二次創作小説(紙ほか)

生徒会番長の苺の裏事情!(その1) ( No.808 )
日時: 2020/06/25 22:10
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

今回はようやく生徒会番長の双循様がエミーリオを介してエージェントさんやクルーク達に接触!ポップンのあのイチゴの国から来たあの子も登場するし、どこゆびのベーシストはこの話の重要なシーンに登場します!






MIDICTIYのアンダーノースザワ。そこで一番高い建物の上に明らかに他のミューモンとは異なる雰囲気を持つ苺の被り物をした幼い少女とオシャレな木馬が立っていた。もちろんポケモンのマホイップのそれぞれ違う飴細工などの色違いの二匹を連れて。


???「すごいねー、メリー、リリア、レモア!この街は迷い込んだとはいえ動物の耳をしてる人ばかりだわ!ね、メリー、リリア、レモア・・・」
メリー「あれ?レモアは?」
リリア「レモアがいない!」
???「レモア?」


一方、ハッチンはクルークの性別が判明してからも彼への恋を諦めきれずかと言ってどうすることもできないと思い落ち込んでいた。マシマヒメコが彼に声をかける。


ヒメコ「あんた、年頃ねー;まあ、あたしもほわんに対してそういう気持ちがあるからわからなくはないけど」
ハッチン「るさい!!クルークを初めて見た時は紫の天使だと思い込んだんだよ!!」
ほわん「クルーク君、天使だったんだー!」
ヤス「ほわん、どこの世界に行ってるんだ;」


すると、ある人物二人が彼らに声をかけた。ましゅましゅのデルミンとルフユだ。


デルミン「四人で何の話をしてるんですか?」
ほわん「あっ、デルミンちゃん、ルフユちゃん!今ね、こないだ会った友達について話をしてるんだ!」
ルフユ「えっ、友達!?どんなのどんなの?」
ヤス「こいつら。今日アポを取れたみたいで来るはずだから挨拶ぐらいはした方がいい(ゼオ達の写真をデルミンとルフユに見せる」
ルフユ「って、これ、cantabileのゼオ君とププルちゃん、シンガンのアイオーンさん、ギタリストのジャガーさん、今注目の新人ホルンニストのリデルちゃんじゃん!」
ヤス「やっぱりそういうのを見るんだな(あれ?cantabileにクルミがいるが、奴はなぜゼオ達と行動してないんだ?」
デルミン「デルミンも彼らに挨拶したいです」
ルフユ「他にも可愛い子やカッコいい人ばかりだしね!」


一方、当のゼオ達はまたハッチン達に会うために電車でアンダーノースザワに向かっていた。ゼオはイヤホンをつけながらある曲を聴いていた。


ププル「何を聴いてるの?」
ゼオ「どこゆびの曲。あんななりしてる割には意外と実力はあるなーと思って」
ププル「どれどれ・・・ホントだ!バンドとしての実力があるじゃん!」
あやクル「クルークがピアノを思わず弾きたがってたぐらいだからな」
リデル「私もハチさん達と一緒に演奏するのはとてもキラキラしていて楽しかったです・・・!」
アイオーン「リデルのホルンのベルの使い方も通常よりも柔和なぐらいだ・・・」
クルーク「お、もう着くよ」


そして電車はアンダーノースザワにたどり着き、彼らはアンダーノースザワを訪れた!そして待ち合わせの場所でハッチン達と彼らについて来たデルミンとルフユに迎えられた。


ほわん「こんにちはー!」
ラフィーナ「こんにちはですわ」
ジャガー「ん?そいつらは・・・」
ルフユ「ましゅましゅのドラマーボーカルのルフユだよー!」
デルミン「ましゅましゅのベーシストボーカルのデルミンです」
アミティ「よろしくね!」


デルミンとルフユとも仲良くなる中でクルークはデルミンの持つオニギリクママンのぬいぐるみがほつれてるのを発見する。


クルーク「キミの持ってるそれ、ぬいぐるみ?ちょっと貸して」
デルミン「あ、何をする気ですか?」
ヒメコ「クルーク!?」


そしてクルークが自前に持ってきた裁縫セットを使ってデルミンのオニギリクママンのぬいぐるみのほつれてる糸を直す!そしてそつなく完璧に直したクルークはオニギリクママンをデルミンに返す。


