二次創作小説(紙ほか)

無垢なるアイの願い星(前編)(その1) ( No.891 )
日時: 2022/10/11 19:48
名前: 桜 (ID: oN2/eHcw)

みなさん、長い間大変お待たせしました&ようやく待ちに待ったスタアラ編&ディスカバリー編合作です!しかもキャラがいつもよりも倍増&書きたいシーンも多くあったから前中後編+完結編にあたる話で全4編の連作です!


アシュレイ「俺のシーンはここぞという時でいい!」
ラムセ(^ω^)アシュレイは今回の話に出ないよ(キラッ☆)
アシュレイ「ラムセェェェェェェェェェー!!!(大激怒」


とりあえず内容も合作だけにあってボリューム感多めの連作、その前編をどうぞー;






とある日の夕方の森の中。グリルは目当ての薬草がようやく入手できたことで帰路に着いていた。


グリル「わぁー;遅くなった;早く帰らなきゃマルクちんにも大分怒られるね・・・」


グリルが急ぐ中でとある歌声を耳にする!


グリル「えっ?歌・・・?」


グリルはその歌を思わず聞く中で歌声の持ち主が現れた!その人物は原型のグリルと同じ姿をした人形のような少女だった。


グリル「?何・・・?ウルトラキュートなボクちんにそっくりなこの人形・・・」


すると、グリルの背後で同じく歌うもう一人の人物が彼女の肩に手を置いた!


グリル「!!?」


グリルはその背後を見ようとしたが、既に手遅れだった・・・






マルク「遅いのサ!グリルの奴、モタモタしてたら師匠に怒られるだろ!」
マホロア「マアマア、ナんダカんダ言っテキミも待ッテるんダカラ・・・」
マルク「てめぇ!!」


マルクとマホロアが乱闘になりそうになるが、グリルが帰って来た!


グリル?「マルクちん!マホちん!遅くなってごめん!」
マルク「あっ、帰れたのサ!?」
マホロア「ジャア、帰ろうカ」
グリル?「うん!」


すると、グリル?はマルクとマホロアについて何かのデータを見るような分析をしていた。マルクはグリルに声をかける。


マルク「?どうしたのサ?」
グリル?「いや、なんでもないよ!」


そのグリル?のカバンのポケットの中にあるのは一つの緑のハート型の水晶石。その中にあるのはグリル?に閉じ込められて眠っている本物のグリルだった。そう、グリル?の正体はとある目的のために本物のグリルの前に現れた人形グリルだった・・・。






ゼオ「グレイドフルバンドフェス?」


その数日前、音楽事務所のピアニッシモではcantabileは社長の大湾星華の姿の王ドラに仕事が入ったと言われていた。グレイドフルバンドフェスへの招待状だ。


星華(王ドラ)「そう!インディーズバンドまでも光り輝ければ出られるような大規模な有名バンドフェスよ!もちろんうちの所属2バンドだけでなく、シンガンやプラマジ、どこゆびやましゅましゅも出るわ!」
クルミ(クルーク)「待って。じゃあ、オールスターで招待されるってことかい?」
星華(王ドラ)「そうですよ。特別ゲストバンドにdeuilやcranberryも出るらしいですよ。どうやら大物バンド達もあなた達のような稀に見る豊作バンド達の実力を見たいらしいようね」
ププル(空ちゃんのお父さんとチャラ王君のお父さんが所属するcranberryも・・・)
星華(王ドラ)「とりあえずあの大物バンドにもそのバンドフェスであなた達の実力を見せつけてやりなさい!」
crantabile「了解!!!」


一方、シンガンクリムゾンズはバンド練習の後にアイオーンがクロウからとあることを聞かれた。


クロウ「おいヘタレオン!最近アサト達と同様につるんでやがるアレ、テメーが何か教えやがったのか?」
アイオーン「ヴ?どういうことだ小動物・・・」
クロウ「アイオーンと同じ声してたあのサラサラロン毛赤髪のハープかなんか持って弾いてた糸目美形のやつ!あれ、盟友だと言ってテメーの家畜に声かけてたんたぞ!」
アイオーン「(トリスタン・・・!!!(顔真っ青)すまぬ・・・それ、奴の方から言ったのだ・・・ヴッ・・・;」
ヤイバ「それ、故にリップの間男(違)か?ならば、チャラ王にこのこと連絡するか?ロムもそれを聞いて怒ってはいるからな;」
ロム(°益°#####)
アイオーン「ヴッ・・・;」


一方、エージェント達の住む屋敷。エージェント達はゼオ達が出演するバンドフェスに観客として観に行くために用意していた。


エージェント「うーん、用意はこれで十分か・・・」
サンソン「なぜに僕の分まで観客席のチケットを買ったんですか?」
アストルフォ「いいじゃん!サンソン一人だけ留守番はボクだって嫌だよ!」
サンソン「いや、僕は構わないよ」
アレク「いいじゃないか。ブラックやデオンも観客として行くみたいだし。アリシアや姫子さん、ベリーやプロキオンもワクワクしてるみたいだしっ」
サンソン「そういう問題じゃ・・・」
フルシュ「いいじゃないですか!一人は寂しいですよ!一人で留守番は幸せになれないですよ!」
サンソン「なぜあなたまで行く気満々に・・・」
エージェント「ほら、みんなも一緒に行こうって言ってるんだしっ、何より今はバンドフェスが楽しみですやすやと眠ってるアリシア達もサンソンが来ないと知ったらガッカリするだろ?」
サンソン「・・・」


全員がサンソンと一緒にバンドフェスに行きたいと説得するのを見てサンソンはようやく折れた。


サンソン「・・・わかりました。一緒に行きますよ。あとでガッカリされたら嫌ですし」
エージェント「サンソン・・・!」


一方、スマブラ屋敷。カービィ達はいよいよ明日に迎えたグレイドフルバンドフェスを観に行くために着々と進行していた準備を最終段階に迎えていた。


カービィ「メター、フェスでやってる食べ物の出店のチケットあるー?」
メタナイト「あるぞ。すぐにあげるからな?」
デデデ「食べ物の出店ばかりゾイ・・・;」


すると、ルキナはルフコと服選びの準備をしながらあることを言う。


ルキナ「やっぱりゼオさん達のツレのあの方々らもフェスに行くとは思いますか?」
ルフコ「行くと思うわー。あの人達、行動の端々が初々しくてちょっと浮世離れしてるところはあるけど、根は悪い人ではないと思うし」
クロム「・・・ふん。俺はまだ複雑だがな」
ルフレ「クロム・・・せっかくお前もスマブラのSPECIALで参戦できたのに前に噂のリップの間男(トリスタン)にルフコを口説いた件のこと、まだ怒っているのか?」
クロム「まだも何も絶対に許すものか!!」


