二次創作小説(紙ほか)

森の女王様と闇の美少女と花の魔導師(その1) ( No.781 )
日時: 2020/01/22 08:42
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

遅くなりましたがあけましておめでとうございます!今年もよろしくです!今回は前回で言ったとおりにあのロキさま登場です。SB69が新アプリのバージョンに移行されるからって前のが終わってしまったな…(遠い目)






メルヘン王国のとある森。森の仲間達が今日も一見楽しくしていたが、ある歌声を聞いて森の仲間達がそそくさと逃げ込んでいた。その歌声はその森の美しい女王様の声だが、どこか狂気のようなものを感じていた。


〜♪


彼女はどこか狂気のままに楽しそうに歌うが、ある気配に気付いた。彼女がその攻撃の導波を避けた後にある三人の姿が目に入った。その一人の姿のペイペインが言う。


ペイペイン「やっと見つけましたよあなたを」
???「・・・誰だ」
ペイペイン「私は恐れ多くも美しき闇バンドのBVLのベースのペイペインと言います」
ハンドレッコ「アタイはドラムのハンドレッコ」
???「・・・そのバンドが何の用だ」
ペイペイン「あなたを追ってきたんですよ。あなたは天騎士達の魂を奪いすぎです」


彼女がペイペイン達を睨みつける中でペイペインは話を続ける。


ペイペイン「本来ならば死期が近づいた魂は闇の天使や死神が奪う役目・・・それをあなたは魂をその職業人から勝手に奪うだけでなく、自分のコレクションにした。だから、私達はとある闇の天使達に頼まれて独自に調査に乗り出したのですよ」
???「・・・。美しい魂は私の手によって保管するのが当たり前。その闇の天使や死神から奪っても魂はいくらでもあるのだから仕事自体は困らないだろう」
ペイペイン「困らなければ今ここにいない!!」


すると、アイレーンがペイペインのそばに寄り添うかのように言う。


アイレーン「ペイペイン〜;もうこんな森から帰るのだ〜;」
ペイペイン「だから、アイレーン様は癪ですがスマブラ屋敷に預かろうとも言ったのに・・・;」
ハンドレッコ「マスターはああいうのは嫌がるからね;」
アイレーン「でも〜;」
???「・・・」


すると、彼女はアイレーンを魔法で捕らえた!ペイペインとハンドレッコは気付くが時すでに遅し。


ペイペイン「アイレーン様!!」
???「お前達の大事なギターボーカルはいただく。文句があるなら私をさらに追うことだな」


すると、ハンドレッコが自身の武器のドラムスティックを使ってアイレーンを取り返そうとするが、彼女はそれを見抜いたのか弾き返した!そして彼女はアイレーンを連れ出したまま去っていった。


ハンドレッコ「あ・・・ごめん、メイド;」
ペイペイン「いいえ、あなたはよくやった方ですよ。これはお兄様や大奥様に報告した方がいいみたいですね・・・」


一方、彼女は気絶したアイレーンを抱えて一旦は森の中の自分の城に帰った。すると、その彼女を用心棒のバウムとフィリとシルビアが出迎えた。


フィリ「おかえり、ロキ。って、その娘は・・・!?」
ロキ「人質だ」
バウム「人質って・・・!!」
ロキ「シルビア、その人質を部屋まで連れて行って目が覚めるまで介抱しろ」
シルビア「は、はい!」


シルビアがアイレーンを部屋まで運んだ後にアイレーンはある夢を見ていた。それは兄のアイオーンと楽しく遊んでいたが、そのアイオーンがギターを片手に自分を置いて家を出た過去の夢。
・・・行かないで、お兄ちゃま!行かないで!!
アイレーンがアイオーンの手を掴もうとするが、そのアイオーンの後ろ姿はいつのまにか自身の想い人のクルークに変わっていたところで彼女は目を覚ました。介抱していたシルビアとさっき部屋を訪ねていたバウムが気付く。


シルビア「目が覚めたんですね。泣いているから何事かと思いましたが」
アイレーン「いや、なんでもないのだ。ペイペイン・・・ハンドレッコ・・・ペイペインとハンドレッコは!?どこに行ったのだ!?」
バウム「そのような奴らは見てない。・・・だが、大方の事情はわかった・・・うちの森の女王様が多大な迷惑をかけたこと・・・それについては謝罪したい。本当なら今すぐ返すが、ロキの魔力は甚大でな・・・ロキが甚大な魔力を解放したらこっちにも被害が出るだけだからどうなるかはわからないロキの機嫌を損ねられないんだ。だから、ロキの機嫌次第でお前を元のところに返すが、それまで耐えてくれないか?もちろん身の安全は保証させてもらう」


