二次創作小説(紙ほか)
- Re: 京チョコ(黒魔女さんが通る!!) ( No.142 )
- 日時: 2017/04/26 19:02
- 名前: 奈未 (ID: BRPsD/Gq)
…う〜ん?
…こ、ここはどこ……。
…ってここ、さっき居たところじゃない!
ここがどこか見るために、あたしは上下左右をジーっ。
○見えたもの
上 小さなシャンデリア
下 赤いカーペット
左 壁
右 壁
○分かったこと
あたしは今、死ん霖には居ない。
いったい、ここはどこ?
「おはよう。目が覚めたかい。」
えっ、その冷たい声はもしかして……。
お、大形くん!?
どうしてここにいるの!
それに、大形くんが座ってるイスなんか、金色でしかも宝石とかがあってキラキラしてる……。
まるでメグの洋服がそのままイスになったみたい。
「んがぁ?なんだぁ?」
「…あれ?ここはいったい……。」
ギュービッドさま!
桃花ちゃん!
「ああ、チョコか。
んで、ここは……。」
「って、大形!」
「やあ。君たち二人も目が覚めたかい。」
「なんでこんなとこに居るんだよっ!」
「居るもなにも
ここに君たちをつれてきたのはぼくだよ。」
「はあ?
ここっていったいなんのこと……。
って、ここはどこだ!」
今気付いたんですか……。
「そ、そんなこと無いぜ。
それにな、三人同時に移動させるなんて出来るはず無い!
どうせ、今は幻覚でも見せてるんだろ!」
幻覚って、そんな黒魔法あるの?
「あたしも知りません。」
「そんな黒魔法はまだ無いさ。
それに、幻覚を見せるなんて面倒なことはしたくないからね。
そんな面倒なことをするより、三人同時に移動させた方が楽だろう?
ぼくには暗御留燃阿が恐れたほどの魔力があるんだ。
これくらい、容易いことさ。」
なんか前にも、その言葉聞いたような……。
「あと、君たちが魔界へ来たときに、これからどこに行くか忘れさせたのもぼくだよ。」
え! それって、モラルちゃんと初めて会って別れたあと、桃花ちゃんが忘れたって言ってた……。
「それさ。」
「じゃあ、あの時あたしが忘れてしまったのも、大形のせいだったということね!」
桃花ちゃんが怒ってる……って、ああ!
手がポケットに、はいりかけてる!
あの中には、ダイナマイトが入ってるんだよ。
もし、投げたりなんかしたら……。
「大丈夫です、お姉ちゃん。
ダイナマイトを握って、怒りを押さえているだけですから。」
それはまた、ずいぶんと、珍しい方法で……。
「じゃあ、あたしも忘れてたのは大形の仕業ってことかよ!」
いや、それは。
「ギュービッドが、忘れていただけさ。
ぼくが、かけたのは桃花だけだからね。」
「な、なんだとー!」
ギュービッドさま、それはあたしも同感です。
「おい、へちゃむくれまで、大形の味方をするのかよっ!」
いや、別にそういう意味で言った訳じゃないし……。
それに今、へちゃむくれは関係ないだろっ。
「先輩。落ち着いて下さい。
このまま怒っていたら、時間の無駄になります。」
「お、おう……。」
さっきまで怒っていたはずの桃花ちゃんなのに、もう今はすっかり落ち着いてます。
そんな桃花ちゃんに言われると、さすがのギュービッドも大人しくなりました。
「おや、ぼくに聞きたいことでもあるのかい?」
「あったり前田のクラッカー!
聞きたいことなんか、ありすぎるぜ!」
脱力……。
こんなときでもギャグを忘れないとは……。
呆れを通り越して、すごいです。
……というか、感心してる場合じゃないね。
あたしも大形くんに聞きたいこと、いっぱいあるし。
って、むむむ?
大形くんが座ってるイスの後ろに、誰か居るような。
「京く〜ん。
誰か居るの〜?」
奥から出てきたのは、焦げ茶色の髪の色に、 いかにも元気っ子のような目をして、エメラルドグリーンの瞳をしている女の子。
赤色のベレー帽をかぶっていて、服は赤と黒があって、コウモリのブローチがある服を着てる……って、あれ?
もしかして……!
「モラル!」
「モラルちゃん!」
あたしと桃花ちゃんの声が重なると、モラルちゃんはビクッと肩を震わせて。
「……え! 桃花先輩と、鬼ータを着ている人と、ギュービッドさま!?」
やっぱりモラルちゃんだ!
それにしても、あたしだけ名前がひどいような……。
「でもなんで、モラルがここに居るの?」
桃花ちゃんがモラルちゃんに聞いた。
でもそれを聞きたかったのは、あたしも同じ。
「そ、それは……。」
「君たちに、再会してほしかったからだよ。」
桃花ちゃんの質問に答えるようにして、大形くんが答えた。
でも大形くん、会わせたかったってどういうこと?
「それはね……。
黒鳥さんにしか話さないよ。」
え?
「じゃあなんで、あたし達まで連れてきたんだよ!」
「先輩の言う通りです!」
ギュービッドと桃花ちゃんはさっきから質問攻め。
でもその質問に対して大形くんは、少し怖いと思うくらいの冷たい目で二人を見てる。
「それは、黒鳥さんのためだ。」
「さっきから、チョコチョコばっかりだな!
おまえはチョコのことを、どう思ってんだよ!」
あれ? こんなことも、前あったような。
たしか、あたしの事はクラスメイトとしてなんとかって……。
「ちょっと、待ったー!」
『え!?』
続く。
主 皆様、お久しぶりです。
駄作から、前の50000倍位劣化して帰ってきました、奈未です。
物語も、変なところで切りましたね〜。
それに続き書くまでに空いた、この間はなんなんでしょう。
↑知るか。
ただ、次回は投稿するのか分かりません。
なにしろ、もはや空気ですからね、このスレ。
では、私はそろそろこの辺で。
by.もう空気になっている奈未。