二次創作小説(紙ほか)
- やって来たのは少女剣士さま!?(その1) ( No.860 )
- 日時: 2020/12/31 21:38
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
今回は今年最後の小説としてあの〝モーさん〟がツーあいが住むフランスのヴェルサイユに襲来!
〝モーさん〟で何かに気付いた方もちらほらいたり。
とある日の夜の静まり返った神戸の街。その学校の月宮学院の高等部3年生の雫石みくるはとある人物を見かけた。その人物にみくるは声をかけた。
みくる「!モーさん、お疲れさんだな」
モーさん「ああ、みくる、久しぶりだな。室内楽のコンクール、準優勝で残念だったな」
みくる「だが、お前の作ったヴァイオリンでやってよかったよ」
モーさん「あ、そういえば、あいりは元気か?あおいもイギリスで勉強してるみたいだし、せめてオレがフランスまでヴァイオリンを持って行って・・・」
みくる「ああ、その必要はない。あいりは今フランスのヴェルサイユで恋人と同棲中だからな。お前、まだ聞いてないのか?」
モーさん「・・・は?あいりに、恋人ができたのか・・・?」
その翌日、雨季は王ドラを呼び出してお茶会をしていた。もちろん王ドラが知っている雨季の秘密の話題も含めて。
雨季「どう、王ドラ。クルーク達、今は仲間も含めて賑やかに過ごしてるって?」
王ドラ「うーん、一部はアレは仲間というよりかは・・・」
雨季「あんた、何かされたの?」
王ドラ(擬人化であの騎士風の男にセクハラ紛いなことされたなんて言えません・・・)
雨季「まあいいわ、ところで。今朝方、うちの実家絡みの関係者の情報提供者がやられたわ」
王ドラ「!」
雨季「うちの家業も含めて追ってるあの組織・・・「秘密警察」の締め付けがさらに厳しくなってるわ。用心しなさいよ王ドラ。監視の目だっていつどこにあるかはわからないわ。私達と同じように青の吸血鬼一族を追ってる「秘密警察」は手強いわよ・・・」
一方、サウンドワールドのMIDICTIY。とある軍装の集団がとある中年風のミューモンの男を取り囲んでいた。
中年風のミューモンの男「な、何の用だお前らは!?」
軍装の男「世界保安局だ。ジミー・ミリヤードだな?貴様を裏社会容疑で連行する」
ミリヤード「う、裏社会容疑!?何の話だ!?ちょっ、おい!?やめろ離せ・・・「ドスッ」
軍装の男「黙ってろ弁明は庁舎の方で聞く」
そのミリヤードが軍装の男に連れて行かれた後にそれを目撃していたヤイバは自慢げにそのことをクロウ達に話していた。
ヤイバ「ーーーーーってことが故に今朝あったのだ!アレが噂の秘密警察か!拙者、初めて秘密警察のレジェンド・オブ・逮捕劇を目撃したぞ!」
レトリー「何で目がキラキラしてるの;」
クロウ「連れて行かれたやつ、ヤクザに役所の書類横流ししてたそうだぜ」
あいり「悪い方ですわねー」
ゼオ「あーあ、どうせなら双循が連行されればよかったのにな」
ププル「こらっ;」
すると、彼らに誰かが見かけて声をかけた。金城景吾だ。
金城「アレは捕まったとしても脱走するぞ」
ヤイバ「あっ、金城」
あいり「おはようございます、金城さん」
金城「あ、そういえば、月島姉。今朝タクト経由で雫石から聞いたんだが。お前、神戸にいた頃の遊び相手の旧友にツーストのことは言ってないんだって?」
あいり「・・・。そうでしたわ、手紙を時々出してますのに忘れてましたわ!」
クロウ「えっ、旧友!?」
ヤイバ「それは故に気になるな。どんな人物だ?」
あいり(そうでしたわ、前の戦いのことも手紙にも書いたのにツーストに関して言ってませんわ;それでバタバタしてましたから・・・)
ヤイバ「あいり。神戸に行きたいから遊び相手とはどんな人物だ?」
クロウ「ヤイバ、エンコーはやめたんじゃなかったか?」
ヤイバ「話すだけだ」
すると、あいりはモーさんと自分とあおいの映る古い写真を見せた。ヤイバはその遊び相手が男勝りな女子であることに益々興味を抱く。
ヤイバ「故に男勝りな女子か!」
あいり「はい、モーさんはとてもカッコいい方ですわよ!」
