二次創作小説(紙ほか)

アムール☆トリップ(その1) ( No.854 )
日時: 2020/11/24 20:19
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

今回は前回の続き物です。こないだFGOのガチャで蘭陵王さんを手に入られたのですが、めちゃくちゃイケメンですね!
あ、こないだFGOのメインストーリーの第一部無事完結させました!まだやってない人のことを考えてメインストーリーの壮大さは語れませんが!






サクソン(サンソン)「・・・は?」
トリスタン(うげっ見つかりました!!)


偶然にもアムールにやってきたサクソンことサンソンを見てトリスタンは気付かれやしかないかと内心では焦っていた。チャラ王は二人が何らかの関係があったとは知らずにサンソンを出迎えた。


チャラ王「あっ、サクソンさん!あんたもケーキを買いに来たんすか?欲しいケーキとかあるっす?」
サクソン(サンソン)「欲しいもの、ですか・・・そこの長髪の細目男さん」
ルート「えっ?」
リップ「トリスタンちゃんは商品じゃ・・・」


すると、サンソンは完全に気付いたのかトリスタンの首を掴みながら言う。


サクソン(サンソン)「あなた方は剣かギロチン、どちらが良いです?」
リップ「あわわっトリスタンちゃんっ;」
サクソン(サンソン)「あなた、こないだからどこで何をしていたんですか?おかげで聞き込みしたひろし殿にエージェント様とアイオーン殿がキャバクラというところに連れて行かれそうになったんですけど?」
トリスタン「!キャバクラ、とは?」
チャラ王「そういえば、お前キャバクラは知らないんだな;ってことはサクソンさんもサーヴァント!?」
サクソン(サンソン)「(しまった・・・;)さぁ、何のことでしょう?」


すると、リップが兄のワーズを呼ぼうとする!


リップ「ワーズ兄!助けて!トリスタンちゃんが襲われるぅー!」
サクソン(サンソン)「なっ!?」
ワーズ「おいおいうちの家族のトリスタンを襲ってるのは誰だ!?」
トリスタン「さぁ、どうしますか?あなたの本職ならば殺人犯間違いなしですね」
サクソン(サンソン)「女好きの円卓の騎士のくせに真面目気質の処刑人をあなたのマスターと揃って脅かすとは・・・;わかりましたよ隣のレストランにいるエージェント様達を呼んで事情を話します;」
ルート「それで良し!」


そしてサンソンに呼ばれたエージェント達と隣のレストランで合流し、彼らが事情を話す中でほわんはその中での事実に驚いていた。


ほわん「えっ!?トリスタンさんがヒメコちゃんに取り憑いてみんなやサンソンさんを助けたんですか!?その節はありがとうございます!」
ヒメコ「いや、流石に感謝はないでしょ;」
ジャック(迷っていたわたしを動かしてくれたのはこの騎士だったのか・・・)
クルーク「まさかリップ達も知ってたなんて。こんな奇跡のような偶然あるんだねー」


すると、トリスタンはクルークの瞳をじっと見ていた。


クルーク「何?」
トリスタン「あなた、どうやらサーヴァントを引き寄せやすい瞳がありますね。それが見えなくともサーヴァントや人間や人外にも好かれる傾向が・・・」
ハッチン「クルークを離せ!!」


ハッチンがトリスタンからクルークを引き離して守る中で彼は何も気にせずに言う。


トリスタン「あなた、もしやその七三分けのメガネ少年に禁断の恋をしているのでは?」←禁断の恋の話題が好き
ハッチン「ファーッ!!殺すぞトリ野郎!!」
トリスタン「おや、やる気みたいですね」
デオン「ハッチン!お前が敵う相手じゃないから戦いを申し込むな!」


デオンがハッチンを抑える中で彼女もしくは彼は聞く。


デオン「でも、この世界に召喚されてその召喚者とは反りが合わなかった。ならリップを選んだあなたを召喚したのは誰だ?」
トリスタン「・・・。詳しくは知りませんが、確か緑髪で金色のツノを持った方が私やジャックを召喚する魔法陣を伊豆の別々の場所に描いて・・・」
エージェント「あの伊豆のところでもかよっ!?」
ゼオ「でも、サタンは何を考えてるんだ?」
ププル「ボクもそのへんは聞きたいんだけど・・・」
トリスタン「詳しい内容は知りませんが、あの方が自分にマスター適性がないと言っていたので代わりにマスター適性のある人物を探しに来いと言われてアムールを訪れたんです」
アイオーン「それでピンクマジカリニストをトリスタンの主となったわけか」


アイオーンの問いにトリスタンは頷く。あやクルは言う。


あやクル「サタンはサーヴァントについて何か知っている可能性はあるが・・・問題はそれを知る必要がある目的はなんなのかだな」
アミティ「そのへんはアルル達に特攻はできないの?」
リデル「ダメですね。アルルさん達にもサーヴァントの存在を知られるリスクがあります・・・」
シグ「でも、これをロムが知る。そうしたらないらんが起こる」
ラフィーナ「死亡フラグはやめなさい!!でないとロムさんが逮捕されますわよ!!?」


