二次創作小説(紙ほか)
- 第一章:デートの途中で(その1) ( No.722 )
- 日時: 2019/10/02 20:12
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
今回は特別編7の第一章です!ある二人が別々に初登場。とりあえずそのキャラのヒントをあげますね。
姫子「私達のジャンルのポップンキャラでしかも誕生日が一緒で私と同じパーティに出演してましたわ!」
エージェント「何!?まさか・・・!」
アリシア(アリシアと同じ誕生日の人じゃないわね)
それではどうぞー!
ツースト「何!?それはホントかクルーク!」
その夜、ツーストはクルークからエージェントを通じてアリシアパパに条件付きの許可をもらったことを電話で伝えられていた。ただその条件は1週間後にわかることで具体的には明示されていない。
クルーク「一応言うけど、アリシアパパにお願いするのはこのボクなんだからね!」
ツースト「わかってるわかってる。あの人、クルークには恩義を感じてるからな。じゃあな、あとはよろしく!」
ツーストが電話を切った後にあいりが風呂上がりの姿で部屋に入った。
あいり「ツースト、入りますわよー。クルークと何やら電話で話してましたけど、何かあったんですの?」
ツースト「い、いや、なんでもない。それより・・・」
あいり「?」
ツースト「風呂上がり、可愛い」
あいり「//////!!お、おバカ!」
ツースト「ふふ・・・おいで」
照れながら駆け寄るあいりをツーストが抱きしめる。この日の情事の翌日にある事件に巻き込まれることを二人は知らなかった・・・。
日常日和。特別編7 ーーー月下の姫と月の王子のそびえ立つ月の塔ーーー 第一章
- 第一章:デートの途中で(その2) ( No.723 )
- 日時: 2019/10/02 20:16
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
その翌日の昼。ツーストとあいりは普段着になりながらデートしていた。デートの理由は大きなショッピングモールで映画を見るため。その映画を見終わった後にデザートとして喫茶店で食べていた。
あいり「映画、面白かったですわ」
ツースト「そうか!(サンに頼んでリサーチしてもらったかいがあった!」
あいり「ちょっと私、カービィ達のお土産にマカロンとかのスイーツを買ってきますから待ってて下さいまし!ツーストも一人での用事を残したままでしょう?」
ツースト「ああ、わかった」
あいりがそのスイーツ店に到着し、その見覚えのある看板を見やる。そう、このスイーツ店はリップのパティシエの両親が小さいながらも有名なパティスリー店の本店を経営しており、昨日リップの父親の愛弟子が開いたそのパティスリー店の2号店だった。
あいり「リップちゃんの両親がやってるパティスリー店のケーキ、規模が小さいながらもめちゃくちゃ美味しいですわよね〜!」
???「本当よねー。私もたまに予定が空いた時に本店によく寄るわ」
あいり「そうですわよね〜!リップちゃん、ご両親が弟子が経営する2号店の開店準備に大分協力して下さって・・・え!?」
すると、あいりは自分に話しかけてきたその女性を見る。あいりは彼女のことをTVで見かけたことがあった。なぜなら彼女は・・・
あいり「あなた、人気シンガーソングライターのエリカさん!?こないだTVドラマで主演をやってたツーストと脇役として共演してた!」
エリカ「そうだけど。よくご存知ね。あなたの愛しのツーストが主演で出ていたドラマですもんねー」
あいり「!」
エリカ「そういえば、あなた、ツーストと付き合ってるんですって?いいえ、あなたの様子から察するにヤり友?なのかしら?」
あいり「・・・。そんなんじゃありませんわよ。ツーストへの中傷はやめて下さいまし」
エリカ「やだ、冗談よ!なんかツーストがあなたに一目惚れして猛アタックし続けた後に結ばれたって聞いたからちょっとからかってみただけよ!まあ、あなたの愛しのツーストを取られないように気をつけてね〜」
エリカが意味深な言葉を残して立ち去った後にあいりは心内で思う。
あいり(まあ、ツーストが浮気するなんてありませんし、もし浮気したらしたらでサンやあおい、シェゾに言いつければいいですし!)
