二次創作小説(紙ほか)
- Re: 京チョコ(黒魔女さんが通る!!) ( No.2 )
- 日時: 2017/03/10 01:08
- 名前: 奈未 (ID: 6Nc9ZRhz)
あたしは今、ゴスロリに着替えて、魔界へ来ている。
そして目の前には、あたし達の身長をはるかに越えている、お城のようなドアが広がっている。
「お姉ちゃん。心の準備は良いですか?」
「う、うん。」
そう言った途端、そのドアは急にゴオゴオっと音を出したかと思うと、
横に開いていった。
ドアが開いた空間は、体育館の二分の一ほどの大きさだけど、
鏡ひとつないせいで、お世辞にも明るいとは言えません。
そして下を見ると、部屋全体を敷き詰めている赤いシーツがひかれていて、
真ん中、はしっこ、というところに黒いコウモリのマークが印されている
そしてあたしと桃花ちゃんは、骨が見えそうなくらい痩せ細った、
人…じゃなくて、死霊さんに大きな声で呼ばれた。
「罪人は前へ来い!付き添いもだ。」
あたし達が前へ出るとそこにはもう一人いて、
ふんわりとカールした髪に、少女漫画のような目をした美少年。
そう、大形くん。
そして、さっきの死霊さん…こういうの裁判長って言うんだっけ?
まぁその、裁判長らしき人が口を開いた。
裁判長「では、違法魔法を使った大形京と
監視役を果たしてない二人に判決を言い渡す!」
…え?
罪人って…もしかして大形くん!?
「ちょ、ちょっと待ってください!
どういうことですか!」
「こら!私語は慎め!」
「…おっほん。では、判決を…」
「ちょっと待ってくれ、だねぇ。
僕が悪いから監視役の刑は軽くしてほしい、だねぇ。
僕が代わりに受けるからねぇ。」
突然大形くんが裁判長さんに言った。
それを見て、あたしも桃花ちゃんもビックリ。
でも裁判長さんは…?
「そんなのできるわけないだろう!」
やっぱり、そうですよねー……。
少し期待をしたあたしもバカでした……。
「裁判長に文句とはいかがなものか!
これは明らかだ!では、判決を言い渡す!」
「後で困っても知らない…ねぇ……。」
急に怖い顔で大形くんが言った。
「………。」
さすがに裁判長も恐怖&ビックリしたみたいで
急に黙りこんじゃいました。
結局あたし達の刑は、
一日黒魔法が使えないっていう刑。
「それにしても大形があんなところで出てくるとは驚きましたね。
あたしたちに借りでも売ったつもりなんでしょうか?」
「それは分からないけど……。」
「まぁ1日ですむのはとても軽い刑です。
良かったですね!ではあたしもそろそろお家へ帰ります。
また明日です!お姉ちゃん!」
「うん、またねー。」
それにしても大形くん…あたし達のこと
守ってくれたのかな…。…考えすぎか
あーあ。家に帰るの憂鬱だなぁ…
ギュービットさまどうしてるでしょうか?
「ただいまー…」
「アホ、バカ、マヌケ、おたこんなす、すっとこどっこい、きゅうりの浅漬け、ナスの漬物!」
ドア開けてすぐにギュービッドさまお得意の機関銃攻撃です…
しかしなぜ、漬物シリーズ?
「そんなことはどうでもいいの!
ゴスロリのままドリルもしないでどこほっつき歩いてたんだ!」
「それは学校ですっ!」
「……………。
…それにしても遅すぎるだろ!」
一瞬困った顔をしましたが、さすがはギュービッド……。
鋭いです……。
「よし!じゃあ罰として
ドリルは2倍だ!あと、反省文も書けよ!」
えー、めんどくさい。
せっかく疲れて帰ってきたのに、帰ってきたら帰ってきたで、こんどはドリルとは……。
どこまでも性悪黒魔女です。
「わがまま言わないの!
言っとくけどな、あたしはこれから行くとこあるんだから、教えてもらおうなんて思うんじゃないぞ!
それに、サボったらただじゃおかないからな!」
へいへい。また【モリカワ】で立ち読みですか…
本当にギュービッドさまは懲りないんだから…。
続く。
★追記
最初のあたり、説明文がかなーーーーり長くなりました。
今回は地獄のそこにつくほど駄作(いつもだけど)なので
お気をつけください…。←もう遅いです。