二次創作小説(紙ほか)

天の川の天から舞い降りた落し子(その1) ( No.822 )
日時: 2020/07/26 16:18
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

今回はまたクルークメインでオールスターですが、ドタバタギャグ中心の前回とは違い今度はほのぼのギャグ時々シリアス。クルークが天の川の天から降りてきたある落し子を拾うお話!






ゼオ「おーい、クルーク、ヤス、ハチ、こっちー!」


とある七夕の日のプリンプの七夕祭。ここでは王ドラから聞いて取り入れた七夕祭を開催しており、七夕に興味を持った色んなお客さんが来ていた。もちろん屋台もあるので浴衣着用もOKだ。


ヤス「でもまあ、クルークが浴衣着てくるなんて思わなかったな。それ、俗に言う甚平か?」
クルーク「正解。これ、うちのお母さんが洋裁で作ってくれたんだ」
ハッチン(クルークの母ちゃん・・・ヤスの母ちゃんと同じ洋裁も料理もできる良妻賢母だ・・・!)


すると、アイオーンが自分達の書いた短冊を飾った笹を持ちながら言う。


アイオーン「ヴッ!」
ジャガー「アイオーン、川に笹を流しに行こうってさ」
ゼオ「お、いいなそれ」


すると、クルークの後ろにアイレーンが笹を持ちながら立っていた!その短冊にはクルークに愛を伝える内容が書かれてあった。


アイレーン「クルークー!これを受け取るのだー!」
クルーク「なんかそれ短冊の願い事にしては違いすぎるだろ!!?」


すると、アイレーンは笹が短冊の数で重すぎたのかよろけてそのままどこかに行ってしまった!


アイオーン「笹を短冊の数でいっぱいにするからだ・・・;」
ヤス「ほわん達はププル達と合流、シグは七夕の虫を取りに行ってるみてーだし、笹を川に流すか」
ハッチン「あ、ああ、そうだな;(アイオーンの妹、クルークのなんなんだよー!!」


そして短冊でいっぱいになった笹を川に流した後にクルーク達は屋台に戻るために歩きながら言っていた。


ジャガー「しかし、オレが用意した笹があってよかったな」
ゼオ「そうだな。そのおかげで頑丈だったし」
ヤス「最初にあやクルがやってるクレープ屋に行くか。あれ、かなり美味いんだったな」
クルーク「いいねそれ!」


クルークはそう言った後に空を見上げた。今年はチェリーワールドでは曇りだが、雲の隙間から天の川が少しだけ見える。


クルーク「隙間から見たけど、本当に天の川が綺麗だね。何かが落ちてきそう」


すると、彼がそう言った瞬間に何かがクルークの頭上に落ちて来た!クルークは気付いたのか思わずそれをキャッチする。クルークがキャッチしたのはポケモンのニャスパーだった。


ハッチン「ファーッ!!?天の川からニャスパーが落ちてきたあああああー!!?」
ヤス「どうなってんだ・・・!?」
アイオーン「可愛い・・・」←小さくて可愛いもの好き
リスト「そのニャスパー、天の川から降りてきたのか!?」←ゼオのモンスターボールから出てきた
ステラ「すごい!ロマンチックー!」←上に同じく
ゼオ「天の川から流れたんだな」
ジャガー「うん、お前らは黙ろうか;」


クルークはニャスパーを抱っこしながら聞く。


クルーク「まさか天の川から落ちてくるなんて・・・!キミ、天の川で生まれ落ちたニャスパーなの!?」
ニャスパー「キャッキャッ」←クルークが受け取ってくれたことに気付いていつのまにか笑顔になってる


そしてその翌日、ハッチンとヤスはクルークがキャッチしたニャスパーが天の川から落ちて来たことをヒメコ達に話していた。


ハッチン「間違いねーって!!あのニャスパー、絶対天の川から落ちて来たんだって!!」
ヒメコ「それ、どうせ高い木から落ちて来たんでしょー?」
ヤス「本当だ!シンガンの訳わかんねーギタリストも見ただろ!?」
アイオーン「!(こくっこくっ」
ププル「ホントかなあ?」