ルフユ「嘘っ、綺麗になってるじゃん!」
クルーク「大事にしてたからほつれたんだろ?目にした瞬間から気になってたんだよ」
デルミン「ありがとうございます」
ほわん「うちも裁縫はあれほどにはできないから、クルーク君、今度教えてくれない?」
ハッチン「ファーッ!ずるいぞほわん!俺にも教えろ!」
クルーク「はいはい、順番だね」


それを目にしていたゼオはクルークの意外な特技に僅かながら驚いていた。

ゼオ「あいつ、裁縫ができたんだなー」
あやクル「ああ。だから、私も服作りは奴に任せてる」
ヤス「まあ、まずはこないだ無礼を働いたハンバーガーショップに謝罪と癪だが食事にーーーーー」


すると、誰かがヤス達の前に突然急に降り立った!序盤に登場したイチゴの被り物をした少女と彼女が乗っている木馬のメリー、イチゴのあめざいくでミルキィホイップをしているマホイップのリリアだ。


エージェント「なんだ!?えっ、女の子!?」
サクソン(サンソン)「あなた、雰囲気から察するにミューモンではありませんね。何の用ですか?」


すると、そのイチゴの被り物をした少女は彼らに聞く。


???「レモアは知らない?」
アリシア「レモア?」
???「スターあめざいくでミルキィレモンの姿をしたこの子と同じマホイップなの。ベリー達、遊びながらの旅でこんなところに来てレモアがいなくなっちゃった。レモアがいないと遊びながらの旅を続けられないの・・・」
ヒメコ(キュン)


ベリーが涙した姿にヒメコは言う。


ヒメコ「あたし、そのマホイップのことは知らないけど、できれば一緒に探さない?」
ベリー「いいの?」
ほわん「うん、うちはベリーちゃんが嘘ついてるようには見えないし・・・ヤス君達も探すのに協力してくれるよね?」
ヤス「いや、俺はこんな面倒くさいことは・・・」
ベリー「・・・(ヤスを見ながら目を潤ませる」
ヤス「うっ;」
クルーク「ヤッさん、探してあげようよ。ボクもベリーが嘘は付いていないと思うし、何より大人数で手分けして探せば効率はいいと思うよ」
ヤス「・・・わかった・・・;」
ベリー「ホント!?」
アレク「よかったじゃん!」


すると、エージェントが泣き止んだベリーの頭を優しく撫でた。


エージェント「心配はしなくていい。もう大丈夫だ」
ベリー「うん!」
アリシア「〜〜〜〜〜っ」
フルシュ「どうしますか?このままじゃ、エージェントさん、あの子に取られちゃいますよー」
アリシア「あ゛っ?」
フルシュ「い、いえ、なんでもないですすいません;」
アイオーン「嫉妬とは醜い・・・」


そしてスターあめざいくでミルキィレモンホイップのレモアをみんなで手分けして探す中でゼオは嗅覚の鋭いブラッキーのリストに任せてそのマホイップを探していた。


ゼオ「リストの嗅覚は鋭いからなー。マホイップのレモンの匂いならわかるだろ?」
リスト「まあなー。ん?なんかここら辺に匂いがするぞ?」
ゼオ「え?」


すると、ゼオとリストが見たのは道端に皿の上に置いていた一つのプリンだった!ゼオとリストはプリンの美味しそうな匂いにつられる。


ゼオ「なぜここにプリンが?」
リスト「とりあえず食べてみよーぜ。半分分けて・・・」


すると、二人の方に捕獲網が落ちてきた!突然遮られた視界に二人は困惑するが、その二人を捕らえた捕獲網の前にある人物二人が現れた。エージェントを倒すことを目的に利害の一致で組んだ双循とエミーリオだ。


双循「やっぱりおどれが提供した情報通りじゃったのう。まさかここまで食べ物に弱いとは・・・」
エミーリオ「まあ、あのレモンのマホイップをさらった時と同様には行かないからね。すぐにこいつらをとあるところに移すか」


