二次創作小説(紙ほか)

大切な人からくれた宝物 ( No.759 )
日時: 2019/11/22 15:28
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

今回はいよいよ今回の連作のラストです!他の連作と比べてみたらちょっと短いかも?






タママ「嘘ーーーーー!!?」


観客がさらにどよめく中でトランことトララは唇をタママにさらに近づける!


トラン(トララ)「さぁ、タママ先輩、アツ〜いキスをかわしましょーvvv」
タママ「あわわわ;ちょっと待てよ!!」


すると、タママがトランの身体を押してこれにトランは戸惑う。


トラン(トララ)「タママ先輩・・・?」
タママ「トララ、一体どうしちゃったんだよ!こんな強引なことするような奴じゃなかったのに!昔は優しくて芯が強い後輩だったのに・・・どうしてそんなに変わっちゃったんだよ!?」
トラン(トララ)「!!ーーーーー・・・あの頃の僕とは違うんです!」
タママ「えっ!?」


すると、激昂したトランは自分の過去について語り出した。


トラン(トララ)「ケロン星にいた頃はタルルもケロン軍に入っちゃって、幼年訓練所にいた頃は人見知りが災いして友達が一人も出来なくて・・・家でも厳しかったしいつも孤独だった。A級の音楽部隊に所属してタママ先輩に会うことを楽しみにしていたんです。ところが」


ある時のトランはふとケロロ小隊戦記を見ていたらそこには地球の生活に満喫しているタママの姿があった・・・。


トラン(トララ)「ーーーーーショックでした・・・タママ先輩が侵略をほったらかしにして侵略地の地球を満喫するのが許せなかったんです!その時に僕は決意したんです!タママ先輩を手に入れるためなら僕はなんでもするって!!」
タママ「トララ・・・」
ドレミ「・・・」
ナナオ「・・・っ」
トラン(トララ)「やっとの思いでここまで来たんです!タママ先輩は僕のものです!」
タママ「!!」
王ドラ「タママさん!」
タママ(・・・いやだ!こんなん・・・)
ロム「あの女、さっきから黙って聞いてれば勝手なこと言いやがって!止めに・・・「シュッ」!?」
タママ(こんなのいやだーーーーー!!!)


すると、何かがトランの唇に貼りつけたのを目撃する。タママがふと目を開けるとそこには・・・






ドレミとナナオがいつも付けているリボンだった(爆弾投下)


トラン(トララ)「やったーーーーー!!タママ先輩のキス、完全ゲットです!!」






トラン(トララ)「タママ先輩の唇は見かけに寄らず固いんですねぇ・・・vそして濃厚なこの味わい・・・v」
大半の人達全員(うわぁ・・・;)


すると、業を煮やした王ドラが言う!


王ドラ「変態黄色オタマジャクシ、目を開けてよく見なさい!」
トラン(トララ)「はっ!なっ、なんなんですかこれ!唇じゃなくてリボンじゃないですか!!このリボン・・・まさか・・・(目がギラリとドレミとナナオを見る」
ドレミ&ナナオ「ビクッ;」
トラン(トララ)「ドレミとナナオの仕業ですか!何するんですか僕のタママ先輩のキスゲット大作戦を邪魔しないで!!」
ドレミ「だ、だって!」
ナナオ「ヒェ〜・・・;」
タママ「えっ!?キスゲット大作戦・・・?」
トラン(トララ)「ギクっ;ち、違うんですタママ先輩!これは「おーっと、それは聞き捨てならねーなー」


すると、その風景をさっきまで見ていたMZDが降り立ってきた!


ゼオ「MZD!」
MZD「この黄色オタマジャクシちゃんが何か賞品内容とかセットとかに細工してたみたいだぜ?」
トラン(トララ)「ち、違います!僕は・・・!」
ドレミ「ま、待って!」
ナナオ「見て下さい!」


すると、ドレミの合図を受けたナナオが隠していたものをばら撒く!それは操られる前のジェイドが整理していた賞品内容などが書かれていた書類だ。


タママ「えっ!?書類・・・?」
トラン(トララ)(ドレミ、ナナオ、なんてことするんですか!隠してたのに・・・!)
クアトロ「あれ?これ、最初の賞品内容が書かれてある書類じゃない!」
チュチュ「ホントですわ!」
ホルミー「なんでその書類がこんなところに・・・」
タママ「えっ!?・・・どういうことだよ、トララ」
王ドラ「や〜っぱり、あんたが全部仕組んだことだったんですね!?」
トラン(トララ)「・・・っ」
ドレミ&ナナオ「トララ!」


