二次創作小説(紙ほか)

ダイ山神話聖杯大戦(後編)(その1) ( No.867 )
日時: 2021/02/01 14:13
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

今回はいよいよ後編でござる!真名はネタバレのために言えませんが、新宿のアサシンが欲しい・・・






その翌日。クルーク達は起床してからすぐさま朝食を食べて昨日はできなかったエジソン達のいる異質な工場に向かおうとしていた。その朝食時の間にうしおとベンちゃんはサンソンが薬を混ぜ込んだ青汁を飲んで記憶を取り戻した。


うしお「・・・苦っ!あっ。私・・・」
サクソン(サンソン)「ようやく記憶を取り戻したね」
ベンちゃん「記憶を取り戻したのはいいのですが、あなた方はこれからどこに向かうのです?」
サクソン(サンソン)「エジソンのところですよ。青の吸血鬼一族の一派を倒すための同盟を組むためにね」


そしてツキノの実家の護衛をレガムントとハルトマンに任せてサーヴァントとしての記憶を取り戻したアサト達を連れてエジソン達のいる工場に向かう。その最中でゼオは持っていたレーダーでエジソンの工場を感知していた。


ゼオ「エジソンの工場はここだな。感知はしている」
アイオーン「感知されるとはいくら発明王とはいえ愚かなり・・・」


すると、ゼオの持っていたレーダーに異常があったことを知らせ始めた!


大半の一同全員「!!?」


すると、そのレーダーから映像式で現れたのはエジソンだった!どうやら彼らのレーダーを感知して逆感知したらしい。


エジソン「何やら感知されてると思えばキミ達か!聞けばあのバーサーカーのクー・フーリンやアルジュナ、青の吸血鬼一族の配下の戦乙女に接触したらしいではないか!」
アレク「知っていたのかい!?」
ブラヴァッキー「エジソン。今度の彼らは本気らしいから黙ってて!あなた達が何か理由があるとすればこの工場の王座の扉の前にカルナが待ち構えてるから覚悟してね?」
ラフィーナ「あなた方は!!あとでつまみ出すから覚えてやがれ!!ですわ!!」
アサト「どうやらサーヴァントって変わった奴が多いんだなー」


そして一同が工場に乗り込んで駆け込んだところ王座の扉の前には門番として待ち構えていたカルナがいた!


カルナ「どうやら貴様らは我が宿敵のアルジュナと接触したらしいな。その理由を問いただすために戦いで語り合おう」
ブラック「その言葉を言ったことを後悔するんだな。デオン、ラーマ、フェルグス、行けるか?」
デオン「行けるさ!」
ラーマ「余はまだ本調子ではないのだが・・・助け出してくれたお前らのためだ!」
フェルグス「わかったぜ!捕まった先で助け出してくれたいい女達やいい男達のためだ!」
クルーク「クーの養父、バイなんだね;」
クー「ごめんな、このダイ山での戦いが終わったらすぐに叩き返すから(^ω^#)」


そしてデオンとフェルグスが己の宝具でカルナに戦いを挑む!まずはデオンとフェルグスの攻撃からだ。


デオン「そこだ!」
ラーマ「そりゃ!」
フェルグス「おらぁ!」
カルナ「くっ!」


デオンとラーマとフェルグスはカルナと剣と槍を交わしながらなんとかは三人の優勢で戦っていた。デオンとラーマとフェルグスのクラスはセイバーであるためにランサーのカルナは自分達の弱点が突けれる相手だ。


カルナ「なかなかやるな。だが、これはどうだ!」
デオン「っ!」
ラーマ「!」
フェルグス「ぐっ!」


四人が戦う中でリデルは叫びながら聞く。


リデル「カルナさんは・・・みなさんはなぜ戦うんですか!?」
デオン「それはキミ達を守るため」
ラーマ「それは助けてくれた恩を返すため」
フェルグス「それは全てのいい女といい男を抱くため!」
ハッチン「これ、言うべきじゃねーだろ!!?」
カルナ「それは自分を仕えさせてくれた恩のあるエジソンやブラヴァッキーを守るため」


四人は武器を交えながら言う!


デオン「自分の宿敵の弟とこんな形で戦うなんて何がエジソンとブラヴァッキーを守るためだ!」
ラーマ「助けてくれた恩を返すのはそれだけではないはずだ!」
フェルグス「お前は大事なことをどこかに忘れている!」
カルナ「自分のマスター達をこの聖杯大戦に巻き込むなんて何が守るためや恩を返すためだ!」


そしてカルナは宝具を発動しようとするが、ラーマの咄嗟の攻撃により阻止されて彼に一撃を放たれた!カルナはわずかな擦り傷を見ながら何かを思案する。


カルナ「・・・」
デオン「次に決着を着きたいならエジソンとブラヴァッキーと共に私達と戦え。行くぞ」
ブラック「ああ!」


一同がようやく王座の間に辿り着いてそこに座っていたエジソンは彼らにあることを聞いた。


エジソン「ここまで来たキミ達に問おう。キミ達は我々に何を見出した?」
ゼオ「同盟だ。あんたらと利害の一致で手を組むために同盟を持ちかけるんだ」
エジソン「・・・ほう」


すると、エジソンが立ち上がってブラヴァッキーも武器の宝具の一つの本を構えながら言う。


エジソン「では力づくでも我々に屈してもらおうか」
ブラヴァッキー「カルナ!」
カルナ「・・・ああ」


武器を構えるエジソン達にクルークとエージェントとブラックが彼らと戦える各サーヴァントに声をかける。


クルーク「メイヴ、うしお、行けるかい?」
メイヴ「任せなさい!」
うしお「この女と戦うのは多少気が引けますが・・・利害の一致で手を組んでいるので仕方ありません!」
エージェント「アレク、行けるか!?」
アレク「任せて!」
ブラック「お前ら、連戦だ。今度こそ錨を振り下ろすぞ!」
デオン&ラーマ&フェルグス「おう!」


彼らは三人と武器を交えながら戦い、三人の弱点を突いたサーヴァントと戦っているために実力は互角でありながらもスタミナは僅かながらクルーク側の優勢だった。一方でカルナは宝具を発動しようとしていた!


