二次創作小説(紙ほか)

薔薇色の狙撃(その1) ( No.698 )
日時: 2019/06/21 23:48
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

前回の連作です。謎のスパイ風の男を救出したクロウは・・・?
ポップンの黄色譜面、難しすぎるー;






クロウは謎のスパイ風の男を自分の実家に保護した後に応急処置が済んだ謎のスパイ風の男にクロウは夏だから冷たい牛乳を持ってきた。


クロウ「牛乳は平気か?」
???「ああ、平気だ。夏だから冷たいのにしたんだな。それよりも本当に私を保護したんだな。大丈夫か?」
クロウ「いや、自分の周りに殺しても死なない奴がいるから・・・それに怪我した奴を放っておけねーだろ」
???「ほう(ということはうちのエージェントか・・・)・・・」


謎のスパイ風の男は冷たい牛乳を飲んだ後にクロウに言う。


???「赤いハリネズミ族の少年よ。今ならもうここから離れた方がいい。私は凄腕のスパイだ」
クロウ「スパイ!?(あの土下座ティックと同業か!?」
???「自己紹介が遅れたな。私はチャーリー。イギリスの諜報組織の一員だ。ひょんなことから敵組織のスパイに腹を撃たれてな、逃げるためにキミの家の近くの路地裏に隠れたんだ。だから、敵組織の奴が近いうちにここに来るかもしれない。キミも早くーーーーー」
クロウ「大丈夫だよ。ここ、俺の実家だしな。大事な酪農家のクノウファームを離れるわけには行かねーんだよ。それに俺のバンドには気合いで弾丸を避けれそうなリーダーがいるし・・・;」
チャーリー「えっ!?そ、そいつはどれだけ屈強な体格の持ち主なんだ!?一度会ってみたいんだが!」
クロウ「(こいつにロムのことを語るのはやめよう・・・;)じゃあ、明日も早いから俺はもう寝るわ。おやすみ」
チャーリー「待て!その人物は一体何者なんだ!?教えてくれ!」


その日、チャーリーは夢を見た。チャーリーの愛する妻と子供に囲まれて幸せそうにしている夢。早朝になったところでチャーリーは目を覚ました。


チャーリー「夢か・・・現実になればいいんだがな」
クロウ「おーい、チャーリーのおっさん。親父があんたを匿う代わりに酪農家の仕事を手伝えって」
チャーリー「酪農家の、仕事?」


すると、チャーリーは変装のために酪農家の制服に身にまとい、乳搾りを担当することになった。当然チャーリーは牛の乳搾りの仕方を知らない。


チャーリー「牛の乳搾りってこんな白いものだったか?」
クロウ「アク禁に引っかかるようなことを言うな;ほら、こうやって搾ればいいんだって!」
チャーリー「・・・(牛の乳搾りをする)出たな」
クロウ「あんた、ちゃんとできんじゃん!(このおっさん、本当にエージェントの先輩か何かか?なんかエージェントと比べてさらに凄そうな雰囲気を纏ってるんだよなー・・・」


そして早朝の仕事を終えた後にクロウの父親のクノウから外出許可が出た後にクロウは言う。


クロウ「よかったな。つか、せっかくサウンドワールドに来たんだからちょっとは満喫していけよ」
チャーリー「ああ、サウンドワールドがどんなところかしっかり確かめさせてもら・・・!」
クロウ「?チャーリーのおっさん、どうした?」


チャーリーはクロウの問いにある方向に指を指しながら答えを合図する。そこにはそれぞれ動物の耳が生えたチャーリー達の敵組織のスパイ達が乗った車だった。


クロウ「アイオーンやアルカレ並の高級そうな車だけど・・・あれ、ヤバいのか?」
チャーリー「・・・」
クロウ「・・・ちょっと待ってろ。親父ー!」


一方、敵組織のスパイ達はチャーリーの行方を見つけたが、一向に姿を現してくれないことで苛立った人もいた。


ティノ「ねーねー、チャーリーはいつになれば出てくるの?僕、もう疲れちゃったぁ」
アラウド「待ってろ!今あのハリネズミ族と一緒にいるって聞いたからな、あいつに聞けばわかるだろう」
フロライン「・・・ハリネズミ族は足が速い・・・」


