二次創作小説(紙ほか)
- 無垢なるアイの願い星(中編)(その1) ( No.896 )
- 日時: 2022/10/22 15:36
- 名前: 桜 (ID: 1866/WgC)
今回はスタアラ&ディスカバリー合同編の中編!ちなみに中編の大まかなネタとしてはスタアラは第2ステージのプププランド、ディスカバリーの新世界では第2ステージ〜第4ステージぐらいではあります。
アルル「話の流れ通り、まだまだはぐれた人もいるよー;」
シェゾ「あのバカ、行方不明のままになりやがって;」
なんとか合流できるように執筆を進める形で仕向けます;
まだ復興されていないワドルディシアターのシアタールームで兜を付けたモードレッドの姿を見たタママは何かに気付いた上で思わず素の口調(タルルやカララやチロロ、トララ(トラン)に接する時)で言う。
タママ「あんた・・・メタさんの知り合い、じゃないよな・・・」
モードレッド「大した観察眼だな。まあ、ありがたくはないが・・・偶然この町のワドルディ達がメタナイトという奴のことを意気揚々に目を輝かせながら話してたから知り合いを名乗るのにちょうどよかったな」
タママ「メタさんにバレたらとりあえずその首を掴もうとはするけど、大丈夫か?」
モードレッド「戦えるなら結構だ。相手が殺しに行こうとするならこっちも殺すんでな」
タママ「殺し合いを推奨する言い方をしない;」
モードレッド「まあ、飲むか?この町のカフェ店主のワドルディが作ったショコラショー。まあ、甘く作られてるから大丈夫だ」
タママは何かに警戒しながらショコラショーを飲む。意外にもそれは毒もなく普通に美味しいものだった。
タママ「毒が入ってないな」
モードレッド「ワドルディ達がそんなん入れるかよ;ついでにオレにそんな趣味ねぇよ;」
タママ「意外と律儀ではあるんだな」
モードレッド「騎士ならば当然だろ。まあ、怪我が完全に治るまではあのピエロと同様にここで静養するこった。流石にあいつらが帰って来る間はオレらは町から離れるけど」
タママ「お前の仲間がいるのか?」
モードレッド「ああ。さっきお前をここに案内したリオルのシルク、あっちゃん、フラン、しおんの四人だな。もう一人はいるけど、白魔導師のあいつは連絡係や回復とか攻撃などの補助系のサポート役に任せてる」
タママ「白魔導師・・・補助系とかの魔導に優れているタイプのやつか(琴も厳密に言えば白魔導師の一人かぁ)そういえば、あんたの名前は?」
モードレッド「・・・モー公。そう呼べ」
タママ「変な名前ではあるが・・・まあいいか」
タママは変なことに巻き込まれた気はするが、モードレッドは態度は悪いものの心根は悪い人物ではないことを薄々見抜いてその言葉にはとりあえず従うことにした。マルクが謎の騎士のサーヴァントの宝具によりまだ目を覚ましてないしね・・・;
リップ「へー。メルトちゃんと喧嘩した理由がそれなんだ」
新世界での第2ステージ、エバーブルグ海岸。この地の気候は真夏の海のステージなのでリップ達は水着に早着替えし、リップはトリスタンからメルトと衝突した理由を聞いた。
トリスタン「私は毒に倒れた男・・・メルトリリスにはその脚に毒のメルトウイルスを持っていますからね」
リップ「そうなんだね。じゃあ、その毒以上だと思ううちのメシマズ組が作ったポイズンクッキングがあるけど大丈夫?無差別だからアタシらもその被害者だよ;」
トリスタン「ああ、私は哀しい・・・嫌な情報を聞いてしまって、ものすごく・・・悲しい(顔真っ青」
すると、チャラ王はトリスタンの水着姿の映えを見て思わず聞く。
チャラ王「なあ、トリスタン。なんで普段は見た目はある意味美女のようなのに脱いだらすげー筋肉美なんだよ・・・;」
トリスタン「私以上に美少女顔の方は我が円卓の同僚にいるのですが」
チャラ王「あんたぐらいの身長で美少女顔の奴いんのか!?」
一方、ルートは逃亡先のネイチェル草原のアライブルモールでトリスタンが助けて保護した人物ーーーハイネスに話しかけていた。
ルート「んで、ハイネス。敵から逃げてきたのはいいとしてそれが事実かは関係なくトリスタンを敵に回したらいろんな意味でまずいと思うよな?」
ハイネス「ワタシだって思わずドン引きしてあなた方を利用するのはやめてますよぉ!!」
メルト「まさかあの色男がいるなんて思わなかったけどね。初めて会ったとはいえ敵意を抱くような感じはしたけどね。なんでなのかわからないけど(ラムダリリス姿&それによりアルターエゴからランサーにクラスチェンジ」
おぼろ(モイモイ)「ペンギンの着ぐるみ?」
エフィリン「わぁ、新世界のペンギンとか集まってきてる!襲わないから害じゃないけどね」
エバーブルグ海岸の広々としたビーチで時に囚われていたワドルディ達を助けながら楽しんで歩く中でリップは助けたワドルディの一人から宝島の話を聞きつけた。
リップ「ワドルディ達から聞いたんだけど、可愛い妹のような女の子二人とその護衛の青年二人がすぐ先にある宝島に探索してるって!しかも、その護衛は案外面倒見がいい清廉な騎士のような人と享楽的で身体に刺青があるような一見無頼漢だと!」
トリスタン「その方々はまさかレディ・ツキノ殿とロージア殿!?そこにアサトやレガムント殿もいるのですね?」
エフィリン「そうと決まれば行こう!」
リップ達はツキノ達を見つけ出すために宝島に向かう。そうであっても海を楽しむのね;
フルシュ「あー、なんというビーチのバカンスの土地ですね!」
一方、別世界の第2ステージのポップスターの海ステージでカービィ達は行方不明であるメタナイトやゼオ達の探索を視野に入れながら楽しんでいた。もちろん彼らも水着姿で。
ヒメコ「へー、ポップスターにこんな海あったんだ!」
ほわん「うち、バーベキューの材料やセット持ってきたよー!」
カービィ「魚も用意してるの!?食べる!」
アレク「僕達だって見たことない魚だけど、美味しそう!」
サンソン「では僕が野菜を均等に切るので・・・」
今サンソン達といる子供組&ポケモン組全員「ピーマンはイヤー!!」
エージェント「こらっ、バーベキューしてる場合かっ!!(汗」
一部以外は意気揚々にププランドの海ステージでバーベキューを楽しむ中でハッチンは慌てるエージェントに同感した!
