトB「もし、そうなら法律の壁を越えて俺と一つになって下さい!」
クロ(クロード)「ははは、すまんな」
あいり「モテモテですわね、クロって」
レイト「まあ、美男子の僕を凌ぐ顔立ちだからねー」←ちなみにこの人もモテます
クロ(クロード)「!あいり殿!今日は学校が終わったらデートにでも行かないか?」
あいり「ツーストとの約束がありますので」
すると、クロードのあいりに対する態度にクロードを囲んでいたクラスメイト達は泣きながらあいりを睨みつけていた。
あいり「えっ;私、何かしました?」
レイト「いや、そうでもないんだけどね;」
あいり達のクラス担任「席に着けー。HRだぞー」
すると、あいり達のクラス担任はある発表をする。
あいり達のクラス担任「喜べお前ら!このクラスにまた新しい転入生が来るぞー」
桃実「クロ君とレイトに続き、今度はどんな子なんやろな?(前の席のあいりにヒソっ」
あいり「ふーん・・・」
あいり達のクラス担任「入れー」
すると、教室に入った転入生は個性的なゴスロリシャツを制服シャツとして身につけ、スカートや頭に身につけているリボンや制服リボンにも黒レースを付けている金髪のボブカットの美少女だった。これに男子達は「可愛い女子だー!」と喜び、あいりは彼女の美しさに少しだけ見惚れていた。
あいり(わぁ、美少女・・・)
???「メグル=クリスタチアと言います。イギリスから来ました。よろしくお願いします」
あいり達のクラス担任「じゃあ、席は・・・モモミの後ろな」
桃実「はい、ちゃんと面倒見まーすv(こんな儚げな雰囲気の美少女、誰も面倒を見ないわけがないやろーv」←美少女、美男子、イケメンなどの美形好き
そしてHRが終わった後に桃実がメグルに話しかける。
桃実「メグルちゃん。次実習で移動だから案内するでv」
メグル「ありがとうございます。わたし、ここに来るのは初めてだから、引き続き案内をよろしくお願いします」
桃実「かわええなあv」
あいり「ほら、さっさと実習行きますわよ!」
すると、メグルはクロードの顔を見た瞬間に一瞬気付いたかのような顔をしたが、彼女はまた前の方に向き、クロードはこれに疑問を持っていた。
クロ(クロード)「・・・?」
そして実習の授業ではみんな各自にテーマに沿ったケーキを作っていた。すると、あいりはまた一段と腕を磨いたテーマに沿ったチョコケーキを作る。
桃実「おー!あいり、やるやん!」
あいり「桃実こそ、テーマに沿った上で和菓子を沿ったケーキを作るとは・・・」
レイト「テーマに沿ったホワイトチョコフルーツロールケーキ完成!」
クロ(クロード)「おい、同じ班なのだから、ちゃんとケーキは・・・」←ちなみに得意とするケーキの種類はフルーツを使ったケーキ
すると、メグルは飴細工を使ってテーマに沿ったケーキを作る。とても完成度の高い飴細工にクロードは驚き、あいりはある言葉を口にした。
あいり「・・・魔法みたいですわ!」
メグル「・・・大げさですね(クスッ」
桃実「あ、笑ったやん!」
女子クラスメイトC「何々?見せて!」
メグルの飴細工のさばきに女子クラスメイトや合同実習で一緒になる別クラスの女子達が囲む中でレイトとクロードはそれを見ていた。
レイト「あー、完全に女子達の心を掴んじゃったね」
クロ(クロード)「そうだな(しかし、なぜにメグルという娘は一瞬だけ私を見ていたのだ・・・?」
そしてその放課後、あいりはこれから用事のある桃実からメグルに校内案内をすることを任命され学校中歩いていた。
あいり「んで、ここが音楽室ですわ。グランドピアノがありますのよ〜」
メグル「そうですか。ごめんなさい、時間をかけさせてしまって・・・」