ギャーギャーと騒ぐ覚醒組を見てピカチュウは思わず同情のような目で見ていた。


ピカチュウ「行動の端々が浮世離れしてるとはいえどんな素性でもちゃんと人の心持ってるのがわかるが・・・あの糸目トリ野郎に関しては何しでかすかわかんねーあの奇行を見たら本当に人間かと仲間内でも思うわ・・・;」
ルカリオ「そうだな。ちゃんと青い波動を持っているが・・・」


ルカリオは初めてサンソン達を見た時に青い波動を感じたが、その青い波動には闇が含まれることを意味している淀みのない紫が混じっていたことに気付いていた。これについては他のサーヴァント達も同様であり、彼はそれを見てサンソン達が普通の人間ではないことに薄々と気付いていた。しかし、悪感情の気配がないことからサーヴァント達についてはひとまず大丈夫だと思った。


ルカリオ「本当に波動からしてみてわかってしまうな。まあ、直接聞くまでもないがな」
ピカチュウ「あいつらの波動も感じるからか?」


一方、エレナは練習疲れで明日のために眠っているマスターのゼオ(とメタナイト)の部屋に入ってきてその二段ベッドのゼオが眠る枕元の下にいい香りのアロマの匂い付きの小さなドームを置いた。


エレナ「明日のライブフェス、頑張りなさい。・・・こういうのはおかしいかもしれないけど、おばあちゃまとの約束よ!」


そしてグレイドフルバンドフェス。ライブ開演前の出店が催されていた会場に先に来ていたランサーのクー・フーリンが買っていた焼きそばを食べていた。






約3ヶ月ぶりぐらいの更新

無垢なるアイの願い星(前編)(その2) ( No.892 )
日時: 2022/10/11 19:54
名前: 桜 (ID: oN2/eHcw)

クー「開演前から会場で出店が催されるとはどれだけ盛大なんだぁ?」
メイヴ「なんでも開演待ちや満杯とかで会場に来れない人達のために大画面スクリーンで放映されるからそのための措置みたいよ?」
ディルムッド「2525やようつべの生放送でも放映されると聞きました。並行してテレビ生放送も兼ねていると」
フィン「じゃあ、席が取れた私の美しさに生放送を見ていた美しい女性達も見惚れるのかな?ふふっ、また私の女難の相が騒動を起こそうとしているな!」
エジソン「それは怒る人達もいるから身のためにも言わない方がいいぞー。ナーサリー、サーティーワンのイチゴバニラダブルアイスでいいか?」
ナーサリー「それでいいのだわ!」
エレナ「みんななんだかんだで言って出店を満喫してるじゃない・・・」


なんだかんだで満喫しているクー達だが、少し後にようやくリップ達がほわん達を含めたましゅましゅのグレイドフルバンドフェスライブ出演のために預けていたジャックを連れて来た!


リップ「おーい!待ったー?」
メイヴ「ううん、今来たとこよー!」
エレナ「つか、トリの顔が傷だらけだけど、どしたの?」
チャラ王「こいつがアイオーンの盟友だと名乗ってシンガンの家畜に手出してたってヤイバさんから連絡あって、それで鉄拳制裁した(^ω^#)」
トリスタン「リップやルート嬢が彼を止めてくれたのですが、ちー殿の強い顔面パンチは愛溢れてました」
クー「シンガンの家畜に手出すからだ!」
フィン「ところでチャラ王はアイオーンを呼び捨てで呼ぶのだな?」
チャラ王「そりゃあ、最初はさん付けだったな。でも・・・」
ルート「アイオーンの方が何かこそばゆく感じるから呼び捨てで呼んでいいと言ったんだ。一度断ったら涙目で見られたと」
チャラ王「ルート!」
ナーサリー「ジャック!おぼろちゃんも!」
ジャック「おぼろちゃん、一寸子だから人形用のワンピース着せるのにも着せ替え人形みたいで楽しかったー!」
ジャック「何それ!わたしもやりたいのだわ!」
おぼろ(モイモイ)(サーヴァントでも子供って罪はないわね・・・;)
エジソン「ではサンソンやエージェント達もさっき到着したとLINEが届いたから待ちながら出店で好きなだけ食べるがいい!」
トリスタン「エジソン殿、私はさんま焼き食べたいです」
エジソン「了解!」
チャラ王(立ち直りが早い奴だな・・・;)


一方、とある人物達が一般人を装って会場に来訪していた。何かあった時に秘密警察のボスから秘密裏でのフェス会場内の警備を任されていたモードレッドとアタランテ、ある事情により圭一郎の命で請け負った彼女達の仮のマスターであるしおんだった。


モードレッド「ここで出店やってるマックのチーズバーガー、うめーなー!」
アタランテ「そんなに食べ過ぎるなよ。我らの所持金にも限度があるからな」
しおん「私はサポートを担当してくれてる月島家のメイドも兼任してる回復や補助系の魔法が得意な白魔導師の葉樹の魔導でなんとか夏の日中でも生きれるようにしてもらってるんだけど・・・;」
モードレッド「誰でもキツいもんなー;三六葉樹はルドヴィカの奴が遣わしたサポートが優秀な白魔導師だけどな・・・おーい、フラン、食べるかー?」
フラン「う」


モードレッドに声をかけられたフランという目を髪で隠している花嫁のような純真なる少女は彼女が買ったリンゴ飴をもらう。フランは真名がフランケンシュタインのバーサーカークラスのサーヴァントであり、モードレッド達の仲間として召喚されておりその中でも唯一モードレッド達の庇護対象としてそばにいることを圭一郎だけでなく葉樹やルドヴィカからも許されている。フランは自ら抱えているのを指しながらモードレッドに懇願する。


モードレッド「シルクも何かほしいって?わかった、何がいい?」
シルク「たこ焼き!」
アタランテ「こらっ、いくら二人が可愛いからって甘やかすな!」
たこ焼き屋店主「そのリオルはポケモンだから70円でいいよー」
モードレッド「ほんとか?じゃあ、買わせてもらう!」
しおん「なんで;」