バウムの言葉に安堵したアイレーンは承諾する。


アイレーン「わかったのだ、じゃあ、最後まで付き合わせてもらうのだ。ところでピアノはあるのか?」
シルビア「えっ?ありますが・・・今のところはパイプオルガンしか・・・」
アイレーン「見て来るのだ!」


アイレーンはロキの城内のパイプオルガンの方まで行って試しに弾いてみた。アイレーンはその最中で押してはいけないボタンを押しそうになったところを目撃したフィリに事前に止められる。


フィリ「そこは押すな!」


すると、アイレーンが城内を全て堪能した後に戻ってきた後にシルビアが声をかけた。


シルビア「全て堪能してきたんですね」
アイレーン「おい、ピアノもあるのか?」
バウム「えっ?倉庫にはあるけど、グランドピアノだから運ぶのが大変だが・・・お前、名前は?」
アイレーン「BVLのギターボーカル、アイレーンなのだ!」


すると、バウムとシルビアはその名前を聞いて少し驚いた。


バウム「アイレーンって、あのいずれ闇の支配者となるはずのバンドの・・・」
シルビア「わかりました。ピアノは持っていきますが特別ですよ」
アイレーン「感謝するのだ!」
シルビア「礼には及びませんよ」


シルビアとバウムがピアノを運び出しに倉庫に向かいに行った後にアイレーンはペイペインとハンドレッコのことを心配する。


アイレーン「・・・。あいつら、どうしてるのかな・・・」


一方、ペイペインとハンドレッコは一旦森を出ていつも通りスマブラ屋敷にいるアイオーンにアイレーンがロキにさらわれたことを話した。


アイオーン「ヴッ!!!?」
ペイペイン「アイレーン様はあの魔女のところにいると思いますが・・・もし、アイレーン様の身に何かあったら大奥様にも・・・」
アイオーン「すぐに助けに行く・・・!メルヘン王国の行き方はどんなだ?」
ハンドレッコ「ただ普通に桜が用意した異次元に行けばすぐみたいだよ」
アイオーン「異次元か・・・」


すると、ゼオがププルやクルーク達を引き連れて来た。


ゼオ「アイオーン。俺達も行く」
アイオーン「ヴッ!」
ペイペイン「は!?これはあなた達には・・・!」
ププル「関係あるよ!だってクルークは一応はアイレーンのことを気にかけてたもんね」
クルーク「・・・まあ、一応はアイオーンの妹だしね」
リデル「私達もアイレーンさんが心配だからついて行きます!」
アイオーン「皆・・・」


すると、ハンドレッコは折れたかのようにため息を吐きながら言う。


ハンドレッコ「しょうがないね」
ペイペイン「ハンドレッコ!?あなた達、お人好し過ぎます!」
ハンドレッコ「なんだかんだ言ってもマスターはクルークのことが好きなんだし、リデルのことも年下ながらに姉と慕ってるよ。同行するぐらい容易いものだよ」
ペイペイン「ぐっ・・・;」


一方、花の魔導師カレンはいつもの如くスマブラ屋敷に遊びに来ていた。もちろん庭園のガーデニングもしに。


カレン「冬の花って結構綺麗なものよね。花を育てがいがあるわ〜♪」


すると、誰かがカレンに声をかけた。ロージアだ。


ロージア「カレンさーん!」
カレン「あら、あなたはクリティクリスタの・・・ロージアちゃん!」
ロージア「呼び捨てで構わないですよー」
カレン「一応は私の方が年下なんだけどね・・・」←外見年齢16歳、実年齢13歳
ロージア「カレンさんの方が大人っぽいからいいんですよー!」
カレン「んで、ロージアが何の用?」
ロージア「実はツキノが・・・」


ロージアは魂を奪われたツキノがいる部屋にカレンを案内する。部屋に入った後にロージアはツキノのそばにいるレガに言う。


ロージア「レガさん、カレンさんが来ました!」
レガ「ああ、ご苦労だった。カレン、青の吸血鬼一族捜索中のこんな時に大丈夫とは言えないかもしれんが・・・(目の周りに涙の跡」
カレン(あんたが大丈夫なの!!?)


