二次創作小説(紙ほか)
- White fox the Ripper(その1) ( No.843 )
- 日時: 2020/10/11 17:08
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
今回は三部作の中盤です!ジャックちゃんはうちのカルデアでは☆5チケット配布の時に選びましたが、なんとも可愛いんだ・・・!
ーーーーージャックが死んじゃった。
ーーーーーわたしたちも死んじゃった。
ーーーーーねえ、おかあさんは、
わたしたちの、おかあさんだよね?
サクソン(サンソン)「いや、うちの恩人のスパイが本当にごめんなさい」
サンソンがバカなことをしでかした今は正座している4人を叱りつけ、ほわんにもヤスにも謝った。ジャガーは言う。
ジャガー「なんか騒ぎがしたからまさかと思ったよ・・・」
ハッチン「すいません!!」
ジャガー「あ゛っ?」
ハッチン「ごめんなさいすいませんすいません!!!」
ジャガーのプリティーな外見に反する睨みをハッチンに利かせる中でほわんは四人をフォローしながら言う。
ほわん「ジャガーさん、サクソンさん、もう気にしてないから大丈夫だよ!そりゃあちょっとびっくりしたけど」
サクソン(サンソン)「そうですか。それなら」
ジャガー「そういえば、ヤスは?ゼオ達に話をするように頼んだんだが」
すると、ヤスの様子を見にきていたゼオ達が戻ってきた。ジャガーはため息を吐いた彼らを出迎えた。
ジャガー「おかえり。ヤスは?」
ゼオ「それが・・・今は俺達とも話をしたくないそうだ」
ほわん「じゃ、じゃあ、うちはもう寝るね。おやすみっ」
ほわんが寝床に着く中でアミティはヒメコに聞く。
アミティ「ねえ、ヒメコ。あの二人に何かあった?」
ヒメコ「実は・・・あたしのほわんがヤスとキスしてた・・・!!(号泣」
姫子「うっそマジですの!!?」
アリシア「あの二人、仲良いなーとは思ったけど、まさかそこまで発展したなんて・・・」
ブラック「アリシアと姫子は黙っててくれ;」
すると、ププルはなんとか全員をまとめ上げてフォローする。
ププル「と、とにかくなんとか二人からも話が聞けるようにいい方法を考えよう!」
アレク「いいね。みんなであの混浴の大浴場に入るというのは?」
あやクル「いやアレク、そんな悪意のない心根して意外とバカ言ってるからな;」
すると、サンソンは諦めたかのように言う。
サクソン(サンソン)「・・・もういいでしょう。二人のことはお互いが歩み寄るまで放っておきましょう」
デオン「なっ・・・!!?」
ラフィーナ「ちょっとサクソンさ・・・!」
サクソン(サンソン)「突然のことに二人は戸惑ってると思います。第一こういう心理的な問題に介入はできませんよ。僕達には」
リデル「ま、まあまあ、今は私達は寝る時ですよ。じゃあまた、おやすみなさい」
リデルが遠回しにフォローし、女子組は自分達の部屋に戻ったが、サンソンは生前のとある出来事が原因で物事に積極的に介入しないという考えを持っていた。とある想いと、ともに。
サクソン(サンソン)(なんで生前のフランス革命といい今回のことといいみんな人の気持ちがわからないんでしょうね・・・)
その翌日、一行はせっかくだからと伊豆観光をしていた。ジャックとも一緒に。
アイオーン「ヴッ、ヴッ、ヴッ」
ゼオ「自分のバンドのメンバーに土産を買うみたいだな。つか、ほわん、なんでジャッキーも一緒に連れてる?」
ほわん「うちについて行きたいんだって」
ジャック「うん」
すると、アイオーンは入った土産屋でとある物を指差して言う。
ゼオ「あれ、ロムにプレゼントしたいのか?」
アイオーン「ヴッ!」
ゼオ「じゃあ、俺もアイオーンの選んだやつをプレゼンしよう」
ジャック「プレゼンって何?」
ほわん「うちもわからないなー」
その後にエージェントとブラックが入り、土産屋で関係者への土産を買うために選んでいた。
エージェント「チャーリーさんのお子さんに渡すならこれかなー」
ブラック「女子に似合うやつはないものか・・・ん?」
すると、二人はあるものを目にする。それは・・・
アイオーンがメンバーへのお土産に巨大の土偶を選ぼうとしたり、ゼオがそれで厳選しているからだ!(爆弾投下)
アイオーン「これはシアンへ。これはツキノへ。これは・・・」
