二次創作小説(紙ほか)

第三章:本当のこと、その本当の気持ち(その1) ( No.730 )
日時: 2019/10/10 23:49
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

今回は第三章です!ツーストの潔白のビラの犯人が判明するのですが、果たして誰なのか・・・!?






その日の夜、サン達がミラクル☆4の家を訪ねていた。サンが扉を開けた!


サン「ウーノ!ツーストは!?」
ウーノ「すまないなお前達、こんな夜に呼び寄せて・・・」
若「ツーストさんがいつにも増して変なんです;」
クルーク「あれ、フォースは?」
クロス「あやつ、今はこんな時に限って女子とでーと?中だ」
ププル「デートはカタカナ表記だからね;」
ゼオ「俺もツーストからこんなLINE送られて・・・」






ツーストからのLINE「あいりが他の男に寝取られた」






アイオーン「最初は何かの間違いだと思ったが、悪魔みたいなあやつでも虚言するわけではないそうだから・・・」
ジャガー「んで、ツーストは?」
ウーノ「帰って来たなりトンカチと釘とゴムひもと白い浴衣を持って部屋に閉じこもってるのだ・・・;」


ゼオがその部屋に耳を傾けると、そのわけのわからない単語を聞いて戻って来た。


ゼオ「なんかさー、ツーストの奴、「スフィーンクスー!スターカメーン!!横から上から泉さーん!!未来に飛ぶスフィーンクスー!!」って叫びながらトンカチのような音で叩いてるのを聞いたぞー」
クルーク「それ、ツーストの担当曲の一つのネタ曲として有名なカーメンブレイクの歌詞の主要な言葉じゃないか!!」
サン「とにかく鍵は閉まってるみたいアルし、ドアをぶち破るアルよ!」
ププル「OK!せーの!!」


ププルとサンがドアをぶち破るが、そこには・・・


ププル「・・・え・・・?」
サン「ツースト・・・?」






ツースト「見〜〜〜〜〜た〜〜〜〜〜な〜〜〜〜〜(丑の刻参りのような姿で鬼の形相」






大半の人達全員「ぎゃあああああーーーーー!!!!!」
ゼオ「あいつ、目つきの悪さがさらに進行してるなー」


ツーストはケイゴ☆の写真を貼られていたワラ人形ならぬゴム人形に釘を刺してトンカチで叩いていた!


ツースト「ケイゴ☆殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す(ry」
ジャガー「ダメだ!!あいつ、正気じゃねえ!!」
ウーノ「ゼオ!クルーク!アイオーン!クロス!取り押さえるぞ!!」


その暗闇の中で「ふぎゃっ!!」と「大人しくしろ!!」と「今だ!!吊るせー!!」という叫び声が聞こえた後にツーストは手と足を縛られて吊るされた!


ウーノ「ふー」
アイオーン「流石こういった扱いは慣れているな・・・」
ウーノ「全く・・・丑の刻参りかなんかは知らんが、白装束の代わりに白い浴衣とかワラの代わりにゴムひもって・・・バカなのではないか」
クロス「見ろ、こやつ・・・泣いているな・・・」
サン「ツースト・・・」






日常日和。特別編7 ーーー月下の姫と月の王子のそびえ立つ月の塔ーーー 第三章

第三章:本当のこと、その本当の気持ち(その2) ( No.731 )
日時: 2019/10/10 23:52
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

その翌日、落ち着きを少し取り戻したツーストはサンに相談し、サンがあいりの近況をレイトに聞きに行って戻って来た。


サン「ツーストー。やっぱりあいり、今日は無断欠席してるらしいアル」
ツースト「そうか・・・」
サン「しかし、あいりが・・・まあ、ケイゴ☆はあんたと違って優しいし、ワンコ系ないい子だからアルなー」
ツースト「それ、比べてるからな・・・;」
サン「でも、よく考えてみればあいりにもあいりなりの理由がアルよ。だって二人は堅い絆で結ばれているアルよー」
ツースト「!サン・・・」
サン「それかさー、とっとと諦めて新しい恋をするとかアル!あの人とかネ」


サンが指を指した方向にエリカがやってきていた。


ツースト「エリカ・・・」
サン「自分の気持ちを見直してみるネ。そしたら何かがわかるアルよ」


サンが立ち去った後にエリカは言う。


エリカ「あー、あんたが今落ち込んでるって聞いたから、来ちゃった。まあ、途中でメガネのワンコ系なキス魔に遭遇しかけて危うく唇を奪われるところだったけどね」
ツースト「(フォルトか;)で、一体何の用だ?」
エリカ「あんた、これから仕事が終わって暇よね?私もこれから掛け持ちしてるバイトもなくて暇だから・・・二人で気晴らしv」
ツースト「は?」