彼らがサタンを訪ねるための作戦会議を考える中でリップママとオペラが来ていた。


リップママ「あら!三人のお友達?はじめましてー!」
クルーク「あ、リップのママさんですか?(ボクのお母さんやシナモン先生同様に見た目若そうだなー;」
ゼオ「あっ。あんた、もしかしてあのベルリン・フィルのホルン奏者のオペラさん?」
オペラ「!そうですが」
ププル「えっ、オペラさん!?リップちゃんのお兄さん、ベルリン・フィルのホルン奏者だったの!?」
ヤス「おい、ベルリン・フィルってなんだ?」
クルーク「ドイツの世界的交響楽団だよー」
ヤス「そうか」


会話が繰り広げる中でリップママは言う。


リップママ「そういえば、アロイジアちゃんは?もうすぐご家族と一緒に来る頃よね?」
オペラ「ああ」
姫子「えっ、オペラさんの結婚のご挨拶にですか?」
リップ「結婚というかデキ婚だね!」
アリシア「えっ!?」
プロキオン「デキ婚ってなんだろう?」
ブラック「オレも知らん」
エージェント「あー、デオ、サクソン!悪いが両家のご挨拶が終わるまでは近くの公園でこいつら小さい子供達やジャックちゃんのお守りをしてくれない?報酬は弾むぜ」
デオン「わかった」
サクソン(サンソン)「わかりました」
ジャック「えっ、わたしも?」


サンソンとデオンが小さい子供達をお守りしに連れて行った後にジャガーは言う。


ジャガー「なあ、オレ達はどうするんだ?」
チャラ王「お前らアムールで臨時の店番を頼んでいいかな?そこのトリ野郎と一緒にな。報酬はアムールのお前らの望みのホールケーキだ」
トリスタン「えっ!私は参加してくれないんですか?」
チャラ王「当たり前だ!ただでさえ、お前はアロイジアさんのことは知らなかったからな。アロイジアさんだってお前のことは知らない!」
トリスタン「・・・。わかりました」
アレク(根は真面目なんだね)


ゼオ達に臨時のアムールの店番を頼んだ後にリップ達は隣のレストランのクレーヴ・ア・ルーヴでアロイジアやその家族を待っていた。オペラの話にリップパパの昔からの親友であるそのレストランの現男性オーナーシェフの高柳凱里ことカイリも驚いていた。

アムール☆トリップ(その2) ( No.855 )
日時: 2020/11/24 20:22
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

カイリ「へー。うちを予約したいって言うから快く了承したけどオペラ君、まさかこんなことになってたとは!でも、俺はリップちゃんとちーに子供ができたって言うのが一番面白かったなー」
リップパパ「やっぱりそうか」
チャラ王「おいなんでそうなる!!?」
リップ「オペラ兄、そろそろ来る?」
オペラ「今向かってるって言うけどなー・・・」


すると、入店の鈴がカランカランと鳴った!カイリが見渡すが・・・


カイリ「すいません、今日は貸し切りなんで・・・」


すると、カイリは驚いていた。その入ってきた人物は豪華そうで清楚な高潔の雰囲気を纏った見た目は若そうな美男美女夫婦とその優しげで控えめだが顔立ちはその夫婦の娘さんらしく整ったスタイルのいい美人。カイリがその美男美女夫婦とその美人の娘のあまりの美しさに思わず見惚れてしまうが、オペラが声をかけた。


オペラ「アロイジア!」
アロイジア「オペラ君!」
カイリ「って、えっ!!?こんなに可愛い女の子がぁ!!?」
リップ「アロイジアさん、お久しぶりですー!」


一方、アムールで臨時の店番をしていたトリスタン達はその端正な接客でお客さんから好評を博し、アムールのパティシエで期待の新人作曲家の乃木沢がケーキを作っていた時になんとなくそれを憧憬しながら見ていた。


乃木沢「うわー、モテるなー彼ら」
春海「一部怖そうなヤンキーがいるけど、まあ接客には慣れたそうなのをしてるしいいんじゃない?」
あやクル「このブリオッシュ、ちょっと甘さが強すぎだ。もうちょっと薄味にしろ」
シャルアン「すっ、すいません!」
乃木沢「って、なんであんたキッチンの方にいるんだ!?接客してたんじゃねーのか!!?」
あやクル「ここのキッチンは私に任せるとチャラ王に言われてな。それでケーキや菓子パンなどを作ったんだ(指差す方には作った☆5のケーキや菓子パンがぞろぞろたくさん」
春海「すごい!完璧よ!」
シャルアン「でしょ!?彼、すごいよ!」
あやクル「いや、まだまだ足りないものがあるんだ・・・」
乃木沢「なんだ?」
あやクル「ケーキに使う飴細工。写真も撮ってるけど、なかなか理想には追いつけてなくてな」
乃木沢「どれ?ってもう見た目も美味しそうだし完璧じゃねーか!!」
春海「ホント高レベル・・・!」