ハッチン「ファーッ!!そうだぜ!!」
エージェント「ハチ!お前は俺に味方してくれるのか!(思わず感激」
ハッチン「ただでさえクルークだって行方不明になってるのにこんな遅くなったらようやく合流した時にクルークが敵に強姦された後かもしれねーんだぞ!!」
エージェント「そっちかあああああーーーーー!!!?」
ジャハルビート「まあまあ、落ち着いて下さい(ちゃっかり焼き上がったバーベキューの野菜と肉の串を食べてる」
エージェント「お前が言うか!!」
ヤス「クルークの奴はクーとかメイヴ、ナーリーが側で守ってると思うし、他の奴らも同様だから大丈夫だ。ん?」
すると、ヤスはアストルフォとパリスの水着姿を見て思わず驚いた。二人は美少女顔によく似合うぐらい可愛い水着姿をしているからだ。
アストルフォ「へへー、ボク達、可愛いでしょー!ボクはリボン型のフリフリ水着、パルスちゃんは可愛い水玉の白レース水着なんだ!」
パリス「アースさんが用意してくれました!アポロン様も可愛いと認めてますっ」
アポロン【パリスちゃんことパルスちゃんは可愛いからね。あっ、パルスちゃんの呼び名も可愛い響きしてるなぁ】
すると、ヤスはパリスの頭の上に乗っている一見可愛いプリティな見た目の内面は邪悪な羊を掴む!
ヤス「去勢手術・・・帰れたらドクターに頼めるか・・・?」
アポロン【キャーーーーーっ!!!】
パリス「ダメですアポロン様を返して下さいー!!(汗」
今回は中編
- 無垢なるアイの願い星(中編)(その2) ( No.897 )
- 日時: 2022/10/22 15:42
- 名前: 桜 (ID: 1866/WgC)
新世界ではエバーブルグ海岸終盤
リップ「ツキノちゃん達、宝島の先の地にも探索してるんだね」
エフィリン「そこに囚われてるワドルディ達もいるはずだから向かおう!」
新世界では宝探しに向かっているツキノ達や囚われた残りのワドルディ達の捜索をしながらエバーブルグ海岸を満喫していた。すると、美味しそうなビーフシチューの匂いがリップ達のところまで漂ってきていた。
メルト「ビーフシチュー!?」
トリスタン「しかも美味しい匂いです・・・!」
チャラ王「うわっ、実は敵の罠でも思わず誘き寄せられてしまうやつ!」
リップ達が美味しそうなビーフシチューの匂いに導かれる形でその匂いの中心にたどり着いた。すると、そこにいたのは美味しそうなビーフシチューを作っている・・・
アサト「どうだ、俺様が思いついたリップ達を誘き寄せる作戦、成功したろ!?」
レガムント「確かに無茶苦茶でも案外上手く行ったな・・・;(美味しそうなビーフシチューを作った張本人」
ロージア「リップさん達ー!こっちですーv」
ツキノ「一緒に美味しそうなビーフシチュー食べるのー」
リップ「やった、ようやく見つけた!」
リップ達はようやくツキノ達を発見し合流を果たした後にレガムントが作ったビーフシチューを食べていた。皿はたまたまその場所に落ちていたヤシの実を中身だけくり抜いたのもあってジューシーな味わいがビーフシチューの美味さを際立っていた。
ルート「ビーフシチューは美味いが、この皿となってるヤシの実はどうした?」
ツキノ「たまたまツキノ達の方に落ちてきたいくつかのヤシの実をレガムントさんが中身だけくり抜いたの。くり抜いた中身はこんがりと焼いてたから意外とビーフシチューがさらに美味しくなったの」
おぼろ(モイモイ)「え?それってまさか・・・」
すると、おぼろがふと後ろを見ると、そこにはヤシの木を模した第2ステージの大ボスがリップ達の前に立ちはだかってきた!ヤシの木を模したトロピカルウッズだ!
大半の全員「やっぱりこれかあああああーーーーー!!!?」
トロピカルウッズ「ふん!貴様ら、先程はネイチェル草原を管轄するゴルルムンバを倒してくれただけでなく、私の管轄するこのエバーブルグ海岸まで侵入してくれたな!おまけに私の落としたヤシの実を中身の爆弾だけくり抜いてそれを皿にビーフシチューを作るとは・・・羨ましくなど・・・ないんだからなっ(舌打ち」
ハイネス(ああ、食べたかったのですねぇ;)
トロピカルウッズ「とにかく私に倒されろ!」
トロピカルウッズは一気に広範囲からの攻撃を仕掛けて武器やスキルを発動させたリップ達を思わず苦戦させる!
メルト「何よこれー!?迂闊に近づけないわ!」
アサト「蹴るにしても近づこうとしたら攻撃仕掛けるしな;」
ロージア「じゃあ、近づこうと思えば攻撃されるしかないんですか!?」
大半の全員はトロピカルウッズの広範囲からの攻撃に対策はないかとあわあわと慌てる。
トリスタン「・・・」
そんな中でも終始落ち着いているトリスタンを除いては・・・
トロピカルウッズ「おや?お前は負け惜しみか?いいだろう、まずは貴様をーーーーー」
トリスタン「宝具【痛哭の幻奏】」
バシュ!バシュ!バシュ!バシュ!バシュ!ギャー!
大半の全員(普段の奇行からして忘れてたー!!こいつ、広範囲の攻撃に対応できるアーチャーのサーヴァントだったー!!)