ゼオ「いいじゃんそれ。買え」
ほわん&ジャック「わー!おっきいー!」
エージェント「ノーノーノー!!!I don't buuuuuuuuuuuy!!!」
ブラック「そんなの選ぼうとしたのか・・・;」
そしてエージェントによってBRRメンバーへのお土産は大半が小さなストラップに決められた後にハッチンはクルークとともにヤスに声をかけまくっていた。
ハッチン「なあなあ、ヤス!伊豆に来たんだから伊豆らしい喫茶店に行こうぜ!俺もハチミツは我慢するからさー!」
クルーク「そうそう、ボクも伊豆で有名な喫茶店なら知ってるし!つか、調べたし!」
ヤス「・・・うっぜぇ」
ハッチン「うざいことはねーだろーがー!」
クルーク「ヤッさん、七滝茶屋に行こーよー!春夏秋冬の季節に合わせたパフェもあるし!」
ハッチンとクルークがヤスから話を聞くために強引にその七滝茶屋に連れて行った後にヤスはめちゃくちゃコスパが良くて美味しいパフェを食べながら机に突っ伏して言う。
ヤス「・・・なかなか美味いな。全て吐き出してしまいそうだな・・・」
クルーク「んで、ほわんと何があったんだい?」
ヤス「・・・ほわんに告白した」
ハッチン「ファッ!!?」
ヤス「でも、何故だかほわんには避けられてるような気がする・・・なぜかあのちびっ子も付いてるし・・・やっぱり俺じゃダメなのかよ・・・」
クルーク「ヤッさん・・・」
一方、それを見ていたとある人物がなぜだかヤスとほわんの二人を心配してそうに見ていた。
???「・・・あーあ、二人ともに戸惑ってますね。これは私がちょっとばかり介入しないとダメですね・・・」
その人物はそう考えながら立ち去った。その姿は円卓の騎士だが、プロキオンを密かに助けようとした紫の鎧の円卓の騎士でもなんでもなく・・・
その日の夜、ヤスは一人風呂に入った後にほわんとサンソンがニンテンドースイッチでカービィハンターズ2をしていたのを見かけた。
サクソン(サンソン)「はい、僕の勝ちですね」
ほわん「ほわっ!まだもうちょっとだったのに!でも、これだけ覚えてたらすごい!」
ヤス「・・・;」
サクソン(サンソン)「おや。ちょうどヤス殿がいるようですね。じゃあ、僕は卓球大会しに行ったみんなを出迎えなくてはいけませんからゲームとやらは今日はもう終了です」
ほわん「えっ。はーい・・・」
サンソンが行った後にほわんはヤスに話しかけた。
ほわん「ヤス君!卓球大会、みんなと一緒じゃなかったの?」
ヤス「・・・卓球はうっぜぇから俺は風呂に入った」
ほわん「そっか・・・ほわっ」
すると、ほわんが何かに気付いたかのように言う。
ほわん「そういえば、みんなにと思って買ってきた服があったんだ!アリシアちゃんと姫子さんとベリーちゃんに薦めてもらったやつなんだけど・・・」
ヤス「(服!?)な、なんだ?」
ほわん「着てくれるかなぁ?(お洒落な服だが二頭身用の服」
ヤス「!!?着れるかっ!!(顔真っ赤」
ほわん「そんな怒っちゃやだよ。ゼオ君達のような人間用もあるし、ジャッキーちゃんやプロキオン君達のような人間の子供用の服もあるし。・・・うちね、都会に来てから辛いこともあるけど、それよりも楽しいこと嬉しいことがたくさんあるんだ。だから、そのお礼!うちは都会に来てばかりの頃は右も左もわからない状態で、えいやっと村とは違う雰囲気もあって戸惑ったことも多かったんだ。そしたらね、ましゅましゅ結成前にお弁当屋さんで店番やってたヤス君が唐揚げ弁当をうちに勧めてくれたんだ」
ヤス「・・・!」
ほわん「あの時、うちに声かけてくれてありがとう。昨日、キスされたことは戸惑ったけど、気にしてないよ」
ヤスはほわんの優しい笑顔に心を奪われそうになった。
どうしてこいつは優しいんだ?あんなことされたのに。そんな笑顔をされたら、抱きしめたくなるだろ。
すると、ヤスは思わずほわんを抱きしめる。これにほわんは戸惑う。
ほわん「ヤス君?」
ヤス「ほわん。俺は・・・」
「お前のような不良があのましゅましゅの可愛いギターボーカルに釣り合うわけがない!諦めろ!」
ヤス「!!」
すると、ヤスがほわんを自分から離した!これにヤスは再び戸惑う。
ほわん「ヤス君・・・?」
ヤス「ごめん。ちょっと頭冷やしてくる」
