二次創作小説(紙ほか)
- No charge memorys(その1) ( No.631 )
- 日時: 2018/10/23 20:55
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
今回は待ちに待ったクロラ戦です!クロラ班がその戦いの先で見たものとは・・・!?
今から数分前、クロラ班は呪われた五英雄の追跡を仲間により振り切った後にクロラに捕らえられているフラウトやタクトを探していた。
金城「タクト達の奴、どこに行ったんだ?まさか奴に変なことされてないよな?」
アイオーン「クロラは同性相手に抱擁したりなどそのようなことはしないだろう」
宮島「あんたが言うな;」
すると、シグレが何かを見つけた!
シグレ「りひ・・・と・・・?」
そのフラウトはジオラマの中にいる人形だった。他にも金城はタクトを模した人形を見つけた。
ヘド「こっちはタクトを模した人形か・・・」
エニシ「しかしながら本物そっくりだな」
ヤマト「実物大人形がよくできているっすねー」
まほろ「!見てあれ!」
すると、シグレと金城は自分達を模したそれぞれのジオラマの中にいる人形を見つける。他にも仲間達などの人形を模したものが不特定多数で見つかった。
ゼオ「俺達を模した人形か・・・」
ププル(でも、これは見覚えがあるような・・・?)
すると、奥の部屋に入ると、そこには仲間達以外の同じ人間を模した人形を見つけた。
ベストール「さっきと同じ人形か・・・!!!」
すると、ベストールに続いてクロラ班が何かに気付く!そう、奥の部屋にある人形は・・・!!
クルーク「人間・・・本物の・・・!?」
すると、すぐに気付いたシグレはさっきと同じ位置にいるジオラマの中で眠っているフラウトを見つけた!
シグレ「理人!!起きろ助けに来たぞしっかりしろ!!」
雨季「やめなさいシグレ!奴にーーーーー」
???「もうとっくにバレていますよ。フラウト君やタクト君はあの人間達同様に生きていますが」
すると、現れたのはヴィオロンになりすまして本来の姿を現したクロラだった!クロラは言う。
クロラ「血を吸うために保存しているだけですよ。薬で仮死状態になっています。その人間達の血は美味しいんですよ。あ、タクト君は自分との因縁を終わらせるために特別に置いてますが。その他にもタクト君の従弟の金城君と見目血が美味な人間(あなた)達。あなた達もケースの中に飾ってあげますよ」
すると、クロラ班が武器やスキルを解放し、ラフィーナは言う。
ラフィーナ「そんな口説き方では私達はなびきませんわよ!ごめんあそばせ!」
クロラ班の戦いが始まる中でゼオはクロラに攻撃しようとする!
ゼオ「ダークブレイド!」
クロラ「ウォータードラゴン!」
ゼオ「チッ!」
すると、クルークとラフィーナがクロラに攻撃しようとする!
ラフィーナ「ビューティフル!」
クルーク「ペアアターック!!」
クロラ「サンダーコール!」
ラフィーナ「え!?」
クルーク「嘘だろ!?」
すると、devilが彼らに状態以上の魔法をかける!
ヘド「ブロークン・ナイト!」
ストルナム「ヘヴィ・レイン!」
コスタ「ワンサイド・タイム!」
バーテブラ「クレイジー・ビート!」
ペルヴィス「スウィート・メモリー!」
クロラ「クス。無効化!」
ストルナム「嘘でしょ!?あれを無効化するなんて・・・!」
すると、ププルとアミティ、シグとあやクル、リデルとアイオーン、ベストールがクロラに攻撃しようとする!
ププル「スマッシュヒット!」
アミティ「フェアリーフェア!」
シグ&あやクル「ハイドレンジア!」
リデル「アルコバレーノ!」
アイオーン「闇雷、五芒星!」
ベストール「行くぜ相棒!(自分の精霊を召喚させながら攻撃する」
クロラ「あはは。バリア!」
ププル「まさかのバリア持ち・・・!?」
すると、吟遊月華がクロラに攻撃しようとする!
ミヤビ「豊穣の舞!」
エニシ「幽玄の響き!」
ヤマト「清明の響き!」
ナルカミ「悠久の響き!」
シグレ「天翔の響き!」
クロラ「ふふ。演奏妨害!」
エニシ「ええい!」
すると、まほろと雨季、マオ、宮島と夏目がクロラに攻撃しようとする!