トリスタン「よかった、これでビーフシチューはこぼされずに済みました」
大半の全員(しかもそれが理由か!!)
トリスタンに守られて全くの無傷で済んだビーフシチューを全員がようやく平らげた後にリップ達に同行するロージアはあることを頼む。
ロージア「頼むのもなんですが、うしおちゃんやベンちゃん、ホルミー達を一緒に探してくれませんか?この世界に来た時にロージアちゃん達とはぐれちゃって・・・」
リップ「OK!残りのワドルディ達の捜索も兼ねて一緒に探そう!トロピカルウッズに囚われてたワドルディ達も救出できたからっ」
レガムント「すまないな。ハルトマンもそこにいるだろうし、何しようとするかわからんからな(思わず不安」
チャラ王「あー;」
リップ達はホルミー達や残りの囚われたワドルディ達の捜索も兼ねてエバーブルグ海岸の先にある次のステージに駆け出した!
タママ「マルク・・・」
一方、ワドルディの町ではタママは未だに眠っているマルクを近くで見ていた。すると、ワドルディの泣く声を聞いてその声の方に向かう。見るとどうやらモードレッドやアタランテが昼寝をしようとして眠くて泣いている子供のワドルディをあやしているようだ。
ワドルディD「わぁ〜!ぶわぁー!」
アタランテ「よしよし、もう寝ようか」
ワドルディD「ねぶいよ〜っ!」
モードレッド「寝ろよ迷わず」
タママ「そんな兜であやしてんのか?」
モードレッド「ああ、ちょっとうるさかったようだな」
すると、モードレッドは自前のチェロを取り出して子供のワドルディのために安らぎの音色を弾く。
モードレッド「もう寝かすから。悪かった。こいつ、寝る前に弾いてやるとよく寝んだ」
ワドルディD「すぅ・・・(モードレッドのチェロでようやく眠る」
タママ「・・・やっぱり大変と思ったりするか?」
モードレッド「うーん、どうだろうな。やりたくもないのについほっとけねーよな。こんなんじゃなかったのにと思うぜ。まあ前例はいるけど、オレが一番そばにいて守りたいと思う子も危なっかしくて泣き虫で強がりで、・・・誰よりも愛おしいから放って置けないんだよ」
タママ「ふーん・・・」
思わず隠れたアタランテはモードレッドが自分が気を許した相手でも自分からでは絶対に話さないことをタママに話していることにほんの少しだけ驚いたような表情をしていた・・・。
アリシア「今度は雪ー?」
姫子「寒いですわ〜;」
一方、ポップスターではカービィ一行は今度は雪ステージにゼオ達を捜索することになった。あまりの寒さに特に寒さに弱いタイプの人物にとっては地獄だった。
ハッチン「ファーッ;さみ〜;」
ヤス「そういえば、お前、寒いのは苦手な奴だな;」
カービィ「そういえば、ほわんとサクソンは寒いのは案外強いんだね」
ほわん「うちは故郷が北国だからね!」
サンソン「僕はこんななりしてるのであんまり・・・」
彼らが話している間にエージェントはヒメコに耳打ちしながらあることを聞く。
エージェント「そういえば、ほわん達が故郷に里帰りしてる間にジャックをクルークの家に預けてるんだって?そりゃあ本人達も納得してるけど、なんで?」
ヒメコ「ジャックちゃん、ほわんのことは「おかあさん」って呼んでるし、ヤスのことは「パパ」って呼んでるでしょ?」
エージェント「うん。・・・まさか;」
ヒメコ「ほわんの家族も含めたその人達、ジャックちゃんのことやその詳細を全く知らないから物騒なことになりかねない;」
エージェント「それは俺でも想像できないぐらいヤバいな・・・;」
エージェントとヒメコはパリスに貸してもらったアポロンで抱っこしているジャックを見てほわわんと気持ちが和んだ。
ジャック「アポロンの腹わた、全部抉り抜いたらどうなるかなー?」
パリス「腹わた抉ってもまた元に戻るだけですよっ」
ヒメコ「ジャックちゃん、シリアルキラーでも純粋な子供らしくて可愛いから思わず和むよね・・・(´ω`*)」
エージェント「だよな・・・(´ω`*)」
アポロン《もしかして会話に気付いても気付かないフリをして言ってる!!?(汗》
お前ははっきり言ってしまえば生前に色々やらかしたタチの悪い諸悪の根源だからな・・・;
リップ「きゃーっ!ジェットコースター!!」
メルト「たーまやー!!」
ルート「ぎゃーっ!!」
一方、新世界の第3のステージであるワンダリア跡地。その名の通り元は遊園地が運営していた跡地と言っても何らかの要因でそれが未だに稼働していたために敵を倒しつつそこに囚われていたワドルディ達の救出やうしお達の捜索をしながら満喫していた。
トリスタン「ホラーハウスは驚くような仕掛けがあったのでびっくりしましたが・・・」
チャラ王「リップとメルトの奴らはめちゃくちゃ楽しんでるが、振り回されるルートは死んだな;」
エフィリン「それぐらいこの遊園地は跡地になったとしても未だに稼働してるんだね;」
ハイネス「もうこれは儀式ではできないような奇跡というか・・・;」
一方、エバーブルグ海岸でリップ達に合流を果たして同行したロージアとツキノも食べ物の屋台を見回っていた。
ロージア「うわっ、これは跡地でも美味しそうな食べ物ばかりじゃない!」
ツキノ「みんなで食べたフードコーナーのメニューも美味しかったの〜」
レガムント「確かにこれをなぜ閉園していたのか・・・あ、俺の財布どこだ?」
アサト「ツキノ、ロージア、俺が屋台の食べ物買ってあげるよぉ〜(手にはレガムントからスった財布」
レガムント「人の財布をスるなあああああー!!!」
ドガシャーンッ!!バキバキバキッ!ザシュザシュッ!ベキッベキッ!チュドゴーン!!