一方、レモアを探していたサンソンとアレクはエージェント達の楽器屋での用事で帰って来るまで待っていた。


サクソン(サンソン)「まさかアリシア様のバイオリンやハッチンさんのギターの弦が切れていたとは・・・;」
アレク「まあ周囲に聞き込み情報をしながら待ってようか」


すると、二人にとある声をかけた。とあるおじいさんだ。


おじいさん「これこれ、そこのお二人さん。このUNZの地区については知らないかい?」
サクソン(サンソン)「あー、ここならまっすぐ行って・・・」


すると、サンソンとアレクの背後から何者かからの殴打により気絶した!それを踏まえたおじいさんは正体を現す。おじいさんの正体はエミーリオだった。


エミーリオ「人の善意を突く作戦か・・・悪くないねえ」
双循「ワシはこう見えてもこれでも優しい方じゃからのう。すぐにこの二人も連れて行くのじゃ」


一方、用事から戻ってきたエージェント達はサンソンとアレクがいないことに気付くが、まだ聞き込みをしているのだろうと思い、疑問には思わないことにしていた。

生徒会番長の苺の裏事情!(その2) ( No.809 )
日時: 2020/06/25 22:14
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

エージェント「ププル達、あのマホイップを探しながら観光を楽しんでるみたいだな。ったく、ゼオが珍しく頑張ってるというのに何考えてんだ;」
ハッチン「そういえば、ベリー。イチゴの国から来たって言うが、そこからどうやってきたんだ?」
ベリー「えっ?木馬のメリーに乗りながらいつの間にか来ちゃったけど?」
ヤス「つまり大方迷子か家出か・・・エージェントがひとまずなんとかしてくれるから早めに親御さんに連絡しろ」
エージェント「俺に責任を押し付けようとするな!!」


すると、アリシアは言う。


アリシア「そういえば、あの二人の聞き込みは終わったのかしら・・・未亜、ちょっとあの二人の匂いを嗅いでくれる?」
未亜「ワン!」


一方、DO根性北学園では双循とエミーリオに捕らえられたゼオとリスト、サンソンとアレクは縄に縛られながら彼らにあることを聞かれる。


エミーリオ「もう一度言うよ。エージェントはどこに行った?」
サクソン(サンソン)「存じ上げません」
アレク「僕もエージェントが度々行方不明になってることを耳にしたから知らない」
エミーリオ「ふん!お前らのマスターは度々行方不明になってるのか!下手したら失踪と同じだな」
ゼオ「とにかく喋らない。エージェントと・・・クルークを探してんだろ?」


すると、双循が何かに思いついたように言う。


双循「ワシに任せろ」
サクソン(サンソン)「僕達はあなた方のどんな拷問には屈しませんよ。仮にも僕は処刑人ですしね」


すると、双循がチョークを使って黒板に強く擦り付ける!これは地味にうるさいし、耳に痛い・・・;


ゼオ「」←耳がいいためにあまりのうるささに気絶
リスト「ゼオ!?大丈夫か!?」
アレク「これは耳に痛い!!」
サクソン(サンソン)「喋ります!!喋りますからもうやめて下さい!!こんな拷問だなんて聞いてませんよ!!」
双循「ほう。なかなかに話がわかる奴らじゃのう」
エミーリオ(うわっ、ゲスい・・・;)


すると、ある捕らえられたポケモンがエミーリオを睨みつけながら喚く。ベリー達が探していたマホイップことレモアだ。


レモア「ちょっとバカ探偵!一体何を考えてるの!?」
エミーリオ「ふん。キミをさらえばあのイチゴの女の子がエージェントを使って探すのはわかってるんだ。まあ、まさかあんな可愛いオプションのましゅましゅが付いてたことは予想外だったけどな」
レモア「ぐっ・・・!!」


一方、アミティ達はそれぞれ好きなクレープを食べながらレモアの行方を探すが、なかなか情報を得られなかった。


アミティ「結局見つからないままだね」
ほわん「でも、うちはこういう人探しも悪くないかも!」
ププル「ルフユちゃん、このツナサラダクレープ食べる?」
ルフユ「じゃあ、私のイチゴクレープと交換しようよ!」


すると、その彼らにとある美少女三人組が声をかけた。


???「ちょっとキミ達」
シグ「何ー?」
???2「キミ達、黄色いマホイップという子を探してるんスよね?」
ラフィーナ「それが何か・・・?」
???3「お前達と一緒にいるましゅましゅを見かけたから随分探したゼヨ」
あやクル「それってどういうーーーーー」
ほわん「あっ、レイジンさん!」


