二次創作小説(紙ほか)
- 北海道inアンサンブルコンテスト(その1) ( No.686 )
- 日時: 2019/03/23 10:37
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
今回はアンサンブルコンテストのようやく伏線回収ですよ!メルカリでもらったポイントでエージェントさんのカードとTËЯRAの曲のキャラ担当のカード(エージェントさん含む)を買ってしまった・・・。
夏美「桜って本当にTËЯRA好きよねー。やっぱり夜を現すみたいな切ないサウンドの曲だから?」
桜「うーん、そうね。個人的にはエージェントさんの薔薇は永遠に美しくが好きだけど、桔梗さん担当曲の一つの夢幻の光も好きかな。もうTËЯRAはコナミから退社してしまったけれど、機会があれば他の曲を聴いてみたいなって思うのよね。単純に言えばTËЯRAの曲は名曲ばかりだからまた聴きたい気持ちはあるのよ」
夏美「・・・言いにくいんだけど、桜は何気に闇世界で生きるキャラ好きよね;」
それではどうぞ!
金城「じゃあ、今から北海道に行く奴を決める。その時は観光でもなんでもいい」
金城達が翌日のアンサンブルコンテストのために北海道に行こうとする時にすでに決まっていたシグレ達と一緒に誰が同行するかをあみだくじで決めていた。立候補した人達はあみだくじの好きな線を書いた後に金城は結果を見て言う。
金城「好きな線は選んだみたいだな。では俺達やシグレ達と一緒に行く3組を決める。ではまずは1組目。エージェントとアリシア!」
エージェント「まあ、スパイとしては当然だな」
アリシア「もう決めたのなら行く」
金城「次、2組目。野原一家!」
ひろし「よっしゃあ!!」
みさえ「全部金城君の家が奢るというから高級そうなホテルも泊めれるわね!」
しんのすけ「母ちゃん、下心満載だゾ」
ひまわり「たい!」
あみだくじで当たった人達は快諾するが、金城は3組目で当たった人達に少しばかりは冷や汗をかいた。
クルーク「?金城、どうしたの?」
金城「いや、なんでも。3組目!」
金城「BVL!」
クルーク「」←まさかの偶然による最悪な当たりに驚愕
ペイペイン「まあ、当たったのですからそれぐらいのおもてなしはしてもらいたいですね」
ハンドレッコ「北海道に北海道ラーメンとかあるかな?」
アイレーン「クルークとお兄ちゃまとお泊まり旅行〜♪」
ジャガー「くじをもう1回やり直すか?」
金城「もう決まったことだ、このメンバーでなんとか行く。アイレーンとペイペインの行動はハンドレッコが見張れと伝えておく」
ププル「そういえば、ハンドレッコさん、ギャグカオス組lv.4とは言っても恋愛に関しては比較的まともだもんね;」
そして金城達はアンサンブルコンテストと観光のために北海道に旅立ち、飛行機の中でアイオーンはアンサンブル全国大会の出場校について言う。
アイオーン「どれも名のある強豪ばかりで少し気が引くな・・・」
金城「特に関西大会や東関東大会で全国出場を勝ち取った東明高校や柏子宮高校、その中でも東名高校は野球の強豪校としても知られており今年の甲子園で優勝した時に応援演奏をしていたらしい。面白そうだろう?そういう奴らと渡り合うことこそが吹奏楽の楽しさではないか?」
金城の言葉にシグレはその言葉の重みを知るとともに同時にまだ他の吹奏楽部部員にも認めてもらえないことに少しばかりは不安を感じた。
シグレ(金城がそう言うならまだ認めてもらえてない人達にも演奏面ですごい実力を持ってるはず。やっぱり・・・俺には・・・)
金城「シグレも全国出場に貢献しているがな」
シグレ「え?」
金城「金管六重奏には、俺がいる。お前のやっていることは、ちゃんと活きている」
金城のシグレを信頼している言葉に彼も思わず照れていた。すると、シグレは向こうの隣の席にいるチューバパートのパートリーダーで宮島以上の大柄な男であり金城達と共演する金管六重奏に出る久住銀次と視線が合うが、銀次は目をふいっとそらす。