レガは戸惑うカレンにツキノに関してのことで頼む。


レガ「カレン、ツキノの魂を奪い返してほしいんだ。それもメルヘン王国のとある森の魔女から」
カレン「魔女?」
レガ「実は他の天騎士達の間でその魔女に魂を奪われた奴が続出してな、ツキノも俺を魔女の攻撃から庇って魂を奪われてしまったんだ。今状況を重く見た闇の天使や光の天使が調査をBVLやエージェントに頼んでる」
カレン「えっ。BVLはまだわかるけど、なんでエージェントなの?」
レガ「エージェントは殺してもトラックにはねられても死なないとエドガーがクルークから聞いてな。今主人のアリシアを姉のフィアのところに預けてるぞ」
カレン「(夏美がクルーク達の作り話だと聞いてたエージェントの不死身説は本当だったのね・・・;)それで?私がその魔女に会えとエドガーに言われてるんでしょ?」
レガ「えっ!?行くのか!?」
カレン「当たり前よ。エドガーが何を考えてるかはわからないけど、奴が陰ながら行動してるみたいだし。それにその魔女が本当にいるって言うなら興味はあるからね」
レガ「あ・・・すまない。ありがとう」


カレンが部屋を出てその魔女に会いにメルヘン王国に向かおうとするが、その直前に王ドラに会った。


カレン「ちょっと王ドラ!メルヘン王国の魔女に会うために私に協力しなさい!」
王ドラ「!?えー;いやですよ、私は書類整理をしなきゃ行けませんしー;」
カレン「あんたの書類、手抜きで不備したやつばっかりじゃない!でも、これが成功したらその不備を魔法で直してあげる!」
王ドラ「えっ;・・・マジですか?」
カレン「マジよ。なんなら王ドラの嫌いな今の書類整理も全部やってあげる」
王ドラ「・・・。ヤバかったら逃げますからね;」
カレン「ありがとう!」


一方、ペイペイン達はアイレーンを助け出すためにゼオの魔法で作った探知機を使ってロキの城を探していた。


ゼオ「俺の魔法で作った探知機ならロキの城まで探せるはずだ」
ラフィーナ「これ、本当に大丈夫なんですの?」
ハンドレッコ「大丈夫大丈夫。いざという時にはアタイの探知機能があるから」
アミティ「そういえば、ハンドレッコさん、ミューモンに見えてもミューモロイドでしたよね」


すると、ある声がした。それもゼオ達のものではない声だ!


ペイペイン「!?向こうから声がしますね・・・」
シグ「来たら戦おー」
あやクル「敵が来たら一応は森の生き物だからこのランプを敵に投げつけるんだ」
ジャガー「そういえば、草は炎に弱いって言ったものだな」


すると、その声らしき人物がゼオ達の前に出ようとするが・・・


あやクル「死ね森のモンスター!!」


あやクルはその人物に火のあるランプを投げつけた!燃えていくその姿にクルーク達は喜ぶが・・・


クルーク「やったー!森のモンスター倒したー!」
???「お・・・お前ら・・・」


すると、燃えている人物の姿を見たクルーク達は喜びから一転して驚愕した!なぜなら燃えている人物は森のモンスターではなく・・・






不死身のエージェントだったからだ(爆弾投下)


エージェント「全員ロムやシェゾ、ユーリに言いつけてやるからなあああああー!!!」






クルーク「うわっエージェントだあああああー!!!」
ハンドレッコ「エージェントー!!!」
あやクル「ヤバい不死身のスパイとはいえ人間を燃やしてしまったぞ!!」


※良い子の読者さん達はランプを人に投げつけないで下さい。普通の人間は死ぬし投げた人間は通報されます


ゼオ「ったく、ステラがいなかったらお前を消火できなかったな」
ステラ「みずてっぽう使ったー!」


幸い不死身のエージェントはステラのみずてっぽうで軽い火傷で済んだのだが、普段の服のタキシードが燃えて破けていた。


ペイペイン「んで、なんで不死身のあなたがここにいるんですか?一応は人間ですよね?」
エージェント「俺はお前ら同様にアビス達に頼まれてこの森の魔女の女王を調査してたんだよ!!」
アイオーン「一応は調査を続けられてよかったな」
エージェント「って、あれ?そういえば、アイレーンはどうしたんだ?」
ゼオ「アイレーンならその魔女の女王にさらわれたよ」
エージェント「えっ!!?アイレーンは大丈夫か!?」
ハンドレッコ「確かあの魔女、美しい魂を狙ってコレクションにしているからマスターが奪われるのも時間の問題かもね」


