二次創作小説(紙ほか)
- Composer:C(前編)(その1) ( No.882 )
- 日時: 2021/05/15 23:33
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
今回は前後編です。つまりチャラ王がメインの前後編!こういう話は書きたかった・・・
チャラ王「うーん・・・ここはあれの方がいいかな・・・」
とある日のチャラ王の豪華そうな家。チャラ王はそのサッカーボール型の離れ家で自身の作曲家としてのPNである麻生夢叶名義で曲を書いていた。離れ家に置いていたピアノで作曲の進行を進めるが、そこに先ほどまで霊体化していたチャラ王の幼馴染のリップのサーヴァントであるトリスタンが来ていた。
トリスタン「クスッ」
チャラ王「いたのかトリスタン・・・;」
トリスタン「ええ。これはあなたの曲ですか?いい曲ですね」
チャラ王「こんなんまだ途中だよ。これはそのうちに壮大な吹奏楽曲になるんだよ。星ノ宮学園の中等部の吹奏楽部長からの直々の依頼で」
トリスタン「金城殿ですか。彼は高名な音楽一家の息子でしょう?その彼から依頼を受けるなんてすごいですね」
チャラ王「いや、金城自身は自分をすごいだなんて思ってない。金城の周りにはすごい人ばかりだからな。だから、あいつにすごいなんて言うのは禁句だな」
トリスタン「ほう」
すると、チャラ王のテレビ通話用のタブレットに電話がかかって来た。チャラ王の父親でDeuilと人気と実力を二分するトップバンドであるcranberryのキーボーディストのトキオからだ。
チャラ王「はい」
トキオ「我が愛しの息子!そして究極の天使!元気にしてるか?」
チャラ王「おい。ここで言うのはやめてくれ・・・;」
トキオ「ワーズ君から聞いたんだけど、リップちゃんに間男が現れたんだって?リップちゃん、なかなかモテるね!」
チャラ王「はあ!?リップは関係ねーだろ!?」
トキオ「相変わらず自覚がないねー。リップちゃん、その間男に本気になるかもしれないから思い直してくれるためにちーもお見合い相手らしきを紹介するから!」
チャラ王「はぁっ!?何勝手なことを・・・!」
トキオ「今郵便で送るから!」
チャラ王「いらねーよ受け取り拒否するからなっ!!」
トキオ「もー、ちーってば〜!」
すると、トキオからこんな爆弾発言が飛び出した!
トキオ「そう言うと思ってお父さん、ロンドンでのジャケ写撮影を終えた後に1週間のオフを取ってもらって今家の前に帰って来てるから!」
チャラ王「!!?」
すると、トキオからドアノックとインターホンが鳴った!トリスタンはそれに応じた。
トリスタン「はい」
トキオ「ただいまー!って、えっ!!?友達かい!?」
チャラ王「違う!!」
そしてチャラ王は蚊帳の外であるトリスタンを跳ね除けて父親のトキオに問い詰めた!
チャラ王「おいこら親父何断りもなしに来てるんだ!!」
トキオ「なんだよこの子は!親が心配してわざわざ来たのに!バチが当たるぞ!はっ!さてはちー、何かお父さんに言えないことがあったのかい!?」
チャラ王「はぁっ!?」
トキオ「まさか誰かを監禁してるの!?それとも危ない動物でも飼ってるの!?一体何を隠したんだー!?とにかくご近所や世間様に迷惑かけることだけは許さないからなあああああーーーーー!!!」
チャラ王「やかましい!!親父がまさに近所迷惑だ!!」
トリスタン(どっちもうるさいですから近所迷惑ですね・・・私は悲しい・・・)
その数分後、悠々とお茶を飲むトキオにチャラ王はさっきのことで怒っていた。
チャラ王「何考えてんだ俺は何も隠してねーよ!!」←半分はトリスタン達の正体を隠してる
トキオ「だってキミ、小さい頃はいわゆるメガネをかけたいかにも真面目少年だったじゃないか」
チャラ王「あれはあくまで子供の頃だろ!今頃言うな!」
トキオ「(でも、ちーは今でも本当は友達想いの優しい子だって父さんと母さんは信じてたよ!ちー、あの頃はいわゆる音符のブローチがついた黒のベストを着てたもんね。黒のベストに音符のブローチ・・・)あの頃の服装は父さんをモチーフにしてたんだろ?」
チャラ王「はぁっ!!?」
すると、チャラ王の好物のみかんのゼリーをもてなしたトリスタンがトキオに聞く。
トリスタン「あの、あなたは一体・・・」
トキオ「一応言うけどキミもちーの友達だよね?」
トリスタン「リップの間男です」
トキオ「えっ、キミが!!?女性っぽい!」
チャラ王「こらっ!!」
すると、トキオがチャラ王の仮の見合い相手の写真数枚を取り出した!
