二次創作小説(紙ほか)
- トランペットでのイリュージョン(その1) ( No.755 )
- 日時: 2019/11/20 18:41
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
今回はいよいよ合同演奏フェスティバル開始!しかし、その開始までの間にトランことトララが・・・!?
一方その頃、エージェントはゼオのブラッキーであるリストをじーっと見ていた。エージェントはリストが毛繕いをしている間に触れようとするが、リストは知らぬ間にお腹を見せる。
エージェント「・・・」
リスト「どうしたー?お腹を触りたかったら触っていいんだぜー?」
すると、エージェントが優しくリストのお腹を触る。あまりの手の温かさにリストはくすぐったいながらも安心感を感じる。
リスト「ははは、くすぐったい」
エージェント「・・・(ぱぁっ」
ゼオ(喜んでんな・・・)
ステラ(ねー)
すると、ゼオが声をかけた。
ゼオ「エージェント、リストはああやってされるのが好きなんだよ」
エージェント「ゼオ!?あれっ、クルークは?」
ププル「クルークならさっき帰ったよ。ねー?」
クルミ(クルーク)「はい(頭がいいエージェントが気付いてないのちょっと面白いからこのまま黙っていよう・・・」
アイオーン「ヴッ!(マカロンを食べている」
タママ「・・・(ちょっと欲しそうに見る」
すると、王ドラとドラリーニョが帰って来た!
ゼオ「おかえり、王ドラ、ドラリーニョ!」
タママ「?そんなにやつれてどうしたんですか?」
王ドラ「実はMZDさんから合同演奏フェスティバルのメイン中のメインである大規模対バンイベントの審査を・・・私とドラリーニョ、トララさんに任せることになりましたよ・・・;」
タママ「ふーん。そっかー。トララが担当することになったんですかー・・・って、えええええーーーーー!!!?」
ゼオ「えっ、大規模の対バンがあるのか!?」
ドラリーニョ「実は・・・」
時は遡ること数十分前。MZDから大規模の対バンの審査の管理を任命された王ドラは真っ向から反論する!
王ドラ「ちょっと待ちなさい!何で対バンの審査を任されないと行けないんですか!?」
トラン(トララ)「僕は別に構いませんよ〜」
王ドラ「!!つか、トララさん!!あんたなんでこんな違う学園に!?」
トラン(トララ)「当たり前でしょう!?この対バンの審査は音楽に精通している僕のためにありますからね!」
MZD「まーまー、とにかく!」
すると、MZDが大規模の対バンの詳細を言う。
MZD「今回の合同演奏フェスティバルのメイン中のメインの対バンはたくさんのバンドが1組ずつ演奏し、その中からお前ら審査員での投票、観客での投票、ネット中継などの投票で選んだバンドが優勝だ!さらに優勝賞品としてタママや西澤グループを使って一つだけ願いが叶うスペシャルな奴も用意済みだぜ!このことはメイプル社長やオンレン兄妹のばあさんにも了承済みだ!」
王ドラ「何を勝手な・・・!」
MZD「あっ、お前らの監視役として副理事長のジェイドも置いておくからなー!アデュー☆」
王ドラ「ちょっと・・・あんた!!」
ジェイド「三人とも、よろしくねー」
MZDが立ち去った後にジェイドを見たトララは隠れてニヤリと笑いながら言う。
トラン(トララ)「なんだ。じゃあ、僕も帰りますね」
王ドラ「えっ!?」
王ドラ「・・・というわけなんですよねー;まさか決算の任せた理由がこれだとは・・・;」
エージェント「あいつなりにスケールの大きいイベントを考えたんだろうな;でも、失敗した試しが一度もないぜ?」
王ドラ「とにかく!あなた達も対バンの参加バンドに入ってますのですぐにピアニッシモに行きなさい。そこでは星華社長が待っていますので!」
cantabile「はーい!」
タママ(なんかボクや西澤グループを巡って大変なことになったですぅ;)
タママはその数日後の夜、大量のお菓子を食べるも流石に合同演奏フェスティバルのメイン中のメインイベントである大規模な対バンのことで悩んでいた。
タママ「MZD、トララにも審査を任せるなんて何を考えてるんですか・・・;(いよいよ合同演奏フェスティバルは明日・・・か」
一方その頃、とある高級な分譲マンションでは見た目は子供だが年齢は大人であるジェイドがワインを飲みながら審査の管理の書類をまとめていた。
ジェイド「ふふーん。大規模な対バンにはミラクル☆4やdeuil、MesiAやマジカル★4も一緒に参加するんだってね。未だ人気は落ちぶれてない桃ヴィジュアルバンドの「onitaiZ」も呼んじゃおーっかなー。彼らもシンガンに興味を持ってるみたいだし。でも、そのリーダーのキビは特にシンガンに興味を持ってるけどもdeuilの熱狂的なファンなんだよねーっ。でも、僕が一番興味を持ったのはcantabileやgrassesなどの稀に見るバンドが何組もカリスマ性と実力が高い豊作の世代のことなんだよねー。あと、トラクロも気になるけどシンガンの特にあの天才ギタリストが気になるんだよねーっ。演奏と作曲の実力は高いけど、なんだか・・・」
すると、ジェイドはベランダの方から物音がするのが聞こえた。ジェイドはベランダの窓を開けるが・・・
ジェイド「誰だい?」
ナナオ「わっ!(つまづいてこけた)痛い・・・(可愛い涙目」
ジェイド「ズッキューンvvv!!!どうしたの、マイナンちゃん!?泣いてるの!?ってキミ、そのリボンはよく見たらこないだトランちゃんが連れてたマイナンちゃんじゃないか!なんてプリチーなんだ!」
ナナオ「!!?」
すると、何者かがジェイドの前に立ちながら現れた!