すると、クノウファームからクロウとある三角帽子を被った人物が出てきた。アラウドはクロウに声をかける。


アラウド「おーい、そこのあんた!チャーリーという男とは一緒にいなかったか?」
クロウ「いなかったぞ。ちょうど今日は親父の知り合いと一緒に食物の買い物なんだ」
アラウド「そうか。ありがとう。アディオス!」


敵組織のスパイ達が車で立ち去った後にクロウは三角帽子を被った人物に声をかけた。そう、その人物は・・・


クロウ「意外と親父のお下がりのおかげでバレなかったな」
チャーリー「まさかこうやって撒くとは・・・;」
クロウ「エージェントに会いに行こうとしてるんだろ?あいつ、時々は行方不明になるから知ってる奴から情報を聞き出しに行くぞ!」
チャーリー(いや、度々行方不明になるのはチームクロードが彼らが密かに追っている謎の組織のところに内偵の依頼をしたからなんだが・・・)


一方、BRRのカフェ前では一足先にアラウド達がBRRメンバーやカフェに遊びに来ている人にチャーリーについての聞き込みを行なっていた。


アラウド「この男について知らないか?」
ヤイバ「故に知らんな」
ゼオ「エージェントと同じような服装だな。帽子はかぶってるが」
ティノ「見つけたら教えてくれない?賞金はそれなりに出すよ」


すると、クロウとチャーリーがBRRの方まで走ってクロウはヤイバの名前を叫んだ!


クロウ「ヤイバーーーーー!!!」
ティノ「ほら、ちょうどあんな感じの・・・」


すると、チャーリーの三角帽子が夏らしい風の弾みで取れてしまう!これにアラウド達は気付き、ヤイバ達も彼らの目的に気付く。


ヤイバ「お主ら、別系統のスパイか!!」
アラウド「はぁっ!!?」
クルーク「おじさん、今のうちにカフェ内に!」
チャーリー「あ、ああ」
アイオーン「スパイか?CIAか?ちょっと確認させ・・・(ゼオに引っ張られる」


すると、ヤイバと騒ぎを聞きつけたデーヤンとハルトマンがアラウド達をにらみながら言う。これに人集りもできた。


デーヤン「金で命を狙ったことを隠蔽しようと思ったのか?確かに俺達は金が欲しいが、そんな命を引き換えにした金はいらん。とっとと帰んな」
アラウド「ああ゛っ!?こちとら任務でチャーリーの命を狙ってんだよ!今更引き下がるか!」
ハルトマン「往生際が悪いね〜」


クロウも彼らを睨みつけて参戦しようとするが、直前にキンタに身体を引っ張られてカフェ内に入れられた!


キンタ「ここは俺達が引きつけるからキミ達はどこでもドアを使って逃げて!シアンちゃんとゼオ君達も護衛よろしくね!」
クロウ「キンタ!レガ!俺達も戦う!」
レガ「相手は武器を持っている。逃げるが勝ちだ」
クロウ「でも!」
キンタ「・・・チャーリーさん、いかついけどいい人じゃないか。エージェント君に会うまでに守ってやって」


キンタの言葉にクロウや彼らの護衛を任された人達は頷く。一方、両者ともにピリピリとした雰囲気になる中でアラウドは自慢の筋肉美を服を破けさせるほど披露した!


デーヤン「そうか。そっちがその気なら!」


デーヤンは自分の服を破けさせてロムに負けず劣らずの筋肉を披露した!そんな彼を冷静に見ていたキンタは言う。


キンタ「誰がそれを縫うんだ?」


そしてアラウドはデーヤンの腹に腹パンをお見舞いする!しかし、デーヤンは怯むことなくアラウドに腹パンし返す。この互角の殴り合いに発展した戦いにティノは興奮する!