あいり「いいんですのよ。私も転入生ですし(それにツーストが私が遅くても待つって言ってくれますし・・・」
一方、そのツーストは恋人のあいりを迎えに行くために彼女の在籍するフランスの製菓学校の校門前で待っていた。一緒にいたクロスは二人の邪魔にならないようにとっとと立ち去ろうとしていた。
クロス「じゃあ、私は立ち去るから」
ツースト「待てってクロス!お願いだ、一人じゃ恥ずかしいからせめてあいりが来るまで一緒にいろ!」
クロス「まだあやつらのことを気にしているのか」
ツースト「あいりがうっかりクロやレイトに襲われたら俺が助けに行くから、だからそういう気配察知に・・・」
クロス「下らん(バッサリ」
ツースト「!クロスには俺のこのあいりに対する恋心がわからないんだあああああー!!!(号泣」
クロス「分からぬな。私はそういう奴らをバッサリと切れない奴は大っ嫌いだ。お前がただ純粋にあいりを待つなら、一緒に待ってやろうがな」
ツースト「そ、それは一番にあるけど・・・」
クロス「だったら、余計な御託を並べるな。来たらさっさと退散するからな」
ツーストはクロスの言葉に内心では少しの罪悪感を抱いていた。すると、ツーストは秋の涼しさを感じた。
ツースト「季節はもうすっかり秋だなー。クロス、俺が選んだとはいえそのコスチューム、寒そうだな」
クロス「ああ。このコスチュームは防寒にも強いから大丈夫だ」
ツースト「ふーん・・・」
ツーストはクロスに今度マフラーをプレゼントするかと考えるが、するとそこにあいりとメグルの姿があった。
クロス「あっ、あいりが出て来たみたいだな。ゴスロリ風の別の娘と一緒だが」
ツースト「ほんとか?あいりー!」
あいり「ツースト!」
あいりがツーストのところに駆け出す中でメグルは聞く。
メグル「あの、この人は・・・」
ツースト「あいりは俺の幼妻だ」
メグル「えっ」
あいり「違いますわ!彼はツースト。確かにこい・・・びとですがね(顔真っ赤」
クロス「私はツーストの式神だ。あいりの友人ならばよろしく頼む」
メグル「はい」
その夜、今夜のツーストとの第1ラウンドを終えたあいりは彼の膝枕でメグルのことを話していた。
あいり「メグルは飴細工が得意みたいでいい子みたいですわ」
ツースト「へー。そういえば、あいりの友人にもう一人いただろ?紹介してほしいってシアン達が言ってたぞ」
あいり「・・・桃実はいい友達ですけど、ちょっとやめといた方がいいかもしれません;」
ツースト「なんで?隠してる事情があんのか?」
あいり「実は桃実はかなりの美形フェチなんですの。こないだなんかすごいイケメンや美少女を見ただけで声をかけたり抱きついたりとか・・・」
ツースト「サンの美形好き版みたいなものだな;」
あいり「まあ、そうですわね」
すると、ツーストはあいりを撫でながら言う。
ツースト「俺的にはあいりの方が可愛いけどな」
あいり「も、もう!やめてほしいですわ・・・(顔真っ赤」
すると、ツーストはあいりのツンデレに流石に可愛すぎと思ったのか彼はあいりにキスをする。ツーストは言う。
ツースト「あいり・・・誰にも渡したくない。ずっと俺のものでいてよ」
そして今夜の第2ラウンドが始まった後に翌日、スマブラ屋敷ではアリシアにしほみが話しかけていた。
- 月下の明かりの下で(その2) ( No.608 )
- 日時: 2018/09/20 17:05
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
- プロフ: http://sp.nicovideo.jp/watch/sm33810649
しほみ「アリシアちゃーん」
アリシア「なに?」