ジェイド「!?」
すると、その人物はトランペットで吹きながら彼にある暗示をかけた!
ジェイド「な、何!?なんか・・・眠く・・・」
???「どのバンドが対バンに勝っても賞品のタママ二等兵はトラン=ペーテに渡すべきです!トラン=ペーテに・・・トラン=ペーテ・・・」
ジェイド「・・・そうだ、どのバンドが勝ってもタママ君はトランちゃんに・・・」
あっさりとトランペットによるイリュージョンにかかったジェイドを見ながらその人物は姿を現した!その人物はトランことトララだった!
トラン(トララ)「これでタママ先輩は僕のものになります!やっぱり僕とナナオとドレミの掛け合いは天下一品です!」
ドレミ「うん・・・」
トラン(トララ)「僕はタママ先輩を手に入れるためならなんでもします・・・!」
ナナオ「・・・」
すると、トランはふとジェイドが管理していた書類を見た。
トラン(トララ)「さて、対バンの内容はどんなんですかね・・・」
すると、トランはその書類を見たが・・・
対バンの内容書類「どのバンドが優勝したらタママ二等兵及び西澤グループが一つだけ願いを叶える」
トラン(トララ)「って、タママ先輩争奪戦じゃないじゃないですか!!そういえば、MZDがそれらしいことを言ってましたね・・・;ちょっとジェイド君!最初はタママ先輩争奪戦の案をMZDが出したんじゃないんですか!?」
ジェイド「・・・そうだ・・・そうだった・・・」
トラン(トララ)「全部書き直しですーーーーー!!!(大激怒」
その翌日の当日の朝、多大な数のバンドや一部の関係者や生徒達が午前10時に開かれる合同演奏フェスティバルの準備に追われていた。ゼオ達から大規模な対バンの話を聞いたシグレは言う。
- トランペットでのイリュージョン(その2) ( No.756 )
- 日時: 2019/11/20 18:44
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
シグレ「へー。MZDさんから王ドラさん達に対バンの審査の管理を任せたんですか」
ゼオ「大規模な対バンだがな・・・お前ら吟遊月華やアイオーンがいるシンガンとも必然的に戦うことになるよ」
シグレ「そうですか・・・俺は勝負事には関係なく音楽を楽しみたいですが」
ゼオ「シグレらしく挑発的になったな。負けねーぜ?」
シグレ「はい」
一方、アイオーンは重い荷物を持ちながら動きがよろよろしていた。彼の超絶イケメンぶりに女子達は虜になるが、当のアイオーンは荷物が重たいと感じたためそんなことを考える余裕はなかった。
アイオーン「ヴッ・・・;」
すると、アイオーンの身体がよろけそうになるが、すぐに誰かが助け出してくれた。その人物はヴィジュアルメイクをした桃太郎の格好をしていた人物だった。
???「大丈夫かい?」
アイオーン「あ・・・ありがとう」
???「僕達も着いたばかりで暇だから少しぐらいは手伝うよ」
アイオーン「ヴッ・・・」
すると、アイオーンは荷物の整理をしているポップンのユーリを見かけた。
アイオーン「ホ「deuilのユーリさん!?まさかこんな時間にお会いできるなんて!」ヴッ!?」
その人物がユーリのところに駆け出す中でアイオーンは愛用の楽器のホーリーアークまで乗り移ってまで自分達バンドの名を知らしめてくれたユーリには感謝しているが、桃太郎の格好をした人物がファンだと崇める彼のカリスマ性を見てユーリのすごさを改めて思い知った。
アイオーン(あやつ、ホーリーさんのファンだったのか・・・ホーリーさんはすごいやつだからな・・・遠いな、まだまだこれからだ俺は。早く彼らに、できればあの時のシュウに追いつきたい)
すると、準備がいよいよ大詰めの時にトランに未だ操られている状態であるジェイドが来た。
ジェイド「・・・やあ、よく来たね・・・」
金城「あんたがポップン学園の副理事長のジェイドか?星ノ宮学園の中等部の吹奏楽部の部長としてよろしくーーーーー」
すると、ジェイドはそれを無視したが、金城は気にする様子はなく話を聞く。
ジェイド「・・・では対バンの詳細だよ・・・」
すると、ジェイドはその対バンの詳細の書類を渡す。しかし、渡されたのは事前に大まかに決められた内容ではなかった。
大規模の対バンの書類の内容「どれかのバンドが優勝したらタママ二等兵を条件付きで自分の所有にすること」
大半の一同全員「!!!?」
タママ「こんな賞品内容はありですか!?」
トラン(トララ)「あなた達のどれかのバンドが勝ったらタママ先輩を自分のものにすることができます!そしてラストの後夜祭は・・・キャーvvv!!」
宮島「・・・わかったら変な想像をするのはやめろよ・・・;」
その賞品内容に大半の一同全員がざわめく中で桐生がジェイドに問い詰める。
桐生「ジェイド副理事長!なんなんですかこの賞品内容は!?大まかに決めた内容と全然違うじゃないですか!」
タママ(えっ!?)