カルナ「宝具・日輪よ、死に随え」
デオン「ぐっ・・・!!」


カルナの超強力な宝具攻撃でクルーク側のサーヴァント達に大ダメージを与える。すると、メイヴとうしおとアレクがスキルのカリスマを使って三人の攻撃力を上げた!


メイヴ「アレク、行けるかしら?」
アレク「うん。覇王の兆し、いざ参らん!」
エジソン「なんだと・・・?」
デオン「キミらは大事なことを忘れているな。アレクは確かに子供のサーヴァントだが、今のはかなりの宝具攻撃のための底上げをしている・・・つまり、その宝具はすぐに発動されるな」
ブラヴァッキー「なんですって!?」


すると、アレクの宝具が発動する!


アレク「宝具・始まりの蹂躙制覇!!」


アレクは超強力な全体攻撃を出して三人に大ダメージを与えた!大ダメージを与えられたエジソンは最後の手段に出ようとしたが・・・


エジソン「こんな大半が小童共側のサーヴァントに負けるとは!こうなれば、最後の手段である!」
ブラヴァッキー「エジソン!?あなた、まさか・・・!?」
カルナ「・・・」


すると、エジソンが最後の手段の自爆攻撃に乗り出そうとしたところをカルナの武器の槍に阻まれた!


エジソン「!?」
カルナ「エジソン、そこまでだ。確かにこいつらを守ろうとして試そうとした気持ちはわからなくもないが、こいつらの強固な意志は本物だ」
ハッチン「ファッ!?」
ヒメコ「エジソン、あの時も今もあんた達はああ言ってあたし達を守ろうとしてくれたの・・・?」
ゼオ「まあ生きてる時もサーヴァントになった時でも肝心な時に素直じゃないからな。だから、ニコラ・テスラには未だに勝てなかったんだな」
エジソン「!!」


ゼオの核心を突いた棘のある発言にエジソンは図星を突かれていた。エージェントはそれを止めようとしたが・・・


エージェント「おい、ゼオ!いくらなんでもそれは・・・!」
アリシア「エージェント、今はゼオの駆け引きを邪魔しないであげてくれない?」


アリシアに止められてエージェントもうなだれる中でゼオは言う。


ゼオ「まあ、俺はお前の気持ちは少しだけわかるな。俺もフルーティストとして超えたい相手、そしてフルーティストとして追い抜かれたくない相手が二人いるんでな」
エジソン「!」
ゼオ「まあ、俺がそうなった時に言わない方がいいと思ったから言わないけどな。エジソン。子供時代はそうじゃないとしても、青年時代や晩年、サーヴァントになった今はそうだろう?」
ブラヴァッキー「エジソン・・・」


ゼオの自分の本心も含めた核心を突いた駆け引きにエジソンはそれをわかりながらもすぐに偉大で強そうで優しげな面持ちに戻った。


エジソン「・・・小童にこんなことを言われて動かされるなんて私もまだまだだな・・・ならばその小童共に私やブラヴァッキー達も従おう。もちろんゼオ君のサーヴァントとして」
ブラヴァッキー「これからよろしくね、ゼオ!」
カルナ「・・・俺はアルジュナと戦うまでの仮契約だからな」
ゼオ「!ああ。よろしく」
クルーク「ありがとう、三人とも!」


すると、クルークはふと目を見やると自分の隣にいたはずのメイヴがこないだ見た幼い少女の姿に変わっていたのを見た。その少女は言う。


???「よかったわね、クルーク。彼らならきっとあなた達に助力してくれるわ」


クルークが再度目を擦ると、そこにはメイヴがいた。メイヴはクルークの様子に気付いて言う。


メイヴ「?クルーク、せっかくエジソン達が協力してくれるのにどうしたの?」
クルーク「いや、なんでもないよ」
アサト「・・・!」


その夜、クリティクリスタとレガムントとハルトマンが帰って来た彼らを出迎えた後に一同は今日の夕飯を☆5組や☆4組で作っていた。


ゼオ「ご飯をパラパラに炒めろ。そこに野菜とミンチ肉と炒める粉末を混ぜ込め。俺特製チャーハン完成!」
ププル「ゼオ、それどこで覚えたの;」
あやクル「ほわん、そっちの中華スープはどうだ?」
ほわん「もうできてるよ!クルーク君のは?」
クルーク「ボクは麻婆豆腐ができてるよ。麻婆が残ってたから麻婆茄子も!」
レガムント「クルーク、すごいじゃないか。ヤスの回鍋肉も美味しそうだな」
ヤス「実家で鍛えてるからな」
リデル「ヤっさんの実家は美味しい弁当屋なんです」


そしてたくさんの中華料理ができた後にツキノの実家は宴会らしきで賑わっていた。アイオーンが持ってきたブラッド・グレイヴを飲む大人組もいる中でクルークは酒を飲むアサトにジャガーが持ってきたバーボンをお猪口に注げていた。