トキオ「まあでもリップちゃんが思い直すために仮の見合い相手の写真を持って来たんだ。どれもめちゃくちゃ美人ばっかりだよ!」
チャラ王「だからいらねーっつってんだろ!!俺は見ない!!」
トキオ「なんだよこの子は!早く進展しないと父さん達は心配で死ぬよ!早く見てよ!」
チャラ王「必要ねーよ!!」
トキオ「!もしかして、今はそんな姿して女の子に興味はないのかい!?それなら父さん達は対策を考えないといけないよ!」
チャラ王「アホか!!わかったから早く見せろ!!」
そしてトキオはチャラ王の仮の見合い相手の写真を見せた!
トキオ「この女の子はミスなんとかに選ばれてめちゃくちゃ美人なんだよ。・・・あんまり美人だと結婚後もモテまくりで困りそうだね。この女性は大企業勤めのバリバリのキャリアウーマンなんだよ。・・・あんまり仕事ばかりだと結婚後は仕事で家庭を疎かにしそうで怖いな。この女性は有名なお嬢様学校の白薔薇女を出て現在は花嫁修行中なんだって。・・・あんまりお嬢様だと世間知らずでちょっと困りそうだね。なんだどれもちーとは合わない気がするなー・・・;」
チャラ王(親父達がそんなんだから俺は面倒くさいと感じるんだ・・・;)
すると、写真を見たトリスタンはそのあまりの美人ぶりに驚嘆する。
トリスタン「あっ、この方はめちゃくちゃ美人ですね。10年後であれば・・・」
チャラ王「おい;」
その翌日、チャラ王は通う学校のポップン学園で父親が帰って来たことをリップに話していた。
リップ「えっ、トキオさんが帰って来てるの!?」
チャラ王「しっ、声がでかい!親父、何の因果か知らねーけど仕事はちゃんとしてほしいよなー」
リップ「なんだ言えばいいのに」
チャラ王「せっかくオフ取って帰らすわけには行かねーだろ。それにリップの親父さん達もうちの親父を気にかけてたみてーだし」
リップ「親同士仲がいいもんね」
すると、いつのまにか来ていたトリスタンが言う。
トリスタン「へー、親同士も仲良いっていうことが今はあることなんですね」
チャラ王「って、いつの間に来てたのか!?」
トリスタン「私は哀しみの子だから親にはあまり恵まれませんでしたね。両親とも死別しましたし」
チャラ王「重い話をコミカル調に話すなよ;」
リップ「でも、こんなところまで来て大丈夫?トリスタンちゃん」
トリスタン「何がですか?」
リップ「だってもうすぐ授業の時間だよ。しかも英語」
トリスタン「セルフの授業参観だと思えばいいでしょう」
リップ「だから、そうじゃなくて・・・」
すると、英語担当の教師であるDTOがトリスタンの首根っこを掴んだ!