すると、ほわんに声をかけられた凛々しい雰囲気の美少女は微笑みかける。


???「久しぶりだね。ほわん」
アイオーン「知っているのか?」
デルミン「知っていますよ。彼女達はREIJINGSIGNALの方です。今ほわんさんに微笑みかけたのはそのバンドのギターボーカルのララリンさんです」
ジャガー「は!?REIJINGSIGNAL!?今人気の実力派ガールズバンドじゃねーか!!」
???2「そうっスよーvあたしはギターボーカルのスモモネ。まあ、キミらにあることを教えようと思ったっスけどねーv」
リデル「どういう意味ですか?」
???「ミーはういうい。どこゆびのあのドラマーは知ってるゼヨ?」
ヒメコ「ああ、あのゲスいドラマーね」
ララリン「それはそうなんだけど、彼に関してはちょっと気になる点があるんだけどね。彼はあの伊達男な雰囲気のモヒカン男と一緒にあの聞き込みをして気絶していた子達を連れて行ったな」
クルーク「伊達男な雰囲気のモヒカン男だって・・・!!?」


クルークはララリンからの情報を聞いてその伊達男な雰囲気のモヒカン男がエミーリオだと確信する!スモモネは聞く。


スモモネ「知ってるんスか?」
クルーク「知ってるも何も!あいつ、エージェントの商売敵の私立探偵のエミーリオだよ!!」
ププル「じゃあ、サクソン君とアレク君はエミーリオと双循さんに連れ去られたってこと!?ゼオにこのこと伝えなきゃ!」


すると、ププルはゼオに電話をかけようとするが、彼は捕らえられているために全くつながらなかった!


ププル「どうしよう繋がらない・・・!」
ういうい「彼も捕らえられた可能性が高いゼヨ」
クルーク「すぐにハチ達にこのことを伝えなきゃ!」


すると、クルークからの連絡を受けたハッチン達は双循がエミーリオに関わっていることを伝えられ驚愕する!


ハッチン「ファーッ!!!うちのあのゲスドラマーがエージェントの商売敵の私立探偵に関わってるー!!?」
クルーク「そうなんだよ!んで、もしできるなら双循さんがエミーリオと一緒にどこにいるか知ってるなら教えて欲しいんだけど・・・」
ヤス「きっとうちの学校だ!あいつら、そこに捕らえられてるはずだ!今案内するからついて来い!」


一方、DO根性北学園では双循はエージェントの不死身ぶりをエミーリオに動画で見せてもらっていた。


双循「ほう。ワシはてっきり普通の奴なら死んでると思うがのう」
エミーリオ「まあ、あいつは右肩に弾痕もあるぐらいだからねー」
サクソン(サンソン)(そんなのあるんですか;)
アレク(ゼオ、リスト、知ってた?)
ゼオ(いや?知らなかった)
リスト(うん)


一方、DO根性北学園に向かった一同はようやくたどり着き、彼らを探すために校内を歩いていた。


クルーク「へー。この学校ってクラスは数字やアルファベットで構成されてないんだね」
ハッチン「まーな。俺のクラスの花組とかヤスのクラスの黒組とかがあるからな」
ベリー「ねえねえ、本当にここにレモアがいる?」
ヤス「いるな。双循の生徒会室は多分こっちだ」


そして一同は生徒会室にたどり着き、ドアの隙間から覗いて双循とエミーリオ、彼らに捕われたゼオ達やレモアを発見する。


ハッチン「いた!ここだ!」
ラフィーナ「双循さん、顔と筋肉な体型は私好みだというのに・・・;」
エージェント「あっ!エミーリオやサクソン、アレクがいる!」
ププル「ゼオやリストもいる・・・!」
ベリー「レモアもいるー!」
ヤス「しっ。静かに!」


彼らが覗き見る中で双循は言う。


双循「あー、それにしてもまさかたかがおにぎりに釣られるクズ大食いがいるとはのう」
リスト「ゼオとオレとステラはいつもこんな感じだぞ」
サクソン(サンソン)「最低じゃないですか;」
エミーリオ「まあ、俺もリンゴが好きだから気持ちは分からなくもないがね。まあ、クルークの好物なんて知らないけど・・・」


すると、覗き見ていたハッチンは言う。


ハッチン「おい、一旦退くぞ」
ララリン「一旦退いてどうするんだ?」
クルーク「双循さんやエミーリオに気付かれないように一旦は退くつもりだよ。いざという時のための襲撃に備えるために」
スモモネ「ああ、なるほどッス〜」


すると、スモモネがうっかりその場にあったコーヒーの空き缶を蹴り飛ばしてしまう!


