二次創作小説(紙ほか)
- ファゴット・ミッション!(その1) ( No.643 )
- 日時: 2018/12/11 18:33
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
今回は怪盗達と探偵達の対決活劇です!難しいとされるメカニカルジャズ、ところどころの箇所に難しいところはあったけど、クリアしてしまった・・・((((°ω°`))))
とある日の日本の成田空港。今日は誰かが来日していた。ドイツ人のファゴット奏者のアルス=グリオニオだ。
記者「日本へようこそ、アルスさん!今日は日本で開かれる来日演奏会に出ますよね?」
アルス「はい、ぜひみなさんにも聞いて欲しいです。もちろん・・・双子怪盗アリス団にも・・・」
すると、アルスと一緒に来日していた珍しいパイホールドのミニチュア・ダックスフンドのオスであるハノンがアルスから逃げ出した!
アルス「あっ!誰か!僕のハノンを!」
すると、誰かがハノンの下の床を拳銃で撃つ!ハノンは無事だったが、びっくりしていた。その誰かはぷるぷると震えているハノンを抱える。
???「ダメだぜハノン・・・」
すると、アルスを警護する予定だった夜神蒼真達率いる警察やドラ・ザ・キッド達率いるタイムパトロールが銃声を聞きつけ駆けつけた!
夜神「なんだ今の銃声は!?」
キッド「クソォ、オレ達がアルスさんの警護をしているというのに・・・!!」
カメラマン「夜神刑事とドラ・ザ・キッド!?ツカマエルさんは!?」
キッド「誰だ!?今撃った奴は!!」
すると、その誰かは夜神達を見て何かに気付いた。
???「ほう、キミか・・・優秀なのに双子怪盗アリス団に振り回されているドジな刑事は・・・」
夜神「な、なんだ貴様は!?」
すると、その人物はかけていたサングラスを取りながら名を名乗る!
???「ヨーロッパNo.1の大物賞金首狙いの私立探偵・・・エミーリオだ!」
野次馬「おい、聞いたことあるぜ・・・犯人が女であればそいつがちゃっかりと自分の虜になる・・・イタリアの私立名探偵の伊達男、エミーリオ!!」
エミーリオ「聞いてるかい、双子怪盗アリス団の子猫ちゃん!俺と勝負したけりゃあのファゴットを盗むことだね!」
エミーリオがマイクを持ちながら指を指したのはアルスが持っているドイツの超有名メーカーのヘッケルの超高級ファゴットだった!
野次馬B「あっ、あれはファゴット版ストラディバリウスの、ヘッケルの超高級ファゴット!!」
エミーリオ「なお・・・警備は俺とイタリア警察とドイツ警察が・・・」
キッド「にっ、日本の警察やタイムパトロールが信用できないというのか!!?」
エミーリオ「何度も奴に逃げられた警察やタイムパトロールを信用しろというのか・・・?怪盗版アリスだかなんだか知らないけどそんな子猫ちゃんは心も俺のものにしてご覧に入れよう!」
夜神「く、くそぉ・・・;」
その日の昼、ツーストは今朝に起きた今夜のアリス団に関してのプロポーズの言葉に似たアリス団逮捕宣言の記事をツーストが見ていた!
ツースト「何ーーーーー!!?あのイタリア探偵野郎が・・・!!」
クロ(クロード)「これは同じ怪盗業の私も黙ってはいられんな」
ツースト「あいり達は怪盗業とは言ってもてめぇとは違うんだよ!!」
王ドラ「まあ、探偵に関しては第三の人格を持ったタママさんの方が上ですけどね」
すると、その場に居合わせたエージェントが双子怪盗アリス団の正体であるあいりとあおいに声をかける。
エージェント「で、行くのか?ファゴットを奪いに」
あいり「行くわけないでしょう!?あのファゴットを取り返す以前の問題ですわ!」
あおい「僕達は高級なものを盗むなんて他の怪盗業と一緒のことはできません」
あいりとあおいにきっぱりと言われたエージェントはある言葉を口にした。
エージェント「そういえば、あの記事に載ってたエミーリオとは俺の商売敵もといスパイ敵なんだよな」
ツースト「えっ!?知ってるのか!?」
エージェント「俺のそれで培った知識を使えば、あのファゴットを盗まなくなる。その方法を聞きたくはないか?ただし、クロの力が必要なんだけどな」
エージェントの誘いにあいりとあおいは彼の方に向いた。
あいり「いいでしょう。それを教えなさい!」
あおい「もし変な知識だったら承知しませんよ?」
エージェント「OK!」
すると、誰かが割って入ってきた。ギロロ伍長だ。
ギロロ「お前らバカだな。大体スパイからの知識なんてろくなものじゃないだろう!?」
エージェント「俺の辞書には穏便に済ますという言葉はないから大丈夫だ」
ギロロ「スパイとして大問題だろ!!・・・これを言ったら水を差すようで怖いが・・・」
王ドラ「どうしました?」
すると、ギロロは王ドラの尋問に答えるかのように言う。
ギロロ「最近キッドが元気ないんだ・・・今度アリス団にやられたらキッドは知らない星の小さな駐在所に左遷、夜神はアリス団の捜査から外されるかもしれなくて・・・だから・・・」
王ドラ「なーんだ、そんなことか!ヘタレなバカキッドと夜神さんみたいなヘボ刑事じゃ、アリス団の正体のあいりさんもあおいさんも呆れられるし、捕まる者も捕まらないに決まってますよ!」
ギロロ「なんだ!!俺が戦いの先輩としてマジで悩んでんだぞ!!恋愛運なしの顔だけ野郎!!」
王ドラ「何ですってこのヘタレ武器オタク!!」
ギロロ「言ったなー!!?」
王ドラとギロロの乱闘が始まるが、まあ勝つのは王ドラだろうと思い、ツーストは気にせずに言う。
ツースト「まあ、エージェントに知識を蓄えてもらえ」
あいり「はい!」
あおい「わかりました」
その夕方、エージェントに知識を教わったあいりとあおいは二人で話しながら言う。
あいり「エージェントさんのスパイ活動で培った知識、本当に役に立つかどうかですわね」
あおい「あのスパイ、ああいう性格して腕は確かなんですよね・・・」
すると、二人はある人物を見かける。ため息を吐いている夜神だ。ちなみに夜神は刑事としては優秀ですがアリス団の正体を気付いていません。
夜神「はぁ・・・」
あいり「元気ありませんわね。夜神さん」
夜神「あっ、月島グループの姉弟・・・」
夜神は相手が敵の正体にもかかわらず二人にアリス団のことで相談した。
あおい「そうですか・・・」