クロウ「ふーん。ということはあいりのシェゾの前の初恋の相手はこの女か!」
あいり「何で気付きましたの!?それにシェゾとのことなんて言ってないのに・・・!」
ゼオ(あれ?こいつ、人ならざる雰囲気が・・・)
ププル(たしかにカッコいい女の子だけど・・・)
一方、秘密警察の庁舎では殺伐とした雰囲気の中で例のミリヤードの尋問が行われていた。秘密警察の軍装の男はミリヤードにある尋問をかけているが・・・
軍装の男「ではミリヤードさん、例の質問に答えて下さい。あなたが横流しした書類の種類・部数は?あなたが横流しを行った回数・日付・場所は?相手の方はどんな方だった?」
ミリヤード「・・・家に帰してくれ」
軍装の男「ミリヤードさん・・・お互い有意義に話そうじゃないか」
ジュッ(軍装の男が吸っていたタバコをミリヤードの手に擦り付ける音)
ミリヤード「あぐっ・・・」
軍装の男「な?」
世界保安局「SVA」。スパイやヤクザなどの裏社会狩りや世界民のある程度は自由の効いた監視などが主な仕事。任務のためには暴力・監禁・脅迫・拷問なども日常茶飯事で、とある一部からは「秘密警察」と呼ばれて恐れられていた。すると、とある人物が尋問室に入ってきた。圭一郎経由で秘密警察に所属しているモーさんだ。
モーさん「失礼するぜ。上司が尋問代われと」
軍装の男「OK、では頼んだぞ。モーさん、いやサーヴァントのモードレッド」
モードレッド「ああ」
モードレッドはサーヴァントであった。軍装の男2は先輩の軍装の男にモードレッドについて質問する。
軍装の男2「ボスは何であんな女を秘密警察に?たしかに戦いには向く性格だが・・・」
軍装の男「いや、ボスがな・・・」
秘密警察のボス『えっ、だって可愛いじゃんモーさん。なんか犬みたいだし』
軍装の男「って言ってた」
軍装の男2「犬・・・」
軍装の男「まあ、うちみたいな組織はああいうタイプも必要だ。それにモードレッドはやるときはやる奴だよ。見境がなくなるというか・・・」
一方、モードレッドはミリヤードに最初は一見友好的に話しかけていた。
モードレッド「こんにちは、ミリヤード」
ミリヤード「・・・。私は何も喋らな」
モードレッド「聞け今日はオレは、久々にあいりに会いに行くんだよ。あいりの恋人について見極めるために。今日は早く行かないといけねーんだ。というわけでさっさと喋ってもらえるか?こっちとしても早く済ませたいんでない」
ミリヤード「・・・それと何か関係が?つか、喋らないと・・・」
すると、モードレッドがミリヤードが書類の横流しをしていた証拠写真を見せた!ミリヤードは驚愕する!
モードレッド「これを見せねーとわかんねーかな?」
軍装の男3「おいお前、これどこで・・・」
モードレッド「すまねえ出し忘れたんだ。素直になった方が身のためだぜ?」
ミリヤード「・・・」
観念したミリヤードは全てを自供した。
ミリヤード「お、俺はただ言われた場所に書類を持ってきて置いて金をもらっただけなんだ・・・」
モードレッド「相手のことは何か聞いてるのか?」
ミリヤード「・・・?いや、よくは知らない」
モードレッド「そうか・・・なら、平安遷都一家に聞き覚えは?」
ミリヤード「・・・?なんだ、それは・・・」
モードレッド「我らが追っているヤクザ集団だ。この世界を脅かす裏社会のある一派のボスだ。うちの天敵って言ってもいい」
ミリヤード「そ、そいつらの逮捕に協力すれば俺はチャラにできるのか・・・?」
モードレッド「何を話すつもりだ。でたらめを述べたら罪が増えるから気を付けろよ」
ミリヤード「・・・っ、な、なあ俺は本当に!女と遊ぶ金が欲しくてやっただけなんだ!」
モードレッド「は?お前、妻がいるよな・・・?」
ミリヤード「そ、それとこれは別腹だよ!俺は本当に紙切れを渡しただけなんだ!決して政治犯とかじゃないからな!」
すると、モードレッドの顔が険しくなったまま立ち上がる。
モードレッド「ミリヤード、俺は仕事のことはあいりには内緒にしてるんだ。危険が伴う仕事だから心配かけるだろうし、何よりの汚れ仕事をしてるなんて知られたくねーからな」
すると、手袋を着けたモードレッドがミリヤードの頭を上から持ち上げてぶつけた!