双循「そこにいるのは誰じゃあああああー!!!」
大半の一同全員「ぎゃーす!!!」


双循の蹴りがドアに命中し、その吹っ飛ばしたドアを大半の一同は辛うじて避けた後にエミーリオは言う。


エミーリオ「ナオキ、どうしてここがわかった!?」
アレク「みんな!」
エージェント「そう思うんだったら伊達男な格好するなよ!!?」
あやクル「さて、早とちりで悪いと思うがこいつらは返してもらう」
双循「ふん。まあ、まさかましゅましゅやヤスとハチ公、レイジンもいるなんて予想外じゃったが、本気でかかれい!」
ハッチン「ファッ!てめーなんかには負けねーし!」


一方、とある人物二人がUNZを訪れていた。式神のリス姿のクロスを肩に乗せたツーストとあいりだ。

生徒会番長の苺の裏事情!(その3) ( No.810 )
日時: 2020/06/25 22:17
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

ツースト「ったく、ゼオ達の奴、どこに消えたんだ?」
あいり「ゼオ達がやらかしたスマブラ屋敷の窓のガラス破壊事件について詳細を聞くために連れ戻そうとしてますのに;」
クロス「スヤスヤ・・・」


すると、とある人物が二人に声をかけた。細身の身長高い不死鳥族の男だ。


???「おい、そこの二人。今ゼオって言わなかったか・・・ゴホォ!!(話した途端に血を吐く」
ツースト「ああ、言ったけど・・・;」
あいり「あなた、大丈夫ですの・・・?」


その数分後、ツーストとあいりは不死鳥族の男を近場のドーナツ屋に連れ出してその男が癒しのために薬を混ぜた水を飲みながらドーナツを食べた後に復活した。


???「俺は蘇るぜ!」
ツースト「復活したようで良かったな」
???「お前らには感謝しかねーな。一つ聞くぜ。今お前らはゼオって言わなかったか?」
あいり「はい。彼が起こしたスマブラ屋敷の窓ガラス破壊事件と別件に彼がツーストに送りつけたここのファーストフード店の壊したガラス代の請求書の件で」
???「ここのファーストフードか。もしや。・・・」


すると、彼は自らの名前とそのファーストフード店の真相を話した。


???「そういえば、名前を名乗らなかったな。俺はジョウ。DO根性北学園6年灰組だ。実はスマブラ屋敷のことはよく知らねーがここのファーストフード店の窓ガラスを壊したのはうちのDOKONJOFINGERというバンドメンバーなんだ・・・」
ツースト「!?」
あいり「えっ!?その話、詳しく聞かせて下さらない!?」


一方、DO根性北学園では一同が双循やエミーリオと戦う中で双循は電源コードを使って投げ縄代わりにしていた。


双循「ふん!ワシの投げ縄から逃れられる奴がおるかのう?」
エミーリオ「それ、電源コード!!」


一方、身の危険を感じて一同は一旦テーブルの片隅に隠れる中でププルは聞く。


ププル「ねえ、エージェント・・・なんかエミーリオ、キミに対して恨みを抱いてるようだけど何したの?」
ラフィーナ「そうですわ!ずっとそれが知りたかったんですのよ」


最初は彼らの問いにエージェントは「民間人の問いに答える必要はない」と突っぱねていたが、アリシアの「言わなければ王ドラの前に引っ立てる」という脅しに彼はようやく観念し、エージェントはエミーリオとの因縁の理由について話した。


エージェント「エミーリオの奴に俺の仕事での失敗を押し付けたことがあってな・・・;」


事の発端はアリシアと出会う前の彼がまたスパイになりたての頃に最初の初仕事のターゲットであったエミーリオと出会った2年前。エージェントは仕事内容であったエミーリオの素行などを調査しておりそれが完遂した頃に本人にバレてその調査書をエージェントのミスで落としてしまい、そのエミーリオの評価が一旦塵に落ちた。今はエミーリオの評価は回復しているもののその後も度々エミーリオがエージェントの仕事の不始末を押し付けられることもあったのもあってエミーリオはエージェントを捕まえるために追っていたのだった。


ヒメコ「ちょっと!それ、会社で言うぶりっ子後輩女子が先輩女子に仕事を押し付けるようなもんじゃん!最低!」
ハッチン「お前がファンになってるクリクリのあのプリティカルの猫のギターボーカルも同じようなこと言えるんだけどな;」
ういうい「とにかくあの男のやり方はアレだけどその怒りは最もゼヨ。それは人として最低ゼヨ」
エージェント「うるさい!それでもエミーリオから逃げ続けたんだぞ!俺はその仕事はもう完遂してる!だから今頃になってエミーリオからの逆恨みで追われてるだけ!」


