二次創作小説(紙ほか)

ラモール・エスポワール〜ブケファラスと共に〜(その1) ( No.794 )
日時: 2020/05/19 00:48
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

前回から数ヶ月ぶりの久々の更新です;今回はタグから察するにFGO組が間接的参入です!


ロゼ(ミカエル)「間接的参入・・・とは?」


それは読んでからのお楽しみです!ですが、ただしこの内容を読んでも敢えてツッコミはなしでお願いします;






とある日の昼過ぎ。星ノ宮学園の秘密の空き教室で召喚魔法の練習中の太陽をエージェントが訪ねて来た。


エージェント「おーい、太陽ー。金城が今後の委員会のことで話し合いが・・・」
太陽「童話の兄妹、ヘンゼルとグレーテル召喚!」
エージェント「!」


すると、エージェントが教室に入ろうとしたが、あまりの光にエージェントは思わず目を瞑る。すると、エージェントが目を開けるが・・・


エージェント「これが太陽の召喚魔法・・・」






そこには一人の少年のような顔立ちの青年ととても格闘家のような格好をしている幼い顔立ちの美少年がいた!(爆弾投下)






エージェント「え・・・えっ!?」
太陽「おい、エージェント!俺が召喚したヘンゼルとグレーテルはどこに行った?」
エージェント「えっ!?召喚された奴らならここに・・・」
太陽「ここにってただの壁じゃねーか;はー;失敗か・・・;」


太陽が歩き去った後にそのエージェントの近くにいた青年は言う。


???「そこの人間。僕達はサーヴァントです」
???2「でも、召喚したのはさっきの学生だったよ?それなのに僕達が見えなかったみたいだよ」
???「えっ?」


すると、その青年が確認すると、太陽は自分達サーヴァントを認識できなかったことが判明した。


???「参ったね。召喚者が僕達を認識できないなんて、うかつだった。でも、あなたが困惑しているってことは僕達が見えるってことですね」
エージェント「ちょっと待てよ!お前ら、急に出てきて何者!?太陽の描いた魔法陣から来たみたいなんだが!?」
???「ああ、名前は言わなかったですね。僕はシャルル=アンリ・サンソンです。生前は処刑人ですが」
エージェント「サンソン!!?あのフランス革命時の国王夫妻の処刑を担当した・・・!!?」
???「僕は青年時の記憶が朧げだけどいいかな?僕はアレキサンダー。アレクでもアレクサンドラ三世でも何でも呼んでいいよ」
エージェント「アレキサンダー!!?紀元前4世紀のマケドニア王国の・・・!!?だが、王はこんな可愛い美少年じゃなかったはずなんだけど・・・?」
アレク「あれは青年時の僕だよ。でも、記憶は失ったわけじゃないけど実感は薄いよ?」
エージェント「そ、そうか・・・それなら深くは聞かない;」
アレク「気遣いはいいけどそうしてもらった方が助かるね」
エージェント「ああ。でも、何で召喚者ではない俺はお前らが見えるんだ?マスターになれる素質はないはずだけど・・・?」
サンソン「いいえ、あなたに僕達が見えた時点で今はまだ未熟ですが、マスターになれる素質があるということは判断しました。あの召喚者が僕達を見えずに呼んでしまったお詫びに・・・」


すると、サンソンとアレクがエージェントに跪き、サンソンは話を続ける。


サンソン「あなたが僕達のマスターになってくれませんか?あなたは不死身そうですし、冒険に関しては経験があるみたいですし」
エージェント「ちょっ、ちょっと待て!確かに俺はトラックに跳ねられても死なないけど、一介のスパイだぞ!?」
アレク「スパイ!この世界のスパイならちょっと興味あるなぁ〜・・・(目がキラキラ」
エージェント(またしてもこいつらのポイントを突いてしまったのか!?)


