二次創作小説(紙ほか)

若頭と雅楽師と笛と(その1) ( No.676 )
日時: 2019/03/04 23:35
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

今回のタイトルはちょっと和らしく趣向を凝らしました。みなさんは決して現実の893に目を付けられないように。


組長「あっ、私のことではないんですか・・・って、私の名前の表記がおかしいですよね!!?」


あ、クレしんの怖い顔代表がここに・・・←






とある日の平安遷都一家の家。雨季とナズナとスズナが学校に行っている間にとある人物が訪ねてきた。その人物は豪華そうな車から降りており、雨季の実の兄の美紀貴が彼に気付く。


美紀貴「蔵ノ助!来てたのか」
蔵ノ助「おう、美紀貴。学校はどうしたんだ?」
美紀貴「今日は獣医学の実習が早く終わったんだ。後輩のケンジ達に任せた方がいいって教授が言ってたんだよ」
蔵ノ助「そうか。ここの総一郎組長と大事な話があるんだが構わねーか?」
美紀貴「ああ」


蔵ノ助は総一郎がいる部屋を訪ねる。総一郎は組長ながらお手柔らかに出迎える。


総一郎「やあ、蔵ノ助。よく来たな」
蔵ノ助「大事な縁談の話があったからな。あんたの孫娘の雨季と俺との縁談」
総一郎「そのことなんだが、今日はその縁談はなしにするためにお前を呼び寄せた」
蔵ノ助「は!!?」


縁談がなくなることを告げられた蔵ノ助は総一郎に問い詰める。


蔵ノ助「雨季、それほど強くなりすぎたのか!!?だったら、俺がその縁談に・・・」
総一郎「違う。雨季には最近好きな奴がいてな。こいつだ。シグレ君って言うんだ」


総一郎は老年ながらスマホを見事に使いこなしてシグレが写っている写真を見せた。


総一郎「シグレ君には今は多少くすんでいるが、どこか光るものを感じているんだ。シグレ君なら雨季を幸せにしてくれるだろう」
蔵ノ助「・・・そのシグレの野郎なら今どこにいる?」
総一郎「シグレ君は雨季とは違う七彩高校の生徒だが、学校が終わって芸能活動の仕事までの時間は星ノ宮学園に遊びに行っているんじゃないか?確か、耕一(まほろ達の祖父の耕爺さん)がそれらしいことを言っていたぞ」
蔵ノ助「・・・わかった」


その数分後、蔵ノ助は再度豪華そうな車に乗り、部下にこっそりとあることを命じた。


蔵ノ助「寺田」
寺田「はい」
蔵ノ助「こっそりシグレのことを調べるのを頼むぜ」
寺田「わかりました若!」


この時の蔵ノ助の顔は雨季との縁談がなくなったことに怒りを感じながら笑ってるかのようだった・・・。






一方、シグレは星ノ宮学園で他の吟遊月華のメンバーとともに中等部の吹奏楽部の部長である金城から演奏指導を受けていた。金城は気付いたことを指摘点を挙げる。


金城「ミヤビ、サビになると声が高い。声が裏返っているようにも見える。舞踊はなかなかだがな」
ミヤビ「は、はい!」
金城「エニシ、体力的に身体を使いすぎだ。無茶なパフォーマンスをしてないでもっと自分に合ったパフォーマンスをしろ」
エニシ「なんで俺に体力がないことに気付いたんだ!?合ってるがな!」
金城「ヤマト、一つ一つ丁寧に弾け。一つ一つ丁寧に弾く基礎練をすることが演奏での基礎中の基礎だ」
ヤマト「あー、やっぱり基礎練をしなきゃダメっすかね;」
金城「ナルカミ、身体で勝手に演奏をするな。まあ、無我夢中になりすぎないで少しだけ頭を使え」
ナルカミ「は、はい!頑張ります!」
金城「シグレ、難しい運指は少しだけ場所からずれればできるはずだ。穴は完全に塞がなくていい」
シグレ「!が、頑張る!」