シグレ(目も合わせてくれない・・・深雪さんはパートリーダーで唯一の2年生だから認めてくれたが・・・)
すると、三人にある声が聞こえた。他の同行メンバーだ。
シグレ「何・・・」
「ちょっとー!クルークは渡さないのだー!」「アイレーンさまぁぁぁぁぁー!!!いつのまにか私からその男に変えられてしまったぁぁぁぁぁー!!!!」「だから、ボクはキミと結婚する気はない!!断じて!!」「あー!俺の機内食がー!」「ペイペインさん、ゼオの機内食を投げないでよ!!」「ねえねえ、ハンドレッコちゃん、どういう経緯でキミは作られたの?」「ハンドレッコちゃん、タマネギ食べれる?オラの裸族技はウケるよね?」「おんどりゃあああああー!!!このバカ共!!!北海道のラーメン食べ過ぎてデブになっちまえ!!!」「ちょっ、みさえさん!!売り物の新聞を投げないで下さいー!!!」「やれやれだわ・・・」「たい」「ジャガーちゃん、可愛いー!本当は女の子じゃないのー?」「やめろぉー!!俺の愛用のベルトを外そうとするなあああああー!!!」
シグレ「・・・金城は余計なこと考えなくていいから;」
金城「・・・」
アイオーン「ヴッ;」
すると、アイオーンは向こうの隣の通路側の席にいるユーフォニアムパートのパートリーダーの瀬戸凛子と目を合わせるが、気付いたのかふいっとしていた。
アイオーン(この娘がやっているユーフォニアムは金城がやっているトロンボーンと同じ音域らしいが、まあ関わることも多いがな・・・)
そして北海道に着いた後に彼らはアンサンブルコンテスト会場にたどり着いていた。金城達金管六重奏がウォーミングアップのために準備をする中でシグレ達はアンサンブルコンテストが始まるまで客席に向かう前に何か一つでも観光しようと決めていた。
シグレ「それにしても北海道の観光、色々とあるんだなあ・・・」
ジャガー「一つだけだと言っても色々あるしかなり迷うな・・・;」
みさえ「私達は北海道は休みの時のたまに旅行に行ってるからね」←原作・アニメ共に参照
ひろし「冬じゃないからスキーには行けないしな・・・;」
すると、ゼオとアリシアが何やら北海道のパンフレットを見て目がキラキラしていた。
ゼオ「ここ!行きたい!」
アリシア「うん、アリシアも行きたい」
ププル「えっ?一体どんなところ・・・」
すると、エージェントがパンフレットを見て二人が目がキラキラした理由を納得した。
エージェント「あー、白い恋人パークか」
ペイペイン「そういえば、私達も行ったことがなかったですね」
アイレーン「私もそこに行きたいのだ!」
アイオーン「ヴッ!」
しんのすけ「オラもー!」
ひまわり「たい!」
ハンドレッコ「アタイも意見を賛同するよ。アタイも白い恋人の電車にはちょっと乗ってみたいのさ」
クルーク「電車もあるのか。それならちょっと乗ってみたい気はするね」
大半の人達の意見が一致したことにエージェントはようやく承諾した。
エージェント「わかった。白い恋人パークで工場も見るとするか!」
ゼオ「やったぁ!白い恋人が食べられる!」
ププル「それが目当てだったんだね、ゼオ・・・;」
一同は白い恋人パークに向かい、まずは工場に見学に向かうが・・・
みさえ「えっ!?工場が工事中!?」
スタッフ「はい。残念ですが工事中ですので見学はできません」
アリシア「がっくり・・・」
エージェント「まあとりあえずしんのすけとひまわりはキッズタウンで遊ばせて、ガリバータウンに向かおうよ;」
ペイペイン「そうですね」
しんのすけとひまわりがキッズタウンで遊ぶ中で残った一同はガリバータウンに向かった。ゼオとププルとオンレン兄妹とシグレはおんがくかの家で置物の楽器を触って大満足の様子。ジャガーはガリバータウンを色々周りながら歩いていた。
ジャガー「ここは着替え用もあるみたいだな・・・オレサイズのカッコいい服ならちょっと着てみるか・・・ん?」
すると、ジャガーは何やらスマホを弄っているペイペインを見かけた。ジャガーは彼女に声をかけた。