夜神「奴らの捜査から外されるぐらいなら俺は・・・それにイタリアからやってきた私立探偵のエミーリオに出し抜かれたりしたら・・・だが、俺はどうしても読めんのだ・・・奴らの行動!奴らの手口!全てが!!」
あいり「夜神さん・・・」
すると、夜神は少し落ち着きを取り戻したかのように言う。
夜神「すまんな、月島姉弟・・・こんな愚痴、キミらに言っても・・・関係ないことだよな・・・そうだ、あおい君、ちょっとキミのPCの中身を見せてくれないか?」
あおい「いいですよ(怪盗ウサギ用とは違うプライベート用のPCの中身を見せる」
あいり「そういえば、双子怪盗アリス団も誰も読めない動きでしたわ。それは華麗にね」
夜神「華麗に・・・!(そうだ、アリスは本来夢の中で華麗な行動力で自分をも翻弄する・・・ならば、警備の人数を少し減らして・・・」
あいり(アリスは本来夢の中・・・そこで自分をも翻弄されますのよ・・・夜神刑事)
その夜、事前に予告状が届けられたアルスの演奏会会場であるコンサートホールではみんなアルスの演奏を楽しみにその会場に来ていた。準備万端に警備が整ったエミーリオは言う。
エミーリオ「イタリア警察、ドイツ警察のこれだけの精鋭を固めれば子猫ちゃんも手が出せない・・・」
すると、ある高級な服を身に纏った老女が観客の男性に聞いていた。
老女「ねえ、観客席はどちらかしら?」
観客の男性「確かあっちの方です」
すると、エミーリオが老女に気付く。
エミーリオ「あのマダムは・・・?」
イタリア警察の警官A「神山夫人と名乗っております・・・」
エミーリオ「・・・」
一方、神山夫人に変装したアリスことあいりは警備の様子を見ていた。
神山夫人(アリス)(人数ばかり増やして・・・まあ、それがこっちの狙い目ですわ・・・)
エミーリオ「今日はようこそ、アリス夫人・・・」
神山夫人(アリス)「(ギクッ;)し、失礼よ、私は神山夫人よ!」
エミーリオ「これは失礼・・・」
神山夫人(アリス)「(あなたですのね、エージェントが言っていたエミーリオという探偵は!)まあ、しっかり警備しなさいよ!」
エミーリオ(子猫ちゃんから目を離すな!)
イタリア警察の警官A(はい!)
一方、夜神はキッドに警備の人数を説得をされていた。
キッド「夜神刑事!もっと警備の人数を増やしたいいのでは!?夜神刑事!?」
夜神「・・・(無駄に人数を増やせば奴らの思うツボだ!人が少ない方が奴らは動きにくいはず・・・」
一方、神山夫人に変装していたアリスは一般の警備員にトイレはどこかを聞いていた。
神山夫人(アリス)「トイレはどこかしら?」
アリスはその時にイタリア警察官Aが自分を見張っていることに気付いていた。すると、神山夫人の叫び声が聞こえた!
神山夫人(あいり)「きゃあああああー!!!」
イタリア警察の警官A「えっ!?」
神山夫人(あいり)「助けてーーーーー!!!」
イタリア警察の警官A「どうかなさいましたか!?」
すると、アリスは既にトイレの掃除用具を武器にしてイタリア警察官Aを殴った!すると、その叫び声が聞こえた。
イタリア警察の警官A「双子怪盗アリス団だーーーーー!!!アリス団が現れたぞおおおおおーーーーー!!!」
エミーリオ「えっ!?」
すると、縄に縛られていたイタリア警察官Aが縄をハサミで解いてもらう最中で証言する!
イタリア警察の警官A「奴です!神山夫人です!今度は警官に変装してホールのロビーに!」
エミーリオ「クソォ、やっぱりあの老女・・・ロビーに急ぐぞ!」
エミーリオ達が他の警察と一緒に駆けつけるが、イタリア警察官Aはニヤッと笑っていた。そう、彼に変装していたのはアリスだった!アリスは本物のイタリア警察官Aがトイレに縄で縛られて口もガムテープで貼られていたトイレの部屋のドアを開ける。
イタリア警察官A(アリス)「お待たせー!ちょっと服借りて行きますわよー」
アリスは警官に変装し、エミーリオは警官がたくさんいるロビーでアリス探しに難航していた。
- ファゴット・ミッション!(その2) ( No.644 )
- 日時: 2018/12/11 18:40
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
エミーリオ(警官に変装しただと・・・?いっぱいいるじゃないか!)
一方、ある怪盗が日本警察の警官に変装していた。エージェントの企みでアルスの超高級ファゴットを盗みに来たエージェントだ。
日本警察の警官(クロード)(あのスパイが何を企んでいるかは知らないが・・・とりあえずそのファゴットが本当に私の探し求めていた月のフルートかどうか確かめさせてもらう)
すると、クロードが変装した日本警察の警官にドイツ警察の警官が声をかけた。
ドイツ警察の警官A「ちょっとキミ!どうしてここに来たの?」
日本警察の警官(クロード)「夜神刑事の命で出向した日本警察の警官です」
ドイツ警察の警官A「へー。日本警察の警官番号は?」
日本警察の警官(クロード)「No.242496510番です」
ドイツ警察の警官A「!!」
日本警察の警官(クロード)「え?」
すると、何らかの方法で正体に気付いたドイツ警察の警官が叫ぶ!
ドイツ警察の警官A「怪盗団チームクロードだあああああー!!!」
日本警察の警官(クロード)「うげっ!?バレたか!?」
クロードが逃げる中でその数分前に他のその警官達にある声が聞こえた。
???「奴は普通の警官が覚えないような警官番号も覚えるはずです。そういう時があったら間違いなく怪盗クロードだと思いますのでそれで見抜いて下さい」
そして現在一方、警官に変装したアリスは他の警官達に声をかけていた。
イタリア警察の警官(アリス)「大変だ!双子怪盗アリス団が現れた!」
他の警官全員「何!?」
イタリア警察の警官「ただちにロビーに集合されたし!エミーリオ探偵の命令です!」
他の警官全員「よーし、わかった!」
イタリア警察の警官(アリス)「奴がロビーに!」
イタリア警察の警官(アリス)「奴がロビーに現れた!」
イタリア警察の警官(アリス)「ロビーに集合!」
アリスはこれだけ警察を翻弄し、エミーリオは何か違和感に薄々と気付き始めていた。
エミーリオ「どうもおかしい・・・さっきから警官の数が増えてるような・・・?」
イタリア警察の警官(アリス)(ふふふ、いっぱい・・・ということはアルスさんはあそこですのね・・・)
すると、アリスはエミーリオに変装し、アルスがいる部屋の前を警備していたの警官達の前に現れた!