しほみ「ウサギのぬいぐるみとも遊んでいいからさ、たまにはこっちとも遊んでよ。流石にラン、心配してたよ」
アリシア「・・・エージェントが遊んでくれるから、別にいい。たまにいなくなる時があるけど」
しほみ「!珍しいね。あの人、凄腕のスパイの割には子供にモテてるのに」
すると、ある男が二人の前に現れた。エージェントだ。
エージェント「悪かったな子供にモテて;」
アリシア「エージェント」
しほみ「エージェントさん!聞いて下さいよ、またいのり姉、〆切前なのにまた逃亡したんですよー;」
エージェント「いのりさん、漫画界の旗手と呼ばれてるのに筋金入りの逃亡癖があるからな;探してやるからいのりさんの担当編集さんにはいのり捜索を手伝うと連絡する」
しほみ「ありがとうございまーす」
一方、クロードは二人の仲間達とともに買い物に出ていた。買う物は悶怒がメモに書いた通りである。
クロ(クロード)「しかし、悶怒殿がメモを書けるとはな;」
ヒショウ「しかも、本人が平然と街の中にいて騒がれたのを見たし;」
アクセス「まあ、彼なら当分は死なないでしょ」
すると、クロードはあるものを見る。それは仕事仲間であり、自身が謎の組織潜入の依頼を頼んだイギリスのスパイ・・・
クロ(クロード)「あ」
エージェント「あ」
アリシア「あっ、ヒショウとアクセスだ」
しほみ「二人して買い物ですかー?」
四人はよそに夜しか会わない仕事仲間の二人は突然偶発的に昼に会ったことに固まる。すると、エージェントがクロードを抱えながらどこかに走る!
ヒショウ「えっ、おい!?」
エージェントはクロードを人気のない公園に連れ出す中で彼は周りをキョロキョロと見渡した。
エージェント「ここなら誰もいないな・・・」
クロ(クロード)「くたばれカスナオキ」
すると、クロードは足でエージェントのナニを蹴る!
エージェント「ぎゃあああああー!!!!」
クロ(クロード)「叫びたいのはこっちだ!貴殿、なぜにこんなところに!」
エージェント「アリシアの家に雇われた諜報部員と・・・それとアリシアに頼まれてケーキを買いに・・・スマブラ屋敷にも寄りに・・・」
クロ(クロード)「私のナワバリでケーキを食べるなあああああー!!!全く・・・貴殿はなぜ潜入を引き続きしてないのだ!?」
エージェント「言っただろ?謎の組織は支部が世界中に散らばってるから本部の居場所はわからないと。それに・・・」
すると、エージェントはクロードに耳打ちをする!その内容にクロードは驚愕する。
クロ(クロード)「!?」
エージェント「まあ、今のところは危害を加えないだろうから気をつけておけ。アリシアには俺がお前の頼みで謎の組織にスパイとして潜入していることは内緒な。じゃあな」
エージェントが立ち去った後にクロードはようやくあの時自分の顔を一瞬見られて違う方に振り向いたのかを理解できた。
エージェント『メグル=クリスタチアは謎の組織が送り込んだ刺客のコードネームは「飴細工」である女だ』
一方、当のメグルは自身の今の家である森の中の怪しい屋敷でローブを被りながら怪しいアイテムを作る。それはクロードを模した人形。そう、彼女は・・・
メグル(私は有名ハリウッド俳優を両親に持ち、私も卓越した変装技術の持ち主。だからーーークロード抹殺の依頼の仕事をもらったのはとても光栄。この仕事、果たさせていただきます。先祖代々から受け継いだ赤魔術の継承者として!!!)
一方、クロードは今日も怪盗の仕事をこなしていた。クロードは宝石の前に立ちながら言う。
クロード(・・・悪く思うなよ。あいり殿・・・)
クロードは宝石に手を差し出そうとするが、すると、宝石箱から包帯が伸びてきた!
クロード「!?」
すると、宝石箱から包帯で操っていた探偵インギールが現れた!
