二次創作小説(紙ほか)
- 激闘の瞬間ーーーときーーー(その1) ( No.620 )
- 日時: 2018/10/02 23:00
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
今回はいよいよ激闘開幕です!あと5話でこの長編シリーズを終わらせる予定です。今ツイッターでイラスト、フルート動画あげてまーす。
気付けば、あいりはレッドによく似た誰かに囚われていた。そのあいりを助けようとした人物が現れる。ツーストだ!
ツースト「見つけたぞベストール!!」
ベストール「はははは、遊ぼ「ザシュッ!」
ドッカーーーーーン!!!!!
ツーストがベストールという人物を倒し、「ふぅ、手強い敵だったな・・・」と呟く。すると、あいりは涙ながらにツーストの名前を呼ぶ。
あいり「ツースト!助けに来てくれたんですのね!」
ツースト「あいり・・・無事でよかった」
すると、ツーストはあいりを優しく抱きしめる。ツーストは言う。
ツースト「ずっと探していたんだよ。あいりに何かあったらと思うと俺は・・・」
あいり「ツ、ツースト・・・」
ツースト「俺はこれからも・・・あいりのことを守ってやるからな!」
あいり「・・・!はい!」
あいり「ツースト!」
すると、あいりは見知らぬキングサイズのベッドの上で目を覚ました。自分のものでもスマブラ屋敷のベッドでもない。
あいり「ここは・・・どこですの・・・?なんかいい夢を見たような・・・?(確かみんなでアカデミアコンサートに来ていて・・・それから・・・」
すると、そのキングサイズのベッドの布から誰かが入ってきた。あいりをさらったエルドゥールだ。
エルドゥール「・・・・・・お姫様のお目覚めか?」
あいり「エルドゥール・・・さん?あの、ここはどこなんですの?ツーストは?みなさんは?」
すると、エルドゥールはあいりの口から放たれたツーストの名前を聞いて少し苛立っていた。エルドゥールは言う。
エルドゥール「・・・・・お前の王子様、か・・・あいつはお前の王子様にしては不適格すぎる」
あいり「え?」
エルドゥール「・・・・・・色ボケだし、俳優やアイドルの才能しか取り柄がないし、人にからかわれるわ酷い目に遭わされるわで。その点、俺は戦いの才能もチェロの才能もある。あの国を復活できるくらいに・・・な」
エルドゥールは呪いの影響で口が開くのを遅れながら言う。
エルドゥール「だが、お前はあのお方の称号の復活に相応しい」
あいり「あのお方って・・・」
エルドゥール「・・・・・・俺はエンジェルミュージックの騎士だ。そしてお前はその王女に君臨する女だ」
エルドゥールの言葉にあいりは恐怖を覚えるしかなかった・・・。それをエルドゥールの義妹であるポルックスが密かに見ていた・・・。
ユーリ(ポップン)「全く密かにエルドゥールと会って!もう少ししたら大変なことになっていたんだぞ!」
ポップンのユーリの叱責を受け、エルドゥールと数度も会っていた一同は謝る。
エルドゥールと数度も会っていた一同「ごめんなさい・・・」
紅葉「もういいだろう、こいつらは何も知らなかったんだろうし、もし知っているならばそこまで協力しようとは思わない」
王ドラ「花びらのルビーも無事ですしね」
すると、ユーリは何かに気付く。
ユーリ「おい、モノクル。そういえば、こいつらやお前達と同じように会っていたツーストは?」
クロ(クロード)「それが・・・今日は誰にも会いたくないそうだ」
ユーリ「・・・。そうか・・・」
ツーストのあいりを奪われた気持ちを、シグレはなぜか理解をすることができた。なぜなら大切なものを奪われた気持ちは人によって度合いが違うが、同じだったから・・・。一方、ツーストは部屋に閉じこもっていた。その脳裏に浮かべるのはあいりの笑顔、泣き顔、ツンデレ顔、ツンデレながら怒る顔、あいりが自分と情事の時に自分だけ向けてくれる顔・・・。そのあいりの姿をよぎるたびにツーストは涙を流す・・・。
ツースト「(俺がほっといた!!俺が!!)あいり・・・!!!」
一方、金城は一人でトロンボーンの練習をしていた。しかし、完全に彼の持ち味だった力強い音は出ない・・・。