まほろ&雨季&夏目&マオ「魔曲「イーナの歌」!」
宮島「パーカッション・グレイ!」
クロラ「そんな魔曲、聞き飽きましたよ!(演奏妨害をする」
クロラはそろそろ防御するのを飽きたかのように言う。
クロラ「子供のお遊戯もここまでですか?今度はこちらから行きますよ!」
ゼオ「チッ!」
ーーーーーやられっぱなしか、ウィグルゥ。がっかりだな。
その声を聞いた時、ゼオはニヤッと笑う。
ゼオ「だったら力を貸せや。金城!!」
すると、金城は魔曲「プレリュード、パラードと祝典」を吹くトロンボーンでゼオに対してある魔法をかける!
クロラ「ふっ、ゼオ君は何を今更。それで演奏妨害ができないとでも?」
ゼオ「今度は演奏攻撃じゃねーよ。俺に対する攻撃力増幅魔法だよ!しかも大掛かりのな!」
クロラ「何・・・?」
すると、ゼオは金城の魔曲で攻撃力が増幅された闇魔法でクロラに攻撃する!
ゼオ「ダークネスフレア!」
クロラ「ぐっ・・・!」
すると、クロラは微かににっと笑い、ゼオの攻撃を超強力魔法で相殺する!
ゼオ「ぐっ・・・!」
クロラ「そろそろこっちから行きましょうかねえ。人間(あなた)達!!」
すると、金城は静かにボソッと呟いた。
金城「短3度」
すると、金城の魔曲は最高に美しく響き出し、それはまるでハーモニーができているようでクロラが驚く!
クロラ(まるで自分一人で金管のハーモニーを作っているかのように最高に美しく響き出した!?)
ゼオ(金城はトロンボーンの個人の実力は高い・・・全国、いや世界でも戦えるのは俺やシグレ、ナルカミやアイオーンやイチイやみくるの他に金城もだ。リーダーシップもあるからあいつなしではあの吹奏楽部はまとめられない。あいつのトロンボニストとしての武器はハーモニーを美しく響かせるための正解の音を叩き出す音感だ。シグレの凄まじい表現力とは対照的だがそんな金城だからこそ苦手なところもカバーができる「正解の音」を叩き出す音感をレベルアップさせたんだ!)
金城「長3度」
すると、金城の魔曲でゼオの攻撃力も格段に上がり、彼の音を聞いた他のクロラ班メンバーも格段に攻撃力が上がった!
金城「完全5度」
ラフィーナ「ビューティフル!」
クルーク「ペアアタック!」
ププル「ファイア!」
リデル「ディフォーノ!」
シグ&あやクル「ハイドレンジア!」
アイオーン「五芒星!」
ベストール「ワンダリング・サマナー!」
ヘド「バーニング・ソウル!」
ストルナム「オーバー・ドライヴ!」
コスタ「ステイ・クロース!」
バーテブラ「グッド・フィーリング!」
ペルヴィス「ドリーミー・タイム!」
まほろ&雨季&夏目&マオ「サポーター、オーボエ・カデンツァ!」
宮島「サポーター、パーカッション・イシス!」
クロラ「ぐっ!」
すると、金城の魔曲でさらに攻撃を増幅させた吟遊月華が合わせた響きでクロラに攻撃する!
金城「完全8度」
吟遊月華「魔曲「六段の調べ」!」
クロラ「何ですか、このへなちょこなイメージは!?失敗作ですかっ」
金城「バカだな。俺達もそれなりに背負っているものがあるんでな」
金城「吟遊月華がイメージしたのは雷だ」
クロラ「っ!!!」
すると、クロラが吟遊月華の攻撃を大打撃で受けるが、クロラは身体をよろけることはあっても倒れなかった。
クロラ「前言撤回はしますよ。攻撃を増幅させればあなた達もなかなかですねえ。だけど、そろそろゲームで言う第二形態に行きましょうかねえ」
クロラ班全員「!?」
すると、クロラがパチンと指を鳴らし、ジオラマから閉じ込められた人達が解放された。
- No charge memorys(その2) ( No.632 )
- 日時: 2018/10/23 21:00
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
シグレ「理人、無事でよかっ・・・」
ナルカミ「シグレ!理人君の攻撃から避けなさい!」
シグレ「えっ?」
すると、ナルカミが突如放たれたフラウトの攻撃からかばう!ナルカミは幸いにも軽傷だ。
シグレ「兄貴!!」
アイオーン「貴様、まさか・・・!!」
クロラ「そうですよ。僕が彼らの記憶を全て洗脳したんですよ。私の命令しか伝われないようにね」
金城「なんだと・・・!!?」
すると、洗脳されたタクトが金城に斬りかかろうとした途端に誰かに助けられる!クルークの魔人であるカーンだ!
