二次創作小説（紙ほか）
- Re: 京チョコ（黒魔女さんが通る!!） ( No.132 )
- 日時： 2017/03/03 22:38
- 名前： 奈未 （ID: nPUiXc5e）
変しい変しいひなまつり〜
（なんか変なタイトルに…
あ、番外編京チョコです。
※無駄に長いです。駄作です。）
チョコ「………………？」
ギュービッド「どうしたチョコ？
へちゃむくれの顔が固まってるぞ。」
最後の一言は余計ですっ！
と、いつもなら言うところなんだけど
今はそれどころではなく。
なぜかって、あたしの前には大きなポスターが貼ってあるんだけど、大きく書き出された文字には
『募集！おひなさまとお内裏さま！
あなたもひなまつりの主役になりませんか？
日時:3月3日 場所:第一小学校』
なんてことが書いてあるんだよね。
別に「おひなさまになりたい！」とか思ってるんじゃなくて、あたしが疑問に思っているのは場所。
なぜに第一小学校？
ギュービッド「このへちゃむくれ！
いつまでボーッとしてるんだ！
さっさと次行くぞ！」
あ、忘れてた……。
今ってギュービッドと外に出ての修行中だったっけ……。
なんで外での修行なのかと言いますと。
☆
コンコン
あれ、誰だろう。
あたしは今、朝練の真っ最中。
いつも通りに叩き起こされて、
黒魔女ドリルをやっているのは良いものの……。
ギュービッドはさっきからずっと、
「忙しい忙しい。」
って言ってるままなんだよね。
別に忙しそうではないんだよ。
それどころか、ス魔ホで遊んでるだけだし。
ギュービッド「チョコ、ちょこっと出てこい。」
ス魔ホをいじりながらでもオヤジギャグを忘れないとは……。
でも、まあ良いや。
今日は学校休みだから朝練も長いし、
ちょっと息抜きってことで〜。
それにしても自分の家なのになんだか気を使うよ。
なんたって今は、かなり朝。
ママとパパが寝てるから大きな声は出せないわけで。
チョコ「はーい……。」
桃花「あ、お姉ちゃん。
おはようございます。」
あれ、桃花ちゃん？おはよう。
それにしても桃花ちゃん、こんな朝早くにどうかしたの？
桃花「ちょっと先輩に伝言があるんです。」
そういうことですか。
なら中に入ったら？
桃花「いえ、大丈夫です。
お姉ちゃんのママさん達を起こしちゃ悪いですから。」
桃花ちゃんって本当になんと言うか、気配り上手だよね〜。
うちの居候黒魔女にも、少しでもこういうところがあれば、ちょっとくらいは良くなると思うんだけどな。
桃花「それに今、あたしも朝練の最中で、お兄ちゃんを待たせてるんで。」
あ、そうか。
お隣の大形くん家でも朝練の時間だったね。
それじゃあ、あたしからギュービッドさまにその伝言伝えとくよ。
桃花「ありがとうございます！
それでその伝言は……。」
ふむふむ……。
ほへー。
分かりました。それじゃあ伝えとくね。
桃花「お願いします！
それではお姉ちゃん、朝からすいませんでした！」
いえいえ、それじゃあ桃花ちゃんバイバーイ。
ギュービッド「で、結局誰だったんだ？」
チョコ「桃花ちゃんだよ。
なんかね、ピーチさん達に伝言を頼まれたんだって。」
ギュービッド「なにぃ！
桜田にか！で？で？
何て言ってたんだよっ！」
どうしたの、ギュービッドさま……。
まるで人が変わった…じゃなくて、
黒魔女が変わったみたいに飛び起きて……。
ギュービッド「んなことは、どうでもいいんだよ！
さっさと教えろ！」
あーはいはい。
えっとね。
ピーチ『はーい、ギュービッド〜！
今日のパーティの時間が決まったから言っておくわね〜！
「モリカワ」に、12時半集合よ〜。
ああ、そうそう！
他のみんなも来るから、遅れないようにねぇ〜♪
遅れちゃったら、アレを教えることはできないわよ〜！』
だって。
それにしても『アレ』ってなんなの？
ギュービッド「うおーーー！
さっそく今から準備しねぇと！」
ありゃりゃ。
これは、あたしの話聞いてないね。
ってギュービッドさまなにしてるの？
ギュービッド「決まってんだろ！
『モリカワ』に行く準備だよっ。
あ、ス魔ホもいるな。
あと必死餅をたちば魔から取り寄せしておくか……。
よし！出来たぞ！
そんじゃあ、ちょっくらモリカワに行ってくるぜ！」
はやっ！
というかまだ朝練の途中なんじゃ…
とは言わないよ。
サボれるならラッキーだし。
ギュービッド「あたしが帰ってきたらいつもの倍の量で朝練の続きをやるぞ！」
ぐっ……。忘れてなかったか……。
それも倍にしてだなんて……。
…でもね、ギュービッドさま。
ギュービッド「いつ帰ってくるのかって？
すぐ戻ってくるサーモン！」
意味不明……。
じゃなくて、あたしが言いたかったのは……。