彼らが議論を交わし合う中でゼオはそのニャスパーの面倒を見るクルークを見ていた。そのニャスパーはすっかりクルークに懐いている。


ゼオ「このニャスパー、天の川のある高い空から落ちて来たのに怖いもの知らずな上に天真爛漫だなー」
クルーク「しかもトラウマになった気配はないよ」
ジャガー「そうだな。ちょっと性別はなんなのか見せてみろ。・・・うん、このニャスパー、♀だな」
あやクル「どさくさに紛れて大事な部分を見るな;」


すると、ラフィーナがクルークにあることを聞く。


ラフィーナ「クルーク、このニャスパーの名前は何にしますの?」
クルーク「うーん、そうだな・・・夜の天の川の空から降って来たから「よぞら」だな」
アミティ「この子らしい名前だねー」


すると、ルフユが何か疑問に思ったのかクルークに聞く。


ルフユ「でも、天の川から降って降らないかは別としてなんでよぞらちゃんがあんな高い空から落ちて来たんだろうね?」
デルミン「デルミンもそれが知りたいです」
クルーク「そうだね。それがボクにもよく分からなくて・・・」


ドンガラガッシャーン!!!


シグ「ここ、スマブラ屋敷の3階」
リデル「近くでトラブルがあったんですか・・・?」
ゼオ「トラブルがあった部屋、俺とメタナイトの部屋じゃん。行ってみよう」
ププル「ゼオ、この状況にワクワクしてるでしょ!?」


彼らがそのトラブルがあった部屋にたどり着くと、先にメタナイトが飛んできていた!


メタナイト「私とカービィの今までの愛の世界があああああー!!!」
ハッチン「いやその部屋てめーとゼオの部屋だよな!!?」


彼らが確認すると、そこにはその部屋のベッドに直撃して壊したエージェントがいた!


エージェント「なんだお前らか・・・;(頭からケチャップを流しても生きてる」
メタナイト「ベーッドーッ!!!貴様の罪を教えろ・・・(大激怒」
ププル「ストップストップ!!」
クルーク「エージェント、大丈夫かい?何があったんだい?」


クルークの問いにエージェントは部屋を直撃した理由を答えた。


エージェント「いや、説明すると長いんでな、さっきエミーリオに遭遇してそこで逃げた後に奴を川に落として俺はスマブラ屋敷の近くでパラシュートが故障しちまって、それでこの部屋に直撃したんだ;」
メタナイト「私とカービィの今までの愛の世界がこんな奴のいざこざによって台無しにされたあああああー!!!!」
ヤス「お前・・・ゼオを無視すんなよ;」
ほわん「待って、メタさん、うち閃いちゃった!いっそのこと壊した部屋をダークな月夜みたいな雰囲気に改装すればいいんじゃ・・・」
ヤス「ほわん!?」


ヤスがさらに怒ったメタナイトからほわんを守る中でエージェントは言う。


エージェント「別にこの部屋は戻せるよ。金なら出すそれで手を打てよ」
メタナイト「・・・そうだな。騒いですまなかった・・・ん?」


すると、メタナイトがクルークが抱っこしているニャスパーのよぞらに気付いた。


メタナイト「これ、ニャスパーだな?クルーク、どこで拾った?」
クルーク「昨日の天の川の空から落ちてきたんだ」
メタナイト「!!?天の川の空から!!?よくトラウマにならなかったな・・・」
あやクル「いや、カービィのことといいクルークのニャスパーのよぞらの話を信じる貴様も人によってはヤバいくらいにトラウマにもなるからな;」
エージェント「ニャスパーか。そういえば、レモアの入ったモンスターボールも・・・うん、無事だな」
ヒメコ「エージェントはまずここの医務室に行けば?」


