二次創作小説(紙ほか)
- Re: 京チョコ(黒魔女さんが通る!!) ( No.108 )
- 日時: 2017/01/25 22:08
- 名前: 奈未 (ID: PtmJe7wa)
桃花「…先輩、これからどうしたらいいしょう。」
ギュービッド「そ、そんなのあたしに聞くなよ……。
聞くならへちゃむくれにでも聞け。」
な……。
そんなのあたしに押し付けるなぁっ!
ギュービッド「まぁそう怒るなって。
へちゃむくれの顔がもっとへちゃむくれになるぞ。」
チョコ「大きなお世話ですっ!」
…とはいっても、本当にこれからどこに行けば良いんだろ。
ってあれ? 桃花ちゃんどうかした?
うつむいちゃったりしちゃって。
桃花「先輩、お姉ちゃん、すいません……。あたしが言い出した事なのに……。」
そういって桃花ちゃん、
ピンクの涙をポロポロ流してる。
でも、桃花ちゃんが責任を感じることはないと思うけど……。
桃花「そんなことありません!
あたしは、大形の監視役なのに、最近で二度もぬいぐるみが取れてしまったんですよ!」
二度?
あ、それってあたしが冬期講習を受けさせられたときに起こった、あの大事件のこと?
…だとしても、あのときあたしもグラデイシュグ会長から監視役に任命されたんだよ。
なら、責任はあたしにもあるんだと思う。
ああ、本当にあたしも、アホ、バカ、マヌケ、おたこんなす、すっとこどっこいだよ。
ギュービッド「へちゃむくれの反省は終わったか?」
はい。というか、ギュービッドさまはどうしてそんなに余裕のよっちゃん状態なわけ?
ギュービッド「どうせここに居ても大形は見つからないんだぞ。
だったら、さっさと出発しようぜ。」
こんなときにも、ギュービッドはマイペースです。
でも今は、なんか一番まともに見える……。
桃花「だとしても先輩。
行くって、どこに行くんですか?」
ギュービッド「あっち。」
ギュービッドが、指を指した先には、木があちこち生えている、いわゆる森。
でも、あんなとこ入って良いのかなぁ。
迷子になりそうだもん。
ギュービッド「アホ、バカ、マヌケ、おたこんなす、すっとこどっこい、成績不良、弱虫黒魔女!」
魔界に来てまた、機関銃攻撃ですか……。
というか、成績不良なのはあんただろうが、この万年二段黒魔女!
桃花「お姉ちゃん、落ち着いてください。
それにあたし、確かにすぐ泣いてしまいました。すいません……。」
って、なんで桃花ちゃんが謝るの?
…ああ、その謙虚さ、ギュービッドにも見習わせたいです。
で、話戻るけどギュービッドさま、あんな深そうな森に入っちゃって迷子にならない?
ギュービッド「当然父ちゃん、当然母ちゃん!」
はあ……。
ギュービッド「あのなぁ、考えても見ろよ。
あたしたちは黒魔女なの。
迷うわけないの!」
その自信はいったいどこから出てくるのやら。
それに、いくら黒魔女ってだけで、迷わないわけないでしょ。
ギュービッド「黒魔女は迷わないったら迷わないの!
もし仮に迷ったとしても、瞬間移動魔法をかければ一発だぜ。」
ああ、その手があったか。
ギュービッドもたまには、頭使ってるんだ。
ギュービッド「『たまには』ってどういうことだよ!
あたしは一日たりとも頭を使わなかったことのない、魔界一頭の良い、おちゃめで美人な黒魔女だぞ!
あたしの脳ミソは、シワだらけなんだぞ!」
新発見です。魔女にも脳ミソがあるそうです。
というか、シワがあるってどういう意味?
桃花「お姉ちゃん、ギュービッド先輩、森を進むなら早くした方が良いですよ。
もう少しで日が沈んでしまいますから。」
わわっ、ほんとだよ。
もう日が落ちかけてる。
人間界から来たときは朝だったはずなのに……。
やっぱり、魔界と人間界の時間の進みかたは違います。
ギュービッド「なら、さっそく行くか!
そんじゃあ、でっぱーつ!」
続く。
主 今回はただの話し合いです。
まだ骨組みの部分の最初もいってないので、まぁ途中の間休憩だと思ってください。
その代わり、次回は出来るだけ早くします!
↑そのセリフ何度目だ。