エージェントはこう弁明したが、その話を聞いた周囲からの視線は冷たかった。クルークはそんな中でも言う。


クルーク「とにかく謝っとけば気が済むことだと思うけどね」
エージェント「いや、今更あいつに謝ったところであいつが身を引くと思うか!?」


すると、そのエージェントの後ろから矛先として双循が投げ縄代わりにしている電源コードが飛んできた!彼らは辛うじて避けた!


双循「そこかぁ!わーはっはっはっ!」
ヤス「おい!見つかった!」
ププル「もー!スマッシュヒット!」


すると、ププルは地面にスマッシュヒットを叩きつけたが、双循はその空振りに侮っていた。


双循「ほう。金髪赤服の嬢ちゃん、その程度で攻撃できるのはまだまだじゃのう」
ププル「攻撃じゃないよ」
双循「何?」


すると、ププルのスマッシュヒットの波動の反動でゼオ達を縛った縄が引き裂いて彼らは解放された!


ゼオ「あ・・・!」
リスト「ラッキー!」
サクソン(サンソン)「彼女、まだ若いのに知恵がありますね」
アレク「そうだね!」
レモア「ベリー!」
ベリー「レモアー!」


人質が解放されたことに若干苛ついた双循だが、次の攻撃にかかろうとしていた。


双循「まあ、次の手をかかれば良いか。次は黒板引っかきで・・・」
エミーリオ「その通りだよな。だからこそな・・・」


すると、エミーリオは魔術の一つで巨大タコを再現し、双循を再現した巨大タコの足で縛った!


双循「!?」
ハッチン「双循!」
ルフユ「あんた、自分の仲間に何してるんだ!」


巨大タコの足に縛られた双循はエミーリオが突然自分に攻撃したことに抗議した!


双循「約束が違うではないか!チッ!」
エミーリオ「何が約束だ。俺は約束は守るが、流石にあんたのゲスっぷりには愛想が尽きたんでね。エージェントの捕獲自体は俺が一人でやる。そうしたら俺の推理が当たったとしてさらに女の子達からモテモテだな。お前みたいなクズ番長にはそれはもったいないぜ!」
双循「グァッ!」


双循の苦しみ出す姿を見たクルークは彼を助け出そうと走り出した!


デルミン「クルークさん!?」


クルークはその巨大タコの足をまるで忍び足のように走り、エミーリオがそれに気付いた!


エミーリオ「!?このクソメガネ、お前ごときがまさかこんな・・・ガッ!」


クルークはエミーリオの顔を踏み台に飛び、彼に気づいた双循に手を伸ばした!


双循「!?」
クルーク「双循、ボクがーーーーー必ず助ける!」
双循(ワシはおどれの仲間を拐ったのに、それなのに・・・)


そしてクルークは双循を救出し、巨大タコはその度重なったダメージから消滅した!


ゼオ「クルーク!」
エージェント「残すはお前一人だな。エミーリオ!」
エミーリオ「チッ!こうなったらサンダードラゴン!」


エミーリオはさっきの魔術を出していた左手の魔術紋から雷の竜魔法を出した!


ほわん「嘘でしょ雷!?」
サクソン(サンソン)「急いで下さい!今ならこの攻撃は僕の攻撃で相殺します!」
ジャガー「いや、このスピードだともう間に合わねーぞ!?」


しかし、とある人影がスッと出した!


サクソン(サンソン)「えっ!?」


そしてその人影は自らの炎でエミーリオの雷のドラゴンを見事に相殺した!


エミーリオ「!?」






ジョウ「ファイナルフェニックスフラッシュバード!!!」






そしてエミーリオはジョウの炎の拳の前に倒れた!これを見ていたヤスとハッチン、双循はすぐに彼に気付いた!


