二次創作小説(紙ほか)

Re: 京チョコ(黒魔女さんが通る!!) ( No.26 )
日時: 2016/12/02 13:59
名前: 奈未 (ID: UK8YjfXC)

桃花「先ぱ…お兄ちゃん!?」



やっぱり見つかってしまいましたか…
…なんというか…重い空気です

大形くんに至っては正座してるし…




ギュービット「…ちょっとチョコ、そこ座れ」



チョコ「は、はい…
でも桃花ちゃんの用事は?」

桃花「もう大丈夫です。」


チョコ「大丈夫って?」


桃花「お兄ちゃんが家へ帰ってるか
調べてこいと頼まれただけなので…」


あ、そうですか…。

そういってあたしは大形くんの隣へ
ちょこんと座った。
あ、断じてオヤジギャグではありません!





そうして何秒かの沈黙が訪れ…



ギュービット「チョコ…なんでここにこいつが居るんだ?」


え…えっと…。その…話せば長くなるというか…。

あたしが困っていると大形くんが
急にこんなことを言った


大形くん「僕が好きって言ってここにつれてきてもらっただけだねぇ」






ギュービット「なんそ、なかば!?」

桃花「えー!?」



はい!?それは今は関係ありませんし
好きってクラスメイトと、して好きってだけじゃないですか!
と、言えたらどんなに楽か…。



ギュービット「…す、好きぃ?」


桃花「お姉ちゃん、本当にお后になるんですかー!?」



チョコ「あ、いえ…そういうわけでは…」

大形くん「そう…。だねぇ。」



大形くんが少し悲しそうに言う
…なんかあたしが悪いんでしょうか?




チョコ「あっ!…そ、それより!
あたしは二人のことが聞きたいんです!」


ギュービット「あたしたちのことってなんだよ」

チョコ「大形くんがいくら居なかったからって
どうやって檻から抜け出したんですか?」


ずっと気になっていたことを口に出した



──────────────────────
大形くんの心のなか(なんか始まった)
 もし黒鳥さんが知ったらどうなるか
そんなこと、とっくにわかってた
 好きな相手に嫌われるのは嫌だ
でも、ぼくは絶対に言えない。
だってぼくは意識はあるといえども─
──────────────────────



ギュービット「そんなの簡単だぞ!
パパーっと上から脱出だぜ!」


え、上から!?
ますます意味がわかりません…。
だっていくら小さくとも檻は檻だったし…


桃花「あの檻…魔力がありませんでした」


え!?魔力がかかってない!?
…どういうこと…?

ギュービット「聞きたいのはこっちだぜ!
おいお前!元々チョコを思い通りにさせるためで
あの檻はただの《みかせけ》だろ!」


それを言うなら見せかけです…

でもそれを聞いた大形くんはやけに余裕な表情…



大形くん「二人の思ってる通り
あの檻は、おとりだねぇ」

ギュービット「なんでそんなことしたんだよ!」



大形くん「さっき言った通り
黒鳥さんが好きだからだねぇ。」

話の関連がありませんっ!


ギュービット「…ああ!そういや
それだよ!チョコ、その好きってどういうことなんだよ!」

そんなのあたしに聞かないでください!
あたしにも分からないんですから!

…でもあたしもなんであたしを好きになったのか…クラスメイトでも気になります


大形くん「教えようかねぇ。」

そういって大形くんはぬいぐるみに話しかけた

ぬいぐるみ(困ったねぇ)

大形くん「どうしようか、だねぇ。」


チョコ「…あー、もうっ!
らちがあきません!」

桃花「そうです!そうです!
早く教えてください!」



大形くん「そこまで言われたら
話した方がいいかもだねぇ。」




二人はいつのまにか目を輝かして
大形くんを見つめている



大形「1年の頃、ぼくは入が…」

ギュービット「待ったーっ!戻りすぎだ!
誰もお前の昔バナナなんか聞かないぞ!」


バ、バナナ?それを言うなら、昔話だろっ!
「ナ」がひとつ多いです!




大形くん「そして色々あって今…」

桃花「行きすぎです!それって今じゃないですか!?」




大形くん「そう、あれは4年の頃だったねぇ。」

チョコ「(やっとまともになりそうです…。)」


大形くん「黒鳥さんは2組、
ぼくは1組の時だったねぇ。」



なぜあたしのクラスまで知ってるんで…
あれ?なんかおかしいよ…。だって…
「5年の頃初めて大形くんと会った」んだから…



大形くん「あの日、ぼくが…」
チョコ「ちょっと待って!」



三人とも驚いたのか目を点にしてる
それも無理ないです。だってあたしは
一階にまで届きそうな大きな声で叫びましたから


ギュービット「ど、どうしたんだよチョコ…!
せっかく大形が話しかけてたのに…
黙って聞こうぜ。」



ギュービットさますいません
それは聞けません…。



チョコ「ギュービットさま、桃花ちゃん!この大形くんは…もしかすると…」


桃花「お、お姉ちゃん?
大丈夫ですか?」


合ってるか保証はないけど
もう喉まで出かかった言葉を飲み込むことはできません!


チョコ「………。
この大形くんは…偽物だよ!」


二人「!?」






大形くん?
「…………………。」