DTO「おいリップ、この男は誰だ?困るぜ俺の授業寸前に勝手に入って来られたら」
リップ「あっ、DTO先生」
チャラ王「そいつ、リップの同居人の一人だ」
DTO「ああ、こいつが生徒達の間で噂になってたリップの間男か」
チャラ王(教師達まで浸透してた;)
その放課後、リップの実家のパティスリー店ではケーキを買ってきたクルーク達がトキオのことを聞いていた。
クルーク「えっ、トキオさん帰って来てるのかい!?」
チャラ王「ああ、そうだよ。なんでも親父達は1週間はオフ取ってこっちに来てるんだよ」
ゼオ「cranberry、今やdeuilと人気と実力を二分するトップバンドだからな。世界的に活躍して忙しいから休暇が必要なんだろう。アキトさんには一人娘の空のところにいるしな」
すると、ハッチンが買ってきたケーキを思わず落とす!メイヴが気付く。
メイヴ「ハチ君、どうしたの?」
クー「ハチがこんなことでドジるなんて珍しいな。どした?」
ハッチン「い、今、チャラ王がcranberryのトキオの息子だって言わなかったか!?あの空色の髪の男前女子もアキトの一人娘だって!?」
チャラ王「それがどうしたか?」
ハッチン「俺、アキトさんの個人ファンなんだよ!ほら、アキトさんが出してるギターのコピーやオリジナル曲のCDも持ってる!」
ププル「えっ;」
ヤス(そういえば、こいつの家の部屋にはアキトさんのポスターやグッズもあったな・・・)
ハッチン「おいゼオ、あの男前女子の家はどこにあるんだ!?アキトさんがいるなら案内しろ!」
ゼオ「こればっかりは空に聞いてみないとわからないからな。ちょっと打診の電話するぜ」
ゼオがそう言って空に電話する。すると、ゼオはその後に電話を切る。
ゼオ「空、あっさりとOKしたよ。ただし週刊誌に見つかったら面倒だから家の中でだけど」
ハッチン「ファーーーーーッ!!!よっしゃあああああー!!!」
ブラヴァッキー「嬉しいのはわかるけどうるさいわよ!」
ヤス「ん?でも、トキオさんに息子がいるとは聞いてないような・・・」
ヤスの疑問にチャラ王はあっさりと答える。
チャラ王「世間には秘密にしてるからな。学校でも知ってるのは先生達やリップやルートだけだし」
クルーク「そうなのかい?」
チャラ王「だからお前らも知らないことにしてくれるとありがたいんだが」
エジソン「了解した」
フィン「?待て」
すると、ププルのサーヴァントであるフィンがゼオに聞く。
フィン「空嬢の母上殿の今の年齢は何歳ぐらいだ?」
ゼオ「うーん、若々しいけど32歳だな」
フィン「となると・・・18歳ぐらいで空嬢が生まれたのか!!」
ゼオ「ああ、考えてみれば計算したらそうだな」
すると、先にほわんとジャックと一緒にケーキを食べていたヒメコが聞く。
ヒメコ「そんな歳に空ちゃんが生まれたの!?アキトさんが春陽さんに強姦した上で!?」
チャラ王「それ、イメージダウンになるからやめれ」
ゼオ「違う違う。空からの情報によれば春陽さんの方が先にアキトさんに惚れて猛アタックしてたそうだ。なんでもな春陽さんは他の女優の同業者に嫌なこと言われた時にまだメジャーデビューしたばかりの新人バンドだったcranberryのギタリストのアキトさんに助けられてな、それで惚れたんだと。ただその頃は業界は恋愛に対して複雑でな、春陽さんが空を身籠った時に周囲から猛反対を受けてな、それで仕事を投げ出してまでアキトさんとアメリカに駆け落ちしたんだと。それでバンドリーダーのトキオさんが探しに来た時に空が生まれたことでようやく周囲も納得してくれたんだ」
ほわん「ほわぁ〜、そんなドラマみたいな話があるんだね〜・・・」
ジャック「でも、トキオさんのはまだ隠してるってことでしょ?」
チャラ王「まあな。このまま週刊誌にバレなきゃいいんだが・・・」
すると、リップがとあるチラシを持ちながら出てきた。
リップ「ねえ、今度みんなでここに行かない?」
クルーク「?アルカレのセレンのプロデュース下のショコラトーの先行開店?確かにセレンにしてはショコラが美味しそうなんだけど・・・」
リップ「この店が同じ街に開店されるって聞いたから敵情視察も兼ねて行ってみない?もちろん奢るわ!」
ゼオ「ぜひ行かせろ下さい」
そしてその翌日、一行はセレンのプロデュース下のショコラトーの先行開店に立ち寄った。ついて行かされたエージェントは聞く。
- Composer:C(前編)(その2) ( No.883 )
- 日時: 2021/05/15 23:35