ティノ「行け!アラウド!」


しかし、ティノの肩にハルトマンはポンと乗せ、彼にタイキックをお見舞いする!一方、ティノの部下的存在のスパイもアラウドの戦いに興奮するが、ヤイバの回し蹴りでクリーンヒットする!そして一部の野次馬達も巻き込んでの乱闘事件に発展するのだった・・・。

薔薇色の狙撃(その2) ( No.699 )
日時: 2019/06/21 23:57
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

一方、どこでもドアを使って日本の渋谷に逃げてきたチャーリーとクロウ達だったが、ある人物がそれを見通して望遠鏡でその様子を見ていた。アラウド達の上司である女スパイのノバラである。


ノバラ「ふん。どんな手を使ったのかは知らないけど、ここに逃げたことはお見通しよ!行くわよあんた達!」
スパイ運転手「は、はい!」


一方、渋谷に逃げてきた彼らの方はププルが地図を見ながらエージェントの行方を探していた。


ププル「エージェントさん、なかなか見つからないね;」
シアン「あの人は神出鬼没にゃ!」
ジャガー「とにかくあいつらに見つかるのも時間の問題だし、知ってそうな奴から声をかけよう。アリシアや姫子の方にも電話をしてみる」


チャーリーは彼らの普通の様子にある問いかけをする。


チャーリー「なぜに私のために助けようとするんだ?」
クルーク「人が普通助けないと思ってるの?助けることは普通のことだよ!」
チャーリー(だから、私はそれが理解できないんだが・・・)


一方、サウンドワールドではBRRのカフェ前で乱闘と化した殴り合いの現場にノバラ達が立ち会う!


アラウド「ノバラ様!」
ノバラ「このバカ部下達共がチャーリー達は日本の渋谷の方に逃げていたわよ!!ほら、早く乗りなさい!!」
デーヤン「おい!!まだ決着は付けてねーぞ!!」


アラウド達が乗ったノバラ所有の車から爆竹が追おうとしたデーヤン達の方に投げ出された!


ヤイバ「って!!」
ハルトマン「爆竹うううううーーーーー!!!?」


チュドゴーーーーーーーーーーン!!!!!


幸いにも全員が助かったものの爆発は大規模ではないが、かなりの爆音をしていたという・・・;






人の多い渋谷をようやく駆け抜けた後にクロウ達はある人物のいるところまで向かっていた。その人物の住所の書かれたメモをゼオは辺りを見回しながら見ていた。


ゼオ「えーと、住所は確かここら辺だな」
アイオーン「本当にこの住所で合ってるのか?」
ゼオ「ああ、確かにとある奴が言っていたからな、少なくとも多少はチャラくても嘘をついたりはしないだろう」
クルーク「えっ;チャラいって・・・;」
ゼオ「あ、この家だな」


ゼオ達がメモを使ってたどり着いたのはかなりの大きい豪華そうな一軒家だった!


シアン「結構大きいにゃ!」
クロウ「でも、アイオーンのおばあさんの旧本家ほどじゃないということは・・・芸能人辺りが子供と暮らしてる家だな」
チャーリー「あの家の隣にはサッカーボールのような家みたいだが・・・離れ家か?」
ジャガー「随分変わった家のデザインにそこまで金をつぎ込むのか・・・;」


ゼオがインターホンを鳴らすと、すぐにドアが自動で空いた。そのドアは顔認証システムで不審者じゃなければすぐに自動で開ける代物らしい。ゼオ達はその家に入り、辺りを見渡すと小綺麗で広い感じだった。


ププル「結構綺麗な家だね」
ゼオ「ん?この家、あの離れ家と繋がる階段の地下通路があるぞ!」
クロウ「えっ!そんなのどこに・・・」


ゼオがその家のある場所に地下通路があるドアを見つけた。そこにはおもちゃらしきピアノだ。ゼオがそのピアノを弾くと、地下通路のドアが開いた!


クルーク「すげぇ!!」
チャーリー「とりあえず奴に会うまでは入ってみるか・・・」


彼らがその地下通路に入ると、短い距離の後にドアがあった。ププルは言う。


ププル「開けてみる?」
ジャガー「ああ」


ププルが開けると、そこには・・・






ピアノ・チェロ・クラリネットの蒐集されたたくさんの高級楽器部屋だった!