クルーク「アサト。サクソンから聞いたんだけど、バーサーカーのクーと戦ってたんだって?」
アサト「ああ。あれはなかなかに強かったなー」
クルーク「・・・アサト。ツキノを気にかけてるみたいだけど、そこまで気にかけるのはなんで?」
アサト「なんでかって?まあ、生前のこともあるが・・・ツキノが俺の好きな音楽を高いクオリティのセンスまで導く才能があるからだ。あんなセンスを前にしたら誰だって聞きたくなっちまうだろ?」
クルーク「まあ、ツキノに関してはそうだね」
アサト「でもな。ツキノにも天才というものを知る機会を得たと聞いたんだ。それは今一番人気の新人のバンドのcantabileのピアノボーカルのクルミ。クルミは神出鬼没だしこの場にはいないしゼオのアレンジや作詞の才能もあるが、作った曲は優しくて美しくて力強くて軽快なテンポもあって、まだ子供なのにとにかくカッケーよな!」
クルーク「ーーーーーそれって「クルークー!」
フィン「酒を注いでくれー!」
ハルトマン「こっちも〜!」
クルーク「はーい!」


そして大半の人物が寝静まった後にただ一人眠れていないクルークは外に行ってダイ山からの夜の風景の景色を見ていた。クルークは星を見ながら言う。


クルーク「ああ、星がキレイだなぁ・・・」
???「星は物語も曲も作れるわ。あなただけの」
クルーク「ふーん、そうなんだ・・・えっ?」


すると、クルークの横にクルークが見た幼い少女が現れた。少女は言う。


???「あなたは物語の作者。書くのではなくそこから動くタイプよ」
クルーク「キミ、メイヴから姿が変わって助言を与えていたけど、誰・・・?」
???「わたしはあの子を模した主人公よ。悲しくて美しくて寂しいわたし・・・わたしはあの子でもあるわ」
クルーク「主人公?あの子・・・?」
???「でも、今のわたしはあの騎士さまに呼ばれた存在。だからーーーーー「そう言って私のマスターのクルークを籠絡させるのもいい加減にしてくれないかしら?キャスターのサーヴァント」


すると、とある人物がその幼い少女からクルークを庇って守った!クルークを庇ったのはメイヴだ。


クルーク「メイヴ!」
???「なんでかしら?わたしはあなたに気付かれないようにしたのに・・・」
メイヴ「そんなのあなたが私の霊基を使ってクルークに近づいたことはバレてんのよ。それにアサトから言われて確信に変わったしね。ここまでのことをやってバレてないと思った?キャスターの真名、ナーサリー・ライム」
ナーサリー「・・・うだうだ言ってる場合ではないわね。わたしは騎士さまからあなたを試すように向かえさせたの。あなたがわたしのマスターになれるかどうか見極めさせてもらうわ!」
メイヴ「クルーク、これがあなたに対する試練だわ!だから、あなたのことだから殺さなくていいからナーサリーを認めさせなさい!」
クルーク「うん!」


メイヴとナーサリーが戦う中で明らかにナーサリーの弱点のライダーであるメイヴの方が有利だった。戦いの中でメイヴとナーサリーはお互いに宝具を打ち込む!


メイヴ「宝具「愛しき私の鉄戦車」!」
ナーサリー「宝具「あなたの為の物語」!」


メイヴとナーサリーがお互いに宝具を打ち込んだ後に小さな傷だらけになり、クルークはメイヴの方に駆け寄った!


クルーク「メイヴ!令呪だ!」
メイヴ「!ありがと。でも、あなたは・・・なんでもないわ。私はもう回復したから行きなさい」


察したメイヴに言われたクルークは倒れているナーサリーに令呪を使ってナーサリーの身体を回復させた。ナーサリーは気付いた。


ナーサリー「あなた・・・なんで・・・」
クルーク「キミ一人でもほっとけるわけないだろ?キミが誰だろうと違う人物でも・・・キミもメイヴもクーもボクのサーヴァントだ!それじゃダメなのかい?」


クルークの嘘偽りのない言葉にナーサリーは認めた上で思う。
わたしもあの子も一人だった。でも、あの子と私が違うのはーーーーー曲がりなりでもわたしだと認めてくれたただ一人のマスターができたことだけだった。
一方、ツキノはふと目を覚ましてその目を静かに開けていた・・・。


ツキノ「・・・」

ダイ山神話聖杯大戦(後編)(その2) ( No.868 )
日時: 2021/02/01 14:16
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

その翌日、エジソン達も集合したことでミリアムへの決戦の準備が整っていた。ゼオは言う。


ゼオ「・・・ツキノ達に見つからないように明朝から出発だ。なのにクルーク、その目のクマとそのサーヴァントはなんだ?」
クルーク「いや、色々あって仲間になったんだ」
エジソン「まあ、戦力が増えたのならば構わない。ツキノ君達には気付かれないようにちゃんと決戦を全うするのだぞ、アサト君、うしお君、ベン君」
うしお「はい!」
ベンちゃん「はっ!」
アサト「任せろ!」
ブラヴァッキー「じゃあ、ミリアムのところに行くわよ!相手が相手だからかなりの長期戦になるけど・・・「待ってなの!」


すると、ツキノ達が家から出てきた!クリティクリスタは決戦用の白いふわふわの赤レースで頑丈の服を着て。


ロージア「どうですか、似合いますか?」
アサト「お前ら・・・!」
ツキノ「アサトちゃんもうしおちゃんもベンちゃんもゼオさん達もツキノ達のことを思って言わなかったけど、アサトちゃんが読んだ矢文の内容を見てアサトちゃん達がサーヴァントという存在であることを知ってしまったの」
ホルミー「それにレガさんやハルトマンさんはとっくに気付いてると思いますよ。エージェントさん達が前のプロキオン君とブラック君に関する騒動解決のために天界に乗り込んだ時に」
うしお「!あなた達、知っていたんですか!」
レガムント「・・・」
ハルトマン「いや、天界での職業柄気付く奴はいると思うぜ?」
ジャクリン「うちらのために言わんかったレガさんとハルトマンさんのことは悪く思わんであげてな?」
ベンちゃん「皆様方・・・」


すると、ツキノは強く意を決したかのように言う!