金城「俺は前まで確かにそう思っていた。努力しない奴にはいつか天罰が下ると。タクトにとってあれが天罰だったのだろう。すでに天罰を与えられたんだ。努力しないタクトへのな」
金城はトロンボーンを見た後にタクトとの楽しかった思い出、そして昨日の僅かだったとはいえ一緒に演奏できたこと・・・。
タクト『たとえ景吾でも、俺には乗り越えられへんなあ』
金城「・・・タクト・・・」
金城のトロンボーンには既に透明な雫が落とされていた・・・。そして説教を受けたのを終えたクルーク達はエターニャを見かけた。
ププル「あ、エターニャ・・・」
エターニャ「ププル達。あの件は散々だったな。まあ、わしも追われていたから人のこと言えんがな」
クルーク「あの、エターニャ!もしエルドゥールに何かあったんなら教えてほしい!」
エターニャ「でも、わしが怒られるかもしれんぞ」
クルーク「ボク達も一緒に怒られる!だから・・・教えて下さい」
クルークのまっすぐな瞳にエターニャはとうとう折れた。
エターニャ「わかった・・・わしもあの男はずっとこのままでいいとは、思えんからな・・・」
エターニャはエルドゥールの出自について話す。
エターニャ「エルドゥールはクロラが本当の心を封印したスターチェロに身体を乗っ取られている。つまり、よくあるスターチェロはおろか星の楽器に認められていない奴だな」
エニシ「・・・!!」
ヘド「つまりスターチェロを操ることはできても心の底から認められていないってやつか?」
エターニャ「そういうことだ。呪われた五英雄の目的は今は滅ぼされたエンジェルミュージックの復活とその王女の資質を持ったあいりを奪還すること。そしてエンジェルミュージックを滅ぼしたとされるわしと王ドラを真の仇として討つことだ。そのためならどんなことでも利用するのをためらわない。だから、スターチェロに完全に認めてもらうために星の楽器のパワーアップアイテムである花びらのルビーをお前達に探させるしか他になかった。・・・利用するには持ってこいということだったな・・・!」
エターニャはそれを思い出す度に杖を握り締める。エターニャは言う。
エターニャ「クロラはその彼らの気持ちを漬け込んで自分の支配下に置いている。ちなみに言えば、奴がヴィオロンとして潜入していたヴィラリン軍の大半の全員が本物のヴィオロンが死んだ記憶を消されている」
ゼオ「わざわざ記憶を洗脳させたってことか・・・」
エターニャ「だがな、エルドゥールの他にあとの四人はエンジェルミュージックの出身ではない。彼らは既に野菜王国の騎士として名声を上げていたエルドゥールに惚れ込み、エルドゥールの騎士隊に入った・・・。そしてエルドゥール達は・・・「ここから先は私がお話しましょう」
すると、ガスパがエターニャ達の前に現れる。呪われた五英雄と親交のあるガスパは言う。
ガスパ「私も最近知りましたが、まさか彼らが青の吸血鬼一族と手を組んでいたとは思いませんでしたねえ。まあ、確かに彼らには放浪癖がありましたが」
アイオーン「何が言いたい・・・?」
ガスパ「だから、彼らの今の根城にしている場所を知っているんですよ」
シグレ「!!ガスパさん、それを教えてほしい。理人を、救いたいんだ!」
シグレの問い詰める姿とまっすぐな瞳にガスパは折れた。
ガスパ「私もあいりサマを救いたいですから・・・利害一致ですね。彼らの根城は・・・」
ガスパ「理人君達が任務の対象にしていた天空の城レビアッタです」
一同全員「!!!!!」
その数分後、クロードとサンがある扉をノックしていた。ツーストが閉じこもっている部屋だ。
クロ(クロード)「ツースト殿。ガスパ殿がようやく話してくれたぞ。今すぐにレビアッタに行く準備をしろ。おーい、ツースト殿ー」
サン「ちょっとどくアル」
ガン!
すると、クロードとツーストがびっくりするほどの蹴りをサンはした。扉にはヒビが入っている。
サン「ツースト。あんたのせいでユーリがあんだけあんたを説得することにためらってるアル。閉じこもっていじけてる暇なんかあんたには一秒もないアル。こんな時ならすぐにあいりを救出することもできるアル。これからあんたが何をするか、直感的になりすぎないでじっくり考えろアル。・・・おい、聞いてるアルか!」
ガン!