ジャガー「おい、ペイペイン」
ペイペイン「!!?」
ジャガー「オレだよオレ」
ペイペイン「なんだ、アイオーン様とよく一緒にいる小さきパンダですか・・・」
ジャガー「小さいって言うな!そんなことよりもスマホをいじって何してるんだ?レトリーみたいなネットジャンキーにでもなったのか?」
ペイペイン「ち、違いますよ!私は大奥様に二人の様子を報告しているだけです!二人は大奥様の大事な孫ですからね」
ジャガー「・・・」
すると、ジャガーはペイペインにあることを聞く。
ジャガー「お前は自分の考えというものがないのか?」
ペイペイン「え?」
ジャガー「お前は自分の世界は自分のものなのに主人に自分の人生を捧げてるだろう」
ペイペイン「・・・だったら「当たってるよな」
ジャガー「自分の生きる道はこれしかないと思っているからな。自分の世界は自分のものなのに主人ばかりに人生を捧げ続けてる。見捨てられた時が来るのが怖いから」
ジャガーの問いにペイペインはしばしの沈黙の後に彼をカバンで叩いた!
ジャガー「ってぇな!!?」
ペイペイン「そんなんじゃありませんよ!それよりもアイレーン様を侮辱するな!次侮辱したらこの私が許さんぞ!」
ペイペインが逃げた後に彼女はジャガーに言われた内容が全部当たっていたことに気付いたこととそれを認めたくない自分がいて嫌悪していた。
ペイペイン(アイレーン様に全てを捧げる。だからこれでいいんです。これでいいはず、なのに)
その数時間後、クルークはお菓子作り工房でお菓子を作っている最中にジャガーのたんこぶに気付いた。
クルーク「ジャガー、どうしたの?」
ジャガー「いや、別に」
そして白い恋人の電車に乗った後に一同はアンサンブルコンテスト会場に戻り、金城とすぐりが彼らを出迎えた。
- 北海道inアンサンブルコンテスト(その2) ( No.687 )
- 日時: 2019/03/23 10:43
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
金城「おかえり」
すぐり「観光はどうだった?」
クルーク「工場は工事中だったけど、お菓子作りもできて楽しかったな。途中でジャガーが誰かに殴られたみたいだけど」
ジャガー「・・・」
ペイペイン「・・・;」
金城「その作ったお菓子、どれだ?作りすぎてはいるよな?作りすぎた場合はまほろ達への土産にするし」
クルーク「あやクルほどじゃないけど、美味しいのが作りすぎちゃったよー」
すると、シグレはどこかに行く凛子を見かけた。シグレは少し心配になって後を追う。シグレは凛子の向かった方に着くが、そこは楽器庫だった。
シグレ「こんなところに楽器庫?高価なモデルの楽器ばかり・・・でも、なんでこんなところに・・・「そりゃあ、閉じ込めるのに相応しいと思ったからよ」
すると、シグレは後ろに振り向くと、そこには凛子がいた!凛子の目で睨みつく態度にシグレは全てを察した。
シグレ「あ・・・;」
凛子「でも、私の頼みに応えてくれたら閉じ込めないであげる。あんた、まほろか雨季のことは諦めて。んで、金城達にはもう関わらないで。これ、お願いじゃなくて命令だから」
シグレ「えっ;それはできないです!だって、金城達は俺を信頼してくれてるみたいだし・・・」
シグレの歯に衣着せない態度に凛子はさらにイラついた。
凛子「いいから私の願いに応えなさい!さもないと「ガチャン」え?」
シグレ「えっ;」
凛子は鍵を持っていたために後ろで鍵を閉めたとは限らない。ということは二人とも・・・
シグレ「閉じ込められたーーーーー!!!?」
凛子「えええええーーーーーっ!!!?」
一方、今はアンサンブルコンテスト本番前に合わせ練習の前に凛子がいないことに気付く。
央「そういえば凛子ちゃん、いないね・・・」
紗江子「きっと緊張してんのよ」
深雪「でも、クルーク君達が言うにはシグレさんもいないって」
銀次「は?凛子、まさかシグレに交渉する気じゃないか?」