ヤスはそう言って部屋を出た後に自分のほわんに対する強い執着と過去に他の不良にほわんに関することで罵倒されたことへのジレンマに思い悩んでいた。ヤスは自分の拳を握りしめる。
ヤス「・・・悪いな、ほわん・・・」
???2「見ーちゃった見ーちゃった☆」
ヤス「!!?」
すると、ヤスの前にとある人物が現れた!旅行のグループチケットをヤスに渡したサタンだ。
サタン「お前、そんな執着がすごかったんだなー」
ヤス「サタンのおっさん!!?さ、さっきのはヒメコに言うな!!」
サタン「双循やララリンには?」
ヤス「もっとダメだ!!」
サタン「そんなに悩むなら再度告白したらどうだ?」
ヤス「・・・。またあいつを困らせるようなことはできねーよ・・・「他の不良にほわんに関することで罵倒されたからか?」!!?えっ・・・何言って・・・」
サタン「お前の顔をよく見たらわかる。きっとそれで引っかかってるから悩んでいるだろう。それでほわんや他のどこゆびメンバーと一緒にいる覚悟はあると感じるか?」
サタンはそう言って飛びながら立ち去った。ヤスはサタンの辛辣だが正論にも似たような言葉に何かが変わっていったと感じた。
ヤス「・・・。俺には・・・一生、無理ってことか・・・」
一方、他の一行メンバーは卓球大会を終えた後にその卓球大会の優勝者がアレクだったことにハッチンは悔しがっていた。
ハッチン「ファーッ!!あそこでアレクがあの一撃をしなければ・・・!!」
アレク「しょうがないよ優勝の抹茶プリンをかけたんだもん」
ゼオ「抹茶プリン・・・(ムスッ」←準決勝で惜しくもハッチンに負けた
ププル「ゼオ;そういえば、ジャッキーちゃんは?」
ヒメコ「ほわんのところに向かってるよ。ほら、あそこに・・・!?」
すると、ヒメコが目にしたのは何らかの紙を見て泣いているほわんとそれを励まそうとするも励まし方がわからずにおろおろするジャックだった!
ヒメコ「ジャッキーちゃん!?ほわんに何かあったの!?」
ジャック「それがわたしにも・・・!」
ほわん「うち、探してくる!」
ヒメコ「ほわん!?どこに行くの!?ねー何があったの!?」
ハッチン「?」
すると、その紙を手にしたハッチンが目にした内容とは・・・
ヤスの書き置き「ほわん。ごめんな。俺はどこかでお前を困らせてしまったかもしれない。だから、今まで通りに一緒にいることはできない。ハッチンやジョウや双循、クルーク達には後日手紙を書く。今までこんな俺に接してくれてありがとう。またな」
- White fox the Ripper(その2) ( No.844 )
- 日時: 2020/10/11 17:08
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
エージェント「アレク!そっちは!?」
アレク「全然ダメだ!」
デオン「同じようにヤスを探してるハチ達にも連絡を取ったけど、未だに見つからないって・・・!」
エージェント達はそれぞれ場所を分担してヤスを探していた。ブラックは言う。
ブラック「本当にどこに行ったんだ?終発のバスももうとっくに出てるし・・・」
デオン「・・・。いい加減に謝ったらどうだ?処刑人」
サクソン(サンソン)「なんだい?」
デオン「とぼけるな!お前がヤスを追い詰めるような言い方をしたんだろうが!」
サクソン(サンソン)「言ってないよ」
デオン「お前が言わなかったら誰が言うんだ!」
エージェント「おいやめろ!二人とも!」
サンソンはエージェントに制されたにも関わらずムッとしてデオンに面と向かいながら言う。
サクソン(サンソン)「なんだいそれ。どっかの男女が追い詰めたんじゃないかい?気付かないうちに」
デオン「私は知らないうちでもそんなこと言わんわ!!」
サクソン(サンソン)「だから、僕達のあのお方にも会えてないんだね」
デオン「おいやめろその話題は!!」
アレク「それにしても誰が言ったんだろ?」
すると、疑問に思った彼らの耳にとある声が聞こえた。それは誰かの歌声で・・・
「OH サタンさまは賢く優しく強く美しい OH サタンさまは可愛いアルルのフィアンセ FU エンドレスハネムーン カーバンクルちゃ〜ん!(以下繰り返し」
五人「」←曲自体はいいがあまりにも酷すぎる歌詞にフリーズ
あまりにも酷すぎる歌詞に五人がフリーズする中でその歌声の持ち主であるサタンが彼らの前に現れた!