サンが扉を蹴った後にツーストは言う。
ツースト「聞いてるよ・・・」
サン「じゃあ、あんたのやることは何アルか?」
サンの問いにツーストは答える。
ツースト「あいりを助けなきゃ・・・」
サン「わかってんならさっさと実行するアル!」
クロ(クロード)「おい、サン殿・・・!」
すると、ツーストはキイとドアを開ける。彼の姿にクロードは安心する。
クロ(クロード)「ツースト殿!よかった!少し前よりも痩せてるが、元気にしているなあ。貴殿、痩せやすい体質だろう」
サン「・・・おかえり。待ってたアル」
ツースト「・・・ごめん・・・」
ツーストが号泣した後に夏目から同じような説得を受けた金城も大広間に行ってユーリが作戦会議を開く。
ユーリ「よし!作戦会議だ。まずはレビアッタに突入して、両者別々に班で戦ってもらう。ツーストと王ドラとエターニャはエルドゥール班。ロム達は残りの騎士班。そしてゼオ達はクロラ班だ!わかったか?今すぐに出発するぞ!」
一同全員「おおおおおーーーーー!!!!」
戦いの準備をするクロウ達の元にジョルジュ扮した呪われた五英雄の一人であるマッペラが訪ねた。
ジョルジュ(マッペラ)「大丈夫ですか?手伝いますか?」
クロウ「ああ、ありがとう。なら、一緒に行っていいから航空艇のモニターで奴らの様子を見てくれねーか?」
ジョルジュ(マッペラ)「ありがとうございます」
マッペラは優しいが何か企んでいるような笑顔を見せるが、そしてアイオーンの航空艇がレビアッタまで出発する!航空艇ではいつものように和気あいあいな雰囲気ではなく、戦いに備えた殺伐した空気が流れていた。
- 激闘の瞬間ーーーときーーー(その2) ( No.621 )
- 日時: 2018/10/02 23:04
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
キッド「レビアッタって理人達が追っていた天空の城だろ?行けばレビアッタについてわかるのか?」
王ドラ「そうですね、具体的にはレビアッタはクラウンと比べて金銀財宝がありますからね。私はレビアッタの内部調査のついでに金銀財宝を・・・ぐへへへへ」
ヤマト「黒いっすね・・・;あんたも・・・;」
そしてさらわれた三人の関係者達はこれから来る決戦の時を心待ちにしていた。
ツースト(あいり・・・)
シグレ(理人・・・)
金城(タクト・・・)
三人(必ず助け出してやる・・・!)
そして航空艇がレビアッタにたどり着き、彼らは一斉にレビアッタでの地に降りる。
ロム「よし。レビアッタの大体を見た後に迎えに来るからジョルジュと待ってろ、ラン」
ラン「はい!」
後から来るランをジョルジュに扮したマッペラとともに待つ中でレビアッタに来た一同はそれぞれの武器を持ちながら歩く中でクロードは思う。
クロード(レビアッタにはラピュタみたいに操作室も存在していたのか・・・だとしたらそこにクロラやエルドゥール殿達がいるのは事実。彼らに隠れて行動するしかない)
すると、誰かがクロードを驚かしに来た!
???「わっ!」
クロード「!!?」
???「俺だよ俺!」
すると、クロードを驚かしに来たのは王ドラ達には内密で来たエージェントだった!
クロード「な・・・エージェントか」
エージェント「チームクロードや他の奴らだけじゃ無理だと思って加勢しに来たぞ。ついでにユーリには王ドラ達には内密で了承済みだ」
クロード「つまりサプライズということか・・・む?」
すると、エージェントの隣にいた女子に気付く。その女子をクロードは知っていた。
エージェント「ごめんごめん、レビアッタについて調査したいとごねて来てな(クロードの監視と抹殺のついでにな」
クロード「そうか・・・よろしく」
その女子は微かに迷いのない瞳で微笑っていた・・・。
一方、調べ終えた一同は集まって調べた成果を出してきた。
夏目「とりあえずわかったことは、クラウンという城と似て非なる構内図をしていたこと。ドアを調べようとしたら厳重に閉められたこと。僕達がわかったことはこの二つだね」
クロウ「じゃあ、ランを迎えに行くぞ。すぐ元いた場所にもどり「待ってください!」
すると、航空艇で待っていたはずのランが一同のところに来た。
ガスパ「言ってるそばに。大丈夫ですか?」
ラン「大丈夫です!私、こういうのは慣れてますので!」
すると、その数十秒後に誰かがやってきた。その人物は呪われた五英雄の一人のマッペラらしき人物だった。
マッペラ「みな・・・さん・・・」
大半の一同全員「!!!」
クロウ「お前が呪われた五英雄の一人のマッペラか!大人しくお縄につきやがれ!」
クロウがレッドトマホークで何か言っているマッペラに攻撃しようとするが、すると、マッペラを庇った人物がいた。王ドラとドラリーニョとユーリだ!
クロウ「やい!お前ら・・・!なんで呪われた五英雄を庇いやがったんだ!!」
ユーリ「・・・王ドラとドラリーニョがその女を見てすぐに私に伝えたんだ。こいつは、マッペラではない!」
すると、ユーリはマッペラの髪の違和感に気付き、彼女の髪を引っ張る。
ユーリ「ウィッグ・・・?」
すると、そのマッペラの正体は・・・
マッペラの姿に着替えさせられたランだった!
ドラリーニョ「ランちゃん!!」
金城「何・・・!?」
王ドラ「そっちのランさんがマッペラさんですよ!」
すると、正体に気付かれたマッペラはランに扮した変装を解いて一同に攻撃する!
