二次創作小説(紙ほか)

序章:始まりの約束(その1) ( No.718 )
日時: 2019/09/26 18:31
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

今回は日常日和。特別編7です!ツーあいメインで多分ラブシリアスギャグですよ!


クロード「一応言うがなんで今回は私の気配が全くないんだ!貴殿、私に愛情がなさすぎだ!」
桜「違うわ!ツーストがエージェントさん同様に好きすぎるだけよ!」


それではどうぞー!






ずっとあなたを見ていた。


あれだけ無表情だったのにある日急に笑顔を見せるほどに変わって、


今の方が憎くて、憐れんで、ずっと愛しくて、






ずっと、あなたを見ていた。






日常日和。特別編7 ーーー月下の姫と月の王子のそびえ立つ月の塔ーーー 序章

序章:始まりの約束(その2) ( No.719 )
日時: 2019/09/26 18:34
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

クルーク「えっと・・・つまり、パデレフスキは演奏旅行の最中で客死した、と言っていいんだよね?」
姫子「そうですわ。きっと神様に召されましたのよ。神様も酷いですわよね〜」
クルーク「パデレフスキはポーランドのピアニストでキュリー夫人の姉のブローニャの家にパーティで遊びに行ってるんだったね」
姫子「その時にフランスなどのヨーロッパの国を周りましたわ」


ププル「・・・何?あの二人、何を話してんの?」
エージェント「ああ、ポーランドの初代首相の話」
アリシア「クルークもちょっとはわかってるみたいね」
ジャガー「どっちにしろあのマニアックな話について行けてるクルークに姫子は懐いてるぞ・・・」


とある日のエージェントとアリシアの屋敷。今日も思う存分平和に過ごしていた。すると、そこにツーストが訪ねてきた。


ツースト「クルークはいるか?」
クルーク「いるよ」
ツースト「姫子、悪いがクルークをちょっと貸してくれないか?」
姫子「構いませんわ」


クルークはツーストに連れられ彼にある相談を受ける。それは・・・


クルーク「高級客船であいりと旅行!?そんでその高級客船の所有者であるアリシアの父親にボクが便宜を図れって!?」
ツースト「そうなんだよ。本当は俺はあいりが高校を卒業したらあいりにプロポーズをしようと決めたが、最近現れたバ怪盗と色男パティシエ、バカメガネ執事と不良顔呪騎士があいりにアプローチをしまくってなあ、一応自衛はしようと思って」
クルーク「あの三人はともかくエルドゥールさんのことを悪く言わないでよ!」
ツースト「わかってるよ。だから、アリシアの父親にエージェントを通じてその高校客船に俺とあいりを乗せるよう便宜を図ってくれねーか?相応の報酬は用意するよ」
クルーク「(相応の報酬・・・)・・・。・・・わかったよ」
ツースト「やった!成功したら報酬はすぐ用意する!」


クルークがツーストに約束を取り付けられその場から戻った後にゼオが聞く。


ゼオ「どうした?ツーストはまたあいりに関する悩みを愚痴られたのか?」
クルーク「違うよ」
アイオーン「あの悪魔にあんなことやこんなことを・・・!!」
クルーク「違うって言ってんだろ!!」


クルークはため息を吐いた後にエージェントに聞く。


クルーク「エージェント、今は暇?」
エージェント「ああ、暇だけどどうした?」
クルーク「ちょっとお願いがあるんだけど、いいかな?」


クルークはエージェントにツーストとの約束のことを話した。


エージェント「ああ、それは無理だな!いくら同じジャンルでも旦那様にお願いするなんて無理だし、無理がありすぎる」
アリシア「エージェント、アリシアは構わないからクルークを助けなさいよ」
姫子「それにアリシアちゃんのパパはクルークさんの頼みなら聞いてくれるはずですわ」
エージェント「だから、無理だって!まあ、一応聞いてみるが・・・」


エージェントはアリシアパパに電話をしてクルークがツーストに取り付けられた約束のことを話す。エージェントはどうせ断られると思いきや・・・


アリシアパパ「ああ、別に構わないが」
エージェント「えっ!?いいんですか!?」
アリシアパパ「ああ、私も暇を持て余していたしいいだろう。それにクルーク君は私の命の恩人だからな。ーーーただし、条件がある」
エージェント「えっ!?条件ってなんですか!?」
アリシアパパ「・・・この1週間を過ぎたらわかるだろう。もう電話を切るぞ」


アリシアパパが電話を切った後にエージェントはアリシアパパの言葉の意味を全くわからずにいた。


エージェント「1週間を過ぎたらわかることってどういうことだろう・・・?」
ププル「まあ、アリシアパパが快諾してくれたし、とりあえずなんとかなるよ!よかったね、クルーク!」
クルーク「うん」
ジャガー(・・・なんかあの二人に不穏な空気が漂って来てる気がするな。当たらなければいいが)


一方、エージェントとアリシアの屋敷の近くには彼らを見ていたボーカル風の女性がいた。その女性は彼らの会話を確認してからその場を後にした・・・。
今回はここまで。次回は事件の始まりの第一章!






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