クロウ「楽器部屋みてーだな。ひとまずは見て・・・」
ゼオ「あっ!これ、すっげぇー!オルジーのリベルターの総銀製のクラリネットだ!」
ププル「こっちのチェロは最高級のフレンチオールドだ!高いんでしょこれ!」
シアン「あたしにも見せて欲しいにゃん!」←実家が骨董品店のため古い楽器とか古い骨董品好き
クロウ(始まったよ;)


すると、クルークはあるピアノを見つけた。そのピアノはプレイエルのものだ。


クルーク「プレイエルのピアノだ!触っていいのかな?楽譜もあるね。ペトルーシュカ?さわり程度なら大丈夫かな」


クルークはそのプレイエルのピアノでペトルーシュカの第三楽章をさわり程度で弾く。そのペトルーシュカは最高難度の曲だが、クルークはそつなく弾く。すると、クロウとジャガーがそのピアノを聴いて驚いた様子でクルークに声をかけた。


クロウ「クルーク!」
クルーク「あ;」
ジャガー「お前、ピアノが弾けていたのか・・・」
クルーク「いや、あの・・・;」
アイオーン「クルークはcantabileのピアノボーカルのクルミでもある・・・」
クルーク「わあああああーーーーー!!!」


アイオーンの言葉をかすかに聞いたジャガーとクロウはクルミについてあることに気付いた。


ジャガー「待てよ。ということは・・・」
クロウ「今までクルミがいた時にクルークがいなかったということはクルークがクルミとして出入りしていたんじゃ・・・」
クルーク「・・・ツーストやシェゾ、サタンには内緒だよ;」
クロウ「へー!俺にもちょっとピアノを教えろよ!」
ジャガー「ペトルーシュカはハマノフの出身のロシアの音楽だったな」
クルーク「別にいいけど・・・」


すると、ガタッと音がなる音が聞こえた。本家からだ。


ゼオ「本家の方からだな」
チャーリー「一体何が起こっているんだ・・・?」


彼らが結構広めな楽器室を後にして本家に戻り、2階に上がって彼らがドアに耳をすますと三つの声が聞こえた。


???「やん!もう難しいところばっかり選ばないでよ〜!」
ププル「リップちゃんの声だね」
???2「チッ。抜けやがって」
シアン「ルートちゃんの声だにゃ」
クルーク(ということはこの家の主は・・・;しかもいかがわしい会話に見えるし、二人も侍らせて羨ましいなオイ)
チャーリー「突入するか?」


チャーリーの問いに全員が静かに頷く。そしてドアを開けて乗り込む!


クロウ「こらチャラ王!!リップとルートをいじめちゃダメだろ!!」






チャラ王「は?(リップとルートと一緒にニンテンドースイッチでマリオカート8デラックスをしていた」
リップ「もー!ちーくんってばアタシの苦手なコースばかりー!」
ルート「おまけにアイテムも投げやがって(□ω□#)」






大半の人達全員「」←意外と何もなかったことに抜け切ったような感情
チャラ王「!?俺に用があるんだろ!?何抜け切ったような顔をしてんだよっ;」


そしてゼオから事情を聞いてチャラ王は理解したかのように言う。


チャラ王「そんなことが・・・;」
ゼオ「つーわけでエージェントは知らない?」
チャラ王「昨日は見たけどどこに行ったのかはわかんねーな」
ゼオ「そうか」


すると、ジャガーはリビングの広さを見渡しながら言う。


ジャガー「ここはチャラ王の家だったんだな。お前の家はどっかの金持ちのボンボンか?」
チャラ王「親父がcranberryのメインキーボーディストのトキオでな。母ちゃんも世界をまたにかける指揮者で今は親とは別居してるけど親父が俺のチェロとかリップのクラリネットとかルートのピアノを金をつぎ込んで買ってくる時があるんだよ」
ププル「あれ、キミ達の楽器だったの!?」
クロウ「しかも親父がcranberryの帝王と謳われるメインキーボーディストのトキオだったなんてな!」
リップ「うん、アタシの家じゃ収まりきれないもん。もちろんここで演奏もしてる」
ルート「こいつは意外にも金の羽振りがいいんだ。加えて夜には歓楽街には行かないからヤクの売人にも目をつけられないしな」
クルーク「チャラいけど、クロウ同様にしっかりするところはしっかりしてるんだね」