サタン「やあやあ、お前達!私の生カラオケで歌った曲はどうだ?ちなみにヤスを出て行かせたのは私では・・・」
五人「お前かあああああーーーーー!!!(スキル&宝具を全て解放させてサタンに大ダメージ」
サタン「ぎゃーーーーーす!!!」
サタンをなんとか捕縛した後はエージェントは言う。
エージェント「とにかく!サタンのことはクルーク経由でアルルに伝えるとして朝までヤスを探さねーとな!」
サクソン(サンソン)「・・・。もう探さなくてなくていいですよ」
アレク「えっ?」
デオン「何言ってるんだよバカ!ヤスのことがバレたら学校を退学にーーーーー」
サクソン(サンソン)「それよりも辛いことがあるし、あったとしたらもう遅いんですよ!・・・なぜに僕の周りには人の気持ちがわからない人ばかりなんでしょうね。本当は僕だって・・・誰か味方がいればあの方を救えたこでしょうに・・・!」
エージェント「・・・!おい、サンソン。もしかして・・・(俺達がわかっていなかっただけで本当は誰よりも、みんなのことをーーーーー」
サクソン(サンソン)「一旦戻りますね!」
エージェント「サンソン!」
一方、ヒメコ達はヤスや彼を探しに行ったほわんを探すが、エージェント達と同じように見つからなかった。
ハッチン「ヤスーーーーー!!!(大絶叫」
ゼオ「ハチ、うるさい!」
アリシア「ヒメコさん、ほわんに連絡は!?」
ヒメコ「さっきからしてるけど、出てないんだよ!?ほわん、ヤスを探すためにスマホの電源切ったな・・・!」
一方、ほわんはヤスを懸命に探していた。無我夢中で・・・!
ほわん「ヤス君・・・!」
一方、旅館で待機するように言われたジャックは部屋で一人物思いにふけっていた。
ジャック(どうして、あの子は泣いたの?わたしのおかあさん(マスター)なのに、わたしがわかってあげたいのに、なんでサーヴァントだとそれがわからないの?)
すると、コンコンとドアの音が鳴る。ジャックはドアを開けようともせずに聞く。
ジャック「誰?」
???「・・・名は言えません。生憎ここに私のマスターが何らかの手違いの弾みで召喚してまして。そのマスターが見つかるまでは真名を名乗らないことを決めていますので」
ジャック「・・・そう。あなたもサーヴァントなんだね」
すると、顔はよく見えないが、赤い髪色のロン毛である男は言う。
???「あなたは初めてのことに戸惑ってますね。自分にはわからないと思っていますから。あなたの〝おかあさん〟に自分の全てを渡さないと、好きでいられないと思っています」
ジャック「なっ・・・!!ち、違うよ!」
???「あなたが今日自分の〝おかあさん〟と一緒にいたのは全て自分の〝おかあさん〟を自覚もなしに恋焦がれたあの少年から遠ざけようとしたためです!自分を好きになってくれるのは〝おかあさん〟だけだと思っていますから!でも、あなたは最初から知っていたはずです!もうあの少年のことは嫌ってはいないんです!」
ジャック「違うよ!」
???「〝おかあさん〟もあなたもあの少年とも一緒にいたいはずです!」
ジャック「思ってなんかない!」
???「ジャック!」
すると、名前を呼ばれたジャックはようやく我に返った。赤色の髪の男は言う。
???「他の人を好きになっても、〝おかあさん〟があなたを大事に思うところは変わりませんよ」
ジャック「・・・。でも、こんなわたしを誰が・・・」
???「怒りますよ?なんで私がここにいると思います?あなたを一番嫌ってるのは、あなたですよ」
ジャックはその言葉にようやく気付いた。自分は生まれる前に堕胎した子供達の集合体だからこそ愛には恵まれないと思っていた。ジャックはそのことをようやく思い出して涙を流したことをドア越しに見抜いた赤色の髪の男は言う。
???「サーヴァントになった以上誰にも好かれなかった自分を、もう許してあげるんです。ジャック」