ヤス&ハッチン「ジョウ!」
双循「時にアリス風の嬢ちゃん、あのクソ不死鳥のことは聞いておるか?」
アリシア「聞いたことあるわ。デスフェニックスは虚弱でも不死鳥だって・・・!」


すると、ジョウは双循だと思ってすぐに気絶したエミーリオを叩き起こそうとするが、すぐに人違いだと分かった。


ジョウ「!?こっちにいるのは双循!?じゃあ、こっちのモヒカン野郎は?」
双循「おどれ、ワシだと思ってその攻撃であったか・・・まあ、クソ不死鳥のやることはたかが知れてるからのう」
ジョウ「なんだと双循!?やる気か!?」
ハッチン「ファッ!?おい!俺もその乱闘に混ぜろー!」


ハッチンとジョウと双循が喧嘩に発展するが、ヤスは何かに気付きゼオに言う。


ヤス「おい」
ゼオ「なんだ?」
ヤス「そんな悠長にしてられるところ悪いが・・・」
ゼオ「えっ?詳しく話せ」
ヤス「いや、だってお前の後ろに・・・」
ゼオ「えっ?」






ツースト(^言^###)←ジョウ突撃からずっとゼオの後ろに隠れていたらしい






バキッ!ドカッ!ザシュ!ザシュザシュ!バキバキッ!ベキっ!ベキベキッ!ドカドカッ!ギャー!

生徒会番長の苺の裏事情!(その4) ( No.811 )
日時: 2020/06/25 22:21
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

そしてあいりが通報したキッドが到着し、エミーリオを投げ縄で縛り付けた彼は言う。


キッド「まさかこいつがUNZにたどり着いたんだってな;まあ、ツーストやあいりとクロスがゼオ達を追ってくれてよかったよ」
クロス「こちらこそ通報に駆けつけてくれて感謝する。また何かあれば言うから」
ハッチン「このゲス野郎がエミーリオと組んでたけど、エミーリオの方が先に裏切ったんだぜ!」
キッド「お前らの事情は大体わかった;ところでこいつら誰・・・」
ゼオ「ましゅましゅのMashumairesh!!とレイジンのREIJINGSIGNALとあと、どこゆびのDOKONJOFINGERの奴らだぜ。こいつら、俺達と比べるとまだまだだけど意外といい曲を作ったりするんだぜ?」
ララリン「ボク達レイジンはキミ達と同様に実力はあるよ?」
ゼオ「んで、どこゆびのボーカルギターはクルークが男だってわかってもクルークに惚れてる(ボソッ」
キッド「えっ!?」
ハッチン「ゼオ、俺達と初対面の相手に言うな!!ファーッ!!」


すると、双循はジャガーのほんのかすり傷に気付いて彼をひょいっと抱き抱えてこっそりと連れて行った!


ジャガー「ちょっ、おい!?どこに連れて行くつもりだー!!?」
ププル「まあ、ヤンキーもいるけど悪い人じゃないから安心して・・・あれ?ジャガーと双循さんは?」


一方、双循の自身の所有する豪華そうな純和風の旧家に連れて行かれたジャガーは彼に酷くいたぶられていたーーーーーはずだったが、双循がジャガーの手当てをしていたのを彼が手当てに嫌がっただけだった。


ジャガー「って、何するんだー!!離せー!!つか、抱っこするなー!!」
双循「こらこら、暴れるでない。手当てができんじゃろう」


すると、双循は自身が持っていた無害の桜餅をジャガーにあげていた。


双循「好き嫌いしてると大きくなれんのう」
ジャガー(こ・・・こいつはまさかーーーーー)


ジャガーは双循の部屋の周りの壁に貼ってあったポスターを見て何かに気付いた!そう、そのポスターは・・・






可愛いポケモンや可愛い動物や可愛らしいポーズをしている動物だったからだ(爆弾投下)






ジャガー(双循はあいつらと同じ人種かあああああーーーーー!!?多分シェゾと同タイプだけど、早く逃げないと・・・!!)
双循「ナージャ!お客さんに挨拶せんかい!」
ジャガー「!!?」


すると、ナージャと呼ばれたポケモンのエネコがやってきてジャガーを気に入ったのか彼を舐め始めた!