すると、チャラ王にある声が聞こえた。例の車の音だ。


チャラ王「なんだあれ?」
ジャガー「チャラ王、開けるな!!その車は・・・!!」


一方、敵組織のスパイであるノバラ達はチャラ王の家を取り囲んで家に乗り込もうとしていた。ティノはノバラに聞く。


ティノ「本当にこの家で合ってるんですか?」
ノバラ「合ってるわよ。まあ、誰の家かは知らないけど、仮に建物を壊したら払うしかないわよ。うちのスパイ組織、金が有り余ってるしー」


一方、彼らは三人に事情を話してその三人が怯えていた。


ルート「じゃあ、あいつらはピストルを持ってるのか!!」
ゼオ「場合によってはマシンガンも・・・」
クルーク「うわっ、自動ドアが壊された音がする!!もう来る!!」
チャラ王「うわあああああー!!!ドアがーーーーー!!!」


大半の人達全員が大パニックになる中でリップはなんとか解決策を考えようとしていた。


リップ「みんな落ち着いて!解決策を考えよう!」


すると、棚の上にあった地球儀が家が揺らいだ反動でリップの頭に直撃した!


シアン「リップちゃん!大丈夫にゃ!?」
チャラ王「シアンちゃん、すぐにリップから逃げろ!!リップは・・・!!」
シアン「えっ?」


すると、ノバラ達が家に突入した!


ノバラ「見つけたわよチャーリー!!」
チャーリー「げっ!!」
アラウド「俺達に命を預けさせ・・・グハァッ!!!」


すると、魔法の波動がアラウドの頭に直撃する!その魔法の主は間違いなくリップだが、どこか様子がおかしかった。


クロウ「えっ・・・;」
ププル「リップちゃん・・・?」


すると、リップの耳の上の部分が尖って、目も猫目に変わった!そのリップは言う。


BGM:†渚の小悪魔ラヴリィ〜レイディオ†


リップ「一体何があったんだ?」
クルーク「あんたの方が何があったの!!?」
チャラ王「ごめん;言ってなかったと思うけど、リップは頭に衝撃を受けると女吸血鬼みたいになっちゃうんだ・・・;(爆弾投下」
ジャガー「早く言えよそういうことは!!」


すると、リップの使い魔のヒップが怯えながら彼女に言う。


ヒップ「リップ様!!こいつらはピストルを持ってるップ!!無闇に戦うと危険が・・・!!」
リップ「我には余裕がある。我に口答えするな(ヒップの尻を噛む」
ヒップ「ぎゃー!!!すみませんリップ様!!どうかご慈悲を・・・!!」


一方、彼女の変わりようを見たノバラはリップの豹変した姿を見て怯えたティノ達を鼓舞する!


ノバラ「あんた達、何怯えてんのよ!!こんなん大したことないわ!!行きなさい!!」
ティノ「わ、わかりました!!特大ビーム砲!!」
チャーリー「危ないリッ・・・!!」


すると、リップはそのビーム砲を避けてティノはその回避力に驚愕する。


ティノ「は、速い!!」


すると、リップはピコハンクラッシュでティノに大打撃を加える!ティノは気絶し、他の人達はリップの覚醒した際の強さに驚愕する!


クロウ「あれ、夏美やルルーとも張り合えるレベルじゃねーか・・・;」
ゼオ(あいつらが戦い合った時が来るのは何だろう?)


すると、リップの足をノバラが撃つ!リップはかすり傷で済んだが、傷を負う。


ルート「リップ!!」
ノバラ「あーら?やっぱり足を撃ったら豹変時もこんなもんね」
チャーリー「貴様・・・!!」
ノバラ「スパイの仕事には卑怯も付き物よ。フロライン、やっちゃいなさい」
フロライン「はい」


すると、フロラインの乗っていた車椅子が改変し、超強大な機械に変貌する!