部屋の前を警備していた他の警官全員「エ、エミーリオ探偵!?どうしてここに!?」
エミーリオ(アリス)「奴が現れた!アルスは俺に任せてロビーへ!」
部屋の前を警備していた他の警官達もロビーに駆けつけるが、すると、出し遅れた警官が言う。
ドイツ警察の警官B「あれ?でも、エミーリオ探偵、いつも持っているリンゴは?」
エミーリオ(アリス)「リンゴ?そんなもの持っていないよ」
ドイツ警察の警官B「!!」
エミーリオ(アリス)「えっ!?」
ドイツ警察の警官B「アリ・・・「ガスッ」
すると、何者かが正体に気付いたドイツ警察の警官Bを杖で殴った!アリスはこの人物を知っていた。先程逃げてきたクロードだ。
アリス(あいり)「クロード」
クロード「エージェントの命でな、アリス団を助太刀に来たぞ」
アリス(あいり)「一応聞きますが、ちょっとやつれてるということは逃げてきたんですのね;」
その数分前、何者かがドイツ警察の警官Bにこう話していた。
???「エミーリオ探偵はリンゴが大好きです。だから、いつもリンゴを持っています。それを持っていないということは恐らくはアリス団であると言っても過言ではありません」
そして現在一方、アルスは演奏の準備としてファゴット用のダブルリード作りをしていた。
アルス「あーあ、退屈退屈〜!せっかく日本に来たのに東京見物もできないなんて・・・これじゃあ、何のために日本に来たんだか・・・」
すると、アルスはドアが開く音が聞こえた。
アルス「誰だい?なーんだ、警備の奴、誰もいないじゃないか!エミーリオ探偵、職務怠慢だよ!うちのオケのコンマスに言いつけるんだから!あーあ、双子怪盗アリス団も怪盗クロードもドロッチェ団も怪盗ドラパンでもいいから、来てくんないかな〜・・・」
すると、何かしらの声が聞こえた。
アリス(あいり)「なるほど、怪盗好きか・・・」
アルス「えっ!?あっ、あっ!どなた・・・?」
すると、アリスとクロードがそれぞれ天井に張り付いていた!
アリス(あいり)「取り返し屋のドロボウですわ」
クロード「泥棒だ」
アルス「双子怪盗アリス団と怪盗クロード!?」
一方、エミーリオは警官達が一斉に集まって、ギュウギュウ詰めにされていた。
エミーリオ「なんだ貴様らは!一箇所に集まりやがって!ん!?何でお前らも戻って来たんだ!お前らにはアルスの警備を命じたんだろうが!!」
部屋の前を警備していた警官達全員「で、でも、さっきエミーリオ探偵が・・・あ、あれぇ〜?」
エミーリオ「クソォ、まんまと子猫ちゃんに騙されやがって!右奥のホールだ!子猫ちゃんはアルスのヘッケルの超高級ファゴットを狙っている!」
すると、ドイツ警察の警官Aがエミーリオのところに駆けつけた!
ドイツ警察の警官A「エミーリオ探偵!実は・・・」
エミーリオ「ん!?・・・。何!?別の怪盗が現れて俺とは違う探偵に教えてもらってる!?」
一方、アルスは2組の怪盗の登場に喜びながら大歓迎をしていた。
アルス「ようこそ、いらっしゃいました!」
クロード「いっ?」
アルス「あなた方のそれぞれの噂はドイツにも耳に届いています。なんでも取り返し屋怪盗と魔界の怪盗の対決だとか・・・お近づきの印にUNOでも・・・」
ウサギ(あおい)「そろそろ確かめないとヤバいですよ」←コンサートホールの屋根の上から通信機で繋いでる
アリス(あいり)「アルスさん!(アルスの手を取る」
アルス「えっ?」
アリス(あいり)「私にはもう時間がありません・・・仕事が済んだら帰りますので・・・」
アルス「おや・・・v」
すると、アリスはアルスに超高級ファゴットに目的があるかどうかをお願いする!
アリス(あいり)「お願いです・・・そのファゴットを確かめさせてもらえませんか?」
アルス「えっ?で、でも・・・これは大切なファゴット・・・お譲りするわけには・・・」
アリス(あいり)「ちょっとお借りするだけです・・・1時間もしないうちにアルスさんの手元へ戻るでしょう・・・信じてください・・・ドロボウは嘘をつきません・・・」
クロード「私にも確かめさせてもらっても・・・」
すると、ハノンがクロードに構うように飛びつく!
クロード「!?」
アルス「あっ、いけないよ、ハノン!」
アリス(あいり)「ハノン・・・?」
アルス「僕、犬好きなんです」
一方、エミーリオは右奥のホールまで駆けつける中である人物に電話をかけた。今回の作戦とそれに関する知識を提案したエージェントだ。
エミーリオ「エージェント!!またお前の仕業か!!」
エージェント「いやー、それはただの気まぐれだよ。それに彼も協力するって言ってたし」
エミーリオ「どいつだそれは!?」
すると、その探偵は電話を代わる。その探偵の正体は・・・!
インギール「インギール。あなたと同じ探偵ですよ」
エミーリオ「なん・・・だと・・・!?」
自身の商売敵であるエージェントによって名探偵と噂されるインギールの登場にエミーリオは驚くがすると、アルスの悲鳴が聞こえた!
アルス「うわあああああー!!!双子怪盗アリス団だぁ〜!!」
エミーリオ「あ、あれはアルスの悲鳴!?」
すると、エミーリオは左奥のホールに突入しようとする中でその悲鳴までの間にアリスとクロードはある案をアルスに提案した。
アリス(あいり)「あとは手筈通りに・・・」
アルス「ドキドキします!」
すると、悲鳴の後にエミーリオが左奥のホールに駆けつけた!
