二次創作小説(紙ほか)

Nostalgie Voice(その1) ( No.651 )
日時: 2018/12/25 00:43
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

今回はうちのオリキャラ代表のランメインのお話です。ランメインの話は久々じゃ・・・(ジーン)






とある日の少年漫画雑誌のスペードの編集部。その雑誌で連鎖中の「怪盗フルート」の原作を担当しているマーベットと作画を担当している松乃いのりは担当編集のクローバーでのいのり単体での担当編集の中田の妹の中田冬菜との打ち合わせ中に彼女にこんなことを告げられた。


いのり「アニメ化?」
マーベット「誰の漫画っスか?」
冬菜「ふっふーん♪つまり・・・」






冬菜「あなた達の怪盗フルートよ!正式に決まったの!」






マーベット「えっ!!!?」
いのり「えーーーーーっ!!!?アニメ化ーーーーー!!!?」
冬菜「ただし、全24話構成だけどね。怪盗フルートは基本的に1話完結型の話だから物足りないと思うしアニメ化の話を断るなら他の漫画に・・・」
いのり「やります!怪盗フルートをアニメ化させて下さい!」
マーベット「あたしもお願いするっス!」
冬菜「じゃあ、決まりね!怪盗フルートの主人公の穂高光役は今注目の声優界の中で最も次世代株の男性声優のロン=ラビリンス君よ!」
マーベット「えっ、有名な声優じゃないっスか!」
冬菜「本当ならこっちが依頼する側だけどアニメ化を知った途端に彼の方からやらせて下さいと連絡が来たのよ。まあ、彼は大層な松乃先生の大ファンらしくてね、確かファン一号だと・・・」
いのり(・・・ロン君、か・・・)


いのりは小学生の時にロンらしき人物がいのりの漫画を読んでとても絶賛してくれたこと、そして卒業したらかねてからなりたかった声優としていのりの漫画がアニメ化されて自分が主役として関わるまでメール以外では会わないことを約束したことを思い出した。


いのり(ロン君、もう声優として成功したんだ・・・声優としてはまだまだだろうけど、ウサギの耳がついてて可愛い顔してたな・・・あの約束を覚えてくれたんだ・・・そういえば、ロン君に似ている女の子の歌手が一人いたような気がするけど・・・)
冬菜「あの、松乃先生?」
いのり「あっ、すいません!アニメ化が無事成功するといいですね!」


一方、スマブラ屋敷のテラスではアイオーンがいのりの怪盗フルートのアニメ化決定のツイートを見て声にならない阿鼻叫喚となっていた。


アイオーン(*≧∀≦*)
ゼオ「顔文字でわかる阿鼻叫喚ぶり」
王ドラ「アイオーンさん、ながらスマホしてないでランさんが作ったイチゴののタルトを食べなさい」


一方、ランがイチゴのタルトのおかわりをゼオにあげていた。


ラン「ゼオさん、イチゴのタルトのおかわりですよー」
ゼオ「ん(既に16個目」
ジャガー「お前も暴飲暴食すぎ!!!」
ドラリーニョ「ランちゃん、ぼくもおかわりー!」
ラン「はーい!」


ランとドラリーニョの会話を聞いたクルークは王ドラに耳打ちをする。


クルーク「おい、ランとドラリーニョ、本当に付き合ってるんだよね?あんなんで大丈夫かな?」
王ドラ「大丈夫ですよ。二人を信じない馬鹿はどこにいるんですか?」
クルーク「ご、ごめん!ちょっと聞いただけだよ!」


すると、ランはイチゴのタルトのケーキのホールがまだ残っていることに気付いた。


ラン「あ、ケーキのホールがまだキッチンに残ってます!すぐに取りに行きますのでまってて下さいね」
カービィ「はーい!」


ランがケーキを取りに行く中でメタナイトがカービィにイチゴのタルトの残りを渡す。


メタナイト「カービィ、私のイチゴのタルトの残りをやろう。私はちょうどお腹いっぱいなのでな」
カービィ「いいの?ありがとー!」


すると、その場に居合わせたハンドレッコがミューモロイドにもかかわらずカービィにあげるはずだったイチゴのタルトの残りを食す!ハンドレッコは何も悪びれもなく言う。


ハンドレッコ「いやあ、あの小さな白ウサギのイチゴタルトはいいよー、美味しくて!」
メタナイト「ハンドレッコぉぉぉぉぉー!!!私のカービィにあげるはずのイチゴタルトをよくもおおおおおー!!!(大激怒」
ハンドレッコ「あんた、我慢していたし別にいいじゃん。あんた、毎日夜中の三時に一人でアフォガードを食べに「Nooooooooooooo!!!!!」
シアン「ラフィーナちゃん、それちょうだいにゃ!」
ラフィーナ「いいですわよ。私、カロリー制限をしなくてはなりませんし;」
クロウ「シグ、そのイチゴタルト残すなよ」
シグ「わかる」