すると、サンソンは言う。


サンソン「あなたはただの人間にしては実に興味深い目をしている。まだまだ未熟ですが、聡明でどこか寂しそうな目・・・僕達があなたをマスターとして惹かれる点だ」
アレク「キミら、今は青の吸血鬼一族の行方を探しているんだろう?青の吸血鬼一族は百戦錬磨の赤の吸血鬼一族に相対する最強の一族だ。僕らがその戦いに参入した方がスパイとしては得すると思わないかい?」


サンソンとアレクに諭されたエージェントはとうとう折れて意を決しながら言う。


エージェント「・・・わかったよ。でも、俺の住む屋敷には主人のアリシアがいるから・・・アリシアがお前らが見える次第かな」
サンソン「この世界にもスパイには主人がいるんですね」
エージェント「そうなんだよ。まだ小さい女の子だけどな」
アレク「・・・」


すると、何やら叫び声がした!道端でとある男性のグループに絡まれていた星ノ宮学園の情報学科の男子生徒だ。


サンソン「なんですか?」
アレク「ある少年が男に囲まれてるね」
エージェント「カツアゲじゃねーか!!助けよう!」


すると、エージェントがその男子生徒を後ろにやってカツアゲをしていたグループに掴みかかる!


星ノ宮学園の情報学科の男子生徒「!あなたはフィアさんの妹さんの・・・!」
エージェント「ああ、もう大丈夫だからな。あんたら、そういうのはマジ胸糞悪いんだけど?」
カツアゲをしていたゴロツキ「ああっ?部外者が偉そうにっ!ヒョロ男のくせに調子に乗るなよ!」


すると、ゴロツキがエージェントを殴りそうになるが、それで察したサンソンが武器に持っていた剣で殴った!


カツアゲをしていたゴロツキ「な、なんだお前・・・!!?」
エージェント「サンソン!見えないんじゃなかったのか?」
サンソン「気合い入れれば短時間の可視化魔法ぐらいは使えます。そんなことよりもお前ら。僕達のマスターに手を出してただで済むと思うな」
カツアゲをしていたゴロツキ「チッ!お前ら、引き上げるぞ!」
カツアゲをしていたゴロツキの子分全員「は、はい!」


ゴロツキ達は一目散に逃げ出した後にエージェントは助けてくれたサンソンに感謝する。


エージェント「あ、ありがとう、サンソン」
サンソン「僕達のマスターのためですからね」
アレク「?」


すると、アレクはふと下に目をやると、そこにはじっと見つめているアリシアの姿だった!


エージェント「アリシア!」
アリシア「・・・」
アレク(この子、何かをじーっと見つめてるけど、僕は可視化魔法を使ってないし、見えるわけが・・・)


すると、アリシアがエージェントに聞く!


アリシア「エージェント、この格闘家みたいな可愛い人は誰?」
アレク「それ、僕のこと言ってるの!?」
エージェント「ということはアリシアはサンソン達が見えるのか!」
サンソン「そうみたいですね・・・」


すると、自分達の屋敷に帰った後にニュージーランドにいる首相の父からの土産物を持ってきたフィアとセインが訪ねた。フィアはある種の霊感持ちのオカルト好き、セインが元子供暗殺者だったためサンソン達のことは見えていた。アリシアが姉にエージェントが伝えてくれたことを話した。


フィア「まあ!サーヴァント!」
セイン「でも、よく鍛えてるのに細いね・・・ちゃんと食べなきゃだめだよ」
サンソン「いや、このままでも・・・」


すると、フルシュがアリシアが持っていた魔法のエメラルドの腕輪から姿から現した!フルシュは顔をぷくーっと膨らませながら言う。


フルシュ「ダメですー!ボクがそのお客さんのために料理を作るんですー!」
セイン「そういえば、フルシュは魔人だし見えていたのか・・・まあいいよ。一緒に料理を作ろう」
フルシュ「はい!」


その夕食後に大半の人物が寝た後にエージェントが彼らに毛布をかけた。


エージェント「全く風邪引くぞ;この皿洗い、どうするんだよ・・・;」
サンソン「僕が手伝いましょうか?アレクも寝てるみたいですし」
エージェント「おっ、頼むよ!」


エージェントとサンソンが一緒に皿洗いをする中でエージェントは皿を洗いながら言う。


エージェント「いやー、悪いな。でも、アレクはまだ子供みたいとはいえ、サンソンは真面目で働き者だな。生前もそんな感じか?」
サンソン「・・・。・・・生前は意外とそう振る舞うことはできませんでしたよ。戦争と革命が続く激動の真っ只中の時代でしたし」
エージェント「あ;ごめん、嫌なこと思い出させちゃって;」
サンソン「いいえ。せめてこの時代に召喚されたからにはマスターの命令には動かなければならない。ただこの時代に召喚された時に心残りはあの方にはすぐに会えなかったということですね」
エージェント「あの方?」
サンソン「僕が処刑を担当したマリー・アントワネットですよ。マリーは生前は憎まれながらも民からの思いを受け入れるような方でしたから」
エージェント「マリー・アントワネット・・・そうか・・・」
サンソン「さぁ、もう過ぎた話ですし、皿洗いの続きをやりましょう」