ハンドレッコの言葉に大半の全員はフリーズする!これにアイオーンは倒れかけたところをあやクルに支えられる。


アイオーン「お、俺がアイレーンを一人にさせたせいで・・・!!?」
あやクル「アイオーン、しっかりしろ!」
ペイペイン「ハンドレッコおおおおおー!!!」
ハンドレッコ「冗談だよ。でも、まさかマスター兄も本気にするなんて思わなかったんだ」
エージェント「だからあの魔女の城の場所を知らせる「嘘付け木」に話しかけてるけど、あの木が嘘ばかり言いやがるから難航していたところをお前らに会ったんだよ!!」


エージェントの言葉に大半の全員が「嘘付け木」と言う名前に疑問が浮かんだ。


リデル「嘘付け木ですか?」
エージェント「ああ、本来ならロキの城を知らせてくれるんだけど、あの木が嘘ばかり言って難航させるんだ」
ゼオ「ちょっとその木に会わせてみろ」


ゼオ達がエージェントに案内されて嘘付け木のところに向かう。すると、その嘘付け木はおぞましく自分の嘘に自信を持っているのか笑っていた。


嘘付け木「ロキ様の城はこの森の奥にある」
ププル「この森の奥にあるの?」
エージェント「あんな木の言葉は信用するな!俺もそれに騙されて森の奥に行ったけど、泉しかないんだからな」
クルーク「キミは本当によく生き延びれたね・・・;」
ゼオ「・・・」


すると、ゼオが何かを思い付いたかのようにとあるクチバシを持ちながら言う。


ゼオ「エージェント、俺にこれをこの嘘付け木に付けさせろ」
エージェント「えっ?どうするつもりだ?」
ゼオ「まあ見てろ」


ゼオがそのクチバシを嘘付け木に付けた。付けた後にゼオは言う。


ゼオ「さぁ、どんな嘘でもいいのでどうぞー」
嘘付け木「ロキ様の城はこの森の近くの峠のそばにある」
ジャガー「こいつ、また嘘を・・・!」
ゼオ「しっ!」


すると、嘘付け木が嘘を言った瞬間にあるものが森の近くの峠に姿を現した!例のロキの城だ!


ペイペイン「嘘!!?」
ハンドレッコ「あんた、どうやってやったの!?」
ゼオ「王ドラに借りたスペアポケットに入ってたソノウソホントを嘘付け木に付けたんだ。流石の嘘付け木もこれは見抜けなかったんだろうな」
嘘付け木「ウギー!!!クヤシイクヤシイクヤシイ!!!」
ゼオ「さぁ、ロキの城に乗り込んでアイレーンを助けるぞ」
クルーク「おう!」


すると、城の方からとある声がした!ロキだ。


ロキ「ほう?嘘付け木の嘘を逆手に取るとはな。私の城を見つけたことは褒めてやろう」
ペイペイン「この声は・・・!!」
ロキ「時期にこの城は強力な結界に張られる。それまでに入ることだな」


すると、ロキの城が結界を張り始めていた!


アイオーン「すぐに結界が張られる前に素早く入るのだ!」
あやクル「あの輪の中に入れ!」
ジャガー「でえええええー!!?」


そして彼らが閉じる結界を潜り抜けて突破した直後に二つの影が結界を密かに突破したが、ジャガーがひょっこりと立ち上がりながら言う。

森の女王様と闇の美少女と花の魔導師(その2) ( No.782 )
日時: 2020/01/22 08:45
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

ジャガー「なんとか全員入り込めたらしいな。着地するために別々に別れてしまったが」


すると、ある鎌がジャガーを斬ろうとしていた。気付いたジャガーは未然に素早く避けた。


ジャガー「何者だ!」
???「お前らのお姫様は今城でピアノを弾いてるぞ」
ジャガー「!」


すると、ジャガーが目についたのは死神の鎌を持つバウムの姿だった!どうやらバウムは他の用心棒同様にジャガー達の皆殺しをロキから命じられたらしい。


バウム「オレ、バウム!ロキに皆殺しを命じられたんだ」
ジャガー「・・・小さな死神か」
バウム「他の二人もお前の他の仲間に合流してるはずだぜ」


一方、ゼオとププルとエージェントはフィリに、アミティとラフィーナとシグとあやクルはシルビアに遭遇していた。彼らの攻撃に遭遇した全員は小さなダメージを受けるがなんとか戦っていた。