何らかの理由によりモードレッドに拾われて彼女のそばに付いているポケモンであるリオルのシルクは店主のポケモン割引サービスもあって買ってもらったたこ焼きを頬張るが、アタランテはパンフレット内容を見る。


アタランテ「ミラクル☆4、これはあいり嬢の恋人の男であるツーストという奴もメンバーのアイドルグループみたいだな」
モードレッド「ふーん。まあ、これに関しては嫌悪はないけどな・・・」


すると、モードレッドはパンフレットを見てcantabileの項目にある写真の同バンドのピアノボーカルであるクルミを見つける。


モードレッド「巻きツインテチビゴスロリだが、可愛い方じゃねーの?」
アタランテ「ああ、こないだの奴らの中のうちの二人が所属してるバンドのことか。クルミは神出鬼没というかプロフィールが一切非公開にされてるピアニスト兼作曲家だ。その作った曲にはどれも素晴らしい出来ばかりでプロフィールが謎なところとか可愛すぎるビジュアルも手伝ってバンド内でも人気が一番高いんだよ。ちなみに同バンドの曲は全てクルミが作曲してるんだ」
モードレッド「へー。神出鬼没だからあまり見かけないってことか(でも、何かがちょっとヘンではあるんだけどな・・・なんでそんなの感じたのか自分でもよくわかんねーけど・・・」


一方、大半のカービィ組もフェス会場に到着しており、開演前の観客席でライブ開演を待っていた。


カービィ「待つの案外長いねー」
メタナイト「もう少しで開演前だけどな」
マホロア「ソウいエば、大王はいナイケドどうシタノ?」
マルク「それが今朝からなんか忽然といなくなりやがったらしいのサ・・・;んで、泣きながら探すペインシアを保護する形で師匠やドロッチェ達も別のところで座って入り口付近にある席で待ってるんだと」
ダメナイト「そうかー。あの大王、何してんだ・・・ブラデもペインシアを心配してそっちに向かったんだぞ!」
シャドー「あれ、案外本気なんだね;」
グリル?「悪そうな顔つきの割にねー(そろそろ来る頃か・・・」


そしてフェス出演者用の楽屋。その楽屋にいるcantabileは自分達の出演順を見ていた。


ゼオ「俺達の番は後半のラスト前か・・・」
ププル「しかもトラクロの後の番だから緊張するね;」
クルミ(クルーク)「まあ、怖いのはわかるけど・・・どうせならシンガンがやりたいぐらいじゃない?クロウがぎゃんぎゃん騒いでた;」
ププル「ああ、なるほど;(察した」


一方、シンガンクリムゾンズは自分達の出演順がトラクロの前後の番ではなかったことにクロウが不満そうに騒いでいた。


クロウ「やい!どういうことだよ!?なんで俺達の番がどこゆびの後なんだよ!!?」
ヤイバ「主催者側が公平な判断で決めたらしいのだから故に致し方ない」
ロム「俺としてはあのアイドル野郎の前後じゃなくてよかったんだが・・・ん?」


ロムはジャガーを抱っこしているアイオーンを見る。それはぱっと見は微笑ましいのだが、肝心の会話内容は・・・


ジャガー「なー、アイオーン。今から近くのスーパーでバーボン買うからクレカを貸せ」
アイオーン「ヴッ。後で必ず我に返却するがいい・・・」
ロム「パンダの可愛さにやられてお前のクレカ渡すんじゃねえええええーーーーー!!!(アイオーンにかなりの高威力の顎パン」
アイオーン「ヴァッ!!!!」
ジャガー「あー!!俺のバーボン代がー!!!」
クロウ「今は我慢しろ;また夏美にも怒られてーのか・・・;」
ヤイバ「夏美は小さな生き物の愛らしさ可愛さにも顔面偏差値が飛び抜けて高い男にも故にその誘惑に動じないからな・・・;」


一方、DOKONJOFINGERことどこゆびはジョウが自分達の出演順を見ていた。


ジョウ「俺達の番はシンガンの前か・・・」
双循「まあ、どんな順番であろうともワシが最強だということを見せつけたるわ・・・!」
ハッチン「ファッ!?それは俺があのトキトキ野郎に言いたいセリフだ!!」
ヤス「ん?なんだ、LINEか・・・」


すると、ヤスはほわんのサーヴァントであるジャックからのLINEを見る。それは「フェスライブ来てるよ!おかあさんもパパも観客席から応援してるよ!」
と・・・


ヤス「は!!?」
ハッチン「ヤス!それはお前とほわんの娘からか?(精一杯の小声」
ヤス「うっぜぇ・・・!」
ジョウ「ヤスが誰かとLINEって珍しいな。誰から・・・」
ハッチン「ファァァァァーッ!!!」
ジョウ「はぁっ!!?ごっふぉっ!!!(驚いて吐血」
双循「なんじゃハチ公、大音量で叫ぶとは感心しないのう」
ハッチン「ファーッ!!うっせぇ!!急に叫びたくなったんだよ!!」
ヤス(ハッチン、今のは少しだけ感謝する・・・;)


一方、Mashumairesh!!ことましゅましゅはほわんがジャックが仲間達と一緒にグレイドフルバンドフェスでのライブを見に来ていることを知ってますます意気が上がっていた。


ほわん「ジャッキーちゃん、うち達のライブ見に来てくれてるよー!」
ヒメコ「へー、よかったじゃん。あ、アサト達もいるってことはもう合流果たせたんだね」
デルミン「彼女はヒメコさんのお家で預かっている子ですよね?」←ルフユ同様にそう聞いている
ルフユ「やっぱり、みんなちょっと初々しい部分はあるけど、なんだかんだでゼオ達とあまり変わらないんだねー」
ほわん「うん!宝具とかすごいのぶっ飛ばすけど・・・」
ルフユ「宝具?」
ヒメコ「いや、なんでもないよっ!(ほわん、ダメだよ!ゼオが同じバンドメンバーでもジャックちゃん達のことは内密にって言われたんだから!」
ほわん(ほわ・・・)


そしてライブ開演の時間が来た!フェス主催者側の司会者が明るくはっちゃけながらフェスを実況しながら進行する!