ナージャ「ニャア!」
ジャガー「やめろおおおおおー!!!?」
双循「よかったのう、ナージャとお友達になれてv(ジャガーで顔すりすりする」
ジャガー「!!!!!!!!」


その数秒後にジャガーの絶叫がその旧家の周辺中に響き渡った・・・






ヒメコ「ほら、あんた見える?あの夜の景色がね。十字架の星」
あいり「へー!天体望遠鏡で見たらこうなってますのね」


一方、ジャガーが戻って来るまで一同はゼオがスマブラ屋敷から持ってきた天体望遠鏡を使って簡易天体観測を楽しんでいた。ほわんは言う。


ほわん「あいりちゃん、すっかり馴染んでる・・・!都会ってやっぱりすごい!」
あいり「ほわんちゃんはもしや田舎出身なんですの?」
ほわん「そうだけど、ダメだった?」
あいり「あら、田舎も素敵ですわよ!都会にはない星がよく見えますもの」


すっかりUNZの人達に馴染んだあいりを見てヤスとハッチンは言う。


ヤス「・・・あのJC、悪い奴ではなさそうだが女らしいしちょっと苦手だ;」
ハッチン「俺もな;近づかれるとちょっと戸惑う・・・;」
ツースト「てめーら、あいりは俺の女だぞ?(^ω^#)」
ヤス「!!」
ハッチン「ファッ!!すまねー!!(こいつ、ヤスよりは背が低いけど目つきがめちゃくちゃ怖い!!」
エージェント「ツースト!まあ、今ジャガーにコンタクトは取ったから多分すぐに戻るだろ」
アリシア「ん?そういえば・・・」


すると、アリシアはベリーに聞く。


アリシア「ベリーはなんでこんなところに来たの?」
ベリー「うーんとね。木馬のメリーとポケモンのマホイップのリリアとレモアと一緒に通称イチゴの国の「ベリーハット」から散歩してたらいつのまにかこんなところにたどり着いちゃった!」
ジョウ「完璧に散歩から迷子になったじゃねーか;」


すると、いつのまにか迷子になっていたベリーの身を案じたエージェントはとある提案をする。


エージェント「ベリー。元の国に帰れるまで俺達と暮らさないか?俺達の住む屋敷は広すぎるけど快適に過ごせるから少しは楽だろう」
ベリー「いいの?パパがそういうなら暮らす!」
エージェント「そうだな。サクソンは子供の扱いが上手いから・・・ん?」


すると、エージェントはベリーが自分をパパと言ったことに気付いて戸惑いを隠せなかった。これに一同が白けた視線でエージェントを見てデルミンは聞く。


デルミン「ベリーさんはエージェントさんの隠し子だったんですね」
ルフユ「これは事件だ!!」
ラフィーナ「エージェントさん!あなた、とうとう女性を妊娠させて・・・!!」
エージェント「違う!!誤解だ!!俺は妊娠させた覚えはない!!つか、ヤス、ハチ、ジョウ、なんで拳を構えてんだ!!?」


数秒後、エージェントの叫び声と誤解して怒りを来たしたヤスとハッチンとジョウによる殴打が聞こえた中、ベリーはアリシアに言う。


ベリー「あのね、パパが用事を済んだらレモアをパパのパートナーにしてほしいの」
アリシア「えっ!?いいの!?あなたのポケモンでしょ!?」
ベリー「確かにそうだけど、レモアはパパの勇姿を見て興味を抱いてきたみたい。それを見てレモアのパートナーはベリーよりもパパが適性だし一緒にいたいのかなーと思ったの。だからアリシアちゃん達と一緒に暮らすから連れて行って」
アリシア「いや、エージェントはあなたのパパじゃないわよ;まだ若いし;レモアはそれでいいの?」
レモア「うん!レモアはエージェントが好きだから一緒にいる!」
ういうい「ん?」


すると、聞き慣れた足音がした。双循から逃げ出して走ってきたジャガーだ。


クルーク「あっ、ジャガー!」
シグ「ジャガー、双循から上手く逃げ出したー?」
ジャガー「あいつには一応手当ては受けたけど・・・だが・・・(gkbr」
ララリン(可哀想に。きっと双循からゲスな脅しを受けたんだ・・・)←大いなる誤解
ププル「とりあえず双循さんから上手く逃げ出してよかったよー!」


彼らはジャガーを出迎えた後に簡易天体観測を楽しんだ。それはまるでまだ短い期間なのに長く過ごした仲間であるかのように・・・。


おしまい






「後書き」


今回はUNZでの出会いとその出来事の話でした。いやー、正直に言えばエミーリオを双循よりもゲスにさせる気じゃなかったな・・・;
私としてはハッチン君は実は初期設定ではクルークに好意を抱いてはいませんでした。ただ突っかかるだけで。それがどうしてこうなった;好きであればあるほどその好きな子をいじめたくなるやつか・・・。






長かった・・・;感想OK