そして部屋をなんとか元の形に直した後に彼らは部屋を一旦後にしてメタナイトはさっきのニャスパーのよぞらのことを思い返していた。


メタナイト「いや、まさか本当に天の川から・・・だが、しかし・・・」
王ドラ「どうしました、メタナイトさん」
メタナイト「王ドラか。クルークが♀のニャスパーを拾ったらしくてな。なんでも昨日の天の川から・・・」
王ドラ「天の川?天の川からニャスパーが降りてくるわけ・・・いいえ、まさか・・・」
メタナイト「おい、何をぶつぶつと言っている?」


一方、クルーク達はよぞらをミアレシティにあるポケモンセンターに連れて行った。よぞらの健康状態を確認するためだ。


ジョーイ「本当なら天の川から落ちて来て拾ったならそのニャスパーちゃんの元のトレーナーを探さないと行けないけど、結局あなたに懐いてるわね」
クルーク「じゃあ、返さなくていいということですか?」
ジョーイ「いいえ、必ずしもそうじゃないわ。このニャスパーちゃんは確かにあなたに懐いてるけど、元のトレーナーがこのニャスパーちゃんを探してるなら結局そのニャスパーちゃんが誰についてくかはあくまでもニャスパーちゃん自身よ」
クルーク「はあ」
ジョーイ「一応探してるかもしれないから写真は撮るし、育てることを決めるのかはまだ保留にしてね」


その数十分後、よぞらは相変わらずクルークから離れずに寄り添っていた。どうやらクルークに完全に心を開いているようだ。


ハッチン「よぞら、完全にクルークに懐きちまったな」
ヒメコ「そうだね。流石に引き離すのはかわいそうかもね」
ルフユ「ん?ほわんとヤスは?」


すると、ほわんとヤスがある料理を作ったのを盛り付けた皿を持ってきた。どうやら彼らが作ったカレービーフンらしい。


ほわん「よぞらちゃん、甘辛のカレービーフン食べれる?」
ヤス「一応はほわんと一緒に作ったんだけど・・・」
よぞら「!」


すると、よぞらはカレービーフンに飛びついてそれを嬉しそうに頬張った。どうやら味は美味しいらしい。


ほわん「気に入ってくれたんだ!」
ヤス「よかった・・・」
よぞら「・・・お・・・」


すると、よぞらは人前であることを喋った!


よぞら「美味しい!」
大半の人達全員「えっ!!?喋れるの(か)ーーーーー!!?」
ゼオ「どうやら喋れるまでに回復したみたいだな」


そこに機を察したゼオは自分のポケモンのルリリのステラとブラッキーのリストをよぞらの前に降ろす。気付いたよぞらにステラは言う。


ステラ「よぞらっ。おいでおいでっ!」


ステラの何の悪意もないまっすぐな言葉によぞらも笑顔になって駆け寄った。その姿はまるでポケモンのタイプが違えど姉妹のように見えた。


リスト「よぞら、ステラにも心を開くまでに落ちたショックから回復したんだなあ」
ゼオ「でも、クルーク、俺のステラにスターフルートの飾りが付いたようによぞらにも何か目印となるやつをつけた方が良いんじゃないか?」
よぞら「そういうと思って。じゃじゃん!」


すると、クルークが持って来たのは自分で裁縫で作った天の川を模した柄がある首元につけるリボンだった!


ハッチン「えっ、これクルークが作ったのか!?」
ルフユ「この柄のやつ、どこで手に入れたの!?」
クルーク「おしゃれこうべさんという人のおしゃれな店がたまたまこの柄の布が限定品で売ってて、それで買って作ったんだ」
ほわん「そんなにいいのならうちも行ってみたいなー!」
ヒメコ「あ、あたしも!今度連れて行ってよ!」
クルーク「はいはい、今度だね」


