二次創作小説(紙ほか)

道化とスライムのレジリエンス(その1) ( No.626 )
日時: 2018/10/11 22:44
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

今回は女性騎士班の対女子チーム編!久々にポップンやりました。9ボタン(もしくは5ボタン?)の簡単な奴ですけど、身体が覚えてました。






一方、同時進行の中での女性騎士班の対女子チームはヒルダとマッペラと対峙するために彼女達を探していた。ペイペインはシアン達からジョルジュの姿をしたマッペラの話を聞いて怒る。


ペイペイン「全く手袋をしていた時点ですぐに気付くべきです!クリクリはすぐにCOMに事情を話しに地上に残ってましたが、もしユーリ殿が気付いてくれなかったら・・・」
シアン「ごめんなさいにゃ・・・」
ハンドレッコ「まあ本人達はちゃんと反省してるみたいだし、許してやってよ」
アイレーン「私もその辺はちゃんと後始末するのだ」
ペイペイン「アイレーン様やハンドレッコがいいなら・・・」


すると、レトリーがランに謝る。


レトリー「ラン。ごめんね。エドガーに乗り移られただけでも傷ついてるのに、さらに一人に残させて」
ラン「いえ、いいんです。もう。エドガーさんはあの後、自分なりにちゃんと謝罪してくれましたし、あの後にまさかジョルジュさんがマッペラさんだとは思わなかったですけど・・・この戦いが終わったら、マッペラさんやヒルダさん達、エドガーさん達も一緒にみんな仲良くできるといいんですけど・・・」
チュチュ「シアン同様にいい子ですわ〜!(号泣」
モア「モアもランの願いのために頑張るぴゅる〜!」
ハンドレッコ「・・・」


すると、ハンドレッコはランを諭すように言う。


ハンドレッコ「・・・あんたはそれでいいと思うのかい?」
ラン「えっ?」
ハンドレッコ「あんたは人に対して甘すぎる。ドラリーニョやシアン達みたいに優しい奴もいれば、あの女性騎士みたいなその優しさを踏みにじる奴もいる・・・あんたのその優しさが命取りになるんだよ」


ハンドレッコに説かれたランは自分の決めた戦いに一瞬迷いかけるが・・・


ラン「(私の優しさが命取りになる・・・マッペラさん達はそんなに強いんだ・・・でも・・・)・・・ハンドレッコさんの言うことはあながち間違ってはないと思います。だから、ハンドレッコさん。そういうことを言うほど私を心配してくれてありがとうございます」


ランの本心からの言葉にハンドレッコは感化されかけるが、すると、ある声がした。


???「クロラ様ならあの人らと一緒にいるよ〜。ふふっ」
ハンドレッコ「!?誰だい!?」


すると、その人物は二人揃って彼女達の前に降り立つ!その人物は呪われた五英雄の女性騎士のヒルダとマッペラだ。


ヒルダ「どーもっ!こんにちはっ、呪われた五英雄の一人のヒルダですっ!」
マッペラ「また会いましたね。改めまして私は呪われた五英雄の一人のマッペラさんですっ」
ペイペイン「こないだからよくもシアン殿達やアイオーン様達を唆してBRRのサブマネージャーの座に就きましたね?」
マッペラ「私達はエルドゥールさんに命令されただけで大したことはしてませんよっ。ただ、軽く引っ掻き回しただけで・・・ぬわっ!」


すると、マッペラがドジを踏んで手がヌルヌルする呪いのせいで破滅の槌を投げてしまい、ペイペインの顔にぶつけてしまう!ペイペインは顔をヌルヌルされ、怒りを来した!


ペイペイン「て〜め〜え〜ら〜!!!!(大激怒」
レトリー(あーあ、やっぱり怒らせ・・・)
ペイペイン「我が頭首となるアイレーン様にぶつけてたらどうする気だよこのメスブタども!!」
レトリー「そっち!!?」
ヒルダ「あははっ!受けて立つよ!」


戦いが始まるが、シアンは愛用のギターであるストロベリーハートで演奏しながら攻撃しようとする!

道化とスライムのレジリエンス(その2) ( No.627 )
日時: 2018/10/11 22:48
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

シアン「ストロベリーハート!」


シアンが演奏の際に起きた波動で攻撃するが、それをヒルダのカウンターで阻まれる。


シアン「!?カウンターにゃ!?」
ヒルダ「ふふっ」
レトリー「ホーリーさん(ポップンのユーリ)からの情報によるとこの二人は呪われた五英雄の中でも攻撃力が高いし、防御力もかなりのものだよ。攻撃をしようと思えば、あいつらの防御に大体は阻まれるよ」
ペイペイン「攻撃力が高いからってそれがなんなんだ!!一刀両断してやる!!」


ペイペインの啖呵を切った姿にマッペラは言う。


マッペラ「ならば、これならどうですか?破滅の呪い!」
ペイペイン「えっ!?(なんだと・・・!?いつのまにかアイレーン様達を、敵だと思うようになって・・・いく・・・」
アイレーン「ペイペイン!?どうしたのだ・・・」
ハンドレッコ「マスター!!!」


すると、ハンドレッコはアイレーンをかばう。彼女はペイペインの攻撃から自分の主を助けたのだ・・・。


チュチュ「これ・・・まさか・・・!?」






レトリー「状態異常魔法の一つ、混乱か・・・!!」






破滅の呪い。それは破滅の槌を持ったことで得られる魔法であり、状態異常魔法の混乱を使う魔法の一つとして知られる。この魔法を使いこなすということはマッペラは呪われた五英雄の中でもエルドゥールに次ぐ実力者である・・・!!!