エミーリオ「アルス!!」
アルス「エ、エミーリオ探偵、早く!彼女はあの窓から!」
アルスが天井の窓の方に飛んでいるアリスのハリボテに指をさしてエミーリオは偽物だと気付かないまま女性用の縄を取り出す!
エミーリオ「逃すか!!」
一方、エージェントはインギールの隣で何かを内心で企んでいた。
エージェント「・・・(俺はあくまでも知識の蓄えとしてインギールやエミーリオをも利用しただけだ。俺は誰の味方でもなくある作戦のためにな」
インギール「・・・。エージェントさん、ちょっとあなたの拳銃を借りていいですか?」
エージェント「えっ、ちょっと!?」
一方、アリスとクロードは観客席の方に隠れていた。
クロード「おっかないな」
アリス(あいり)「早くずらかりましょう・・・;」
すると、誰かが拳銃でクロードとアリスの下の間の床を撃った!この拳銃の音にエミーリオも何かに気付く。
エミーリオ「誰が放ったのかは知らないが、まあ好機ということにしてやろう。ゆっくりとキミを俺の手中に墜としてやる・・・」
一方。エージェントは拳銃でわざと空振りで撃ったインギールをたしなめる。
エージェント「おい、インギール!あれは一応人間だぞ!」
インギール「ただの人間ならばさっさと捕まりますが・・・彼らはそうではないはず・・・この危機をどう乗り越えるかが彼らの怪盗としての仕事です」
一方、エミーリオは何かに気付き、縄を投げる!
エミーリオ「そこかっ!」
しかし、縄に縛られたのはクロードのシルクハットだった!エミーリオはそのシルクハットから何かを見つける。
エミーリオ「なんだこれは!?」
それを見たエミーリオはその音をカツンと一瞬で聞いた!
エミーリオ「そこかっ!って、なんだ、この音は!?」
アリス(あいり)「どれが本物のファゴットかわかりますかしら、エミーリオ探偵・・・」
エミーリオ(く、くそぉ・・・どれが本物かわからない・・・!)
アルスは暗闇の中でクロードに聞く。
アルス「あれは・・・?」
クロード「貴殿のファゴットとは違う樹脂製のファゴットだ」
エミーリオ(まてよ・・・あのファゴットはず確か・・・!)
すると、エミーリオがアリスにニヤリと笑う。
エミーリオ「ふふふ、最後にいいことを教えてやる。そのファゴットはなぁ・・・見た目も神々しいんだ!!」
エミーリオがアリスにメシとろうとするが、彼の行く先には・・・
長い階段だった!
エミーリオ「あっ;」
エミーリオの叫びもむなしく落ちてゆくが、アリスは「バーカ」とだけ言ってその後にアルスに言う。
アリス(あいり)「アルスさん、しばらくはそこで隠れて下さい・・・」
アルス「もう会えないんですね、アリス団、クロード・・・」
アリス(あいり)「ああ、それと怪盗好きも観察眼が光ってますわ、アルスさん」
アルス「はい!」
一方、アルスに変装したアリスは何かしら叫んでいた!
他の警官全員「アルスさん!?」
アルス(アリス)「エミーリオ探偵がアリスと一緒に階段から下に!」
そしてアリスがホール外まで出てきて叫んだ!
アルス(アリス)「うわあああああー!!!アリスが僕を!」
夜神「アルスさん!?アリスがどうしました!?」
アルス(アリス)「彼女は階段から下に・・・」
夜神「階段・・・!」
すると、夜神はあることに気付き、アリスは言う。
アルス(アリス)「じゃあ、僕はこれで・・・」
夜神「待った!(アリスの腕を掴む)どうされたのですか、犬好きであるあなたが犬をたった一時でも手放すなんて変ですねえ・・・アリス!!押さえろ、こいつがアリスだ!!」
アルス(アリス)「げっ!!」
すると、アリスを大人数で取り押さえようとするが、そこにアリスはいなかった!
夜神「バカ、それは俺の頭だ!」
アリス(あいり)「おーっほっほっほっ!流石夜神刑事!アルスさんが犬好きだとは知らなかった!あなたがいると仕事がやりづらくてしょうがない!私の捜査から外れてもらいたいものですわ!ではさらば!(逃走」
夜神「く、くそぉ・・・;」
キッド「ん!?」
すると、キッドが四次元ハットの異変に気付き、夜神がそれに気付く。
夜神「どうした?(キッドの四次元ハットから例のファゴットを取り出す」
キッド「おおっ!」
日本警察の警官の巡査長「お手柄ですねー、夜神刑事、キッドさん!」
一方、エージェントはアリスの知識が成功したことにインギールの前で平常心を保つが、インギールはあの樹脂製のファゴットで何かを見抜いていた。
インギール(あれは恐らくファゴットのよくできたおもちゃ・・・わざわざ取り寄せてもらったんだね。よっぽどアリス団には捕まって欲しくないんだね、クロード・・・)
エージェント「インギール、どうした?」
インギール「何でもありませんよ?」
一方、クロードは夜のビルの上で満月を見ながら言った。
クロード「あのイタリア男に追い抜かれないように次は貴殿の心を必ず捕まえよう。あいり殿」
ーーーああ!今宵の満月は美しい!