ツキノ「ロージア達もそうだけど、ツキノは絶対に自分を狙ってアサトちゃんに傷を負わせたバーサーカーのクーさんと戦うの!」
アサト「ツキノ・・・」
レガムント「それにミリアムの城への所在地は矢文を放ったあの戦乙女を捕まえてそいつが全て吐いてくれたからようやくダイ山の地図を渡してくれた上で掴んだんだ。狙うはここだ」


レガムントの指すダイ山の地図の所在地にカルナは言う。


カルナ「あのさらに山奥にある派手な青の城か?」
ハルトマン「その城は元は山賊の城でそこを奪って根城にしていたそうだよ」
クー「随分と趣味の悪い城だなー;」


すると、クーの頭にフェルグスからの拳骨が入った後にエージェントは言う。


エージェント「とにかく!敵はダイ山のさらに山奥の青の城にあーりーーーーー!!!」
大半の全員「おぉぉぉぉぉーーーーー!!!!」


ミリアムへの決戦が、始まった。






一方、ミリアムが根城にしているダイ山のさらに山奥の青の城では味方サーヴァントらと新たに契約したゼオ達がすぐに迫って来たのを感じ取った。


クー(バーサーカー)「おい、ミリアム。奴らがサーヴァントと契約して迫って来てるみたいだがどうする?」
ミリアム「ツキノだけは生捕にして、あとの奴らは勝手に煮るなり焼くなりして殺して。あ、でも、ククラ様の子孫であるアイオーンは生捕にした後にククラ様のところに連れて来なさい」
アルジュナ「かしこまりました」
ミリアム「それと・・・もう一人のバーサーカー、真名・ベオウルフ、あいつらの私を裏切ったサーヴァントの壊滅はできるかしら?」


ベオウルフと呼ばれた屈強で傷だらけな肉体を持つバーサーカーのサーヴァントは言う。


ベオウルフ「おう、行けるぜ。こっちはサーヴァントが四人もそっちの陣営に寝返ったんだ。それと比べてみたらこれぐらいお安い御用だ」
ミリアム「そう。壊滅した後に私からの伝言という形であいつらに言いなさい。あなた達が裏切った時点でこっちの勝ちだって」
ベオウルフ「それぐらい言えるさ。サーヴァントを殺せたならな・・・」


一方、ゼオ達がミリアムの配下である戦乙女と戦う中で敵陣営は徐々に減って来てミリアムの青の城までの距離も縮まって来ているのを実感した。


ラフィーナ「この戦乙女、派手にやりますわね!」
アミティ「あたし達もだいぶ疲れたけど、朝にトンカツ食べたから大丈夫!」


一方、リデルはラーマに背中合わせで聞いていた。


リデル「ラーマさん!この戦乙女の大群、5分で行けますか?」
ラーマ「そのぐらいならすぐに倒せる!つか、あのバーベキューの時はちゃんと確認はしなかったがお前、余を操るぐらいの器量は持っているな」
リデル「えっ?でも、令呪は・・・あ」


すると、リデルの腕に確かに令呪があったのを確認した!


ラーマ「知らぬ間に契約したみたいだな。余になんでも命令するが良い!」
リデル「は、はい!ラーマ、令呪を持って命じます!5分で戦乙女の大群を倒して下さい!」
ラーマ「おう!宝具「羅刹を穿つ不滅」!」


一方、ロビンフッドの策と宝具で敵陣営も約6割に減った後にサンソンは言う。


サクソン(サンソン)「あなたの顔のない王としての策のおかげで敵陣営がごっそりと減りましたね」
ロビンフッド「生憎俺は貴族様のあんたとは違って罠を作るのは得意なんでね」
サクソン(サンソン)「僕は貴族じゃない!」


すると、サンソンとロビンフッドの口喧嘩に発展しかけた寸前に矢が飛んできた!彼らは間一髪で避けたがそこにいたのは敵陣営として現れたアルジュナだ。


サクソン(サンソン)「アルジュナ・・・!」
アルジュナ「仲のいい口喧嘩にお邪魔してそれがちょっと心が痛いですね・・・」
サクソン(サンソン)&ロビンフッド「仲良くなってない!」
アルジュナ「息ぴったりじゃないですか。でも、それも残念ですがーーーーー「そうはさせるかアルジュナ」


すると、アルジュナの前にカルナが立ち向かった!ようやく真っ当な決着を待ち望んだ宿敵のお出ましにアルジュナも少しばかり表情が緩んだ後にカルナはサンソンとロビンフッドに言う。


カルナ「お前ら、先に行け。サンソン、自分のマスターが待ってるだろう?」
サクソン(サンソン)「ーーーーーはい。ありがとうございます」
ロビンフッド「あんた、無事でいろよ!」
カルナ「それはこっちのセリフだ」


サンソンとロビンフッドは先に青の城に向かった後にアルジュナは言う。


アルジュナ「カルナ、まさか一緒の地で現界されるとはな。お前との真っ当な決着を望むとはいえこれは数奇な運命だな」
カルナ「アルジュナ、ちょうど俺もお前と同じことを思っていた。今ここでお前を倒そう」
カルナ&アルジュナ「勝負!!!」


カルナとアルジュナが一騎討ちを展開する中で一方、メイヴとブラヴァッキーは戦乙女と戦いながら言う。


ブラヴァッキー「いや、まさかあたしがメイメイと一緒に戦うなんて思わなかったわ!」
メイヴ「私へのあだ名呼びは今だけ特別に許すとして私もエレナ夫人と一緒の班に回されるなんて思わなかったわ」
???「おっと、随分と仲良くなったみてぇじゃねーか」