フェス司会者「いよいよグレイドフルバンドフェス、ただいまより開演ーーーーー!!あらゆる荒いが総じて粒揃いの名のあるバンド・アイドルグループ達がこの大規模バンドフェスを盛り上げますよーーーー!!!ラストには特別ゲストバンドであるdeuilやcranberryがトリを大盛り上がりに飾りまーす!!ちなみにこのバンドフェスはテレビで生放送だけでなく、2525やようつべでもリアルタイムで生放送中継されますよー!!会場はお台場の大規模であるショッピングモールも兼ねており、フェスを観に来てくれた観客席の方々には休憩の合間のインターバルでは屋台での食事やACなどのゲームをプレイできるアミューズメントがありますので満足たっぷりに楽しめます!!テレビ生放送や生放送中継の方には全問正解者の中から抽選制でフェスから出題したクイズを解答することができます!!推しバンドやアイドルグループを多大なる応援や盛り上がりを引き続きよろしくお願いしまーす!!!」
アサト「おーおー、めちゃくちゃ明るくはっちゃけてるねー」
ベンちゃん「でも、観客席の方々もさらに盛り上がってるようですぞ」
うしお「司会者である彼女の笑顔が太陽のような輝きを秘めて進行してますからね」
司会者「ではまず初陣を飾るのは期待のぷるぷる新星、プラズマジカー!!」


そしてプラズマジカはチューニングもバッチリの体制で初陣でフェスの舞台に立つ!ファンのぷるぷるにゃーだけでなく、他の観客もさらに盛り上がる。


チュチュ「みんな行きますわよ!」
シアン「あたし達の音楽、届けるにゃん!」
レトリー「チューニングもバッチリだよ!」
モア「ぴゅるぴゅるぴゅる〜!」


しかし、その瞬間にフェス会場中に停電が起きた!これに観客席もプラズマジカも含めた出演バンド達もざわざわする中、その直後に巨大なブラックホールのようなものが出現した!


サンソン「!?なんですかアレ!?」
エージェント「嘘だろ!?なんか吸い込んできてるし、俺達も逃げないと・・・ぎゃーす!!!」
アレク「エージェントー!!」


カービィ「うそ!?ボク達も吸い込まれて・・・!!」
メタナイト「カービィ!!私に掴まれー!!」
マルク「おいメタナイト、どさくさに紛れて美味しいとこ持ってくな!!って、ぎゃー!!」


ほわん「ほわーっ!!うちも吸い込まれる・・・!」
ヒメコ「ほわんー!!」
ハッチン「ファーッ!!気付いたら飛ばされてるー!!」
ヤス「ハッチン・・・!!」
ルフユ「ほわん!ヒメコ!!」
ジョウ「ヤス!ハッチン!!」


星華(王ドラ)「吸い込まれないようにしっかり捕まりなさい!」
城戸(キッド)「そうは言ってもこのブラックホールは強大だぞ!!」
朝海(タママ)「じゃあ、どうすりゃ・・・タマーッ!!」
目取(ドラメッド)「タママ殿ーーーーー!!?」
星華(王ドラ)「チッ!ブラックホールに吸い込まれるなんて本当にバカオタマジャクシ・・・!!」


クルミ(クルーク)「わっ、わっ!?」
ゼオ「クルミ!!」
ププル「クルミちゃん!!」


強大なブラックホールは次第に影に消えて、大半はかろうじて無事だったもののライブ観客席やライブ出演者などを問わずに一部の人達がブラックホールに吸い込まれてしまった・・・!正確には大半のサーヴァント達も含めて・・・


レトリー「助かった・・・けど・・・」
シアン「ほわんちゃん達が吸い込まれちゃったにゃん・・・!」


クロウ「何やってんだよあのトンガリ野郎!!ブラックホールに吸い込まれるなんざ・・・」
ヤイバ「故に!アイオーンとジャガーが既に消失している・・・!」
ロム「ということはあのブラックホールに・・・!!」


アタランテ「モードレッド、フラン、我らの仮のマスターのしおんと一緒に出動だ!」
しおん「ええ!」
フラン「う!」
モードレッド「あのトリ野郎・・・!マスターも含めてブラックホールに吸い込まれやがって何やってんだ・・・!」


強大なブラックホールの解明やそれにに吸い込まれた人達の捜索に至急で動き出す中でマホロアが引いていた。


マホロア「コレは厄介なブツダネェ;マルクも吸イ込まれちゃッテバカミたいでウケるヨネェ・・・グリル?ドコに行ッタんダイ・・・?」

無垢なるアイの願い星(前編)(その3) ( No.893 )
日時: 2022/10/11 19:56
名前: 桜 (ID: oN2/eHcw)

一方、どこかの開拓地のような場所のとあるアジトらしき場所。そのアジトにいるかなりの大きな身長を持つライオンらしき男はとある人物に話しかけていた。


???「本当に成功はしたのだな?」
???2「ええ。・・・ただし、どこに飛ばされたかランダムなのだけど」
???「まあ、どちらにせよ我がビースト軍団や逃亡したあの男の配下であった三魔官の奴らが立ちはだかるのは変わりない。サーヴァント・アサシン、カーミラ、貴様がその三魔官にある細工をした上で、な」
カーミラ「それはあなたと利害が一致したから手を組んでるだけよ。まあ、私と一緒に召喚された2騎のうちの1騎のサーヴァントもあの男と同様に逃亡したし、もう1騎はあなたがある細工をした上で野に離したようだし。まあ、私の狙いは逃亡したサーヴァントだけど」
???「ふん。貴様は貴様の好きにやればいい。私も同様に好きにさせてもらう。・・・ところで、我々が探している〝あれ〟の片割れももちろんだが・・・あの魔女の小娘を模した人形も任務遂行しておるよな?」
カーミラ「ええ。本物はあの人形が隠し持っている水晶石の中で今でも仮死状態になってるわ」


彼らの会話から何か強大な事件が巻き起こるただならぬ気配をしていた・・・。






サンソン「ん・・・」


サンソンはマスターのエージェントとはぐれた状態である場所で目を覚ました。エージェントと契約しているため宝具を使えない以外では何も支障はないが、自分のことよりも目を覚ました場所の雰囲気を見てどことなく嫌悪感や違和感とも違うような不思議な感覚をしていた。


サンソン「ここは・・・絵本のような、でも、トリ殿から聞いたキャメロットとは何か違うような感じ・・・そうか、ここがポップスターのプププランド・・・」


すると、サンソンは何やら自分に向かって走る音が聞こえた。急に飛びつく形で抱きつかれたサンソンが目にしたのはメタナイトとはぐれてしまったカービィだった。


カービィ「メター!!」
サンソン「えっと・・・僕はメタナイト殿ではありませんが」
カービィ「サクソン君!」
サンソン「どうして探すかのように走ったのです?」
カービィ「メタとはぐれちゃった・・・(;ω;)」
サンソン(きっとあのブラックホールに吸い込まれた時に弾き飛ばされるような形で・・・)


すると、サンソンはカービィに自分の事情を多少は脚色も含めながら話す。


サンソン「実は僕の仕えている主人達やその友人達、同僚達もはぐれてしまって、今探そうかと思ってたんです。ついついドジをやらかしてしまう主人の身に何かあっては困りますから一緒に探しましょう」
カービィ「うん!」


カービィとサンソンがメタナイトやエージェント達の捜索のために同行をした直後に何らかの黒い雰囲気を纏う敵が立ちはだかって来た!