モードレッド「ミリヤード、お前のしたことは世界反逆罪だ。お前にとってはただの紙切れかもしれねーが、それで世界が壊れるかもしれねーんだぞ?オレはお前とは違ってオレの主人を・・・あいりを愛している。あいりを守るためならなんでもする。なんだって、だ」
一方、フランスのヴェルサイユではツーストがテレビを日本のチャンネルに設定してクロスと共に自分の出ているドラマを見ていた。クロスは言う。
- やって来たのは少女剣士さま!?(その2) ( No.861 )
- 日時: 2020/12/31 21:41
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
クロス「これ、お前の出ているドラマだろう?なぜにこれを復習か?」
ツースト「えー。愛しいあいりのために仕事の反省点を見るためとその復習のために決まってるじゃねーか」
クロス「ああ、養っていかなければならないという気持ちか」
ツースト「でも、そろそろあいりも帰ってくる頃だなー」
すると、帰路に着いたような音がした!あいりが慌てながら帰って来たようだ。
あいり「た、大変ですわツースト!」
ツースト「おかえり、あいり。どうした?」
あいり「私のかつての遊び相手が、うちに来るそうですわ!しかも同伴付きで!」
ツースト「えっ、あいりのかつての遊び相手!?」
あいり「ルドヴィカは電話で後日にするように話をつけましたけれど、どうしてもって・・・どうしましょう、あの子に何か手立ては・・・」
ツースト「えっ、俺は二人の寝室のベッドをさらにキングサイズのベッドに買い換えたばかりだぞ!?」
クロス(金をあいりのためにドブに捨てたようなものだな。ロムが聞いたら即ブチ切れだろう)
同伴付きの〝モーさん〟を出迎える準備でてんやわんやする中で主人のあいりを追って来てそのままツーストの別荘の使用人となったルドヴィカは料理を作りながら言う。
ルドヴィカ「モーさん、遅いですね。あいり様、大きくなったらモーさんのお嫁さんになるって小さい頃に言ってたんですよ」
ツースト「えっ!?」
あいり「ルドヴィカ、ばらさないで下さいましっ!」
一方、モーさんことモードレッドと彼女の仮のマスター(モードレッドの真のマスターはあいりだが、あいりがある程度成長するまでは内緒にしているらしい)で月島家の神戸での別荘の少女使用人である雪女のしおんがフランスのヴェルサイユまで訪ねていた。
しおん「フランスのヴェルサイユで花選びしてる間に遅くなったね」
モードレッド「しょうがねーだろあいりに似合う花を選ばねーといけねーんだから!」
しおん「でも、あいりさまは何で恋人のことを今の今まで隠してたんだろうね?ルドヴィカさまからも・・・」
モードレッド「!!も、もしやあの穀潰し同様に不倫とか・・・!!?」
しおん「それはないわ」
モードレッド「でも、もしもそうだったら・・・いや、あいりには仕事のことを知られるわけにはいかない。あいりの幸せのためにも隠し通さねーとな・・・!」
一方、クロスはコーヒーを飲みながら新聞を読んでモードレッドとしおんの来訪を待っていた。クロスは思う。
クロス(身近な相手ほど実は人ならざる者だと気付きやすい。ツーストには言わなかったが、私はエージェントの付いていた奴の二人組もサーヴァントだと気づいたしな。何が起こるかはわからん。念のために用心せねば・・・!)
すると、インターホンが鳴った!花束を持ったモードレッドとしおんの来訪だ。
モードレッド「やあ、はじめまして、あいりのかつての遊び相手のモーさんだ」
しおん「しおんでーす」
あいり「いらっしゃいまし!」
すると、ツーストが色々思いながらもモードレッドとしおんを気遣う。
ツースト「疲れただろ、花束とコートは置いとくぞ」
モードレッド「結構だ。お気遣いなく」
ルドヴィカ「モーさん、この食事の他に簡単な料理なら私も作れますのでみなさんでくつろいで下さい」
モードレッド「ルドヴィカ、感謝するぜ」
あいり「まあ、モーさんったら緊張しちゃって」
モードレッド「してねーよ」
あいり(やっぱり気付いてないっぽい・・・取り返し屋の怪盗の仕事をしてるとバレたらモーさんは怒るでしょうから・・・!)