翌日の新聞には双子怪盗アリス団初黒星という記事が載せられていた。日本警察に夜神、タイムパトロールにキッドありの記事も。
あいり「くっ、あのドジと短気めーーーーー!!!(わなわな」
ギロロ「見ろよ。「奴を阻止できたのは長年の刑事の勘ですよ!」だそうだ」
王ドラ「あーあ、私はてっきり警察側が負けると思ってたのに・・・最初からこれを狙ってましたね?エージェントさん」
エージェント「あっ、バレたか?やっぱりわかるのはお前とユーリとロムぐらいしかいないなあ」
ツースト(エージェントに言わせるなんてロムの野郎、今までどんな生き方をしたんだ;)
一方、エミーリオは探偵として腕が立つ自分がエージェントの策略により負けたことに入院先の病院内で腹たっていた。そう、彼はアリス団を捕まえることはまだ諦めてはいなかったのだ。
エミーリオ「俺は諦めないからなー!!!エージェント、次会ったらぶっ殺すーーーーー!!!」
チャーリー「病院内で騒ぐな!!」←エミーリオのお見舞いに来た人&意外と面倒見がいい
おわり
- ファゴット・ミッション!(その3) ( No.645 )
- 日時: 2018/12/12 00:11
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
「ちょっと長めなぷよクエ&オリキャラ紹介(データ21+紹介1」
・「吟遊月華の龍笛の弟」シグレ
頭角を現した雅楽師バンドの「吟遊月華」の兄と同じ龍笛担当でナルカミの弟。演奏で紫に近い赤の煙を出すことができる。
性格は卑屈でネガティヴで遠慮しがちだが、その性格から見て実は純粋で基本的にお人好し。性格上母性本能をくすぐられるような何かがあり、兄同様にモテるのだが、女子からのメールをスルーしたりなど兄同様に問題を起こすことが多い。元は雅楽の名門出身であるが幼い頃に天才と言われている兄と比べられて卑屈な性格になるが、実は金城曰く努力の天才でまだ不完全ではあるが天才的な奏者としての才能がある。新しく桜都として吟遊月華のプロデューサーになったアイオーンやフランツ、金城の指導を受けて徐々に才能を現すことになる。また堀本曰く「演奏には他の奏者にはない魂がある」らしい。その魂のある演奏でそれを陰ながら見ていた笛吹理人ことフラウトの凍りついた心を僅かながらに動かすことに成功し、彼とは再び出会って懐かれたことから面倒を見ることになる。最近ではフルートも猛特訓中。アイオーンに憧れているが、最近は雨季のことが気になり始めた。ミラクルクッキングの達人でもあるために兄もこれには予想しなかった。裸族を見ると気絶するタイプ。一人称は俺。
・「吟遊月華の龍笛の兄」ナルカミ
頭角を現した雅楽師バンドの「吟遊月華」の龍笛担当でシグレの兄。演奏で黄に近い赤の煙を出すことができる。
性格は優しく謙虚で女子から親衛隊もできるほど人気が高い。その一方で女子からのメールをスルーしてその度に紅葉に弟同様に怒られている。また実はブラコンの気があり、弟の寝顔の写真を撮ったり、弟の過去をわざわざ記録したりもしている。エニシとは幼馴染で彼に対しても大切に思っており、そのエニシに関する出来事が原因で弟と仲違いをしたこともあった。アイオーンのことはギターの高い実力から認めているもののシグレが憧れていることは少し心に引っかかっている。ツッコミの素質があり、最近出没した裸族に青ざめている。一人称は私で敬語口調。
・「吟遊月華の舞ボーカル」ミヤビ
頭角を現した雅楽師バンドの「吟遊月華」の舞ボーカル担当で彼女の踊りには人を惹きつける何かがある。
性格はメンバーの中で一番の純粋でウブ。また紅葉からも大切にされており、この子に手を出したら紅葉が相手をケチャップまみれにします&くれぐれも注意してください。また胸は他の女子より少し大きく、そのスタイルの良さを空に羨ましがられている。また彼女の家は舞の有名な一家であるが、箱入り娘の故に現在までの男性経験は全くなかったらしい。またヤマトの影響で彼のよく使う言葉を真似しており、紅葉も驚いていたらしい。彼女はポイズンクッキングの錬成者で被害者はエニシとヤマトとナルカミ。当然のごとく純粋組であり、この子に裸族を見せる前に避難させることが多い。一人称は私。
・「吟遊月華の羯鼓」エニシ
頭角を現した雅楽師バンドの「吟遊月華」の羯鼓担当。第一印象ではコスチュームからチャラそうに見えている。
性格は見た目に反して何事にもストイックであり、自分の理想とするところまでたどり着くためなら容赦ない罵声も厭わないが、その一方で褒めるべきところはしっかりと褒めており、アメとムチを使い分け、基本的には不器用ながらも優しく相手相応の態度で接するタイプである。またお師匠推しの徒然の大ファンでもあり、徒然のライブに行くためにバレないようにわざわざ怪しい格好をして警備員に捕まったことがある。基本的には徒然に関することがなければクーデレである。ナルカミとは幼馴染で彼の弟のシグレとも面識がある。自分達バンドのモチベーション向上のために事務所選びに悩んだ時に偶然ゲリラライブをしていたdevilの演奏やヘドのボーカルを聞いて触発され既にスカウトされた別の事務所の話を蹴って仲間とともにリトルモンスターに所属した。最近は裸族を知って彼らを時に「バカ族」と呼びオシオキ組に目覚めた。一人称は俺。
・「吟遊月華の琵琶」ヤマト
頭角を現した雅楽師バンドの「吟遊月華」の琵琶担当でバンドの中では誰もが認めるリーダー的存在。チャラい口調で話す。
性格はチャラいながらもしっかりしており、いざという時のメンバーのまとめ役である。吟遊月華の精神的支柱は基本的に彼。しかしその一方で女子を食い物にしないタイプのスケコマシであり、ミヤビに自分が使ってる口調を教えたのも彼などお茶目な一面も持っている。その点では結果的に紅葉を激怒させ、リトルモンスター寮の近くの魔の部屋に数日間閉じ込められたこともある。しかしながらメンバーをまとめるリーダーシップは本物であり、演奏の時は全体を俯瞰視点から見ながらまとめきっている。ツッコミの素質があり、最近出没した裸族に青ざめている。一人称は俺で「っす」口調とかなり砕けた口調。
・「devilのボーカル」ヘド
人気の悪魔ロックバンドの「devil」のボーカル担当の赤の悪魔。