乃木沢達が飴細工を教えてとあやクルにねだる中でアムールにとある来客があった。クルークが掛け声をする。


クルーク「いらっしゃいませー!・・・ん?」
???「あっ!クルーク君か?こんなところで手伝いしていたのか?」
クルーク「メロ伯父さん!?」
アレク「クルーク、この人は誰だい?」
クルーク「ボクの伯父さんでうちのお母さんの姉の旦那さんのメロ伯父さんだよ」
ハッチン(伯父さん?)
ラフィーナ「仕事はどうしましたの?確かクルークが言うには今日は出張だって聞きましたけど」
ヒメコ「出張?大手会社の敏腕部長ってこと?」
クルーク「少し違うよ。メロ伯父さんは世界的にも有名な楽器製作会社の「Y&M」の敏腕社長なんだよ」
エージェント「はっ!!?あの世界的にも有名なあの「Y&M」の敏腕社長!!?」
ほわん「クルーク君の伯父さん、アルカレやアイオーンさんとアイレーンさんの家同様に超大金持ちなんだねー!」
クルーク「いや、オンレン兄妹の実家はアルカレを最早総資産が軽く超えてるよ」
ほわん「あっ、そっか!」
メロ「あれ?クルーク君の友達かい?じゃあ、今夜一晩付き合わないかい?」
ほわんΣ(・ω・)えっ!?
クルーク「そしてメロ伯父さんは奥さんであるボクの伯母さんと子供二人いるのに大の女好きだ;メロ伯父さん、やめた方がいいよ;でないと・・・」


すると、ヤスが終始こめかみを浮かんだままメロ伯父さんの肩をポンと押し・・・






ヤス(^ω^#)上等だ
メロ「」






その直後にヤスはメロをアムールの建物裏に連れ出してそこから打撲音と叫び声が響き渡った中でゼオは言う。


ゼオ「流石ヤスは強いな」
エージェント(あー、母方の伯父さんの方が世界的に有名な超大手楽器製作会社だからクルークはピアノが弾けたのか・・・)


そしてヤスがケチャップまみれのメロ(だったもの)をアムールに戻した後にトリスタンは言う。


トリスタン「あなた、禁断の恋に手をつけようとしたんですね。私はそういうのが好きです。ちょうど私の主の親友がその主の妻と不倫をしてましてね、私も過去にそういったことに・・・」
ププル「トリスタンさん!?もうやめたげて!!?チャラ王君が聞いたら怒っちゃう!!」
ゼオ「・・・なあ、トリスタンの話って・・・」
クルーク「うん。アーサー王伝説のブリテン崩壊の原因の逸話やそれに関連するトリスタンとイゾルテの逸話だよね・・・」


クルークは気を取り直してメロ伯父さんに聞く。


クルーク「それでメロ伯父さんはここに何しにきたんだい?」
メロ「出張が終わった帰りに前の愛人の女性が包丁持って来たんだ。だからしばらくの私のかみさんの耳に届く前に避難したんだ」
アミティ「メロ伯父さん、それはまずいんじゃん!!」
トリスタン「ブリテン崩壊の原因の話を聞いた時は驚きましたねえ・・・まさかかの王の親友であるサー・ランスロットの王妃との不倫がアグラウェイン卿らにバレたとは・・・」
エージェント「トリスタン!!そんなこと大声で言わんでも!!」
メロ「アグラウェインとは?」
クルーク「今のは聞かなかったことに!」


すると、メロがその隙にアムールのキッチンに上がり込んだ!


ラフィーナ「あっ、こらっ!」
メロ「しばらく前の愛人が諦めるまでここに匿うから来たら後はよろしく!」
リデル「メロ伯父さん!」


メロ伯父さんがキッチンの方に隠れた後にクルークはメロ伯父さんの行動に呆れたようだったがトリスタン達に謝った。


クルーク「トリスタン、ごめんね。リップパパにもキミから説明して;」
トリスタン「わかりました。それぐらいならお安い御用です」
ジャガー「でも、リップ達が帰って来たらどうするんだろうな?」


すると、アムールに来客があった。アムールのケーキを買いに来たBVLだ。


アイレーン「お邪魔するのだ!って、クルークとお兄ちゃまのウェイター姿なのだ!?ウェイターウェイター!!(大興奮」
ペイペイン「落ち着いてくださいませアイレーン様;んで、どうしてあなた方はこんなケーキ屋に?」
エージェント「今ここの店長達がなんか両家の挨拶とかで隣のレストランにいるよ。多分ケーキはまた美味くなるよ」
ハンドレッコ「また美味くなるのかい!?あれ、その男もしかして・・・」


すると、トリスタンがハンドレッコの手を握りながら声をかけた。


トリスタン「お美しいですね。できればぜひ私と一晩を・・・」
ヤス「クルークの伯父さん同様にナンパするんじゃねえええええー!!!(トリスタンに鉄拳」
トリスタン「ごんべぇっふ!!!」


トリスタンが一旦倒れた後にハンドレッコは何かに気付いてエージェントに言う。


ハンドレッコ「やっぱりその男、サーヴァントだったんだね。アタイ、本物を見た時はマジでびっくりしたよ。んで、マスターはやっぱりあんた?」
エージェント「違う。トリスタンはリップのサーヴァントだ」
ペイペイン「えっ!!?彼女が!?」
アイレーン「ちょっと意外だったのだ・・・あいつ、吸血鬼化みたいなのしても強いと聞いたが」