すると、誰かが木から落ちてきた!ランらしき人物だ。


ランらしき人物「イタタ・・・;」
アミティ「あ、ラン!イチゴタルトは?」
リデル「それよりもなんで木に登ってたんですか?」
あやクル「お前らしくもないな」
ランらしき人物「???」


すると、誰かの声がした。ランだ。


ラン「ほわ?どうしたんですか?」
タママ「えっ!?」
ランらしき人物「・・・?」


ランとその人物の顔もウサギの耳もよく似ていた。ドラリーニョは驚く。


ドラリーニョ「よく似てるー!」
王ドラ「あれ?でも、なんかよく見たら違うような・・・?」
クロウ「お前、名前は?」
ランらしき人物「僕は怪盗フルートの主人公を演じる声優のロン=ラビリンスです。あと、誤解される前に言いますが、僕は男の子です」
クルーク「男!?マジか!!」
アイオーン「怪盗フルートの主人公を演じる・・・声優!?」
ププル「驚くとこそれ!?」


ランと姿がよく似ているロンにゼオは言う。


ゼオ「ちょうどいいから、ランと遊んでやってよ。こいつ、いっつも遠慮しがちなんだ」
メタナイト「ゼオ!!」
ロン「え?(この子も?僕と同じ・・・)・・・へー。キミ、よく思い出したら歌手何ですか?歌上手いんですか?」
ラン「いえ、まだまだの部類に入りますが・・・」
ロン「じゃあ、僕に歌を教えて下さい!僕、歌うことが苦手なので歌を歌えるあなたが羨ましいんです!だから、声の出し方だけでも教えてくれますか!?」


ロンの強い押しにランはどこか彼に懐かし気持ちを覚えて承諾する。


ラン「は、はい・・・」


その夜、家に遊びにきたドラリーニョを見てランは何かを考えていた。ロンにどこか懐かしい気持ちを覚えた理由が。


ドラリーニョ「ランちゃん、どうしたのー?」
ラン「いや、ドラリーニョから心移りはないと思うけど・・・」
ドラリーニョ「うん」
ラン「なんかロンさんを見てるとどこか温かい気持ちになるの」
ドラリーニョ「うん」
ラン「でも、それが恋というにはちょっと違うというか・・・」
ドラリーニョ「うん」
ラン「どこか悲しいというか寂しいとかはあるけど、ちょっとどこかで会ったような気がするんだよね・・・まだ出会ったばかりなのに・・・」
ドラリーニョ「・・・」


すると、ドラリーニョはランを優しく撫でた。彼は言う。


ドラリーニョ「でも、恋じゃない温かい気持ちになるんだよね?それはあると思うよ。だから、ロン君のことをもっと知った方がいいと思うよー」
ラン「そうだね」


その翌日、ランはロンに歌の歌い方を自分なりに教えていた。それを王ドラやタママ、クルーク達とシアン達がドアの隙間から覗いていた。

Nostalgie Voice(その2) ( No.652 )
日時: 2018/12/25 00:49
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

タママ「親しくしてるですぅ!?」
王ドラ「いや、あれは恋人同士の会話というよりも家族みたいな会話みたいですね」
ゼオ「乗り込んで行こうぜ」
クロウ「ああ、そうする」
ププル「チーターズみたいな会話しないの!」
クルーク「ちょっと静かにして!」
ラフィーナ「バレたら大変ですわよ!」
アミティ「キミらもね;」
ジャガー「しかしなあ、ラン嬢ちゃん、無自覚な魔性の女だなー」
リデル「ジャガーさんはランさんのこと、ラン嬢ちゃんって呼んでるんですか?」
アイオーン「ヴッ」
シアン「でも、ランちゃん、教え方上手にゃ」
ハンドレッコ「メイドも1曲だけは歌えるからランに歌を教えてもらいたいね(うちのペイペインは歌は壊滅的な音痴。BVL曲のうちの1曲だけは奇跡的に歌えた」
メタナイト「おい、ハンドレッコ、なぜ私のカービィの方を見ながら言う?(^ω^#)」
カービィ「ハンドレッコ、ボク、何かしたの〜?」←壊滅的な音痴
あやクル「なんか同じ顔が二人いると紛らわしいな・・・」
シグ「虫ー」