クルークはそのリボンをよぞらの首に付けながら言う。


クルーク「本当に天の川から降って来たポケモンのようだね。似合ってんじゃん」
よぞら「えへへ〜」


その翌日、ミアレシティのポケモンセンターの入店名簿を見てスマブラ屋敷を訪れたセレナはクルークが拾ったニャスパーのよぞらを見ながら言う。


セレナ「へー!本当に運命なら天の川から降って来たみたいだね!」
ププル「そうなんだよね」
アミティ「確か、手持ちに今スマブラ屋敷にいるセレナのゲッコウガの他にマニューラがいるよね?」
セレナ「そうだけど、マニューラのツキがまだニューラだった頃は能力はある意味優秀だったからポケモンハンターに狙われてたし、あんまりいい話じゃないけどね・・・それもあるんだけど、最近ではうちのツキやクルークのニャスパーのよぞらちゃんのように黒に近い色を持つ猫ポケモンがポケモンハンターに狙われてるっていう話を聞いたことがあってね、なんでもそのポケモンハンターが売ったら猫ポケモンの愛好家トレーナーから高い金額を取るのが主流になってるとか・・・」
ラフィーナ「それ聞いたらちょっと怖いですわね・・・;」
ゼオ「それはあくまでポケモンハンターの一端が言ってるらしいから、それと同じことをやる奴はいないだろう」
ププル「あ;ごめんね;」


そしてゼオはミナトやチセに聞いてみるが、二人からはクルークのよぞらに好印象を持たれたが、なぜに天の川から降って来たのかは情報が出ていないとのことだった。
その翌日にどこゆびがライブをするライブハウスを多くのどこゆびファンが訪れていた。


どこゆびファンA「どこゆび、今度はどんな新曲かな?」
どこゆびファンB「また乱闘をやらなければいいんだが・・・ん?」


すると、そのライブハウスの前には客寄せをしているよぞらがいた。どうやらハッチンがクルークから借りたらしい。


どこゆびファンA「可愛いニャスパーちゃんだ!」
どこゆびファンB「こんなライブに小さな一輪花があるだなんてな!」
ほわん「あのー、そのニャスパーちゃん、ハッチン君がクルーク君に頼んで客寄せとして借りたんです。天の川から降って来たのもいいネームバリューだからとひろしさんという方に教えてもらったみたいで・・・」
どこゆびファンA「天の川から!?」
エージェント「こらっ!ほわん!」


すると、エージェントが現れてほわんを叱った!


エージェント「今ハチにクルークにすぐに返すように俺が話つけたからまだ幼いよぞらにそんなことさせなくていいんだよっ;」
ほわん「でも、よぞらちゃん、楽しそうだったし・・・」
エージェント「見ろ!クルーク、心配で見に来たのに隠れてるじゃねーか!」
クルーク「・・・」
ほわん「ああ、ごめんねクルーク君、悪気はないんだよー!」


すると、どこゆびファンBがクルークに抱っこされるよぞらを見て何かを朧げに思い出していた。


どこゆびファンA「どうしたの?」
どこゆびファンB「俺、どっかで見たことがある気がするんだけど・・・いや、まさかなあ」
どこゆびファンA「ちょっと何ぶつぶつ言ってんのー?」


すると、ほわんが2匹のニャオニクスを連れた犬のような耳当てをした少年を偶然見かけた。その少年はほわんに気付いて立ち去っていった・・・

天の川の天から舞い降りた落し子(その2) ( No.823 )
日時: 2020/07/26 16:22
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

そしてどこゆびのライブはなんとか終えて楽屋に行っていたクルークはハッチンとヤスにあることを話していた。


クルーク「そういえば、ジョウさんや双循にはよぞらのことは伝え済みなのかい?」
ハッチン「そういえば、まだ話してねーな」
ヤス「二人とも、色々用事があって忙しいと思うがな。特に双循は何かあると思えばすぐにいなくなるし・・・」


すると、双循が自身のポケモンのエネコのナージャを連れながら楽屋に入ろうとした!


双循「ナージャ、待たせてすまんじゃったのう」
ナージャ「いいよー!」
クルーク&ヤス&ハッチンΣ( ゜д゜)


ついに単なる偶然とはいえクルークとヤスとハッチンはあの外道王の隠れた趣味を知った。双循は誰もいないと思って入ったのだが、三人に気付いて普段の彼らに対する態度とは違い動揺した!