金城「・・・」
一方、閉じ込められたシグレと凛子は助けを呼ぼうとするが、部屋内からでは防音なために残念ながらその声は届かない。
シグレ「どうしよう・・・;ゼオさんに助けを呼ぼうとしても電話は繋がらないし・・・;あの人、演奏を聴く前にスマホの電源を切ったな;」
凛子「演奏を聴く前にスマホの電源を切るのはマナーだからね。他の奴もスマホの電源を切ってるんでしょ」
シグレ「うぐっ;」
シグレのアワアワした態度に凛子は言う。
凛子「あんたのせいよ」
シグレ「!?」
凛子「金城は前までまほろ達以外とは厳しくて誰とも馴れ合わないような感じだったのにここ最近になって自分なりに積極的に関わろうとするようになった。負けないべき目標を見つけた。金城のそうトロンボーンが言ってる」
シグレ「・・・。あんたもそう思ってるんですか?あんたのユーフォニアムと似た音域の楽器であるトロンボーン担当の金城に負けたくないから」
凛子「!!」
シグレ「似た音域の楽器同士の拮抗する実力者同士だったのに歴然の差を見せつけられたから・・・その原因の俺を恨んでいるとか・・・」
シグレの問いに図星を突かれた凛子は答える。
凛子「・・・だったら何?それに気付いたからってなんだって言えるの?」
シグレ「え・・・」
凛子「じゃあ、教えてあげる。あたしは・・・」
すると、凛子はシグレの後ろの壁を押しながら言う!
凛子「あんたが、大嫌いだからよ」
凛子「金城とまほろの周りをちょろつかないで。目障りよ!そんなに二人の仲を壊したい!?」
シグレ「違う!金城達は俺を「天才のナルカミの弟」だということに先入観を持たずに見てくれてる!それはアイオーンやゼオさん達も・・・」
凛子「それがなんだって言うの!?天川さん達と金城の間にあったあの事件を知らないくせに、勝手なこと言ってんじゃないわよ!!」
シグレ(え・・・?)
すると、楽器庫のドアが開いた!鍵が開いたのだ。警備員に鍵を開けさせそこにいたのはなんと金城だった。
金城「シグレ!無事か!それと瀬戸も・・・一体何を・・・」
凛子「あ・・・私の頼みに聞いてくれないなら閉じ込めようかって・・・」
その理由を聞いた金城は凛子の胸ぐらを掴み、激怒しながら言い放つ!
金城「ふざけんなよお前!!閉じ込めるなんて・・・!!」
シグレ「金城!やめろ!俺は大丈夫だから!」
シグレの仲裁に金城はようやく凛子から離した。金城は言う。
金城「・・・シグレは客席に向かえ。行くぞ瀬戸」
金城は凛子と一緒に戻った後にシグレはようやく客席に着いてゼオ達と合流した。
ハンドレッコ「遅いよシグレ!金城達の出番はもうすぐだよ」
シグレ「すみません!」
ハンドレッコ「それよりも前の出番の演奏、ヤバかったんだから!四葉宮高校の金管八重奏がまた一段と洗練された・・・」
???「完璧だったって言うべきじゃないか?」
すると、客席にいる彼らの前に現れたのは黒音学園の室内楽部の一条美代と樫野と和泉だ。
シグレ「美代さん!それに樫野さんや和泉さんまで・・・」
樫野「去年の夏の件はどうも」
和泉「僕達が負けちゃいましたけどね」
みさえ「ところでなんであなた達がここに?」
美代「いや、アンサンブルコンテストでどんな奴らが全国大会に出るのか見てやろうと思ってな。聞けば四葉宮高校や星ノ宮学園も出るって言うじゃないか」
???「まあ、俺らコンバス以外の弦はアンサンブルコンテストに出られへんからなあ」
ひろし「えっ?あっ!!」
すると、後ろの席から現れたのは月宮学院の管弦楽部の雫石みくると高瀬拓人ことタクトだ。
シグレ「みくるさんとタクトさん!?なんでこんなところに・・・!」
タクト「景吾の応援やでー。あ、すぐりも一緒やな」
みくる「私を負かした奴の演奏を見るのが楽しみになってきてな」
すると、みくるはアイレーンを見てほくそ笑むかのように見せ、アイレーンは自分がバカにされたような気がしてイライラする雰囲気が大半の全員が見抜いていた。
エージェント(お嬢様対決勃発!!?)