すると、その様子を偶然目撃したアイレーンが彼らに声をかける。


アイレーン「みんな、どうしたのだ?」
アイオーン「ヴッ!!?」
ハンドレッコ「ちょっ、マスター!!今声かけたら危ないから・・・!」


すると、ある怒声が聞こえた!ロムだ。


ロム「お前ら何してんだよ!?覗きは最低だぞ!!」
王ドラ「ちょっ、違いますロムさん!!私達はただランさんがどんな教え方をするか・・・」
ロム「理由なんていいからすぐ来い!!」
王ドラ「わっ!」


すると、王ドラはロムに腕を強く掴まれて泣き落としで涙を浮かべた。


王ドラ「痛い・・・」
アミティ(上手いなあ、王ドラ)
ププル(これでも許さない奴はいないよね)


すると、色香に動じなかったロムは王ドラにあることを告げる。


ロム「2点(即答」
王ドラ「え゛っ!!?」
タママ「嘘ですよね!!?じゃあ、ボクの可愛さは!?」
アイオーン「ゼオの可愛さは!?」
メタナイト「私のカービィの可愛さは!?」
あやクル「ジャガーの可愛さは?」
ジャガー「勝手にオレを参加させるなあああああー!!!」
ロム「タママは地顔が可愛くても中身がどす黒いから0点!ゼオは天使のように肌が白いが、内は悪魔だから1点!ジャガーは可愛い見た目とは裏腹に言動が乱暴、カービィは性格もいいが無自覚に痴情(カービィ大好き組とメタナイト)のもつれの原因になってるから両者ともに10点だ!」
タママ「王ドラさんに負けたあああああー!!!」
ゼオ「ちぇー、カービィやジャガー、王ドラに負けた・・・」
メタナイト「そこはせめて120点ではないのか!?カービィには柔らかい感触、吸い込まれそうな青い瞳、小さな可愛らしい口、そして無自覚に色気のある性格が揃ってるんだぞ!」
ジャガー「それ思ってるのはテメーだけだ;」
ロム「とにかく来い!!覗きをした女子組には夏美からの説教が待っているんだからな!!」


覗きをした人達は説教されに連れて行かれる中でロンはランに言う。


ロン「ロムさんって素敵な方ですよねっ」
ラン「私はちょっと怖いと思いますけど、根は優しい人なんです・・・」


一方、エージェントとアリシアと彼女の魔人フルシュは悶怒に頼まれた買い物から帰る最中だった。


エージェント「クリスマスパーティのための料理の材料を買ってよかったな」
アリシア「アリシアはちょっと寒いけどね」
フルシュ「クリスマスってそんなにいいものなんですか?」
エージェント「ああ、誰もがちょっとでも幸せな気持ちにはなるぞ」
フルシュ「へー!カーンにも会ったら知らせなくてはならないですね!」


すると、エージェントに何かしらの気配を感じた。彼は言う。


エージェント「アリシア、フルシュ、すぐにスマブラ屋敷に帰るぞ」
アリシア「?」
フルシュ「はい・・・?」


その気配は間違いなくエージェント達を後ろから尾けていた・・・。その数時間後、エージェントはポップンのユーリに相談する。


ユーリ「アリシアにストーカー?」
エージェント「ああ。アリシアを間違いなく尾けたらしいんだ。だから、あんたが解決を頼むよ」
ユーリ「・・・アッシュとスマイルはいいよな?」
アッシュ「はいっス!」
スマイル「ボクは別に構わないヨ」
ユーリ「ああ。わかった、アリシアのストーカーの件は解決しよう」
エージェント「!ありがとう!」


一方、先程ロムから拳骨を喰らった王ドラがサンタさんが来るのを楽しみに待っているゼオ達にこんなサンタの話を投げかけていた。


王ドラ「サンタさんには赤と黒、二人いるんです。赤いサンタさんはいい子にプレゼントをあげますが、黒いサンタさんは悪い子にオシオキするんですよ」
ゼオ(オシオキ!?)
クルーク「ジャガー、すぐに黒いサンタ対策用のサンドバッグを持ってくるんだ!」
ジャガー「あ、ああ、別にいいが・・・」