性格はその外見に反して明るくやんちゃで子供っぽくせっかちな自信家。その外見と性格のギャップで大半の女子から甘やかされることが多い。しかし紅葉やスマブラ屋敷の人々などの一部からは通用しなかったが、本人はさほど気にしていない。普段は明るく振る舞うが、その奥底から生まれていた心の闇から基本的に他人に対して関心を示していない。しかしながら自分を初めて素を出させたアイオーンに興味を持ち、何かと彼を試す素振りを見せている。昔は幼馴染のバーテブラとマオに面倒を見てもらっていたが、マオの事故を契機にマオの居場所であるステージを作るためにバンドを結成した。そのために彼の持ち味である実力のある荒削りなボーカルもマオのために無機質なものへと変わってしまっていた。マオが目を覚ました後は昔のようには行かないものの彼女を今でも気にかけている。動じない組で裸族を見てもきょとんとしている。一人称は俺、または俺様。
・「devilのギタリスト」ストルナム
人気の悪魔ロックバンドの「devil」のギター担当で青の悪魔。
性格は普段はナンパな女好きだが、演奏になるとそれまでとは違うクールで神業なギターテクニックのギャップに惹かれるファンは多い。ギターの腕前は同じように天才的なギターテクニックを持つアイオーンからも認められている。その圧倒的なギターテクニックにすみれ曰く「バンドとして最大の武器になる」とバンドの演奏の支柱となっている。それまでは別のバンドの演奏のサポートをしてスカウトされたらあしらって断る生活を送っていたが、七彩高校に入学して同じクラスとなったヘドにスカウトされ、当初はこれまでと同様に軽くあしらっていたが、彼のへこたれない態度を見て考えを改めてdevilのギタリストになった。一人称は俺。
・「devilのベーシスト」コスタ
人気の悪魔ロックバンドの「devil」のベース担当で緑の悪魔。
性格は何事も非常にストイックで自分だけのルールを持つ。またドSで女性関係で問題を起こしたストルナムにキツい制裁をすること多い。また音楽に対してかなりの理想を持っているが、その指摘を結果としてバンド全体の演奏技術を向上させることが多い。ゼオほどではないが、メンバーの中でもヘドと同様の低身長でそのことを気にしていることも少なくはない。ちなみにいつもの朝食はベーコンエッグらしい。実はヘドにスカウトされる前に別のコピーバンドでベーシストをしていたが、ヘドの音楽性と自分のストイックな性格が利害の一致を生んでそのバンドを抜けてdevilにベーシストとして加入した。言うまでもなくオシオキ組。一人称は俺。
・「devilのドラマー」バーテブラ
人気の悪魔ロックバンドの「devil」のドラム担当で黄の悪魔。
性格は楽天的で大人らしい振る舞いができる懐が広い男で周囲からの信頼は篤い。細やかな対応ができる他に料理がプロ級でどんな難しい魚も自分で捌くことができる。また頭もいいために幼馴染のヘドのために教員免許も取得しており、バンドメンバーの他に普段は七彩高校の教師として働いている。七彩高校では見た目に反してその気さくな人柄と生徒を大事に思うが故のフランクさで生徒からの人気は高い。ついでに愛称も込めて「バテセン」というあだ名も名付けられた。シンガンクリムゾンズのドラマーのロムに同じドラマーとしての強い尊敬の念を抱く他に他のバンドのことにも気にかけている。ヘドのバンドには事情を察したのか一度はバンド入りを断っていたが教員免許を取得した後に彼のバンドに加入した。ツッコミの素質があり、最近出没した裸族に青ざめている。一人称は俺。
・「devilのキーボーディスト」ペルヴィス
人気の悪魔ロックバンドの「devil」のキーボード担当で紫の悪魔。メンバーの中では紅一点。
性格は口は悪いが、本当は根は優しくツンデレな性格。さらに面倒見がいいために紅葉からミヤビの教育係を任されている。しかしながら怒るととても怖く、その怒りはメンバーをも戦慄させている。先天的に髪が伸びにくい体質のためにロングヘアの女子組を羨ましがっている。女好きのストルナムには事あるごとに口説かれているが、その口説き文句は拒否している。元々はピアノを演奏していたが、バンドにはヘドがキーボードが必要だとオーディションをしたところその可愛らしい見た目から反する卓越したキーボードの実力を見込まれてオーディションに合格し、バンドに加入した。彼女はポイズンクッキングの錬成者で被害者はストルナムとコスタとバーテブラ。一人称はアタシ。
・「吟遊月華の厳しいマネージャー」三軒屋紅葉
吟遊月華の厳しい女マネージャーであり、その実力を見込んで彼らを厳しくしながらも温かく見守る存在。空の従姉。
性格は良くも悪くも厳しく、リトルモンスターでは真のボスとも噂されている。元ヤンでもあり、昔は伝説の女暴走族の「西恋歌」の伝説の三代目総長だった。しかしながら本質的には優しく、彼らがいい演奏をした際にはしっかりと褒めるなど基本的にエニシ以上にアメとムチを使い分ける義理堅い一面を持つタイプである。度々やらかすシグレ達には厳しく接する一方でミヤビには割と甘く、またdevilのメンバーであるペルヴィスにもある程度甘い。アイオーンの曲の中にある才能を見抜き、彼を吟遊月華のプロデューサーとして指名する。星ノ宮学園の音楽科OGでもあり、理事長であるオンレン兄妹の祖母が彼女の事情をよく理解していたために退学はされなかった。また同校の吹奏楽部OGでもあり、ヤンキー以外の時間の吹奏楽部ではフルートを担当しており、大事にしていたフルートは壊さなかった。ついでには同校の音楽科ではフルートを専攻していた。空達子孫五人組からは「紅葉姐さん」と呼ばれて慕われている。ちなみに父親も伝説の元ヤンだったが、その際には王ドラに面倒を見てもらっていたために彼だと知った時から彼に畏怖を抱いている。最近ではサインズのオネエマネージャーである一ノ宮美人に助けてくれたことから好意を抱いている。言うまでもなくオシオキ組である。一人称は私で男口調。
・「devilのお色気マネージャー」石森すみれ
devilのフランクな女マネージャーであり、いざという時には彼らを導く貴重な存在。
性格はクールな見た目に反してフランクで紅葉と比べて比較的気さくな性格。しかしながら頭の回転が早く、devilを支える縁の下の力持ちでもある。彼女も紅葉と同様の元ヤンであり、西恋歌で副総長をやっていた。そのため紅葉とは弱音を打ち明け合える関係でよくメンバーに関する相談などで酒を飲み交わしている。酒豪であり、酒の瓶を数杯飲んでもあまり酔うことはない笊。また巨乳でもあり、露出度の高い服を着ては紅葉から叱られている。紅葉と同じく星ノ宮学園のOGであり、当時は特進科だった。また吹奏楽部OGでもあり、当時はテナーサックスを担当していた。ギャグカオス組lv.4でもあり、カオスな展開が起きればゲラゲラと笑うこともしばしば。その度にに紅葉から鉄拳制裁を受けている。一人称は私。