シェゾ「ぐ・・・!!」
マッペラ「私の変装を見抜くとはあなた達、なかなかやりますねえ。ジョルジュに扮した時は流石に気付かれませんでしたけど」
ヤイバ「ゆえ!?でも、ジョルジュはフランツさんの友人で・・・」
すると、ユーリはフランツとのLINEをヤイバ達に見せる。そこには・・・
フランツからのLINE「僕は数多くの友人の名前や特徴を覚えてるけど、そんな名前と特徴の子いないよっ☆キャハッ☆(>ω<)」
ヤイバ「」←唖然
クルーク「ゼオ、先生変えた方がいいよ確かに実力はあるけどこのままじゃキミは危険だよOTL」
ゼオ「なんで?」
マッペラ「あなた達がここに来ることはこのマッペラさんにはわかっていましたよー。でも、大勢で来るなんて。エルドゥールさん達に報告しますねー(足元のヌルヌルを使って逃亡」
サン「コラっ、待つアルー!!!」
マッペラが逃亡する中で宮島は気付いたことを言う。
宮島「おい、航空艇もヌルヌルだらけなんじゃ・・・!」
ナルカミ「航空艇がヌルヌルするわけ・・・」
その数分後、航空艇にはヌルヌルのスライムだらけだった!幸いにも壊されてはいなかったようだが・・・;
ナルカミ「なってますね;」
ギロロ「幸いにも壊されてはいないようだが・・・;」
一方、ランは夢の中で花畑の空間にいた。そこにミニッツと彼女と一緒にいる誰かが自分の名前を呼ぶ。
ここはどこ?ミニッツ?どうしてここに来たの?
ランの夢の中のミニッツ「今日からミニッツはマッペラお姉ちゃんという新しい友達ができたんだ!ランの代わりにマッペラお姉ちゃんがいるから何も心配はいらないよ!だから、二度と帰って来ないでね!」
ラン「冗談じゃないよ私の友人としての立場はどうなるの!!?早まらないでミニッツ!!そんなヌルヌルした女性の手なんて触らないでぇ!!!(ガバッと目を覚ます」
大半の一同全員「!!?」
ラン「・・・ほわ?」
ランの叫びながら目を覚ました姿に大半の一同全員が困惑する。
チュチュ「ほわ?ってこっちのセリフなんですが・・・;」
レトリー「叫び方がちょっと変わってるね・・・;」
モア「ミニッツちゃんの夢を見たぴゅる?」
シアン「ランちゃん。そんなにうにゃされるほどミニッツちゃんが憎たらしいにゃ?」
ラン「ち、違います!!決してそんなんでは・・・!!」
すると、ランがうなされている間にやってきた人物とエターニャがもめている姿をアイオーンは見る。
アイオーン「・・・どうやら我らの他にも先客がいたらしいな・・・」
エターニャ「だーかーらー!!!このヌルヌルは戦った後にわしらが拭くから、お前は敏腕召喚士として戦っていろ!!」
???「このヌルヌルはもしも壊したらヤバいから俺が拭こうとしているだけだろ!?これだから魔導師は無駄にプライドが高くて嫌なんだ!!」
ラフィーナ「・・・エターニャさんの知り合いですか?」
アミティ「友達じゃないの?」
そしてその言い争いがひとまず収まる中で雨季は聞く。
雨季「とりあえずあなたは誰?レビアッタに訪ねてきたということはあなたもただならぬ目的があるようね」
???「!・・・まあ、エターニャの友達だから少し心配したが、そこまで聞くなら話そう。俺はベストール。召喚士だ。このレビアッタは元々は俺の先祖のものだったが、今はあの青の吸血鬼一族の奴に乗っ取られている。頼む!お前らもただならぬ目的があるなら力を貸してくれ!」
ベストールの問いに一部の人達は困惑する。
ストルナム「え・・・この城はキミの先祖のものだったの?」
コスタ「ということはこの城の古文書は彼が持っているんじゃ・・・」
シグ「シグ、ムシの形の宝石を見つけたい」
ベストール「お前らさぁ・・・ホントにふざけんなよ・・・ちゃんと古文書ぐらい持ってるわ!(手にはレビアッタのモノホンの古文書」
ツースト(持ってた!!!)
すると、ユーリは作戦会議を開こうとする。
ユーリ「では作戦会議を開こうか。まずはレビアッタの中心部にあるスターチェロの捜索。そこには呪われた五英雄が待っているはずだ。クロラ班はその先まで向かえ」
クロラ班「はい!!」
ユーリ「ではテイク・オフ!!!」
一同がレビアッタの中心部に特攻する!それはスターチェロの封印された心を解き放つことも意味していた・・・!
続く・・・!
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