すると、攻撃が二人の元に飛んできたところを二人は間一髪でそれを避けた!攻撃が飛んで来たのはベオウルフだ。


メイヴ「ベオウルフ・・・!」
ベオウルフ「随分と戦乙女の六割を減らしてくれたみてーだが、こっちは俺がいる限り4割がいれば勝てるんだよ」
ブラヴァッキー「まさかバーサーカーのサーヴァントと戦えと言われるなんて・・・「では俺が行くことにするぜ」


すると、槍がベオウルフのところに飛んできた!クルークのサーヴァントであるランサーのクー・フーリンだ。


ベオウルフ「おっと。まさかランサーのアルスターの英雄が飛んでくるなんてな。よほど恋人を危険な目に遭わせたくないのか?」
クー「恋人の件は否定もするしメイヴのためじゃねーな。メイヴ達に何かあればクルークが悲しむだろ?クルークには自分達の命を見逃してくれた恩があるんだ」
ベオウルフ「ーーーーーあのメガネのガキほどサーヴァントに好かれる人間は初めてだな。俺もちょうどあのメガネのガキに興味があるんでな」
クー「おっ、肉弾戦か?それなら受けて立つぜ!」


クーとベオウルフの戦いという名の殴り合いに発展する中でそれを見たブラヴァッキーは言う。


ブラヴァッキー「うええ・・・男ってなんで殴り合いが好きなのかしらね?」
メイヴ「それだけ素敵でしょうけど、バカでもあるってことよ」


アルジュナとベオウルフをなんとか足止めしている中でうしおはツキノに聞く。


うしお「ツキノ殿、そっちは!?」
ツキノ「こっちはなんとか片付いたの!多分戦乙女の全滅は行けるの!」
うしお「そうですかそれなら「おっと、そうはさせるか」


すると、二人の前にバーサーカーのクーが現れた!


うしお「バーサーカーのクー・フーリン・・・!!」
クー(バーサーカー)「今だけなら生かしてやる。そこのツキノワグマ族の娘。煮るか焼くかはどっちの方がいいんだ?」
ツキノ「ツキノは煮物も焼いたのも好きだけど、どっちも選べないの・・・」


ツキノらしい問いにバーサーカーのクーはあるものを出した!それは肉まんだ。


ツキノ「肉まんなの!」
うしお「ツキノ殿!!」


すると、食べ物に目がなかったツキノはバーサーカーのクーに捕まってしまう!


クー(バーサーカー)「この女はもらっていくぞ。返して欲しければミリアムの待つ王の間に乗り込むんだな」
うしお「ツキノ殿ーーーーー!!!」


ツキノが敵陣営に捕まった後にようやく敵陣営が八割に減った後にププルはフィンに言う。


ププル「フィン、そっちは!?」
フィン「今は戦乙女を大分倒したところだよ。戦いの中でも私のマスターは美しいな」
ププル「あははー;」


すると、フィンの方にゼオの古代の闇魔法が飛んできた!


ププル「ゼオ!」
ゼオ「戦闘中に俺の女といちゃつくな(^ω^#)」
フィン「ほー、怖い怖い」


そして大分戦乙女も倒した後に味方陣営の大半が一斉に集まっていた。


ティムムッド「これで大分片付いたな!」
アイオーン「神の奏でた闇雷が功を奏したか・・・」
姫子「あなたはちょっとは緊迫しなさいよ;」
うしお「レガムント殿、アサト殿、ロージア殿ら!!」


すると、うしおが慌てながら走って来た!


ベンちゃん「牛若丸様、どうしましたか!?」
うしお「ツキノ殿がバーサーカーのクー・フーリンに攫われました!!」
アサト「ああ。あいつ、怪力があるから倒せなくとも撃退すると思うぜ?」
プロキオン「えっ、そうなの!?」
うしお「だめです!バーサーカーのクー・フーリンが持ってきた肉まんにツキノ殿がつられてそれで攫われたんですよ!!」
レガムント「それなら助けに行くぞ!」
アサト「いいねぇ〜!俺様もバーサーカーのクー・フーリンを倒す目的も兼ねてツキノを救出するぜ!」
クルーク「待って二人とも!ボクもミリアムには聞きたいことがあるからメイヴとナーサリーを連れて行く!」
レガムント「いいが、ランサーのクーは?」
メイヴ「今ベオウルフと男の殴り合いになってます」
レガムント「まあ、足止めしてくれてるならしょうがないか。残りのお前らは他のクリティクリスタメンバーを援護しながら戦乙女を守れ」
ハルトマン「わかった」
ロージア「みんな、絶対にツキノを連れ帰って来なさいよ!!」
アサト「ああ。約束は守る!」


それで五人が青の城の王に突入する中で王の間に突入する間にアサトはクルークに言う。


アサト「少年よ、二人だけの話だから聞いていいか?」
クルーク「なんだい?」
アサト「あんた、秘密はあるよな?少なくとも俺には見ればわかるさ」
クルーク「・・・ナーサリーの件といいやっぱりキミにはわかるんだ」


すると、クルークは風が吹いたカーテンの隙間越しに一瞬だけクルミに変身した!クルークに戻った後に言う。


クルーク「キミの気付いた通り、ボクがcantabileのクルミだよ。キミが真名をツキノに教えない限り、メイヴ達にも言うつもりはないけど」
アサト「・・・あんたがどんな姿だろうとあんないい曲を作るのには変わりはないさ」


そして王の間に突入した五人はそこにはバーサーカーのクー・フーリンと彼の後ろの王座に座っているミリアムがいた!

