二次創作小説(紙ほか)

乙女のカメラ対決!?(その1) ( No.661 )
日時: 2019/01/21 23:05
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

今回はアリシアの恋する乙女のような話。ケロロのある話のパロディ。ちなみにあの意外なオリキャラも登場します。ヒントは・・・


ヒント:星ノ宮学園の八奇人の一人
ヒント2:ツーサイドアップのぱっつんツンデレ女子


あの特別編5から長らく登場していないのでまだまだわかりませんが;






ある日の白鳥姫子の実家。姫子は仲の良いアリシアと彼女の魔人フルシュを呼び出してタオルをかけられているある巨大パネルの写真を見せた。それは・・・


姫子「アリシアちゃん。あなたが望む通りのことはしましたわよ」


桜田兄弟がタオルを取り出したのはエージェントのよく映っている写真だった!どうやらアリシアはエージェントには内緒で姫子と一緒にエージェントの写真専用のパビリオンを作ろうとしていたらしい。姫子は意気揚々に言う。


姫子「うちのカメラマンが撮った写真ですの。何もかもが完璧に撮られた写真。これで文句はありませんわよね?」
アリシア「・・・確かに見事な被写体よ。完璧な作品(写真)だけど・・・」


すると、アリシアは咄嗟にフルシュをうさぎのぬいぐるみで殴った!


アリシア「全っ然わかってなーーーーーい!!!!!」
フルシュ「もげぇー!!!」
姫子「(助かった;)でも、めぼしき写真家はもうおりませんわ。何かお気に召さないことでも?」
アリシア「確かにどれも見事な写真だった・・・だけど、想いが感じられない」
姫子(お、想い!?そうでしたの・・・心が大事なんですのね;)
フルシュ「いったいなぁ〜・・・;だったら、アリシア様が自分で撮ればいいじゃないですか」
アリシア「うっ;そ、それはわかってる、けど・・・」


すると、アリシアは今まで自分が撮った写真を見せてきた!それは完全にエージェントが見切れてる写真だった・・・。


フルシュ「うわ〜、これはまた・・・;」
アリシア「いつもこうなの・・・」
フルシュ「よろしければボクが願いとして叶えましょうか?」
アリシア「いえ・・・迷惑はかけられない。エージェントの写真はアリシアが自分で撮らないとダメなの・・・たとえ盗撮になろうとも・・・!」
姫子「さすがですわ、アリシアちゃん!」
アリシア「頑張るわ!」
フルシュ「・・・」


すると、フルシュは前に自分と同じ属性のサタンにあることを言われていた。


サタン『フルシュ・・・何かアリシアの願いを叶えない事情があるなら、私のところに相談すれば良い・・・』


そして街並みではアリシアが密かに一人で買い物中のエージェントの写真を撮ろうとしていた。ちなみにアリシアは家で留守番をしていることになっている。


アリシア(これで撮れば・・・きっと見切れないでちゃんと撮れる!!!)


そしてエージェントが振り向いた瞬間にアリシアは写真を撮る!


アリシア(やった!撮れた!これでようやく・・・!)


しかし映っていたのは・・・






見切れたエージェントの隣に偶然いる呪われた五英雄の一人のフリードの写真だった(フリードは女好き)


アリシア「」






フリード「キミは・・・確かニュージーランドの娘の首相の娘ピョン?キミがボクにまさか・・・」
アリシア「ご、ごめんなさい!!!」


バキッ!!


アリシアは伸縮自在のリボンでフリードを殴り、立ち去っていった。しかし、フリードはめげなかった。


フリード(このボクがレビアッタ編以来の登場なんてどうでもいいピョン・・・あのニュージーランドの首相の娘が・・・ボクのことを・・・?)


