二次創作小説(紙ほか)
- これからの課題と目的 ( No.633 )
- 日時: 2018/10/24 21:48
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
今回でレビアッタ編最終回です!彼らのこれからの行動とは・・・?
レビアッタでの戦いからその数日後、レビアッタの件は一応はベストールに返上したことでヴィラリン軍のレビアッタ探索の任務に決着が着いた後に金城はタクトに骨髄を渡すためにアキの両親が院長を務める病院で移植手術を受けた。シグレ達は金城とタクトの無事を祈る。
宮島「景吾・・・タクトさん・・・大丈夫かな・・・」
夏目「うん・・・」
シグレ「大丈夫だ。金城とタクトさんはタフだ」
そして手術中のランプが消える中でその病院の担当医者助手である王ドラが出てきた。
まほろ「王ちゃん!どうだった?」
雨季「二人は?」
王ドラ「ああ」
すると、王ドラから話を聞いたシグレの方から先に病室に入る!そこには手術を受けまだ若干麻酔が残っているが、なんとかは喋れる体力を持っていた金城とタクトの二人がいた。そう、骨髄移植は大成功したのだ・・・!
シグレ「金城・・・二人揃ってリハビリが必要なんだって?」
金城「ああ。だが、この程度すぐに治せるな」
シグレ「ハハッ、金城らしいや」
すると、みくるがタクトの安否を聞いて病室にやってきた!みくるは言う。
みくる「お前、手術大成功したのか。ちゃんとリハビリしろよ」
タクト「大切な幼馴染のみくるのためにも俺、頑張れるわ」
みくる「・・・金城。タクトを助けてくれてありがとう」
みくるからの感謝の言葉を聞き、金城はニッと微笑んだ・・・。
ユーリ「ーーーではこれからの任務を発表する」
一方、ゼオ達から事前に話を聞いたユーリはポップン組の代表としてある任務を決断する!
ユーリ「青の吸血鬼一族と吸骨鬼の捜索と討伐だ!」
そして任務が少しずつ開始される中でエターニャは本当の心が戻ったスターチェロを見ながら言う。
エターニャ「全くスターチェロの心を封じるなんてそれをしたら地獄しかないということはわかっているだろうに・・・」
ゼオ「そのチェロは、もう戻ったのか?」
エターニャ「ああ。だが、本当の心を封じた奴を捕まえなければならない。これをしたのは恐らくはかなりの腕前の魔導師だな」
ゼオ「・・・黄泉・・・か」
エターニャ「ペールノエルもブタのヒヅメも彼女が関わっていたんだとしたら・・・奴はあの遥か昔に凍結されたプロジェクトの「FL.」の生き残りである可能性は高いな・・・」
エターニャがぶつぶつと言う中でププルとアイオーンもそのエターニャの背中を見る。
ププル「・・・今は邪魔しない方が良さそうだね」
ゼオ「ああ」
アイオーン「ヴッ」
一方、クルークは時計台の前に訪ねた。すると、クルークはある人物の名前を呼ぶ。
クルーク「あの、メグル!いるんだろ?今までのことまだ許したわけじゃないからな!警戒心も解いてないし・・・でも、今回は、ありがとう」
時計台の屋根の上の後ろの位置に乗り、そのことを聞いたメグルはクルークに紙飛行機にしたある手紙を飛ばしながら渡す。
クルーク「・・・?」
すると、そこには「どういたしまして」と書かれてあった・・・!
クルーク「・・・ありがとう」
クルークは時計台に背を向けて再度歩き出した・・・!それを見ていたメグルは本心なのか嘘なのかはわからないが、いつもの飄々とした態度とは違い、ただ優しげに微笑んでいた・・・。
一方、ポルックスは自分の身体が消える寸前だったためにその療養のために天界に帰ることになった。
マッペラ「お別れですね・・・」
フリード「寂しくなるな、ピョン★」
ポルックス「!フリードさん、ヴァハトさん、その顔の痣はどうしたの!?」
ヴァハト「ああ、昨日日向夏美が不問にする代わりに一発お見舞いされたよ。エルドゥールと一緒にね」
ヒルダ「ハハッ、あの時の夏美ちゃん、超怖かったもんね〜!ふふっ!」
すると、ヘドが何かに気付く。
ヘド「そういえば、エルドゥールは?」
ペルヴィス「確か何か持って行くって聞いたけど・・・」
すると、何かしらの声と走る音が聞こえた。
ドドドドド・・・
エニシ「なんだ一体・・・?」
ナルカミ「さぁ・・・?」
すると、そこにいたのは台車にプリンがある皿を乗せて走るエルドゥールとそれを止めるツースト達の姿だった!
ツースト「待て!子供は胃が大人の半分なんだよ!」
エルドゥール「・・・・・ポルックス!別れの合図のプリンだ!」
ポルックス「プリン!?」←大好物
すると、勢いが余ってエルドゥールとポルックスはぶつけてしまった!そのプリンの残骸がフリード達まで浴びた。
フリード「うわっ!?ピョン★プリンの残骸!?ピョン★」
サン「ピョンピョンうるさいアル!」
ナルカミ「まさかプリンを浴びるとは・・・;」
コスタ「・・・悪くない味だな」
バーテブラ「いや、俺的にはもう少し味付けすれば・・・」
ヤマト「プリンの味について批評してる場合なんすか;」
すると、エルドゥールは自分の非礼をポルックスに詫びようとする。
エルドゥール「ーーーーーあの・・・」
エルドゥールが言いかけた瞬間にポルックスはニンマリと微笑む!これにエルドゥールも微笑み返した。
エドガー「ポルックス様、そろそろ行きますよ」
そしてエドガーに手を引かれたポルックスは別れ際の挨拶をする!