ダイ山神話聖杯大戦(後編)(その3) ( No.869 )
日時: 2021/02/01 14:19
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

クー(バーサーカー)「やっぱり来たか」
ミリアム「あら?アイオーンはどうしたの?」
レガムント「アイオーンは戦乙女と戦ってるからお前のところには来ないさ」
ミリアム「そうなのね。あなた達だけではつまんないわねぇ」


すると、レガムントが無言でミリアムを斬りかかろうとした時にクルークがそれを静かに止めた。クルークは言う。


クルーク「倒す前にキミに聞きたいことが三つある」
ミリアム「何かしら?なんでも答えるわぁ」
クルーク「一つ。キミらはアイオーンをなぜ狙ってるんだ?ただ単に命を奪うだけではアイオーンは楽に死ねるからね」


クルークの真剣な眼差しにミリアムは彼にある何かを見抜きながら微笑みながら答える。


ミリアム「へぇ・・・それはアイオーンが我らの長であるククラ様の子孫だからよ。まあ、もう一人もいたけど、あっちは使えないからね」
クルーク「じゃあ、次は二つ。クロラを連れて去っていたあのマントを着けた骨男はなんだい?」
ミリアム「そうね。あれは確か吸骨鬼の長のボーン・キングだったかしら?てっきり我らと手を組んでるから自分達のことばかり考えていたと思っていたわよ」
レガムント「ボーン・キング・・・」
クルーク「じゃあ、最後の質問。どうしてツキノを生捕りに狙った?」


すると、ミリアムは不気味に笑いながら答えた!


ミリアム「そうね・・・ツキノが唯一私の虜にはならないミューモンだったからよ!クー!」
クー(バーサーカー)「了解」
クルーク「行けメイヴ、ナーサリー!ミリアムはボクとレガムントが倒す!」
メイヴ「いいわよ!」
ナーサリー「楽しいわ!」
レガムント「アサト!」
アサト「よし来た!」


五人がミリアムとバーサーカーのクー・フーリンと戦う中で一方、戦乙女と戦っていた味方陣営はようやく最後の戦乙女を倒した!


ハッチン「ファーッ!今ので俺は100体ぐらい倒したぜ!」
ヤス「そんなに倒してないだろ;」
ヒメコ「まあ、ベオウルフとアルジュナはランサーのクーとカルナに任せてるしいいでしょ」


すると、ブラヴァッキーが何か険しい表情をしながらゼオとエジソンに静かに言う。


ブラヴァッキー「倒せたのはよかったけど・・・ゼオ、エジソン、あたしは何か嫌な予感がするわ」
ゼオ「・・・ああ」
エジソン「ブラヴァッキー君の予感は100%当たるからゼオ君が頷くのは無理はないな」
ディルムッド「どういうことでしょうか・・・?」


そしてレガムントとクルークが見事なコンビネーションでミリアムをようやく倒す中でレガムントはツキノが閉じ込められている王座の後ろの牢屋に駆け込んだ。


レガムント「ツキノ!!」
ツキノ「あっ、レガさん!ツキノ、この檻の柵をずらしたの!」←見た目に似合わず怪力
レガムント「」


ツキノの山育ち故の強運による怪力を見て助けようとしたレガムントも絶句する中で彼の近くにいたクルークは言う。


クルーク「そういえば、ツキノ、この手の檻の柵は強いんだっけ;ロージアちゃんから聞いたところによると罠に引っかかっても怪力による自力で脱出したって言ってたし・・・;」
レガムント「早く言え!!」


倒れたミリアムの元にバーサーカーのクー・フーリンが静かに駆け寄った後に言う。


クー(バーサーカー)「・・・役割は果たせたようだな。やればできる女吸血鬼だよお前は」
ミリアム「あなた・・・やっと、やっと心を開いたようね・・・」
アサト「役割?どういうことだ?」


アサトの問いにミリアムは答えた。


ミリアム「実はね、私は並外れた召喚能力を持ってるの。つまりサーヴァントもアレも気が向いたら召喚できるってわけ」


すると、クルークの通信機が鳴った!エージェントからだ!


エージェント「クルーク!みんな!俺達のところに24柱の魔神柱みたいなのが来てるぞ!!」
クルーク「!!!」
レガムント「なんだって!?」


すると、ミリアムはツキノを見て彼女はミリアムに声をかけた。


ツキノ「?ツキノを見たあなたは誰なの?」
ミリアム「・・・やっぱり私のことなんて眼中になかったのね・・・」


ミリアムはそう言った後に気を失うが、バーサーカーのクー・フーリンはクルークとレガムントを見ながら言う。


クー(バーサーカー)「さて。今度はお前らの番だな」


一方、ミリアムにより24柱の魔神柱が現れた味方陣営は全総力を上げて魔神柱と戦うもあまりのタフさに全員のスタミナは切れかかっていた。


ほわん「ウソでしょ!?これ、ヤバいんじゃない!?」
ジャック「おかあさん、ヒメコさん、なるべくわたしたちから離れないで!」
ヒメコ「あ・・・あ・・・」


ブラック「デオン、ビリー、なるべく魔神柱に攻撃に向かったフェルグスを援護しろ!」
ビリー「OK!」
デオン「なんなのだこの魔神柱はー!!?」


アレク「アリシアちゃん、ベリーちゃん、なるべく離れないで!しっかり掴まって!」
アリシア「うん!」
ベリー「はい!」


彼らが魔神柱を相手に疲れ切っているのを見てエジソンは意を決した!


エジソン「ゼオ君!ブラヴァッキー君とカルナ君のことは頼むぞ!」
ゼオ「!?」
ブラヴァッキー「エジソン!?あなた、もしかして・・・!?」


すると、エジソンの身体が光りだした!