ジャガー「あの車椅子、操縦機だったのか・・・!!」
フロライン「私はティノやアラウドみたいな攻撃担当じゃないけど、機械の扱いなら誰にも負けないよ」
クルーク「つか、目が隠れてたから気付かなかったけど、目つきが怖いな!?狼も食い殺しそうな肉食獣みたい!!」
フロライン「!!私は肉食獣じゃない・・・!!狼も食い殺しそうな肉食獣じゃない・・・!!」
クルーク「意外とナイーブだった!!」
クロウ「おい、女泣かせすんなよ!そんなんじゃアイレーンにも逃げられるぞ!」
クルーク「アイレーンと結ばれるつもりなんかないから!!」


チャラ王も流石に同情したのかフロラインにハンカチを渡そうとする間にアイオーンは持っていたひみつ道具である先取り約束機を見て何か助けになるのではと考える。


アイオーン(その代わりに俺達が助けなきゃならないがこれでエージェントを助けに来させる約束を取り付けよう。しかし、エージェントやチャーリーの所属する組織は何だ?ヴッ・・・;えーい、ままよ!!)


すると、アイオーンが先取り約束機である約束をする!


アイオーン「俺達が助けに行くからその代わりにチャーリーの所属するスパイ組織が俺達を助けろ!!」


一方、チャラ王が二人の口論を止めながらフロラインにハンカチを渡そうとしていた。


チャラ王「こんな時に口論はやめろよ!!ほら、泣くなよ。バカ七三メガネには後でキツく言うから」
ノバラ「こんな時に放置してんじゃないわよ!!ほら、フロライン!とっととやっちゃいなさい!!」
チャラ王「!!」
ジャガー「チャラ王!!」


すると、その車椅子機に弾丸があった。車椅子機とチャラ王は間一髪で避けたが、車椅子機はかすり程度だった。


クロウ「えっ!?弾丸!?」
???「ったく、女が妙なモンを作るなっつの」
ゼオ「あっ、その声はもしやあんたは掃除屋の・・・!」


BGM:薔薇は永遠に美しく


すると、現れたのは掃除屋と言われるスナイパーであるMr.KKだった!


ゼオ「Mr.KK!!」
KK「おお、名前を知っていたのか坊主」


すると、二つの弾丸が車椅子機の部分をそれぞれ撃つ!その撃った二人の人物は女性で二人とも巨乳で百戦錬磨そうなスパイだった!彼女達の名前は・・・


エレノア「全く妙な機械を持ってこないでほしいわ」
メイ「まあいいじゃない。どうせポンコツな機械だから」
ルート「エレノア、メイ!」


すると、一つの弾丸ともう一つの斬撃が車椅子機を襲った!ププルはその人物二人を見て彼らの名を呼んだ!


ププル「あなたはイギリスの凄腕のスパイのディックさん!」
ジャガー「蔵ノ助、お前、チャーリー達のスパイ組織にいたのか!」
蔵ノ助「まあ、うちの組と間接的にな」
ディック「さぁ、彼が来るまでに片付けるよー」


すると、窓の外から何かが飛んできた!その人物は銃を持ちながらお手製のハングライダーで窓をパリーンと割った!


ノバラ「うげっ!!?」


その人物は銃でフロラインの車椅子機とノバラのピストルを撃つ!止めを刺したその人物は言う。






エージェント「うちの先輩を失わせるなんて100年は早いぞ?」

薔薇色の狙撃(その3) ( No.700 )
日時: 2019/06/22 00:02
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

ファンファンファンファン・・・


チャラ王の家の周りに警察とCOMが取り囲んでいた中でノバラ達は警察に逮捕されていた。


ノバラ「ウソォ〜;」


一方で騒ぎを聞きつけた王ドラはノバラ達の指名手配写真をゼオ達に見せながら言った。


王ドラ「こいつらの所属していたスパイ組織のボスがやらかしてくれたおかげでこいつらと共に検挙することができました」
ゼオ「そんなにヤバいところだったのか」
王ドラ「休みとしてみんな温水プールに行きなさい。温水プールのチケットの人数分はあげますから」
クルーク「いいの!?」
チャラ王「あ、でも!その前に!」