サンソン「な、なんだい?」
カービィ「敵になるのはゲームの通例なんだけど・・・なんか様子がおかしい・・・?」


すると、サンソンはカービィの身体に何らかの輝きが放っていることに気付く!


サンソン「カービィ嬢、あなたの身体に何らかの光が・・・」
カービィ「えっ?そういえば、飛ばされた時にピンクのハートのような奴が飛んできて・・・」


すると、カービィは咄嗟に自らの身体の中から飛び出てきたハートのような輝く物体を手に取る。サンソンもそれを見て何かに気付いた。


サンソン「これは目の前にいる敵と対になるようなもの・・・まさか・・・」
カービィ「とりあえず試そう!」


カービィはその物体を敵の一人に投げる。すると、その敵の一人が何らかの形で浄化されてカービィやサンソンに力を貸した!


ジャハルビート「私はオマエたちのナマカ!ついて来ます!(ちなみにナマカは西遊記の一説に出てくる仲間の意」
カービィ「仲間になったー!」
サンソン「やっぱりこれは浄化されて共に戦える措置のようなものか」


そして仲間になったジャハルビートとともにカービィやサンソンは立ちはだかってきた敵を全て倒した!サンソンは先述の通り宝具が使えない以外では戦いに支障はないためになんとか戦えることができた。


カービィ「すごーい!サクソン君、つよーい!」
ジャハルビート「オマエ、弱そうに見えてナカナカですねぇ!」
サンソン「ありがたきお言葉(ヤバい・・・遅効だけれど、少しずつ調子が悪くなってる・・・;一刻も早くエージェント様達を見つけなければ・・・;」


すると、サンソンはある光景を目にする。食べ物を持ちながらデデデ城に向かうワドルディ達だ。


サンソン「ワドルディ達が食べ物を持ってあの向こうにある城に・・・」
カービィ「デデデ、隠れてまた食べ物強奪したの!?いなくなったかと思えばついにまたやらかした!?」
ジャハルビート「すぐに向かいますよぉ!」
サンソン(つか、既に前科あるんですね・・・;)


彼らはデデデ大王をぶちのめすためにデデデ城に向かう。メタナイトやエージェント達の捜索も兼ねながら、ハートの物体の名前である「フレンズハート」で仲間になったジャハルビートと共に。

無垢なるアイの願い星(前編)(その4) ( No.894 )
日時: 2022/10/11 19:59
名前: 桜 (ID: oN2/eHcw)

リップ「いたた・・・」


リップは見知らぬ土地で目を覚ました。そこはプププランドとは違うような目の前に草原がある砂浜の地。彼女は周囲を見渡しつつ戸惑いながらその足を進めた。


リップ「えーっと、なんだかよくわからないけど未開の土地みたいだね。でも、現代的というかアメリカン風なそんな感じ・・・」


リップはたまに廃墟となっていた建物に寄り道しながら歩き進める。すると、リップは気付けばたどり着いたその光景に驚愕する!


リップ「!?なんか家みたいなのが・・・まるで襲撃食らったみたいにどうして・・・!?」


すると、リップはザコ敵に囚われているものを見てさらに驚愕した。たくさんのワドルディが鳥籠のようなものに囚われて連れて行かれたからだ・・・!


リップ「ワドルディ・・・!?」


すると、リップは何かを見つけた。何かしらの小さな獣のようなザコ敵に囚われたある水色のネズミのようなものだった。それは涙目に怯えているかのようだった。


???「助けて・・・!」
リップ「・・・っ」


すると、リップはたまたま杖に変身していたヒップをハンマーに変えてそのサゴ敵をコテンパンに倒す!水色のネズミは何がなんだかわからずに一瞬戸惑ったもののリップにその鳥籠から助けてもらった。


リップ「大丈夫?怪我はない?」
???「あ・・・助けてくれてありがとう!ボクはエフィリン。あいつらの襲撃からワドルディ達も何度もなんとか守ってきたんだけど、とうとうボクだけになっちゃった・・・」
リップ「そうなんだ・・・さっきのってワドルディ達だよね?実はアタシも一緒にいた友達のみんなとはぐれちゃったんだ。多分どこかにいると思うけど探そうと思ってるし、それならエフィリンも一緒にワドルディ達も含めたみんなを探そう!」
エフィリン「・・・!うん!」


エフィリンは頷きながらそれを承諾する。目的が一致してこれから行動を起こそうとしていた。


リップ「まずは草原からかなー。多分野原が多いけど、なんとか・・・」
エフィリン「森って何気に迷いやすいもんね・・・;」






???「ダメですわ。それはいけませんわよ?」






すると、突発的に二人の前に現れたのは氷の杖を持っている帽子を被ったカービィ達1頭身よりもほんの少し高めな青髪の女性だった。優しげで理知的だがどこか怪しげな雰囲気を持つ女性と出くわしたエフィリンはリップの後ろに隠れる。


エフィリン「!!フラン・キッス・・・!!」
リップ「誰なの・・・!?」
キッス「エフィリン、逃げた地でボケ担当の魔法少女らしきと手を組むなんてルール違反ですわ。あなたが捕まらずに往生際を悪くするなんて許しません!そんなエフィリンにはその少女と一緒にオシオキをしないといけないようですわね」
リップ「!エフィリン、アタシから絶対離れないで!」