ププル「クルーク達は!?」
ゼオ「あいつらは今はアイレーンを助けに行かせてる!別々のグループに分けた方がいいだろう?」


アミティ「ねえ、あやクル!歌声に乗せる魔法が強力だよー!」
あやクル「大丈夫だ、この手のタイプは口をなんとか塞げばそれほど強力ではないだろう。すぐにその時を狙うぞ!」


一方、ジャガーは武器のギターの奏法で死神の鎌を持つバウムと戦っていた。ジャガーのエナジーロックにバウムもなんとか死神の鎌の力で相殺するが、その鎌をとうとうジャガーのエナジーロックに弾かれた!


バウム「ぐっ・・・!!」
ジャガー「今ならここでお前に止めを刺すが、お願いだからオレ達の邪魔はしないでほしい。それにオレ達はお前らもロキも傷つけたくないんだ。恐らくはロキの身に何かあったんだろう?」
バウム「!!(敵であるオレ達やロキを自分達の方から傷つけようとはしない・・・こいつらならロキの身に起こったあのことの原因を知っているかも・・・)・・・実は、ーーーーー」
ジャガー「・・・そうか」


ゼオ達やあやクル達も同様に相手を傷つけずそれに関心したフィリやシルビアからロキの身に起こった事情を聞かされるが、一方その頃クルーク達は城の内部に突入してアイレーンがいる部屋に向かっていた。


クルーク「ちょっと暗いんだけど;」
リデル「どうやら城の内部ではゴシックな造りをされているみたいですね」
アイオーン「ヴッ;ヴッ・・・;」
ハンドレッコ「マスター兄、大丈夫?」
ペイペイン「すぐに急ぎますよ!」


すると、とあるピアノの音が聞こえた。ある曲を誰かが弾いている。


クルーク「ピアノ?」
ペイペイン「私達の曲みたいですね。確か・・・」
アイオーン「!アイレーン・・・!」
リデル「ちょっ、アイオーンさん!?」
ハンドレッコ「マスター兄!?」


一方、アイレーンはバウムとシルビアに運ばれたピアノのある部屋で自分達のある曲をピアノを弾いていた。そこにある歌声が入ってきた。部屋に入ってきたロキだ。


アイレーン「あっ、お前は・・・!」
ロキ「・・・邪魔するぞ。いい曲だな。いつ作ったんだ?」
アイレーン「これは私の作った曲なのだ!最初はピアノで大まかに決めるが、後にギターで譜面を書いているのだ!」
ロキ「ほう・・・お前の曲の曲はいいが、どことなくゴシックで切ないな。過去に何かあったのか?」
アイレーン「あ・・・それは・・・」


すると、誰かがアイレーンの腕を引っ張った!アイレーンが後ろを見ると、そこには妹を助けに来たアイオーンだった!


アイオーン「見つけた・・・!」
アイレーン「お兄ちゃま!」
クルーク「ったく、さらわれるとかとんでもないお転婆お嬢様だなー;」
アイレーン「クルーク!」
リデル「アイレーンさん、私も来ました!」
アイレーン「私のアリス・リデル!」
ハンドレッコ「正しく言うならリデルなんだけどね」
ペイペイン「アイレーンさまぁー!!!(号泣」
アイレーン「ハンドレッコ!ペイペイン!」


彼らの姿を見たロキは思わず舌打ちをしながら問い詰める!


ロキ「なんだよお前たち!私の人質に近づくな!」
???「こっちはツキノの魂を返して欲しいんだけどね」
大半の人達全員「!!?」


すると、ロキ達が見たのは彼女の城に乗り込んできたカレンと護衛の王ドラだった!ロキは言う。


ロキ「なっ、お前は・・・!」
アイオーン「カレン、ツキノの魂を返してほしいとはどういうことだ?」
カレン「このわがまま魔女がツキノの魂を奪ったのよ。幸いにもツキノは死んではいないけど未だに仮死状態よ。他にも下っ端の天騎士達の魂をほんの一部だけどたくさん奪ってるのよ。まあ、私達があんたらが戦闘になってる隙にその魂達を解放したけどね」
ロキ「なっ!?来てくれたことは感謝するが、魂達を解放したってどういうことだ!?」
王ドラ「それはこれですね」