- 名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
エージェント「確かにチョコをリップが奢るとか言ってたけど、トリも連れてくることないか?」
リップ「大丈夫よ。トリちゃんも勝手な行動はしないだろうし・・・」
トリスタン「へー、大学生ですか?アルカレのベースのセレン殿のサイン、欲しくないですか?(早速アルカレの黄金アーティファクトの女子大学生数人にナンパする」
トリスタンにナンパされた女子大学生全員「欲しいーっv」
ルート「もうしてるぞ」
チャラ王「トリイイイイイーーーーー!!!(大激怒」
ゼオ「ついでだから言うけど、フィルも女子をナンパ、メルヴは男子を逆ナンしてるぞ」
フィン「はじめまして、美しい奥方達。私はこの店のチョコを食べにきたチョコの貴公子で・・・」←人前での名前はフィル
美人な奥さん達全員「あら、お上手ねv」
メイヴ「お兄さん、今からでもいいから私とス・テ・キ・な・こ・と・を・・・v」←人前での名前はメルヴ
逆ナンされた男性「は、はい!喜んで!」
ププル「コラーっ!!」
クルーク「メイヴは格闘女王様に雰囲気が似てるけどやっぱり違うんだな・・・;」
クー「悪いことしちまったな」
ディルムッド「わ、我が王が申し訳ございません;」
一方、ハッチンは一緒にいたサンソンにハチミツチョコを見つけたことを意気揚々に話していた。
ハッチン「サクソン!さっきハチミツチョコを見つけたんだ!(目がめちゃくちゃキラキラ」
サンソン「確かにこれは美味しそうですね。一応は買っときましょうか?」
ハッチン「いいのか!?」
一方、アレクはヤスにどうしてそのようなものを目にしても平然といられるのか聞かれていた。
ヤス「お前、どうしてこんなチョコを見ても平常でいられるんだ?」
アレク「平常というよりも僕はこの姿でも一応は王子だからね。だからこの高級な品物を見ても本当に美味しいのか見極めてるんだよ」
ヤス「流石生前は王族の少年姿」
すると、自分の店を訪ねて来たセレンがアイオーン達を見つけて彼らに声をかけた。
セレン「なんか聞き覚えのある声だなーと思えば、アイオーンにクルーク君達?」
アイオーン「セレン」
ナーサリー「彼がセレン君?」
クルーク「うん、そう。アルカレのベースでこの店のプロデュースした代表取締役みたいなものだよ」
セレン「随分と仲間が増えたみたいだけど、その間に何かあった・・・」
すると、セレンはリップの姿を見て何かを思い出した!
セレン「えっ!?キミ、あのパティスリー店アムールの娘さんの・・・!」
リップ「うん、そうだよー。一応クラリネット奏者としてうちの店の前で演奏のデモンストレーターもやってるよ」
セレン「へー!まさか小さいけど有名なパティスリー店アムールの娘さんが来てくれるなんて・・・これは負けてられないよねー!」
アイオーン(相変わらず爽やかな顔でさりげなく嫌味を言う嫌味な見た目小童である)
セレン「ところでデモンストレーターでの曲はキミが編曲してるのかい?」
リップ「ううん、幼馴染のちー君が編曲してるんだよー」
セレン「へー、ちー君ってあそこのギャル男かい?」
リップ「うん!ちー君、あんななりして編曲はもちろん作った曲も誰よりもすごいの。いつかプロになれるかはわからないけどアタシもちー君の作った曲の初演者になるんだ!それがアタシの夢!」
セレン「ふーん」
すると、セレンはチャラ王の姿を見てその見た目から察せないような隠れたオーラから何かを感じ取ってチャラ王に声をかけた。
セレン「キミがちー君?」
チャラ王「ん?あんた、アルカレの・・・」
セレン「ちー君、作曲できるのかい?」
チャラ王「ああ、学校の奴には内緒にしてるけど麻生夢叶というPNで・・・」
セレン「それなら大丈夫か。そんなキミにちょっと依頼したいことがある」
チャラ王「なんだ?」
セレン「こんなこと、今アルカレの新曲を作曲中のチタンには頼めなくてさキミにこの店のPR用の短い曲の作曲をお願いしたいんだけど・・・」
チャラ王「えっ!?」
トリスタン「ちー殿、人気バンドメンバーから作曲の依頼をされるなんてすごいじゃないですか!」
セレン「条件はなんでもいいんだけど、強いて言うなら・・・アムールの娘さん」
リップ「ん?何?」
セレン「ちー君が作った曲のレコーディングにキミのクラリネットも入れたいんだけど、それでいいかな?」
リップ「えっ!?」
ゼオ(そっちに引き抜くとかそういうわけじゃないんだろうけど、多分セレンはセレンなりにチャラ王から何かを感じ取ったんだな)