金城「カーン!」
カーン「主の友人だ、助けてやる」
クルーク「ここぞという時に出させてやったんだ、カーンは戦いにおいては相当な実力者だから大丈夫!」
ゼオ「よし、俺もポケモンボールを出すか。ステラ、リスト!(出した二つのポケモンボールからステラとリストを出す」
ステラ「はーい!」
リスト「OK!」
クロラ「ふん、ブラッキーはともかくそんな無力なだけのルリリに何ができます?」
ゼオ「ステラは無力じゃねーよバカ。ステラ、ハイドロンプ!リスト、シャドーボール!」
すると、ステラとリストは超強力な合体技の攻撃をハイドロンプとシャドーボールで成功させ、大半の操られた人達に攻撃する!
ゼオ「二人とも、上出来だ!」
シグレ「あとは理人やタクトさんを救出しないと・・・」
すると、彼らの石よりも固い絆を目にしてクロラは一人静かに葛藤する。
クロラ(ーーーーー僕のしてきたことは、なんだったんですか・・・いつもはバラバラなくせにいざという時は団結力が強すぎる!特にシグレ君・・・あの人間を突き動かしているのはなんなんですか!?)
すると、クロラは静かにニヤッと笑う。
クロラ(面白い。こうなれば・・・)
エニシ「!?何か来るぞ!?」
クロラは最大の記憶操作魔法を詠唱して発動する!
クロラ「チャージ・メモリーズ!」
シェゾ「くそっ・・・!!強すぎる!!」
一方、男子班・女子班・エルドゥール班は操られたそれぞれのヴィラリン軍メンバーと戦っていた。
カレン「なんでユラ達が攻撃してきてんの!?」
ハンドレッコ「多分あの青の吸血鬼一族の奴の仕業だね!?」
ツースト「チッ・・・!!」
クロード「強すぎるな・・・!」
王ドラ「もう目を覚ましなさい!ヴィオロンさんは1年前に任務の最中で亡くなっているんですよ!」
彼らの叫びも届かないまま一方、シグレはある空間にいた。
シグレ(ーーーーーここは・・・?)
すると、シグレはエニシ達の姿を見かける。
シグレ「エニシさん達・・・」
ある空間の中のエニシ「誰だこいつ?」
ある空間の中のミヤビ「覚えてませんねえ」
ある空間の中にいるヤマト「誰だっけ・・・?」
ある空間の中にいるナルカミ「そうでした、私の役立たずの弟のジグラです!」
ある空間の中の彼らがシグレを嗤う中で彼は今までの彼らと吟遊月華のメンバーとして過ごした日々、アイオーンと出会い、ゼオ達とも出会い、そして金城達とも出会って大変だが幸せな日々を思い出す。シグレは拳を握りしめる。
シグレ「クロラ・・・もうあんたの記憶操作は・・・」
シグレ「通じない!!」
カッ!シュウウ・・・
ナルカミ「シグレー!!」
アイオーン「シグレ・・・!」
金城「シグレ!」
すると、彼らを閉じ込めていた空間から解放され、彼らは元の空間に戻る。そう、彼らはシグレと同じような空間にいたところをシグレに助けられたのだ・・・!
夏目「僕達もそれぞれ同じ空間にいたんだ!だけど、シグレが僕達を助けてくれたんだ・・・!」
シグレ「ハハッ。そうだったら嬉しいな・・・!」
一方、シグレに記憶操作を解かれたヴィラリン軍のメンバーはそれぞれ正気に戻った!
アルフォンス「!?私はーーーーー・・・!?」
ルイ「俺、何してたんだ・・・?」
ユーリ「記憶が戻ったみたいだな」
ニンア「???(あまりに突然のことに混乱」
ユラ「ここは・・・?」
アルル「ユラ!元に戻ったみたいだね!」
空(この金髪の人、どこかで見たような気がする・・・?)