アイオーン(未だに妹のこの顔を俺でも見たことがない;)
クルーク(アイレーンの隣にいるボクが一番複雑な気分なんですけど;)
すると、星ノ宮学園の金管六重奏の出番が来た!曲名はブラームスの11の前奏曲だ。
BGM:星ノ宮学園の金管六重奏版ブラームスの11の前奏曲
シグレ達はその演奏を聴いてまず驚くことがあった。それは金城の演奏の上達ぶりだ。そこには見た人が舌を巻くような血のにじむ努力があったからだろう。
深雪(金城部長の演奏が格段に上手くなってる。単なる上達じゃない。シグレさんーーーーー・・・!シグレさんに教えたことで基礎を復習して覚えたのか!シグレさんの上達が金城部長の力となり、私達の力となる!)
その金城の演奏に深雪もついていき、その演奏を聴いた他の四人もついていく!
大半の人達全員「!!!」
すぐり(深雪ちゃんは裏拍を取るのが抜群に上手い・・・あの子なしでは金管六重奏は成立しない。加えて紗江子、央、凛子、銀次は全国でも戦える力がある。ありとあらゆる意味で景吾についていけるのがこの五人だ。そんな五人の演奏が今まで一番合ってる!よく響いてる!最高の舞台で最高の演奏をしている!)
シグレ(すげぇ・・・本当に六人で吹いてんのか!?まるで大編成バンドのファンファーレを聴いてるみたいだ・・・!)
美代「ヤバイな・・・燃えてくるな、貴様ら!」
樫野「うん」
和泉「はい!」
みくる「・・・。素晴らしい・・・!」
しかし、ププルとシグレは何やら演奏にある違和感を感じていた。その原因が金城の演奏ではない。その数時間後、ようやく結果発表となった。結果発表の場には金城達やすぐりの他にシグレが残る。表彰の受け取りには凛子が取りに行った。
深雪「四葉宮高校?そういえば、まだ見てないなー」
シグレ「そうか・・・結果聞かないのかな?」
すると、次のアナウンスが鳴った!四葉宮高校の結果だ。
アナウンス「四葉宮高校金管八重奏、ゴールド金賞!」
シグレ「!!!(さらに食らいつく気か・・・キョクさん!!」
深雪「次ですね・・・」
金城「ああ・・・」
すぐり「大丈夫。あなた達は最高の演奏をしたんだから」
シグレ(そうだ・・・金賞を取ってほしい。でも、それは俺にとっては・・・厳しい現実となる・・・でも・・・その分俺が頑張ればいい!今は俺との間柄なんか関係ない!)
しかし、結果は・・・
アナウンス「星ノ宮学園中等部、銀賞」
銀賞と結果を下され金管六重奏の央が泣き金城に慰めてもらう中でシグレは思う。
シグレ(あれだけの演奏をやっても・・・届かないのか・・・これが・・・全国。全日本音楽コンクールとは違う・・・そして世界はもっとすごいんだ!やるんだ・・・果てしなくても・・・兄貴達と一緒に・・・立ち上がるんだ・・・!)
すると、シグレは凛子を見かけた。シグレは少し疑問に思った。
シグレ(凛子さんだ・・・何してんだろあんなとこで。みんなに遅れちまう・・・)
みくる「星ノ宮中等部の金管六重奏、素晴らしかったな」
シグレ(!みくるさん・・・)
凛子「まあ、このアンサンブルコンテストは中学生も参加自由だからね。それに私達は銀賞よ。あんた、四葉宮高校にアドバイザーとして指導に出向いたでしょ。金賞受賞校のアドバイザーに言われても皮肉しか聞こえないけど」
シグレ(?)