一方、そのエージェントの写真をスマホで撮っていた人物がいた。その人物は星ノ宮学園の高等部の女子制服を着ており、八奇人の証である小さな宝石付きの勲章を着けていた・・・。






一方、エージェントはある任務の解読のために暗号が含まれた書類を読んでいた。その木の上にアリシアがこっそりといた。


アリシア(このロープ付きのカメラでボタンを押せれば・・・きっとエージェントの写真が撮れるに違いないわ!よし、ようやくベストの場所まで・・・)
理人(フラウト)「何してるのー?」←木の上に登ってアリシアの後ろにいる
アリシア「!!わ、わ、わ・・・」


すると、アリシアは木の上から「ひゃあっ!!!」と落ちて行った!幸いにもアリシアは軽傷だ。・・・人を巻き添えにした上で。


アリシア「いった〜・・・;」
???「痛い・・・;ホルンは?」
アリシア(ーーーーー!!!素敵な人・・・どこのホルン吹きかしら・・・)
???「ホルンホルン;」
アリシア「!あら、これ落としたわよ・・・って」


すると、アリシアはその少女のスマホの待ち受けにしていたエージェントの笑顔の写真を見た!見切れておらず、よく撮れている・・・!


アリシア「これ、エージェントの写真・・・?」
???「あ・・・;ちょっと!返しなさい!」
アリシア「わっ;」


少女は立ち去ろうとするが、アリシアが呼び止めた!


アリシア「あの!あなた!それ、エージェントの写真よね?お願い!お礼は出すからアリシアにその写真を譲ってくれない?」
???「!」
アリシア(よく見たらこの人、星ノ宮学園の八奇人の一人の陽奈南・・・!!)
南「キミ・・・ニュージーランドの首相の娘なんだろう?」
アリシア「あ、うん。一応・・・」


すると、南はアリシアに対してこう言い放った。


南「なんでもお金で買えると思ったら・・・大間違いなんだから・・・!」


南はそう言って立ち去った。その南の言動からあることに気付く。


アリシア(そうか・・・あの人も、エージェントのことを・・・)


すると、エージェントとフラウトがアリシアの元に来ていた。


エージェント「アリシア!大丈夫か!?」
理人(フラウト)「えへへ、ごめんね〜;?アリシアちゃん・・・?」


一方、南はある風景を撮っていた。元々は写真好きで撮りたいと思った風景を撮っていたほどだったらしい。しかし、八奇人としての仕事以外で撮った人間の写真はエージェントだけ・・・。その数分後、八奇人達は何やらあることで会話していた。それは・・・


香宮「次のイベントはスパイ体験だよ!全校生徒でスパイを体験学習するんだ!理事長も快く承諾してくれたよ!」
八坂「香宮、頑張れー」
香宮「バカだね、八坂君は!全校生徒でやるんだよ!」
南「・・・香宮先輩・・・この陽奈南に取材のお任せを・・・(どうせ私はホルン吹きだから地味で、練習の合間に写真ばっかり撮っている女だけど、負けたくないもん・・・」


一方、フルシュはサタンにアリシアのことで相談していた。サタンはしっかり聞いていた。


サタン「そうかー。アリシアがエージェントの写真を・・・」
フルシュ「でも、今思えば簡単なことなのに、なんでできないんですかねー」
サタン「フルシュ・・・人から見たら簡単なことでも、当人にとっては難しいことがあるからだよ・・・そしてそれを助けるのは私の仕事だ!単純に言えばアルルだけを助けたい気持ちはあるが、アリシアを介してシェゾとアルルの二人を別れさせられる!ハーハッハッハッ!」
フルシュ「えぇ〜・・・;それが一番の目的何ですか〜・・・;」
サタン「良いではないか」
フルシュ「えぇ〜・・・;」
サタン「良いではないか」
フルシュ「えぇ〜・・・;」


一方、それを見ていたギガディスは呆れたように言う。


ギガディス「・・・何をやっているのだ、あやつらは;」


一方、アリシアは橋の上から南の言動から来る彼女の気持ちを考えていた。


アリシア「エージェントはダメでも、ああ見えてカッコいいところはあるから・・・当然よね・・・それに今ならお似合いの二人だもん・・・アリシアは数年経たなければ告白もできない・・・」