・「リトルモンスターの若き女社長」小松つむぎ
中小事務所のリトルモンスターの若き女社長。見た目ロリだが、紅葉とすみれ、バーテブラと同じ年齢である。
性格は天真爛漫な性格で愛らしく、誰からも好かれる友達の多い人気者社長。しかし紅葉によれば、黒い性格らしく実際には愛らしい見た目に反して腹黒い。また商売上手な面もあり自ら発掘した吟遊月華とdevilをイメージ戦略で見事に結果的に大成功を収めさせている。しかしながらちゃんと彼らの実力も買っており、それなりに愛情は持っている模様。前社長の令嬢で昔は美少女売れっ子バンドでフルートを担当していた。アイオーンのことを気に入っている他に脱ヤンして行き場のなかった紅葉とすみれに救いの手を差し伸べたのも彼女である。そのため紅葉とすみれはなんだかんだで文句言いつつも彼女に信頼を置いている。一人称はつむぎ。
・「這い上がったオーボイスト」上条真央
愛称はマオでヘドとバーテブラの幼馴染のオーボエ奏者。空の従姉。
性格は明るく元気な女の子で気さくで面倒見がいい性格である。オーボエの実力は相当なものでその音色には甘美の中に切なさも含まれるどこか心に響くものがある。将来を嘱望されたオーボエ奏者だったが、ヘドを庇って3年間も昏睡状態になるほどの事故に遭ってしまう。ヘド曰く「一番大切な奴」。明るい表情を見せる反面悲しいことがあっても決して人に見せない強情なところもある。オーボイストの母との離別後に引き取られた父親一家には愛されず、つらい日々を送りながらも笑って過ごしていたが、昏睡状態から目を覚ました後に事情に気付いた従妹の空の懇願により父親一家とは最後まで和解することはなかったが、どうにか父親一家からの脱出に成功する。その後に紅葉の計らいによりリトルモンスターにオーボイストとして所属することになった。一人称はあたしで少し男口調。
・「幼き龍笛の軍人」フラウト=ウーンドパール/笛吹理人
ヴィラリン軍に所属する幼い少佐で普段は日本にいる時は日本人としての笛吹理人の姿で過ごしている。お供にポケモンのエルフーンのエルフがいる。
性格は幼く可愛い見た目に反してしっかりしており、態度が大人でもあり、まさに「理想の良い子」として目されている。しかしながらロムはそんな彼の隠された本心を見透かしたのか「甘え方をよく知っている飼い猫のような感じ」と見ている。自分を引き取った叔母一家の複雑な家庭環境の影響でどんなにいいものを見ても感動できない心を持った子供に育ってしまうが、シグレの演奏を聴いて少しだが心が動いたためある任務で彼を追いヴィオロンとともにリトルモンスターに龍笛担当として所属する。やがてある出来事から正体がバレてしまうが、ヴィラリン軍に特例が認められリトルモンスターにいられることになった。シグレに懐きながら心を開いていく中であることに気付き始めたことからレビアッタ戦で実は既に死んだヴィオロンになりすましていた青の吸血鬼一族の一人のクロラにタクト同様にさらわれてしまうが、シグレ達にタクトとともに救出された。その後、日本にいられることになったが、叔母のふとした発言からナルカミとシグレの腹違いの弟だということがわかる。一人称は僕。
- ファゴット・ミッション!(その4) ( No.646 )
- 日時: 2018/12/11 18:56
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
・「ヴィラリン軍の恋する軍人」ニンア=ムーシェ/ニンレ=クリスト
ヴィラリン軍に所属する女性中佐で常に怒鳴ってて暴力的な口調で話す。日本にいる時はイタリア人のニンレ=クリストの姿で過ごしている。
性格は暴力的で男勝りだが、同じ中佐のアルフォンスを崇拝レベルで好きでその時だけ恋する乙女である。そのためアルフォンスの部下であるルイとユラのことは「ケダモノコンビ」と呼び敵視している。しかしアルフォンスが妻子持ちであることは知らない。日頃から暴力的な態度が多いが、ちゃんと人を気にかける義理人情に厚い一面も持ち、実質日本にある任務のためにヴィオロンとともに旅立ったフラウトのことをよく気にかけ、そんな彼を見守るために任務のついでに取得した教員免許を生かして星ノ宮学園の体育教師として着任する。空と勇飛が所属する剣道部の顧問も任され実質空達をビシバシと鍛えている。魔法とヴァイオリンの名門のムーシェ家の出身。レビアッタ戦で既に死んだヴィオロンになりすましていたクロラに総帥のトリルやアルフォンス達同様に記憶を洗脳されてしまうが、シグレのある行動によりヴィオロンは実は既に任務で死んでいたことを思い出した。このことはニンア自身が記憶が洗脳されていたとはいえ一番気付くべき自分が気付けなかったことに後悔と少しの自責の念はあるという。一人称は俺で俺っ娘。
・「ヴィラリン軍の総帥」トリル=バーチ
ヴィラリン軍の頂点に君臨する総帥。ヴィラリン軍人達に様々な任務を与えることがある。
性格は基本的に平和主義で穏やかだが、口調からチャラい一面も持つ。しかしながら戦いでの実力と司令塔とリーダーシップは卓越しており、王ドラからは「敵に回すと絶対に厄介」と評されている。また冷徹な面を演じる一方で部下のことは大切にしており、そのためのサポートといろんな権限も辞さない。アルフォンス達やフラウトのことなど色々と知っている模様。ケーキ作りを特技としており、その腕前はプロ級で部下にも振る舞うことがある。ヴィラリン王族や重臣からも特に信頼を厚されており、実質王族や重臣しか参加できない会議にも特別に出席している。王族の血も流れているバーチ家の出身でもあるが、父親は大層な独裁者らしく、ヴィラリンとそれにまつわる他国との戦争である通称「ヴァーラ戦争」を引き起こしたため彼は世間的にはいいイメージを持たれていないもののそれでも努力の末に今の地位と信頼を手に入れた。ヴィオロンが既に死んだことを思い出したが、それが明らかになった後に今ヴィラリンは事件の余波で揺るがさせ続けているためその事件の解明のために他の部下達とともに奔走している。一人称は僕。
・「トロンボーンの暴君の天才」金城景吾
星ノ宮学園の音楽科でトロンボーンを専攻している中等部3年生で吹奏楽部の部長。