金城の演奏に関する指摘を受けてそれに負けじと食らいつく吟遊月華を見ていたまほろと雨季は後輩達とともにオーボエのパート練に取り掛かりながら言う。


雨季「シグレ達も大変そうね;」
まほろ「うんっ。でも、最近のシグレ君達や景ちゃん・・・シグレ君達も演奏がさらにレベルアップしたけど、景ちゃんもちょっと丸くなったって思うんだ。シグレ君達が来てからすぐりさんの言う通り景ちゃんの顔つきが前と違うもん」
雨季「そうね。まあ、アンサンブルコンテストのメンバー選抜で清史郎率いる打楽器四重奏も落ちちゃったし、私達オーボエ五重奏も東京大会まで進んだけどダメ金で代表落ちしてしまったけどね。金城達率いる金管六重奏は全国大会に進めたけどね」
まほろ「でも、景ちゃん達がそこまで進めたのはやっぱりシグレ君のおかげだね。それは景ちゃんだけに活きていたのかもしれないけど・・・」


すると、偶然遊びに来ていたルルーがその会話を耳にしてあることに懸念を少しだけ抱く。


ルルー「・・・」


すると、ルルーがガラッとドアを開けて雨季達がそれに気付いた。


雨季「ちょっ、ルルーさん!?シェゾさんのことはまほろはもう・・・「ちょっと」
ルルー「そのまほろちゃんにはそれとは別に聞きたいことがあるわ。じゃ、連れてくわ」
まほろ「えっ、ちょっ、ルルーさん!?」
オーボエパートの後輩達全員「まほろセンパアアアアアイ!!!!!」


まほろはルルーのおごりでポップンカフェに連れて行かれた。もちろんウィッチとチュチュとカレンとあいりがそのポップンカフェにいた上で。


ウィッチ「あっ、ルルーさん!こっちですわ!」
チュチュ「遅かったですね」
カレン「んで、例のあの子も連れてきたのね」
あいり「まほろさん、私の隣に座って下さいませ!」
まほろ「あ、ありがとう」
ルルー「まほろに聞きたいことがあるわ。まほろって・・・」
まほろ「?」
ルルー「幼馴染の金城のことどう思ってるの?」
まほろ「えっ?」


まほろは金城のことをどう思っているかを聞かれてありのままのことを答える。


まほろ「景ちゃんはいいお兄ちゃんって感じかな?」
ルルー「え?」
まほろ「景ちゃんはなっちゃんと同様に好きなものは先に私に選ばせてくれるし、ずっと兄妹のように育ったから、でも、私が尊敬するところはたくさんあるから優しいお兄ちゃんかなっ」
ウィッチ「あんな完璧すぎる兄が実在するわけがありませんわ!まほろさんの気を引くためだと思いますわよ〜」
まほろ「景ちゃんはそんなことしないよっ」
カレン「いや、金城のまほろに対するあの態度はきっとそうよ」
あいり(そういえば、私と付き合う前のツーストもそうでしたわ・・・)
まほろ「景ちゃんは確かに外見も内面もカッコいいけど、ずっと私を守ってくれたお兄ちゃんって感じだよ!」


女子会がスタートする中で一方、ゼオ達が差し入れに来たが、まほろが何らかの理由でルルーに攫われたことを雨季から知らされた。


ゼオ「えっ!ルルーさんに攫われたぁ?」
雨季「ルルーさん、確かに私達の見解とはかなり違った感じがしたけど、まほろが何かしたわけじゃないわよね?」
ププル「そりゃああんないい子が・・・」


すると、クルークが何かを察したのか雨季に聞く。


クルーク「一応言うけど金城ってなんでまほろさんにはそんなに優しいの?」
アイオーン「ヴッ!?」
ジャガー「ちょっ、クルーク!?」
雨季「・・・。えっ、私も清史郎も夏目も当たり前すぎてクルークに言われるまで気付かなかったけど、周りからはそう見えるんだ・・・;何この激しい見解の違い・・・;」
クルーク「見えるよ。やっぱりデキてるとしか言いようがないよ。まほろさんが惚れてたシェゾも可哀想だよ」
雨季「・・・そうねえ。最初からあの二人がデキててくれればこんなややこしいことにはならなかったような・・・」
クルーク「だろ?」