一方、橋の下から演説をしていた姫子がそれを見ていた。桜田兄弟が言う。


桜田兄弟「あの・・・我々が介入してもよろしいでしょうか?」
姫子「よしなさい。あの子は自分の壁にぶち当たって自分で乗り越えなければ意味ありませんわよ?」


すると、フルシュが声をかけてきた。


フルシュ「あの・・・アリシア様」
アリシア「ん?」
フルシュ「よろしければ、サタン様のところに行って相談してみますか?」
アリシア「サタンに・・・?」


アリシアはフルシュに連れられてサタンの城に向かい、そして訪ねた後に彼に歓待を受けた。

乙女のカメラ対決!?(その2) ( No.662 )
日時: 2019/01/21 23:10
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

サタン「これはこれは!よくおいでした!アリシアはエージェントの写真を撮りたいのだろう?」
アリシア「うん・・・」
サタン「ならば、見せてあげよう。ほら」
アリシア「!?」


すると、アリシアが目についたのは十字架らしいハリボテに張り付けられているエージェントだった!エージェントの方はアリシア達からは聞こえないし、見えていない。


アリシア「エ・・・エージェント!?」
サタン「貴重なポーズだぞ。この間に写真を撮れば良い」
アリシア「エージェントになんてことするのよ!?」
サタン「おや?アリシアはエージェントの写真を撮りたいんじゃなかったか?今絶好の機会だぞ」


すると、サタンはあるものをマシン式で出した!それはサタンが魔法で作った固定カメラだ。


サタン「これは写メハリケーンカメラだ!」
アリシア「・・・(ちょっと心が揺らぐ」
サタン「操作は簡単!シャッター音を押した後にプリクラのように写真を盛ることもできる!」
アリシア「何ですって!?」
サタン「ちなみにプリクラのフレームは以下の通り!ハートのプリクラは私がアルルの写真を撮った時に使うはずのものだ!」
アリシア「言わなくていいわよ!」
サタン「とまあこんな感じでカメラも用意したから、あとは気が済むまでゆっくり撮・れ〜」


サタンが立ち去った後にアリシアはカメラとエージェントを前にして迷う。


アリシア(こ、これは二度とないチャンス・・・でも、こんな強引なやり方は・・・でも・・・でも・・・!!!)


一方、何も知らないエージェントはモニター越しにサタンと会話していた。


エージェント「で?俺がこの動かない木の演技の練習の頼みを成功したらチゲ鍋、作ってくれるんだろうな?」
サタン「ああ、もちろんだ」
エージェント「ふーん」


モニター越しでエージェントとの会話を終えたサタンにフルシュが声をかけた。


フルシュ「あの・・・これじゃあ相手の気持ちも全く無視してますよ・・・本当にいいんですか・・・?」
サタン「構わぬ!超すごい魔王の私に不可能などない!(きっぱり」
フルシュ「・・・あなたに人の心はないんですか;」


一方、誰かがサタンの城の天井裏に侵入していた。スパイの予行練習をしている南だ。


南「こんな町にこんな城が存在していたなんて・・・スパイの予行練習のしがいがあるよ!(それにあの方も褒めてくれるかしら・・・v」


一方、アリシアは誘惑に負けてカメラを手に取る!アリシアはこれが最後のチャンスだとばかりにさらに緊張する。


アリシア「これを撮れたら・・・アリシアのパビリオンができるわ・・・!」


すると、アリシアがボタンを押しそうになった時に天井裏にいた南がそこから落ちた!


南「わっ!」
アリシア「!?」
南「てて・・・あ・・・」
エージェント「えっ!?」


すると、南は至近距離でエージェントを見る。すると、警報のサイレンの音が鳴った!しかし、サタンとフルシュは熟睡していたために気付かない。


警報「エマージェンシー、エマージェンシー。これから侵入者を排除します」
アリシア「こらぁー!!アリシアのエージェントに近づくなぁー!!!」


すると、南が突如開かれた落とし穴に落ちた!・・・エージェントも一緒に。


南「うえ!?」
エージェント「!?」
アリシア「エージェント!!!」


すると、アリシアの並外れた腕力で壁を壊し、アリシアも落とし穴の方に落ちていく!そして南とエージェントを両手で掴み・・・






リボンを伸ばして上を掴んで食い止めた!