みくる「いや、本心だ。特にお前の演奏がな。瀬戸凛子」
凛子「・・・?」
みくる「金城や深雪、紗江子もすごいがお前もとんでもない力を持っていると思う。実にもったいない」
凛子「何が言いたいの」
すると、みくるは凛子にある誘いを持ちかけた!
みくる「瀬戸凛子。うちの月宮学院に来ないか?」
シグレ(!?みくるさん、何を・・・)
みくる「だから、星ノ宮から月宮学院高等部に外部進学してうちの管弦楽部に入らないか」
凛子「・・・!」
みくる「星ノ宮の金管六重奏、本当に素晴らしかった・・・!音色の奥行き、多彩な音色、どれも金賞受賞校とも遜色ないほど群を抜いていた。ただ・・・ここが明暗を分けたというか・・・お前の演奏に、厳しそうな音色になる時がある・・・温かい音が未完成なんだ。それがもったいない。私ならその音色をユーフォニアムでも温かい音色に変えれると思う。もちろん唯一のユーフォニアム奏者として快く迎え入れよう。音を完成・・・させたくはないか」
シグレはみくるの言葉に彼女も凛子の演奏に違和感を持ったことを感じ取った。すると、ある人物が声をかけた。ププルだ。
ププル「シグレ君、どうしたの?」
シグレ「!!」
ププル「!あれ、みくるさんだよね?声をかけたいの?代わりにかけてあげるよ、おーい、みくるさ「違う違う!しーっ!」
シグレはププルに事情を話して彼女はようやく納得した。
ププル「ふーん、なるほど・・・みくるさんがそんなこと言ってたんだ。ボクも感じたよ違和感。スミレが枯れる時があった。そのスミレをもっと鮮やかに咲き誇れば最高の演奏になったと思う。音と形だけど、みくるさんと同じ意見だよ」
シグレ(二人とも・・・変えればいいっていう解釈か・・・でも、なんか違う・・・凛子さんはマエストロフィールドが出てきたけど、それが形が曖昧なんだ。その形をはっきりさせなかったから、最高の演奏ができなかったのか。俺への憎しみが原因かは知らないけど・・・でも、きっと・・・未完成なんだ・・・)
みくる「どうだ、瀬戸凛子。いい待遇だとは思うがな」
シグレ(凛子さんが最高の演奏をしたいなら・・・まさか・・・!)
すると、凛子はこう答えた!
凛子「お断りよ」
シグレ「!」
凛子「あんたのヴァイオリンが、一番ないわ」
みくる「・・・そう言うと思ったがな、的中したのは残念だが・・・でも、忘れるなよ。金城の成長の元にはシグレがいる」
凛子「・・・。どいつもこいつも・・・」
凛子が立ち去った後にみくるはシグレに気付いて声をかけた。
みくる「シグレ?そこにいるんだろう?ププルまで・・・」
シグレ「あ・・・」
ププル「ごめん、立ち聞きなんてするつもりはなかったの」
みくる「別にいい。そういえば、曲山が数分経てばここに現れるそうだ」
シグレ「えっ;キョクさん?(キョクさんもアンサンブルコンテストで金賞を取った一番の功労者か・・・」
一方、一部以外の人達はトウキビとジャガイモを食べていた。美味しそうに食べている。
クルーク「ジャガイモ、美味しいね。ホクホク〜」
金城「どんどん食べろ」
ひろし「金城君の奢りだから好きなだけ・・・!!?」
ゼオ「どうした、ひろし?」
すると、ひろしが見たのは・・・
股間チャンバラならぬ股間トウキビでハトに食べさせているしんのすけだった(爆弾投下&しんのすけは裸族)
しんのすけ「や、優しくね。だったらそこのおねいさん達にオラの裸族技を「死ねえええええーーーーー!!!!!」
しんのすけ、フルボッコ。なおこのフルボッコを止める人はいなかった。
終幕
「後書き」
今回は予てからあたためていたアンサンブルコンテストの話なんですが、未完成に近い上にかなり意味深な話になってしまいました;申し訳ない;
そういえば、フルートカービィ漫画2のテーマもアンサンブルコンテストの話でしたね。あちらとしてはこれと同様にどう思ってるんだろう?うーん・・・。
感想OK