トリスタン「あの方々もいつものように元気で何よりですね」
おぼろ(モイモイ)「そうねー(リップに預けられたトリスタンの肩に乗ってる」
彼らは探索を進めつつ気付けば行進していたワンダリアパレードを見ている中でチャラ王はリップに聞く。
チャラ王「そういえばお前、なんでメルトのこと悪い奴じゃないって思えるんだ?まあ、口も悪いし冷たいけどアルターエゴのサーヴァントでも悪い子じゃないって俺だってわかってるけどな・・・」
リップ「えっ?初めて会った時にアタシから一方的に握手してさりげなく拒まれちゃったんだけど、その顔は初めて会った時のトリスタンちゃんと同じようにどこか嬉しそうだったから、本当は嬉しいんじゃないのかなって思って・・・たとえひと時だとしても少しでもアタシ達と一緒にいて楽しいと思える時間が作れてたら少しはかなり張り詰めてた緊張も解れるんじゃないかなと思ったんだ。これはアタシ個人の気持ちだけどねっ」
チャラ王「リップ・・・まあ、トリスタンの方が浮気とかそれに関する相手側からの慰謝料を俺んちに押し付けるとかで(ちなみにその度に主にチャラ王パパのトキオが慰謝料全部払った)特にやらかすけど根は悪い奴じゃないし、アムールの客寄せの店の前で演奏の曲選びとかも助かってるしな・・・」
リップ「トリスタンちゃん、何気に選曲チョイスのセンスがあるよねー」
二人の会話を聞いたロージアはすぐ近くで隠れている当の本人達に聞く。
ロージア「・・・あの会話を聞いて思わず二人して恥ずいから出てこれなくなった感じですかー?」
トリスタン「うぐっ;」←顔真っ赤
メルト「バカみたいな会話で思わず出てこれないじゃないの;」←同じく顔真っ赤
すると、ツキノが何かしらのサーカス団らしきのテントを見つけた!
ツキノ「サーカスなのっ。楽しそうだから行ってくるのっ」
レガムント「あっ、待てっツキノ;」
ロージア「ツキノ〜!!(ツキノを追いかける」
しかし、彼らは知らなかった。このサーカス団のテント内にうしお達とワンダリア跡地を管轄する大ボスがいることに・・・
ポップスターではまだまだ道中、新世界ではワンダリア跡地の道中
- 無垢なるアイの願い星(中編)(その3) ( No.898 )
- 日時: 2022/10/22 15:51
- 名前: 桜 (ID: 1866/WgC)
ポップスターでの道中終盤
アストルフォ「今度は火山かー!!」
一方、ポップスターではカービィ一行はさらに今度は火山ステージで熱さや火のブロックなどで苦戦していた。ポップスターは気候は緩く穏やかではあるが、その分両極端であるために安心だからといって油断してはいけないのである。
プロキオン「熱い〜;」
ジャハルビート「こんな時にアイス食べたくなりますね;」
エージェント「回復アイテムのアイス取ってきたから食えよ」
エージェントは回復アイテムのアイスを大半の全員に渡したが、サンソンだけは自らその申し出を拒否した。
エージェント「サクソン、食わねーのか!?」
サンソン「いえ、僕は回復スキルがあるのでそれで十分です」
エージェント(そうは言ってもなんだかんだでカービィと同様に率先して一番に頑張ってたから流石にそれでも体力を大分失ってるはず・・・だから、アイスあげようとしたんだけど、それでも俺達のこと考えて拒否るだろうけど、でも・・・)
すると、サンソンの身体を考慮したカービィは彼に声をかける。
カービィ「サクソン君、いい?」
サンソン「カービィ嬢、なんでしょうか?まさか体力が切れかけてーーーーー」
すると、カービィはサンソンの服を引っ張って口付けた!
大半の全員「!!!???」
カービィがサンソンから口を離した後、突然のことに戸惑うサンソンは自分の身体が回復していることに気付いた。
サンソン「?身体が・・・?」
カービィ「ねー?回復したでしょ?」
エージェント「・・・まさかとは思ったが口移し?」
プププランドもといポップスターでは口移しというある種の回復供給があり、スパデラやWii、スタアラなどの一部に回復方法のゲームシステムの一つとして取り上げられているのだ。それを知らなかった一部の人達は突然の光景にただ目が点になりながら驚いていた。
ヒメコ「うわっ、カービィ達の世界にはそんなシステムあるんだね・・・;」
ヤス「そうじゃねーなら、サクソンがメタナイトに殺される未来見えるか?」
アレク「見えるね。場合によっては僕らの住む屋敷が荒野になってたかもね・・・;」
すると、アポロンが自らカービィに近づきながら言う。
アポロン【カービィちゃん。私にも・・・「ガッ」ぐえぇっ!!?】
ハッチン「メタナイトに問い詰められた際に生贄として差し出すか・・・今カービィに言い寄りやがった事実があるしな・・・(アポロンの頭を羽毛が抉りそうになるぐらい強く掴んでる」
パリス「アポロンさま〜;」
いざという時に問い詰められた場合はそういうのもありだな。つか、頼むから引っ込めアポロン。
ツキノ「わー、本物のサーカスみたいなのーっ」
ロージア「ツキノ、レガさん達に怒られる前に戻ろうよっ;ただでさえまだ囚われてるワドルディ達も捜索してるのに・・・;」
すると、ツキノとロージアは向こうから何やら声が聞こえた。
ツキノ「でも、他のお客さんもいるみたいなの」
ロージア「ねえ、待って;それにしてもなんか聞き覚えのある声みたいだけど・・・」
その声に聞き覚えがあった二人はふとテント内の天井を見ると、ワドルディ達同様に囚われの鳥籠らしきに囚われてるホルミー達を発見した!