すると、ある人物が訪ねてきた。こないだ星ノ宮学園の中等部の音楽科1年に編入したばかりのナズナとスズナだ。


ナズナ「みんな、何してるの?」
スズナ「シグレさん達、もう練習は終わったよ?」
ゼオ「ああ、ありがとう。じゃあ、シグレ達にも差し入れをやるか。金城はこんな時でも助かるなー(クルークの服の裾を引っ張る」
クルーク「ちょっ、ゼオ!?」


五人が立ち去った後にナズナは聞く。


ナズナ「・・・雨季は行かなくていいの?」
雨季「いや、今はシグレ相手に気まずいとかじゃなくて金城やまほろ相手の方がちょっと気まずいっていうか・・・」
スズナ「ふーん。よくわからないけど・・・」


一方、そんな雨季の様子を蔵ノ助の部下である寺田が確かめながらメモっていた・・・。

若頭と雅楽師と笛と(その2) ( No.677 )
日時: 2019/03/04 23:41
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

それから数日したある日、星ノ宮学園の放課後はみんな部活や帰宅部は遊びに行ったりで変わらない平穏な日常を過ごしていた。吹奏楽部も変わらず練習漬けの時間を過ごしていた。外部のシグレ達もすぐり達いる。


すぐり「というわけであと数週間したら景吾達はアンサンブルコンテスト全国大会のために札幌に遠征しに行きますのであなた達は各自の練習メニューに当たって下さい」
吹奏楽部部員全員「はい!」
すぐり「シグレ君達も勉強のために札幌に・・・「あたし達だけで行ってよくない?」


すると、進言したのは吹奏楽部のトランペットのパートリーダーで中等部の音楽科3年でもあり金城率いる金管六重奏のメンバーある西村紗江子だ。


紗江子「シグレ達も忙しそうだし」
央「紗江子!」←この子もトランペットパートの副パートリーダーで金管六重奏では金城と共演する
紗江子「ということで決定ー!」
クルーク(そんな言い方;)
シグレ「あの!」


すると、シグレは手を挙げながら言う。


シグレ「俺も忙しいですけど、王ドラさんに頼めばどこでもドアは貸してくれます!それに・・・そうやって区別するのは良くないと思います」
紗江子「・・・。ああ・・・負い目を感じてるんだ。外部なのに選ばれたから」
クルーク「おいっ!!お前黙って聞いてればーーーーー!!!」
シグレ「待って下さいクルークさん!言われても仕方ないです。でも、言われなくなるように頑張ります!」
アイオーン「シグレ・・・」


すると、金城はシグレの意見に賛同するかのように言う。


金城「俺もシグレの案は賛成だ。外部だからって関係ない。言いたい奴は言っていい」
紗江子「!パート練に戻るからっ」
央「あっ、待ってよ!紗江子ー!」


ププルは立ち去った紗江子に腹が立ったかのように言う。


ププル「何あの子感じ悪っ!」
雨季「でも、紗江子は実力があるから言い返せないわ」
ゼオ「そうなのか?」
まほろ「小学校3年の時からトランペットをやってて音楽推薦でうちの中等部に入学したんだ。2年の時のソロコンテストもパワーでよく響くテクニックと表現力で全国大会で金賞も取れたくらいだし」
ゼオ「へぇ・・・」
雨季「実力があって努力家だから他の女子部員も何も文句一つも言えない感じね」
シグレ「そんな感じなんですね(だが、今からこんなんで金城達も頑張れるだろうか・・・?」


すると、来客が来た。リデルだ。


リデル「すみません、金城さんとアイオーンさん、いますか?」
アイオーン「リデル」
リデル「ここの12小節目のところなんですけど・・・」


すると、ある女子部員の誰かがリデルに気付いたのか声をかけた!