性格は嫌味ったらしいが、実は赤面症のツンデレで彼のことををよく知る人物にはその一面を見せることがあり、本当は誰よりも優しい。また面倒見がよく、相手の努力を認める純粋な一面も持つ。トロンボーンの演奏技術は部内はおろか学内でも最高級のトップクラスで、勝手に他の演奏に乱入しては自分の演奏技術で相手の演奏を振り回すことから暴君と呼ばれ、その際には何かをアドバイスして立ち去っていくことが多い。後輩である子孫五人組、特に空には行動を何度も厳しく注意するが、根っから嫌っているわけではない。また幼馴染であるまほろに特別な感情を抱いているが、あまりにも近すぎる関係性故にそこから踏み出せないでいる。実家は日本が世界に誇るエリート音楽一家の金城ファミリーであり、自分に世界的な指揮者の父親と有名なピアニストの母親、父親違いの姉のカリスマモデルでオーボイストの凛音がおり、世界的な作曲家の祖父と有名マリンバ奏者のそぼもいる。金城家の親族は音楽に関して縁が深い一家である。凛音のことは内心では姉として大事に思っているが、表面上は父親違いであることから煙たがっている。また負けず嫌いの一面も持ち、タクトやすぐりを越えたい気持ちで懸命にトロンボーンの練習に励んでいる。卓越した和音構築の知識とテクニックが持ち味。あることからシグレの親友となり、彼の龍笛やフルートの努力の末の実力を認めて問題解決を頼むこともある。一人称は俺。
・「陰の超功労者(スーパーオーボエプリンセス)」黄田まほろ
星ノ宮学園の音楽科でオーボエを専攻している中等部3年生で吹奏楽部の副部長。オーボエパートの副パートリーダーで金城の幼稚園からの幼馴染。
性格はのほほんとしており、純粋でみんなの癒し系。しかしながら猪突猛進故に少し思い込みの激しい一面も持つ。学校にいる時は分厚い伊達メガネをかけており、メガネを取ればかなりの美少女であることから後輩達からは時に「眼福メガネ先輩」と呼ばれている。オーボエの実力は才能があり、少し練習をすればできてしまう。ある過去の経験から「オーボエの王子様」を熱烈に待っており、ナンパ男から助けてくれたシェゾを「オーボエの王子様」と呼んで惚れるが、彼に恋人(アルル)がいることを知り落ち込んでしまうが、クルークのレッスン先の依頼演奏での金城の演奏を聴いて心を通じあわせる。その後にクルークに正体を知らないままピアノを教わっている。一人称は私。
・「旅するオーボイスト」黄田夏目
現在はドイツに留学しているオーボイストでまほろの双子の兄。金城のもう一人の幼馴染でもある。
性格は明るくフランクだが、まほろと違ってガサツで大雑把。時々意味深な言葉を残しては結果的に仲間の演奏技術も向上させている。可愛い顔をしているので女子が寄ってくることもあるが、それがあまりにもしつこかった場合は失礼な発言を言い放って立ち去らせている。オーボエの実力はまほろと同等以上のもので本当はまほろにも留学の話があったが、まほろの「景ちゃん達ともうちょっと一緒にいたい」という意志から自分一人だけドイツに留学した。まほろ達に連絡する際にはLINEかスカイプで話している。全部の音に味覚を感じる共感覚の持ち主でもある。ドイツに留学しているためドイツ語が特に堪能である。王ドラにどこでもドアを贈られてから暇な時に度々星ノ宮学園に遊びに行くことがある。一人称は僕。
・「歩くオーボエのモデル」朝倉雨季
星ノ宮学園の音楽科でオーボエを専攻している中等部3年生で吹奏楽部ではオーボエのパートリーダーを務めている。
性格はやや気の強い性格で毅然とした発言が多いが、気配りを欠かさない姐御肌である。宮島とともに金城・黄田兄妹とは同じ小学校出身。オーボエは小さい頃から始めており、それ相応の高い実力を持っていることと面倒見の良さから金城からオーボエパートのパートリーダーを任されている。最も彼女の真の実力はジャズやオケ編で発揮するなど金城達も彼女のジャズ曲やオケ編曲を演奏する際の豹変ぶりを当たり前のものとしている。実は実家は祖父が仁義ある任侠集団「平安還都一家」の組長である。東応大学で獣医学部生の兄がいるが、両親は幼い頃に交通事故で亡くし、兄とともに祖父に引き取られた。またテストは特進科の生徒を凌ぐほどの常に学年1位の成績を獲り続けており、文武両道で後輩達の憧れの的である。シグレには宮島同様に当初こそ警戒していたが、彼の根は優しい性質と問題を俯瞰視点で解決する能力を見て徐々に惹かれ始めた。一人称は私。
・「棟梁と呼ばれるパーカッション奏者」宮島清史郎
星ノ宮学園の音楽科で打楽器全般、特にティンパニを専攻している中等部の3年生で吹奏楽部ではパーカッションパートのパートリーダーを務める。
性格はコーンロウが決まっている不良みたいな外見とは裏腹に優しく世話焼きな性格をしており、パーカッションパートメンバーのみならず、他パートの部員達からの信頼も厚い。また料理の腕前はプロ級中のプロ級であり、フラウトの嫌いな人参を見事克服させた。金城の弁当を作るのも主に彼。学校内に理事長公認の秘密の野菜室を作っている。弟が二人いるが、実の母親を幼い頃に病気で亡くしているため元打楽器奏者の父親の働いている稼ぎの下で家事と部活を両立を務める日々を送っていたが、突然父親が箏の名門である一条家の娘に惚れられて再婚し、一条家の者になり、内心では新しい母親に複雑な心境を抱いているが、根っから嫌っているわけではない。また緊張しやすい一面も持ち、打楽器を始めた理由は金城に話術で吹奏楽部に誘われたため。ちなみに小学生の頃は今なら女子にモテてそうな髪型だったが、自分では地味だと思っていたために金城がコーンロウを勧めて星ノ宮学園中等部進学後は今の髪型になった。一人称は俺。
・アルス=グリオニオ
世界的有名なファゴット奏者で彼がヘッケルの超高級ファゴットを持っていたことからエミーリオがアリス団に勝負を持ちかける理由となる。実は怪盗好き。
とりあえず長めのキャラ紹介はようやくまとめました。つか、自分が後回しにしていたせいですねすみませんOTL
「後書き」
今回は二組の怪盗と二人の探偵の心理戦でした。この話、元々は他にもうちの名探偵タママや盗賊団ドロッチェ、怪盗ドラパンも出てくるはずなんでしたけどねぇ・・・。話のテンポの関係で削らざるを得ませんでした。
この話で一番得したのはキッドと夜神さんです。夜神さんは優秀な刑事故に何も知らなかったことから来るアリス団へのある種の信頼感が徐々に芽生えつつありますね。アリス団の正体は彼「は」知りませんがね。
感想OK