チャラ王とルートが離れ家に急ぐ中で王ドラは豹変したままのリップを見ながら言う。


王ドラ「ところでリップさんはどうしたんですか;」
クロウ「それが頭をぶつけて豹変して・・・;」


すると、ペトルーシュカを弾くピアノとチェロの音が聞こえた。その曲を聞いたリップの耳が丸くなり、目線も正常に戻った。


リップ「あれ?アタシ、何してたんだっけ?」
シアン「戻ったにゃ!」
ジャガー「でも、覚えはないみたいだな。二人がペトルーシュカを弾くとリップは元に戻るのか・・・」
王ドラ(ペトルーシュカを弾くとリップさんが豹変している時から元に戻るんですか。でも、あの二人のどちらかが星の楽器を所持していることは考えにくいですね)


その翌日、ゼオ達は有名な温水プールに行こうとするが、そこにスパイ達が駆け込んできた。そう、先取り約束機の引き換えの約束とは・・・


エージェント「アリシア達も呼ぶか」
メイ「ごめーん、私達も連れて行って♪」
クロウ「いろんな意味で凄すぎて逆に一緒にいられねーよ!!」


この後、ドタバタがありながらも温水プールを楽しんだことは言うまでもない。


おしまい






「ポップンキャラ紹介データスペシャル」


・「期待の最年少スパイ」エージェント
イギリスのとある諜報組織に所属するスパイ。動機はゲームやスパイ映画から憧れてスパイになった。19歳。
性格はスパイとは似ても似つかぬ明るい性格で彼の辞書には穏便に済ますという言葉はない。だが、スパイとしては一流の技術を身につけており、射撃や内偵、暗号解読はプロ級。しかしながらまだ若年故のムラがあるということもあり、たまに失敗を繰り返している。非常に優秀な頭脳を持ち、IQは450と桁外れだが、ゼオ達などのトラブルメーカーや裸族が引き起こす予測不可能な騒動が現在の悩みの種。彼らの起こすトラブルには命に関わるレベルで巻き込まれることが多いがトラックに跳ねられても死なないという不死身の持ち主。また意外と女装が似合っているらしく実質変装技術もプロ級である。しかしながら文武両道ではあるが、唯一の苦手なことは料理(イギリス人なので&その腕前は☆2)であることから決して完璧な人物ではない。とあることで就いたアリシアのお付きのスパイで日本で一緒に暮らしているが、彼女からの好意には気付いていない。実は裏でチームクロードと繋がっており、クロードに頼まれて彼らが追う謎の組織の潜入調査をしている。一人称は俺。


・「生意気プリンセス」アリシア
アリス風の可愛らしいおしゃまな女の子。エージェントの主人でもある。6歳。
性格は可愛らしい外見とは裏腹に凶暴で大層な毒舌家。ウサギを使って殴りつけてその跡が生々しく残ったり伸縮可能なリボンを使って殴るなど腕力も強い(主な被害者は付き人のエージェント)しかし、こう見えても女の子らしいことに憧れるおしゃまなツンデレ。ニュージーランドの首相の娘で15人兄弟の末っ子であるが兄弟達から可愛がれている故に彼女に手を出せば戦争が起きるとも言われており実質世界を滅ぼす要因の一つとされていることに変わりはない。ヴァイオリンと日舞を習っており、特にヴァイオリンは味覚の共感覚を持つ夏目が認めるほどのなかなかの腕前を見せている。姫子とは政府関係からか仲の良い友人でエージェントに好意を抱いているが、気付かれていない。とある経緯で魔人のフルシュを願いを言わないまま仕えられる。一人称はアリシア。