双循「な・・・な!!?なんじゃと!!?このライブハウスが防音じゃからこうなったんかい!!?」
ハッチン「知らねーよ俺達もテメーの気付いてはいけない隠れた趣味なんて!!」
ヤス「普段の俺達に対する態度とそこのエネコに話しかける姿のギャップって・・・;おええ・・・;」
クルーク「双循、多分ボクのところにいるヘンタイと同タイプだね;」
双循「ヘンタイ?・・・ああ、こないだあの一頭身共を捕まえたあの男かのう。奴の態度から察するに確かにのう・・・」
クルーク「いや、もうバレてるから今までの普通の態度はやめようよ!?」


よぞらとナージャが出会ってすぐにも関わらず彼らの騒々しい雰囲気に反して仲良くなるその数日後によぞらはクルークが知り合いの関係にある人物から調達した鴨系の料理が大好物になり、他の食べ物も美味しそうに食べていた。


夏美「クルークにこんなに懐いてるならそばにいるのもいいけど、あんた達の言う天の川から落ちて来た理由の真相はもう掴んだ?」
ヒメコ「それがまだ・・・」


一方、彼らを見ていたシェゾはその様子に呆然としながら何かを思っていた。それは・・・


シェゾ「なぜゼオやクルークでさえもちゃんとしたパートナーがいると言うのに俺だけ・・・!!」
アルル「あー、やっぱそっちか・・・;(ごめんね・・・;」


一方、とある場所ではポケモンハンターがよぞらの居場所を掴みかけていた。ポケモンハンターの一人の部下がいるポケモンハンターのボスは言う。


ポケモンハンターのボス「あの天の川から落ちて来たというニャスパー、やっぱりあの時のか!」
ポケモンハンター「はい、俺の知り合いの友人のメル友から聞いた話によるとなんでもメガネの七三分けのガキがキャッチしたようで・・・」
ポケモンハンターのボス「あのガキの周りにはゴロツキも囲ってて一部の不良ではあのガキのことを真の裏番と言われてるな。相手がそれならいざというときには非力になるだろうってもんだ」


一方、王ドラは双眼鏡を使って曇りがある青空を見ていた。タママは言う。


タママ「ちょっと王ドラさん!本当に可能性があるんですか?」
王ドラ「私があると言ったらありますよ。タママさんみたいなバカのオタマジャクシでもありませんし」
タママ「傲岸不遜ですぅ!!!」
王ドラ「まあ、待ってなさい。キッドから情報を得られてその情報とこの空の位置を照らし合わせば・・・」


すると、王ドラのスマホに電話が鳴った!キッドからだ。


王ドラ「はい」
キッド「王ドラ!ようやくわかった!クルークが拾ったニャスパーが落ちて来た理由!今二匹のニャオニクスを連れた男のがきんちょが来て話してくれたぜ!今その子が言ってたことと大体辻褄が合う画像送るからそれで照らし合わせろ!」


王ドラはLINEで送られたある画像を見ながら言う。これに王ドラは何かを確信したのかニヤリと笑った。


王ドラ「やっぱりあのポケモンハンターの仕業ですか・・・」


一方、クルーク達はよぞらの事情を知ったジョウがよぞらを見つめてにらめっこをしていた。


ジョウ「にらめっこ。あっぷっぷっ」
よぞら「ぷー!」


エージェント「にらめっこしてるな;」
サクソン(サンソン)「きっとまだよぞらが人間の年齢で言うならまだ幼く小さな子供ですからジョウさんの場合は接し方がわからないんでしょうね」
アレク「そういえば、エミーリオの奴は川から落ちたけど無事だったって連絡来た?」
エージェント「連絡きたからほっといてくれ;」


すると、クルーク達が自分達で作っためちゃくちゃ美味しそうな鴨のオレンジソースとサラダとミネストローネを持ってきた。


クルーク「よぞらー、みんなー。作ったから食べてー」
よぞら「わぁ、鴨!」
ジョウ「作れるなんてなかなかやるじゃねーか。誰かとは大違いだな」
エージェント「ほっといてくれ!」