ホルミー「ロージア!?ツキノもいますか!?」
ロージア「みんな!敵に囚われてるの!?」
ジャクリン「与えられたのはお茶か柿だけでなぁ〜・・・おかげでうちは心が乾きそうや・・・」
うしお「私の方が何かしらの獣の尻尾踏んでしまってそれで未だに怒ってるらしくて・・・;」
ベンちゃん「牛若様、そのゲタでなぜぴょんぴょんとはしゃいでしまったのです?(汗」
ハルトマン「とにかく会えてよかったと言いたかったけど、お前らは今は来るな」
ツキノ「なんでなの?」
ハルトマン「いいからレガムント達に心配かける前に来るな!そうでもしないとーーーーー」
すると、とある帽子とフードをかぶっていた何かの獣の影が二人の後ろに忍び寄る。影に気付いた二人はその後ろを向く!
???「あら?あの子達の友達?」
ロージア「何?女豹・・・?」
???「小さなプリネコ族のお嬢ちゃん、本当に可愛い妹みたいな見た目の割に勘がいいわね。それを免じて私の名前を教えてあげるわ。私はこのワンダリア跡地を管轄するビースト軍団の一員、キャロライン・・・」
すると、キャロラインの顔は段々と笑顔から怒りを含めた怖くて鋭い顔に変わっていった。
キャロライン「そこのゲタ履きの女が私の尻尾を思わず踏んでくれたみたいでね、それで晩餐になってやろうかと思ったけど、逆に二人増えてくれたからそこは感謝ね・・・!!」
キャロラインは自らの爪を突き出して二人に攻撃するために詰め寄ろうとする!
うしお「よせ!私が悪いのはわかるが、二人に傷をつけるな!」
ツキノ「うしおちゃんっ。確かに本人も言ったとおりにうしおちゃんが悪かったのはわかるの。でも、晩ご飯は怒りながら食べたら美味しいのが台無しなの・・・」
ツキノは薄々と何かに気付いた様子でキャロラインに言う。
ツキノ「それにね、背後には気をつけた方がいいの」
キャロライン「え?」
すると、キャロラインの背後から攻撃する人物がいた!ツキノとロージアを探しにきたアサトだ。
アサト「うちのマスターとその大切な友達や仲間に手を出すとはこっちがやらかしたとはいえアンタを晩餐したくなるなあ〜」
キャロライン「い、いつのまに・・・!?なんで背後から気配を消すように取れるのよ!?」
すると、もう一人の人物がキャロラインの右腕を後ろから掴んだ!アサトと同じように二人を探しにきたレガムントだ。
キャロライン「えっ!?」
レガムント「失礼!(キャロラインの首に手刀」
キャロライン「あがっ!!」
レガムントの手刀によりキャロラインは気絶するようにして倒された後にうしお達と共に囚われたワドルディ達は救出された!
ハルトマン「レガムントー!!来てくれたかー!!」
レガムント「まさか探した先にお前らを見つけたのは正直驚きはしたが・・・本当ならあの女豹の尻尾を踏んだうしおを説教したいところだが、逆にあの女豹がこのワンダリア跡地を管轄するボスだと分かったし、ひとまずは許してやる」
うしお「レガ殿・・・!」
レガムント「ただし、今回の反省を忘れてはならんぞ」
うしお「わかってますっ」
うしお達やワンダリア跡地に囚われたワドルディ達の救出を果たしたのを確認したアサトは言う。
アサト「それじゃあ、外で待ってるリップ達とも合流するか。お前らの知らない顔も三人いるが、なんだかんだ根は悪い奴らじゃないよぉv」
ホルミー「リップさん達やアサトさん達と共に同行してるのが三人もいるんですか?」
一方、とある場所。アサシンのサーヴァントであるカーミラからキャロラインが敗北したという報せを聞いたビースト軍団のボスは何かしら訝しげな顔をしていた。
レオンガルフ「我らに召喚された恩を忘れた逃げたメルトリリスや我らを裏切ってまで逃げてでも我が傀儡(かいらい)の三魔官を連れ戻そうとしたハイネスがあのアーチャーのサーヴァントを連れたマスターの小娘一行の旅路に同行するとは・・・」
カーミラ「メルトリリスが何らかの理由であの小娘と契約しただけでも驚きだけど、共に連れているあのアーチャーのサーヴァントが円卓の騎士の一人だったことにさらに驚いたわ。聞けば、あなたと折り合いが良くない青の吸血鬼一族と吸骨鬼一族が含まれた協定を結んだ〝傷だらけの三つ巴悪魔〟にあのセイバーのサーヴァントのモードレッド討伐のために召喚されたメインの勢力の円卓の中に彼は唯一含まれていないと聞いてはいるけど?」
カーミラの揶揄にも似た問いにレオンガルフは少しだけ睨むようにして見せた。
レオンガルフ「・・・そんなこと聞いているわけではないが」
カーミラ「あら。あなたをいじめるために聞いてるわけじゃないけど?」
レオンガルフ「とにかく我らビースト軍団の野望を叶えるために三魔官の他にもあのお方の〝アレ〟が必要だ。その手筈はできているのだろうか?」
カーミラ「ええ。既に完了しているわ・・・」
カーミラはレオンガルフが執着するあのお方らしき人物をガラス越しに見ていた・・・。
クルーク「うーん・・・;」
一方、ポップスターのとあるステージでは行方不明のゼオ達は彼らとはぐれた仲間達を探していた。特にアイオーンは今頃は不安などが絡んで大号泣していることだろう。
メイヴ「まだ辿り着かないかしら?」
ププル「うーん・・・まだエージェント達の行方もアイオーン達の行方も見つからないんじゃ・・・」
フィン「私は急にブラックホールに巻き込まれて他害に巻き込まれたんじゃ元の子もないなぁ」
ゼオ「アイオーンの奴、今頃はぎゃおーっと泣いてんじゃねーの?」
エジソン「もし見つけたのが一人きりだったらそりゃあ泣いてるだろうな」
リデル「!」
すると、リデルがそのステージの頂上で何かの人影を見つけた。何らかの理由で彼らを待っていると思われるメタナイトだ。
ラーマ「あやつ、メタナイトじゃないか?」
アミティ「やった!メタナイト、見つけたー!おーい!」
シグ「メタナイトー」
アミティとシグはメタナイトに駆け寄ろうとしたが、そのメタナイトの雰囲気に異変に気付いたあやクルが彼らを止める!