リップはヒップをハンマーから杖に変えて襲来してきたキッスと交戦する!バトルの実力に大差はないがスタミナ面ではリップの方が劣勢だった。


リップ「くっ・・・!」
キッス「ほらほら、そろそろあなたの体力が切れそうですわね?現状を認めて大人しく降参しエフィリンを・・・」


すると、空からキッスの頭上に蹴るようにして降ってきた!突然のことにキッスは戸惑う。


キッス「いたた・・・って、なぜあなたがここに!?あのお方から逃亡した挙句私達に見つからないように雲隠れしたんじゃないんですの!?」


キッスが問い詰めているその存在は鋭く長い足先も相まって背が高いながらもどこか冷淡かつ儚げな美しい少女だった。その少女はあんぐりになっているリップを見ながら言う。


???「あなた、サーヴァントが共にいないわね?なら一度しか言わないからよく聞いて。助かりたいなら私とも契約しなさい」


その少女の物言いから察するにサーヴァントだが、キッスはそれを聞いて訝しげな顔をした。


キッス「契約?させるものですか」


キッスは再度リップに襲い掛かろうとするところをそのサーヴァントに阻まれる。


???「別に誰と契約しようが気にしないわ。私は誰よりも優れたサーヴァントだから。もう時間がないわ。そのネズミちゃんを助けたいなら決めなさい!」
リップ「・・・!」


すると、リップは契約の光をそのサーヴァントに浴びせる!契約を成立した少女の姿のサーヴァントはうっとりそうに微笑いながら言う。


???「ピュアクルvリップ。まあ、私の鈍臭い姉妹と同じ名前だけど、それでも案外いい名前じゃない。契約成立ね」


すると、そのサーヴァントはキッスに苛烈な攻撃を繰り出す!あまりにも速いスピードに流石のキッスも焦りの色が見え始める。


キッス「くっ・・・!」


そしてキッスはそのサーヴァントの強烈な蹴りの一撃によりKOされる!怪我でボロボロになっているキッスはリップ達に負け犬のような決まり文句を言う!


キッス「今回は譲ってあげますが覚えてらっしゃい!!次に相対した時はただじゃ済みませんから!!」


そしてキッスがテレポートで逃げ去った後にそのサーヴァントにエフィリンは少しおどおどしつつもお礼を言う。


エフィリン「た、助けてくれてありがとう・・・」
???「ふん、たまたまあの女を見かけたから襲われてたあなた達に力を貸しただけよ(あの水色のネズミと違って私と契約成立したそのマスターはお礼を言わないわね・・・嫌がられた方がむしろ私がたまらなくて興奮するのだけど・・・」


すると、リップからの言葉は自分の予想に反したものだった!


リップ「カッコいい・・・!あなた、見た目もかなり可愛いのにキックのスピードが速くてカッコいい!」


リップからの自分を認めて褒めてくれる言葉にそのサーヴァントは目がぱちくりするが、リップはその手を優しく握る!


リップ「よろしくね!あなたも一緒にいてくれたら心強い!」


自分を色眼鏡で見ずに普通に接してくれるリップにそのサーヴァントはその手を軽く払い除ける。


???「ふん。私のマスターのあなたがアホ面だから契約を促しただけよ」


その物言いの際のサーヴァントの表情をリップがふと気付くが、そのサーヴァントは同じ姉妹のことを思い出してなんとも言えない表情になるが、エフィリンは聞く。


エフィリン「そういえば、名前聞いてないね」
リップ「あ、アタシが探してる友達を見つけたらあなたのこと話したいんだけど・・・」


すると、そのサーヴァントは自分の真名とそのクラス名を自ら明かす!






???「私は快楽のアルターエゴ、メルトリリス。その真名とアルターエゴのクラス名ぐらいは覚えておきなさい?」





カービィ「コピー能力、ヨーヨー!」


カービィやサンソン、仲間のフレンズであるジャハルビートは次々と立ちはだかってきたザコ敵を倒しながらデデデ城まで進行する。サンソンも宝具は使えないことが不幸中の幸いしたのかサーヴァントであることやその真名を二人にバレずに済みなんとか戦うことができた。


ジャハルビート「カービィさんの話では自分がこのポップスターに来た当初に今の出来事と同じことをしでかしたデデデ大王との対決に勝利して食べ物を奪還したと聞きました」
サンソン「あの方、豪快に見えて根は意外と温厚そうに思いましたがね」


すると、サンソンはとあることを思い出した。それをカービィやジャハルビートに伝える。


サンソン「そういえば・・・」
カービィ「どうしたの?」
サンソン「トリ殿、彼が手出してた人妻への慰謝料で大王に請求書送ったって聞きましたが、もしかしてそれでバレてヤケを・・・?」
カービィ「えっ;」
ジャハルビート(そんなバカなことが本当だったら誰だってヤケを起こしますよぉ!!!)
サンソン「ほら、着きました」


一行はようやくデデデ城の内部に侵入する。サンソンは食べ物を次々と運ばせるワドルディ達を見て仲間が間接的原因だと思い、ある意味罪悪感と不憫を感じて同情した。


サンソン「ああ、可哀想に・・・請求額がかなりの額だったからこれはもうなんとも・・・」
カービィ「・・・;(流石にもう何も言えなくなった」
ジャハルビート「ん?何やら大広間の方から叫び声が・・・」


彼らがその大広間の方に向かうと、その上をふと見る。そこには突発的に豹変したデデデ大王に鳥籠らしきのようなものに囚われたアンティク屋敷(サンソンが命名)の住人のエージェント達や姫子、ヤスやハッチン、ほわんとヒメコとジャックだった!


エージェント「サーーーーーンソーーーーーン!!!(大号泣」
サンソン「みんな!」
ハッチン「助けてぇぇぇぇぇー!!!豹変した大王に捕まってこんなとこに閉じ込められたぁぁぁぁぁー!!!」
ヤス「ハッチン、よせ!!」
サンソン「すぐ助けますから待ちなさい!」
カービィ「!見て!」


すると、一行はワドルディ達に持って来させた食べ物を食い荒らすデデデ大王を見る。デデデ大王は彼らの姿を認識すると、猛獣の如くハンマーを構えてきた!


サンソン「やっぱりトリ殿が請求書を送ったからこんなことに?」
カービィ「ボクもわかんない・・・;」
ジャハルビート「今回のはかなりの額だったからもう奪われたくないとか?」
ヒメコ「えっ、今回のって前にもあったの!?」
エージェント「・・・;」←任務完了後の逃亡で器物破損に関する請求書を大王に度々送っている


それが豹変した事実ならばこんなこと何回も起こされたんだとしたらそりゃなあ・・・;






何回も起こされたんならそりゃあねえ・・・;

無垢なるアイの願い星(前編)(その5) ( No.895 )
日時: 2022/10/11 20:04
名前: 桜 (ID: oN2/eHcw)

チャラ王「ここはどこだリップはどこだーーーーー!!!」


一方、新世界のネイチェル草原のアライブルモール。チャラ王達はただ一人だけはぐれたリップを探しながらアライブルモールを含めたネイチェル草原の探索をしていた。ルートは自作の発明品の座標探査機を駆使しながら言う。


ルート「この草原はどうやら元々は何らかの開発のための振興土地だったのだが、今は寂れてるらしい」
おぼろ(モイモイ)「じゃあ、何かの爆発で寂れたとか?」
トリスタン「もしくは侵攻でこんなになるまでになった可能性も・・・ん?」


すると、トリスタンは何かに怯えながら隠れている人物の気配を感じ取った。トリスタンは自分のハープを使い、その囲っていたドアを破壊した!