すると、誰かがアイレーンの肩を叩いた。BVLの声を聞きつけたメロだ。


メロ「おや?私はもっと強いと聞いたぞー?アイレーンさん、私とぜひ今夜一晩を・・・」
アイレーン「ペイペイン!やるのだ!」
ペイペイン「かしこまりましたアイレーン様!!」
クルーク「ちょっ店ん中で刃傷沙汰はやめて!!?ここの店の評判が・・・」


すると、カランカランの音と一緒に誰かが入店した。その人物は言いかけたクルークの肩を叩いた。


クルーク「えっ!?」
???「楽しそうねメロさん?」
メロ「!!?この声まさか・・・;」






クルーク「ヨゼファー伯母さん!」
メロ「よっ、ヨゼファー!!?」
ヨゼファー「久しぶりねあなたv(目が全く笑っていない」






なんと入ってきたのはメロの妻でクルークの母方の伯母さんでもあるヨゼファーだった!(爆弾投下)メロは逃走するが、ヨゼファーはすごい鬼の形相をしてその後を追いかけた!


シグ「あとは見ない方がいい」
ハッチン「そうだな;見ねー方がよかったかもな・・・;ファーッ・・・;」


一方、リップ達は両家の挨拶の時間でカイリが作って来られた美味しい料理での食事の最中にルートは言う。


ルート「今日はマドレーヌはいないのか?」
リップ「マドレーヌ、好きな歌のレッスンやトランペットのレッスンで忙しいみたいだよ。なんでもその教室の二つとも出場する演奏会やトランペット教室の方は大きなコンクールがあるから出場するんだって。来なくていいって言われたけどアロイジアさんももし日本にいるなら一緒に応援に行こうと思って・・・」
アロイジア「えっ、本当!?私、オペラ君のホルンと同様にマドレーヌちゃんのトランペットの音色大好きv!」
リップ「あははっ」


一方、アムールでは臨時の店番でいつもよりもお客さんが来て大忙しだった。アムールはいつもなら夜の9時に閉店だが、この日の閉店時間は夕方の5時だった。


エージェント「ああ、忙しい忙しい」
ほわん「クルーク君の母方の伯母さん一家、今子供が二人とも来てリップパパから許可をもらって部屋で話し合ってるみたいだけど大丈夫かな?」
アイオーン「だが、その子供の男はお前よりも年上でかなりの眉目秀麗だな・・・」
クルーク「ジャニーズみたいって言いたいわけだね;」


すると、誰かがアムールに帰って来た。マドレーヌだ。


マドレーヌ「ただいまー。って、あれ?トリスタンさん、あの人達誰?」
トリスタン「今臨時の店番に来てる人達ですよ。今リップ達なら隣のレストランに行ってますからあなたも身体が寒いでしょうから身体を温めた後に行きなさい」
マドレーヌ「いや、いいよ。今忙しいし。学校の宿題もしないとだし」
トリスタン「その宿題は二日後の予定では・・・行きましたね。ごめんなさい。リップの妹のマドレーヌはちょっと人見知りでしてまだあなた方や私には慣れてないんですよ。それにちょっと大人びて来てますし・・・」
クルーク「・・・」


クルークは臨時の店番の休憩が入った後にアムール内のリップ達の家に入ってとある部屋を訪ねた。それはマドレーヌの部屋だ。


クルーク「マドレーヌちゃん。入っていいかい?」
マドレーヌ「うん」


すると、クルークが部屋に入るとそこには可愛らしい部屋の雰囲気と床下には歌とトランペットの楽譜だらけだった。どうやら二つは本気だったらしい。


クルーク「マドレーヌちゃん」
マドレーヌ「何?」
クルーク「マドレーヌちゃんはすごいんだって?歌も上手いし、トランペットも上手いし、勉強も割とできるし、運動も器用にこなせるんだって?」
マドレーヌ「うん」
クルーク「でも、そんなに頑張らなくていいんだ。もう十分頑張ってる。そろそろ素直になった方がいいんじゃないかい?オペラさんの結婚とかさ」
マドレーヌ「・・・」
クルーク「黙ってるならなんでリップ達のところにも行かないんだい?トリスタン、寂しそうにしてたよ。トリスタンに聞いたけど、キミ、アロイジアさんやおぼろちゃんにも同じような態度を取ったじゃないか。なんでまだ小さな子供なのに大人びてるんだい?トリスタン達のことは嫌いなのかい?」


クルークの問いにマドレーヌはシャーペンの芯を折らせてそれにすごい剣幕で答えた!