ジャガーが小さい身体で持ってきたのは・・・






王ドラの描いた絵(マジでグロ絵)が貼られて黒いサンタ服を着ているサンドバッグだった(爆弾投下)


メタナイト&タママ&あやクル&クロウ&カーン「」←絶句






ハンドレッコ「ちょwwwこれはあかんwww」
王ドラ「みんないい子ですから!!!(汗」
ププル「黒いサンタなんて返り討ちにしてやる!!」
アイオーン「ヴーッ!!!(訳:リデルやゼオ達が連れて行かれるうううううー!!!(大号泣」
王ドラ「16歳とローティーンとサンタさんを信じてる大人が武器を持ちながら黒いサンタに返り討ちなんてやめなさい!!!(汗」


王ドラがなんとか彼らを押さえようとする最中にタママがこっそりとドラリーニョに聞く。


タママ「リニョりん。ランちゃんを本当にあのままにしていいんですか?」
ドラリーニョ「えっ、なんで?」
タママ「ランちゃん、このままだとロンに取られるんですよ!?」
ドラリーニョ「ないない」
タママ「はぁっ!?なんで・・・!」
ドラリーニョ「・・・。・・・ランちゃん、ロン君に対して温かい気持ちになるけど、恋じゃないって言うんだ。温かい気持ちがなんなのかランちゃん自身が知りたいのなら、ぼくは邪魔するんじゃなくて、応援すればいいと思うんだ。ランちゃんがぼくから離れるなんてありえないよ」
タママ「リニョりん・・・(純粋すぎるぐらいええ子や!!(´;ω;`)」


一方、Deuilは夜空の散歩中に雑談していたところある気配を感じた。彼らはそれを尾ける。


ユーリ「間違いなくあやつだな」
アッシュ「そうみたいっスね」
スマイル「どこからどうみても怪しいヨネー。ヒッヒッヒッ・・・」


彼らはすぐさまにそれを包囲する!ユーリはそれに聞く。


???「!?」
ユーリ「お前がアリシアのストーカーか?アリシアの父親への恨みが原因なら・・・」
???「えっ!?ち、違います!俺が用があるのはアリシアちゃんではなく、白薔薇学園のランさんのことです!」
アッシュ「えっ、ランちゃんが目的っスか!?別の意味で最低っスね!」
???「ち、違います!これでもわかりませんか?」


その人物はユーリにある名刺を渡す。その名刺は声優としてのロンのマネージャーとその横のソラニンの文字が書かれていた。


スマイル「ロンって、最近ランちゃんが歌を教えてるランによく似た男の子ダヨネ?」
ユーリ「そのマネージャーが何の用だ?」
ソラニン「俺も最近知ったばかりなのでよくはわからないんですけど・・・二人は、ーーーーー」
ユーリ「ーーーーーは?それは本当か?」
ソラニン「本人にもよく聞かなきゃいけないので白薔薇関連の子にランさんの居場所のことで聞き込みをしてたんです・・・ロンからにもよく聞かなきゃいけないので俺は失礼します!では!」


ソラニンが走り去るが、ユーリは二人に関する情報を聞いたことで静かに戦慄する。


ユーリ「・・・二人にそんなことが・・・?」






その翌日のクリスマスイブ、大半の全員はパーティの準備をしていた。その中にはアニメ化の話でファン達に囲まれていたいのりとマーベットもいた。


ヤイバ「松乃先生、怪盗フルートのアニメ化おめでとう!故に!」
レトリー「みんな楽しみにしてますよ!」
いのり「えへへー。今日はロン君にも会う予定よ」
マーベット「いのりさん、ロンさんを知ってるンスか」
モア「ロンのことはモア達にも知ってるぴゅる!確か次世代の最注目株の男性声優で・・・」
いのり「あ、そのことじゃないわよ。実はね、ロン君とは小学校が一緒の幼馴染だったのよ。まだそれ以来会ってないけど」
シアン「へー!じゃあ、ロン君とは何か約束事したんですかにゃ?」
いのり「うーん・・・内緒」