すると、王ドラが見せたのは自分用の空気砲だ!クルーク達はそれを見て何かに気付いた。


クルーク「空気砲!?じゃあ、ロキの魔法でこじ開けられなかった魂の入った瓶をその空気砲で壊して・・・?」
カレン「ご名答ね。本当ならこの役割はキッドに託すつもりだったけど、当のキッドはエミーリオという探偵がやらかしたことの後始末をしなきゃいけなくらしくていなかったから仕方なく王ドラに託したのよー」
王ドラ「ったく、こんな時に本当に使えないですねあのバカヘタレガンマンは(毒」
リデル「うわぁ・・・;」


すると、ロキがようやく事実を認めたのか変な高笑いをした後に言う。


ロキ「ああ、それではめたってわけだな・・・じゃあ、教えてやろう。この呪われた歌声をな」


すると、ロキは森に伝わる歌を歌いながらその歌の攻撃力で彼らに攻撃する!アイオーンはアイレーンを身を挺して守る。


アイレーン「お兄ちゃま!」
アイオーン「大丈夫だアイレーン。お前は俺が守る」


しかしながらカレンは仲間を守りながら魔法でバリアを張ったために少しはダメージを受けながらも他の仲間同様に無事だった。


カレン「(大丈夫よ今までの魔法での努力ならロキを止めることができる!)王ドラ!力を貸しなさい!パワーをグレードアップにするようなひみつ道具でもいいから早く・・・」


すると、王ドラはロキの歌声を聴いてある衝撃が走った!そして彼は思わずこう言う。


王ドラ「素晴らしい歌声ですね!ロキさん!あなたの歌声を録音していいですか!?」
カレン「バカーーーーー!!!今はそんなこと言ってる場合じゃ・・・!!」
ロキ「私の歌声が、素晴らしい・・・だと?」


すると、ロキは思わずジーンとなりながらあることを言った!






ロキ「う・・・嬉しい・・・」
大半の人達全員「え?」






ロキは戦うことをやめた後にあとで合流して来た人達も含めて自分の身に起きたことを話した。


ゼオ「青の吸血鬼一族の奴によって呪われたオーラを持つ歌声に?」
エージェント(またアレ関連か・・・;)
ロキ「そうだ。下界の人間とかの誰かがこの歌声を出す口を指で触ってもらえば、この呪いのオーラは解けるのだが・・・」


ロキは自分が下界に行った時のことを思い出した。ロキはその下界で歌ったが、あまりの呪われた歌声に大半の人達からは好奇な目で見られていた。なかなか聞いてくれない人間達に苛立ったロキはふと一緒に出かけているアイオーンとアイレーンを見た。


アイレーン『お兄ちゃまー!次はあのぬいぐるみ、買いたいのだ!』
アイオーン『ああ、わかった待ってろ』


ロキ(・・・普通の人よりも奇異な外見であっても受け入れられるなんて・・・羨ましい・・・でも、あいつらだって・・・人間が・・・ダメなら・・・!!!)


フィリ「それでロキは城に閉じこもって天騎士達やツキノの魂を奪って呪われた歌声をカレンに魔法で解いてもらおうとしたわけか」
バウム「それなら言えばよかったのに・・・;」
シルビア「コラ;」
ロキ「でも、ようやくこの呪いを素敵だと言ってくれた奴が・・・」
クルーク「それ・・・なんか違うと思うよ・・・;」


疑問を抱く彼らを見てもものともしない王ドラはロキの呪いを解くために迎え撃とうとする!


王ドラ「では私があなたの唇を私の指で触って解いてあげましょう!来なさい!」


しかし、アイレーンが先に出て自分の指でロキの唇に触る!