あやクル「アミティ、シグ、今のそやつには近づくな!」
アミティ「えっ!?どういう・・・」
すると、メタナイトが二人に向かって竜巻斬りを放ち、あやクルが彼らを庇うようにして魔法で相殺する!
ラフィーナ「メタナイト!?今の攻撃は・・・!?」
あやクル「どうやら今のメタナイトは誰かに何かの禍い物に付与されたらしい。それでアミティとシグの二人を斬りかかったのだろう。自分の愛しの恋人のことで関するいつもの恋愛沙汰は関係なく・・・な」
カーン「・・・闇の力か」
メタナイトは操られたかのようにゼオ達の前に立ちはだかっていた!その正体はフレンズハートとは対照的でありデデデ大王にも取り憑いていたジャマハートと呼ばれるものだが、それを知らないゼオ達は成り行きで対メタナイトの戦闘に突入する!
クー「随分と厄介なモンに取り憑かれちまってんなぁ?」
ディルムッド「何か魔猪と似てる雰囲気があるが・・・来い、銀河一の剣士!」
ナーサリー「今のは新しいお話?楽しそうなのだわ!」
エレナ(今のメタ助に付与されてる何かのアレについてはなんか裏がありそうだけど・・・まあバトってからよね)
ちなみに「メタ助」はエレナおばあちゃまが呼んでるメタナイトの呼び名です(もちろん当の本人はかなり嫌がってる)
新世界ではワンダリア跡地終盤、ポップスターではいよいよボスステージ
- 無垢なるアイの願い星(中編)(その4) ( No.899 )
- 日時: 2022/10/22 15:57
- 名前: 桜 (ID: 1866/WgC)
新世界ではホワイティホルンズでの道中
ハルトマン「うわっ、さむっ;」
一方、新世界の第4ステージであるホワイティホルンズに足を踏み入れたリップ一行はまだ完全に完了していない囚われていたワドルディ達を捜索・発見・救出しながらそのステージを探索していた。ここまで来たら囚われたワドルディ達を全員見つけてその時にエージェント達も見つけてみんな一緒に元の場所に帰ってやると全員の意気込みは十分だが、あまりにも寒い土地のステージのために時に合間にホットコーヒーやホットココアを飲んで身体を温めていた。
アサト「この寒さは堪えるねぇ;」
ルート「ホットコーヒーでも飲まなきゃやってられないわな;」
トリスタン「そうですね。流石に私は座に還りそうで悲しい・・・(一番寒さに震えながらホットココア飲んでる」
チャラ王「暑いの苦手なくせに寒いのも苦手ってどういうことだよ;」
毒に倒れたトリスタンの寒さに人一倍震える奇行紛いに逆に大半の全員が思わず引く中でハイネスはふとあることを言う。
ハイネス「そういえば、この寒さは三魔官の一人、フラン・キッスは好きそうですよねぇ。彼女は夏の暑さは大の苦手ですが、氷を操ったり攻撃する力はありますから」
リップ「氷・・・」
すると、リップはエフィリンやメルトと初めて会った時に三魔官の一人、フラン・キッスと出くわしたことを思い出した。その彼女のことをほわほわと考えながらハイネスに聞いた。
リップ「そういえば、三魔官ってまさかあの長い青い髪の一頭身ぐらいの女の子?」
ハイネス「!リップ、なぜキッスを知っているのですか?」
リップはハイネスにトリスタン達と合流を果たす前にキッスと出くわした一連の出来事を話した。彼女から話を聞いたハイネスは少し訝しげな顔をした。
ハイネス「そうですか。話から察するにその時点でキッスはあの女にさらに操りの力を強くされたのですか・・・」
レガムント「あの女?」
ハイネス「いえ、この先にある本拠地に行けばわかることですよ・・・メルトリリス。あなたはもしや私と同じように最初は利用する気持ちはあったのでしょう?」
メルト「・・・」
ハイネスに指摘されたメルトは自分が召喚された経緯をまだリップ達に話してないと思い、静かに意を決しながら言う。
メルト「わかったわ・・・私が召喚された経緯を話してあげる。・・・私は元々はビースト軍団のボスに直属の配下として召喚されていたの」
メルトリリスはビースト軍団のボス、レオンガルフに召喚を応じて最初は彼のとある野望に魅力を感じたこと、興味に近い誘惑もあったこと、それが完了したら一際格別な快感を感じることができると思い彼の指示には従っていた。しかし、メルトはとある日に何気なく過ごしていたところをある会話の内容を聞いてしまいその恐怖でかなり戦慄した。誰もが驚愕を隠し得ないその内容は・・・
メルト「ボスとハイネスの会話を聞いたら、その内容には三魔官がボスの配下に置いたのを独断でボス自らが実行したのをハイネスがすごい剣幕で問い質す内容だった・・・あなたは知らなかったようでそれで激怒してたわね。まあ、三魔官に酷い扱いをしててもそれを自分以外にするのは絶対に許せないというある意味理に適ってる考えを持ってるからね。だから、一人でも三魔官を連れ戻すために私と同じようにボスを裏切ったんでしょう?」
ハイネス「・・・」
メルトの時折悲しそうな表情にさりげなく図星を突かれたハイネスは俯いていた。すると、そんな二人を見てロージアは声をかける。
ロージア「でも、それがあるからこそ逆に良かったんじゃないですか?」
メルト「えっ?」
ロージア「最初は利用するという思いがあったからこそロージアちゃん達はリップさん達と合流できたんだし、ホルミー達とも合流できたんだから!だから、一見マイナスに見えたとしても本当はプラスになってます!だから、そんなに硬くならないで大丈夫ですよぉv」
ロージアのさりげなく気遣いを見せる本心にてっきり罵倒されると思った二人は少しばかり驚いていた。うしおは続けて言う。