マドレーヌ「何言ってんのよ!大好きに決まってるじゃない!」
クルーク「えっ・・・」


マドレーヌは思わず気付いて冷静になった。しかし、依然として顔真っ赤のままだ。クルークはそれに気付いて言う。


クルーク「じゃあ、もしかして隣のレストランに行かない理由も・・・」
マドレーヌ「・・・アロイジアさんに元気な子供が生まれて欲しいと思うのよ。まだ子供のあたしが行ったらアロイジアさんにも迷惑がかかると思って。あたしが生まれた時はリップ姉達も泣くほど嬉しかったってママから聞いたから。ちー兄たまもあたしを可愛がってくれてるし。だから、なるべくリップ姉達の負担にはならないようにしてるんだよ」
クルーク「そうだったのか・・・それなら早く言えばよかったのに・・・」
マドレーヌ「あたしは演奏会やトランペットのコンクールがあるからいいの!」
クルーク「トランペットのコンクール?」
マドレーヌ「国内で開催されるシュヴァルツトランペットコンクール」
クルーク「それ、結構規模がでかいから注目されてる最近新設されたトランペットのコンクールじゃないか!でも、そんなに根詰めなくてもいいのに」
マドレーヌ「だから、あたしはーーーーー「おや?」


すると、窓際から誰かが現れた。二人のやりとりを見てニヤニヤしている王ドラだ。


クルーク「ワッ、王ドラ!!?」
王ドラ「クルークさん、案外モテるのにもうこんなまだ幼い女の子を誘ってるんですね〜」
クルーク「違う!そんなつもりじゃ・・・」
王ドラ「マドレーヌさんとおっしゃいました?トランペットのコンクールも大事ですが、今はたまには身体を休めて下さい。身体を休むことは練習のうちにも入りますからね。アムールで食べますからチャオ☆」


王ドラが立ち去った後にマドレーヌは聞く。


マドレーヌ「誰あの綺麗な女の人?」
クルーク「いや、あいつは美少女顔をしてるけど男だよ;」
マドレーヌ「えっ」


子供は綺麗で可愛い女性が好きそうですね。

アムール☆トリップ(その3) ( No.856 )
日時: 2020/11/24 20:24
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

ゼオ「・・・ったく、子供なら子供らしく振る舞えばよかったものの。肝心な時に素直じゃない妹だな」


ゼオは事前に入れていたひみつ道具のスパイセットでクルークにマドレーヌが危害を加えないかは監視していたが、それではなかったことだとわかって安堵したのと同時にトリスタンに聞く。


ゼオ「だそうだが、このあとはどうする?円卓の騎士トリスタン」
トリスタン「・・・」


一方、アムールの近くの街にはとあるカップルとシマリス姿でついて来た式神が歩いていた。ツーストとあいり、クロスだ。


ツースト「アムールでケーキ買えねーかな?ジャンちゃんのショコラトリー店、今日休みみたいだし」
あいり「(ツーストがよく行くあのオネエショコラティエのショコラトリーの店ですわね・・・)そうですわね」
クロス「よし、予約するから待ってろ」←最近ようやくスマホの使い方を覚えた
あいり「ん?」


すると、あいりは話し声が聞こえた。それは自分達とは違うとあるカップルそうな声だが、何やらそのカップルらしき人物が何か企んでそうな声が聞こえた。


あいり(?何かを企んだ声が聞こえますわ。遠いのでよく聞こえませんが・・・)
ツースト「あいり?」
あいり「ごめんなさい、今行きますわ!」


一方、アムールではクロスによる今日最後の予約の電話を承った。電話を応対したトリスタンはキッチンに言う。


トリスタン「みなさん!今日最後のケーキの予約です。最後だからって気を抜かないように!」
キッチン班全員「OK!今作ります!」


ゼオ達はようやく接客が終わることに安堵していた。


ゼオ「あー、これで最後の予約は終わったな」
春海「みんなお疲れ様。今日最後の前に内緒でオシャレなチョコケーキを作ったわよ!」
ハッチン「わっ!すげぇ!」
ほわん「美味しそうなチョコケーキ!」
ヒメコ「じゃ、まずはあたしからーーーーー」


すると、ヒメコが取ろうとしていたケーキの分を誰かに取られていた!


ヒメコ「あっ!ゼオ!あたしのチョコケーキを食べるなー!!」
サクソン(サンソン)「もぐもぐもぐもぐもぐもぐ(ry」
ヒメコ「って、ゼオじゃない!!?」
エージェント「ああ、おかえり」
デオン「私のマスターを含め小さな子供達を守る任務、完了した!」
サクソン(サンソン)「それとヒメコ嬢。いつも食べるのがゼオ殿とは限りませんよゼオ殿に謝りなさい!」
ヒメコ「うぐっ・・・;ごめん・・・ゼオ」
ゼオ「いや、いい(冷蔵庫にあった残されたケーキをもぐもぐ」
ヒメコ「やっぱり食べてるじゃないの!!」


すると、ヤスが冷蔵庫の中身を見て何かに気付いた。


ヤス「おい、紅茶用の袋は?」
乃木沢「えっ!おかしいな確かにあったはずなのに・・・」
王ドラ「それもそのはず、私が飲んでますからね(冷蔵庫から密かに出した紅茶をズズーっ」
アリシア「あっ、王ドラ!?」


密かにアムールに現れた彼に一同全員が驚く中でシャルアンに聞く。


シャルアン「あなた、最後のお客さん?」
王ドラ「そうです」
ラフィーナ「あなた、何しに来ましたの?」
王ドラ「ちょうど最近多発する詐欺師のカップルの指名手配書写真をアムールに見せてやってくれとキッドに頼まれましてね・・・」