チャラ王「トリ!?」
???「!?」


すると、トリスタンはその部屋に入る。そして発見した何かに声をかける。


トリスタン「貴方はおぞましい雰囲気はあったようですが、今はそうではないようですね」
???「そりゃあ、いきなりあんなことされたらそうなりますよぉ〜;」
ルート「敵だった・・・と言いたいが、今はそうではないな。お前は?」
???「ふん。こっちは今探してる奴らがいるからそれどころじゃ・・・「ちーくーんーーーー!!!」


すると、チャラ王達は声がする方に振り返る!そこにはエフィリンやメルトと一緒にいるリップの姿があった!


チャラ王「リップー!!!」
ルート「無事かー!!」
リップ「そっちも無事だねー!!今そっちに向かうー!!」
トリスタン「お待ち下さい。それなら私が迎えに・・・」


すると、トリスタンはメルトリリスの姿を見る。メルトもトリスタンに気付く。


トリスタン&メルト「・・・・・・・・・」


すると、二人は一瞬のうちに一触即発になり、武器やスキルを構えながら殺し合いを開始した!


チャラ王「おいっ!トリ、どうした!?」
ルート「女性に優しく接するあいつがそんなアグレッシブに・・・」
???「・・・;」
リップ「メルトちゃん!?トリちゃん!?喧嘩やめてよー!!」


すると、エフィリンはとある姿を目にする!何らかの理由で解放されたワドルディ達だ。


エフィリン「ワドルディ!?どうして!?」
ワドルディA「あっ、それがボク達を捕らえた奴らが何かの乱入で倒れて、それでそいつに殺されかけたところをあの謎のピエロが助けてくれて・・・」
エフィリン「謎のピエロ??」


チャラ王達がアライブルモールに着いてからの少し前に遡る。タママと一緒に新世界のネイチェル草原の違う地に飛ばされたマルクは飛ばされた拍子で気絶したタママを抱えながらアライブルモールに探索していた。


マルク「この未だに気絶してやがるオタマジャクシを抱えながら探索ってどういう神経してるって言いたくなるのサ・・・;しかも未だに起きる気配ねーしどういうことだよ・・・;」


すると、マルクは2階の先のふと窓を見ると、窓先に超巨大なのが倒れ込んだのを発見する!


マルク「げっ!?何なのサ!?」


その場所に駆けつけると、そこには解放はされたが何やら怯えているワドルディ達を見つけた!


マルク「えっ、じゃあ、こいつらはこのゴリラみたいな奴に!?でも、解放されたのになんだか・・・」


すると、マルクに何かの声をかける。マルクはそれに気付き振り向こうとする。


???2「おや。どうやら邪魔はまだいたのですね。いや、来た方が正しいと言った方が良いのか・・・まあ、どちらにせよ粛清した方がいいですね」
マルク(白馬の王子サマのような騎士!?)


マルクはすぐさまに攻撃するが、その騎士にいとも簡単に弾き飛ばされる。その騎士は怯えているワドルディ達に向かって構える剣に太陽のような輝きを放つ!


超巨大な敵の親玉に囚われていたワドルディ全員「!!!」
???2「残念ながら、お覚悟を。宝具【転輪する勝利の剣】!!」


すると、恐らくサーヴァントであるその騎士が宝具をワドルディ達に放とうとしたところをマルクが防御系の魔法を使って身を挺して庇う!攻撃は辛うじて防げたもののマルクは倒れてしまう!


ワドルディA「ウソ・・・!!マルク!!」
???2「・・・」


すると、用が済んだと思ったその騎士は立ち去る!ワドルディ達はマルクを呼びかける!


ワドルディA「マルクー!!起きてー!!」
ワドルディB「ねえ、オタマジャクシのあんたも起きてよー!!」
ワドルディC「誰か助けてえええええー!!!」


すると、そんなワドルディ達のところに何者かが歩み寄る。ワドルディ達は一瞬だけ驚くが、優しく二人を抱き抱えるその姿の美しさに思わず目を奪われた。


???3「・・・見てる暇があるなら早く逃げろ」
ワドルディA「はっ、はいっ!」


ワドルディ達はその騎士に思わず頭を下げた後に向こうに駆け出す。二人を抱き抱えてその兜を思わず装備解除した人物ーーーーーモードレッドは事態が別の意味でも最早ただ事ではないと感じた。


モードレッド「・・・」






カービィ「コピー能力、ファイア!やあーっ!」


一方、プププランドではカービィとサンソン、ジャハルビートは豹変したデデデ大王と戦っていた。デデデ大王の体力は削られていき、サンソンはマスターのエージェントと再び再会したことで遅効ながらも悪くなっていた調子を取り戻し宝具も使える状態になっていた。だからといってカービィ達の眼前で宝具を使うことで正体を露見したら元の子もないために抑えてはいるが。


カービィ「なんとか削ってるね」
サンソン「このまま大王の体力を削れれば・・・」


しかし、デデデ大王は突如何かを込めるような素振りをしてすぐさま服をビリビリと破いた!その理由は・・・






デデデ大王の身体がかなりのマッチョと化したからだ(爆弾投下)


大半の人達全員「」






はい、出ましたよ大王様の伝説のマッチョ・・・しかも、これは公式にもあるのがなんとも・・・;(スタアラの第1ステージの大ボスステージで体力を半分ぐらいに削れてたらデデデ大王がかなりのマッチョ化する)
これに大半の人達全員は顔真っ青になりながらドン引きし、一部は今までの大王を巻き込んでしまった数多の出来事を走馬灯のように思い出す事態に・・・;