一方、ツーストは用事を済ませるために本屋に来ていた。エージェントに土産として頼まれた某家族スパイ漫画を買うためだ。
ツースト「エージェントの奴、スパイ漫画が好きだからな。あいつのことだからきっとスパイ映画やスパイゲームに憧れてスパイになったんだろうな;」
ツーストは会計を済ませようとするが、その直後に防犯ブザーが鳴った!
ツースト「えっ!?」
本屋の店員「ちょっとお客様、カバンの中を見せてもらっていいですか!?」
ツースト「ったく、バカな防犯ブザーですね!セキュリティが悪・・・すぎ・・・」
すると、カバンの中にはツーストがカバンに入れた覚えがない本があった!これを見た店員は言う。
本屋の店員「・・・事務所に来てもらえる?」
ツースト「えっ!?ちっ、違うっ!あいり!?あいりーーーーー!!」
本屋の店員に事務所に連れて行かれたツーストは自分の潔白を証明しようとするが、完全に本屋の統括マネージャーに疑われていた。
ツースト「俺はやってなあああああーい!!!俺はあの本をカバンの中に入れてないし!!たまたま落ちただけじゃねーのか!?」
統括マネージャー「あのね・・・万引きは犯罪なんだよ。たまたま落ちただけという言い訳が通じると思っているのか?あんたの事務所に通報するから連絡先を教えろ」
ツースト(ダメだ・・・何を言っても信じてくれない・・・こんな本、盗んだって内容がわかんねーし・・・!)
すると、何かを思いついたツーストは統括マネージャーに言う!
ツースト「・・・俺にはこれを盗む動機は何もない」
統括マネージャー「・・・え?」
ツースト「なぜならこの本はーーー」
すると、ツーストがカバンの中に入れられた本の内容を見せると、その本は・・・
ツースト「ニュートンの書いた本だからだ!!」
ツースト「生憎俺は文系科目が得意でな、理数系科目は苦手なんだよ!文系の俺はニュートンが書いた本の内容の解読は苦手なんだよ!エージェントやクロという奴に聞けばわかることだがな!」
ツーストの潔白に統括マネージャーも流石に彼が万引きしていないということを信じせざるをえなくなりかけた時にその事務所に誰かが入ってきた。あいりだ。
あいり「あの、ツーストはいますの?」
ツースト「あいり!?どうしてここに?」
あいり「あの、ツーストの潔白をしたい人が私のところに来て・・・」
ツースト「え?」
すると、あいりと一緒にいた男性は自ら前に出てツーストの潔白を証明する!この男性にツーストは見覚えがあった。
ツースト「あんた、ジャスティス☆のファンの人気ミュージシャンのーーー」
ケイゴ☆「ケイゴ☆っす!あの・・・その人はやってないっす!俺・・・偶然落ちてた本がツーストのカバンにキャッチして・・・」
統括マネージャー「えっ!?そうだったのか・・・疑って悪かったね。もういいよ」
ツースト(こいつ、救世主だ!)
ツーストがようやく解放されて三人が帰路に着く中、ツーストは言う。
ツースト「でも、あの場でよく俺がやってないってわかったな」
ケイゴ☆「ツーストさんのことはジャスティス☆さんやフォースさんに聞いてるっすので一度会ってみたいと思ったっすよ!」
ツースト「そ、そうか(いい奴だなあ」
その会話を聞いたあいりはため息を吐きながら心内で思う。
あいり(全く男同士ってこういう時は仲良しなんですのね;)
一方、路地裏のところにエリカがパソコンを使いながら言う。
エリカ「全く・・・本当にバカな男なんだから・・・ハラハラさせないでよね・・・」
その操作しているパソコンの画面には・・・
彼女が何らかの経由で手に入れたツーストの顔出しなしの身の潔白の画像だった・・・!!
今回はここまで。次回はツーあいの気持ちがすれ違いかける第ニ章です!
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