アリシア「うらうらうらうらうらうらうらうらーーーーー!!!!!」






そしてようやく三人は落とし穴に落ちることなく助かった!その数分後、騒ぎを聞いてフラウトとともに駆けつけた紅葉はサタンに叱責する。


紅葉「何事だと思えば・・・なんという失態じゃないか!三人は幸いにも大した怪我も負わないで助かったとはいえ・・・」
サタン「いやー、じゃあ、私はここで・・・」
紅葉「待て」


すると、紅葉は木刀を持ちながらサタンを睨みつける!


紅葉「自分の欲のために人の心を利用するなと何度も言っただろう!!?今回は出番はなかったアルル達や王ドラさんの代わりに私が折檻してくれる!!!」
サタン「ウソォォォォォーーーーー!!!?」


一方、エージェントはクロードに関する任務のためにアリシアの見送りを南に託して立ち去った後にアリシアは南と二人きりでどうしたらいいか悩む。


アリシア(助けたとはいえ、まだ南さんとのわだかまりは解けてないように見える・・・)
南「・・・あの」
アリシア「はいっ!?」
南「あなたってお金だけじゃなかったのね。まだ幼いのに二人を持ち上げるなんて」
アリシア「あれは火事場の馬鹿力よ。いつもはリボンで殴るの」
南「あははっ」


すると、笑顔を見せた南はアリシアに聞く。


南「ねえ、アリシアちゃん・・・エージェントさんのことが好きなんでしょ?」
アリシア「えっ?うん!」
南「・・・私も。だから負けない・・・」
アリシア「うん!アリシアだって負けないわ!」


二人が恋のライバルとして結託した後の翌日にアリシアは姫子にエージェントの写真専用のパビリオンを中止させることを命じた。


姫子「パビリオンを中止!?そんな・・・いいんですの?」
アリシア「うん。正直・・・必要なくなっちゃったの」
姫子「?」


すると、アリシアは自分のスマホを操作する。そこには南からエージェントの写真をLINE付きで送っていたからだった・・・。


アリシア「アリシアのパビリオンは・・・ここにあるから・・・」


一方、サタンは紅葉にオシオキとして殴られまくったことが原因でギガディスの看病の下で寝込んでいた。


サタン「紅葉・・・次はぷよ地獄に落としてくれる!!」
ギガディス「もうよすがいい・・・;」


おわり






「おまけ」自業自得だからしょうがない!


王ドラ「いやー、迷いましたねー」


王ドラはサタンがアルルに贈ったプレゼントをサタンに返却するためにサタンの城にきたが、サタンの気まぐれで作り出す内部図が原因で迷ってしまった。しかも迷った場所は例のカメラの部屋・・・


王ドラ「加えてこんな趣味の悪いカメラ。まあ・・・大方サタンが原因でしょうけど・・・」


すると、王ドラが見たのはそのカメラのデータにあるアルルの隠し撮り写真祭りだった!全てを察した王ドラはアルルの方に電話をかけた。


王ドラ「もしもし?アルルさん?」


・・・サタン様、アルル達からのオシオキを受けさらに全治が二ヶ月に延ばされたという・・・。






「後書き」


今回はアリシアと八奇人の一人の南ちゃんの話でした。この話を書いたきっかけはちょうど久々に八奇人達を登場させたいところを南ちゃんに白羽の矢が立ったわけです。まあ、最後はサタン様の自業自得なんですけどね!
今はポップンではとりあえずおしゃまスウィングを練習しています。あとは最後のラス殺し譜面の攻略!完全にできるまで最後まで頑張ります。できればですが;






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