ゼオ「エジソン!」
ブラヴァッキー「いや・・・!やめて・・・!」
エジソン「我が自爆攻撃で全ての魔神柱を倒してくれよ「全くそんなことだから私に勝てんのだエジソン」


すると、とある攻撃が魔神柱に攻撃した!電撃だ。


エジソン「!?その忌々しい声は・・・!!」
???「ナーサリーをあのメガネの少年に向かわせたあの叛逆の騎士に頼まれたと思いきやこんなことになってるとはな。まあ、倒せないことはないだろう!フハハハハハハ!」
ハルトマン「あんた、もしかして・・・!」
エージェント「ニコラ・テスラ!!?」


まさかのエジソンのライバルである本人登場で一同も驚く。エジソンは鼻息を鳴らしながら言う。


エジソン「ふん!自分だけ美味しいところばかりを持って行きおって!そんなんだから貴様は独身なのだ!」
ニコラ「私のような天才についていけなかった伴侶がいなかっただけだ。なぜなら私はエジソンを超える天才なのだから!」
エジソン「くそっ!そんなんだから貴様の伝記も書かせてもらえんのだ!ちなみに私の伝記は世界的に流通してるぞ!」
ニコラ「まあ、貴様に会えたなら叛逆の騎士の頼みも甲斐があったか。私はこの24柱の魔神柱を倒す!」
エジソン「うるさいぞ!私も参加させるがいい!」
ロビンフッド「いや、参加してるじゃん;」


すると、エジソンとニコラの電撃による攻撃に魔神柱に大ダメージを与えたが、それでも倒しきれていなかった。


ニコラ「むっ。やはり火力が足りなかったか・・・」
エジソン「大体貴様の火力が低すぎるからだ!」
アルジュナ「ようやく魔神柱のお出ましですか」
カルナ「まあ、一旦は休戦の協定を結ぶか」


すると、魔神柱の戦いに駆けつけたアルジュナとカルナは24の魔神柱に宝具攻撃を与えた!






アルジュナ「宝具「破壊神の手翳」!!」
カルナ「宝具「日輪よ、死に随え」!!」






そして二人の見事なコンビネーションによる宝具に24柱の魔神柱は息も絶えて消え去った・・・!


シグ「・・・」
あやクル「ウソだろ・・・?」
アミティ「あたし達、魔神柱みたいなのを倒せた・・・?」
ハッチン「ファーーーーーッ!!!!!」


ハッチンの叫びを皮切りに味方陣営は24の魔神柱を倒せたことに歓喜の声を上げた!ゼオはアルジュナに聞く。


ゼオ「アルジュナ。あんたは・・・」
アルジュナ「・・・わかってくれるならそれだけでいいですよ。私はミリアムにいつか召喚される魔神柱を倒す目的で動いていましたので」


すると、エジソンとニコラはいつもの如く口喧嘩になりかけていた。


エジソン「終わったな」
ニコラ「まあ、貴様の発明はこれで終わるのだろうな」
エジソン「むっ!私は貴様を超えた発明をしてるぞ!」
ニコラ「私の方が優秀だ!」


エジソンとニコラが殴り合いに発展する中でブラヴァッキーはベオウルフに言う。


ブラヴァッキー「いるわよねこういうの。でも、彼らは知恵を絞って戦った。まるで今の人間と同じよ。昔は暴力で戦っていたのに今は知恵を絞って状況を打破してるんだもの。歴史の歩みの賜物ね」
ベオウルフ「あの女吸血鬼の言ったことが全てじゃないってか。全く人間も大したもんだな」


一方、青の城の内部ではクルーク達がバーサーカーのクーと戦っていた頃になかなかスタミナが切れかけても粘らない様子を見せない彼らにバーサーカーのクーは静かにあることを決意した。


クー(バーサーカー)「ほう。少しはやるようだな。ならばこっちも本気で行かせてもらおう」


すると、バーサーカーのクー・フーリンの霊基はとある魔神柱に変貌を遂げた!レガムントは言う。


レガムント「あれはなかなかに強い・・・加えて魔神柱に変貌を遂げたら・・・!」
クルーク「そんなー!!エージェントの通信機もなかなか繋いでくれないし・・・!!」


すると、ツキノの左足に何かを見つけた彼女は言う!


ツキノ「みんな、大丈夫なの!ツキノとアサトちゃんに任せるの!」
レガムント「!?」
アサト「ツキノ、それってもしや・・・」


すると、ツキノの左足にあった令呪を使ってアサトに命じた!


ツキノ「新宿のアサシン!令呪を持って命じる!今すぐこの魔神柱を一撃で倒してなの!」
アサト「よし来た!」


そしてアサトは魔神柱に向かって宝具を放つ!






アサト「闇の俠客、ここに参上!宝具「十面埋伏・無影の如く」!はぁっ!!」






そしてアサトの渾身の一撃で魔神柱は大ダメージを与えられ消滅した・・・!


レガムント「ウ・・・ウソだろ!?」
メイヴ「バーサーカーのクーちゃんは惜しいけど魔神柱が消滅したのね!?」
クルーク「やったー!!!バンザーイ!!!」
ナーサリー「ツキノやアサトが今回の隠れたMVPね!」


すると、エージェントの通信機がようやく繋がった!


エージェント「お前ら!こっちも24の魔神柱が消滅したよ!」
レガムント「そっちにいる魔神柱も消滅したのか!」
クルーク「よかったー!!」


しかし、メイヴが気を失っているミリアムを見て彼女に一撃を放とうとする!


メイヴ「とりあえずこの女の駆除が最優先だわ!」


すると、ミリアムが突然消え去った!驚く彼らにとある声があった!