エターニャ「やってくれたな、シグレ」
トリル「待って。フラウトはどこに行っていたの・・・?」
エージェント「理人なら・・・きっとシグレ達が助けてくれるよ」
そして洗脳を解かれた反動で気絶したフラウトとタクトを除いてジオラマに閉じ込められて操られた人間達が目を覚ました。
20代の女性「人が光ったわ!」
女子小学生「ここはどこ・・・?」
女子高生「いやあああああー!!!(裸体を持っていた布で隠す」
ヘド「さっきの光のショックで洗脳が解けたのか・・・?」
アミティ「ただちにジオラマに閉じ込められた人達を保護するよ!」
一方、自分の起こしていた記憶操作を解かれたことにクロラは動揺を隠せなかった。
クロラ「そんな・・・!!僕の記憶操作があんな人間に解かれるなんて・・・!!こうなれば、このクロラ直々に攻撃しますよ!ブラックホール!!」
ゼオ「ぐあっ!!」
クロラの攻撃に大半の全員がよろけるが、クルークは何かクロラを倒す方法はないかと考えるが、痛みでそんな暇はなかった。
クルーク(ぐっ・・・!!あんな力があるなんて・・・!!ボク達にクロラを倒す力はないのか・・・!!力が・・・!!)
???「力が欲しいんですか?」
すると、クルークの後ろにある人物が現れた。エージェントと同行し、今は別々で行動し、エルドゥール戦であいりにコキュトスのヴァイオリン用の楽譜を密かに渡して助力したメグルだ。
メグル「クルーク君・・・誰にも負けない力が欲しいんですか?」
クルーク「!!メ、メグル!?」
メグル「でも、その力(音)は人を不幸にしますよ?それでも力(音)が欲しいですか?」
すると、クルークは迷いのない瞳で言う。
クルーク「ふん。それはそいつの使い方が下手なだけだよ。幸せなんて後からでも作ってやるよ・・・ゼオやププルとの演奏の時みたいにね」
すると、メグルはそれを納得したかのように言う。
メグル「やっぱりクルーク君達には潰し合うことぐらいしかできませんねえ・・・見せてもらいますよ、その演奏を・・・」
メグルはその楽譜をクルークに渡した後にどこかに行ってしまった。クルークは楽譜を見ると、そこには見覚えのあるタイトルが総譜で書かれていた!
クルーク「!あのバカ・・・!」
すると、クルークはキーボードを取り出して形を整えた後に音を出す!
ゼオ「クルーク!」
クルーク「アイオーン!キミがギターで誘導しろ!」
アイオーン「ヴッ!」
すると、アイオーンはギターを思い切り鳴らす!その総譜には雅楽の楽器も含まれていたために吟遊月華も元の雅楽の楽器で準備が整っていた。奏で出したその曲は・・・!
BGM:フルート&ヴァイオリン&二つのキーボード&四つのオーボエ&二つのギター&ドラム&ベース&ドラム&トロンボーン&ホルン&羯鼓&琵琶&二つの龍笛版My Resolution〜未来への絆〜
ミヤビ&エニシ&ヤマト&ヘド&コスタ&ストルナム&ペルヴィス&バーテブラの全員の順のボーカルでその曲を歌う中でクロラにはますます動揺を隠せなかった。
クロラ「何が音楽の力だ!僕は奴との因縁を終わらせなければならない!それを・・・!」
すると、クロラがその音楽の力を跳ね返そうとするが、それはもう効かなかった!
クロラ「嘘・・・そんな・・・!!?ひ・・・ひいいいいいーーーーー!!!!!」
そしてクロラが避けれないままその音楽のイメージである光の龍に倒される!シグレ達が起こす絆が音楽となり、奇跡を起こすのだ・・・。
気が付けばある光の空間にいるフラウトはその空間の中で一人思慕する。
理人(フラウト)(思えばお母さんが亡くなってから、今まで一度も美しいものに対しても心が凍りついたかのように動かなかった。どんなことだってなんとなくやったら素晴らしくできたし、大人の中に混じれば僕も大人になるだろうって思っていた・・・だって今まで一度も誰かから僕の心に届くことは一度もなかった!その心が少しでも最初に動かしたのは・・・!!)
フラウトはシグレを初めて見た時の彼の演奏を思い出した。技術的にはまだ拙くてもその圧倒的な表現力に心が残った・・・。
フラウト(演奏が、温かった。それはまるで、心の氷を少し溶かしたかのように・・・)
すると、シグレがフラウトに気付き、演奏を止める。フラウトは見られないように走り出した!
フラウト(僕にも、なれるかな!あいつみたいに、あいつみたいな音色ができたら、僕の心の氷を、溶かすことができるかな!)