マッペラ「大事な戦闘力の一つが私達の味方になっちゃいましたねえ。まあ、そちらのもう一つの戦闘力は耐性には脆いミューモロイドですし、魔力の少ないあなた達がやっても私達と戦える理由はないですからねえ」


すると、マッペラがアイレーンを抱えるハンドレッコの前に現れ、彼女は笑いながら言う。


マッペラ「ようこそ。エルドゥールさんの幸せな国エンジェルミュージックへ」


そしてマッペラが破滅の槌で二人を攻撃する!ハンドレッコはアイレーンを抱えながらもたつく。


シアン「アイレーンちゃん!!ハンドレッコさん!!」
ヒルダ「おっとぉ。そんな口、数分後にはもう叩けなくなるよ」






ラン「シアンさん達をバカにした口を叩けなくなるのはあなた達です!」






すると、ランが攻撃した麻痺をまとった月魔法、ムーンサンダーでヒルダの身体は麻痺で封じられた!


ヒルダ「え・・・?」
マッペラ「あなた・・・私が会った時のただの子供ではなく・・・まさか・・・!!」


ヒルダとマッペラはようやく気付く。まさか自分達がデマだと思っていた現代の月の巫女がランであることに。ランはその直後にハンドレッコとアイレーンにヒーリングをかけ、彼女達は救われる。


ハンドレッコ「あんた・・・どこまで優しいんだい・・・」


ハンドレッコの言葉にランは微笑みかける中でランはペイペインを混乱で操ったヒルダとマッペラに立ち向かおうとする!


ラン「かかって来て下さい。シアンさん達をバカにしたことを後悔させてあげます・・・!」
マッペラ「・・・っこのっ・・・」


そして呪われた五英雄の二人+ランが戦い合う中でヒルダとマッペラはランの戦いの磨き上げた実力と秘めた魔力に驚く。


ヒルダ(な・・・!?能ある鷹は爪を隠すって言うけど・・・この子、普段からしてトビでしょ!?そのトビが脳ある鷹だって、思ってもみなかった!!)
マッペラ(私達がこの子の圧倒的な魔力に怯えてる!?嘘ですよね・・・そんなことありえない!!)


すると、目を覚ましたアイレーンは啖呵を切る!


アイレーン「その月の巫女は私のように天才ではなくとも小さくて可愛くて優しさそのものだぞ!?」






アイレーン「お前達みたいな弱い人間とは違うのだ!!」
ヒルダ&マッペラ「!!!」






「・・・・・・今は忙しいんだ。後にしてくれ」「・・・・・・月島あいりのために・・・俺はエンジェルミュージックを復活させてみせる」
「ボク達はエルドゥールに実力を認めてもらえて彼と同じ役職につかれたピョン★」「キミ達もエルドゥールにさらに認めてもらうために頑張るピョン★」
「ヒルダ、あのさ。ちょっと静かにしてくれる?キミの笑い声、気に障るんだよね」
「マッペラ、あのさ、ヌルヌルが睡眠の邪魔だから拭いといてくれるかな?」






二人は男性騎士三人から受けた扱いを思い出した。すると、ヒルダはそのことにも笑う。


ヒルダ「あははっ、ふふふっ。あのね〜」






ヒルダ「そういうことを言う奴が一番嫌いなんだよこのちんちくりんが!!!自分が一番偉いからって調子に乗りやがって!!私達もできればそこの月の巫女みたいな強い奴になりたかったよ!!?でも、それができない、できるわけがないから言ってんだよ!!寝言は寝て言ってお子ちゃまどもはみんなで帰って死にな!!どうせ報われないくせに目障りなんだよ!!!」






ヒルダの激昂に対女子チームは少しばかりは怯む。すると、ヒルダの激昂した際に攻撃した壁が崩れ落ち、そこにはマッペラとランがいた!


ヒルダ「!!しまった!マッペラちゃーーーーー」
ハンドレッコ「ラン!!その女は放っておきな!そしたらあんたは助かるんだよ!」


ハンドレッコの言葉をランは聞くが、彼女自身はマッペラを助けるために彼女のスライムだらけの手を引っ張る!