わたしを許してくれるのは、〝おかあさん〟だけだと思ってた。思ってたのに・・・。
一方、サンソンは一人戻ったがあの時にどうすれば良かったのか悩んでいた。
サクソン(サンソン)「ちょっとキツいこと言いすぎましたね・・・でも、これ以上どうすれば・・・」
すると、とある男とすれ違いさまに声をかけられる。さっきの赤色の髪の騎士の男だ。
???「ここらへん、シャドウサーヴァントが複数出没してますよ」
サクソン(サンソン)「えっ!?でも、僕は・・・」
???「良くも悪くも結局はほっとけないのがあなたなりの優しさでしょうね。だから悩んでる。その優しさから来る強さを自分のマスターや他の人間達やミューモン達に見せつけてあげて下さい」
サクソン(サンソン)「・・・!・・・。ありがとう」
サンソンはそう言った後に再び旅館を出た。騎士の男は言う。
???「さてと。私も霊体化してちょっと召喚者の関係で得た「憑依」のギフトを確かめなくては・・・」
ヤス「ここまで来れば問題ないか・・・」
ヤスは始発のバスを待つためにそのベンチに座っていた。始発のバスは時間がこの時間から長いために来るまでは朝まで待つしかない。ヤスはその罵倒された後に密かに相談していたジョウが言った言葉を思い出していた。
ジョウ『そりゃあひでえな!でも、対等にならないと行けない理由はないけど・・・互いのためにそいつの言葉を覆すように今は頑張らないとほわんにもお前にもいい影響が出るんじゃねーか?』
ヤス「・・・。確かにあんたの言った通りかもな。ジョウ。でも、ほわんはそいつの言う通り俺には似合わないもんな・・・だって俺は不良だからな」
ヤスは手に持っていた缶コーヒーの開け口を見ながら目から透明な粒が溢れていた・・・
ヤス「それはほわんを自分の手で汚したくないから。ほわんには笑って欲しいから。ほわんを巻き込みたくないから」
ヤス「でも、好きなんだ。ごめんな、ほわん」
ヤス「好きだからお前を俺の手で汚したくなかった。好きだからお前には笑ってほしかった。好きだからお前を自分の感情に巻き込みたくなかった・・・だから・・・もう謝るから・・・嫌いになるな・・・」
すると、ヤスにはこれ以上何も言えなかった。なぜなら・・・
彼を見つけたほわんがヤスを背中から抱きしめてくれたからだ・・・
ほわん「嫌いになんかならないよ。嫌いになるわけないよ。ヤス君がそんな苦しんでるたのに気付かなかったうちが悪いよ。うちは今は恋愛のことはわからない・・・けど、たとえ何があってもヤス君と一緒にいれることは幸せだよ・・・!他の人が何を言ってもうちがましゅましゅのみんなと同様に一緒にいたいと思ったのはヤス君だから!」
ほわんの本心からの言葉にヤスが苦しんでいたしがらみから解放され、彼は背中から抱きしめるほわんの手を掴みながら言う。
ヤス「ーーーーーああ・・・ごめんな、ほわん」
すると、それを見ていた人物がニヤリと笑いながら二人を持っていた刃で横切った!黒いオーラを纏った例のシャドーサーヴァントだ!
ヤス「!?なんだ!?」
ほわん「えっ!?この黒い子、どっかで見たような・・・「おかあさん!!」はい!?」
すると、二人を探しに来たジャックがシャドーサーヴァントによる危機に駆けつけた!ジャックは言う。
ジャック「あれはわたしたちだけど、わたしたちじゃない。あのわたしたちは今のわたしたちが倒す。おかあさんの胸元にある令呪を確認して!」
ほわん「えっ!?そんなのどこに・・・」
すると、ほわんは服で隠れた胸元を確認すると、例の令呪が確かにそこにあった!
ほわん「えっ!?」
ジャック「その令呪はブラックの手やエージェントの足にもついてある。大丈夫、おかあさん達には怪我させない。だから・・・」
ジャック「わたしたちが、おかあさんに危害を加えようとした黒いわたしたちを抉り出す!!」
続く・・・!
感想OK