ジェイド「うるさい!もう決定したんだ!今日の午前10時に始まるから覚えとくように!ちゃんと覚えておくんだよ!今日からタママ争奪戦に変更だよー!!」
ジェイドが立ち去った後に未だざわめく大半の一同、特に大規模の対バンに参加するバンドはどよめいていた。
ツースト「これで戦うのかよ!?」
若「でも、今日のジェイドさん、ちょっと変でしたねー;」
タママ(め、めちゃくちゃ大変なことになったですぅ・・・;)
そして10時前に観客がゾロゾロと集まっていた。中には私用で来たバンドの関係者達もいた。
小雪「わー。流石アイオーンさんのおばあさん主催のフェスティバルですねえ」
ルルー「屋台もいっぱいあるし、ちょっと買って摘めるわよ」
アルル「うん!」
シェゾ「これって大規模の対バンがメイン中のメインイベントだよな?他に演奏を披露する奴は?」
冬樹「その辺は運営側がバックアップしていると聞きましたよ」
あおい(タママ・・・ここ最近すっかりやつれてるようだけど大丈夫かな・・・?)
ぽぽか「あおい君、一緒に会場まで行きましょう!」
カービィ「ねえねえ!屋台もあるし始まるまでいっぱい食べよー!」
シャドー「いいねー!」
メタナイト「カービィ、シャドー、迷子になるなよー」
ダメナイト「どら焼きも売ってあるし、食いてーな」
あいり「ツースト達が大規模の対バンに出るみたいですし、見に行きますわよ!」
クロ(クロード)「そうだな」←ツーストからあいりに手を出したらポップンのユーリに言いつけると言われた人
ガスパ(ぼっちゃま・・・なんとか演奏を成句して下さいね・・・)
レイト「フェスティバル限定のカフェもあるらしいから行ってみます?」
エルドゥール「・・・・・・・・・ああ」
みさえ「こんなフェスティバルに招待されるなんて滅多にないし、始まるまではカフェでも食べに行きましょう!」
ひろし「そうだな!しんのすけ達は運営の手伝いに行ってるみたいだし、それまでなら戻って来るだろ」
ひまわり「たい!」
のび太「なんか最近の王ドラ、ちょっとやつれてるみたいだけどどうしたんだろう・・・?」
しずか「それは私も見たけど、タマちゃんもだわ」
ジャイアン「おっ、射撃ゲームとかあるみたいだぜ!始まるまでやっておこうぜ!」
スネ夫「いいねいいね!」
合同演奏フェスティバルにたくさんの招待客や来場客が来る中でいよいよ合同演奏フェスティバルの時間となった!トップバッターとして星ノ宮学園の全吹奏楽部がダイナミックで繊細な演奏し、ポップン学園のブラスバンド部が主に金管楽器の音色に迫力がある演奏をし、さらに前半の一般参加者全員の演奏が終わった後に運営側は大規模な対バンの準備を進めていた。
リップ「お疲れー、アリシアちゃん、姫子ちゃん!アタシ達の演奏は早く終わったから聴いてたけど演奏、めっちゃよかったよー!」
姫子「当然ですわ!」
アリシア「あ、ありがとう」
一方、休憩に入った後に小雪とルルーとアルルがカフェで話していた。
ルルー「そういえば、小雪はこれから杏達と合流するんですって?」
小雪「はい!杏と氷は凄腕の忍者の双子だし、あんなだけど本当は優しい人達なんですよ!」
アルル「へー(杏と氷はチームクロードに所属してるから良くは感じなかったけど、小雪の言う通り本当は優しい人達なんだよね・・・」
すると、雑談し合っている時に空気を読めない声が聞こえてきた。好物のリンゴを持つ伊達男探偵エミーリオだ。
エミーリオ「そこのお嬢さん達。よければ休憩が終わるまで俺とお茶しませんか?」
小雪「えっ、私達のことですか?」
ルルー「何よあなた」
アルル「誰?」
エミーリオ「俺はヨーロッパNo.1の賞金首狙いの探偵です。俺が奢りますのでお茶でも・・・「あっ、エミーリオ!!」げっ!?キッド!?」
キッド「お前またオレ達のいない隙に!!えっ、アルル達をナンパしてんのか!?」
エミーリオ「チッ!」
キッド「待てっ!大の大人の男がリンゴを持ちながら逃げるな!!」
エミーリオが逃げ去った後に未だに状況が掴めていない小雪達にキッドが顔を青ざめながら忠告する!