うしお「ハイネス殿のめちゃくちゃには見えますが、ちゃんとある意味理に適ってる考え、実は私はなんとなく共感できるんです。自分以外にするのは絶対に許さない、というのはいわゆる悪の美学、つまりそれがある限り本当の悪とは完全に言えませんね」
ハイネス「・・・!なんとなく、変わってる娘ですねぇ・・・」
リップはメルトの心情を寄り添いつつ彼女を丸ごと受け入れると言うような本心を言う。
リップ「アタシはちゃんとメルトちゃんを可愛いと思ってるよ。だって、メルトちゃん、それを聞いて自分が犯そうとした事の重大さに気付いてそれで逃げれたんでしょ?それは反省しなきゃできないことだから、それで罵倒したりなんてできないよ」
メルト「リップ・・・あなたも周りも本当に愚かで、変わっててバカな人達ばかりね」
そう言ったメルトの顔はリップの自分を肯定してくれた言葉が嬉しかったのか涙が出てきているようだった。それを見たエフィリンはメルトの気持ちに同感した。
エフィリン「・・・そういやボクもなんだかんだ安心できたからリップ達に頼めたかもね」
トリスタン「やっぱりなんだかんだ言って楽しい気持ちになるのです?」
エフィリン「うん。ボクが生まれた時はキミらと一緒にいる時とは違って楽しくなかったもんね」
トリスタン「え?」
エフィリン「さぁ、身体を温めたしそろそろ探索の続きだよー」
エフィリンの言葉にトリスタンは何らかの事情に薄々と気付いたが、今は何も気付いてない素振りをしようと思った・・・
一方、ポップスターではゼオ達はメタナイトと戦っているが、普段の彼は自身の武器である宝剣ギャラクシアを振るう剣術も桜サイドの剣士組の中ではトップクラスに入るために最強四天王の一人だ。その彼にジャマハートの力が介入しているために同じく最強四天王の一人であるあやクルの力を持ってしてもゼオ達は予想外の苦戦を強いられることになった。
ゼオ「うわーお、これは戦闘に参加してくれるステラ達も思わず苦戦するな;目がグルグルまみれでダウンしてる;」
ステラ&リスト「ぐるぐるぐる・・・(戦闘不能状態」
クルーク「よぞらはなんとか粘ってるけど、そろそろ体力切れも近い・・・;」
よぞら「これ、むずかしい〜;」
メイヴ「それでも頑張りなさいよっ!私の魅了スキルもこいつには効かなかったんだからっ!!(泣」
メタナイトも体力が削れては来ているが、そろそろ彼らにトドメを刺そうとしていた。一方で彼らの風音がカービィ一行に聞こえた。
サンソン「この魔力は・・・!」
ハッチン「クルーク!?やったー!!クルーク、今すぐに助けに行くからなー!!!」
ヤス「うっぜぇ!!」
エージェント「同時にあの時の大王に憑依していたのと同じやつを感じるな・・・!誰かに憑いてるかもしれないからすぐに行くぞ!」
ジャハルビート「そうですよぉ〜!」
一方、メタナイトはゼオ達にトドメのマッハトルネイドを放とうとした!
ププル「うわー!!これもう死ぬー!!」
フィン「そうなった場合、我らも座に還るな☆」
ディルムッド「王!!(汗」
アミティ「やだー!!そんなことになったらそれを聞いたカービィも悲しむよー!!」
すると、カービィの名を聞いたメタナイトの動きがピタッと止まった。メタナイトは少し驚いたような表情で微かな声で言う。
メタナイト「・・・カービィ・・・?」
カービィ「メタ・・・?ここにいるの?」
メタナイト「!」
すると、メタナイトは駆けつけたカービィを見る。そう、目の前にはメタナイトが今もなおクソデカな恋情を抱く愛しの恋人・・・!これに潮時を感じたジャマハートが浄化の光を放った!
メタナイト「!!カービィ・・・!!」
ジャマハートの力から解放されたメタナイトは元の状態に戻り、その場に倒れ込んだ。カービィが慌てて真っ先に彼に駆け寄る。
カービィ「メタ!!」
その直後にエージェント達も続けて山の頂上であるいわゆる第二ステージのポップスターのボスステージに登ってきた。
エージェント「カービィ、急に行ったら危ないだろ!?」
クルーク「エージェント!みんなも無事か!」
ハッチン「ファーッ!!クルークー!!!会いたかったー!!!!(大号泣しながらクルークに抱きつく」
クルーク「うわっ、ハチ!」
クー「あ゛あ゛っ!!?テメー、どさくさに紛れて何クルークに抱きつきやがって・・・」
アレク「そういうことは言わないであげてよ。ハチ、ずっとクルークを心配してたんだから。敵に強姦でもされたんじゃないかと思って・・・」
ラフィーナ「このバカハチ私達のことも心配しやがれ!!ですわ!!」
ギャーギャーと騒ぐ中でサンソンとアストルフォはメタナイトが元に戻った理由をゼオに聞く。
サンソン「それにしてもなぜ彼に取り憑いていた黒いハートが消えたのですか?」
アストルフォ「ボクもその辺のことはよくわからないんだ」
ゼオ「アミティがカービィの名前を口にしたことで動きがピタッと止まっただろう?そのタイミングでカービィが来たことであの黒いハートも危機を感じたのか自ら浄化を選んだんだ。つまりメタナイトのカービィに対するクソデカな恋情が思わぬタイミングで功を奏したというか「おい」
すると、ゼオの後ろから先ほど目を覚ましたメタナイトが声をかけた。彼の後ろにはゼオの話を聞いて顔真っ赤になっているカービィ。つまりこれは・・・
メタナイト「私が目を覚ましてるということを気付いてはないか・・・?(激怒」
ゼオ「あっ、やべっ聞かれた」
エレナ「本当ならGO!と言いたいところだけど、今は落ち着きなさいよメタ助!」
メタナイト「誰がメタ助だー!!!!!」
そっちも騒動が巻き起こる中であやクルはパリスを初めて見かける。
あやクル「あれ、お前はサーヴァントか?」