ある女子部員「えっ!?リデルさん!?押コンのホルン部門で繰り上げ優勝した人だ!」
リデル「!?」
アイオーン「ヴッ!?」
ある女子部員「やっぱりあの世良さんと競い合った子ですよね!?今日はここに用に?明日はどちらに?」
ププル「何この子・・・;」
クルーク「結構可愛い顔してるけど・・・」
ある女子部員「あ・・・すみません。名乗り上げるの忘れてました。私は特進科2年で吹奏楽部でホルンパートのパートリーダーを務め金城先輩とアンサンブルコンテストで共演してます、瀧口深雪と申します」


すると、深雪の自己紹介にシグレ達が驚く!


シグレ「えっ!?特進科2年でホルンパートのリーダー!!?」
ゼオ「ほう。金城はこいつの実力をよく知ってるはずだよな?元々は初心者だったのだろう?」


すると、金城はゼオの問いに答える。


金城「まあな。瀧口はホルンの基礎を教えたら短期間で強豪校の経験者だったかのように上手くなってな、それでホルンパートには俺達みたいな三年もいなかったこともあって先代の部長からホルンパートのリーダーに抜擢されたんだよ」
クルーク「へー。ホルンの才能があるんだね」
金城「ちょうどいいから瀧口に紹介してやる。こいつは俺達と全日本音楽コンクールで共演して風邪を引いた白鳥の代わりにフルート部門に出て優勝したシグレだ」
シグレ「ちょっ、金城!?」
深雪「ああ、あなたがシグレさん!?あなたの龍笛もフルートも金城部長から聞いてます。まあ、私もあなた達の成長を・・・楽しみにしておきますね」


深雪が挑発的な言葉を残した後に他のパートメンバーとともにパート練に戻った後に金城は言う。


金城「じゃあ、俺達もパート練に戻るか。ウィグルゥ、木管の指導頼んだ」
ゼオ「わかった!」


金城達がパート練に戻り、ププル達も学内物色に行った後にゼオは木管パートがいる教室に向かう最中にある人物を見つけて声をかけた。


ゼオ「おい」
寺田「は、はい!?」
ゼオ「この数日、ずーっと雨季達の周りを嗅ぎつけただろう?何が目的だ」
寺田「いや、俺はある人に頼まれて雨季嬢の意中の彼を調べていただけですぜ;」
ゼオ「そうか。それならいい。だが・・・」


すると、ゼオは杖を寺田に構えながら言う。


ゼオ「これ以上雨季達の周りを嗅ぎ回るな。次見つけたら杖で殴る、いいな?」
寺田「ひいいいいいーーーーー!!!」


一方、蔵ノ助は他の部下とともに好きな宴会をしながら内心で寺田を僅かなりとも気にかける。


蔵ノ助(寺田、遅いな・・・何してやがんだ?)


すると、寺田がゼオの一見悪い目つきに泣きながらふすまを開けた!


寺田「わぁぁぁん若ぁぁぁぁぁー!!!!」
蔵ノ助「!!?寺田、どうした!?」
寺田「もうこれ以上調べるのは無理ですー!!!青のピアスをつけた低身長の美少年に見つかって・・・!!」
蔵ノ助「落ち着け!!話を聞いてやるから泣くな!!!」


すると、電話に出ていた部下の一人の町田が慌てながら蔵ノ助のところに駆け込んだ!


町田「若、大変です!若所有のスナックが酔っ払ったある女客によってめちゃくちゃにされたそうで・・・!!!男連れでした!!」
蔵ノ助「はぁっ!!?その女の連れてきた男をサカナのエサにしねーといけねーみてーだな・・・!!!」


その翌日、スマブラ屋敷ではツーストが部屋で待つあいりに会いに行くために歩いていた。


ツースト「あいり、部屋で待つって可愛いなあv早く行かなくっちゃv」


すると、ツーストにある声が聞こえた。クロことクロードだ。


クロ(クロード)「ふん。あいり殿は私を望んでいる!自分を望んでいるというのは自分の身の丈に合ってから言うことだな」
ツースト「ムカッ!あいりは俺を選んだんだよお前じゃねーっつの!」
クロ(クロード)「生意気な・・・私のように桜を模した衣装も着ていないくせに・・・(変装のクロード参照」
ツースト「アイドルはどっかの暇人のクソ怪盗とは違って忙しいんですー、やーい」
クロ(クロード)「なんだと?」