すると、トリスタンがラフィーナにスキンシップを図りながら聞いた。


トリスタン「レディ・ラフィーナ嬢、そのレディは誰ですか?」
ラフィーナ「きゃっ、トリスタンさん!!」
王ドラ「ザ・ドラえもんズの一員でドラケロ防衛隊メンバーの王ドラですが」
トリスタン「レディ・ワンと言いますか。もしや、あなたが私をじーっと見るってことはもしかして私に一目惚れですか・・・!」
王ドラ「してませんよ」
トリスタン「そのように照れなくても、女性ならば見れば誰もが私にーーーーー」


すると、トリスタンが王ドラの胸に触るが、彼には女性特有の胸の膨らみはない。トリスタンはそれに気付いた時に顔を青ざめた。


トリスタン「ペ、ペディヴィエール卿!?」
王ドラ「失礼ですが、誰のことを言っていて私のどこを触ってんですか?(^ω^#)」
エージェント「王ドラ、落ち着け!アムールを壊されたら困る!!」


王ドラから引き離されたトリスタンが気付いた性別に落胆した中でツースト達が入って来た。


ツースト「おーい、ケーキを買いに来たぞ」
乃木沢「あっ、いらっしゃいませー!」
トリスタン「今度はちゃんとレディかどうか・・・!?」


すると、トリスタンがあいりを見た瞬間に驚いた。彼女に何を感じていたのかーーーーー


あいり「?・・・?」
トリスタン「・・・いえ、失礼しましたレディ」


一方、リップ達は全てのメニューを食した後にアロイジアママは娘を妊娠させた相手のオペラ達に言う。


アロイジアママ「・・・私達は今まで娘のことについては何も言いませんでした。でも・・・今言います」
オペラ「!(やっぱ怒るかな?大事な一人娘だもんな・・・」


すると、アロイジアママが正座をしながら頭を深々と下げた!


オペラ「えっ、アロイジアのお母さん・・・!?」
アロイジアママ「娘はこの通り私達がちょっと大事にしすぎたせいで世の中に対して世間知らずでした。結婚相手が決められないのなら私達で用意するつもりでしたが、まさか娘が自分で結婚前提の相手が出来るとは。まあ、妊娠は予想外でしたが、こちらとしてもそれなら娘をそちらにお嫁に行かせるためにこちらとしてもできるだけ助力しますので。オペラさん、娘をよろしくお願いします」
オペラ「は、はい!お義母さん!」
アロイジア「ママ、ありがとう!パパは・・・?」
アロイジアパパ「あ。アロイジアはどういうわけか私に似てまして、結婚はできないのではないかと心配しましたが、そちらの妹さんのこともちゃんと想ってるなら心配はない!娘をよろしくお願いします!」
リップパパ「あ、ありがとうございます!」


リップパパがリップママと共に彼らに頭を下げる中でその場にいた一寸子姿のモイモイことおぼろは言う。


おぼろ(モイモイ)「あの夫婦、厳しそうだったけどそうじゃなくてよかったね」
リップ「しっ!おぼろちゃん!」


すると、レストランに誰かが入って来た!カイリが必死に引き止めようとしたのだが・・・


カイリ「困ります!今は貸し切りでして・・・」
女「うるさいわね!私はオペラ君の子を妊娠してるの!」
オペラ「!?」
ルート「えっ!?」


すると、そのオペラの子を妊娠したという女が男を連れてレストランに入って来た!もちろんお腹には膨らみもある。


オペラ「誰!?」
女「私よ!オペラ君がベルリンの夜の街に行った時に妊娠したのよ!」
男「うちの妹を妊娠させた恨みを晴らしてやるからな!」
エクレア「そんな・・・!」


すると、アロイジアママがその二人とオペラの間に割って入って来た!アロイジアママは言う。


アロイジアママ「オペラ君は夜はホルンの自主練習してるってアロイジアが言ってるから夜の街になんか行かないわよ」
女「嘘よ!私は確かにあの時オペラ君の子を妊娠したのよ!」
アロイジアママ「・・・」


すると、アロイジアママが何かを察したのかこれを言い出した!


アロイジアママ「わかったわ。じゃあ、そのお腹の子のDNA鑑定でもする?」
二人「ゑ?」
アロイジアママ「知ってるかしら?DNA鑑定は子供が生まれる前でもできるんですって。それがオペラ君の子じゃなかったら、こちらとしても訴えることはできるけど?ほら、私は外国要人のドイツの現役バリバリの政治家だから」
チャラ王(策士!!)
ワーズ(頭の回転が速い!でも・・・)


その場にいた全員に白けた目で見られた何かオロオロしている二人は逃げ出そうとした!


チャラ王「あっ!待て!」


すると、それを読み切ったかのように逃げようとした先に王ドラ達が指名手配書を持ちながら現れた!そう、その詐欺師カップルの指名手配書の写真にはその男と女が写っていた!


王ドラ「あなた達、ここでも随分とやらかそうとしてくれたじゃないですか。あいりさん、この二人で間違いないですか?」
あいり「間違いないですわ。だって私はこの二人の会話を聞きましたわ。「俺の子にはオペラさんの子を妊娠したということにしてアムールを陥れて慰謝料をたっぷりもらおう」って」
詐欺師カップルの男「ク、クソォ!!こうなったら・・・!!」


すると、詐欺師カップルの男が偶然その場にいたマドレーヌを人質に取った!