すると、全てがバレたトランはドレミとナナオを責め立てようとするが・・・


トラン(トララ)「いい加減にして下さいよドレミ、ナナオ!裏切る気ですか!?」
ドレミ「だ・・・」
ナナオ「だって・・・」
タママ「ドレミとナナオを責めるな!」


タママがドレミとナナオを庇う中でトランは未だに傲岸不遜な態度を続けようとするが・・・


トラン(トララ)「タママ先輩!」
タママ「トララはそのリボンを見て何も感じないのか!?あのリボンは地球に行く時にお前が付けてたやつだろ!?きっとその宝物を使ってまで言いたいことあるんだよ・・・!」
トラン(トララ)「!!・・・そうでした。このリボンはドレミとナナオの・・・」
ドレミ&ナナオ「トララー!!」


すると、ドレミとナナオは泣きながら自分の本心を伝える!


ドレミ「もうこんなことはやめてよ!そんなことしたって上手いトランペットだっていい音色はできないよー!!」
ナナオ「それにせっかく入部した吹奏楽部を無下にするの!?本当にそれでいいの!?」
トラン(トララ)「ドレミ、ナナオ・・・もう僕にこんなことはさせたくないと言いたいんですか・・・?」
ドレミ&ナナオ「うん・・・!」


二人の本心を聞いたトランはようやく自分の過ちや独りよがりな気持ちに気付き二人に観念する!


トラン(トララ)「・・・。僕の負けですよ、ドレミ、ナナオ!さて、元に戻すとしますか・・・」


すると、トランがトランペットのキツい音出しを出してジェイドの目を覚まさせた!ようやく元に戻れたジェイドはキョロキョロする。


ジェイド「あれ?僕は・・・?部屋でワインを飲みながら書類整理をしてたはずなんだけど・・・」
ツースト「ジェイド!」
ジェイド「でも、みんなの大半の演奏が観客を歓喜に包ませたのなら今回も大成功で間違いなしだね!ところでなんでみんな、僕に向けて呆然としてるんだい・・・?」
トラン(トララ)「僕がトランペットの能力で操ってたんです。こんなにかかりやすい奴は地球でも珍しいですよ。・・・タママ先輩、すみませんでした。許してください」
タママ「トララ・・・」
王ドラ「トララさんもようやく反省の気持ちを覚えてたんで「でも」


すると、トランはタママに腕を組んで彼に対してある宣言をする!


トラン(トララ)「タママ先輩を僕のものにするのは諦めていませんからねー!」
タママ「え・・・;」
トラン(トララ)「まだ僕は地球に来たばかりだから勝負はまだ終わってないですしね!そこのオレンジダヌキ!僕と勝負です!」
王ドラ「うわー、超ウザいですね・・・;」


すると、ゼオが何かに気づいた。


ゼオ「トラン」
トラン(トララ)「何ですか?今回は休戦にすると・・・」
ゼオ「盛り上がってるとこ悪いと思っているが・・・」






ゼオ「今地球防衛線と俺のところの先輩がタママとトランの後ろに来ているが・・・」
夏美&シェゾ(^ω^###)
トラン(トララ)&タママ「ゑ?」






その数秒後に殴打音と叫び声が聞こえた中でその後に気絶したタママを抱えたシェゾにププルは聞く。


ププル「あの、何で二人とも分かったんですか?」
シェゾ「なんかMZDの使いと名乗るピンクの忍者らしき女が今回のことを知らせてくれたんでな、すぐにオンレン兄妹のばあさんに許可を取ってもらって駆けつけた」
MZD「俺、部下はいるがそんなピンクの忍者を使いにはしてないけどなー」
夏美「とぼけてんじゃないわよMZD!さて、タママとこのトララって言う子はこっちで後始末を片付けるから。じゃあ、ライブを楽しんでってね!」


シェゾと夏美がタママとトランを抱えて立ち去った後に観客はどよめきが過ぎた後に喜劇を見たかのように大爆笑していた。


ゼオ「なんか観客が演出だと思ったらしいな」
ププル「そう思わせた方がいいかも。クルミちゃん!」
クルミ(クルーク)「OKです!みなさーん!ちょっとしたハプニングがありましたが、ライブを楽しんで下さーい!」