・「濃霧大臣のお嬢様」白鳥姫子
濃霧大臣の娘でいつも街頭演説をしているお嬢様。アリシアと同じく6歳。
性格は高飛車でわがままだが、友人のアリシアのエージェントに関する相談に乗ったり、桜田兄弟にはちゃんと労いの言葉をかけるなど実は面倒見のいいちゃんとした責任感を持つ根はいい子。友人のアリシアに頼まれたら父親や桜田兄弟を使ってアリシアの頼みを実行しようとするなど行動力もある。アリシアとともに行動をすることも多く、実質彼女とエージェントに関する悪口だけは決して許さず父親に頼んでその悪口を言った大物を失脚させたりしている。アリシアと同じく白薔薇幼稚舎に通っている。また親思い。ちなみに父親は国民から今なお慕われる真面目でクリーンな濃霧大臣である。一人称は私でお嬢様口調。


・「ラブナを集める魔法少女」ピュアクルvリップ
ラブナを集める魔女っ娘でお供にヒップがいる。16歳のポップン学園高校1年生で八重歯がある。
性格はバカ明るくポジティブな性格。ある日帰り道を歩いていたらヒップと出会い、世界をピュアクルに染めるためにラブナを集める魔法少女になったが、そのラブナの使い方については本人もよくわかっていない。クラリネットが吹け、そのクラリネットは現在幼馴染のチャラ王の離れ家に保管されている。実は頭に衝撃を受けると性格も男性口調の吸血鬼のように豹変する二重人格を持っているおり、幼馴染のルートのピアノとチャラ王のチェロがペトルーシュカを弾くと元の性格に戻るが、本人にその時の記憶は全くない。チャラ王からの好意には全く気付いていない。実家は「アムール」という小さいながらも有名なパティスリー店で五人兄妹の4番目(家族もヒップやラブナのことは知っており、黙認して見守っている)フランスからの帰国子女でもある。一人称はアタシ、吸血鬼のように豹変した時は我。


・「ポンギのチャラい王」チャラ王
浅黒い肌や派手でユルい服装から典型的なチャラ男で本名は不明。ポップン学園高校1年生でリップやルートの幼馴染であり同い年。
性格はチャラい口調で女の子が大好きだが、本当は恋愛事には弱いタイプである。リップに無自覚ながらに好意を寄せているが、その好意をルートには見透かされており、彼女に挑発されたらそれを否定するなどやや強情な一面がある。父親はcranberryのメインキーボーディストのトキオ、母親は世界をまたにかける指揮者で両親とは現在は別居しているが、時々テレビ通話をかけては特に父親に溺愛するような言葉をかけられており、自立したい本人はそれを邪険に扱いつつも両親のことは嫌いにはなりきれない。また本人も意外にもチェロを弾くことができ、父親は買った高級楽器を持ち帰ってはチャラ王はもちろんリップやルートにもそれをプレゼントしている。実家にサッカーボール型らしきの離れ家があり、そこにもらった高級楽器を保管している。一人称は俺。


・「超天才理系超残念美少女」ルート@超ドー研
ポップン学園高校1年生で超電子ドーナツ研究部の部員。ドーナツをこよなく愛しながら理系的に研究する。ルートと表記されリップやチャラ王の幼馴染で同い年。
性格は可愛い容姿とは裏腹に男性的な口調で喋り、女の子らしい服(しかし部活の勧誘で着るメイド服は似合っていた)や女の子らしいことは苦手な性格。理系の科学者らしく学業成績は優秀でリップやチャラ王の勉強の面倒を見る係や情報源ともなっている。チャラ王のリップへの好意を見透かしているらしくチャラ王とリップの恋を挑発しながらも内心では応援している。父親は政府の高官でその筋では有名な天文学者、母親は世界的にはなら有名なピアニストで音楽学者であり本人もピアノはペトルーシュカが弾けるほどのかなりの腕前を持っている。非日常が嫌いだが、魔法は理系だと考えているらしく夏美とは案外似ているような意見を持つ。一人称は私で男性口調。






「後書き」


今回は前回の連作でした。クルミちゃんの正体はどこまでバレ続けるんだろう?(笑)
ポップンは古いポップンばかりやって数年はやっていませんでしたが、半年前に復帰したまだまだ新米の初心者ポッパーです。その復帰をしてくれたのは他ならぬエージェントさんでした。彼がいなかったら今でもポップンをしていなかったと思います。運命の力は強いですね。






感想OK