一方ところ変わって、野比家ではのび太がしずか達を連れて帰って来ていた。勉強会のためだ。


のび太「ごめんね、今度のテストのための勉強会で・・・」
しずか「大丈夫よ。わからないところがあったらちゃんと教えてあげる!」
ジャイアン「ん?なんかドラミちゃんと男らしき争いみたいな声がするぞ」
スネ夫「キッド、とうとうドラミちゃんを襲ったか・・・」
のび太「キッドは無理やりそんなことしないよ!!あ、ドラミちゃんが戻ってきた!おーい、ドラミちゃーん・・・」


すると、ドラミが服がかなりはだけた状態で階段から降りてきた!その目には涙が浮かんでいた。ドラミは同じ町内の四人組を見た後に怯えたように野比家のドアから出た。


しずか「えっ、ドラミちゃん!?」
ジャイアン「やっぱり、キッドに無理やり襲われたのか!?」
スネ夫「本当にキッドなのかどうか階段を上って確かめようよ!」


同じ町内の四人組が階段を上った後にたどり着いたのび太の部屋をそーっと開ける。そこにいた人物に驚きを隠せなかった!


のび太「あ・・・!!あ、あなたは・・・!!?」

第三章:本当のこと、その本当の気持ち(その3) ( No.732 )
日時: 2019/10/10 23:58
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

一方またところ変わって、ツーストはエリカと一緒にカラオケやゲーセンなどで遊びに行っていた。ツーストはマイクを使って思い切り歌っていた!


ツースト「ほら、次!ヤッターマンの歌を入れろ!」
エリカ「えー、また古いの?もうちょっとオシャレで今時の曲にしないの・・・;」
ツースト「こういう時は古い曲の方がいいんだよ!」


そしてツーストはゲーセンでボクシングゲームをやっていた!


ツースト「ケイゴ☆のバカやろーーーーー!!!」


バチコーン!!!


エリカ「あらあら、強い力ねー。どうせだからあんたの彼女も思ってやりなさいよっ」
ツースト「おっしゃ!!あいりのバーカ・・・」


ボスン


エリカ「あーあ、弱い力ねー;あんたって本当に女に弱いわねー」
ツースト「っるさいわ!(あ・・・でも、本当に気が楽になってる・・・ちょっと吹っ切れたかもな・・・」


そしてその夜、エリカとツーストは夜の公園にいた。エリカは言う。


エリカ「今日はちょっとは楽しかったでしょ?」
ツースト「ちょっとだがな。ーーーーーでも・・・ありがとな。お前のおかげでちょっと吹っ切れた気がする・・・」


ツーストの言葉を聞いたエリカは彼を優しく抱きつく!エリカは言う。


エリカ「ーーーーーあんた、あの彼女のことがまだ忘れらんないでしょ?でも、私があんたの心からあの子を追い出してあげる。だから・・・私のところに来なさい」


エリカの告白にツーストは心が揺れた。ツーストは思う。


ツースト(ああ、このままエリカと付き合ってもいいのかもしれねーな・・・)






一方、あいりとケイゴ☆はあるホテルにいた。ケイゴ☆は言う。


ケイゴ☆「あいりちゃんってこういうホテルにツーストさん以外と来たのは初めてっしょ?」


すると、ケイゴ☆はあいりを優しく押し倒しながら言う。


ケイゴ☆「あ、可愛いからそんなわけないか・・・でも・・・俺、ちゃんと優しくするっすね・・・」
あいり「・・・いい加減ーーーーー芝居はもうよしなさい」


すると、あいりはケイゴ☆の口を手で押さえて例のビラを持ちながら言う!


あいり「このビラの犯人は、エリカさんじゃないーーーーー」






あいり「あなたですわよ。ケイゴ☆さん」
ケイゴ☆「・・・」






あいり「あなたは私を好きでもないのにーーーーー脅迫までして私に恋人のフリをさせましたわ。目的はーーーーー何ですの?」


あいりの問いにケイゴ☆はあいりから離して言う。


ケイゴ☆「あーあ、バレてたんすね・・・やっぱり、頭がいい人はわかるっすよねー。じゃあ、こっちも・・・」
あいり「・・・?」


すると、ケイゴ☆はミニチュアのソファ椅子に座りながら言う!


ケイゴ☆「ケイゴ☆、ジャスティス☆さんのファンでーーーーージャスティス☆さんに隠してる趣味はカップル潰し。ーーーーー目的はただ一つーーーーーあの男が目障りなんすよねー。それだけ。本当に生き残るのは誰かはっきりさせようと思って。あ〜♪面白くなってきた〜」


一方、ツーストはエリカにキスされそうになりかけた時にあることに気付いた!