パリス「はいっ。ボクはサーヴァント、アーチャー、パリスですっ。ハチ様のご友人様達、よろしくお願いしますっ」
あやクル「ハチに懐いてるのか(それにしてもこの子供の頭の上に乗る羊、可愛らしい見た目に反して邪悪な雰囲気をなんとなく放っているな・・・」
アポロン【・・・・・・・・・;(あやクルにじっと見られてることに勘づいてる】
一方、ヤスは頭上にようやくとある要塞が浮かびながら飛んでいることに勘づいた。
ヤス「あれ、敵の要塞か?なんか怪しそうだな」
ジャハルビート「ええ、あれは・・・暗黒要塞ジャマハルダですぅ」
カービィ一行はすぐに暗黒要塞ジャマハルダに突入を決意し、同時にこれ以上は言うこともなかった。そこにはアイオーン達がいることが気配察知で分かったからだ・・・
ジャクリン「ここは雪のお城なん・・・?」
一方、新世界の第4ステージのホワイティホルンズではようやく雪のお城であるボスステージにたどり着いた。雪のお城を探索する中でトリスタンは何かしらの声が聞こえた。
トリスタン「この天井テラスの奥から何か聞こえます」
ホルミー「意外と耳がいいのですね;」
おぼろ(モイモイ)「静かにっ」
彼らが隠れながら見ていると、そこには囚われた鳥籠らしきの柵越しから泣きながら何かを説得しているようなワドルディ達だった。
ハルトマン「何かを説得してるのか?」
ベンちゃん「もう少し様子を見て・・・」
チャラ王「!待て!あれは・・・!」
すると、リップ一行はワドルディ達を捕らえている何者かの正体に驚愕する。その正体はなんとプププランドでカービィ達に倒された時に新世界に転送されたデデデ大王(しかもディスカバリーのデデデ仕様)だった!
ルート「大王!?なぜワドルディ達を!?」
ハイネス「ルート嬢!そんなに大きな声を出したら彼に・・・!」
すると、大王はリップ一行に気付いたかのように後ろに振り向く!大王は愛用の武器であるハンマーを装備し、リップ一行に襲い掛かる!
アサト「うわっ、ハンマーで殴るし、飛んで地面が割れるし、柱を手にして地割れ起こすしもう無茶苦茶じゃん!!」
チャラ王「でも、それでもつえーから厄介なブツー!!」
すると、リップはデデデの攻撃パターンを見て何かを思いつきメルトに言う。
リップ「メルトちゃん!アタシがヒップをハンマーに変えてそれで大王を誘き寄せるよ!」
メルト「えっ!・・・英霊であれなんであれ人を行使するのは嫌いじゃないわ。むしろその図太さは逆に好感を感じるから許してあげる」
リップ「うん!お願いね!」
すると、リップはヒップから変えたハンマーでデデデ大王に攻撃し、彼の標的を自分に向くようにした!
おぼろ(モイモイ)「リップ!?そんなことしたら大王の攻撃は・・・!」
チャラ王「これは・・・そうか!リップの奴、それを逆手に取ったな」
ロージア「どういうことですか?」
チャラ王「まあ大王が気付くかわからんが・・・それでも完全に見抜けなければそれが勝利の鍵だろうな!」
一方、リップは大王の攻撃の標的が自分に向いたことを確認した際にメルトに令呪を使用した!
リップ「メルトリリス、令呪を持って命じる。『宝具を放て』!」
デデデ大王「!」
すると、大王は上を見る。しかし・・・
メルト「じゃないわよ」
大王「!?」
メルト「予想通りの動きしてくれて逆にたまらないわ」
すると、メルトは頭上からではなく真正面から大王に宝具を放った!
メルト「消えなさい!『弁財天五弦琵琶』!」
メルトの宝具によりデデデ大王は倒された!彼が倒れたことを確認したリップはメルトリリスにピースする!
リップ「見事な機転だったわ。メルトリリス」
メルト「あんなタイミングで令呪なんて最悪ではあったけど逆に結果的によかったわ」
そしてリップ一行はホワイティホルンズに囚われていたワドルディ達を解放する!救出されたワドルディ達は喜んでいたが何かを伝えたいようだった。
エフィリン「何かキミらに伝えたいらしいよ」
レガムント「なんだ?さっきは何かを説得していたようだが、その内容か何かーーーーー」
すると、誰かがエフィリンを銀の鳥籠に捕らえた!
大半の全員「!!?」
エフィリンを捕らえたのはメルトの宝具で倒されたはずだが元々生まれ持っている持ち前の根性で這い上がったデデデ大王であった!
ジャクリン「大王!?」
メルト「私の宝具で毒状態になってるはずなのに彼はある種の化け物なの!?」
リップ「大王はとにかく不憫で何十回も死にかけてるのに生命力半端ないしみんなも時々引くくらいだよー!!」
ハイネス「生命力が半端じゃないってある意味ヤバいのじゃないですかぁ!!」
エフィリン「みんな助けて・・・!!またあの場所に戻されるのは嫌だ・・・!!」
トリスタン「・・・!!」
すると、トリスタンはエフィリンを助けるために自分の弓で捕らえている鳥籠を掴みながら引っ張る!デデデ大王はそれをどこか冷めた目で見ており頑なに渡そうとしない。
トリスタン「あなたに、エフィリンは渡すものか・・・!」
エフィリン(トリスタン・・・!)
すると、デデデ大王はガウンのポケットからハサミを取り出す!それを見た時に大半の全員に嫌な予感がした!
エフィリン「やめて!!それを切らないで!!いや!!いやだ!!やだああああああー!!!」
しかし、エフィリンの叫びはデデデ大王に届くことはなく、ハサミでトリスタンの武器の弓の弦を切った!ハサミで弦を切ったデデデはそのままエフィリンをどこかに連れ去ってしまった・・・
リップ「エフィリン!!エフィリンー!!!エフィリーーーーーン!!!!」
後編に続く・・・!
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