それに続いてフラウトは全国学生音楽コンクールの時のファイナルでシグレ達が演奏した時のことを思い出した。
理人(フラウト)(本当の才能は技術ではないと思う。シグレの演奏には技術は拙くとも妙に人の心を動かす力を持っている・・・)
フラウトはまた光の空間に戻り、彼は思う。
理人(フラウト)(シグレ達との過ごした日々を通じて、僕の心は動いたのだろうか・・・)
すると、フラウト=ウーンドパールである自分が笛吹理人に呼びかける。
フラウト『どうして?キミはもうとっくに心が動いてるじゃない。お母さんと一緒に暮らした時も心が動いてたよ』
理人(フラウト)(お母さんと暮らした時も心が動いていた?そんなバカなことあるわけないじゃないか!)
フラウト『うーん、そうかな?』
理人(フラウト)(ああ、そうだよ!)
すると、フラウトにある歌声が聞こえた。それは自分が小さい時に母親がよく歌っていたドンブロフスキのマズルカ・・・!母親の歌声を聴いてよく眠っていたフラウトは幸せそうだった・・・。フラウトはその記憶を思い出した。
フラウト『ね?思い出したでしょ?あの時のお母さんの歌声を。シグレの音色にはこれと同じぐらい温かいんだよ。シグレの音色やお母さんの歌声まで忘れちゃったらもうおしまいなんだよ』
理人(フラウト)(・・・!)
フラウト『ねえ、気付いて。シグレ達との日々がお母さんとの日々以上に幸せだったことを』
もう一人の自分が歩いて去り、フラウトは涙を流しながら本当の望みを露わにする!
理人(フラウト)「僕はまた・・・みんなと一緒に演奏したい・・・!」
本当の望みを露わにしたことでフラウトの心の氷は完全に溶けた・・・。
フラウトは目を覚ますと、そこにはシグレ達がいた。フラウトは言う。
理人(フラウト)「シグ・・・レ?僕は・・・」
シグレ「よかった・・・」
理人(フラウト)「えっ?」
シグレ「本当は理人の心が凍っていたんじゃなくて・・・本当に良かった・・・!」
BGM:0001
フラウトはその言葉を聞いて自分の気持ちを打ち明ける。
理人(フラウト)「それだけじゃない。お母さんが亡くなってから、僕は引き取られた親戚に邪魔者扱いされてもうこの世に頼る人はいないんだと、だから僕が大人のフリをしただけだった・・・。今までもずっと、こうして生きてきたから・・・本当にごめんなさい・・・」
フラウトが涙を浮かべながら謝罪するが、シグレは彼の頭を撫でる。
シグレ「・・・もう大丈夫だ。またその親戚から嫌なことを受けそうになった時は俺やアイオーン達、金城達が味方になってやる。一生な」
理人(フラウト)「・・・ありがとう・・・」
一方、ゼオは満身創痍で気絶しているクロラを見ながら言う。
ゼオ「さて、このバカ青吸血鬼をユーリんとこに差し出さねーとな」
クルーク「ラジャ!」
すると、誰かがゼオ達とクロラとの間を遮るかのように現れた!
ゼオ「!?誰だ!」
その全身が骨のようになっており、マントを着けている男はクロラを抱えながら言う。
全身が骨のような男「ふん。こいつはもらっとくで」
ヤマト「あんた、クロラの仲間っすか?つか、大事なものは付いてるんすか;」
全身が骨のような男「やかましい!こういうビジュアルなんや!わいわな、青の吸血鬼一族と手を組んでいる吸骨鬼という集団のボス、ボーン・キングやで」
ストルナム「ボーン・キング?聞いたことないなあ」
すると、Bキングはアイオーンを見るなりあることを言った。
Bキング「あんた、トマトジュースやブラッド・グレイヴを好みながらたくさん飲んでたやろ?」
アイオーン「なぜそれを・・・」
Bキング「やっぱり。あんたら兄妹はククラの子孫や」
アイオーン「!?」
Bキング「じゃあ、連れとくから、あとはごゆっくりな〜」
ベストール「待て!話は・・・!!!」
すると、Bキングはクロラを連れながらテレポートで消えてしまった。ベストールは少し悔しがる。
ベストール「くそっ!逃げられた・・・!」
ゼオ「まあ、あの骨男、青の吸血鬼一族と手を組んでいることは確かなようだな。ユーリに報告しとくよ」
アイオーン(俺とアイレーンが青の吸血鬼一族の子孫・・・?まさか、俺とアイレーンはミューモンだぞ!)
そして戦いが終わり、別々で戦っていた人達は呪われた五英雄やヴィラリン軍メンバーを連れて再会し、生きて会えたことに喜んだ・・・。
次回、レビアッタ編最終回!続く・・・!
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