ロキ「・・・え?」


そしてロキの身体が光ってその歌声の呪いを解かせた!アイレーンはニッと笑いながら言う。


アイレーン「ごめんなのだ。せっかくの歌声が呪われたら台無しになるからおあいこなのだ」
ロキ「アイレーン・・・」


アイレーンによりロキの呪いが解かれた姿を見て落胆する王ドラをペイペインが慰めようとする。


ペイペイン「ちょっとオレンジ猫・・・コホン。まあ、アイレーン様はあなたとは違って呪いを解くほどのカリスマ性を持ってますからね」
王ドラ「あなたのそういうアイレーン様命なところ本当に嫌ですよーーーーー!!!(怒りながら号泣)主人に忠実なところや才色兼備なところはいいですけど、可愛げがないですよ!少しはミニッツさんやプニィさんを見習ったらどうですかね!?」
ペイペイン「・・・(ズキン」
カレン「ちょっと王ドラ!ミニッツやプニィと同じ女の子に対してその言い方はないんじゃないの!?」
ププル「ちょっと;」
ペイペイン「いや、いいんです。私の言い方が悪いみたいですしあなた達にそんな迷惑はかけられませんよ・・・」


すると、ロキが事態を少しだけ察したのか元に戻れた美しい歌声で歌う。アイレーンも歌いたいのか一緒に歌い、続いてリデル達も一緒に歌う。
その歌声によりロキから解放された魂達は元の場所に還り、ツキノが目を覚ました。ツキノの魂の帰還に他のクリティクリスタメンバーやレガムント達天騎士達が喜ぶ中で複数の美しい歌声は空の方まで響くのだった・・・。


おしまい

森の女王様と闇の美少女と花の魔導師(その3) ( No.783 )
日時: 2020/01/22 08:52
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

「一部のポップンキャラデータ」


・「ロックパンダのギタリスト」ジャガー・B
アメリカのテキサス州の小さきパンダのギタリスト。その外見とは裏腹にギターは超一流の腕前を持つ。
性格はその可愛らしい小さな外見に反してハードボイルドガイであり、常にカッコいい自分でいるが、その仕草も可愛らしいために説得力がないことが多い。また酒のバーボンが好きという大人な一面も持ち、アイオーンのカードを無断で使って大量に購入することがある(しかもアイオーンは小さくて可愛いもの好きだから許すことも多く、当の叱るべきであるシェゾもアイオーンと同類なためにさらに迷惑をかける原因になっている)日本のとあるライブに出演したがアメリカ行きの航空が不備を起こしたためにアメリカに帰れないところをフォースにスマブラ屋敷を案内されしばらくはそこで厄介となる。一度アメリカに帰るはずだったが、ゼオが取り逃した宇宙デコポンが逃亡先のアメリカで大量増殖を起こしたためにその避難のために引き続きスマブラ屋敷に厄介となる。アイオーンがジャガーから離れないためにゼオ達とも絡むことが多く、ゼオ達からも大切な仲間として見られている。アイオーンの他にも彼と同類のルキナからも好意を寄せられている。一人称はオレ。


・「イタリア一の伊達男探偵」エミーリオ
イタリアの女好きの伊達男だが、その正体は私立探偵である。好物のリンゴを片手に持っている。
性格はフランクで緩く見えるイケメンだが犯人などを捕まえるために拳銃で人命は狙わないが撃ったりしており、一部の警察関係者からは危険人物と見られている。一部のメディアからは「イタリアの私立名探偵」「イタリアの殺人探偵」などと呼ばれている。彼にとっての仕事は怪盗を捕まえることであり実際に有能で権力もあるが推理に関しては第三の探偵の人格を持つタママには及ばない。とある経緯で双子怪盗アリス団やチームクロードに一度は敗北するものの彼らを気に入り、彼らを含めた日本の怪盗を捕まえるために日本に来日してきた。金城とは彼が幼い頃にヨーロッパにいた時からの古くからの知り合いで金城を通じて父親の再婚前の宮島達の住んでいたアパートの部屋を気に入って住むようになった。ケンジやヨシオ、アシュレイ達にはリンゴをお近づきの印として差し入れるなど案外気前のいい人。ケンジやヨシオなどからは実家がリンゴ農家と思われている。エージェントは仕事敵で彼の引き起こしたことの後始末をさせられることから彼を拳銃で撃とうとしながら怪盗達の行方を追いながら追っている。一人称は俺。


・「謎のジャージ忍者」ヨシオ
謎多きジャージ忍者だが、そのインパクトが目立った外見故に気配を気付かれることが多い。私立ポップン学園高等部の2年生。
性格はカッコつけだが、たまに「キャッ☆」や「いや〜んv」などの女言葉が出ることもある。それでも忍者としての腕前は本物でその実力は実際に彼と対戦したことのあるドロロを驚かせることもあった。要するに普段は脳ある鷹は爪を隠すような奴だが、いざという時にはその忍者としての実力で解決することもある。つまりはいざという時にはカッコいい忍者。雨季には惚れているが、雨季の気持ちに気付かないシグレのことも案じて彼に対して手厳しい助言をすることもある。幼馴染の女忍者であるアン子には小さい頃から惚れられて以来ストーカーの如く追いかけ回され彼女には恐怖をも感じているが、根っから嫌っているわけではない。本名は蔵持義男(くらもちよしお)一人称は拙者でござる口調。