インギール「やっぱり来たねクロード!今こそこの手で捕らえてみせるよ!」
クロード「しまった!」
クロードはインギールの包帯を魔法で離させ、すぐに逃げようとするが・・・
メグル(ふふふ・・・)
メグルがクロードの人形に杭を打ち、これにクロードも反応した!
クロード「うぐぅっ!?」
インギール「!?まあいいや、捕らえて!」
そしてメグルがまた杭を打つ中で反応したクロードは警察から手を離し、ただただ叫んだ!
クロード「うわあああああー!!!」
そしてクロードが魔法で消える中でこれにインギールも戸惑っていた。
インギール「クロード・・・」
すると、誰かに呼ばれた気がしたクロードは血が流れた頭を押さえながら歩く中でそこに警察官に扮したロゼが助けに来た!
ロゼ(ミカエル)「クロード!ナオキさんから全て聞いた!すぐに車に乗れ!」
クロード「あ、ありがとう、ロゼ・・・」
すると、クロードが突如飛ばされ、空へと飛ばされた!
クロード「ロゼ!!」
ロゼ(ミカエル)「クロードーーーーー!!!」
そしてクロードが飛ぶ中でただひたすら飛んで行くと、そこにはロジック風のコスチュームを身に纏い仮面を着けた飴細工ことメグルが浮いた王座に座って現れた!
飴細工(メグル)「待ってましたよ、怪盗さん。随分と好色家なんですね」
クロード「私を呼び出したのは貴殿ですね、お嬢さん」
飴細工(メグル)「今更もう遅いですよ?私はとっくにあなたの正体を見抜いているんです」
クロード「大人をからかうもんじゃないですよ、お嬢さん・・・」
すると、飴細工とクロードが今は時が止まった渋谷に降り立ち、クロードは渋谷の大魔法陣に気付いた!
クロード「(かなり難しい大魔法陣・・・!?)いつのまに・・・」
飴細工(メグル)「さて、戯言はそれまでですよ」
すると、飴細工は斧を使って斧に魔力を込めて攻撃する!
飴細工(メグル)「エクストラドラゴン」
クロードは大魔法陣の中で動けないままその攻撃を受ける。クロードがくたばりそうになる中で飴細工は言う。
飴細工(メグル)「あらあら。つまらないですねえ。もう終わりですか?さて、斧を使った最上級魔法で・・・」
すると、雨が降って来た。渋谷では時が止まっているはずなのに。その雨の中で飴細工は戸惑っていた。
飴細工(メグル)「なっ、斧が・・・使えない・・・!?」
クロード「お嬢さん・・・貴殿の赤魔術はもう・・・通じない!」
すると、大魔法陣は雨により消され、クロードは立ち上がった!