ツースト「!!ちょっと待て!!俺、変に殴ってないか!!?」
エリカ「えっ!?」
ツースト「俺、あいり以外にこんなことされるとつい怒ってーーーーー」


すると、ツーストの目から雫が落ちてきた。その涙は何かに気付いたことを意味していた。


エリカ「ツースト・・・?」


俺がしようとしたことは自分の気持ちに嘘をついて、あいりからエリカに逃げようとしたことなんだーーーーー。俺の心は今でもあいりでいっぱいなんだ・・・!
自分の本当の気持ちにようやくわかったツーストはエリカの告白に断る。


ツースト「ごめん、エリカ・・・お前の気持ちは嬉しいけど、それに応えることはできない。俺はーーーーーあいりが好きなんだ」
エリカ「・・・。・・・そう・・・」


すると、エリカはツーストの背中を押すように言う。


エリカ「もう・・・行きなさい・・・あんたの本当の気持ちをあの子に全力でぶつけなさい!」
ツースト「・・・ありがとう」


ツーストが立ち去った後にエリカは言う。


エリカ「・・・完全敗北ね。でも・・・忘れられるわけがないわね・・・」


一方、あるホテルではあいりがケイゴ☆に自分の気付いた推理で追及していた。


あいり「初めはエリカさんが仕組んだと思いましたわ。でもーーーーーあの時その場にはいなかったあの人には撮ることが不可能な写真なんですの・・・!!あなたとエリカさんーーーーー二人はグルですわ」


あいりの推理にケイゴ☆はあっさりと自供する。


ケイゴ☆「そうっすよー。俺達、よく芸能人関連やその関係者のカップルを壊してたっす!人の幸せを壊すのは楽しいじゃないっすかー。女ってちょっと優しくすればホイホイとついてくるっすからねー・・・まあ、エリカさんは恋愛を楽しんでたみたいっすけど・・・」






エリカ『あれ?あれって、ツーストと・・・例の彼女じゃない?』
ケイゴ☆『・・・。いいことを思いついたっす。ツーストさんを万引き犯に仕立て上げて、それをネタにして脅して二人の仲を引き裂くっす♪』


でも・・・ここで予想外なことがあったんす・・・俺がちょっと声をかけたら・・・


ケイゴ☆『あのー、ツーストさんならこのショッピングモールの本屋の事務所に連れて行かれたみたいっすけど・・・』
あいり『あなた・・・誰なんですの・・・?』


あんた、警戒心丸出しだったっすよねー・・・






ケイゴ☆「あと、ツーストさん!あんなやり方で無実を証明するだなんて!このことを知ったら名前が出された友人やファンが泣くっすよねー!」
あいり「ーーーーーでも、あなたは・・・ツーストや名前が出された友人の秘密を掴みました・・・味方のフリをして油断させて、脅迫材料をカメラやボイスレコーダーに収めましたわ。でも、写真の矛盾に気付いた私は・・・カフェであなたを追い詰めようとしましたわ」






あいり『この写真のこと何ですけど・・・』


でも、逆にあなたはーーーーー
すると、ケイゴが嗤いながら出した写真は・・・






エージェントとクロードがジョゼのキノコレストラン系の店の前で一緒にいる写真だった・・・!






ケイゴ☆『これ・・・警察関係者にばらまかれたら・・・警察は動くしツーストさんがかなり怒るっすよね・・・』


私を追い詰めましたわ。


ケイゴ☆『この二人やツーストさんがどうなるかは・・・あいりちゃん次第っすよ・・・』


ーーーーー私達は・・・


ケイゴ☆『言いたいこと・・・わかるっすよね・・・?』


あなた達の罠に、完全にはまったーーーーー。






ケイゴ☆「あいりちゃん、本当にすごいっすよねー。探偵にでもなったらどうっすか?でも、もう無理っす。今頃はツーストさんはエリカさんに、寝取られてるかもっすよ!?」


高笑いをするケイゴにあいりは彼を壁に押し付けながら激昂する!


あいり「そんなこと・・・私がさせませんわ!!」
ケイゴ☆「・・・何すか?ここで殴るなら週刊誌に伝えに・・・」
あいり「考えましたの。ツーストなら・・・私以外にそんなことはないでしょうと・・・だから・・・二度と脅迫には応じませんわ・・・!!」


あいりはケイゴから離した後に部屋を出ようとして言う。


あいり「・・・あの人にこのことを伝えますわ・・・!!」


すると、あいりは急に目眩がして倒れかける!ケイゴ☆はあいりの急変した様子を見ながら言う。


ケイゴ☆「やっと・・・効いてきたみたいっすね・・・お茶の中に薬を混ぜ込んだっすよ。遅効性のきつーい睡眠導入剤。あんたが目を覚ましたら撮影会はスタートっす。出演は俺と月島あいり!あいりちゃんはツーストさん以外に経験豊富じゃなさそうっすけど・・・痛いことはしないっすからね・・・」


すると、その部屋に誰かが入ってきた。エリカだ。


ケイゴ☆「エリカさん。どうっすか?」
エリカ「・・・あんたも隣の部屋から聞こえてたでしょ?ツーストのよがる声」
あいり「嘘・・・ですわ・・・そんなの・・・」
エリカ「おやすみー、あいりちゃん☆」


そこであいりの意識が途切れた後にエリカは言う。


エリカ「・・・やっぱりまだ完全敗北じゃなかったかもね・・・」


今回はここまで。次回は報復の第四章です!






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