・「乙女忍法を使いし女忍者」シノビアンコ
乙女忍法を使う女忍者でヨシオの幼馴染。アン子と表記される。
性格は明るく女の子らしいポジティブで一途な性格。ケーキや桜餅などが大好きなためにいつも最大の敵は体重。いつもとある忍者雑誌の読者ポエムコーナーに応募しているが、その苦労が報われたことはない。幼い頃から幼馴染のヨシオを想っており、彼に対してストーカー紛いの行動も行う。つまりは良く言えば一途、悪く言えば嫉妬深い。普通の忍術の他にも「アン子にゾッコンv首ったけの術」を使い、その効果は抜群である。忍者としての腕前も高く、女子にしては運動神経がいい。普段はキビの店でアルバイトとして働いている。またポップン学園高等部のヨシオ達がいるクラスにも編入している。本名は早乙女杏子(さおとめあんこ)で忍者のエリート家系の出身である。一人称は私またはアン子。


・「宇宙軍人の強化人間」アシュレイ=ボア
TVアニメ番組の「流星のカルナバル」の登場人物で主人公のイア=ラムセのライバル。
性格は自信家である種の厨二病、短気な一面も持つが、本当は心優しく密かに動物好きな一面も持っている。部下には厳しく接しているが、本当は部下想いな一面も持ち、彼を慕う部下達は多い。宇宙で戦争をしてるためか地球の気候は慣れずに苦手。また地球の知識は事前に勉強していたため深いもののかなりズレた感覚を持ち、それが元で周囲を困惑させている。エージェントの幼馴染で彼の身を密かに案じていた。本当はラムセとも幼馴染なのだが、素直になれない故に上手く踏み込めないことが多い。現在はケンジやヨシオ達が住むアパートの一室に住んでいる。一人称は俺。


・「地球軍人の主人公」イア=ラムセ
TVアニメ番組の「流星のカルナバル」の登場人物で主人公。
性格は心優しく憎しみを嫌う性格だが、密かに毒舌な一面を持っており、ライバルのアシュレイを煽ることが多い。またアシュレイを煽るために周囲を唆すこともある。しかしながら憎しみを嫌う故か責められることはほとんどない。「流星のカルナバル」は人気番組で、ゼオやププル、アイオーンやヤイバやレトリーなどはその番組の大ファンである。エージェントの幼馴染。アシュレイとは地球でも自身の愛機を使って対決することも多いが、その際には赤きサディスト吸血鬼のユーリや地球防衛ラインの日向夏美などの人物に止められることは日常茶飯事である。現在はその愛機は自身の住居にもなれるのでそこに住んでいる。一人称は僕。


・「ギター弾きの下宿中大学生」ケンジ
大学の近くのアパートで下宿している東応大学の医学部の獣医学専攻の2年生。本名は桜音賢治(さくらねけんじ)
性格は怖そうな見た目に反して心優しく包容力があり、周りからの信頼は厚い。また猫好きでアパートに1匹の猫を飼っている。可哀想なものを見ると放っておけない性格でその際に自身の住むアパートに連れ帰ることもある。アシュレイやエージェント、エミーリオの常識外れな部分を見てもきょとんとしており天然な一面もある。よく交流する友達のエージェントはスパイ、同じアパートの住人であるエミーリオは私立探偵であることを知らず、エミーリオに関して言えばヨシオ同様に実家がリンゴ農家だと思っている。雨季の兄の朝倉美紀貴の後輩で大学では美紀貴に及ばずとも優秀である。一人称は僕。






「後書き」


今回の話は前回の続き話ですが、予定よりも大分時間がかかっちゃいました;申し訳ない;
ロキ様にはこれからどんどん登場させたいと思うし、他のポップンキャラにもまだまだ登場させたいなーとは思います!
次回からはゆっくりながらもちゃんと投稿に向けて頑張って執筆することを目指しますので彼らのこれからの行動を見守ってて下さいね?






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