モードレッド「んで、何で今まで恋人のことは言ってくれなかったんだ?」
クロス「!(まあ、今まで知らされていなかっただろう。当然の追及だ」
すると、あいりはこう答えた。
あいり「えっと・・・言う必要がなかったからですわ!」
クロス「えっ」
モードレッド「・・・」
あいり「さ、前の戦いでドタバタしてましたし、学校とかもありましたから・・・」
モードレッド「そうか。そりゃ忙しかったら言えねーよな」
ツースト(納得した!?)
クロス(月島家の奴は理性がない奴が多いのか・・・?)
あいりとモードレッドの談笑にクロスがじーっと見守る中でモードレッドとしおんはルドヴィカの美味しい料理にようやくありつけた。その変わらぬ美味しい味にモードレッドは感服する。
モードレッド「いいじゃん。ルドヴィカの奴、また腕を上げたなー」
あいり「そうでしょう?」
しおん「私みたいな雪女にも食べれやすいように冷やしてくれてる・・・」
ツースト「ほら、あいり、あーん」
あいり「ちょっと///!?」
モードレッド「(ケッ、むかつくぜ・・・)あ、そういえば、トラウベンの実で作ったジュースを持って来たんだぜ!」
ツースト「あっ、これ高価のジュースじゃねーか!確かドイツで手に入ったんだよな?」
モードレッド「ああ、圭一郎のお付きで立ち寄ってきたんだ。確かケルンという街で・・・」
クロス「ああ、ケルンの経営されている洋食店カルパネラか。私も旅の途中で立ち寄ったが、その店主が作るシチューは美味いよな?」
モードレッド「そうそう。これは確かに日本円だと200万ぐらいの希少な奴で・・・」
クロス「ほう(やはりか・・・」
すると、クロスはモードレッドの話術から何かに気づいた。
クロス(これは確かに念頭に用意された秘密警察の使う必須マニュアルの話術・・・!つまりこいつが仕事でドイツのケルンを訪れたというのは全くの嘘。実際過去に訪れたことがあるにせよあのケルンの洋食店のカルパネラ店主は数年前に腰を痛めて今は息子に任せてる。このトラウベンの実で作ったジュースも折からのトラウベンの不作で日本円でいうと300万円に値上がりした。人間相手だと上手くごまかせるかもしれないが、その程度で私をごまかせると思うなよ叛逆の騎士。こいつがあいりのかつての遊び相手ということからなんとなく予想はしていた。どこかの魔法陣から出てきたからな。私に仕える鳥の使い魔に調べさせたところこいつがサーヴァントであるということになる。恐らくは圭一郎殿のお墨付きで所属したのだろう。断片情報から察するにこいつが所属するのは秘密警察・・・!だが、向こうも私がサーヴァント殺しの式神だと気付いた様子はない。上手く出し抜けば強力な情報源にもなる!)
クロスはその本心をごまかしながら言う。
クロス「私らも何かお返しする」
あいり「そうしましょう、モーさん!クロスも大丈夫そうですし・・・」
すると、モードレッドはトラウベンの実で作ったジュースを飲み干した後に言う!