ギュービッド「うわーーーーーーーー！」
あーあ。飛行魔法薬塗った？って聞こうとしたのに……。
まあ、自業自得です。
それじゃあ、ギュービッドが帰ってくる間は、ベットで漫画でも読み魔性！
★
ギュービッド「おうら、おうら、おうらっ！」
な、なに……。
なんかベットが揺れてる……。
もう朝練は終わったはず……。
…もしかして地震！？
ギュービッド「へちゃむくれ！
朝練サボったあげく、前と同じ反応をするな！」
って、ギュービッドか。
あたしいつの間にか漫画読みながら寝ちゃってた…って、む？待てよ？
ということは……。
ギュービッド「そんなに余裕なら今日は外で実練テストをするぞ！」
や、やっぱり。
それもいきなりテスト……。
なんでいちいち外でやるんだか。
ギュービッド「最近、ドリルも全然できてない可愛い弟子のために、
特別ってことで外でのテストをやらせてあげるってんだよ。
ああ、あたしって美人なうえに、なんて優しい黒魔女なんだ……。」
…………………。
…全然優しくなーい！
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ひなまつり編
無駄に長いのでちょっと強制終了です。
- Re: 京チョコ（黒魔女さんが通る!!） ( No.133 )
- 日時： 2017/03/05 14:53
- 名前： 奈未 （ID: jd737JEz）
変しい変しいひなまつり〜 ２
（現実は、ひなまつり過ぎてます）
☆
で、結局、強制的にやらされているわけで。
それもやらされているのが少しいつもと違うんだよなあ。
ギュービッド「チョコ！おまえやる気あるのかよっ。
まだ5cmも浮いてないじゃねぇか！」
はあ……。しょうがないじゃん。
…あたしがやってるテストって言うのは、
ギュービッドに黒魔女修行をされ始めたばかりの時にやった、飛ぶ練習なわけで。
チョコ「でもギュービッドさま。
飛行魔法薬があるんだから、
いちいちこんなことやらなくて良いんじゃないの？」
ギュービッド「そ、それは……。
い、いつまでもそんなグッズに頼ってちゃダメなんだよ！」
あんたも毎日使ってるだろうがっ！
弟子のあたしが使わないってことは、ギュービッドさまも使わないってことなんだよ。
ギュービッド「うるさーい！
いいか？おまえみたいな低級黒魔女はともかく、段は二段でも実力は五段あるあたしは使っていいの。
分かったかぁ！」
さっぱり分かりません。
というか、魔界グッズに級も段も関係無いでしょ。
この黒魔女、自分だけが使うために、嘘を言いまくってます。
ギュービッド「あのなあ、インストラクターの言うことはちゃんと聞かなきゃいけないんだよ。
なんなら森川にでも聞いてやろうか。」
こんどは味方を増やす作戦ですか。
もう付き合いきれません、この黒魔女。
悪魔情「その付き合いきれない黒魔女さんにお届け物なんで、そこんとこ、2323+2326！」
って、うわあ！
悪魔情さんか……。
というか最後のフレーズ、どこかで聞いたような……。
…それはともかく、ギュービッドさま宛の物ってなに？
悪魔情「あ、そうそう！
たちば魔から取り寄せされていた必死餅のお届けでーす！」
ギュービッド「必死餅？
…あーーーーー！」
ど、どうしたのギュービッドさま。
大声なんかあげちゃって。
ギュービッド「………へ？
あ、ああ。チョコ。もう帰って良いぞ。
テストも無しにしてやるよ。」
や、やったー。
…でも急にどうしたの？
ギュービッド「な、なんでも無いぞ！
その代わり、このまま帰るんじゃなくて第一小学校に寄っていけよ。
ポスターに張ってあった日って、今日だろ？」
そうだったっけ？
なんてったってあたしは、忘れないようにメモをしても、メモをしたことすら忘れてしまう記憶レス少女。
そんな日までは覚えてません。
てか、なんで第一小学校に寄っていかないといけないわけ？
ギュービッド「そ、それはだな……。
…さっきからなんとなく魔界が絡んでいる気がするんだよ！
だからテストの代わりに見てこい！」
悪魔情「え？さっきおいらが少し見たときは、そんな気配ちっとも…ってうわぁ！」
な、なんか変なギュービッドさま。
それになんで悪魔情さんの口を塞いだりしてるの？
ギュービッド「あたしたちの事は別にいいからさっさと行け！」
あーはいはい。
行けば良いんでしょ、行けば。
はあ……。
休日までも学校に行くとは……。
なんだか、いやな一日です。
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もう長すぎて自分でも呆れます。
というか、休みと言えば土日ですよね。
今年のひなまつりって…
金曜日ですよね！？