サンソンが皿洗いの続きをする中でエージェントはマリー・アントワネットの名前にある疑問を感じていた。


エージェント(変だなー。俺がクロードからの依頼で潜入している謎の組織の構成員にそのような名前の奴がいたようだったけど、サンソンの言った奴と同じような奴なのかな・・・?)

ラモール・エスポワール〜ブケファラスと共に〜(その2) ( No.795 )
日時: 2020/05/19 00:48
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

その翌日の昼、エージェントに渡された可視能力持ちのつけ犬耳を付けていたサンソンはエージェントに頼まれてアリシアを迎えに来ていた。アリシアはサンソンに気付く。


アリシア「あっ、サンソン!」
サクソン(サンソン)「人前ではサクソンと呼ぶように;エージェント様に頼まれて迎えに来ましたよ」
アリシア「別にエージェントのことは呼び捨てで呼んでいいのに。アレクだってそうしてるわよ」
サクソン(サンソン)「いや、しかし・・・「アリシアちゃーん!!」


すると、何かがざわついた姫子の声がした!二人は気付く。


アリシア「どうしたの、姫子」
姫子「なんかエージェントさんに成敗されたゴロツキの方が今アリシアちゃんを人質として探してますわよ!!?」
サクソン(サンソン)「えっ?それってもしや・・・「よー、ふざけた犬耳を付けた兄ちゃん?」


すると、昨日カツアゲに失敗していたゴロツキが子分達を引き連れてやってきた!


カツアゲをしていたゴロツキ「この前は随分と偉い真似をしてくれたな?」
サクソン(サンソン)「しつこい方々ですね。そういう輩は嫌われますよ?」
カツアゲをしていたゴロツキの子分A「てめぇ!!兄貴に向かってその言い草はなんだ!!」
カツアゲをしていたゴロツキの子分B「殺されたくなかったら、その嬢ちゃん達をこっちに渡しな!!」
サクソン(サンソン)「・・・いいですが、僕があなた方を倒したらどうします?」
カツアゲをしていたゴロツキ「万に一つもないだろうが、てめぇの舎弟になってやるよ」


※その数十秒後


サクソン(サンソン)「僕の勝ちですね」
カツアゲをしていたゴロツキ「俺は小学校の時からずっと武道、しかも空手黒帯なんだぞ・・・OTL」
サクソン(サンソン)「じゃあ、あなた方は今日から僕の舎弟ーーーーー」
アリシア「!!サ・・・サクソン!!」
サクソン(サンソン)「?どうしまーーーーー「動くな!」


一方、エージェント達は自分達が住む屋敷でサンソンやアリシアを待っていた。フィアは時計を見ながら言う。


フィア「もう幼稚舎が終わりそうだけど、ちょっと遅いわね」
エージェント「俺、アレクやフルシュと一緒にちょっと様子を見に行ってくる;まだ小さい子犬だから未亜のことは頼むよ;」


エージェントがつけ猫耳アレクやフルシュとともに白薔薇女学園の幼稚舎に向かうが、そこには人集りになっていた。


エージェント「?どうした?」
ラン「あっ、エージェントさん!大変なんです!アリシアと姫子ちゃんが一緒にいた犬耳のお兄さんと一緒にゴロツキに人質に取られてて・・・!!」
エージェント「!!?」


一方、ゴロツキ達とゴロツキの上司だった組の一端のヤクザ親分に人質に取られていた三人はサンソンが何やら惜しいような顔をしていた。


サクソン(サンソン)「うかつだったですね。まさかもう一人いたとは・・・」
ヤクザ親分「人質が増えちまったな;」
カツアゲをしていたゴロツキ「俺、嫌ですよあんな強い人質・・・;」
アリシア&姫子「・・・;(←サンソンの強さからしてその通りだと思ったらしい」


すると、何やら音がした!ヤクザ親分が気付く。


ヤクザ親分「なんだ暴れ馬か?」


しかし、そこまで走ってきたのは・・・






アレク「どかないと痛い目に遭うよーーーーー!!!(黒い馬らしきに乗ってビームサーベルらしき宝具を発動させる」
ヤクザ親分&カツアゲをしていたゴロツキ「」






なんと、アレクが宝具を発動させてヤクザ親分とカツアゲをしていたゴロツキを轢きました☆(爆弾投下)つか、まさかのアレクの宝具の最初の発動がこれって・・・;
アレクが宝具を発動している間に隙を突いたエージェントとフルシュが三人を救出する!