あいりを巡ってバトルを繰り広げそうになるが、すると、慌てながら走る音がした!ミラクル☆4の四番手のフォースだ。


フォース「ツーストー!頼みがあるー!」
ツースト「フォース!?」
クロ(クロード)「どうしたのだ?」
フォース「あいりちゃんがいる部屋のベッドに匿わせて!!!」
ツースト&クロ(クロード)(^ω^#)


すると、ツーストとクロードがそれぞれの武器を構える!


ツースト「他の女ならまだしも俺のあいりに手を出そうとするとはいい度胸だ(^ω^#)」
クロ(クロード)「あいり殿は私の手中に堕としてもらうターゲットだぞ(^ω^#)」
フォース「違う違う!あいりちゃんがいるベッドの下に匿わせてって言ってるんだ!ヤバいよ!俺、もうすぐ殺されるかも!昨日俺がスナックで奢っためーちゃんの連れとして!!」
ツースト「は!?MEIKO!!?スナック!!!?」
クロ(クロード)「どういうことだ?」
フォース「わけは後で話す!とにかく今はあいりちゃんを襲ったりしない!約束する!」
ツースト「おいフォース!!?」


すると、フォースがツーストとクロードの目の前にあるあいりの待つ部屋に入った!クロードは彼らしからぬ慌てる態度に疑問を感じた。


クロ(クロード)「フォース殿、自分の奢りでMEIKO殿をスナックに連れて行ったのか?」
ツースト「分からん・・・;」


すると、誰かが窓を割ってそこから入ってきた!


ツースト「誰だっ!!!」


すると、ツーストとクロードはその人物を見て顔を青ざめた!その理由は・・・






蔵ノ助「おい。さっきのウエスタンの男見なかったか?」
ツースト&クロ(クロード)「」






なんと蔵ノ助が日本刀で窓を割って部下達を連れて侵入してきました(爆弾投下)極道である蔵ノ助の姿にツーストとクロードは首を横に振る。


蔵ノ助「そうか、悪かったな。野郎ども行くぞー!!!」
大半の部下全員「ウッス!!!」


蔵ノ助と大半の部下全員がフォースを探すために駆け出した後にツーストは一人遅れた町田を引き止めながら聞く。


ツースト「おい、ウエスタンの男(フォース)が何かしたのか・・・?」
町田「あんた知ってるのか?あの男はな、まだ未成年だから自分で酒を飲まないくせに酒豪の連れの女に酒を飲ませて女が酔っ払って店をめちゃめちゃにした原因を作りやがったんだよ!!!」
ツースト(フォース!!!!!)
クロ(クロード)(めーちゃん!!!!!)
町田「とにかくいたらすぐにここに連絡して・・・」


すると、町田にある声にかけられた。宮島清史郎だ。


宮島「あれ?マッチー?」
ツースト「宮島!!」
クロ(クロード)「マッチー!!?」
町田「!清史郎ぉ!!!お前の親父さんには伝えておけ!!!換金利息合わせて300万・・・」






町田「返しますのであと少し待ってて下さい」←宮島父から300万借りてた
ツースト「てめぇが借りてたんかよ!!?」






町田の土下座に宮島はまたかと呆れつつも言う。


宮島「しょうがねえな。親父にはそう伝えておくよ」
町田「ありがとう、清史郎!」
宮島「んで、マッチー、こんなところに上がり込んでどうしたんだ?景吾もマッチーの無事を気にかけてたみたいだぞ」
町田「実は・・・」


すると、ツーストがその話を流すかのように言う。


ツースト「あー、宮島、子供組のためにケーキを作ってあげてくれないか?」
クロ(クロード)「うちのエマも楽しみにしていると聞いたんでな」
宮島「ああ、わかった。念のために後で味見をよろしく!」