すると、夏美がドアをノックして部屋に来た。


夏美「あんた達ー。よぞらにお客さんよ。多分・・・王ドラが探して連れて来てくれたんでしょうけどね」
クルーク「ん?よぞらにお客さん?」


すると、夏美に連れられてやって来たのはほわんが見かけた少年とニャオニクスの二匹だった。


ほわん(あっ、あの時の・・・!)
アリシア「えっ?アリシアと同じ年ぐらいの男の子とニャオニクス?」
よぞら「プロキオン!パパ!ママ!」
ラフィーナ「えっ!?」


よぞらの言葉とその様子にサンソンは聞く。


サクソン(サンソン)「夏美嬢、これはどういうことですか?」
夏美「それは・・・」


すると、そこに王ドラが来て夏美を止める。


王ドラ「ここからは私がお話ししましょう。実はあの七夕の日に夜空を飛行船で飛んできてよぞらはそれに乗っていたポケモンハンターによる何らかのアクシデントでその飛行船から落ちてきたんです!」
ハッチン「えっ!!?だが、飛行船なんてこないだの七夕の空にはなかったぜ!!」
王ドラ「それは雲の上であの飛行船が飛んできたから地上から見えないのは当然です」
ヤス「だからあの七夕の空からよぞらが偶然降ってきてクルークがキャッチしてそれを俺達が思い込んだということか?」


ヤスがそう聞くと、王ドラは頷いた。プロキオンは言う。


プロキオン「今その人の元でよぞらと名前をつけられて暮らしているんだね。無事な上に元気そうでよかった・・・」
ニャオニクス♂「大切にされて安心したよ」
ニャオニクス♀「全く無事でも人間にいじめられたんじゃないかって心配したわ!」
よぞら「みんな・・・」


すると、王ドラがよぞらにある選択を委ねた。


王ドラ「問題はよぞらがどちらと暮らすかですよね。クルークさんの元で育ちますか?それともプロキオン君達のところに戻りますか?」
ヒメコ「ちょっと!そんな選択、流石にかわいそうだよ!」
クルーク「よぞら、もしキミが良ければボクと一緒に暮らそうよ」
プロキオン「よぞらはボク達の方で連れて帰るんだ!」


すると、よぞらがテーブルの上に置いてあった鴨のオレンジソースにかぶりつこうとした!


クルーク「こらこら!」
プロキオン「ちゃんと決めなきゃダメだよ!」
よぞら「よぞら・・・どっちと暮らすかなんて知らない!(外に出る」
クルーク&プロキオン「よぞら!!」


その数分後、よぞらは木の上に乗りながらどっちと暮らすか悩みながら少しばかり落ち込んでる時にあのポケモンハンターとそのボスがよぞらを遠くから発見した。


ポケモンハンターのボス「間違いない。あの時のニャスパーだ。撃って生け捕りにしろ!」
ポケモンハンター「OK!」


すると、そのポケモンハンターが麻酔銃で撃とうとしたが、よぞらが特性のねんりきで事前に気付いて逃げ出した!その機を定めたポケモンハンターはうっかりそのボスの近くにロックオンした!


ポケモンハンターのボス「わっ、おいっ!!?」


すると、バキューンの音が鳴ってよぞらを探しに来た一同全員の耳に入った!


双循「銃声じゃい!」
ジャガー「ポケモンハンターが来たんだな。すぐに助けに行くぞ!」


よぞらは逃げていたために助かったもののポケモンハンターは舌打ちしながら言う。


ポケモンハンター「外した」
ポケモンハンターのボス「殺す気かー!!」


すると、ポケモンハンターのボスがよぞらを探しに来たステラを発見する!


ステラ「おじさん達、だあれ?」
ポケモンハンターのボス「あ。おい、ニャスパー、こいつはお前の友達のルリリだろぉ?出てこねーとこいつを捕まえるぞぉ」


すると、ステラがみずてっぽうでポケモンハンターのボスにぶっかけた!


ポケモンハンターのボス「さっさと出てこいバカやろーーーーー!!!」
よぞら「なあに?(ポケモンハンターの麻酔銃の上に乗る」
ポケモンハンター「重いだろっつの!!」


すると、彼らの騒ぎ声に聞きつけてクルーク達が手を広げながら来た!