エージェント「お前ら!大丈夫か!?」
アリシア「大丈夫よ!流石にシャンソンの強さに引いてたみたいだけど」
ヤクザ親分「てめぇ!!!死ねっ!!!」


すると、ヤクザ親分が拳銃でサンソンを撃とうとするが、その僅かな隙を突いたサンソンは宝具を発動させる!


サンソン「撃たせませんよ?ラモール・エスポワール!」






ファンファンファンファン・・・(パトカーのサイレン音)


キッド「いやー、まさかお前らがこいつらを捕まえるなんて思いもしなかったよ。こいつらにはカツアゲの他に余罪があったから追ってたんだ」
フルシュ「そうだったんですね!」
キッド「あん?(サンソンとアレクの二人を見る)エージェントの従兄弟かなんかか?」
エージェント「いや、当たらずも遠からずだが違う!」
サクソン(サンソン)「申し遅れました、僕はサクソンです。犬族のミューモン(という設定)です」
アレク「僕はアレク。猫族のミューモン(という設定)だよ」
キッド「そうか。お前ら、なかなか強そうだけど、もしまた何かあったらこれに連絡してくれないか?」
サクソン(サンソン)「いいですけど・・・」






キッドに渡れた連絡用紙:エミーリオに関する警告書と彼の写真とその万一の時のための連絡






アレク「・・・どうしても見なきゃダメなの?」
キッド「奴のバカさ加減を甘く見るな!!(大号泣」


そしてキッドが率いるパトカーが走って行った後に姫子は聞く。


姫子「サクソンさんやアレクさんってお強いですのね!」
アレク「えへへー」
サクソン(サンソン)「そうですかね?」


すると、エージェントが意を決したように言う。


エージェント「じゃあ、フィア様達も呼んで近くのカフェで美味しいケーキでも食べようかな?」
フルシュ「賛成です!」
アリシア&姫子「ケーキケーキ!」
アレク「・・・ケーキっていうのは美味しい?」
サクソン(サンソン)「さぁ、今の時代のことはわかりませんね」


すると、エージェントが意を決したように言う!


エージェント「じゃあ、あそこのマドレーヌ美味いから夕方になる前にフィア様達を呼んで・・・」


すると、エージェントが無意識のうちにカバンから何かを取り出したが、それは鉄板だった。


エージェント「?鉄板・・・?」
サクソン(サンソン)「誰かが間違えて入れたんでしょう。ほら、アリシア様も待ってますし行きましょう」
エージェント「あ、ああ!」


一方、MIDICITY内にあるアンダーズノザワのとある学園。その学園は男子校でその学校の生徒会長・・・いや、生徒会番長はこう言った。


???「ワシは奴の様子見しておるが、ここまで不死身な奴は初めてじゃ。本名はなんなのかわからんじゃが、その不死身ぶりをモニターで見ようとするかのう。まあ、喧嘩には対して強くはなさそうじゃが・・・」






???「エージェント・・・!」






続く・・・?






「次回内容チラ見せ」


ププル「クルーク、髪と服濡れてない?大丈夫?」
クルーク「うん、髪は解けちゃったけど大丈夫・・・」


パリーーーーーーーーーーン!!!


???「ファアアアアアアアアアーーーーー!!!」


ラフィーナ「なんですの!?誰かがツノ(?)で壁に刺さってますわよ!!?」
ゼオ「窓ガラス割ったとはいえ壁に刺さるなんて可哀想な奴だな・・・」
クルーク「おーい、大丈夫かい?」
???「大丈夫だこんな怪我ぐらい・・・!!」
クルーク「?」
???2「おい、うちの変なヤツがさっきここに飛ばされてなかっ・・・」






???「ファーイ!俺と付き合ってくれねーか!?」
クルーク「えっ?」
???2「は?」






以下次回!






さてどうなる!?感想OK