宮島が立ち去った後に町田は二人に言う。


町田「あの男がいた場合はこちらに連絡してくれ」
ツースト「わわわ分かりました;」←めっちゃビビってる
町田「ではまた」


町田が立ち去った後にあいりが部屋から出てきた。


ツースト「あいり!」
あいり「あの・・・フォースとあの人達に何かありましたの?」
クロ(クロード)「それは・・・」


すると、部屋のベッドの下からフォースが出てきた。


フォース「ありがとう、あいりちゃん」
ツースト「ありがとうじゃないだろ!!?さっき極道の奴らがてめーを追いに来てたんだ!!一人は宮島と金城の知り合いみたいだがしかも宮島父から300万も借金して!!これ、ウーノにバレたら大目玉じゃ済まねーぞ!!!」
フォース「えっ!?あいつらこんなところまで来てたのか!!?」
クロ(クロード)「すぐに逃げた方が良いな;私のシルクハットなら外界まで繋ぐことが可能だぞ」
フォース「マジか!早速やってくれ!」
クロ(クロード)「ああ」


すると、クロードはシルクハットの中から何か違和感を覚えた。


ツースト「どうした?」
クロ(クロード)「いや、なんか髪みたいなのが・・・」


すると、それを取り出したクロードは見た瞬間に顔を青ざめた!その理由は・・・






蔵ノ助がシルクハットから出てきたからだ(爆弾投下)






蔵ノ助「よう、随分と逃げてくれたみてーだな?」
フォース「すっげー!クロード、こんな高度な手品ができるのか!しかもあいつらのボスそっくりな人間を・・・いいいいいーーーーー!!!!????」


蔵ノ助の登場により大半の人達全員が顔を青ざめても彼は口笛で部下達を呼ぶ!蔵ノ助は言う。


蔵ノ助「さぁ、フォース、あの女の分も含めた慰謝料を払ってもらおうか?」
ツースト「あの、いくらですか?」
蔵ノ助「500万だ!!!」
ツースト「500万!!?」


すると、宮島が作った数々の種類のケーキを乗せた台車を動かしながら来た!


宮島「おーい、味見してくれー!あ、マッチー?そのおっかねえ奴が親父に300万返すのか?」
町田「しーっ!!!若が・・・!!!」
蔵ノ助「ーーーーーは?町田、一般市民から借金したって本当なのか!!?」
町田「あとちょっとしたら返すつもりだったんです!!それがまさかここに清史郎がいるなんてことは・・・!!!」
蔵ノ助「黙れこのたわけがあああああー!!!!!」


すると、蔵ノ助は日本刀でベッドごと斬り、これにあいりは泣き叫ぶ!宮島は自分のしたことにようやく気付いてオロオロする。


宮島「えっ!!?そんなにヤバかったの!!?」
ツースト「宮島は悪くないが少しは空気読めーーーーー!!!!!(泣くあいりを抱きしめながら叫ぶ」
クロ(クロード)「な、なんと羨ましい!」


すると、騒ぎを聞いて他のスマブラファイターやスマブラ屋敷に遊びに来ていた人達が駆けつけた!


ウルフ「一体何があったんだ!!?」
ゼオ「ちょっと見させて〜。あ!お前、ここにも嗅ぎつけて来たのか!?」
寺田「ち、違いますぜ!まさかこんなところにいたとは・・・!!」
シグレ「そうですよゼオさん!この人は何も知らなかったみたいだし・・・」
蔵ノ助「!」


すると、蔵ノ助はシグレを見ながらフォース達にあることを提案する。


蔵ノ助「喜べフォース。この紫の和装を着た奴で500万はチャラにしてやる」
シグレ「えっ!!?」
蔵ノ助「じゃ、連れてく(シグレの腕を掴む」
シグレ「えっ!?ちょっと待って下さいあんた誰・・・(連れて行かれる」
ナルカミ「シグレえええええーーーーー!!!!!」