すると、いのりはランと話しているロンを見た!いのりは彼の元に駆ける。


いのり「ロン君!」
ロン「!キミはもしかして・・・いのり?」
いのり「聞いたわよ。最注目株の声優になってでも約束を果たしたかったんでしょう?私との約束を」
ロン「・・・さあね。ここでは話せないな」
いのり「ガン!」
マーベット「つか、ランちゃんと同じ顔だと紛らわしいっスね;」


ロンは再度ランの方に向き、彼女と話す。


ロン「ランちゃん。今日はありがとう。歌の歌い方を教えてくれて。おかげでちょっとは上手くなった気がするよ」
ラン「こちらこそありがとうございます!私なんかの指導では役に立たないかもしれませんが・・・!」
ロン「ううん。ちょっとごめんね。キミの大切な彼をほったらかしにさせて・・・」
ラン「!あ・・・」


すると、何者かの声がした!ユーリだ。


ユーリ「ラン!ここにいたのか」
ラン「ユーリ・・・!」
ユーリ「・・・ラン、あのな実は・・・」


すると、ランはこの後のことを予感した。ユーリから何か重大なことが話されることに。ランはロンに話す。


ラン「ロンさん!これからはユーリが歌を教えてくれますよ。ユーリなら歌もギターも上手いし・・・」
ロン「えっ?ちょっ・・・」
ユーリ「ラン!よく聞いてくれ実は・・・」
ラン「ではっ」


ランはパーティの準備をほったらかしにして会場であるスマブラ屋敷の外まで走る。ランは立ち止まって息切れしながら言う。


ラン「・・・あまりドラリーニョを、ほったらかすなってことかな。ドラリーニョはあんなに受け入れてくれたのに・・・」


すると、ランは目からポタポタと透明な雫が流れ出した。泣いているランにドラリーニョが駆けだして声をかけた。


ドラリーニョ「ランちゃん!」
ラン「!あ・・・」
ドラリーニョ「こんなところにいたんだ、みんな探してたよ」
ラン「ドラリーニョ・・・ごめん、私は・・・」






ドラリーニョ「まさかロン君に対しての温かい気持ちが懐かしかったなんて」
ラン「!?」






ラン「って、えっ!!?」
ドラリーニョ「実は・・・」


すると、その話を聞いたランが戻ってきた数分後にロンにもユーリから同じことを聞かされた。そう、ロンとランは・・・


大半の全員「ロンとランは兄妹!?」
ユーリ「あえてランの両親に事情を聞いたらランの前に生まれたロンを子宝に恵まれなかったランの両親の親友夫婦のところに養子に出されたんだそうだ。今もランの両親とロンの養父母は交流を深めていたらしい」
ジャガー「どおりでよく似たはずだな」


話をしている大半の全員を見て固まったタママに王ドラが彼の肩を叩く。


王ドラ「結局は私のドラリーニョが正しかったということですね」
タママ「OTL」


すると、ロンはランの顔をじっと見る。ランもまた彼の顔をじっと見ながら言う。


ロン「兄妹・・・?全然知らされてなかったね。でも、妹に会えて嬉しかった。ありがとう」
ラン「わ、私も嬉しいです!こんな息苦しい性格の妹ですけど!」
ロン「いや、キミは優しくてしっかりした子に育ったよ!うん!」


ロンがランの頭を嬉しそうに撫でる中でいのりがそれを見る中で彼女はポケットにあるものを発見する。


いのり(こんなのあったかしら・・・!)


それは手紙。その内容は・・・!






「いのりへ。あの約束は覚えてるよ。キミの漫画がアニメ化したら僕が主役声優を演じるって!だから、キミ達の怪盗フルートのアニメ化が決まった時に監督に直談判して主役をやらせてもらったんだ。あの約束をキミも覚えてくれて嬉しかった。ありがとう!」






いのり「ふふっ、よかった」


おしまい






「後書き」


今回はクリスマスでの出来事のお話です。ちなみに今回のタイトルの意味は「懐かしい声」でした。
つか、いのりさんとマーベットは序盤と終盤だけ目立ってしまいましたね・・・;(特にいのりさん)話の展開上こうせざるを得ませんでした。
今度の話はポップン19キャラのガンダムパロ(だったかしら?)の某アニメに出てくる主人公のライバルキャラでも登場させようかと思います。何度かピクシブのエージェント関連でブクマをするうちに愛着が湧いた←






感想OK