BGM:人魚のピアノ


cantabileの演奏をアリシアと一緒にモニターで聞いていたエージェントはその演奏に聞き惚れるが、クルミにクルークの面影が見えたことに気付いた!エージェントはその面影に何かを感じ取ったのか手を握り締めていた・・・。






そして合同演奏フェスティバルの後半演目。ポップン学園や星ノ宮学園の生徒達や先に対バンを済ませてきた人達が思い思いに組んだ演奏を披露した後にエージェントはその様子を見ていた。


エージェント「みんなすごすぎるなあ・・・(スパイの俺は場違いかな・・・」


すると、先に仲間とともに終わらせたゼオがエージェントをバスタオルで隠す!


エージェント「!?」
ゼオ「へーきへーき!ちょっとチェンジするだけだよ!王ドラ、あれを持って来い!」
王ドラ「はい!」


そして合同演奏フェスティバルの司会を務めていたミミニャミが最後の演目を言う!


ミミ「それでは最後の人となりますがー・・・おっ!これは!」
ニャミ「意外な人が参加してくれたね!それではどうぞー!」


すると、エージェントがいつもと違った衣装で下から姿が出る装置で現れた!手にはピンクゴールドのフルートを持っていた・・・!


姫子「エージェントさん!?」
アリシア「えっ!?何で・・・!」


ゼオ「王ドラのきせかえカメラと星ノ宮学園の秘密装置で上昇効果成功だな!」
王ドラ「エージェントさんにフルートを教えたゼオさんに協力しましたΣd(^ω^)」


エージェント(なぜに俺がダンレボのナオキの衣装に・・・;まあいいや!俺は俺のできるままに吹く!それが今回の目標だ!)


そしてエージェントは独奏で自身の担当曲である薔薇は永遠に美しくをフルートで吹く!その演奏は任務のためとゼオが教えただけあり抜群の安定感を誇っていた・・・!これに観客が聞き惚れる中で姫子は言う。


姫子「アリシアちゃん。夢は叶いましたわよ♪」
アリシア「うるさいわよ(顔真っ赤」


そしてラストの後夜祭ではみんな思い思いの時間を過ごしている中でクロウは自分達のバンドの大規模な対バンでの結果について微妙な気持ちになっていた。


クロウ「俺達・・・6位だったな。cantabileは大健闘して2位だったのに・・・」
アイオーン「しかも優勝は案の定deuilだったな・・・」
ジャガー「・・・。いいじゃねーか、また頑張れば?お前らにはまだまだ未来はあるし」
クロウ「ぐっ・・・;」
アイオーン「ヴッ・・・;」


すると、ジャガーは何やらキョロキョロと周りを見渡しているヨシオを見かけた。ジャガーは彼に声をかける。


ジャガー「ヨシオー。どしたー?」
ヨシオ「!ジャガー殿!ジャガー殿のギター演奏も素晴らしかったでござるな!またイベントがあったら出て欲しいぐらいでござるよ!」
ジャガー「そうか。まあ、また出ると思うから楽しみにしとけよ!」
ヨシオ「承知!」


ジャガーが向こうに行った後にヨシオは何かを見る。それは匿名の大量の手紙だった。手紙には嫌がらせの内容は書かれておらず、愛の言葉ばかりが書かれてあるが、内容から察するに同一人物であり、犯人に気付いていたヨシオは匿名の大量の手紙に悩んでいた。


ヨシオ「匿名だから警察は頼りにならんし、かと言ってキッドも忙しいから相談することもできないでござる・・・誰か・・・」


一方、そんなヨシオを遠く見ていた人物がいた。その人物は目立つピンクの忍者服を着ていた女忍者であり、シェゾと夏美に今回の騒動を伝えた張本人で何を勘違いしていたのか彼に見惚れていた。彼女の名はシノビアンコことアン子。ヨシオに一方的な片思いをしている女忍者で彼の幼馴染だ。


アン子「ふんふーん・・・ヨシ君、あんなに照れちゃって・・・v」


FIN・・・そして・・・






次回の前後編の「それぞれのお忍びの騒動の三重県伊勢志摩旅行」に続く・・・!






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