シグレが蔵ノ助達に連れて行かれた後にメタナイトが聞く。


メタナイト「500万の借金はチャラってどういうことだ?」
フォース「実は・・・」


この後、フォースは詳しく話してメタナイト達にこっ酷く怒られたことは言うまでもない。

若頭と雅楽師と笛と(その3) ( No.678 )
日時: 2019/03/04 23:45
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

王ドラ「あーあ、なんで私がこんな乱暴な女性と一緒に買い物に出かけなければいけないんですかね?」


一方、王ドラと雨季は夕飯の材料の買い物から帰路についていた。雨季はふてくされたそうに言う。


雨季「それはこっちのセリフよ。私だって帰っての今日から俺は!!のドラマDVDの続き見たいわよ」


すると、二人はある車を目撃する。蔵ノ助の車だ。


王ドラ「あれ、あなたの縁談の相手だった蔵ノ助さんの車じゃないですか?」
雨季「あっ;」


すると、二人はシグレがガラス越しに蔵ノ助に訳もわからず怯えて半泣きになっている姿を目撃する。王ドラはシグレがなぜに蔵ノ助に連れて行かれたのかを察した。


王ドラ「ありゃー;総一郎さん、喋っちゃいましたか・・・;」
雨季「王ドラ、シグレを助けに行くわよ!すぐにあんた所有のバイクを用意しなさい!運転免許もパワえもんとの競争で取ってるんでしょ!?」
王ドラ「わかってますよ・・・シグレさんを巻き込みたくない、でしょう?」


一方、シグレは蔵ノ助の事務所に連れて行かれた。シグレはこれから自分の身に起こることを考えたら涙が半泣きになっていた。


シグレ(えっえっ、俺どうなっちゃうの?まさか人身売買されるのか?)
蔵ノ助「シグレ・・・と言うんだったな」
シグレ「は、はい・・・(しどろもどろ」
蔵ノ助「雨季についてなんだが・・・」
シグレ「(雨季さん!?)は、はい!」






蔵ノ助「雨季のことはお前はどう思ってるんだ?」
シグレ(・Д・)?






なんと蔵ノ助の質問は意外なものだった。シグレは雨季について聞かれた際に戸惑う。


シグレ「え、えっと・・・(この人、極道なのに意外と普通の部分があったのか?」
蔵ノ助「どうした早く答えろ」
シグレ「は、はい!(やっぱり怖い!?)雨季さんはーーーーー・・・」


すると、事務所の下の階に騒ぎがあった!蔵ノ助は気付く。


蔵ノ助「なんだ!?何かあったのか!?」
寺田「若!!雨季お嬢と祖父の総一郎組長の知り合いのオレンジの悪魔がバイクで乗り込んできました!!!」
蔵ノ助「なんだと!!?」
シグレ「王ドラさん?雨季さん!?」


すると、バイクのエンジン音が次第にシグレのいる階まで登るような感じがした。すると、雨季の声が聞こえた。


雨季「シグレ!!」
シグレ「雨季さ・・・」


しかし、蔵ノ助達やシグレが驚いたのは王ドラが運転するバイクで階段を登ったのではなく・・・






ミニッツの可愛いイラストの入った痛バイクだったからだ(爆弾投下&イラストはクルーク作)






シグレΣ(;°Д°)
蔵ノ助「ちょっと待て!!!バイクで階段を登ったならともかくなんでミニッツの痛バイクなんだよ!!!?」
王ドラ「ミニッツさんへの愛です(きっぱり」
雨季「うわー;ここまで来ると逆に清々しいわ・・・;」


すると、雨季はバイクから降りてシグレのところに駆け寄る!


雨季「シグレ!無事!?」
シグレ「はい、俺は無事です」
雨季「よかったぁー;」


すると、蔵ノ助が日本刀を持ち、王ドラに少しずつ詰め寄る。


蔵ノ助「まさかあんたに気付かれるとは思わなかったな。あんただけでも消えてもらうぜ」
王ドラ「上等じゃないですか(四次元袖から同じく日本刀を出す」
シグレ「!!!」


すると、シグレは二人のタイマン寸前になったところを止めた!