姫子「やっぱりトリさんが前に自分が人妻を寝取ったことが原因で大王にかなりの慰謝料の額の請求書送ったからですの?相手が相当怒ってますわよ;」
アリシア「いえ、それ以前にクルークとツーストが乱闘騒ぎ起こしてゼオがその時に壊した器物破損の請求書を大王に送ったから?」
プロキオン「その前に菊池さんがカービィちゃんを口説いて激怒したメタナイトさんが彼をボコボコにしたことで千秋さんがその責任として請求書送ったから?」
ベリー「その前に王ドラさんが夏の自由研究で何かの機械作って、思わずバグって暴走でスマブラ屋敷の大半を壊して・・・」
フルシュ「そんなの事実でも言わないであげて下さい!!プロキオン君のポケモンのニャオニクス夫婦、ベリーちゃんのポケモンのマホイップ達がますますドン引きしてるでしょ!!」
アストルフォ「・・・エージェント」
アレク「ついでに一緒にいる豆柴の未亜もドン引きしてるね」
未亜「そだね」
エージェント「俺にあてつけみたいに聞くなあああああー!!!」
ほわん「これ、どうしよう・・・;」
ジャック「恨みつらみでマッチョになるんだね;」


カービィ「ボク、今のデデデと戦うの、やだ;」
サンソン「ですね;僕だって嫌です;」
ジャハルビート「でも、戦わないと倒せませんし・・・;」


すると、何かの輝きを撃つ音が響いて、その波動をマッチョ化したデデデ大王の頭上に直撃した!これに大半の全員は驚く!


カービィ「えっ!?何!?」
サンソン(この魔力・・・まさか・・・)


すると、その輝きは囚われの鳥籠と繋がる吊り革に直撃し鳥籠が破壊されたことでエージェント達も解放された!


ヒメコ「こっちも偶発的に解放されたー!!」
ハッチン「ようやく鳥籠の中に閉じ込められないで済む・・・!」


すると、ハッチンは間近であるものを発見する。気絶中の可愛らしい雰囲気の羊の隣にいる愛らしい少女のような子供だ。


ハッチン「おい、お前、大丈夫か?」
カービィ「デデデ、大丈夫?」


カービィが元の体型に戻った上で気絶中の大王に駆け寄ろうとしたら、何かのおぞましい黒い物体が大王を包み込んでいた!


大半の人達全員「!!?」


そして大王は黒い物体に強制的にテレポートされる形で消えた。何かの女性のような不気味な含み笑いを残して・・・


カービィ「デデデ・・・?」
ほわん「カービィちゃん・・・」
ハッチン「あっ、こっちも今目を覚ました!」


落ち込みそうになるカービィをほわんとジャックが寄り添う最中にその子供は目を覚ました途端に警戒心を抱いたかのようにハッチン達をじっと見た。


ハッチン「俺達は怖くねえよ。流石に理由もなく怒ったりしねーよ。だから、あんまり怯えたりすんなよ」


すると、愛らしい雰囲気を持つ子供はようやく口を開く。


???3「・・・僕がサーヴァントだって知ってる上でですか?」
ハッチン「ああ。サーヴァントであっても根っこは俺達とあんまり変わんねーし。真名というか名前は?」


すると、その愛らしい雰囲気の子供のサーヴァントは自分の真名を言う!


???3「僕はサーヴァント、アーチャー、パリス!トロイアの英雄ヘクトールの弟です!」
ヒメコ「トロイアのヘクトールの弟・・・(パリスはいわゆる三人の女神で最も美しいのは誰かというパリスの審判でとある条件を出したアフロディーテを選んだことで必然的にメネラオスからその妻でアフロディーテからの条件の対象だったギリシャ最高の美女ヘレネを奪ったことでトロイア戦争の原因ともなった人物・・・だけど、この姿が召喚時ならどう考えたってそんなことができそうな気がしない・・・!!(戸惑いと良心の痛みによる不安で思わずハラハラ」


すると、ほわんに励まされ元気を取り戻したカービィはエージェントに抱っこされながら未だに眠っているグリル(人形グリル)を発見する。


カービィ「グリル!?大丈夫?」
エージェント「ああ、なんか気絶してるみたいでそれで一緒に連れてきたんだが・・・ゼオ達もなんとか探さないと・・・」


エージェントに抱っこされた人形グリルはみんなの見えないところで思わず想い人のエージェントに大切に扱ってくれる優越感を浸ったかのように微かに目を開けてどこか妖しそうに微笑っていた・・・。






『祈りの音を、奏でてやるから』


タママは気付いたら何かの春のたんぽぽの花畑らしきのところにいた。タママは何かの言葉が聞こえてその直後にチェロの音も聞こえた。その音は素朴ながらも優しげで引き込まれるような感じもした。


タママ「・・・隣にいる子供をあやすように弾いてるのですか?そっか・・・子供もよく眠るほどに優しげな音ですぅ・・・」






タママはその直後に新世界にあるとある地のベッドの上で目を覚ました。隣にあるベッドにはマルクが疲れからか眠っている状態であり、一人外に出で辺りを見渡す。そこには既に壊された状態から敵のボスに囚われていたネイチェル草原から解放される形で戻ってきたワドルディ達が彼らの新世界での拠点である町を復興を進行している最中だった。ワドルディの一人がタママを見つけて声をかける。


ワドルディA「あっ、よかった!目を覚ましたんだね!」
タママ「えっ、ワドルディ達が助けてくれたんですか?」
ワドルディB「違う違う!新世界に来た勇者一行が不在の間はボク達やこの町を守ってくれる騎士様が助けてくれたんだ!なんでもメタナイト様の知り合いだとかで・・・」
タママ「えっ、いつの間にメタさんにそんな知り合いが・・・」


すると、タママの腕を引っ張る生き物がいた。ポケモンのリオルであるシルクだ。


シルク「話するのはこっちー!」
タママ「えっ、リオル!?なんでこんなところにリオルが・・・」


シルクに引っ張られるがままに案内された場所はまだ完全に復興されていないワドルディシアター内のシアタールーム。タママはシアタールーム内を見渡した。


タママ「このワドルディのシアターはまだ復興されてないのか・・・」
モードレッド「でも、その分まだ外部には漏れずに聞き取れねーから幸いでよかっただろ?」
タママ「そうだねー。それはよかったかも・・・えっ!!?」


すると、とある声に気付いたタママが思わず振り向くと、そこにはその素顔を隠すために白い兜を身に付けたモードレッドが立っていた!


モードレッド「先に目を覚ましたのか。まあピエロの奴も一命を取り留めて無事で済んだからよかったけどな・・・」






中編に続く・・・!






話の内容のボリューム感が多めなので長くなると思いますが、頑張ります;感想OK