モードレッド「誰が大丈夫そうだ。そんなアラビアン風の男を誰が認めるか」
ツースト「えっ;」
モードレッド「あいりはな、あいりがまだ7歳の時にオレはあいりの遊び相手として仕えることになった時からあいりはその頃から可愛かったんだ。あいりが学校から帰って来た時も・・・」
モードレッド『遅いなー、あいり』
あいり『ただいまですわモーさん!』
モードレッド『ってあいり!?手が小さな傷だらけじゃねーか!』
あいり『平気ですわ、ヴァイオリンに弓で切っただけですわ。あ、それとじゃーん!モーさんが欲しがってたヴァイオリンのチャーム!たまたま楽器店に立ち寄ったので買いましたわ!』
モードレッド『あいり・・・』
モードレッド「あいりはオレの些細なことにも気付いてそれに応えて気さくに接してくれたんだ。そのあいりをお前に渡すわけにはいかん。もし、恋人なら目の前でキスしろ!」
あいり「えっ!!?ちょっ、それはあまり・・・」
あいりとモードレッドの様子を見て意を決したツーストはあいりを抱きしめながら言う。
ツースト「あいり・・・」
あいり「えっ!?ツースト!?(こ、これはモーさんに証明!?でも、これは・・・」
クロスやルドヴィカ、しおんも戸惑う中でモードレッドはその中であることを思い出した。
モードレッド『どうしたあいり、あおい!誰にいじめられたんだ!?』
モードレッド『仇を取ってやったぞあいり、あおい!』
あいり『あ、ありがとうモーさん!私、大きくなったらモーさんのお嫁さんになる!』
モードレッド『それはいいことだな!』
モードレッド「あ・・・」
すると、モードレッドが止めに入ろうとしたが・・・
モードレッド「ダメだあいり!!やっぱりキスなんて・・・!!」
あいり「やっぱり恥ずかしくてダメですわーーーーー!!!」
すると、あいりがツーストに思わずビンタしそうになったが、間違えて割って入ってきたモードレッドをビンタして吹き飛ばしてしまう!そのあまりの威力にクロスやルドヴィカ、しおんも驚愕する中で寝ていたサンダースのキャラメルも起きそうになりまた眠った後にモードレッドが立ち上がった!
モードレッド「ごめんよあいり・・・!あいりを試すなんてやっぱりオレにはできねーよ・・・!オレがバカだったんだ・・・すまなかった・・・!」
ルドヴィカ(この光景は相変わらずですねモーさん)
ツースト「あの、それよりもケチャップ・・・;」
モードレッド「わかったあいりはひとまずお前に預ける」
あいり「えっ!?も、もうモーさんってば!(軽く叩くつもりが再度モードレッドを吹き飛ばす」
モードレッド「今日のところは勘弁してやるだがしかし・・・(頭からケチャップまみれ」
ツースト「おい・・・ケチャップ・・・;」
クロス(月島家ではこれが普通なのか・・・?)
すると、親しく話すあいりとモードレッドにツーストもどこか安堵を覚えた後にふらふらと動くあいりとモードレッドの身体を受け止める。
ツースト「大丈夫か?まあ、モーさんがいたからこそあいりは神戸でもやってこれたんだろうな。これからはみんなで仲良くやろうじゃねーか!」
モードレッド「・・・。だ、誰がてめーの手なんか借りるかーーーーー!!!今日はもう帰る!!」
しおん「モーさん!」
ツースト「おい、モーさん!また休みの日ぐらいは遊びに来いよ。うちのサンダースのキャラメルも空いたがるだろうし」
あいり「そうですわね。またぜひいらして下さいまし!」
友好的に接するツーストにモードレッドは言う。
モードレッド「ツースト!もしもあいりを泣かせた暁にはてめーをしょ・・・だああ思い出せねーから帰るわ!行くぞしおん!」
しおん「あ、終わった?じゃあ、また!」
モードレッドとしおんが帰った後にクロスはモードレッドが言おうとした言葉に気づいた。
クロス(処刑・・・?)
ツースト「モーさん、あんなんで大丈夫か?」
そして片付けた後にクロスはモードレッドが仕掛けるであろう盗聴器などを確認したがそれはなかった。
クロス「あれはなかったな」
ルドヴィカ「えっ、何がですか?」
クロス「いや、なんでもない(盗聴器を仕掛けられたらうっかり喋ってすぐにバレるだろうからな」
ルドヴィカ「女性が苦手なあなたがモーさんに積極的に話しかけるなんて珍しいですね。気があるんですか?」
クロス「・・・。それはないな」
ツーストとあいりは今夜も夜の時間を更けていく中で一方、モードレッドは頭からケチャップまみれになりながらしおんに支えられて歩いていた。
モードレッド「すまねー駅はどこだ?」
しおん「ちょっ、そんな姿で人に聞いちゃ・・・!」
通行人「その前に病院行け!!」
終わりの鐘
「後書き」
今回はモーさんことモードレッドメインの初登場話でした。つか、本格的な初登場がこれって;
今年はコロナなどで色々とありましたが、これからも日常日和。シリーズを応援していただければいいと思います。では良いお年を!来年もよろしくお願いします!
感想OK