シグレ「待って!やめて下さい!」
王ドラ「はぁ?」
蔵ノ助「どけ!本当に貫くぞ!」
シグレ「だってだって・・・」






シグレ「本当に蔵ノ助さんが悪い奴かわからないじゃないですかー!!!(ブワっと号泣」
王ドラ&蔵ノ助「!!!」





すると、その言葉を聞いた二人は日本刀を下ろして鞘に戻す。蔵ノ助は背中を静かに向けながら言う。


蔵ノ助「・・・悪かったな。今日はもう帰っていい」
雨季「えっ?いいの?」
王ドラ「シグレさん、行きましょう」
シグレ「はい・・・」


三人が蔵ノ助の事務所から帰路に着く中で王ドラは言う。


王ドラ「シグレさん。・・・ありがとうこざいますね」
シグレ「えっ?俺、足を引っ張ってばかりなのに・・・」
王ドラ「そんなことはないです。もしかしたらシグレさんは雨季さんが惹かれるような何かがあるのかもしれませんよ?」
シグレ「えっ?」
雨季「ちょっと王ドラ!?」


一方、スマブラ屋敷ではMEIKOが呼び出しを受けて騒ぎに聞きつけたウーノから質問攻めに遭っていた。


ウーノ「・・・。それで?」
MEIKO「いやー、私も高い酒を飲めて嬉しかったから調子乗って飲み続けたらそのスナック内で暴れるみたいになっちゃったみたいね;まさかそのスナックがシグレを探す極道所有だったとは・・・;」
ウーノ「このバカあああああーーーーー!!!!!(大激怒」
MEIKOΣ(Ⅲ°Д°)


MEIKOも説教を受けた後の翌日、七彩高校に誰かが訪ねてきた。蔵ノ助だ。


シグレ「あ;」
蔵ノ助「シグレか?ちょっとこっちに来い」


七彩高校の大半の生徒が騒つく中でシグレが蔵ノ助に連れて行かれた。心配したナルカミが王ドラに電話をかける。


ナルカミ「王ドラさん!?シグレが大変なことになってます警察を呼んでもいいですか!?」
王ドラ「ああ、大丈夫です」
ナルカミ「何が大丈夫何ですか!!?」
エニシ「すぐに駆け込もう」
ヤマト「ウッス!」


すると、ナルカミ達が駆け込もうとするが、蔵ノ助はシグレを襲おうとはせずにあることを話していた。


蔵ノ助「極道関係者以外で怯えても色眼鏡で見なかった奴はお前が初めてだぜ」
シグレ「えっ」
ナルカミ&エニシ&ヤマト「!」


すると、その三人の様子を見ていた王ドラは言う。


王ドラ「だから言ったでしょう?シグレさんには誰よりも優しい心と差別したりしない純粋さがあるから大丈夫だと」
エニシ「王ドラ!」
蔵ノ助「俺はお前の気持ちがちょっとわかるな」
シグレ「俺も蔵ノ助さんの気持ち、ちょっとですがわかります」
蔵ノ助「生意気な口を言いやがって!」


蔵ノ助はわざとパンチをスカしながらシグレを微かに褒めた。ヤマトは聞く。


ヤマト「で、シグレは何であの極道に目をつけられたんすか?」
王ドラ「知りませんね」






一方、エージェントはある電話をかけていた。アリシアの姉の一人でニュージーランド首相の三女のフィアだ。


エージェント「あっ、フィア様?お久しぶりです、アリシアは元気にしてますよ!まあ色々ありましたが・・・え?」


すると、エージェントはフィアの話の内容から察して驚く。






エージェント「今すぐ帰って来い!?それはどういうことですか!?」






フィアが察した内容とは・・・!?


もう一つの物語へ続く






「後書き」


さて、ラストはどうなんでしょう!?(笑)次回はいよいよアリシアちゃんの家族が本格的に登場する予定ですが、なんとか表現できるように頑張ります。
最近の私ですが、指押しがようやくちょっとずつできるようになりました。指押しはちょっと楽しいですね!






感想OK