その夜、セレンからの作曲の依頼を引き受けたチャラ王の話をリップから聞いて彼女の家に居候しているアムールの三人の厨房スタッフ全員は驚いていた。
春海「えっ、有名なバンドメンバーから作曲の依頼!?」
乃木沢「ちー、すげーじゃん!俺なんて認められてもまだなのに・・・」
チャラ王「だから、金城からの作曲依頼もあるから少しは忙しくなると思うが・・・親父もいるけどお袋も休み取って帰って来るしな」
シャルアン「よかったじゃん!」
ルート「でも、曲ができたからってあまり調子乗るなよ。お前の作曲の才能は私もリップもトリもおぼろ達も認めている。だから、天狗になったりはするなよ?」
チャラ王「任せとけ!賞賛を受け流すのは得意だしな!」
一方、そのチャラ王の様子を外から黒づくめの人物が見ていた・・・。
その翌日、チャラ王はようやく2曲ができたことにその出来栄えの良さに聞いた大半の全員が驚嘆していた。
クルーク「いいじゃん、これ!」
ゼオ「へー。この吹奏楽曲を金城達が表現できるかは別としてなかなかやるじゃん」
ハッチン「セレンのショコラトリーのプロデュースでの始まりの曲らしいし、すげーな!」
チャラ王「ありがとな・・・力一杯」
リップ「あとはOKが出るかどうかなんだよね!ちー君の同い年の従弟君も仕事の合間に聞くといいなー!」
ヤス「同い年の従弟って誰のことだ?」
チャラ王「ああ、サインズのベーシストのヒロ。ヒロちゃん」
ヒメコ「えっ!?」
メイヴ「じゃあ、ヒロちゃんもトキオさんの間接的なサラブレッドってこと!?」
リップ「違うよ!ヒロちゃんはちー君のお母さんの弟の子なんだよ!」
クー「つまり母方かー」
すると、バタバタと音がした!チャラ王は何の騒ぎかと出る。
チャラ王「はい。えっ!?」
ルート「お前、ちーのチャラ男仲間の・・・」
すると、チャラ男仲間の人物はボロボロになりながらもあることを口にした!
チャラ男仲間「ちー・・・!逃げろ・・・!奴らに・・・所在が見つかった・・・!」
リップ「えっ!?」
ヤス「とりあえず救急車呼んだ方が良いか・・・?なんか大きな怪我してるみたいだし・・・」
チャラ王「それはダメだ!それで呼んだりしたら・・・!!」
ププル「ボクとゼオが付き添うよ。だから救急車呼ばせて!お願い!」
チャラ王「・・・」
ププルとゼオが付き添う形で大怪我をしたチャラ男仲間が救急車に運ばれた後にクルークはチャラ王に聞く。
クルーク「ねえ、「奴ら」ってなんだい?キミに何か関係があるのかい?なんか尋常じゃないけど・・・」
チャラ王「・・・あんたには関係ないことだ。ほっとけ」
クルーク「できないよ!あの人が大きな怪我してまでここまで来たんなら、ボクだって放っておけないよ。ねえ、何があったの?」
チャラ王「・・・」
すると、チャラ王が何かを口にした。
チャラ王「そこまでして俺が曲を作ることは許されないのか・・・「羽柴家」・・・!」
クルーク「羽柴家・・・?」
すると、それを陰ながら見ていたナーサリーが本を通じて彼女の召喚者であるサーヴァントのモードレッドに連絡した。
モードレッド「羽柴家か?あの高い魔術の腕前を持ちながら冷酷非道で有名な魔術師一家か・・・オレもあの家に関しては秘密警察として調べてるけどまさかあのチャラ男の父方の実家だとは・・・」
ナーサリー「羽柴家の調べていたデータについてワタシの本を通じて送ってくれる?」
モードレッド「もちろんだ。できる限りの資料だがな」
ナーサリー「お願いね」
ナーサリーからの連絡用の本の魔力が一旦消えた後に近くにいたモードレッドの仮のマスターであるしおんは言う。
しおん「・・・行くのかしら?」
モードレッド「ああ、行くさ。悪いけど羽柴家の尻尾を掴むいいチャンスだからな。だが、しおんのもう一人の仮のサーヴァントでオレの秘密警察でのパートナーにも援護を任せてもらう。アーチャー、真名アタランテ」
すると、呼ばれたサーヴァントのアーチャーであるアタランテが姿を現した!アタランテは言う。
アタランテ「任せろ。汝のことだ、それで小さな子供などを平気で泣かせる羽柴家の尻尾を掴めるならそれで構わない」
モードレッド「ーーーーーよし、行くぞ」
それぞれの思惑が飛び交う中で一方、羽柴家の長で有名魔術師である貴族女性はほくそ笑んでいた。
有名魔術師の貴族女性「ふふっ、魔術の才能がなかったトキオの代わりに千悠、あなたは私がお家存続の道具として育てるわよ・・・」
続く・・・!
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