ポルックス「みんなーーーーー!元気でーーーーー!」
エルドゥール「・・・・・・ポルックス!また会うことができたなら今度はもっといいプリンを作ってやる!」
エルドゥールの約束の言葉にポルックスは涙ながらにニンマリと微笑む。そしてエドガーはテレポートを唱えてポルックスとともに天界に向かっていった・・・。
マッペラ「あーあ、ポルックスちゃんの療養はいつまでですかねえ」
フリード「改めて言うとこれから寂しくなるな、ピョン★」
クロ(クロード)「まあ良いのではないか?実際貴殿らにはたくさんの仲間ができたことだからな」
ヴァハト「・・・キミ、なんでシビアなことを言うの・・・;」
あいり「さてと、帰りますか!」
すると、あいりがスマブラ屋敷に行こうとした途端にエルドゥールに手を掴まれた!
あいり「?」
エルドゥール「・・・・・・ポルックスは帰った。その怪我は代わりに・・・」
エルドゥール「お前の心を俺がもらうことにした」
ツースト&クロ(クロード)&レイト&ガスパ「!!!!?」
フリード「おお!エルドゥール、積極的だピョン★」
あおい「みっ、認めません!僕の姉さんは誰にも渡しませんよ!」
ぽぽか「あおい君、お姉さん想いなんだねー(・∀・)」
サン「いや、別の意味だと思うアル;」
ツースト「あ・・・あいりは俺以外の誰にも渡さねーぞおおおおおーーーーー!!!!」
その日、その公園中が騒がしくなってしまい、警備員に怒られたことは言うまでもない。
一方、そのポルックスとの別れの数分前、リトルモンスターに一旦は引き取られることになったフラウトはシグレ達とともに自分の荷物を片付ける。
シグレ「理人、もう運ぶ荷物はないか?まあ、運ぶのはこれぐらいしかないが」
理人(フラウト)「うん!大丈夫だよ!」
すると、フラウトはふと雲を見てその雲の形からポルックスが天界に向かったことを知る。
理人(フラウト)「・・・頑張れよ。ポルックスちゃん」
あの事件から数日後、シグレによりヴィオロンになりすましていたクロラの記憶操作が全て解け、ヴィラリン中が騒がしくなり、さらには国際問題まで発展した。自分の大事な部下もとい上司が死んでいたことがわからなかったヴィラリン軍は家族と関係者に全力で土下座するようなことする騒ぎとなった。事件の余波はしばらくヴィラリンを揺るがし続けるだろう。シグレはそれを懸念してフラウトにほとぼりが冷めるまで一緒に暮らさないかと持ちかけてフラウトはそれを快諾した。
理人(フラウト)「・・・シグレ、ありがとう」
シグレ「えっ?ああ」
ラフィーナ「ちょっとこっちを手伝いなさーい。はやく「あーら」
すると、誰かの声がした。フラウトを引き取った割に邪魔者扱いした筆頭格の彼の叔母だ。
フラウトの叔母「悪いわねえ。フラウトを引き取ってくれちゃって。こっちも大変だったのよ〜」
シグレ「(そんなこと心にも思ってないくせに・・・)理人、一応叔母に挨拶しろ」
理人(フラウト)「はーい」
すると、フラウトの叔母はシグレをじっと見る。シグレは気付く。
シグレ「?何ですか?」
フラウトの叔母「ああ。ねえ、あなたさあ・・・」
フラウトの叔母「鬼龍院という親戚いない?」
シグレ「?います・・・が、それが・・・?」
アイオーン(そういえば、シグレとナルカミの苗字、それらしきのがあったはずでは・・・)
フラウトの叔母「フラウトの生みの母親のあたしの姉と恋愛した奴が鬼龍院という名前だけど、あなたとそのお兄さんを2で足して割ったような感じだったのよね」
シグレ「・・・別に、他人の空似なんていくらでも・・・」
フラウトの叔母「それがさー、やたら顔はダンディな老紳士みたいなイケメンなんだけど、女癖が酷くてねー。姉さんも今のフラウトである子を妊娠した直後に捨てられたとか。んでもって」
フラウトの叔母「その人が多分フラウトの父親なのよね」
大半の全員「!!!?」
シグレ「え・・・は!?」
フラウトの叔母「やだ!あたしの可愛い息子からのLINEが来ちゃった!じゃあ、あたし行くから、フラウト、元気でねー☆」
フラウトの叔母が立ち去った後に大半の全員が一瞬の沈黙を貫く。フラウトはシグレの着物の裾を掴む。
理人(フラウト)「お兄ちゃん・・・」
シグレ「マジでやめれお前!!!(汗」
アミティ「えええええー!!?それってつまり・・・キャーキャー!!」
シグレ「やめて下さいアミティさん!それ以上言わないでください!!」
理人(フラウト)「DNA鑑定しようよお兄ちゃん」
シグレ「一生しない!!!」
その後、話を聞きつけたゼオにより強引に連れられたシグレとナルカミとフラウトの強制的にDNA鑑定を行い、結果はクロであることが判明。つまり、シグレやナルカミとフラウトは腹違いの兄弟だったのだ・・・!
そしてポルックスはたどり着いた天界を見ながら言う。
ポルックス「ただいま、天界・・・この天界は大分綺麗になったんだね」
ポルックスは前を向いて歩き出した。いつの日か大好きなエルドゥールと再会することを願ってーーーーー
FIN
「後書き」
今回はシリアスとギャグが入り混じった長編でした。ヨシオも大分動いてくれましたし、一旦は決着です。
さて、次の長編はいよいよ青の吸血鬼一族との戦いを予定しています。それまで短編を執筆しますので続きもその短編もお楽しみに!
よかった!感想OK