トリスタン「マドレーヌ!!」
詐欺師カップルの女「逃走用の車を用意しな!さもないとこのクソガキ殺すよ!?」
アロイジア「マドレーヌちゃん!!」


すると、アロイジアがマドレーヌを助けようとして妊婦であるにも関わらず詐欺師カップルに立ち向かおうとしたところを他の男子組に止められるが・・・


サクソン(サンソン)「待ちなさい!あなたすでに妊婦でしょう!?だから・・・!」
アロイジア「それでも助けに行くの!!マドレーヌちゃん!!」
マドレーヌ「アロイジアさん・・・!!」


しかしアロイジアが妊婦であることを知っていたマドレーヌは意を決して詐欺師カップルにその身を捧げようとした!


マドレーヌ「・・・いいよ。あたしを殺しても」
アロイジア「マドレーヌちゃん!!」
詐欺師カップルの男「ほぅー、ガキでも空気を読むことはあるんだな。ならばこのナイフで「マドレーヌ!!」


すると、クルークがマドレーヌに大声で説得した!


クルーク「こんな時は強がっちゃダメだよ!小さい子供なら助けて欲しいなら「助けて」って言え!マドレーヌは強がりすぎなんだよ!人よりも我慢なんかしないでよ!」


クルークの説得にマドレーヌは助けを求める勇気を出そうとした!


マドレーヌ「あ・・・あたし、はーーーーー・・・助けて!!」


マドレーヌの助けを求める声にクルークはにっと笑いながら言う。


クルーク「よくできました!ネブラ!」


すると、クルークの魔法が詐欺師カップルの男が持っていたナイフに見事当たり、その隙にマドレーヌはリップ達のところに逃げ出した!


マドレーヌ「リップ姉!」
リップ「マドレーヌ!」
詐欺師カップルの女「クソォこの七三メガネ!!あんたからぶち殺す!!」


すると、とある矢が詐欺師カップルが拾ったナイフを目掛けて撃つ!それを撃ったのはハープを改造した弓矢を持ったトリスタンだ。


トリスタン「ほう、この少年を殺すというのですか。ならば私がその少年を守りますからやってみなさい!」
詐欺師カップルの男「な、なんだお前・・・!!?」


すると、とあるナイフが詐欺師カップルの男の首に突き立てた!ジャックのナイフだ。


ジャック「うん。ナイフの扱いは二人とも素人だね」
詐欺師カップルの女「!!?何よあんた!!その手を・・・」


すると、詐欺師カップルの女の首を突き立てた人物がいた。サンソンだ!


サクソン(サンソン)「生憎僕は前は罪人の首をはねる仕事をしてまして、今なら痛みもなく死ねると思いますが」
デオン「流石わかってるじゃないかサクソン」
アレク「よーし、クルークを守るために僕も殺ろう!」
詐欺師カップル「!!?」


すると、他の全員も武器やスキルを構えてその中心にいたアイレーンは言う。


アイレーン「貴様ら私のフィアンセに手をつけようだなんていい度胸なのだ・・・」
詐欺師カップル「あわわわわわわ・・・;」


すると、詐欺師カップルが逃げ出そうとしたが、そこにはようやく話し合いを終えたクルークの母方のヨゼファー伯母一家がやってきた!


ヨゼファー「本当にろくなことしないんだから・・・ん?」


すると、詐欺師カップルがナイフを持って逃げようとしたところをヨゼファーが見たために彼女は思わず驚いて叫び声と共に詐欺師カップルを殴りつけた!


アミティ「すごい!流石クルークの伯母さん!」
エージェント「よっ、姐さん女房ーーーーー!」
ブラック「何だそれ?」


そして詐欺師カップルが王ドラが事前に通報して駆けつけたキッド達警察に逮捕された後にマドレーヌはその場にいた全員に謝る。

アムール☆トリップ(その4) ( No.857 )
日時: 2020/11/24 20:28
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

マドレーヌ「ク、クルーク君、み、みんな、ありがとう。でもごめんなさい・・・あの時にアロイジアさんが妊娠中なのに傷つけられると思って、だから・・・」


すると、アロイジアがマドレーヌを優しく抱きしめた。マドレーヌがちょっと戸惑う中でアロイジアは言う。


アロイジア「私ね、マドレーヌちゃんのことも家族だと思ってる。だから、自分の命が失うよりもマドレーヌちゃんが殺されることが怖かったの。オペラ君やリップちゃんも同じ想いよ。だから、気を遣わなくていいの。これからは家族になるんだしね」
マドレーヌ「アロイジアさん・・・!」


涙を流すマドレーヌの頭をトリスタンがポンと撫でた。トリスタンは言う。


トリスタン「ということは私やレディ・おぼろ嬢も家族ですよね?」
マドレーヌ「トリスタンさん。そんなんじゃ・・・うん」


すると、メロ伯父さんが手を名乗りあげた。


メロ「おーい。いいかい?」
クルーク「どうしたのメロ伯父さん」
メロ「なんか和解はしていたみたいだし、エクレアちゃん、リップちゃん、ルートちゃん、このあとは私とお茶しに行かないかい?」
リップ「うん却下」
ルート「同じく却下」
エクレア「私、遠距離恋愛中の恋人がいるので」
メロ「ガン!!じゃあ、デオちゃんだけでも・・・」