クルーク「撃つならボクを撃てー!!」
プロキオン「捕まえるならボクを捕まえろー!!」
ゼオ「俺を撃てー!!」
ポケモンハンターのボス「げっ!!見つかった!!」


すると、彼らは逃げ出そうとしたが、どこゆびとましゅましゅ、ププル達が彼らを睨みつける形で囲む。まるで狼の群れに睨まれたウサギのように彼らは怯えていた。


ポケモンハンター「ちくしょう!!話が違うじゃねーか!!」
王ドラ「あなた達、ポケモンハンターですよね?もう警察に通報したからそれまでですね」


すると、王ドラの鉄拳を二人にお見舞いした!
その後に彼らは駆けつけたキッド達警察に逮捕され双循がため息を吐く。


双循「ふん、奴らにはワシがあと一発をお見舞いしてやったんじゃがのう」
王ドラ「過ぎた暴力による越権行為はやめなさい;」
プロキオン「よ・・・」


すると、よぞらが抱きついたのはプロキオンではなくクルークだった!よぞらはクルークの目を見ながら言う。


よぞら「クルーク、無事?」
クルーク「うん。よぞらこそあんまり無茶しないでよー」


プロキオンはそんな二人を見てよぞらの本当の気持ちを察してそれを見たニャオニクス♂は言う。


ニャオニクス♂「プロキオン。僕達がいるよ」
プロキオン「!」


すると、プロキオンがよぞらの頭を撫でながら言う。


プロキオン「そこまでの気持ちなら仕方ないよ。ありがとう、よぞらの家族に、パートナーになってあげて」
クルーク「プロキオン・・・」
プロキオン「でも、もし本当に辛かったことがあったらボクに連絡してね。じゃあ、また・・・」


プロキオンと二匹のニャオニクスは立ち去ろうとするが、エージェントが何か気付いたのか引き止めた。


エージェント「待て!お前ら、一体ここに来るまでどうやって来たんだ?まさかベリー達同様に自分達で来たとは言わねーよな?」
プロキオン「ん?普通に少年戦士として旅を続けたらここに・・・」
エージェント「自分達で!?」


すると、きょとんとした様子のプロキオン達を見たエージェントは意を決して言う。


エージェント「それなら俺達の屋敷で一緒に住まわないか?あの屋敷はまだまだ広いと思うし」
プロキオン「えっ。でも・・・」
アリシア「アリシアは構わないわ」
フルシュ「また一人ぐらい増えたって構わないでーす」
サクソン(サンソン)「ベリー嬢も賛成してくれると思いますが」
アレク「うん!」


自分を色眼鏡で見ない彼らを見たプロキオンは頭を下げながら言う。


プロキオン「よろしくお願いします!」
ほわん「住むところも見つかってよかったねー!」


彼らが楽しそうに語らい合う中でその近くには大きな一輪花のひまわりが咲いていた。彼らの楽しそうな雰囲気でひまわりも顔を出したくなったのだろう・・・。


おしまい






「おまけ」プロキオンのニャオニクスの二匹の名前


アリシア「プロキオン、ちゃんと区別を付くために名前は付けたの?」
プロキオン「名前かぁ・・・」
ニャオニクス♂「ボク、ルトって呼ばれてる!」
ニャオニクス♀「私はサリーと呼ばれてるわ」
プロキオン「単純に二人の性格からのインスピレーションだよ」
アリシア「うん。でも・・・」






ルト「サリーv」
サリー「私に触るな!!(そう言いながらもやや赤面」






アリシア「なんかこのニャオニクスの二匹、出会った頃のツーストとあいりにそっくりよ;」






「後書き」


今回はクルークがニャスパー♀のよぞらのパートナーに、そしてプロキオン君が何気に初登場!プロキオン君の担当曲のファンタジアフュージョンの黄色譜面はノマゲクリアできましたが、何気にその譜面が難しいですよね・・・;
ポップンでは今35〜39との戦い真っ最中。早く41弱以上をプレイした上でノマゲクリアできるようになりたいですね。






感想OK