ヒルダ&マッペラ「!?」
ラン(ごめんなさい、ハンドレッコさん。やっぱり見捨てるなんてできませんよーーー・・・)
レトリー「ラン!!!」


すると、ランはレビアッタから遥かに距離がある地上に落ちそうになる中でハンドレッコが飛行システムを使ってランを助けようとする!


ハンドレッコ「優しさが命取りになるって言ったのに!」


ハンドレッコは猛烈なスピードでランを掴むが、自分も壊れそうだと感じていたからかその飛行システムは不完全なモードになってしまう!


ハンドレッコ「!!(ランだけはダメだ!!お願いだよアタイはいいからランを助けさせてくれ!!この子は誰よりも本当の優しさを持った、ルナよりも最上にして最高の月の巫女なんだ!!!」


ハンドレッコがランを強く抱きしめるが、その直後に何かを乗った感触がした。ハンドレッコが目を開けるとそこには紫がかかった桃色の花の魔導師の操縦する箒にランとともに乗っていた・・・!その箒の主の彼女は言う。


カレン「あんた、主人を守るミューモロイドでしょ!?だったら、自分もランも守れなくてどうするのよ!!」


ハンドレッコはカレンにランと一緒に助けてくれたことに透明な雫が流れた・・・。


ハンドレッコ「ありがとう、本当にありがとう・・・」






COM女子チームやそれをバックアップする女子組が後に駆けつけてランとハンドレッコとペイペインの手当てをしている中でみさえはヒルダとマッペラに問い詰める。


みさえ「あなた達!自分達のしたことが何なのか分かってるの!?いくらあいりちゃんをさらったって滅ぼされた国はもう戻らないわよ!それにあいりちゃんはそんなこと望んでない!それに国を再生したって残るのは悲しみと虚しさだけよ!」
ペイペイン「みさえ殿!やめなさい!」


みさえの叱責にヒルダは呪いの影響で笑いながら言う。


ヒルダ「あはは。だってエンジェルミュージックを取り戻したらエルドゥールさんはまた幸せになるんだもの・・・」






ヒルダ「だけど、本当は・・・またみんなで戦いたいし、エンジェルミュージックがなくても楽しくて平和な日常がずっとずっと続きたい・・・また昔のように楽器を奏でたい・・・!わあああああー!!!」






ヒルダの本心にマッペラも涙を流す中でランは言う。


ラン「二人とも、やっと本心を言ってくれましたね。マッペラさん、これわかりますか?」
マッペラ「?」


すると、ランが取り出したのはあるCDだった。


マッペラ「これは・・・?」
ラン「あなたが歌っている曲があるCDなんです」
ヒルダ「あ・・・!思い出した!手がヌルヌルする呪いのせいで楽器が持てないマッペラは歌を歌ってその歌が上手かったからみんなでCDを自主制作したんだよ」
ハンドレッコ「そういえば、あんた、いい声してるね」
マッペラ「あ!このCDを出した直後にクロラ様が現れてそれで私達はバラバラになってたんですね。これを買ってくれたんですか?」
ラン「私が一番気に入ってますよ。みんな、楽しそうなセッションをしてるなーと思って」


優しく微笑うランにマッペラは言う。


マッペラ「あんなに酷いことしてたのに・・・あなたの名前は、なんですか?」


すると、ランは答える。


ラン「私は宇佐山ランです。まだまだ未熟ですが、歌手兼アイドル兼月の巫女です」






ラン「それから、あなた達の友達です」






ランの優しい本心にマッペラとヒルダは彼女に抱きついて涙を流す。これに他の女子メンバーも涙が止まらなかった・・・。

道化とスライムのレジリエンス(その3) ( No.628 )
日時: 2018/10/11 22:50
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

ヴィオロン(クロラ)(ほう、今は他の呪騎士メンバーが降伏しているのですか・・・)


一方、ヴィオロンになりすましているクロラは戦いの様子を水晶で見ていた。すると、フラウトとヴィオロンの表向きの功績を聞きつけたアルフォンスとルイとユラ、ニンアとトリルが現れた。


ヴィオロン(クロラ)「おや」
トリル「ヴィオロン、聞いたよ。フラウトと一緒にレビアッタに潜入できたって?」
アルフォンス「すごい功績じゃないですか!」
ルイ「これは大発見ですよ!」
ユラ「これでまたヴィラリン王国は強くなりますね!」
ニンア「おや?寝ているのか、フラウト?(キングサイズのベッドのカーテンを開ける)えっ?ヴィオロン、フラウトと一緒に寝ているメガネの奴は、誰だ?」


すると、ヴィオロンはニンアの手を強引に掴む!


ニンア「え・・・?」
ルイ「えっ!?なんかまずかったですか?」
ヴィオロン(クロラ)「大したものはございませんよ」






ヴィオロン(クロラ)「ただーーー少し面倒なことは忘れましょうか」






ヴィオロンは四人にかけた記憶操作の魔法をさらに強くかけた・・・。
次回、エルドゥール戦!続く・・・!






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