すると、メロ伯父さんをヨゼファーが持ってきたハンマーで殴った!ヨゼファーはとある事実を言いながら涙ぐんで言う。


ヨゼファー「この期に及んでまだナンパする気!!?あのね今の「Y&M」が世界的トップ楽器メーカーに上り詰めたのは私の経営術のおかげでもあるんだからね!!?それでも三人目の子を妊娠を機に今度こそ心を入れ替えて仕事に専念できたと思って・・・!三人目の子が生まれたらまた家族みんなで暮らせると思って・・・!離れてても耐えてきたのに・・・!!」
メロ「ヨ、ヨゼファー・・・;」


なんとヨゼファー伯母さんは三人目の子を妊娠していたのだ!(爆弾投下)三人目の子を妊娠中の妻をほっといてほわんを口説いたことを知ったヒメコは驚く!


ヒメコ「えっ、ヨゼファーさん、三人目を妊娠中なの!!?あんた、それなのにほわんを口説いたんだ!!?どんだけ女たらし系のクズなの!!」
メロ「いや、そうじゃなくてな・・・;」
ヨゼファー「もういいわ・・・どれだけ妊娠したとしてもあんたの心は腐りきってるということが判明したわ・・・こうなったら覚悟しておくことね・・・!!」


すると、ヨゼファーは緑の紙ではなく、とある仕事という名のオシオキを突きつけた!


ヨゼファー「あなたは今日からとある楽器販売のために一人外国に送ります!!もちろんナンパしたらバリバリと雷が降る魔法の腕輪付きで!!」
メロ「えっ!!そんなーーーーー!!!」
ヨゼファー「じゃあ、クルーク君。またね!ではお騒がせしましたーv」


メロ伯父さんの助けを求める叫び声が聞こえながらクルークの伯母夫婦は立ち去った後にクルークの伯母夫婦の息子であるジャニーズ系の可愛い系のイケメンであるクリストファーが言う!


クリストファー「あの、うちのお母さん、いつもあんな調子だから怖がらないでね?」
チャラ王「なんかジャニーズ系のイケメンが光ってるーーーーー!!?」


すると、クルークの伯母夫婦の娘である幼女のルリアがマドレーヌやアリシア達に声をかけた。


ルリア「あの、マドレーヌちゃん、みんな、書道には興味あるかな・・・?」
マドレーヌ「!興味あるよ!アリシアちゃん達は・・・?」
アリシア「そういえば、みんなあんまりしてないかも。姫子は一度だけしたことあったよね?」
姫子「一度だけならですわよ;」
ルリア「本当?ちょっと見てくれないかな・・・?」


マドレーヌやアリシア達がルリアの書道のハイレベルな腕前を見て称賛する中でこれを見ていたエージェントは言う。


エージェント「・・・あっちはあっちで和やかになってるけど、クルークの伯母さん夫婦は離婚して慰謝料の方がマシに見えてくるな」
クルーク「うん;エージェント、みんなごめんね・・・;」
ツースト「えっ!!?あの世界的トップの楽器メーカーの社長夫婦、クルークの伯母夫婦だったのか!!?」
あいり「気付くのが遅いですわー!!!」←一目見て気付いたらしい


そしてその深夜、ヴェルサイユでのツーストの別荘。ツーストとあいりは今夜のラウンドを終えた後にあいりは服を着てとある人物に手書きの手紙である「チョコヴァイオリン通信」を書いていた。






「あいりからの手紙、チョコヴァイオリン通信」
モーさんへ。
お元気ですか?私は相変わらず元気ですわ。今日はリップちゃんのお父様の店やレストランで大分ドタバタしてましたけど、知らないうちになんとか収まってくれてよかったですわ。その後にみんなで食べたカイリさんが特別に作ってくれた心づくしの料理はモーさんのと同様にとても美味しかったです。また日が過ぎたら手紙を書きますわ。
あいりより。






???「・・・写真付きとはなかなかやるじゃねえか」


一方、神戸の街のはずれにある月島家所有の別荘ではモーさんと呼ばれた人物がそのチョコヴァイオリン通信を読んでいた。モーさんはあいりが時折手紙で送るチョコヴァイオリン通信が楽しみらしい。


???「ん?」






チョコヴァイオリン通信「ps.そういえば、トリスタンっていう方が私を見て何か驚いたような顔をしてますが何か存知ですか?存知でないのならいいですわ」






???「・・・トリスタンって・・・かの父上にかつて仕えてある言葉を残して円卓から去っていったトリ野郎・・・?」


モーさんと呼ばれた人物はトリスタンについて何か知っていた。その人物があいり達と再び会ってサーヴァントだと判明されるのはまだ先のお話・・・。


FIN






「後書き」


今回はオールスターズでした!まさかオールスターズでここまで長くなるとは・・・;
モーさんと呼ばれる人物の正体に気付いた方はそれは置いとくとしてその人物は近々登場させる予定です。
カービィのスターアライズを買うためにスイッチを買うために立ち寄りましたがことごとく売り切ればかりで未だ買えませんが、なんとかは買ってプレイします;






長かった・・・;感想OK