クロード「まさか忘れたのではなかろう?私の属性と力を。雨を呼ぶ魔法を使えばそのくらいは簡単なのだよ」
飴細工(メグル)「わざわざかなり難しいとされる魔法を使ったんですね・・・!でも、赤魔術はどんな魔法よりも美しいの!魔法なんてただの魔導師が使うただの嘘ですよ!」
クロード「ああ。だがな・・・」
すると、クロードは急に手品で姿が消え帽子だけが残っていた。
飴細工(メグル)「クロード!?」
クロードの帽子「魔導師も含めて人間はな、それでも・・・」
飴細工(メグル)「黙りなさい!」
すると、飴細工が帽子を掴むと、よくあるびっくり箱の手品みたいに音がなり、ハトも彼女の方に飛んで来た。彼女はこれに微かに微笑んだ。
クロード「頑張ることを、楽しんでいるだけですよ・・・」
飴細工(メグル)「で、でも・・・!」
クロード「貴殿こそ自分の心に嘘を吐いている・・・」
飴細工(メグル)「嘘なんかじゃないですよ!本当に・・・」
クロード「頭の中にはそう思っていても、自分の心とは噛み合わない場合もあるんです・・・その心の奥には・・・」
クロード「綺麗な宝石が眠っていることぐらい・・・お見通しですよ・・・」
飴細工(メグル)「クロード・・・!」
クロード「さようなら、可愛い仮面の斧使いさんv」
そしてクロードが消える中で残ったのは一輪の青い薔薇だった・・・。飴細工は一瞬涙を浮かべるが、すると、謎の組織のトップに立つ「あのお方」を通じる側近から連絡が入る。
側近「飴細工?いいか、お前はうちの組織の幹部の一人なんだ。わかっているだろうな?」
飴細工(メグル)「わかってます・・・飴細工が涙を流したら・・・あのお方がくれた魔力も失ってしまう・・・」
飴細工は涙を堪えながら魔法で青い薔薇を花びらにして消滅させる。一方、クロードの行く先にはエージェントがいた。
エージェント「いや、しかし、お前が一瞬で計算して赤魔術の弱点の雨を降らせるとは・・・大したものだよ」
クロード「いや?たまたま私の頭脳がそう計算していただけだ」
エージェント(キザな奴め・・・)
その翌日、今日はクロードがエマをふたば幼稚園まで迎えに来ていた。
エマ「お兄ちゃん、おかえりー!待ってたよー!」
クロ(クロード)「ああ、帰ったらすぐにご飯を食べよう。ちょうどロゼが買い物を済ませて来たし」
吉永「エマちゃん、さようならー!」
二人が楽しそうに話しながらロゼの待つ車まで歩く中でこれをグライダーで飛んでいた空の上からエージェントは見ていた。
エージェント「何かしら楽しそうだな・・・クロード」
一方、その様子を木の上からメグルが見ていた。メグルは二人の楽しそうになんでも気軽に言い合える絆を目にしたことで思う。
メグル(今はクロードを殺したら、彼が大切に想う義妹が可哀想ですね。しばらくは監視してあげますよ。少なくとも義妹を元の国のミルキーウェイ帝国に帰すまでは!)
メグルがフルートを構えダフニスとクロエの第二組曲の無言劇を吹く。その音色は風のようにかつ聞いた人達もメグルだと分からないまま聞き惚れていた・・・。
さて、謎の組織を巡るお話は、また後々の今度ということでーーー。
FIN
「おまけ」チームクロードの人達に質問
Q:チームクロードの人達はみんなどこの学校に通ってるの?
ヒショウ「俺は科学に特化した日本の学校に通ってるかなー。かなりレベルの高い進学校かな」
アクセス「ヒショウ、頭良すぎだよ;あの学校、日本でもトップクラスの進学校だしね。ああ、俺は学校というところには言ってないけど、たまにプリンプ魔導学校で実習で魔導を教えたりしてるよ」
エマ「僕は学校じゃないけど、ふたば幼稚園に通ってるよ!」
杏「私達は吉祥学園に通ってますん!夏美や小雪と同じクラスですん!」
氷「まさかそこで小雪と再会するなんて夢にも思わなかったな・・・」
ロゼ(ミカエル)(どうしよう・・・秘密をバラせない)←憧れの中学生生活を送るために普段は平日は他のメンバーがいない間はミカエルとして聖MIDI女学園中等部に通っている秘密を持つ&しかも完全無欠の才色兼備である特待生
ロゼさん・・・;
「後書き」
今回はエージェントとアリシアを久々に出せて執筆も楽しく書くことができました。エージェントとアリシアには感謝&これから月3回くらいはポップンし直してきます。
さて、クロードさんが追う謎の組織についてはさておき、今は呪われた五英雄編や青の吸血鬼一族編、もう一つの長編(やっとあるポップンの兄妹がメインの物語だよ)を書かないと謎の組織の伏線を回収した話は(ところどころに仄めかしますが)書けないということです;もうしばしお待ちくださいませ。
感想OK