キッド「お前ら無事か!次からはここであいつを見たら必ずオレに通報しろよ!あいつは大の女好きのナンパ探偵だ!」
小雪&ルルー&アルル「大の女好きのナンパ探偵!!?」
そして休憩が終わり、大規模な対バンのトップバッターはヴィジュアルメイクをした桃太郎の格好をした人物ことキビが率いる「onitaiZ」が演奏する!
キビ「みんなー!僕達の曲を聞き惚れろー!」
onitaiZが遺憾なく高い実力を発揮した歌声と演奏を披露している最中、それをモニターで見ていたゼオとププルとクルミはそのonitaiZの演奏について言う。
ゼオ「・・・噂は聞いてるが、流石に上手いな。その辺の先輩バンドには負けないくらい」
ププル「まさかこれほどまでの演奏をするなんて・・・!」
クルミ(クルーク)(ボク達の進む先にこのバンドがいるんだ・・・)
一方、審査の管理を担当している王ドラ達は彼らの集計を測っていた。
王ドラ「流石に彼らはすごいですね・・・ちょっとふざけた格好はしてますが」
ドラリーニョ「でも、みんながすごい演奏をしまくったら流石に心証の差で集計することは難しいね・・・」
トラン(トララ)「・・・(ニヤッ」
すると、他の大半のバンドも演奏し終えた後にいよいよラストでcantabileがやってきた!cantabileの登場にたくさんの観客が歓喜に包まれた後にタママは舞台袖からそれを見ていた。
タママ「すごい熱気ですぅ・・・」
アイオーン「まさかcantabileがこれほどまでに受け入れられる存在になるなんて・・・」
タママ「?」
すると、タママは別方向の舞台裏でトランを目撃する。彼女はある方向に向かってトランペットを吹いていた。
タママ(トララ・・・?なんで最後の曲が始まる寸前なのにトランペットを吹いてるんだ・・・?)
すると、タママは天井にあるセットがこれから落ちるように揺れていることに気付いて駆け出した!
タママ「まさか・・・!!」
アッシュ「タママ君!?」
一方、それを知らないクルミはピアノキーボードの前に立ち、観客にこう声をかける。
クルミ(クルーク)「みんなー!今日はとびっきり素敵な新曲を披露しますので見て下さいねー!」
タママ「クルミちゃん!!」
すると、下から天井のセットを直撃しそうになったクルミをタママが庇うかのように身体を押す!これに観客達は状況が掴めずに怒りか戸惑いかわからないままにどよめいていた。
ハルトマン「あいつ、何があったんだ!?」
ユーリ(ぷよクエ)「あのセット、明らかに人理的な落とし方ですね」
マルス「何かトラブルがあったんですか・・・!?」
どよめく観客をモニターで見た王ドラはトランの仕業だと確信し、すぐに舞台に向かう!一方、タママを偶然を装ったトランが彼を助けようと駆け出した。
トラン(トララ)「タママ先輩、大丈夫ですか?酷いです誰がこんな・・・「おい!!」!?」
王ドラ「この対バン、やっぱりおかしいでしょう!!?あなた、まさかまた変なトランペットの能力を使ったんじゃ・・・」
トラン(トララ)「ギクっ;な、なんですか言いがかりはやめて下さい!さぁ、次はcantabileのライブではなく、僕とタママ先輩とのキスです!」
タママ「は!!?キスってそんな・・・!」
トラン(トララ)「ジェイド副理事長、次はそれでいいですよね!?」
トランに問われたジェイドはあっさりとそれをOKした。
ジェイド「・・・うん、キスで行こうか・・・」
タママ「えーっ!!?」
トラン(トララ)「そういうわけです、行きますよタママ先輩・・・!」
タママ「嘘だろーーーーー!!!?」
続く・・・!
感想OK