とある声「転送で我らのところに送還したミリアムを倒せたからと言っていいご身分だな。次はアイオーンを狙うし、その時はお前達の命はないと思え」


とある声がそう言い残して消えた後に五人は青の城から帰還して味方陣営に現状を伝えた。

ダイ山神話聖杯大戦(後編)(その4) ( No.870 )
日時: 2021/02/01 14:22
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

アイオーン「ーーーやはり・・・そうか・・・」
クルーク「アイオーン、せっかくミリアムを捕まえたと思ったのに・・・本当にごめんね・・・!」
アイオーン「いや、ミリアムからそれを聞き出せたことは小さかった一歩とはいえ大きな前進であった。あとはユーリさんにこのことを伝えなくてはならんが・・・」
ジャガー「?なんだこの音?ヘリコプター?」
大半の人達全員「えっ?」


すると、そのヘリコプターがダイ山に着陸してきた!驚く彼らを尻目にヘリコプターから出てきたのは何らかの理由で心配してやってきた彼らの関係者達だった!


ロム「いたあああああーーーーー!!!」
クロウ「アイオーン、大丈夫かあああああー!!?」
ヤイバ「故にいいいいいー!!!」
アイオーン「ヴッ!?」
ルフユ「ほわんーーーーー!!!ヒメコーーーーー!!!」
デルミン「これはかなり冒険したやつです」
ほわん「ルフユちゃん!?」
ヒメコ「デルミン!?」
ジョウ「お前ら無事かーーーーー!!?」
双循「このワシらを面白がらせるとは・・・」
ヤス「ジョウ!?」
ハッチン「ファッ!?双循!?」
フィア「アリシア、エージェント、みんな大丈夫!!?」
アリシア「フィアお姉様!?」
桜田兄弟全員「姫子お嬢様ーーーーー!!!」
姫子「桜田兄弟!?」
レムレス「みんな、大丈夫かい?」
クルーク「レムレス!?」
シェゾ「ゼオ、ププル、みんな、無事か!?」
ゼオ「シェゾさん!?」
ププル「あれ!?プニィ達は!?」
カーン「プニィはまだ幼子であるが故ルルーに預かってもらった上に他の奴らは全員押しかける気だろうだからギロロとドロロに見張りを頼んだ」
ププル「ああ・・・;(察し」
フルシュ「ついでだからシアンさんやレトリーさんも連れてきました!」
シアン「ロージアちゃん!みんにゃ!」
レトリー「大丈夫だった!?」
ロージア「シアンさん、レトリーさん!?」


大半の関係者全員が彼らの無事を確認すると泣いたり怒ったりするなどそれだけ心配してくれていた。クルークは聞く。


クルーク「でも、みんなどうしてここに!?」
クロウ「なんか匿名の電話がうちの事務所に来て「クルーク達が大変だ」って言ってたんだよ!それで駆けつけて、あれ!?もう終わった上になんか増えてる!?」
レムレス「それでアイオーンのおばあさんが貸したヘリコプターで王ドラが運転してくれてたんだよ。さぁ、帰ろう」


マスターを探すために旅に出た一部のサーヴァント以外のクルーク達がヘリコプターで怪我の治癒などのためにとりあえずスマブラ屋敷に向かう中で大半の全員が乗る席に座ったりして眠る中でヘリコプターを操縦していた王ドラはコーヒーを飲みながら言う。


王ドラ「あー、なんで私が医学会の帰りにこんなことを・・・」
ロム「なんだかんだで心配してたんだろ。もう眠そうだし操縦代わってやろうか?」
王ドラ「えっ、いいんですか?」
ロム「当然だ俺はヘリコプターの運転免許は持ってるし居眠りで事故られたら困るからな。着くまでゆっくり休め」


王ドラが部屋に行こうとしてふと横を見やると彼は静かにクスッと微笑む。その横には・・・






レガムントとアサトがツキノの間に挟む形で眠り、眠っているツキノは無意識に仲良しの印である二人の手を繋がせていた・・・


おしまい






「おまけ」一部の残ったサーヴァントの行く末


カルナ「俺はゼオとは仮契約だったから自分のマスターを見つけるまでは各地を旅する」
アルジュナ「私もカルナとは別々で同じ目的のために旅します」
ビリー「僕は自分に釣り合う拳銃の腕前を持ったマスターを見つけるまでまずは気ままにアメリカの大陸の旅さ!」
ロビンフッド「俺は一人が好きだけど自分に釣り合うマスターを見つけるまではどっかの国の傭兵ですかねぇ」
ベオウルフ「俺は一人で自分よりも強い奴を見つけるために武者修行の旅だ・・・!」
ニコラ「エジソンの奴がいいマスターを見つけたらしいから私も自分について行くマスターを見つけるまで簡易研究室で研究三昧だ」
フェルグス「俺は全てのいい女といい男を抱くために無差別ハーレム計画を作る!」


・・・最後のはなんかギャグに走ってません?


「おまけ2」ナーサリーとニコラを召喚していた騎士の正体


しおん「モーさん、ナーサリーはちゃんとクルークのサーヴァントになったの?」
モードレッド「ああ。あれはオレがあいりから手紙付きで送ってもらった写真を見て興味を抱いたメガネのガキだったからな。だから、ニコラはともかくナーサリーを使って試練を出すぜ。あのメガネのガキが本当にサーヴァントに好かれる目を持っているかをな・・・!」






「後書き」


今回は今年初の話で前後編でした。満足な出来でしたが欲を言えばもうちょっと掘り下げたかったけどそれはできなかったからちょっと残念・・・
今回での大きな収穫といえばクルークはメイヴとナーサリーとランサーのクー・フーリン、ププルはフィンとディルムッド、ゼオはブラヴァッキー夫人もといエレナさんとエジソン、リデルはラーマ、そしてツキノはアサトもとい新宿のアサシン、うしおもとい牛若丸、ベンちゃんこと弁慶という味方サーヴァントをたくさん得ることができたことですかね。彼らには存分に暴れ回ってもらって今後の話でメインにできたらいいなーと思います。一時期スランプだったこれが続けられたのはある意味サーヴァント達のおかげかもしれない。






長かった・・・;感想OK